JP2005229924A - スピニングリールのリール本体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2つのカバー部材が装着されるスピニングリールにおいて、安価な構成でカバー部材を装着できるようにする。
【解決手段】 リールボディ及び竿取付脚部の後部には、後方から第1カバー部材70及び第2カバー部材80が装着されている。第1カバー部材70は、上部に形成された第1孔部74と、下部に形成され前方から第1係止部に係止される第1被係止部71と、上部に形成された第2被係止部72と、下部に形成された第3係止部73とを有している。第2カバー部材80は、上部に形成された第3孔部84と、上部に形成され前方からねじ止めされるボス部81と、上部に形成され第2被係止部72を後方から係止する第2係止部82と、下部に形成され第3係止部73に前方から係止される第3被係止部83とを有している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、リール本体、特に、釣竿に装着され、前方に釣り糸を繰り出し可能なスピニングリールのリール本体に関する。
スピニングリールは、一般に、釣竿に装着されるリール本体と、リール本体に回転自在に取り付けられたハンドルと、リール本体に回転自在に装着されたロータと、ロータの前方でリール本体に前後移動自在に装着され、ロータによって案内された釣り糸が外周に巻き付けられるスプールとを有している。
この種のリール本体は、釣竿に装着されるT字状の竿取付脚部と、竿取付脚部と一体成形され、内部に各種の機構が収納されるリールボディとを備えている。リールボディは、側部が開口する収納空間を内部に有する本体部材と、本体部材の開口を覆うように着脱自在に本体部材に装着された蓋部材とを有している。
このようなリール本体では、竿取付脚部の後部からリールボディの後部を覆うように板状のカバー部材が装着されたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。このようなカバー部材は、たとえば下部に形成された2箇所の係止片をリールボディ後部に装着して浮き止めし、この状態で上部に形成されたボス部にリールボディの前方からねじ部材を装着することにより、リールボディに固定されている。このようなカバー部材を設けることにより、リールボディを保護したり、意匠性を向上させることができる。
登録実用新案第2550410号公報
前記従来のカバー部材が装着されたスピニングリールでは、竿取付脚部及びリールボディの後部が保護されるとともに、意匠性を向上させることができる。さらに、意匠性を向上させるために、竿取付脚部及びリールボディの後部に2つのカバー部材を装着することが考えられる。たとえば、竿取付脚部及びリールボディの後部に第1カバー部材を装着し、第1カバー部材の上部に形成された凹部を閉塞するように第2カバー部材を装着することが考えられる。このように、2つの異なる形状のカバー部材を装着することにより、意匠性をさらに向上できる。
しかし、2つのカバー部材を装着するには、第1カバー部材と第2カバー部材との両方にねじ止め用のボス部や浮き止め用の係止片を形成する必要が生じる。このようにボス部や係止片を複数箇所に形成すると、カバー部材の構造が複雑になるとともに、部品点数の増加により製造コストが増加するおそれが生じる。
本発明の課題は、2つのカバー部材が装着されるスピニングリールにおいて、安価な構成でカバー部材を装着できるようにすることにある。
発明1に係るスピニングリールのリール本体は、釣竿に装着され、前方に釣り糸を繰り出し可能なスピニングリールのリール本体であって、内部に各種の機構が装着され下部に第1係止部を有するリールボディと、釣竿に装着されリールボディから斜め上前方に一体的に延びるT字状の竿取付脚部と、竿取付脚部の後部からリールボディの後部を覆うように装着された第1カバー部材と、第1カバー部材に装着された第2カバー部材とを備えている。第1カバー部材は、後部上方に形成された第1孔部と、後部下方に形成され第1係止部に前方から係止される第1被係止部と、第1孔部に形成された第2被係止部と、第1孔部の第2被係止部と異なる位置に形成された第3係止部とを有している。第2カバー部材は、第1カバー部材の第1孔部を覆うように装着され、前方から第1孔部を通して竿取付脚部のリールボディとの連設部分に固定される固定部と、固定部の近傍に形成され第2被係止部を後方から係止する第2係止部と、固定部と離反した位置に形成され第3係止部に前方から係止される第3被係止部とを有している。
このリール本体では、竿取付脚部及びリールボディの後部を覆う第1カバー部材と、第1カバー部材の第1孔部を覆う第2カバー部材との2つのカバー部材が装着されている。これらのカバー部材を装着するには、まず、リールボディ下部の第1係止部に第1カバー部材の第1被係止部を前方から係止する。次に、第1カバー部材の第3係止部に第2カバー部材の第3被係止部を前方から係止し、第2カバー部材上部の第2係止部に第1カバー部材の第2被係止部を後方から係止する。この状態で、第2カバー部材上部の固定部を竿取付脚部のリールボディとの連設部分に前方から固定する。ここでは、第2係止部及び第2被係止部により第1カバー部材を浮き止めし、第3係止部及び第3被係止部により第2カバー部材を浮き止めし、第2カバー部材の固定部により第1カバー部材及び第2カバー部材の2つのカバー部材を固定している。このように、第2カバー部材に固定部を設けることにより、第1カバー部材及び第2カバー部材を浮き止めしながら、第1カバー部材及び第2カバー部材を固定することができる。したがって、第1カバー部材に固定部を設ける必要がないので、安価な構成で2つのカバー部材を装着できる。
発明2に係るリール本体は、発明1のリール本体において、竿取付脚部は、リールボディとの連設部分に第1孔部と連通する第2孔部をさらに有している。この場合、竿取付脚部に第2孔部を形成することにより、意匠性をさらに向上できる。
発明3に係るリール本体は、発明2のリール本体において、第2カバー部材は、第2孔部と連通する第3孔部をさらに有している。この場合、第2カバー部材に第3孔部を形成することにより、意匠性をより向上できる。
発明4に係るリール本体は、発明1から3のいずれかのリール本体において、リールボディは、前後に貫通する第4孔部をさらに有している。第1カバー部材は、後部下方に形成され、第4孔部と連通する第5孔部をさらに有している。この場合、リアドラグ型のスピニングリールにおいても、第4孔部及び第5孔部にリアドラグ機構を装着できる。
発明5に係るリール本体は、発明1から4のいずれかのリール本体において、第2係止部は、一部が切り欠かれた凹状部である。第2被係止部は、第1孔部の内側に突出し凹状部に係合する凸状部である。この場合、凹状部及び凸状部を容易に形成できるので、第2係止部及び第2被係止部の構造が簡素になる。
発明6に係るリール本体は、発明1から5のいずれかのリール本体において、第3係止部は、第1孔部の一部が切り欠かれた凹状部である。第3被係止部は、外側に突出し凹状部に係合する凸状部である。この場合、凹状部及び凸状部を容易に形成できるので、第3係止部及び第3被係止部の構造が簡素になる。
発明7に係るリール本体は、発明1から6のいずれかのリール本体において、固定部は、前方から取り付けられるねじ部材が螺合するボス部である。この場合、たとえば固定部は、前方側に突出し、ねじ部材が螺合する雌ねじが形成されたボス部であるので、第2カバー部材の取り付けが容易になる。
発明8に係るリール本体は、発明1から7のいずれかのリール本体において、リールボディは、内部に各種の機構が装着される本体部材と、本体部材に装着される蓋部材とをさらに備えている。この場合、本体部材及び蓋部材の少なくともいずれかに第1カバー部材を装着することにより、安価な構成で2つのカバー部を装着できる。
発明9に係るリール本体は、発明8のリール本体において、竿取付脚部は、本体部材と一体成形されている。この場合、竿取付脚部と本体部材とが一体成形されているので、竿取付脚部と蓋部材とが一体成形されている場合に比して、蓋部材の構成が簡素になる。
発明10に係るリール本体は、発明8のリール本体において、竿取付脚部は、蓋部材と一体成形されている。この場合、竿取付脚部と蓋部材とが一体成形されているので、厚肉部分と薄肉部分との混在を少なくして本体部材を薄肉にして精度を高く維持し、取付脚部を厚肉にして強度を維持できるようになる。
本発明によれば、第1カバー部材に固定部を設ける必要がないので、安価な構成で2つのカバー部材を装着できる。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールは、フロントドラグ式のスピニングリールであって、図1及び図2に示すように、ハンドル1と、ハンドル1を回転自在に支持し釣竿に装着されるリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、スプール4に釣り糸を巻き付けるものであり、リール本体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4は、外周面に釣り糸を巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。なお、ハンドル1は、図1及び図2に示すリール本体2の右側に装着されているが、リール本体2の左側にも装着可能である。
リール本体2は、図1及び図2に示すように、内部に各種の機構が装着されるリールボディ2aと、釣竿に装着されリールボディ2aから斜め上前方に一体的に延びるT字状の竿取付脚部2bとを備えている。
リールボディ2aは、図2に示すように、側部が開口する収納空間を内部に有する本体部材2cと、本体部材2cの開口を覆うように着脱自在に本体部材2cに装着された蓋部材2dとを有している。竿取付脚部2bは、図1及び図2に示すように、蓋部材2dと一体成形された略T字状の中実の厚肉部材である。竿取付脚部2bの先端部分は、前後両側に延びており、図示しない釣竿が装着可能である。
本体部材2cは、たとえば金属製又は合成樹脂製の部材であって、図2に示すように、側部に開口が形成され、内部に図示しない収納空間が形成されている。図示しない収納空間には、ロータ3を回転させるための図示しないロータ駆動機構と、スプール4を前後移動させて釣り糸を均一に巻き取るための図示しないオシレーティング機構とが設けられている。蓋部材2dは、たとえば金属製または合成樹脂製の部材であって、本体部材2cの開口を閉塞するように装着されている。蓋部材2dは、上方に延びる竿取付脚部2bと一体成形されている。
リールボディ2a及び竿取付脚部2bの後部には、図1及び図2に示すように、他の部分より凹んだ凹陥部50が形成されている。リールボディ2a下部の凹陥部50には、一部が切り欠かれた凹状の左右2箇所の第1係止部51が形成されている。竿取付脚部2bのリールボディ2aとの連設部分の凹陥部50には、前後に貫通する第2孔部52が形成されている。凹陥部50全体には、後方から第1カバー部材70が装着されており、第1カバー部材70の上部には、後方から第2カバー部材80が着脱可能に装着されている。
ロータ3は、図1及び図2に示すように、筒状部30と、筒状部30の側方に互いに対向して設けられた第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とを有している。筒状部30と第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とは一体成形されている。筒状部30の前部には、図示しない貫通孔を有する壁部が形成されており、図2に示すように、ピニオンギア12及びスプール軸15が貫通している。
第1ロータアーム31の先端の外周側には、図1及び図2に示すように、第1ベール支持部材40が揺動自在に装着されている。第1ベール支持部材40の先端には、図1に示すように、釣り糸をスプール4に案内するためにラインローラ41が装着されている。また、第2ロータアーム32の先端の外周側には、第2ベール支持部材42が揺動自在に装着されている。第1ベール支持部材40の先端のラインローラ41と第2ベール支持部材42との間にはベール43が設けられている。これらの第1ベール支持部材40、第2ベール支持部材42、ラインローラ41及びベール43によりベールアーム44が構成される。
スプール4は、図1及び図2に示すように、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端に図示しないドラグ機構を介して装着されている。スプール4は、外周に釣り糸が巻き付けられる糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後部に一体で形成されたスカート部4bと、糸巻胴部4aの前部に固定された前フランジ部4cとを有している。
第1カバー部材70及び第2カバー部材80は、金属製又は合成樹脂製の部材であって、図1及び図2に示すように、皿状に湾曲して形成され、上部に開口を有するカバー部材である。第2カバー部材80の外形は、第1カバー部材70の外形より小さくなるように形成されている。
第1カバー部材70は、図1から図3に示すように、後部上方に形成された第1孔部74と、後部下方の前側2箇所に突出して形成された第1被係止部71と、第1孔部74の上部内側2箇所に突出して形成された第2被係止部72と、第1孔部74の下部内側2箇所に凹んで形成された第3係止部73とを有している。第1被係止部71は、第1係止部51に前方から係止されている。第1孔部74は、第2孔部52と連通するように設けられている。
第2カバー部材80は、図1から図3に示すように、後部上方に形成された第3孔部84と、第3孔部84上部の周縁部前方側に突出して形成されたボス部81と、ボス部81の近傍の第3孔部84の上部外側2箇所に凹んで形成された第2係止部82と、ボス部81と離反した第3孔部84下部外側2箇所に突出して形成された第3被係止部83とを有している。ボス部81は、図1及び図2に示すように、竿取付脚部2bのリールボディ2aとの連設部分に設けられ、前方から第2孔部52及び第1孔部74を貫通して装着されるねじ部材60が取り付けられる。ボス部81は、前方側に開口する図示しない雌ねじが形成されており、ねじ部材60の図示しない雄ねじが螺合可能である。第2係止部82は、第2被係止部72を後方から係止している。第3被係止部83は、第3係止部73に前方から係止されている。第3孔部84は、第2孔部52と連通するように形成されている。
このような第1カバー部材70及び第2カバー部材80を装着するには、まず、リールボディ2a下部の第1係止部51に第1カバー部材70の第1被係止部71を前方から係止する。次に、第1カバー部材70の第3係止部73に第2カバー部材80の第3被係止部83を前方から係止し、第2カバー部材80上部の第2係止部82に第1カバー部材70の第2被係止部72を後方から係止する。この状態で、第2カバー部材80上部のボス部81を竿取付脚部2bのリールボディ2aとの連設部分に前方からねじ部材60を装着して固定する。ここでは、第2係止部82及び第2被係止部72により第1カバー部材70を浮き止めし、第3係止部73及び第3被係止部83により第2カバー部材80を浮き止めし、第2カバー部材80のボス部81により第1カバー部材70及び第2カバー部材80を固定している。このように、第2カバー部材80にボス部81を設けることにより、第1カバー部材70及び第2カバー部材80を浮き止めしながら、第1カバー部材70及び第2カバー部材80を固定することができる。したがって、第1カバー部材70にボス部を設ける必要がなくなるので、安価な構成で第1カバー部材70及び第2カバー部材80を装着することができる。
〔他の実施形態〕
(a) スピニングリールの形態は前記実施形態に限定されるものではなく、ドラグ機構を有するものや、逆転防止機構に代えてブレーキレバーを有する制動機構を装着したものにも本発明を適用できる。また、前記実施形態では、フロントドラグ式のスピニングリールであったが、図5及び図6に示すように、リアドラグ式のスピニングリールであってもよい。
本発明の他の実施形態を採用したスピニングリールは、リアドラグ式のスピニングリールであって、図5及び図6に示すように、ハンドル101を回転自在に支持するリール本体102と、ロータ103と、スプール104とを備えている。ロータ103は、リール本体102の前部に回転自在に支持されている。スプール104は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ103の前部に前後移動自在に配置されている。
リール本体102は、リールボディ102aと、リールボディ102aから斜め上前方に延びる竿取付脚部102bとを有している。リールボディ102aは、内部に各種の機構が収納される図示しない空間を有している。
ロータ103は、円筒部130と、円筒部130の側方に互いに対向して設けられた第1ロータアーム131及び第2ロータアーム132とを有している。
スプール104は、ロータ103の第1ロータアーム131と第2ロータアーム132との間に配置されている。スプール104は、スプール軸115に回転不能かつ着脱可能に装着されている。スプール軸115の後端部には、リアドラグ機構190が装着されている。
リールボディ102a及び竿取付脚部102bの後部には、図5に示すように、他の部分より凹んだ凹陥部150が形成されている。リールボディ102a下部の凹陥部150には、一部が切り欠かれた凹状の左右2箇所の第1係止部151が形成されている。竿取付脚部102bのリールボディ102aとの連設部分の凹陥部150には、前後に貫通する第2孔部152が形成されている。リールボディ102aと下部の凹陥部150には、スプール軸115が挿通可能に前後に貫通する第4孔部153が形成されている。凹陥部150全体には、後方から第1カバー部材170が装着されており、第1カバー部材170の上部には、後方から第2カバー部材180が着脱可能に装着されている。第1カバー部材170後端下部には、第4孔部153と連通する第5孔部175が形成されており、第4孔部153及び第5孔部175に挿通されたスプール軸115にリアドラグ機構190が装着されている。
リアドラグ機構190は、図5に示すように、スプール軸115の後端部に回転不能、かつ軸方向移動自在に連結されており、スプール軸115を介してスプール104の糸繰り出し方向の回転を制動するものである。リアドラグ機構190は、ドラグ力を手で調整するための筒状のつまみ部191を有している。
第1カバー部材170及び第2カバー部材180は、金属製又は合成樹脂製の部材であって、図5及び図6に示すように、皿状に湾曲して形成され、上部に開口を有するカバー部材である。第2カバー部材180の外形は、第1カバー部材170の外形より小さくなるように形成されている。また、第2カバー部材180は、第1カバー部材170の第5孔部175より上部に配置されている。
第1カバー部材170は、図5及び図6に示すように、後部上方に形成された第1孔部174と、後部下方の前側2箇所に突出して形成された第1被係止部171と、第1孔部174の上部内側2箇所に突出して形成された第2被係止部172と、第1孔部174の下部内側2箇所に凹んで形成された第3係止部173とを有している。第1被係止部171は、第1係止部151に前方から係止されている。第1孔部174は、第2孔部152と連通するように設けられている。
第2カバー部材180は、図5及び図6に示すように、後部上方に形成された第3孔部184と、第3孔部184上部の周縁部前方側に突出して形成されたボス部181と、ボス部181の近傍の第3孔部184の上部外側2箇所に凹んで形成された第2係止部182と、ボス部181と離反した第3孔部184下部外側2箇所に突出して形成された第3被係止部183とを有している。ボス部181は、竿取付脚部102bのリールボディ102aとの連設部分に設けられ、前方から第2孔部152及び第1孔部174を貫通して装着されるねじ部材160が取り付けられる。ボス部181は、前方側に開口する図示しない雌ねじが形成されており、ねじ部材160の図示しない雄ねじが螺合可能である。第2係止部182は、第2被係止部172を後方から係止している。第3被係止部183は、第3係止部173に前方から係止されている。第3孔部184は、第2孔部152と連通するように形成されている。
このような第1カバー部材170及び第2カバー部材180を装着するには、まず、リールボディ102a下部の第1係止部151に第1カバー部材170の第1被係止部171を前方から係止する。次に、第1カバー部材170の第3係止部173に第2カバー部材180の第3被係止部183を前方から係止し、第2カバー部材180上部の第2係止部182に第1カバー部材170の第2被係止部172を後方から係止する。この状態で、第2カバー部材180上部のボス部181を竿取付脚部102bのリールボディ102aとの連設部分に前方からねじ部材160を装着して固定する。ここでは、第2係止部182及び第2被係止部172により第1カバー部材170を浮き止めし、第3係止部173及び第3被係止部183により第2カバー部材180を浮き止めし、第2カバー部材180のボス部181により第1カバー部材170及び第2カバー部材180を固定している。このように、第2カバー部材180にボス部181を設けることにより、第1カバー部材170及び第2カバー部材180を浮き止めしながら、第1カバー部材170及び第2カバー部材180を固定することができる。そして、第1カバー部材170及び第2カバー部材180を装着した後に、前述のリアドラグ機構190を装着する。ここでは、リアドラグ機構190を有するスピニングリールにおいても、第1カバー部材170にボス部を設ける必要がなくなるので、安価な構成で第1カバー部材170及び第2カバー部材180を装着することができる。
(b) 前記実施形態では、第2カバー部材80には、貫通する第3孔部84が形成されていたが、図4に示すように、第2カバー部材80に孔部を形成しない構成にしてもよい。また、第3孔部84は、貫通孔に限定されず、貫通しない凹部であってもよい。一方、前記実施形態では、竿取付脚部2bには、第2孔部52が形成されていたが、竿取付脚部2bに孔部を形成しない構成にしてもよい。
(c) 前記実施形態では、蓋部材2dは竿取付脚部2bと一体成形されていたが、図7に示すように、本体部材2cと竿取付脚部2bとを一体成形してもよい。
(d) 前記実施形態では、ボス部81にねじ部材60を装着して第1カバー部材70及び第2カバー部材80を固定していたが、第1カバー部材70及び第2カバー部材80の固定方法はねじ止めに限定されるものではない。
(e) 前記実施形態では、第1カバー部材70及び第2カバー部材80は、皿状に湾曲して形成されていたが、これらの形状に限定されず、他の形状であってもよい。また、凹陥部50の形状も第1カバー部材70に合わせて任意の形状に形成できる。また、凹陥部50を形成しない構成にしてもよい。
(f) 前記実施形態では、第1カバー部材70及び第2カバー部材80は、金属製又は合成樹脂製の部材であったが、第1カバー部材70と第2カバー部材80とを異なる材質の部材で形成してもよい。たとえば、第1カバー部材70を硬質部材で形成し、第2カバー部材80を印字性の良好な材質で形成することにより、第1カバー部材70によりリールの強度を高く維持しながら、銘版としての第2カバー部材80の印字性を向上できる。なお、第1カバー部材70の表面を硬質な表面処理を行い、第2カバー部材80の表面を印字性の良好な表面処理を行うようにしてもよい。
本発明の一実施形態によるスピニングリールの側面図。 前記スピニングリールの背面図。 第1カバー部材及び第2カバー部材の斜視図。 他の実施形態の図3に相当する図。 他の実施形態の図1に相当する図。 他の実施形態の図3に相当する図。 他の実施形態の図2に相当する図。
符号の説明
2 リール本体
2a リールボディ
2b 竿取付脚部
2c 本体部材
2d 蓋部材
4、104 スプール
50、150 凹陥部
51、151 第1係止部
52、152 第2孔部
60、160 ねじ部材
70、170 第1カバー部材
71、171 第1被係止部
72、172 第2被係止部
73、173 第3係止部
74、174 第1孔部
80、180 第2カバー部材
81、181 ボス部
82、182 第2係止部
83、183 第3被係止部
84、184 第3孔部
115 スプール軸
153 第4孔部
175 第5孔部
190 リアドラグ機構
191 つまみ部

Claims (10)

  1. 釣竿に装着され、前方に釣り糸を繰り出し可能なスピニングリールのリール本体であって、
    内部に各種の機構が装着され、下部に第1係止部を有するリールボディと、
    前記釣竿に装着され、前記リールボディから斜め上前方に一体的に延びるT字状の竿取付脚部と、
    前記竿取付脚部の後部から前記リールボディの後部を覆うように装着され、後部上方に形成された第1孔部と、後部下方に形成され前記第1係止部に前方から係止される第1被係止部と、前記第1孔部に形成された第2被係止部と、前記第1孔部の前記第2被係止部と異なる位置に形成された第3係止部とを有する第1カバー部材と、
    前記第1カバー部材の前記第1孔部を覆うように装着され、前方から前記第1孔部を通して前記竿取付脚部の前記リールボディとの連設部分に固定される固定部と、前記固定部の近傍に形成され前記第2被係止部を後方から係止する第2係止部と、前記固定部と離反した位置に形成され前記第3係止部に前方から係止される第3被係止部とを有する第2カバー部材と、
    を備えたスピニングリールのリール本体。
  2. 前記竿取付脚部は、前記リールボディとの連設部分に前記第1孔部と連通する第2孔部をさらに有している、請求項1に記載のスピニングリールのリール本体。
  3. 前記第2カバー部材は、前記第2孔部と連通する第3孔部をさらに有している、請求項2に記載のスピニングリールのリール本体。
  4. 前記リールボディは、前後に貫通する第4孔部をさらに有し、
    前記第1カバー部材は、後部下方に形成され、前記第4孔部と連通する第5孔部をさらに有している、請求項1から3のいずれか1項に記載のスピニングリールのリール本体。
  5. 前記第2係止部は、一部が切り欠かれた凹状部であり、
    前記第2被係止部は、前記第1孔部の内側に突出し前記凹状部に係合する凸状部である、請求項1から4のいずれか1項に記載のスピニングリールのリール本体。
  6. 前記第3係止部は、前記第1孔部の一部が切り欠かれた凹状部であり、
    前記第3被係止部は、外側に突出し前記凹状部に係合する凸状部である、請求項1から5のいずれか1項に記載のスピニングリールのリール本体。
  7. 前記固定部は、前方から取り付けられるねじ部材が螺合するボス部である、請求項1から6のいずれか1項に記載のスピニングリールのリール本体。
  8. 前記リールボディは、内部に各種の機構が装着される本体部材と、前記本体部材に装着される蓋部材とをさらに備えている、請求項1から7のいずれか1項に記載のスピニングリールのリール本体。
  9. 前記竿取付脚部は、前記本体部材と一体成形されている、請求項8に記載のスピニングリールのリール本体。
  10. 前記竿取付脚部は、前記蓋部材と一体成形されている、請求項8に記載のスピニングリールのリール本体。
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