JP2005227031A - ミリ波送受信モジュールおよびバイアス調整方法 - Google Patents

ミリ波送受信モジュールおよびバイアス調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高価なトリミング抵抗体を使用せずに簡単かつ短時間に高精度のバイアス調整が行えるようにしたミリ波送受信モジュールを得ること。
【解決手段】マイコン51は、バイアス回路6のA/D変換器62から入力される温度モニタ35の検出温度値に対応したドレイン電圧設定値をバイアス回路6のドレインバイアス用レギュレータ61に与える。これによって、ドレイン電圧が所定数のMMIC40−1〜40−nのドレイン電極Dに共通に印加される。また、マイコン51は、バイアス回路6のA/D変換器61から入力される電流モニタ36の検出電流値に基づき所定数のMMIC40−1〜40−nについて順々にゲート電圧の設定値を求めバイアス回路6のD/A変換器64−1〜64−nに出力することを行う。これによって、MMIC40−1〜40−nにゲート電圧が個別に供給される。
【選択図】 図2

Description

この発明は、ミリ波の電波を送受信する装置で用いられるミリ波送受信モジュールおよび前記ミリ波送受信モジュールのバイアス調整方法に関するものである。
ミリ波の電波は、波長が1mm〜10mm、つまり周波数が30GHz〜300GHzの電波である。半導体技術の発達によりミリ波デバイスの低コスト化が進み、商用レベルでの実現が可能となったことから、ミリ波の実用化が通信や放送、センシングなど多岐に渡る分野で進められている。例えば、センシングの分野では、レーダ装置は、昼夜、天候を問わず安定したセンシング性能を維持できることから、車両の安全走行を支援するシステムでは、車両や障害物を検知するセンサとしてミリ波レーダの実用化が進められている(例えば特許文献1)。
このミリ波の電波を送受信する装置で用いられるミリ波送受信モジュールは、当該装置が備える送受信アンテナが接続され、送信系や受信系などがそれぞれ複数のMMIC(モノリシックマイクロ波集積回路)で構成される高周波回路と、高周波回路に送信電波を発生させ、高周波回路から入力する受信信号を処理する信号処理回路とを主な要素として構成されている。
ところで、高周波回路を構成する多数のMMICの各ゲート電圧は、MMIC個々のばらつきに応じて調整する必要があり、しかもその調整値は、製品毎に異なる。また、ドレイン電圧は、温度補償を行う必要がある。そこで、従来では、バイアス制御回路を設け、製品出荷時の試験工程の一部として、その製品における各MMICに供給するドレイン電圧およびゲート電圧のバイアス調整を実施するようにしている。
特開2000−105276号公報
しかしながら、従来のバイアス制御回路は、各MMICのドレイン電圧およびゲート電圧を発生するレギュレータ、MMIC毎に設けたゲート電圧調整用のトリミング抵抗体、トリミング抵抗体の抵抗値を可変操作する可変抵抗治具、ドレイン電圧の温度補償を行うためのサーミスタなどを主な要素として構成され、係員がこのバイアス制御回路を用いて手作業で直接ゲート電圧のバイアス調整を行うようにしていたので、多大な調整時間を要し、また高価なトリミング抵抗体を多数使用することから、コストアップを招来するという問題があった。以下に従来のゲート電圧のバイアス調整方法を具体的に説明する。
すなわち、可変抵抗治具を用いて、MMIC毎に設けたトリミング抵抗体の抵抗値を、電流値が規定値となるように調整し、最適値が求まると、レーザトリミングによってトリミング抵抗体の抵抗値を固定値に設定する。この一連の調整は、手作業で行われるので、多大な調整時間を要し、コストアップの要因の一つになっている。また、レーザトリミングは、熟練した作業者がアナログ的に行っているが、そのレーザトリミングで作業ミスが起こることがあり、問題であった。
そして、一旦レーザにてカットしたトリミング抵抗体は元に戻すことができないので、レーザトリミング後に、送信出力および受信利得が規定値範囲内に収まるように再調整する必要が生じた場合には、トリミング抵抗体を取り付け直して再度上記した手順で調整作業を行うようにしている。そのため、トリミング抵抗体は、通常のチップ抵抗体の価格の約25倍という高価な部品であるが、レーザトリミング後に再調整の必要が生ずる場合に備えて余分に用意する必要がある。このこともコストアップの要因の一つになっている。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、高価なトリミング抵抗体を使用せずに簡単かつ短時間に高精度なバイアス調整が行えるようにしたミリ波送受信モジュールおよびバイアス調整方法を得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、この発明にかかるミリ波送受信モジュールは、ミリ波の電波を送受信する装置の送受信アンテナが接続される高周波回路と、前記高周波回路に送信電波を発生させ、前記高周波回路から入力する受信信号を処理する信号処理回路と、前記高周波回路を構成する多数のMMICにバイアス電圧を調整して供給するバイアス調整系とを備えるミリ波送受信モジュールであって、前記バイアス調整系は、前記高周波回路の直近部或いは内部に設けた、当該高周波回路内の周囲温度を検出する温度モニタ、および前記MMICの所定数を流れるドレイン電流の総和を検出する電流モニタと、ドレイン電圧の設定値に基づいて前記MMICの所定数に共通に供給するドレイン電圧を発生するレギュレータ、前記温度モニタと前記電流モニタの各検出信号をそれぞれデジタル信号に変換するA/D変換器、およびゲート電圧の設定値をアナログ信号に変換して前記MMICの所定数に個別に供給するD/A変換器とを備えるバイアス回路と、前記バイアス回路のA/D変換器から入力する前記温度モニタの検出温度値に対応した前記ドレイン電圧の設定値をバイアス回路のレギュレータに出力するドレイン電圧設定手段と、前記バイアス回路のA/D変換器から入力する前記電流モニタの検出電流値に基づき前記ゲート電圧の設定値を求めバイアス回路のD/A変換器に出力することを前記MMICの所定数について実施するゲート電圧設定手段とで構成されることを特徴とする。
この発明によれば、高価なトリミング抵抗体を使用せずに、デジタル的にバイアス電圧を調整することができるので、熟練を要さずに簡単にバイアス電圧の調整を行うことができ、また、再調整も容易に行うことができる。したがって、調整時間も短くなるので、低コスト化が図れる。また、バイアス回路は、デジタル化に好適な構成であるので、極力集積回路化を行って小型化を図ることができる。
この発明によれば、高価なトリミング抵抗体を使用せずにバイアス調整が行えるので、低コスト化が図れる。またデジタル的な制御による調整であるので、高精度の調整が行えるとともに、集積回路化が可能であり、小型化が図れるという効果を奏する。
以下に図面を参照して、この発明にかかるミリ波送受信モジュールおよびバイアス調整方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施の形態であるミリ波送受信モジュールの構成を示すブロック図である。なお、ここでは、FMCW(周波数変調連続波:Frequency Modulated Continuous Wave)ミリ波レーダへの適用例について説明する。
図1に示すミリ波送受信モジュールは、FMCWレーダが備える送信アンテナ1と受信アンテナ2とが接続される高周波回路3と、高周波回路3に接続される専用集積回路(ASIC)4とを備えている。ASIC4には、信号処理回路5とバイアス回路6とが一体的に集積回路化されている。
高周波回路3は、本来的な基本要素として、信号処理回路5から送信指令(三角波電圧信号)を受けてFMCW信号を発生する電圧制御発振器(以降「VCO」と記す)31と、VCO31が出力するFMCW信号の一部を送信アンテナ1に与え、残りをミキサ33にローカル信号として与える方向性結合器32と、受信アンテナ2の受信信号を前記ローカル信号によって周波数変換するミキサ33と、ミキサ33の変換出力を増幅し受信信号として信号処理回路4に与えるビデオ増幅器34とを備えている。
信号処理回路5は、FMCWレーダにおける送信処理と計測処理等を行う主回路部(以降「マイコン」と記す)51と、マイコン51からの送信指令(三角波電圧信号)をアナログ信号に変換し高周波回路3のVCO31に与えるD/A変換器52と、高周波回路3のビデオ増幅器34からの受信信号をデジタル信号に変換しマイコン51に与えるA/D変換器53とを備えている。
まず、この発明の理解を容易にするため、FMCWレーダの計測動作について概略説明する。FMCWレーダの計測処理系は、基本的には、送信アンテナ1と受信アンテナ2とが接続される高周波回路3と信号処理回路5とで構成される。
すなわち、VCO31は、信号処理回路5から三角波電圧信号を受けて、周波数が、一定期間内時間と共に上昇する上昇変調信号と一定期間内時間と共に下降する下降変調信号とからなるFMCW信号を発生する。このFMCW信号の一部が方向性結合器32から送信アンテナ1に供給され、送信アンテナ1からミリ波電波が目標物に向けて照射される。また、残りのFMCW信号はローカル信号としてミキサ33に供給される。なお、このFMCW信号は、例えば70GHz帯のミリ波信号である。
受信アンテナ2に捕捉された目標物での反射波は、受信信号としてミキサ33に入力する。ミキサ33は、受信アンテナ2からの受信信号と方向性結合器32からのローカル信号とをミキシングし、両者の周波数差を周波数に持つビート信号を出力する。このビート信号は、ビデオ増幅器34にて適宜レベルに増幅され、A/D変換器53を介してマイコン51に入力される。マイコン51は、入力したビート信号における上昇変調期間での周波数と下降変調期間での周波数とから、目標物体までの距離と目標物体の移動速度とを求める。
さて、高周波回路3では、送信系(方向性結合器32など)と受信系(ミキサ33、ビデオ増幅器34など)は、それぞれ複数のMMICで構成されている。また、VCO31は、70GHz帯のミリ波信号を例えば19GHzから多段に逓倍して生成するために複数のMMICが使用されている。この高周波回路3を構成する多数のMMICの各ゲート電圧は、MMIC個々のばらつきに応じたバイアス調整を必要とする。また、ドレイン電圧には、温度補償を必要とする。そのようなバイアス電圧調整系を、この実施の形態においては、マイコン51を含めて次のように構成している。
すなわち、高周波回路3の直近部には、当該高周波回路3内の周囲温度を検出する温度モニタ35と、MMICを流れるドレイン電流を検出する電流モニタ36とが設けられている。温度モニタ35は、例えばサーミスタと抵抗素子を組み合わせた分圧回路で構成され、検出温度値を電圧信号に変換して出力するが、その検出出力は、バイアス回路6を介してマイコン51に入力される。また、電流モニタ36は、例えば図2に示すように構成されるが、その検出出力は、同様にバイアス回路6を介してマイコン51に入力される。
そして、マイコン51には、上記したFMCWレーダにおける送信処理と計測処理等を行う機能に加えて、バイアス回路6を介して入力される温度モニタ35と電流モニタ36の各出力に基づき各MMICのバイアス電圧を調整設定し、それをバイアス回路6から各MMICに供給させる機能(図2参照)が追加されている。したがって、バイアス回路6は、この実施の形態では、図2に示すように、高周波回路3のMMICとマイコン51との間のいわゆるインタフェース機能を持つものとして構成されている。
以下、図2〜図5を参照して、この実施の形態によるバイアス調整系の構成と動作について説明する。図2は、図1に示すミリ波送受信モジュールにおけるバイアス調整系の構成例を示すブロック図である。ここで、バイアス電圧の調整は、送信系のMMIC群と、受信系のMMIC群と、VCO31における逓倍系のMMIC群との3系統に分けて実施されるが、この3系統のMMIC群毎に図2に示すバイアス調整系が設けられている。
図2において、マイコン51は、ドレイン電圧の設定処理とゲート電圧のバイアス調整設定処理とを行う制御処理部55と、制御処理部55が指示するドレイン電圧を出力するドレイン設定電圧出力部56と、制御処理部55がドレイン電圧の設定処理を行う際に参照する温度データテーブルとゲート電圧のバイアス調整を行う際のデータ領域と制御処理部55がゲート電圧の設定処理を行う際に参照する温度データテーブルとが設けられるメモリ57と、制御処理部55が指示するゲート電圧を出力するゲート設定電圧出力部58とを備えている。
バイアス回路6は、入力段にD/A変換器を備えるドレインバイアス用レギュレータ61と、A/D変換器62,63と、D/A変換器64−1〜64−nとを備えている。高周波回路3は、上記した3つのMMIC群の1つであるMMIC40−1〜40−nとを備えている。そして、高周波回路3の直近部には、上記した温度モニタ35および電流モニタ36が設けられている。電流モニタ36は、シャント抵抗素子37と電圧比較回路38とで構成されている。
ドレイン設定電圧出力部56の出力は、ドレインバイアス用レギュレータ61に与えられる。ドレインバイアス用レギュレータ61の出力は、シャント抵抗素子37を介してMMIC40−1〜40−nの各ドレイン電極Dに共通に与えられる。シャント抵抗素子37の両端電圧は、電圧比較回路38に入力され、電圧比較回路38の出力は、A/D変換器62を介して制御処理部55に入力されている。また、温度モニタ35の出力は、A/D変換器63を介して制御処理部55に入力されている。そして、ゲート設定電圧出力部58の出力端には、D/A変換器64−1〜64−nが並列に接続され、D/A変換器64−1〜64−nの各出力は、MMIC40−1〜40−nの対応するゲート電極Gに印加されるようになっている。
(1)まず、図2を参照してドレイン電圧の設定について説明する。ドレイン電圧は、図2に示すように、同じMMIC群について共通に同値として設定されるが、高周波回路3内の周囲温度を考慮する必要があるので、ドレイン電圧の設定処理は、製品出荷後も定期的に行われる。そのため、メモリ57には、予め、温度値とそれに対する設定電圧値との関係を示す温度データテーブルが格納されている。
図2において、温度モニタ35が検出した周囲温度値は、A/D変換器63を介して制御処理部55に入力される。制御処理部55は、定期的にA/D変換器63の出力値をサンプリングし、周囲温度値を求める。温度モニタ35が検出した周囲温度値は、上記したように電圧値になっているので、制御処理部55は、A/D変換器63の出力値(電圧値)と分圧回路への印加電圧とからサーミスのタ抵抗値Rを求め、次の式(1)を用いて周囲温度値Tを求める。
R=R0×exp{B×[(1/T)−(1/T0)]} ・・・(1)
但し、式(1)において、R0は室温(25度)での既知抵抗値、Bは温度パラメータ、T0は室温(25度)である。
制御処理部55は、周囲温度値を求めると、メモリ57からその周囲温度値に対応する設定電圧値を読み取り、それをドレイン設定電圧出力部56に与える。これによって、ドレイン設定電圧出力部56から設定電圧データがドレインバイアス用レギュレータ61に出力され、ドレインバイアス用レギュレータ61からMMIC40−1〜40−nの各ドレイン電極Dに周囲温度を考慮したドレイン電圧が印加される。
(2)また、ゲート電圧のバイアス調整は、製品出荷時の調整試験工程の一部として、図3〜図5に示すようにして行われる。なお、図3は、図2に示すバイアス調整系によるゲート電圧の設定をあるMMIC群における1番目のMMICについて行う場合を説明する図である。図4は、図2に示すバイアス調整系によるゲート電圧の設定をあるMMIC群における2番目のMMICについて行う場合を説明する図である。図5は、図2に示すバイアス調整系によるバイアス電圧の設定をあるMMIC群における1番目から最終n番目のMMICまで実施した場合の各MMICに供給するドレイン電流の関係およびバイアス調整時間を説明する図である。
図2において、MMIC40−1〜40−nの各ゲート電圧のバイアス調整は、MMIC40−1からMMIC40−nまで順々に行う。上記のようにMMIC40−1〜40−nの各ドレイン電極Dにドレイン電圧が印加されると、電流モニタ36では、シャント抵抗素子37の両端にドレイン電流による降下電圧が現れ、電圧比較回路38にてシャント抵抗素子37の両端電圧Vが求められる。この電圧Vは、A/D変換器62を介して制御処理部55に入力される。制御処理部55は、メモリ57に記憶されているシャント抵抗素子37の抵抗値Rを読み出し、ドレイン電流IをI=V÷Rの演算を行って求める。
図3において、制御処理部55は、まず、MMIC40−1に対するゲート電圧出力指令をゲート設定電圧出力部58に発行する。ゲート設定電圧出力部58が出力するゲート電圧値は、D/A変換器64−1を介してMMIC40−1のゲート電極Gの印加されるが、ゲート設定電圧出力部58は、制御処理部55から中止指令が入力するまで、MMIC40−1のゲート電極Gへの印加電圧を徐々に増加させる。MMIC40−1のドレイン電流Iの変化分ΔI1には、許容範囲71が定められている。制御処理部55は、上記のように電流モニタ36の検出信号からドレイン電流Iの変化を監視し、ドレイン電流Iの変化分ΔI1を求め、ドレイン電流Iの変化分ΔI1が許容範囲71内に収まることを検出すると、ゲート設定電圧出力部58に中止指令を発行する。ゲート設定電圧出力部58は、制御処理部55から中止指令が入力すると、そのときの設定電圧値72を決定値として保持する。
制御処理部55は、上記のように決定したゲート設定電圧値をMMIC40−1のゲート電極Gに印加した状態で、次にMMIC40−2について実施する。図4において、制御処理部55は、MMIC40−2に対するゲート電圧出力指令をゲート設定電圧出力部58に発行する。ゲート設定電圧出力部58が出力するゲート電圧値は、D/A変換器64−2を介してMMIC40−2のゲート電極Gの印加されるが、ゲート設定電圧出力部58は、制御処理部55から中止指令が入力するまで、MMIC40−2のゲート電極Gへの印加電圧を徐々に増加させる。MMIC40−2のドレイン電流Iの変化分ΔI2には、許容範囲75が定められている。制御処理部55は、上記のように電流モニタ36の検出信号からドレイン電流Iの変化を監視し、ドレイン電流Iの変化分ΔI2を求め、ドレイン電流Iの変化分ΔI2が許容範囲75内に収まることを検出すると、ゲート設定電圧出力部58に中止指令を発行する。ゲート設定電圧出力部58は、制御処理部55から中止指令が入力すると、そのときの設定電圧値76を決定値として保持する。
制御処理部55は、同様の手順でゲート電圧のバイアス設定処理を最終のMMIC40−nまで繰り返し実施する。このようにして、制御処理部55は、3系統のMMIC群についてドレイン電圧とゲート電圧のバイアス設定処理を行う。ある1つのMMIC群についての調整時間とバイアス調整との関係を図示すれば、例えば図5に示すようになる。
すなわち、バイアス調整時間は、図5の横軸に示すように、MMIC40−1のバイアス電圧調整を時刻0で開始し、時刻Aで終了する。その後、ある時間を置いた時刻BにてMMIC40−2のゲート電圧の調整を開始し、時刻Cで終了する。以降同様に行われ、最終のMMIC40−nのバイアス電圧調整を時刻Dで開始し、時刻Eで終了するという経過を採る。
また、バイアス電圧調整では、図5の縦軸に示すように、MMIC40−1〜40−nの各ドレイン電流の変化分ΔIが、MMIC40−1からMMIC40−nまで順に積み重ねるように定められる。
ここで、バイアス調整試験後の工程である送信系・受信系の試験後に、送信電力および受信利得の調整を行うために微調整を行う場合もあるが、この場合は、再度上記した内容で実施すればよいので、簡単に見直しを実施することができる。
さらに精度の高い調整が必要な場合は、運用時のゲート電圧の設定を、上記ドレイン電圧の設定と同様に温度補償を行う方法にて行う。すなわち、制御処理部55にて複数サンプリングする温度データから周囲温度値を求め、メモリ57からその周囲温度に対応する常温でのゲート電圧設定値からの変動率を読み取り、それぞれの温度でのより最適なゲート電圧を計算し、ゲート設定電圧出力部58に与える。ゲート設定電圧出力部58が出力するゲート電圧値は、D/A変換器64−nを介してMMIC40−nのゲート電極Gに印加される。
ただし、上記の微調整は、MMICの温度ばらつきをドレイン電圧の温度補償のみで調整できる場合や、高精度な制御が必要ない場合等は行わなくてもよい。
以上のように、この実施の形態によれば、高価なトリミング抵抗体を使用せずにバイアス調整が行える。その結果、従来、熟練した作業者がアナログ的に行っていたレーザトリミングの作業も無くなる。また、レーザトリミングのリワーク工程も無くなる。
要するに、この実施の形態によれば、デジタル的な制御によるバイアス調整が行えるので、熟練を要さずに簡単にバイアス調整が行える。また、送信系・受信系試験後の再調整も容易になる。加えて、係員がバイアス調整に関与する時間が大幅に減るので、コストダウンが図れるとともに、試験工程の時間を大幅に減らすことができる。
また、図2に示すバイアス調整系を、送信系のMMIC群と受信系のMMIC群とVCO31における逓倍系のMMIC群との3系統分設けるので、回路規模が増大するが、バイアス回路6は、集積回路化に好適な構成になっているので、図1に示したように、高周波回路3の周辺回路である信号処理回路5とバイアス回路6を専用集積回路(ASIC)6として一体的に集積回路化することができ、小型化を図ることができる。
なお、集積回路化に関しては、電流モニタ36は、発熱を伴うシャント抵抗素子37を含むことから全体として高周波回路3の直近部に設けるとして説明したが、電圧比較回路38はバイアス回路6側に設けてもよい。
また、温度モニタ35は、サーミスタを高周波回路3の直近部に設けるとして説明したが、高周波回路3の内部に設けてもよいことは言うまでもない。温度モニタ35を高周波回路3の内部に設ける場合には、高周波回路3の周囲温度値をより正確に検出することができる。
また、温度モニタ35にて検出する温度と高周波回路3の実際の温度との差が無視できない場合は、予めメモリ57に、温度モニタ35の検出温度値とそれに対応する高周波回路3の実際の温度値との関係を示すデータテーブルを格納しておく。そして、制御処理部55にて、温度データをサンプリングし、それに対応した設定電圧値をドレイン設定電圧出力部56およびゲート設定電圧出力部58に与える際に、サンプリングした温度データを基にメモリ57から高周波回路3の実際の温度を読み取るというステップを経由すればよい。若しくは、メモリ57に予め格納しておく温度値と設定電圧値とのデータテーブルを始めから誤差分を考慮して作成しておいてもよい。
この実施の形態では、信号処理回路5の主回路部であるマイコン51にバイアス調整系の主機能部(図2に示すマイコン51の構成)も負担させた例を示したが、バイアス調整系の主機能部を独立して設けるようにしてもよい。この場合でも同様の作用・効果が得られる。
以上のように、この発明にかかるミリ波送受信モジュールは、熟練を要さずに高周波回路を構成する多数のMMICのバイアス電圧を調整するのに有用であり、特に、低コスト化および小型化が図れるので、そのような要請があるミリ波レーダに用いるのに好適である。
この発明の一実施の形態であるミリ波送受信モジュールの構成を示すブロック図である。 図1に示すミリ波送受信モジュールにおけるバイアス調整系の構成例を示すブロック図である。 図2に示すバイアス調整系によるゲート電圧の設定をあるMMIC群における1番目のMMICについて行う場合を説明する図である。 図2に示すバイアス調整系によるゲート電圧の設定をあるMMIC群における2番目のMMICについて行う場合を説明する図である。 図2に示すバイアス調整系によるバイアス電圧の設定をあるMMIC群における1番目から最終n番目のMMICまで実施した場合の各MMICに供給するドレイン電流の関係およびバイアス調整時間を説明する図である。
符号の説明
1 送信アンテナ
2 受信アンテナ
3 高周波回路
4 専用集積回路(ASIC)
5 信号処理回路
6 バイアス回路
35 温度モニタ
36 電流モニタ
37 シャント抵抗素子
38 電圧比較回路
40−1〜40−n MMIC(モノリシックマイクロ波集積回路)
55 制御処理部
56 ドレイン設定電圧出力部
57 メモリ
58 ゲート設定電圧出力部
61 ドレインバイアス用レギュレータ
62,63 A/D変換器
64−1〜64−n D/A変換器

Claims (14)

  1. ミリ波の電波を送受信する装置の送受信アンテナが接続される高周波回路と、前記高周波回路に送信電波を発生させ、前記高周波回路から入力する受信信号を処理する信号処理回路と、前記高周波回路を構成する多数のMMICにバイアス電圧を調整して供給するバイアス調整系とを備えるミリ波送受信モジュールであって、
    前記バイアス調整系は、
    前記高周波回路の直近部或いは内部に設けた、当該高周波回路内の周囲温度を検出する温度モニタ、および前記MMICの所定数を流れるドレイン電流の総和を検出する電流モニタと、
    ドレイン電圧の設定値に基づいて前記MMICの所定数に共通に供給するドレイン電圧を発生するレギュレータ、前記温度モニタと前記電流モニタの各検出信号をそれぞれデジタル信号に変換するA/D変換器、およびゲート電圧の設定値をアナログ信号に変換して前記MMICの所定数に個別に供給するD/A変換器とを備えるバイアス回路と、
    前記バイアス回路のA/D変換器から入力する前記温度モニタの検出温度値に対応した前記ドレイン電圧の設定値をバイアス回路のレギュレータに出力するドレイン電圧設定手段と、
    前記バイアス回路のA/D変換器から入力する前記電流モニタの検出電流値に基づき前記ゲート電圧の設定値を求めバイアス回路のD/A変換器に出力することを前記MMICの所定数について実施するゲート電圧設定手段と、
    で構成されることを特徴とするミリ波送受信モジュール。
  2. 前記バイアス回路と前記ドレイン電圧設定手段と前記ゲート電圧設定手段とは、専用集積回路として一体的に集積回路化されていることを特徴とする請求項1に記載のミリ波送受信モジュール。
  3. 前記ドレイン電圧設定手段およびゲート電圧設定手段は、前記信号処理回路に設けられ、当該信号処理回路と前記バイアス回路とが専用集積回路として一体的に集積回路化されていることを特徴とする請求項1に記載のミリ波送受信モジュール。
  4. 前記ドレイン電圧設定手段は、温度と設定電圧値との関係を格納するテーブルを備え、前記温度モニタの検出温度値を複数サンプリングして前記テーブルを参照し、前記ドレイン電圧の設定値を取得することを特徴とする請求項1に記載のミリ波送受信モジュール。
  5. 前記ゲート電圧設定手段は、前記MMICの所定数にドレイン電圧が印加された状態において、対象とするMMICへのゲート電圧を前記電流モニタの検出電流値から求めたドレイン電流の変化分が規定値範囲内に入るまで増加させる操作を行って前記ゲート電圧の設定値を求めることを特徴とする請求項1に記載のミリ波送受信モジュール。
  6. 前記ゲート電圧設定手段は、
    温度と、常温でのゲート電圧設定値からの変動率との関係を格納するテーブルと、
    前記温度モニタの検出温度値を複数サンプリングして前記テーブルを参照し前記ゲート電圧に対する最適な設定値を取得する手段と、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載のミリ波送受信モジュール。
  7. 前記ドレイン電圧設定手段および前記ゲート電圧設定手段は、
    前記温度モニタにて検出する温度と前記高周波回路内の実際の温度との誤差を補完する両者の関係情報を格納するテーブルと、
    サンプリングした前記温度モニタの検出温度値に基づき前記テーブルから前記高周波回路の実際の温度を読み出して温度補償を行う手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のミリ波送受信モジュール。
  8. 前記MMICの所定数は、前記高周波回路の送信系、受信系および周波数逓倍系の3系統における各MMIC群であり、前記バイアス調整系は、3系統のMMIC群毎に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のミリ波送受信モジュール。
  9. ミリ波の電波を送受信する装置の送受信アンテナが接続される高周波回路と、前記高周波回路に送信電波を発生させ、前記高周波回路から入力する受信信号を処理する信号処理回路と、前記高周波回路を構成する多数のMMICにバイアス電圧を調整して供給するバイアス調整系とを備えるミリ波送受信モジュールであって、
    前記バイアス調整系では、
    前記高周波回路の直近部或いは内部に設けた当該高周波回路内の周囲温度を検出する温度モニタの検出温度値に対応したドレイン電圧の設定値を求め、前記MMICの所定数に共通に供給するドレイン電圧を発生するレギュレータから出力させるドレイン電圧設定工程と、
    前記MMICの所定数を流れるドレイン電流の総和を検出する電流モニタの検出電流値に基づきMMICのゲート電圧の設定値を求めて印加することを前記MMICの所定数について順々に実施するゲート電圧設定工程と、
    が実施されることを特徴とするミリ波送受信モジュールのバイアス調整方法。
  10. 前記ドレイン電圧設定工程には、
    温度と設定電圧値との関係を格納するテーブルを作成する工程と、
    前記温度モニタの検出温度値を複数サンプリングして前記テーブルを参照し、前記ドレイン電圧の設定値を取得する工程と、
    が含まれることを特徴とする請求項9に記載のミリ波送受信モジュールのバイアス調整方法。
  11. 前記ゲート電圧設定工程には、
    前記MMICの所定数に共通のドレイン電圧を印加する工程と、
    対象とするMMICへのゲート電圧を前記電流モニタの検出電流値から求めたドレイン電流の変化分が規定値範囲内に入るまで増加させる操作を行って前記ゲート電圧の設定値を求める工程と、
    が含まれることを特徴とする請求項9に記載のミリ波送受信モジュールのバイアス調整方法。
  12. 前記ゲート電圧設定工程には、
    温度と、常温でのゲート電圧設定値からの変動率との関係を格納するテーブルを作成する工程と、
    前記温度モニタの検出温度値を複数サンプリングして前記テーブルを参照し前記ゲート電圧に対する最適な設定値を取得する工程と、
    が含まれることを特徴とする請求項11に記載のミリ波送受信モジュールのバイアス調整方法。
  13. 前記ドレイン電圧設定工程および前記ゲート電圧設定工程には、
    前記温度モニタにて検出する温度と前記高周波回路内の実際の温度との誤差を補完する両者の関係情報を格納するテーブルを作成する工程と、
    サンプリングした前記温度モニタの検出温度値に基づき前記テーブルから前記高周波回路の実際の温度を読み出して温度補償を行う工程と、
    が含まれることを特徴とする請求項9に記載のミリ波送受信モジュールのバイアス調整方法。
  14. 前記MMICの所定数は、前記高周波回路の送信系、受信系および周波数逓倍系の3系統における各MMIC群であり、前記ドレイン電圧設定工程および前記ゲート電圧設定工程は、3系統のMMIC群毎に実施されることを特徴とする請求項9に記載のミリ波送受信モジュールのバイアス調整方法。
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