JP2005230251A - 装飾ボタン - Google Patents

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Abstract

【課題】 装飾体を確実、且つ強固に固定して不良品の発生を抑え、ボタンの意匠性を高め、容易に得ることができる。
【解決手段】 ボタン本体3の上部に宝玉又はその模造品よりなる装飾体2が固定された装飾ボタン1において、ボタン本体3は、略円筒状の挿通部11の上縁外周に略皿状の受部12がフランジ状に形成されたスタッド部10と、略円柱状の胴部21の上面外周に鍔部22が設けられ、胴部21が挿通部11内に挿通されるとともに鍔部22が受部12上に載置されるようにしてスタッド部10内に設けられる載置座金20と、内部に開口部31が穿設されたキャップ部30と、を具備し、装飾体2が載置座金20上に載置され、キャップ部30の外周と受部12の外周とが結合された状態で装飾体2の外周部5bがキャップ部30の開口部31の内周縁33によって係止固定される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、衣類などを構成する布地などの被装着体に取り付けられ、被装着体の2箇所を一時的に結合させるボタンであるとともに、被装着体の意匠性を高める装飾ボタンに関する。
衣類などに設けられるボタンには、衣類を着用した際に、例えば、パンツであれば開口部を封止させたり、また、シャツであれば対向する2箇所を一時的に結合させたりする機能がある。
一般的に、ジーンズ製の衣類などには、金属などを素材とし、ボタン本体と締結部材とで構成され衣類の布地などの被装着体を介してかしめて固定されるタックボタンが広く用いられている。このようなタックボタンには様々なタイプのものがある。そのうちの1つを説明すると、図5(a),(b)に示すように、タックボタン100は、内部に加締座金104を備えた断面略T字状のボタン本体101と、略皿状の底部105から1本もしくは複数本のピン106,106(図5中では2本)が突設されている締結部材102とで構成され、ボタン本体101を被装着体103の表面上に植立させて締結部材102を被装着体103の裏面側から刺し通し、締結部材102のピン106,106がボタン本体101内の加締座金104によって曲げられて固定される。なお、タックボタンにはその他にも下記特許文献1に開示されているようなものがある。
上記のようなボタンには、ボタンの表面に会社名や商品のブランド名あるいはその会社の企業理念などをデザイン化したCI(コーポレートアイデンティティー)マークなどの刻印が施されており、商品としてのブランドイメージを向上させている。また、人間の視線がこのような部分に向くという習性を利用してボタンに宝玉やその模造品などの装飾体が施されているものなどがあり、衣類の意匠性を高めている。
従来、ボタンの表面に宝玉などのパビリオン部を有する装飾体を施すためには、接着などの方法が用いられていた。具体的に説明すると、このような装飾ボタンは、ボタンの表面に凹部が設けられ、パビリオン部に接着剤などが塗布された装飾体が該凹部に嵌め込まれることでボタンの表面に装飾体が固定されていた。なお、装飾体が接着によって固定されるものとして、下記特許文献2及び3に開示されているようなものがあった。
実公昭60−2801号公報 実公平6−37700号公報 実公平7−11620号公報
しかしながら、上述したような従来の装飾ボタンでは、接着剤を用いた接着によって装飾品がボタンの表面に固定されるため、装飾体のボタン本体への固定が完了するためには接着剤の乾燥を待たなければならず時間がかかっていた。また、その作業が煩雑となっていた。さらに、接着中に装飾体の位置がずれたり、接着が不十分なために装飾体が脱落したりして不良品が発生する可能性があった。また、装飾体がボタンの表面から突出していることから、例えば、洗濯の際などに、装飾体が他の洗濯物との接触などによって脱落してしまう虞があった。
そして、このような装飾ボタンの製造工程は、装飾体のない通常のボタンを組み立てる工程が終了してから該ボタンに装飾体を取り付ける工程が行われていた。つまり、装飾体のないボタンに比べて製造工程が増えてしまい、それにより装飾ボタンの製造に手間がかかっていた。
そこで本発明は、上記問題点を解消するために、接着剤などを用いずに装飾体をボタン本体に固定することができ、また、装飾体を所望の位置に確実に固定して不良品の発生を抑え、さらに、装飾体のないボタンに比べて製造工程を増やすことなく製造することができ、すなわち、ボタンの意匠性を高めるとともに容易に得ることができる装飾ボタンを提供することを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の装飾ボタン1は、ボタン本体3の上部に宝玉又はその模造品よりなる装飾体2が固定された装飾ボタン1において、
前記ボタン本体3は、略円筒状の挿通部11の上縁外周に略皿状の受部12がフランジ状に形成されたスタッド部10と、
略円柱状の胴部21の上面外周に鍔部22が設けられ、該胴部21が前記挿通部11内に挿通されるとともに該鍔部22が前記受部12上に載置されるようにして前記スタッド部10内に設けられる載置座金20と、
内部に開口部31が穿設されたキャップ部30と、を具備し、
前記装飾体2が前記載置座金20上に載置され、前記キャップ部30の外周と前記受部12の外周とが結合された状態で前記装飾体2の外周部5bが前記キャップ部30の前記開口部31の内周縁33によって係止固定されていることを特徴とする。
請求項2記載の装飾ボタン1は、ボタン本体3の上部に宝玉又はその模造品よりなる装飾体2が固定された装飾ボタン1において、
前記装飾体2は、クラウン部5と、該クラウン部5の下方に一体に形成された略錐形のパビリオン部6を有し、
前記ボタン本体3は、略円筒状の挿通部11の上縁外周に略皿状の受部12がフランジ状に形成されたスタッド部10と、
前記装飾体2の前記パビリオン部6と嵌まり合う略錐形の嵌合凹部23が設けられた略円柱状の胴部21の上面外周に鍔部22が設けられ、該胴部22が前記挿通部11内に挿通されるとともに該鍔部22が前記受部12上に載置されるようにして前記スタッド部10内に設けられる載置座金20と、
内部に開口部31が穿設されたキャップ部30と、を具備し、
前記装飾体2のパビリオン部6が前記載置座金20の嵌合凹部23に嵌め込まれ、前記キャップ部30の外周と前記受部12の外周とが結合された状態で前記装飾体2の外周部5bが前記キャップ部30の前記開口部31の内周縁33によって係止固定されていることを特徴とする。
このような構成によれば、装飾体2の外周部5bがキャップ部30の開口部31の内周縁33によって係止固定されることにより、接着剤を用いた接着などのような煩雑な作業を行うことなく装飾体2をボタン本体3に固定することが可能となる。また、製造工程において、装飾体2の取り付けがボタン本体3を組み立てる工程に含まれているため、装飾体2のないボタンの製造工程と略同等の工程数で装飾ボタン1を製造することが可能となる。
さらに、パビリオン部6が嵌合凹部23と嵌まり合うことから、装飾体2のずれを防止することが可能となる。したがって、装飾体2をボタン本体3に確実に固定することが可能となる。
請求項3記載の装飾ボタン1は、前記キャップ部30の表面にて、前記開口部31の周囲に前記内周縁33から連続して断面略円弧状の補強部34が周設されていることを特徴とする。
このような構成によれば、装飾体2が補強部34によって囲まれることによって、装飾体2を保護することが可能となる。また、補強部34がキャップ部30の表面から盛り上がっているため、キャップ部30(ボタン本体3)の表面から装飾体2の最上部となるクラウン部5の上端5aまでが段階的に高くなり、装飾体2がキャップ部30(ボタン本体3)の表面から突出することを抑えることが可能となる。
請求項4記載の装飾ボタン1は、前記受部12の底面に所定高さの載置台14が略環状に設けられ、前記載置台14上に前記載置座金20の前記鍔部22が載置されることを特徴とする。
このような構成によれば、載置座金20の鍔部21が載置台14とキャップ部30の裏面とで挟まれて固定されることによって、ボタン本体3内での載置座金20のガタつきを防止することが可能となる。
請求項5記載の装飾ボタン1は、前記ボタン本体3が、被装着体50を介して締結部材4とかしめ結合されることを特徴とする。
請求項6記載の装飾ボタン1は、前記締結部材4は、略皿状の底部40と、該底部40の内底面に突設される複数の締結ピン41とで構成され、該締結ピン41が前記被装着体50を通して前記スタッド部10の貫通底面16を刺通し、前記載置座金20の底面24に沿って屈曲されることにより前記ボタン本体3と結合されることを特徴とする。
このような構成によれば、ボタン本体3は、被装着体50を介してその内部に締結部材4の締結ピン41が刺し通され、且つこの締結ピン41が載置座金の底面24と衝突してボタン本体3内部で屈曲変形することによって被装着体50に固定される。つまり、装飾ボタン1をかしめによって被装着体50に取り付けることが可能となる。
本発明による装飾ボタンによれば、装飾体の外周部がキャップ部の開口部の内周縁によって係止固定されることにより、接着剤を用いた接着などのような煩雑な作業を行うことなく装飾体をボタン本体に固定することが可能となる。これにより、装飾体を容易に且つ強固にボタン本体に固定することができる。また、製造工程において、装飾体の取り付けがボタン本体を組み立てる工程に含まれているため、装飾体のないボタンの製造工程と略同等の工程数で装飾ボタンを製造することが可能となる。これにより、装飾ボタンを容易に得ることができる。つまり、ボタンの意匠性を容易に高めることができる。
さらに、パビリオン部が嵌合凹部と嵌まり合うことから、装飾体のずれを防止できる。したがって、装飾体をボタン本体に確実に固定することが可能となる。これにより、不良品の発生を抑えることができる。
また、装飾体が補強部によって囲まれることによって、装飾体を保護することが可能となる。さらに、補強部がキャップ部の表面から盛り上がっているため、ボタン本体の表面から装飾体の最上部までが段階的に高くなり、装飾体がボタン本体の表面から突出することを抑えることが可能となる。これにより、装飾体が他の物体と接触することを極力抑えることができ、装飾体の破損や脱落を防止することができる。また、補強部をボタン全体のデザインの一環とすることで、装飾ボタンの意匠性を向上させることができる。
さらに、載置座金の鍔部が載置台とキャップ部の裏面とで挟まれて固定されることによって、ボタン本体内での載置座金のガタつきを防止することができる。
また、締結部材を用いることで、ボタン本体をかしめという簡単な固定方法で被装着体に固定させることが可能となる。つまり、装飾ボタンを容易に被装着体に取り付けることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明による装飾ボタンの一実施の形態を被装着体に取り付けた状態を示す斜視図、図2は同実施の形態を示す側断面図、図3は同実施の形態を構成する装飾体及びボタン本体の分解側断面図、図4(a),(b)は同実施の形態を被装着体へ固定させる工程を示す側断面図である。
本発明の装飾ボタン1は、図1に示すように、ボタンの表面に宝玉またはその模造品よりなる装飾体2が取り付け固定されてボタンが装飾されることで、この装飾ボタン1が取り付けられる衣類などの意匠性を高め、単にボタンとしての機能だけでなくファッションの一部としても利用されるものである。
まず、本発明の装飾ボタン1の取り付け対象である被装着体50について説明する。
被装着体50は、衣類などの素材となるシート状のものであり、本実施の形態では、例えば、ジーンズ製の衣類などを構成する布地などである。
この実施の形態の装飾ボタン1は、装飾体2と、ボタン本体3と、締結部材4とで略構成されている。
装飾体2は、例えば、透明なガラスなどを素材とした多面体よりなる。この装飾体2は、図2及び図3に示すように、上部に上端5aから基端5bにかけて末広がりの略錐台形のクラウン部5が形成され、下部に略円錐形のパビリオン部6が一体に形成されている。なお、この実施の形態では、クラウン部5の上端5aが装飾体2の最上部となり、基端5bが装飾体2の外周部となる。また、パビリオン部6の外周面には、クラウン部5から入り込む光を反射させ装飾体2自体を輝かせるための反射層7が塗布などにより形成されている。
ボタン本体3は、金属などを素材とし、図2及び図3に示すように、スタッド部10と、載置座金20と、キャップ部30とで略構成されている。
スタッド部10は、後述する載置座金20の胴部21が内挿される略筒状の挿通部11の上縁外周に、略皿状の受部12がフランジ状に形成された形状とされる。すなわち、スタッド部10は、外周縁近傍が上向きに屈曲されて周壁13をなしている上記受部12の底面に挿通孔15が設けられ、この挿通孔15から下向きに連続して有底円筒状の上記挿通部11が設けられてなる。挿通孔15及び挿通部11の内径は、後述の載置座金20の胴部21の外径よりやや大径に形成され、これら挿通孔15及び挿通部11には載置座金20の胴部21が挿通可能となっている。挿通部11の底面は、略湾曲凸面状に形成された貫通底面16となっている。また、受部12の底面には、所定高さの載置台14が略凸状に押曲形成され、挿通孔15を囲んで略環状に設けられている。
前述した載置座金20は、略円柱状の胴部21の底面として湾曲凹面状の衝突凹面24が形成され、この胴部21の上面には略円板状の鍔部22が設けられている。なお、胴部21の軸方向の長さは、上記挿通部11の軸方向の長さより短く形成されている。また、鍔部22の上面中央には、略円錐形の嵌合凹部23が設けられている。この嵌合凹部23は、装飾体2のパビリオン部6とちょうど嵌まり合う形状となっている。そのため、嵌合凹部23は、その深さが胴部21の中ほどにまで達している。
キャップ部30は、略円板状に形成され、外周縁近傍が下向きに屈曲されてかしめ壁32が形成されている。表面中央には開口部31が穿設されている。なお、開口部31の内径は、上記した装飾体2の外周部(クラウン部5の基端5b)よりもやや小さく形成されている。また、開口部31の内周縁33は、ボタン本体3に装飾体2を固定させるときに装飾体2の外周部(クラウン部5の基端5b)を押さえつける。さらに、キャップ部30の表面における開口部31の周囲には、開口部31の内周縁33から連続して断面略円弧状の補強部34が周設されている。
ここで、この実施の形態におけるボタン本体3の組み立て工程について説明する。
図3に示すように、装飾体2は、ボタン本体3が組み立てられると同時にこのボタン本体3に取り付けられる。
まず、スタッド部10の挿通孔15に載置座金20の胴部21を挿通させる。
次に、載置座金20の嵌合凹部23にパビリオン部6を嵌め込んで装飾体2を設置する。このとき、装飾体2と載置座金20の上面(ここでは、パビリオン部6と嵌合凹部23)とを、接着剤を用いて仮止め接着させるようにしてもよい。なお、この接着は、あくまで補助的な仮止め接着であるため、接着剤の乾燥などに時間をかける必要はなく不十分な接着であっても構わない。
そして、開口部31に装飾体2のクラウン部5を挿通させながらキャップ部30を上方から被せる。このとき、キャップ部30とスタッド部10とは仮止め状態であり、必要に応じて各部を微調整することができる。特に、キャップ部30の開口部31の内周縁33がクラウン部5の基端5bと係合しているかを確認する。
最後に、専用のかしめ治具を用いて、キャップ部30のかしめ壁32を求心方向に向けて加圧する。これにより、キャップ部30とスタッド部10とが固定される。このとき、図2に示すように、載置座金20は、鍔部22がスタッド部10の受部12の載置台14とキャップ部30の裏面との間に挟まれてボタン本体3内部に固定される。また、装飾体2は、パビリオン部6が載置座金20の嵌合凹部23に嵌まり、クラウン部5の基端5bがキャップ部30の開口部31の内周縁33に係止されることによってボタン本体3に固定される。
以上の工程で、ボタン本体3の組み立てが完了し、同時に装飾体2のボタン本体3への取り付け固定が完了する。
締結部材4は、図2に示すように、略皿状の底部40の内底面から先端42の尖った締結ピン41が複数本突設されている。なお、本実施の形態では締結ピン41は2本となっているが、その数はこれに限定されるものではない。ただし、少なくとも2本以上の締結ピン41を必要とする。また、この締結部材4は、上記したボタン本体3と同様に金属などを素材としている。
以下、装飾体2が固定されたボタン本体3を締結部材4によって被装着体50へ固定させる工程について説明する。
まず、図4(a)に示すように、装飾体2が固定されたボタン本体3を被装着体50の装着面としての表面50a上に設置する。
次に、締結部材4を被装着体50の裏面側にボタン本体3と同軸となるように設置する。
そして、図4(b)に示すように、例えば、ジーンズ製の衣類などにボタンを取り付けるための専用のパンチや治具(かしめ治具)などを用いて締結部材4を加圧して、締結ピン41,41をスタッド部10の貫通底面16からボタン本体3の内部へと刺し通す。このとき、締結ピン41,41の先端42,42は、ボタン本体3内部で載置座金20の底面となる衝突凹面24と当接する。
その後、更に圧力を加える。このとき、締結ピン41,41の先端42,42が衝突凹面24上を、この凹面24の中心に向かって摺動するとともに締結ピン41,41自体が折れ曲がり、最終的には2本の締結ピン41,41の先端42,42が衝突凹面24の中心付近で交差する。したがって、ボタン本体3は、締結ピン41,41が曲がって変形することで被装着体50の表面(装着面)50a上に固定される。また、締結ピン41,41の先端42,42が交差することで抜け止めとなる。
以上の工程で、装飾ボタン1は、被装着体50へと固定される。
なお、ここではボタン本体3が固定される装着面50aは、被装着体50の表面としているが、衣類のデザインとして、例えば、ボタンを衣類の裏側に設けてもよく、そのため、必ずしもボタン本体3の装着面50aが被装着体50の表面とは限らない。
この実施の形態の装飾ボタン1では、ボタンが固定される被装着体50は、例えば、ジーンズ製の衣類などを構成する布地としているが、これに限らず、その他の織布,不織布などの布地であってもよい。また、被装着体50が布地に限らず、皮革あるいは樹脂製のシート状のものであってもよい。
また、ボタン本体3には1つの装飾体2が固定されている構成であるが、複数の装飾体2が固定される構成としてもよい。その際、載置座金20には複数の嵌合凹部23が設けられ、また、キャップ部30には、これら複数の嵌合凹部23に対応して複数の開口部31が穿設されている構成とする。
このような装飾ボタン1によれば、装飾体2は、パビリオン部6が載置座金20の嵌合凹部23に嵌め込まれ、且つこの装飾体2の外周部となるクラウン部5の基端5bがキャップ部30の開口部31の内周縁33によって係止固定されることにより、接着剤を用いた接着などのように、例えば、接着剤を乾燥ざせたりするような煩雑な作業を行うことなく装飾体2をボタン本体3に固定することが可能となる。また、装飾体2のパビリオン部6と載置座金20の嵌合凹部23とが互いに嵌まり合う形状であることから、固定後の装飾体2のずれを防止することができ、したがって、装飾体2をボタン本体3に確実に固定することが可能となる。さらに、製造工程において、装飾体2の取り付けがボタン本体3を組み立てる工程に含まれているため、装飾体2のないボタンの製造工程と略同等の工程数で装飾ボタン1を製造することが可能となる。
また、装飾体2が補強部34によって囲まれることによって、装飾体2を保護することが可能となる。そして、補強部34がキャップ部30の表面から盛り上がっているため、キャップ部30(ボタン本体3)の表面から装飾体2の最上部となるクラウン部5の上端5aまでが段階的に高くなり、装飾体2がキャップ部30(ボタン本体3)の表面から突出することを抑えることが可能となる。
さらに、載置座金20の鍔部21が載置台14とキャップ部30の裏面とで挟まれて固定されることによって、ボタン本体3内での載置座金20のガタつきを防止することが可能となる。
また、ボタン本体3は、被装着体50を介してその内部に締結部材4の締結ピン41が刺し通され、且つこの締結ピン41が載置座金20の衝突凹面24と衝突するとともにこの衝突凹面24に沿って屈曲変形することによって被装着体50に固定される。つまり、装飾ボタン1をかしめによって被装着体50に取り付けることが可能となる。
本発明の装飾ボタンの一実施の形態を被装着体に取り付けた状態を示す斜視図である。 同実施の形態を示す側断面図である。 同実施の形態を構成する装飾体及びボタン本体の分解側断面図である。 (a)同実施の形態を被装着体へ固定させる工程を示す側断面図である。 (b)同実施の形態を被装着体へ固定させる工程を示す側断面図である。 (a)従来のボタン(装飾体のない通常のボタン)を示す側断面図である。 (b)従来のボタン(装飾体のない通常のボタン)を示す側断面図である。
符号の説明
1…装飾ボタン
2…装飾体
3…ボタン本体
4…締結部材
5…クラウン部
5b…外周部(クラウン部の基端)
6…パビリオン部
10…スタッド部
11…挿通部
12…受部
14…載置台
16…貫通底面
20…載置座金
21…胴部
22…鍔部
23…嵌合凹部
24…底面(衝突凹面)
30…キャップ部
31…開口部
33…内周縁
34…補強部
40…底部
41…締結ピン
50…被装着体

Claims (6)

  1. ボタン本体の上部に宝玉又はその模造品よりなる装飾体が固定された装飾ボタンにおいて、
    前記ボタン本体は、略円筒状の挿通部の上縁外周に略皿状の受部がフランジ状に形成されたスタッド部と、
    略円柱状の胴部の上面外周に鍔部が設けられ、該胴部が前記挿通部内に挿通されるとともに該鍔部が前記受部上に載置されるようにして前記スタッド部内に設けられる載置座金と、
    内部に開口部が穿設されたキャップ部と、を具備し、
    前記装飾体が前記載置座金上に載置され、前記キャップ部の外周と前記受部の外周とが結合された状態で前記装飾体の外周部が前記キャップ部の前記開口部の内周縁によって係止固定されていることを特徴とする装飾ボタン。
  2. ボタン本体の上部に宝玉又はその模造品よりなる装飾体が固定された装飾ボタンにおいて、
    前記装飾体は、クラウン部と、該クラウン部の下方に一体に形成された略錐形のパビリオン部を有し、
    前記ボタン本体は、略円筒状の挿通部の上縁外周に略皿状の受部がフランジ状に形成されたスタッド部と、
    前記装飾体の前記パビリオン部と嵌まり合う略錐形の嵌合凹部が設けられた略円柱状の胴部の上面外周に鍔部が設けられ、該胴部が前記挿通部内に挿通されるとともに該鍔部が前記受部上に載置されるようにして前記スタッド部内に設けられる載置座金と、
    内部に開口部が穿設されたキャップ部と、を具備し、
    前記装飾体のパビリオン部が前記載置座金の嵌合凹部に嵌め込まれ、前記キャップ部の外周と前記受部の外周とが結合された状態で前記装飾体の外周部が前記キャップ部の前記開口部の内周縁によって係止固定されていることを特徴とする装飾ボタン。
  3. 前記キャップ部の表面にて、前記開口部の周囲に前記内周縁から連続して断面略円弧状の補強部が周設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の装飾ボタン。
  4. 前記受部の底面に所定高さの載置台が略環状に設けられ、前記載置台上に前記載置座金の前記鍔部が載置されることを特徴とする請求項1,2又は3記載の装飾ボタン。
  5. 前記ボタン本体が、被装着体を介して締結部材とかしめ結合されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の装飾ボタン。
  6. 前記締結部材は、略皿状の底部と、該底部の内底面に突設される複数の締結ピンとで構成され、該締結ピンが前記被装着体を通して前記スタッド部の貫通底面を刺通し、前記載置座金の底面に沿って屈曲されることにより前記ボタン本体と結合されることを特徴とする請求項5記載の装飾ボタン。
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