JP2005224537A - 接続具および医療用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐圧性の高い接続具および医療用容器を提供すること。
【解決手段】接続具1は、管体が接続可能であり、内部を液体が通過する接続具であり、弾性材料で構成され、液体が通過可能な内腔部24と、頂面211から内腔部24に到達する頂面スリット212と、側面213から内腔部24に到達する側面スリット214とが形成された頭部21と、頭部21の外周の大きさより大きい外周の肩部25が形成された胴部22とを有する弁体2Aと、筒状体で構成されたメス側接続部64と、液体が通過可能な液体通過口651が設けられた液体通過部65とを有するハウジング6Aとを備え、管体が接続されていないとき、頂面スリット212および側面スリット214がそれぞれ閉じた状態で頭部21がメス側接続部64内に挿入されて、側面213がメス側接続部64の内周面645に当接し、かつ、肩部25がメス側接続部64の基端開口642の外周部に当接する。
【選択図】図1

Description

本発明は、管体の接続が可能であり、内部を液体が通過する接続具およびそれを設置した医療用容器に関する。
輸液、輸血、栄養投与等に用いる液体の流路接続を必要とする医療用具においては、薬液、血液、流動食等の液体(流体)を持続的、一時的に流す際、液体の流路(回路)の接続、脱離を必要に応じて行う必要がある。このとき、回路の途中に液体の流路同士を接続する接続具を取り付けることが知られている。
このような接続具の代表的なものとしては、例えば、三方活栓がある。この三方活栓は、1つのオス型接続部と、2つのメス型接続部によって構成されている。複数の三方活栓を用いて回路を形成するとき、一方のオス型接続部と他方のメス型接続部との嵌合によって回路の接続(形成)をおこなう。
しかし、接続した接続具同士が脱離したとき、流路となる部位が外気に露出するおそれがあるため、このような接続具は、菌汚染に弱いという欠点があった。特に、メス型接続部は、接続と脱離とが繰り返されて使用される機会が多く、外気に触れる(露出する)頻度が高いという問題があった。
このような問題に対し、メス型接続部の流路となる部分の外気への露出を抑えるように、メス型接続部に流路の開閉可能な弁体を設けた接続具がある(例えば、特許文献1参照)。この接続具は、スリットが設けられた弁体にオス型接続部を挿入したりして流路を開通させるため、針やオス型接続部の脱離後に再び弁体が閉じ、流路の外気への露出を抑えることができる。
しかしながら、このような弁体を有する接続具では、液体が通過するスリットが予め弁体に設けられているため、弁体(接続具)の耐圧性が低くなるという問題があった。
また、接続具内の液体の圧力が高い場合、液体がスリットから漏れ出すという問題があった。
特開平9−108361号公報
本発明の目的は、耐圧性の高い接続具および医療用容器を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(6)の本発明により達成される。なお、下記(7)〜(14)であるのが好ましい。
(1) 管体が接続可能であり、内部を液体が通過する接続具であって、
弾性材料で構成され、前記液体が通過可能な内腔部と、頂面から前記内腔部に到達する頂面スリットと、側面から前記内腔部に到達する側面スリットとが形成された頭部と、該頭部の外周の大きさより大きい外周の肩部が形成された胴部とを有する弁体と、
筒状体で構成されたハウジング本体と、前記液体が通過可能な液体通過口が設けられた液体通過部とを有するハウジングとを備え、
前記管体が接続されていないとき、前記頂面スリットおよび側面スリットがそれぞれ閉じた状態で前記頭部が前記ハウジング本体内に挿入されて、前記頭部の側面が前記ハウジング本体の内周面に当接し、かつ、前記胴部の肩部が該肩部側に位置する前記ハウジング本体の開口の外周部に当接し、
前記管体が接続されたとき、前記管体が前記頭部の頂面を押圧することにより、前記頂面スリットおよび側面スリットがそれぞれ開くように前記頭部が変形し、かつ、前記頭部の側面が前記ハウジング本体の内周面から離間し、かつ、前記胴部の肩部が前記ハウジングの開口の外周部から離間するとともに、前記管体内と前記液体通過口とが前記頂面スリット、側面スリットおよび内腔部を介して連通することを特徴とする接続具。
(2) 前記頭部の側面および前記ハウジング本体の内周面は、それぞれ、前記弁体の軸方向に対して傾斜している上記(1)に記載の接続具。
(3) 前記液体通過部の液体通過口は、前記弁体の軸方向に対してほぼ直角方向に開口するよう設けられている上記(1)または(2)に記載の接続具。
(4) 前記頭部が前記ハウジング本体内に挿入される方向に、前記弁体を付勢する付勢手段を備える上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の接続具。
(5) 前記液体が流通する流路の途中に設置され、
前記液体通過部には、2つの前記液体通過口が設けられ、
前記2つの液体通過口は、一方が前記流路の上流側、他方が前記流路の下流側に位置している上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の接続具。
(6) 容器本体を有し、該容器本体における液体が注入または排出される口部に上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の接続具を、該接続具の液体通過部が前記容器本体の内側に位置するように設けたことを特徴とする医療用容器。
(7) 前記液体通過部には、複数の前記液体通過口が設けられている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の接続具。
(8) 前記液体通過部には、2つの前記液体通過口が設けられ、
前記2つの液体通過口は、互いに反対の方向を向いて開口している上記(1)ないし(3)、(7)のいずれかに記載の接続具。
(9) 前記側面スリットは、複数形成されている上記(1)ないし(3)、(7)、(8)のいずれかに記載の接続具。
(10) 前記頂面スリットおよび側面スリットは、それぞれ、形状がほぼ一文字状をなし、前記弁体の軸方向に平行に形成されている上記(1)ないし(3)、(7)ないし(9)のいずれかに記載の接続具。
(11) 前記付勢手段は、前記弁体と一体的に形成された、弾性変形する変形部で構成されている上記(4)に記載の接続具。
(12) 前記液体が流通する流路の途中に設置される混注口として用いられ、前記頂面スリット、側面スリットおよび内腔部を介して、前記流路に前記液体を注入し、または前記流路から前記液体を取り出すことができるものである上記(1)ないし(4)、(7)ないし(11)のいずれかに記載の接続具。
(13) 上記(1)ないし(5)、(7)ないし(12)のいずれかに記載の接続具を液体が通過する口部に設けたことを特徴とする医療用容器。
(14) 前記容器本体は、輸液バッグである上記(6)に記載の医療用容器。
本発明によれば、管体が接続されていないとき、頂面スリットおよび側面スリットが閉じることと、弁体の頭部の側面とハウジング本体の内周面とが当接することと、胴部の肩部とハウジング本体の開口の外周部とが当接することとにより液体の通過が阻止され、管体が接続されたとき、頂面スリットおよび側面スリットが開くことと、弁体とハウジングとが離間することにより液体が通過することができる。
また、本発明の接続具によれば、液体が通過が阻止されたとき、その液体の圧力に対して、耐圧性を高くすることができる。
以下、本発明の接続具を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の接続具の第1実施形態を示す縦断面図、図2は、図1に示す接続具を設けた医療用容器の概要図(部分断面図)である。なお、図1および図2中の上側を「先端」、下側を「基端」という。
本発明の接続具1は、管体20が接続可能であり、内部を液体Rが通過するものである。図1に示すように、この接続具1は、ハウジング6Aと、キャップ9A、ハウジング6Aとキャップ9Aとで画成された空間(液体流通空間7)内に収納される弁体2Aとを備えている。以下、各部の構成について説明する。なお、以下、管体20を接続具1に接続していない状態を「非接続状態」と言い、図2に示すように、管体20を接続具1に接続した状態を「接続状態」と言う。
まず、管体20について説明する。
図2に示すように、管体20は、接続具1に接続される部位または器具である。管体20としては、例えば、シリンジ(注射器)の基端突出部位(針管を接続する部位)や、それ自体独立したハブ、シース等の管状器具が挙げられる。本実施形態では、管体20として、シリンジ40の基端突出部位を挙げて説明する。
管体(基端突出部位)20は、内腔(流路)202を有し、その外周面は、ルアーテーパー状をなしている。すなわち、管体20の外径は、開口部201側において後述するメス側接続部(ハウジング本体)64の先端開口641の内径(開口径)よりわずかに小さく、開口部201側と反対の方向(先端方向)に向かって漸増するテーパー状をなしている。
また、シリンジ40において、管体20の先端には、管体20より拡径したシリンジ本体30が設けられ、このシリンジ本体30の内腔301と管体20の内腔202とが連通している(図2参照)。
次に、ハウジング6Aについて説明する。
図1に示すように、ハウジング6Aは、メス側接続部(ハウジング本体)64と、液体通過部65とを有している。
メス側接続部64は、筒状体で構成されており、内腔部643と、先端開口641、基端開口642とが形成されている。また、このメス側接続部64は、内腔部643を囲む内周面645が弁体2Aの軸方向に対して傾斜している。すなわち、内周面645は、先端開口641の開口径が基端開口642の開口径より小さく、内腔部643の内径が基端方向に向かって漸増するテーパー状をなしている。
図1に示す液体通過部65は、その外径がメス側接続部64の基端側の外径より大きい径の有底筒状をなしており、メス側接続部64の基端に設けられている(メス側接続部64と一体的に形成されている)。また、液体通過部65の側面652には、液体Rが通過可能な複数(本実施形態では、2つ)の液体通過口651が設けられて(形成されて)おり、弁体2Aの軸方向に対してほぼ直角方向に開口している。これら2つの液体通過口651は、互いに反対の方向(図1中、左右方向)を向いて開口している。
このような液体通過口651が設けられていることにより、シリンジ40内(内腔301)と液体通過口651の外側(接続部1の外側)と間の液体Rの流れの方向を全体としてほぼ直角方向に変えることができ(図2参照)、よって、接続具1において、液体Rの流れによる(図2中、上下方向の)負荷(圧力)をより抑制することができる。これにより、接続具1の耐圧性をより向上させることができる。
また、ハウジング6Aの構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン−1、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、環状ポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アイオノマー、アクリル系樹脂、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリオキシメチレン、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロヘキサンテレフタレート(PCT)等のポリエステル、ポリエーテル、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンオキシド、変性ポリフェニレンオキシド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、シリコーン樹脂、ポリウレタン等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば2層以上の積層体として)用いることができる。また、各種ガラス材、セラミックス材料、金属材料で構成することもできる。
次に、キャップ9Aについて説明する。
図1に示すように、キャップ9Aは、その内径が液体通過部65の外径と同等またはそれより若干大きい径の有底筒状をなしており、液体通過部65に固定されている。この固定の方法としては、以下の方法が挙げられる。
キャップ9Aの内周面91における2つの液体通過口651に対応する箇所にそれぞれ爪92が形成されており、これら2つの爪92がそれぞれ液体通過口651の縁部653に係合している。また、キャップ9Aの底面93と爪92の係合面922との距離(図1中、h1で示す長さ)は、ハウジング6A(液体通過部65)の基端面654と縁部653との距離(図1中、h2で示す長さ)と同等またはそれより若干小さい(短い)のが好ましい。これにより、キャップ9Aの底面93と液体通過部65の基端面654とが互いに液密に接することができ、よって、液体Rが両者(底面93、基端面654)の境界から漏れ出すのを防止することができる。
なお、液体通過部65へのキャップ9Aの固定方法としては、前述のような固定方法であるのに限定されず、例えば、嵌合、かしめ、接着剤による接着、熱融着、超音波融着等の方法によるものであってもよい。
また、キャップ9Aの底面93の中央部には、形状がほぼ円柱状の凸部94が設けられている。
また、キャップ9Aの構成材料としては、特に限定されず、例えば、ハウジング6Aで挙げたのと同様の材料を用いることができる。
次に、弁体2Aついて説明する。
図1に示すように、弁体2Aは、有底筒状の頭部21と、頭部21の基端側に設けられた筒状の胴部22とを有し、弾性材料で構成されている。なお、図1では、弁体2Aに形成された後述する頂面スリット212、側面スリット214が閉じた状態を示し、図2では、両スリットが開いた状態を示している。
頭部21には、液体Rが通過可能な内腔部24と、頂面211から内腔部24に到達する頂面スリット212と、側面213から内腔部24に到達する側面スリット214とが形成されている。すなわち、両スリットは、内腔部24を介して互いに連通している。また、この頂面スリット212および側面スリット214は、それぞれ、形状がほぼ一文字状をなし、弁体2Aの軸方向に平行に形成されている。
このような構成により、例えば、頂面スリット212から流入した液体Rを側面スリット214から流出させることができる。
また、側面スリット214は、複数存在し(形成され)、側面213の周方向に沿って等間隔に形成されている。これにより、例えば、頂面スリット212から流入した液体Rを各側面スリット214から効率的に流出させることができる。
頂面スリット212および側面スリット214は、弁体2Aが自然状態(頭部21が管体20に押圧されていない状態、すなわち、非接続状態)にあるときは、頭部21自体の弾性により閉塞され、液密状態(気密状態)を保持している(図1参照)。
一方、弁体2Aに外力が加わったときは、頭部21が変形して両スリットが開口する。すなわち、頭部21が軸方向(基端方向)に押圧されたとき、頭部21が変形して側面スリット214(開放口214a)が開き(開放し)、頭部21がその頂面211付近を径方向(図2中、左右方向)に圧縮されたとき、頭部21が変形して、頂面スリット212(開放口212a)が開く(図2参照)。
また、頭部21の側面213は、弁体2Aの軸方向に対して傾斜している。すなわち、側面213は、頭部21の横断面の直径が基端方向に向かって漸増するテーパー状をなしている。このときの側面213のテーパーの角度は、メス側接続部64のテーパー状をなした内周面645のテーパーの角度とほぼ同等であるのが好ましい。
側面213と内周面645とが互いにこのようなテーパー状をなしていることにより、非接続状態でこれら2つの面がより液密に接することができ(図1参照)、よって、接続具1自体の耐圧性をより向上させることができる。また、同様に、頭部21がメス側接続部64の内腔部643に必要以上に挿入されるのを防止することができる。
図1に示す胴部22は、その基端、すなわち、頭部21との境界に、頭部21の外周の大きさより大きい外周のリング状の肩部25が形成されている。
また、弁体2Aには、これと一体的に形成された変形部(付勢手段)23が設けられている。すなわち、胴部22は、その大部分が変形部23で構成されている(図1参照)。
変形部23は、それが弁体2Aの軸方向に弾性変形するように、変形部23の外周面234(胴部22の外周面221)に溝233が全周に沿って形成されている。この変形部23は、弁体2Aをその基端側から先端側に向って(頭部21がメス側接続部64内(内腔部643)に挿入される方向に)付勢する付勢手段として機能する。
このような変形部23により、別途に付勢手段を構成するための部品を接続具1に設ける必要がなく、部品点数の減少、構造の簡素化に寄与することができる。
また、変形部23がこのような形状をなしている、特に、溝233の深さ、幅、形成数等を適宜設定することにより、適度な量の変形が可能となる。
また、同様に、変形部23は、頭部21より柔軟性を有することとなり、頭部21より容易に変形することができる。
また、この変形部23は、弁体2Aがその基端側から先端側に向って復元する復元力の大半を担っているが、頭部21がその復元力の一部を担っていてもよい。
また、このような弁体2Aを構成する弾性材料としては、特に限定されないが、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR、1,2−BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)等のブタジエン系ゴム、クロロプレンゴム(CR)、ブタジエン−アクリロニトリルゴム(NBR)等のジエン系特殊ゴム、ブチルゴム(IIR)、エチレン−プロピレンゴム(EPM、EPDM)、アクリル系ゴム(ACM、ANM)、ハロゲン化ブチルゴム(X−IIR)等のオレフィン系ゴム、ウレタンゴム(AU、EU)等のウレタン系ゴム、ヒドリンゴム(CO、ECO、GCO、EGCO)等のエーテル系ゴム、多硫化ゴム(T)等のポリスルフィド系ゴム、シリコーンゴム(Q)、フッ素ゴム(FKM、FZ)、塩素化ポリエチレン(CM)等の各種ゴムや、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合(ブレンド)して用いることができる。
このような構成の各部を有する接続具1は、図1および図2に示すように、弁体2Aが、ハウジング6Aとキャップ9Aと画成され、液体Rが通過する液体流通空間7に収納されている。このとき、弁体2Aは、胴部22の内腔部222にキャップ9Aの凸部94が挿入されている。これにより、弁体2Aが液体流通空間7内で底面93に沿って移動するのを防止することができる。すなわち、液体流通空間7内において、底面93に対する弁体2Aの位置ズレを防止することができる。
次に、非接続状態における接続具1について説明する。
図1に示すように、非接続状態では、弁体2Aは、頂面スリット212および側面スリット214がそれぞれ閉じた状態にある。この状態の弁体2Aは、頭部21がメス側接続部64内(内腔部643)に挿入されて、頭部21の側面213がメス側接続部64の内周面645に当接し(液密に接し)、かつ、胴部22の肩部25の先端面251が液体通過部65の内面655(メス側接続部64の基端開口642(開口)の外周部)に当接して(液密に接して)いる。
このように、頂面スリット212および側面スリット214がそれぞれ閉塞しているのと、頭部21の側面213とメス側接続部64の内周面645とが互いに当接しているのと、胴部22の肩部25の先端面251と液体通過部65の内面655とが互いに当接しているのとにより、接続具1内の液体Rの圧力(内圧)に対する耐圧性を向上させることができる。
また、弁体2Aにおける胴部22の底面223と肩部25の先端面251との距離(図1中、h3で示す長さ)は、液体流通空間7におけるキャップ9Aの底面93(液体通過部65の基端面654)とハウジング6A(液体通過部65)の内面655との距離(図1中、h4で示す長さ)と同等またはそれより若干大きい(長い)のが好ましい。これにより、非接続状態で肩部25の先端面251が液体通過部65の内面655により液密に接することができ、よって、接続具1内の液体Rの圧力(内圧)に対する耐圧性をより向上させることができる。
次に、接続状態における接続具1について説明する。
図2に示すように、管体20をメス側接続部64に接続すると、管体20の基端面203が頭部21の頂面211を押圧する。この押圧により、頂面スリット212および側面スリット214がそれぞれ開くように頭部21が変形し、かつ、変形部23が基端方向に収縮する。この収縮により、頭部21の側面213(側面スリット214が形成されている付近)がメス側接続部64の内周面645から離間し、かつ、胴部22の肩部25の先端面251が液体通過部65の内面655(ハウジング6Aの基端開口642(開口)の外周部)から離間する。また、これとともに、管体20内(内腔202)と液体通過口651とが頂面スリット212(開放口212a)、側面スリット214(開放口214a)、内腔部24および液体流通空間7を介して連通する。
このような接続状態により、例えば、液体通過口651から流入した液体Rをシリンジ40(シリンジ本体30)の内腔301へ流出させることができる。すなわち、シリンジ40の内腔301に液体Rを充填することができる(図2参照)。
次に、以上のような接続具1を設けた(有する)医療用容器10について説明する。
図2に示すように、医療用容器10は、内部(液体収納部103)に液体Rを収納する容器本体101と、接続具1とを有している。なお、以下の説明では、容器本体101として、輸液バッグを例にして説明する。
接続具1は、輸液バッグ(容器本体)101の液体収納部103内から液体Rが排出される(通過する)輸液バッグ101の口部102に設けられている。この口部102に設けられた接続具1は、その液体通過部65およびキャップ9Aが輸液バッグ101の内側(液体収納部103内)に位置するように設けられている。すなわち、この接続具1は、メス側接続部64が液体収納部103の外側に突出するように設けられている。
このような構成により、口部102が耐圧性を有する輸液バッグ101(医療用容器10)を得ることができる。また、接続具1を輸液バッグ101に設ける場合の高圧蒸気滅菌時の高圧状態にも有効である。また、医療現場では、輸液バッグ101を積み重ねて保管する場合があり、この場合にも有効である。
また、接続具1は、輸液バッグ101の液体収納部103内から液体Rが排出される口部102に設けられているのに限定されず、例えば、輸液バッグ101の内部へ液体Rが注入される口部102に設けられていてもよい。
また、輸液バッグ101の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネートの各種樹脂材料等が用いられる。
また、輸液バッグ101に収容される液体Rとしては、特に限定されないが、例えば、血液製剤、ブドウ糖等の糖質注射液、塩化ナトリウムや乳酸カリウム等の電解質補正用注射液、ビタミン剤、ワクチン、抗生物質注射液、造影剤、ステロイド剤、蛋白質分解酵素阻害剤、脂肪乳剤、各種蛋白製剤、抗癌剤、麻酔薬、覚せい剤、麻薬のような各種薬液、各種診断薬、あるいは、蒸留水、生理食塩水、消毒薬、栄養剤、流動食、アルコール等の液体が挙げられる。
<第2実施形態>
図3は、本発明の接続具の第2実施形態を示す縦断面図、図4は、液体が流通する流路の途中に図3に示す接続具を設けたときの概要図(部分断面図)である。
以下、これらの図を参照して本発明の接続具の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、弁体(変形部)、ハウジング(液体通過部)およびキャップの形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図3に示すように、ハウジング6Bの液体通過部66は、その外形が直方体をなしている。また、液体通過部66における長手方向に位置する両側面662には、それぞれ、管状体の接続部663a、663bが設けられている。なお、接続部663aおよび663bは、それらの形状や作用がほぼ同一であるため、以下、接続部663aについて代表的に説明する。
接続部663aは、その長手方向が液体通過部66の長手方向とほぼ平行になるように側面662に設けられ、液体Rが通過可能な液体通過口661が形成されている。また、この液体通過口661は、液体流通空間7に連通している。
図3(図4)に示すキャップ9Bは、その形状が液体通過部66の基端開口666(基端面664)を覆うようなほぼ板状をなしており、液体通過部66に固定されている。
図3に示すように、弁体2Bの変形部26(胴部22)は、前述と同様にその形状が筒状をなしており、この変形部26には、外周面264(胴部22の外周面221)および内周面265にそれぞれ、溝263が全周に沿って形成されている。すなわち、変形部26は、形状が蛇腹状をなしている。
また、変形部26が変形する際、変形部26の内周面265がキャップ9Bの凸部94の外周面を摺動することにより、変形部26が弁体2Bの軸方向に沿ってスムーズに(円滑に)変形することができる(図4参照)。また、凸部94により、変形部26に座屈が生じるのを防止することができる(図3、図4参照)。
次に、このような接続具1を液体Rが流通する流路の途中に設けた場合について説明する。
図4に示すように、液体Rが流通する流路(チューブ50)の途中に接続具1を設ける(接続する)。これにより、接続具1は、チューブ50の途中に設置される混注口として用いられる。
このとき、接続具1の2つの液体通過口661は、一方がチューブ50の上流側(図4中、右側)、他方がチューブ50の下流側(図4中、左側)に位置している。すわなち、接続部663aが上流側のチューブ50に接続され、接続部663bが下流側のチューブ50に接続されている。
このように接続具1を接続することにより、頂面スリット212、側面スリット214、内腔部24および液体流通空間7を介して、チューブ50に液体Rを注入し、またはチューブ50から液体Rを取り出すことができる。
このような構成により、混注口が耐圧性を有する流路を構成することができる。また、液体Rが接続具1内を通過するに際し、液体Rの滞留が生じるのを防ぐことができる。
以上、本発明の接続具を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、接続具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
例えば、弁体がその軸を中心に回転するのを防止するよう構成されていてもよい。
また、頂面スリットおよび側面スリットは、一文字状のものに限らず、十文字状、L字状、H字状、コ字状、Y字状等のものであってもよいし、またはそれを複数重ねたものであってもよい。
また、頂面スリットおよび側面スリットは、互いにほぼ同一の形状であるのに限定されず、互い形状が異なるように、例えば前述したようなスリット形状をなしていてもよい。
また、付勢手段は、弁体に一体的に形成されているのに限定されない。例えば、コイルバネで弁体を付勢するように構成されていてもよい。
また、第1実施形態の変形部は、その形状が第2実施形態の変形部のような蛇腹状をなしていてもよい。
また、第2実施形態の変形部は、その外周面および内周面に溝が形成されているのに限定されず、一方の面にのみ溝が形成されていてもよい。
また、第1実施形態において、輸液バッグ(接続具を含む)を高圧蒸気滅菌する際、このときの高圧状態による接続具への負担を緩和するように接続具の基端部をクリップチップにしてもよい。
また、第1実施形態(輸液バッグ)の接続具を第2実施形態の接続具のように混注用に用いてもよい。
また、容器本体としては、輸液バッグに限定されず、例えば、薬液収納ビン、輸血バッグ、培養容器、排液容器等であってもよい。
本発明の接続具の第1実施形態を示す縦断面図である。 図1に示す接続具を設けた医療用容器の概要図(部分断面図)である。 本発明の接続具の第2実施形態を示す縦断面図である。 液体が流通する流路の途中に図3に示す接続具を設けたときの概要図(部分断面図)である。
符号の説明
1 接続具
2A、2B 弁体
21 頭部
211 頂面
212 頂面スリット
212a 開放口
213 側面
214 側面スリット
214a 開放口
22 胴部
221 外周面
222 内腔部
223 底面
23 変形部
233 溝
234 外周面
24 内腔部
25 肩部
251 先端面
26 変形部
263 溝
264 外周面
265 内周面
6A、6B ハウジング
64 メス側接続部
641 先端開口
642 基端開口
643 内腔部
645 内周面
65 液体通過部
651 液体通過口
652 側面
653 縁部
654 基端面
655 内面
66 液体通過部
661 液体通過口
662 側面
663a、663b 接続部
664 基端面
666 基端開口
7 液体流通空間
9A、9B キャップ
91 内周面
92 爪
93 底面
94 凸部
10 医療用容器
101 容器本体(輸液バッグ)
102 口部
103 液体収納部
20 管体
201 開口部
202 内腔
203 基端面
30 シリンジ本体
301 内腔
40 シリンジ
50 チューブ
R 液体

Claims (6)

  1. 管体が接続可能であり、内部を液体が通過する接続具であって、
    弾性材料で構成され、前記液体が通過可能な内腔部と、頂面から前記内腔部に到達する頂面スリットと、側面から前記内腔部に到達する側面スリットとが形成された頭部と、該頭部の外周の大きさより大きい外周の肩部が形成された胴部とを有する弁体と、
    筒状体で構成されたハウジング本体と、前記液体が通過可能な液体通過口が設けられた液体通過部とを有するハウジングとを備え、
    前記管体が接続されていないとき、前記頂面スリットおよび側面スリットがそれぞれ閉じた状態で前記頭部が前記ハウジング本体内に挿入されて、前記頭部の側面が前記ハウジング本体の内周面に当接し、かつ、前記胴部の肩部が該肩部側に位置する前記ハウジング本体の開口の外周部に当接し、
    前記管体が接続されたとき、前記管体が前記頭部の頂面を押圧することにより、前記頂面スリットおよび側面スリットがそれぞれ開くように前記頭部が変形し、かつ、前記頭部の側面が前記ハウジング本体の内周面から離間し、かつ、前記胴部の肩部が前記ハウジングの開口の外周部から離間するとともに、前記管体内と前記液体通過口とが前記頂面スリット、側面スリットおよび内腔部を介して連通することを特徴とする接続具。
  2. 前記頭部の側面および前記ハウジング本体の内周面は、それぞれ、前記弁体の軸方向に対して傾斜している請求項1に記載の接続具。
  3. 前記液体通過部の液体通過口は、前記弁体の軸方向に対してほぼ直角方向に開口するよう設けられている請求項1または2に記載の接続具。
  4. 前記頭部が前記ハウジング本体内に挿入される方向に、前記弁体を付勢する付勢手段を備える請求項1ないし3のいずれかに記載の接続具。
  5. 前記液体が流通する流路の途中に設置され、
    前記液体通過部には、2つの前記液体通過口が設けられ、
    前記2つの液体通過口は、一方が前記流路の上流側、他方が前記流路の下流側に位置している請求項1ないし4のいずれかに記載の接続具。
  6. 容器本体を有し、該容器本体における液体が注入または排出される口部に請求項1ないし5のいずれかに記載の接続具を、該接続具の液体通過部が前記容器本体の内側に位置するように設けたことを特徴とする医療用容器。
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