JP2005226195A - ボディースーツ - Google Patents

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JP2005226195A JP2004037289A JP2004037289A JP2005226195A JP 2005226195 A JP2005226195 A JP 2005226195A JP 2004037289 A JP2004037289 A JP 2004037289A JP 2004037289 A JP2004037289 A JP 2004037289A JP 2005226195 A JP2005226195 A JP 2005226195A
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下 瑠 美 子 宮
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Abstract

【課題】従来のボディースーツに不可避であった用便時の違和感を回避しつつ、体の線を美しく整えるという本来の目的を達することのできるボディースーツを提供する。
【解決手段】ボディースーツ1は胸部2と腰部3から構成され、腰部3は股部に股部開口部4、両脇に脇開口部5を有す。この様な腰部3の形態は、腰部3を主部31、脚部32、連結部33から構成することにより達成される。ボディースーツ1は股部開口部4を設けることにより、用便時に特別の動作をすることなく用を足すことができ、かつ、股部開口部4を設けても、主部31は連結部33を介して脚部32に連結されているので、体にフィットして体の線を美しく整えるボディースーツの本来の機能は維持される。
【選択図】図3

Description

本発明は、女性用ボディースーツに関し、特に、用便の容易な形態のボディースーツに関するものである。
近年の経済発展に伴い金銭的に余裕の出来た女性の興味は、生活必需品から趣味、嗜好品へと移り、ファッションへの関心も高まってきた。ファッションへの関心は、当然、体の線を美しく見せるための各種ボディースーツを生み出す結果となっている。また、ボディースーツを着用する年令も若年層から中高令者層へと拡がっている。
ボディースーツは体にぴったりフィットしてボディーラインを美しく整える反面、ブラジャーとパンティー或いはガードルを連結して胸部から腰部まで一体化された下着であるので、用便の際に簡単には下にずらすことができない不便さがある。従って、一般には股下部が開閉できるようにホック等で止める構造になっている(例えば、特許文献1参照)。このような構造が、着用者に違和感を持たせ、特に中高年令者には着用を躊躇させる原因となっている。
上記のような用便時の違和感を緩和する方法として、股下部の開閉に用いる止め具を面状ファスナーとすると共に、ファスナー部に受け具と係止爪を設け、ファスナーの接合を簡便にしたもの、或いは、股下部を面状ファスナーで着脱自在にしたものがある(例えば、特許文献2、3参照)。しかし、この方法でもファスナーを開閉する動作をしなければならないという重圧感は依然として残る。
また、股下部に伸縮性をもたせ、ホック等を用いて開閉することなく、横に簡単にずらすことが可能なものがある(例えば、特許文献4参照)。しかし、この方法では用便中に股下部をずらして保持し続けなければならず、従来とは異なる嫌悪感が発生する。
実開平2−132603号公報 登録実用新案第3009695号公報 実開昭63−34103号公報 特開平8−74105号公報
本発明の目的は、従来のボディースーツに不可避であった用便時の違和感を回避しつつ、体の線を美しく整えるという本来の目的を達することのできるボディースーツを提供することである。
請求項1の発明に係るボディースーツは、着用者のボディーラインを美しく整えるために、人体の胸部から腰部にかけて覆うとともに、腰部から股下部分にかけては開放させて形成したボディースーツ本体と、足の付け根部分から下方を所定幅で覆うように形成した足被覆部と、を備え、前記ボディースーツ本体および前記足被覆部を連結させて、着用時のずり上がりを防止するとともに、用便時に着脱することなく用が足せるようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に係るボディースーツは、前記足被覆部を連結させる際には、連結部を前記ボディースーツ本体の下縁の両足前後部分に設け、前記足被覆部を前記ボディースーツ本体から吊り下げるようにして一体的に形成し、下腹部前方から股下部分にかけて臀部まで露出させ、且つ、両足の上部外側面が露出するようにしたことを特徴とする。
本発明に係るボディースーツは、股部が開放された形態をなしているので、ボディースーツの上にパンティーを着用する必要があるが、用便時にボディースーツを脱いだり、股部のファスナーを着脱する必要がなく、通常通りパンティーを下げるだけの動作で用が足せる。従って、中高年令者でも違和感無く日常的に着用できる。
以下、図面を用いて本発明に係るボディースーツを説明する。
図1は、本発明に係るボディースーツの基本形態を示す説明図で、正面から見た形態を示す。この図1に示すように、本発明のボディースーツ1は、人体の胸部から腰部にかけて覆うボディースーツ本体(胸部2及び主部31で構成される)に、足の付け根部分から下方を所定幅で覆うように形成した足被覆部(脚部32)を連結部33で連結させて形成したものである。以下の説明では、主部31、脚部32、及び、連結部33を合わせて腰部3と言う。
腰部3は個別の下着のパンティー或はガードルに相当する部分で、脚の付け根(大腿部)まで延びたセミロング形態(或いはロング形態)で、股部に股部開口部4を有し、主部31、脚部32、連結部33から構成される。腰部3が脚部32を有すセミロング形態である理由は、股部開口部4を設けることにより、股部でボディースーツ1が上方に引っ張られるのを防ぐことができないので、股部に代わって脚部32がその役割を果たすためである。このような形態にすることより、ボディースーツ1は体にぴったりフィットして体の線を美しく見せる効果と、用便時の利便性が両立する。
図2は、本発明に係るボディースーツの別の形態を示す説明図で、図2(a)(b)(c)はそれぞれ正面、背面、側面(図2(a)の右側の側面)から見た形態を示す。図1と同じ部分には同じ参照符号を付してある。図2に示す形態は、図1に示す基本形態に脇開口部5を追加した形態で、その他は基本形態と同一である。以下、図2を用いて本発明に係るボディースーツを詳しく説明する。
ボディースーツ1は胸部2と腰部3から構成され、腰部3は股部に股部開口部4、両脇に脇開口部5を有す。脇開口部5は、右脇開口部51と左脇開口部52からなる。この様な腰部3の形態は、腰部3を主部31、脚部32、連結部33から構成することにより達成される。
即ち、腰部3は主部31と脚部32が連結部33で連結された形態であり、本実施例ではボディースーツ1の前面、背面にそれぞれ2ケ所づつ連結部33を設けている。前右連結部331と背右連結部334に右脇開口部51が挟まれ、また、前左連結部332と背左連結部333に左脇開口部52が挟まれる形態となる。
図3は、本発明に係る図2に示したボディースーツを実際に女性が着用した形態を示し、図2と同じ部分には同じ参照符号を付してある。
図3に示すように、ボディースーツ1は股部開口部4を設けることにより、用便時に特別の動作をすることなく用を足すことができる。
また、股部開口部4を設けても、主部31は連結部33を介して着用者の脚にフィットした脚部32に連結されているので、上方にずれることはない。従って、体にフィットして体の線を美しく整えるボディースーツの本来の機能は維持される。
脇開口部5は、座った時、用便時等の着用者が腰を曲げる時に、脚部32が引き上げられるのを防ぐために設けたものである。図1に示す如く、左右の脇開口部5を無くした形態が基本形態であり、機能上は、脇開口部5を有する場合と変わりはない。しかし、開口部5が無い場合は、着用者が腰を曲げるとボディースーツ1の腰部3の連結部33の両脇から背面にかかる部分が伸ばされ、脚部32を上に引き上げられる力が働く。この力を緩和するために開口部5を設けることが好ましい。
股開口部4の大きさは、正面から見た場合、幅(図2(a)のX)は10cm〜25cm、丈方向(図2(a)のY)は3〜5cmが適当である。
連結部331〜334の形状は、縦に長い長方形(短冊状)でもよいが、本実施例に示すように、その上下の幅を広くした糸巻き型が好ましい。その理由は、前述したように連結部331〜334は、主部31が上方にずれないように下方に引っ張る機能を必要とするが、糸巻き型にすることによって主部31が均一に引っ張られるようになり、かつ、腰を曲げた時に脚部32が上方に引きずり上がられる力を最小限に留められるからである。
幅の最小部(図3のW)は3cm以上確保することが好ましい。
脚部32の上端と着用者の股部の距離(図3のH)は3cm以上、好ましくは5cm以上確保する必要がある。その理由は、用便時にウォシュレット(商品名)型の洗浄器付き便器を使用した場合に、距離Hを十分確保しないと脚部32が洗浄水で濡れるからである。着用時のHはボディースーツの着用の仕方による個人差により多少は変化するが、着用者の体格に応じたボディースーツの寸法が規格化されており、規格に従ってボディースーツを求め、所定の着用の仕方をすれば、所定のHが確保できるように設計される。
また、脚部32の幅(図3のL)は、特に制限するものではないが、機能上3cm以上あるのが好ましく、着心地の観点からは、一般的には3〜5cmが好ましい。
更に、脚部に靴下止めを設けガーターの機能を付加することも可能である。
ボディースーツ1の素材は特に限定するものではないが、伸縮性に富み、肌に触れて着心地のよいものが好ましく、シルク、ナイロン、ポリウレタン、綿等が用いられる。
本発明に係るボディースーツの形態は、その適用製品を洋服の下着に限定されることなく、和服用の下ばきとして用いても、着崩れ防止の効果が得られ、また、水着等の運動用ウエアにも応用可能であることは言うまでもない。
本発明に係るボディースーツの基本形態を示す説明図である。 (a)本発明に係るボディースーツの別の形態を示す正面から見た説明図である。(b)本発明に係るボディースーツの別の形態を示す背面から見た説明図である。(c)本発明に係るボディースーツの別の形態を示す背面から見た説明図である。 図2に示したボディースーツを実際に女性が着用した形態を示す。
符号の説明
1 ボディースーツ
2 胸部
3 腰部
4 股部開口部
5 脇部開口部
31 主部
32 脚部
33 連結部

Claims (2)

  1. 着用者のボディーラインを美しく整えるために、人体の胸部から腰部にかけて覆うとともに、腰部から股下部分にかけては開放させて形成したボディースーツ本体と、
    足の付け根部分から下方を所定幅で覆うように形成した足被覆部と、を備え、前記ボディースーツ本体および前記足被覆部を連結させて、着用時のずり上がりを防止するとともに、用便時に着脱することなく用が足せるようにしたことを特徴とするボディースーツ。
  2. 前記足被覆部を連結させる際には、連結部を前記ボディースーツ本体の下縁の両足前後部分に設け、前記足被覆部を前記ボディースーツ本体から吊り下げるようにして一体的に形成し、下腹部前方から股下部分にかけて臀部まで露出させ、且つ、両足の上部外側面が露出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のボディースーツ。
JP2004037289A 2004-02-13 2004-02-13 ボディースーツ Pending JP2005226195A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2450590A (en) * 2007-06-29 2008-12-31 Embry Panty corselet

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