JP2005226542A - 液体排出構造及び液体容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作性及び取扱性に優れると共に、コストを低減でき、しかも組み付け時に部材の破損を防止できる液体排出構造及び液体容器を提供する。
【解決手段】 オイル容器100は、上部ケース1とオイルパン2とが周端部で接続されて成り且つオイル3が貯留される筐体内にオイル排出構造10が設けられたものである。オイルパン2の底壁2aには、オイル排出孔Hが穿設され、その周縁にナット11が固定されている。ナット11には、ドレンプラグ12が螺合している。ドレンプラグ12には、外方からフィラープラグ13が螺合しており、容器内部の端部にレベルチューブ14が嵌合されている。これにより、レベルチューブ14の内部と連通する貫通孔K1が封止される。
【選択図】 図1

Description

本発明は容器に貯留されたオイル等の液体を排出する構造(ドレン構造)、及びその構造を有する液体容器に関し、特に、液体としてオイルを貯留する容器及びそのオイル排出構造に関する。
自動車等の動機器に備わる内燃機関(エンジン)では、各摺動部の潤滑性を維持するために、潤滑オイルが各摺動部に供給されるようになっている。また、変速機には変速機用オイルが使用されている。これらのオイルは、一般に、内燃機関や変速機の下部に取り付けられたオイルパン等のオイル容器内に貯留され、ポンプによってストレーナを介して吸い上げられて各摺動部に送給され、再度オイル容器内に戻入される。
このような従来のオイル容器構造として、例えば、特許文献1には、内燃機関のシリンダブロック下部に設けられ、ドレン孔を有しており、一部がオイルパン内に挿入された直線状のシャフトがそのドレン孔に接続されており、且つ、そのドレン孔がシャフトの軸方向の移動によって開閉される機構を備えるものが記載されている。また、特許文献2には、概して同様な構造を有し、すなわち、オイルパン内に設けられた油面ゲージの下方端が排出栓に螺合され、その油面ゲージを回転させて排出栓が開放されるようにした構造が記載されている。
さらに、本発明者の知見によれば、一般的に、設計上の制約や汎用性の要求等から、排出栓とオイル量検知用チューブ等のプローブとは個別に配設されることも多い。図6は、このような従来のオイル容器構造の一例を示す模式断面図である。この構造では、オイル70が貯留されるオイルパン71の底壁71aに、二つのオイル排出孔H1,H2が設けられている。オイル排出孔H1には、底壁71aの外方からドレンプラグ72が嵌合しナットで固定される。一方、オイル排出孔H2の周縁に固定されたナットには、オイルパン71が画成する内部空間Vに設置されたオイル量検出用のレベルチューブ73が接合され、オイルパン71の外方からフィラープラグ74が嵌合しナットで固定される。
実開昭55−71010号公報 実開昭57−182210号公報
しかし、上記特許文献1に記載されたオイル容器構造では、ドレン孔を開放するのに、オイルパンの内部に設置された比較的長尺なシャフトを引き抜く必要があり、操作性・取扱性が不十分である。また、特許文献2に記載されたオイル容器構造も、排出栓を開放するのに、同じく比較的長尺なゲージを回転させる必要があり、操作性・取扱性が不十分である。
一方、図6に示すような従来のオイル容器構造では、ドレンプラグ72及びフィラープラグ74を底壁71aの外方から脱着できるので、操作性及び取扱性に優れる。しかし、オイル排出孔H1,H2を個別に穿設し、二つのプラグを設ける必要があるので、部品点数が増えてしまい部材コスト及び製造コストが増大してしまう。また、このような構造では、フィラープラグ74でオイル排出孔H2を封止するので、通常、レベルチューブ73の径がオイル排出孔H2よりも大きくなる。そのため、レベルチューブ73を溶接等でオイル排出孔H2の周縁部に接合した後、オイルパンを倒立させた状態(図6の紙面を上下逆にして見た状態)で内燃機関や変速機側のケースに組み付けることが多い。この場合、レベルチューブ73がオイルパン71の深さよりも長尺な部材なので、合わせ面より出っ張ってしまい、他部品と干渉することがある。そうなると、レベルチューブ73や干渉した部品が曲がって変形してしまったり、傷ついたりといった破損が生じてしまう。
そこで、本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、操作性及び取扱性に優れると共に、コストを低減でき、しかも組み付け時に部材の破損を防止できるオイル等の液体の排出構造、及びその構造を備える液体容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による液体排出構造は、貫通部を有しており、オイル等の液体が貯留される容器の壁(例えば、オイルパン等の底壁、又は側壁)に形成された液体排出孔に、その容器の外方から嵌合して止定される排出栓と、容器内に設置され、排出孔よりも外径が小さく、端部が排出栓の貫通部と連通するようにその排出栓に接続された液量検出管とを備えるものである。
このように構成された液体排出構造では、液量検出管が排出栓と連通するように接続され、その排出栓が容器外方から液体排出孔に嵌合して止定されるので、従来のドレンプラグ72とレベルチューブ73とが個別に設けられていた構造(図6参照)に比して部品点数が低減される。また、液量検出管の外径が排出孔よりも小さいので、オイルパン等を内燃機関や変速機側のケースに取り付けて容器筐体を組み立てた後、排出孔に接続した状態の液量検出管を容器内に組み付けることが可能となる。よって、液量検出管がオイルパンの端面から突出するような長尺であっても、その組み付け時に他部品との干渉が防止される。さらに、排出栓が貫通部を有してドレンプラグとして機能し、その貫通部を容器外方から封止するようにすれば、液体排出時の操作を簡便に行い得る。
そのためのより具体的な手段として、排出栓が、貫通部を画成する内周壁に、容器の外方から雄ネジ部を有する封止栓が螺合する雌ネジ部が設けられたものであると好ましい。こうすれば、排出栓への封止栓の螺着及び螺脱により、貫通部ひいては液体排出孔の開閉が平易に行われる。
更に具体的には、排出栓は、容器内に挿入される部位の外周壁に、封止栓の雄ネジ部に対して逆ネジ方向に形成された雄ネジが形成されたものであり、容器内において液体排出孔の周辺に固定されており且つ排出栓の雄ネジ部と螺合するナットを備えると一層有用である。なお、「逆ネジ方向」とは、‘左ネジ’方向に限られず、封止栓の雄ネジ部のネジ方向と逆向きのネジ方向であればよい。この場合、排出栓がナットに螺合して容器壁に固定され、封止栓はその螺着方向と同方向に回転されて螺脱するので、封止栓を取り外す際に排出栓が緩むことが抑止される。
また、ナットが、容器壁の一部として設けられ(一部材として一体に成形されていても、されていなくてもよい)且つ液体排出孔の周縁から容器の内側に突設されたものであるとより好ましい。こうすれば、別途ナットを用いる必要がなく、部品点数が更に低減される。
また、排出栓は、容器の外部から内部に向かって貫通部の径が徐々に小さくなるように形成されたものであると好適である。こうすれば、封止栓を容器の外方から排出栓の貫通部内に挿入させるとき、貫通部の内径が徐々に拡張され、排出栓の外周方向への押付力が高められる。よって、排出栓及び封止栓にそれぞれネジを設けて螺合させなくても、両者を強固に締結させることができる。また、両者にネジを設けて螺合させてももちろんよく、こうすれば、両者の締結力が更に一層向上される。
さらに、封止栓が、排出栓内に収納されたものであると、排出栓に取り付けられた状態において、排出栓から突出しないので、容器壁から外部に突設された部位の形状が小さくされる。
またさらに、液量検出管と排出栓との接続形態としては、例えば、液量検出管が排出栓の貫通部に嵌入されたもの、液量検出管が排出栓と一体となるように設けられたもの(一部材として一体に成形されていても、されていなくてもよい)、等が挙げられる。
前者の場合、より具体的には、貫通部を画成する排出栓の内周壁に液量検出管の外径と同等の環状溝が設けられると好ましい。一方、後者の場合、排出栓の一端を長尺に突出させるように形成すれば、液量検出管と排出栓が一部材となり、部品点数を更に低減できると共に、強度を向上させ易くなる。
また、本発明による液体容器は、貯留された液体が排出される液体排出孔が形成された壁と、本発明による液体容器の排出構造とを備えて有効に構成されるものである。
本発明の液体排出構造、及びその構造を備える液体容器によれば、操作性及び取扱性に優れると共に、コストを低減でき、しかも組み付け時に部材の破損を防止することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、同一要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限られるものではない。
図1は、本発明による液体排出構造の第1実施形態及びそれを備える液体容器の好適な一実施形態を示す模式断面図である。オイル容器100(液体容器)は、自動車等の機器に備わる内燃機関や変速機等のオイル3(液体)が循環使用される動機の下方に設けられたものである。オイル容器100の筐体は、上部ケース1とオイルパン2とが周端部で接続されて成り、その内部空間Vにオイル3が貯留されるものである。オイルパン2の底壁2aには、オイル排出孔H(液体排出孔)が穿設されており、内部空間V側のその周縁の底壁2a上にナット11が、例えば溶接等で固定されている。ナット11には、頭部12a及び胴部12bから構成され且つ貫通孔K1(貫通部)を有するドレンプラグ12(排出栓)が、オイルパン2の外方から螺合している。
ドレンプラグ12の頭部12aは、オイル排出孔Hの径よりも大きい外径を有しており、座金91を介して底壁2a外面に当接することにより止定されている。また、ドレンプラグ12の胴部12bは、オイル排出孔Hの内径と略同じ外径を有しており、ナット11の雌ネジF11に螺合可能な雄ネジM12が外壁に形成されている。
また、ドレンプラグ12の貫通孔K1には、頭部13a及び胴部13bから構成されたフィラープラグ13(封止栓)が螺合されている。フィラープラグ13の頭部13aは、貫通孔K1の径よりも大きい外径を有しており、座金92を介してドレンプラグ12の頭部12aに当接することにより止定されている。さらに、フィラープラグ13の胴部13bは、貫通孔K1の内径と略同じ外径を有しており、ドレンプラグ12の雌ネジF12に螺合可能な雄ネジM13が外壁に形成されている。
ここで、ナット11の雌ネジF11及びドレンプラグ12の雄ネジM12と、ドレンプラグ12の雌ネジF12及びフィラープラグ13の雄ネジM13とは、螺合方向が逆ネジの関係とされている。
さらに、ドレンプラグ12の胴部12bの先端部内周には環状溝12cが形成されており、貫通孔K1と連通して図示上方に延びるようにオイル量検出用のレベルチューブ14(液量検出管)がその環状溝12cに嵌合設置されている。レベルチューブ14は、規定されたオイル3の貯留量に応じた液面レベルで規定される所定長を有しており、オイル3をオイル容器100内に注入する際に、フィラープラグ13を取り外した状態でオイル3の一部が排出されることにより、オイル3の液面レベルひいては量を検知するものである。このように、オイル排出孔H、ナット11、ドレンプラグ12、フィラープラグ13、及びレベルチューブ14からオイル排出構造10が構成されている。
かかる構成を有するオイル容器100によれば、レベルチューブ14がドレンプラグ12と接続され、ドレンプラグ12の貫通孔K1がフィラープラグ13で封止されるので、従来のドレンプラグとレベルチューブとが個別に設けられていた構造に比して部品点数を低減できる。具体的には、図6に示す構成の容器に比してナットを一つ削減でき、また、オイル排出孔H1及び接続孔H2のいずれか一方を設けなくてもよい。よって、部材コスト及び製造コストを削減することができる。
また、オイル容器100は、例えば、以下のようにして内燃機関等に組み付けることができる。まず、オイル排出孔Hが穿設されたオイルパン2を準備し、そのオイル排出孔Hの周縁にナット11を溶接等で接合する。次に、レベルチューブ14をドレンプラグ12の胴部12bの環状溝12cに嵌合固定したものを座金91に通し、さらに、オイル容器100外方からオイル排出孔Hに挿入し、胴部12bの雄ネジM12をナット11の雌ネジF11に螺合させる。次いで、フィラープラグ13の胴部13bを座金92に通し、さらに、オイル容器100外方から、胴部13bの雄ネジM13をドレンプラグ12の雌ネジF12に螺合させて、貫通孔K1を封止する。
これにより、レベルチューブをオイルパンに固定した状態でオイルパン全体をケースに接続する必要があった従来(図6参照)において問題であった、組み付け時の他部品とレベルチューブとの干渉を防止できる。よって、レベルチューブ14や内燃機関側の部品との接触に起因する曲がり変形、傷つき、及び破損を抑止できる。また、貫通孔K1の開閉を、容器外方からのフィラープラグ13の操作(螺着・螺脱)によって簡易に行うことができるので、レベルチューブの回転や引き抜きによって排出栓を開閉していたような従来(特許文献1及び2参照)に比して、操作性及び取扱性を向上できる。
さらに、ナット11の雌ネジF11及びドレンプラグ12の雄ネジM12と、ドレンプラグ12の雌ネジF12及びフィラープラグ13の雄ネジM13とが、逆ネジの関係とされているので、フィラープラグ13を取り外し方向に回すと、ドレンプラグ12は一層締め付けられ得る。よって、ドレンプラグ12の緩みを確実に防止できる。
図2は、本発明によるオイル排出構造の第2実施形態を示す模式断面図である。オイル排出構造20(液体排出構造)は、ナット11及びドレンプラグ12の代わりに、それぞれナット21及びドレンプラグ22(排出栓)を備えること以外は、前述したオイル排出構造10と同様に構成されたものである。なお、図示の都合上、レベルチューブ14を一点鎖線で表した。また、本実施形態で用いられるフィラープラグは、雄ネジM13を有しないこと以外はフィラープラグ13と同様に構成されたものであり、図示を省略した。
ドレンプラグ22は、外部端(図示下方端)から内部端(図示上方端)にかけて内径が徐々に小さく(すなわちDg>Diと)なるように形成された貫通孔K2(貫通部)を有している。また、貫通孔K2を画成する内周壁F22には、雌ネジが設けられていない。さらに、ドレンプラグ22の胴部22bにおける内部端の周辺部は環状に突出しており、その外面に対応する形状となるように、ナット21の内部端側における内壁が面取りされている。なお、雌ネジF21は雌ネジF11と、雄ネジM22は雄ネジM12と、それぞれ同様にネジ切りされている。
このように構成されたオイル排出構造20によれば、図示しないフィラープラグがドレンプラグ22の貫通孔K2内に挿入されるにつれて、貫通孔K2の内径が徐々に拡張され、ドレンプラグ22の外周方向つまりナット21の内壁への押付力が高められる。よって、ドレンプラグ22及びフィラープラグを螺合させなくとも、両者を強固に締結することができ、オイル排出孔H及び貫通孔K2の封止性を確実に担保できる。さらに、貫通孔K2が拡張されると、ドレンプラグ22の胴部22bの内端部がナット21の上記面取り部に当接して係合するので、ドレンプラグ22の‘抜け’をより確実に防止できる。
なお、他の作用効果は、オイル容器100及びそれに備わるオイル排出構造10と同様であるので、重複説明を避けるため、ここでの詳述は省略する(以下、各実施形態の説明において同様とする)。
図3は、本発明によるオイル排出構造の第3実施形態を示す模式断面図である。オイル排出構造30(液体排出構造)は、ドレンプラグ12及びフィラープラグ13の代わりに、それぞれドレンプラグ32(排出栓)及びフィラープラグ33(封止栓)を備えること以外は、前述したオイル排出構造10と同様に構成されたものである。
ドレンプラグ32は、貫通孔K3(貫通部)よりも内径が大きな環状溝35が形成されており且つ外形六角(ネジ)形状を有する頭部32aと、胴部32bとから構成されている。また、フィラープラグ33は、環状溝35に嵌合する外形状を有し且つ内形六角(ネジ)形状の凹部36が形成された頭部33aと、胴部33bとから成っている。さらに、フィラープラグ33の頭部33aの高さは、ドレンプラグ32の環状溝35の深さ以下とされている。なお、環状溝32cは環状溝12cと同様に形成されている。また、雌ネジF32は雌ネジF12と、雄ネジM32,M33は雄ネジM12及びM13と、それぞれ同様にネジ切りされている。
このような構成のオイル排出構造30によれば、ドレンプラグ32にフィラープラグ33が螺合固定された状態において、フィラープラグ33の頭部33aがドレンプラグ32の環状溝35内に収納されるので、頭部33aが頭部32aから容器外方(図示下方)へ突出しない。よって、オイルパン2の底壁2a下の寸法を短縮でき、容器下部を単純化且つ小型化できる利点がある。
図4は、本発明によるオイル排出構造の第4実施形態を示す模式断面図である。オイル排出構造40(液体排出構造)は、ナット11を有さない代わりにナット部41(ナット)が設けられたこと以外は、前述したオイル排出構造10と同様に構成されたものである。ナット部41は、オイル排出孔Hの周縁端から底壁2aの内側に向かって環状に突設された部位であり、底壁2aの一部を成す。また、その内周壁には雌ネジF41が設けられている。かかる構成のオイル排出構造40によれば、ナット11が不要となり、その代わりに設けられたナット部41がオイルパン2の一部として一体成形されているので、部品点数を更に減らして経済性を一層向上できる。
図5は、本発明によるオイル排出構造の第5実施形態を示す模式断面図である。オイル排出構造50(液体排出構造)は、ドレンプラグ22の代わりにドレンプラグ52を有し、且つ、レベルチューブ14の代わりにレベルチューブ部54(液量検出管)が設けられたこと以外は、前述したオイル排出構造10と同様に構成されたものである。ドレンプラグ52は、頭部12aと同様形状を有する頭部52a、及び、ナット11の雌ネジF11に螺合する雄ネジM52を有する胴部52bを有し、さらに、胴部52bから内方へ延在する管状のレベルチューブ部54(レベルチューブ)が一体成形されたものである。
このような構成のオイル排出構造50によれば、ドレンプラグ52が、液量検出管と排出栓の両方の機能を為すので、部品点数を更に低減して更なるコスト低減を実現できる。また、接合部を減らすことができるので、当該部位の強度を向上させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない限度において様々な変形が可能である。例えば、ドレンプラグ22の内周壁F22に雌ネジを設けてもよく、この場合、フィラープラグとしては、雄ネジM13を有するフィラープラグ13を使用できる。こうすれば、両者の締結力を更に向上させることができる。また、ナット部41及びレベルチューブ部54は、例えば溶接等の接合によって、それぞれ底壁2a、及びドレンプラグ52と一体となるように設けられていてもよい。さらに、レベルチューブ14、及びレベルチューブ部54の内部に、例えば、オイルレベルゲージ等のレベルセンサを付加的に遊挿しておいてもよい。またさらに、オイル排出孔Hをオイルパン2の側壁に設けてもよい。さらにまた、容器内に貯留される液体は、オイル以外のものでももちろんよい。
本発明による液体排出構造は、液体貯留容器の底壁に形成された液体排出孔に、その容器外方から貫通部を有する排出栓が嵌合止定され、さらに、その貫通部と連通するように液量検出管が接続されたものである。また、本発明よる液体容器は、その液体排出構造を備える。よって、操作性及び取扱性に優れると共に、コストを低減でき、しかも組み付け時に部材の破損を防止できる。したがって、内燃機関や変速機を備える車両等の機器、動機、設備等、さらには、液量の検知が必要な各種の液体容器に広く利用することができる。
本発明による液体排出構造の第1実施形態及びそれを備える液体容器の好適な一実施形態を示す模式断面図である。 本発明によるオイル排出構造の第2実施形態を示す模式断面図である。 本発明によるオイル排出構造の第3実施形態を示す模式断面図である。 本発明によるオイル排出構造の第4実施形態を示す模式断面図である。 本発明によるオイル排出構造の第5実施形態を示す模式断面図である。 従来のオイル容器構造の一例を示す模式断面図である。
符号の説明
1…上部ケース、2…オイルパン、2a…底壁、3…オイル(液体)、10,20,30,40,50…オイル排出構造(液体排出構造)、11,21…ナット、12,22,32,52…ドレンプラグ(排出栓)、12c,32c,35…環状溝、12a,13a,32a,33a,52a…頭部、12b,13b,22b,32b,33b,52b…胴部、13,33…フィラープラグ(封止栓)、14…レベルチューブ(液量検出管)、36…凹部、41…ナット部(ナット)、54…レベルチューブ部(液量検出管)、91,92…座金、100…オイル容器(液体容器)、F11,F12,F21,F32,F41…雌ネジ、H…オイル排出孔(液体排出孔)、K1,K2,K3,K5…貫通孔(貫通部)、M12,M13,M22,M32,M33,M52…雄ネジ、F22…内周壁、V…内部空間。

Claims (9)

  1. 貫通部を有しており、液体が貯留される容器の壁に形成された液体排出孔に、該容器の外方から嵌合して止定される排出栓と、
    前記容器内に設置され、前記排出孔よりも外径が小さく、端部が前記排出栓の前記貫通部と連通するように該排出栓に接続された液量検出管と、
    を備える液体排出構造。
  2. 前記排出栓は、前記貫通部を画成する内周壁に、前記容器の外方から雄ネジ部を有する封止栓が螺合する雌ネジ部が設けられたものである、
    請求項1記載の液体排出構造。
  3. 前記排出栓は、前記容器内に挿入される部位の外周壁に、前記封止栓の雄ネジ部に対して逆ネジ方向に形成された雄ネジが形成されたものであり、
    前記容器内において前記液体排出孔の周辺に固定されており、且つ、前記排出栓の雄ネジ部と螺合するナットを備える、
    請求項2記載の液体排出構造。
  4. 前記ナットは、前記容器の壁の一部として設けられ且つ前記液体排出孔の周縁から前記容器の内側に突設されたものである、
    請求項3記載の液体排出構造。
  5. 前記排出栓は、前記容器の外部から内部に向かって前記貫通部の径が徐々に小さくなるように形成されたものである、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体排出構造。
  6. 前記封止栓は、前記排出栓内に収納されたものである、
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の液体排出構造。
  7. 前記液量検出管は、前記排出栓の前記貫通部に嵌入されたものである、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体排出構造。
  8. 前記液量検出管は、前記排出栓と一体となるように設けられたものである、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体排出構造。
  9. 貯留された液体が排出される液体排出孔が形成された壁と、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載された液体排出構造と、
    を備える液体容器。


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