JP2005224434A - 長柄かみそり - Google Patents

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Abstract

【課題】剃り運動を行うに際して、刃体(又は刃体を保持するホルダ)に最も近位の部位を把持して行う場合、対皮角度の細かなコントロールを、安定した状態で行うことができる長柄かみそりを提供する。
【解決手段】長柄かみそり10は長柄20の先端に刃体40を取着するホルダ30を設け、長柄20の先端にホルダ30の厚みよりも厚い先端部位21を設ける。ホルダ30の顎部32は指の腹部がフィットするように凹状に形成する。長柄20の先端部位21の腹部21aは顎部32を露出するように形成する。長柄20の先端部位21の背部21bは顎部32に対応するホルダ30の背部を覆うように形成し、先端部位21の顎部32に対応する背部に指当て部を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、長柄かみそり、特に皮膚に沿って剃り運動を行う長柄かみそりに関するものである。
長柄かみそりは、図12に示すように長柄100の先端に刃体部110を備えている。刃体部110は、該刃体部110から延びた図示しない基端部が挿入されることにより、長柄100に取着されている。この長柄かみそりを使用して、髭剃りや無駄毛剃りを行う場合、肌荒れが発生しない事はもちろん、剃り心地の良さも要求される。一般に、安全上、皮膚と刃体部110の刃の皮膚表面に対する角度(対皮角度)を大きくして(刃体部110を立てて)使用するため、剃り残し、肌荒れ、血吹きの心配もあり、対皮角度を小さくして剃ることが推奨されている。
従って、長柄かみそりを使用して、皮膚に沿って剃り運動を行う場合、細かな対皮角度のコントロールが必要とされる。一般的に、長柄かみそりの持ち方は、図12に示すように親指F1を長柄100の先端の腹部に当て、長柄100の背部に対してその先端側から人指し指F2、中指F3、薬指F4、小指F5の順に沿わせるように配置する。そして、使用者は上記のように指を配置した状態で、長柄100を把持して剃り運動を行っている(以下、この例を従来例1という)。又、図14に示すように長柄100の先端部位の腹部に親指F1を、該先端部位の背部に人指し指F2を当てた状態で、人指し指F2が当たっている先端部位の背部を回転中心にして親指F1を操作することにより、対皮角度を変えている(以下、従来例1の持ち方による対皮角度の変え方という)。
なお、カットレザーとしては特許文献1のものが公知である(以下、従来例2という)。
特開2001−353382号公報
ところで、皮膚に沿って剃り運動を行うように長柄かみそりを使用する場合、より細かな対皮角度のコントロールがしやすい持ち方が要望されている。この要望は、特に、長柄かみそりを業務として使用している理美容業の関係者に多い。従来例1の持ち方による場合、把持している部分が刃体部110から遠位となり、対皮角度のより細かなコントロールがむずかしい問題があった。
この理由は、以下の通りである。図13に示すように皮膚Hに沿って剃り運動(図13においては、図面に直交する方向)を行う場合、刃体部110は、皮膚Hに接触しているが、長柄100は、刃体部110が接触している皮膚Haから離れた位置にある。このような状態では、刃体部110が接触している皮膚Haから、把持する部位が遠位であると、L1,L2のように、接触している皮膚Haに対して傾きの変動が生じやすい。なお、L1,L2は長柄かみそりの長手方向に延びる中心線である。このため、長柄100よりも刃体部110に最も近い近位部位を、親指F1と人指し指F2で把持すれば、前記問題が解決するとも考えられる。
しかし、この問題が解決されたとしても、新たに下記の問題が生ずる。
従来例1では、刃体部110に最も近い近位部位は、刃体部110の顎部111となるが、この顎部111と対応した、刃体部110の背部aは、長柄100を構成する先端部位がない部位である。すなわち、人指し指を当てる部位は、厚みが従来例1よりも薄い部位である。このため、顎部111と背部aとを親指と人指し指で把持して、親指F1にて対皮角度を変化させようとした場合、背部aの厚みが長柄100の厚みよりも薄いことから、従来例1の持ち方による対皮角度の変え方による場合よりも人指し指F2での支持が不安定となる問題があった。
なお、従来例2のカットレザーは、皮膚に沿って髭剃りを行うものではなく、髪をカットするために使用されるものである。このカットレザーの使用法、すなわち、持ち方は、従来例2の公報の図4,6,7,10に示されているように、長柄を人指し指、中指、薬指、小指で握り、親指を刃体(又は刃体を保持するホルダ)先端の側面に当てて使用するものである。そして、従来例2では、刃体の顎部の曲率半径は、親指がフィットする大きさには形成されていない。又、カットレザーでは、皮膚に沿って剃り運動を行うことがなく、皮膚から離れた髪そのもののカット等を行うため、上記のような持ち方を前提とした従来例2のカットレザーから、剃り運動を行う場合の、対皮角度の細かなコントロールをいかにして安定に行うかの本発明の新規な課題は、想定できないものである。
本発明の目的は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、剃り運動を行うに際して、刃体(又は刃体を保持するホルダ)に最も近位の部位を把持して行う場合、対皮角度の細かなコントロールを、安定した状態で行うことができる長柄かみそりを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、長柄の先端に刃体部又は刃体を取着するホルダを設け、前記長柄の少なくとも先端には前記刃体部又は前記ホルダの厚みよりも厚い先端部位を備えた長柄かみそりにおいて、前記刃体部又は前記ホルダの顎部の領域を指の腹部がフィットするように凹状に形成し、前記長柄の先端部位の腹部は、前記顎部の領域を露出するように形成し、前記長柄の先端部位の背部は、前記顎部の領域に対応する前記刃体部又は前記ホルダの背部を覆うように形成し、該先端部位の前記顎部の領域に対応する背部に指当て部を形成したことを特徴とする長柄かみそりを要旨とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記顎部の領域には、指で把持したときに、指の滑りを防止する滑り止め部を形成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、前記指当て部は、凹状に形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項において、前記先端部位の材質は、熱可塑性エラストマーにて形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、中指、薬指、及び小指で長柄を握り、親指で刃体部又はホルダの顎部における凹状の部位を、人指し指で指当て部を把持すると、親指と人指し指にて、確実に長柄かみそりを把持できる。このように長柄かみそりを刃体に最も近い部分で把持しているため、髭剃りする場合、刃体のコントロールがしやすくなる。
長柄の背部の先端部位に当てた指と、凹状の部位に当てた指で長柄かみそりを保持し、この状態で、先端部位の背部を中心にして、凹状の部位を若干回転すると、長柄かみそりの皮膚面に当てる角度を変えることができる。このとき、前記先端部位の背部は、刃体部又はホルダの背部よりも厚みがある。従って、この角度を変える際に、先端部位の背部の厚みがある分、当てた指にて安定して保持した状態で、対皮角度の変更を行うことができる。
又、凹状の部位は、指がフィットするように形成されているため、凹状でない場合に比較して、凹状の部位に対して指を安定して当てることができる。仮に、この部位が直線状に形成されていると、その部分に当てた指がフィットしないため指の滑りが生じ、安定して、長柄かみそりを保持できない。
請求項2の発明によれば、凹状の部位と、指当て部に指を当てて長柄かみそりを把持した際に、前記指の腹にフィットするように形成した凹状の部位における指の滑りをその凹状の部位の形状と滑り止め部により、防止することができる。
請求項3の発明によれば、指当て部が凹状に形成されていることにより、指当て部に当てた指を好適にフィットさせることができる。
請求項4の発明によれば、先端部位が熱可塑性エラストマーにて形成されているため、特に指当て部での指の滑りを防止できるとともに、柔らかく手になじむ把持感を与える。
以下、本発明を替刃式の長柄かみそりに具体化した一実施形態を図1〜図7を参照して説明する。この替刃式の長柄かみそり10は、替刃である刃体を皮膚に当てて、皮膚に沿って剃り運動を行うことにより、髭剃り、無駄毛剃りを行うためのものである。
長柄かみそり10は、図1に示すように、長柄20の先端にホルダ30が同一方向に延長形成され、ホルダ30に替刃である刃体40が取り付けられている。
長柄20は、熱可塑性エラストマーにて形成されている。本実施形態では、熱可塑性エラストマーとしてのスチレン−ブタジエン系(SBC)で形成されているが、この材質に限定するものではない。例えば、ポリオレフィン系(TPO)、ポリエステル系(TPEE)、ポリ塩化ビニル系(TPVC)、ポリウレタン系(TPU)、ポリアミド系(TPAE)、その他(ポリブタジエン、ポリイソプレン、アイオノマー、塩素化ポリエチレン、フッ素ゴム)であってもよい。これらの熱可塑性エラストマーは、業務用かみそりの消毒に必要な耐熱性(蒸気滅菌など)、耐薬品性(アルコールなど)を備えており、又、ゴム質であるため、滑りにくく、柔らかく手になじむ把持感が得られる。
長柄20は、図1に示すように長尺状に形成され、ホルダ30の基端部から延出された挿入部50が図3に示すように長柄20の先端面から挿入されて固定されている。ホルダ30は、ステンレスから形成されている。なお、ホルダ30の材質はステンレスに限定するものではなく、他の金属や、プラスティック等であってもよい。ホルダ30は先端部から基端部に亘って刃体取付部31及び顎部32が形成されている。刃体取付部31は、その腹部(図1において、下部)が図3に示すように直線状に形成されている。顎部32は、その腹部が図3に示すように指にて把持される際に該指の腹にフィット可能に凹状に形成されている。本実施形態では、顎部32は、一つの曲率半径で凹状に形成されている。しかし、顎部32の凹状は一つの曲率半径にて形成することに限定するものではなく、異なる曲率半径の円弧を連結して形成するようにしてもよい。又、顎部32の凹状は、断面が円弧となるように形成することに限定するものではなく、複数の直線で連結して形成するようにしてもよい。
なお、本明細書で顎部とは、刃体部又はホルダの長柄側に延びる部分であって、その領域の腹部と背部間の長さが漸減するように腹部側が凹状に形成された部分である。なお、本実施形態では、顎部32は長柄20の腹部21aの直近まで形成されているが、長柄20の腹部21aの直近まで顎部32を設けることを限定するものではない。例えば、顎部に続いて首部を設けて、該首部を長柄20の腹部21aの直近に設けてもよい。ここでいう首部とは、凹状に形成されていない部位をいう。
刃体取付部31及び顎部32の下面には、刃体取付溝34が形成されている。刃体取付溝34が形成されることにより、ホルダ30には、刃体取付溝34を挟むようにして一対の挟着片36が形成されている。刃体取付溝34は、図6に示すように断面視した場合、略5角形状をなし、内頂部35は断面逆V字状の面を有するように形成されている。又、刃体取付溝34は、図6に示すように断面視した場合、腹部に行くほど内側壁間が狭くなるように形成されている。この刃体取付溝34を製造する工程で、図示しない間隔調整治具を刃体取付溝34内にその長さ方向(ホルダ30の長さ方向、すなわち、図1において、左右方向)に挿入して、この内側壁間の間隔調整を行うようにしている。
刃体取付溝34は、図3に示すように刃体取付部31の領域では一定の溝深さを有するよう形成されている。刃体取付溝34は、顎部32の領域では、刃体取付溝34の内頂部35が、断面円弧状に形成されて挿入部50方向へ行くほど、その溝深さが浅くなるように形成されている。そして、本実施形態の刃体取付溝34は、顎部32の領域において開口されている。刃体40は、両挟着片36の先端(図1において、左端)から挿入されることにより、両挟着片36にて着脱自在に取付される。
ここで、長柄20の先端部位21について説明する。
長柄20の先端部位21の腹部21aは、図1及び図2に示すように顎部32を露出するように、顎部32近傍に位置するように形成されている。又、図4に示すように顎部32における刃体取付溝34の内頂部35から前記開口外部へ延びる延長線L)を想定したとき、該延長線Lに対して、長柄20の先端部位21の腹部21aは、干渉しないように形成されている。なお、図4に示す延長線Lは、刃体取付溝34を断面視したとき、溝深さが最も深くなる部分から延出した線で説明している。
又、先端部位21の背部21bは、図1〜4に示すように顎部32の領域に対応するホルダ30の背部の80%を覆うように設けられている。この数値は、80%に限定するものではなく、この背部21bにて覆う部分は、顎部32の領域に対応するホルダ30の背部の70%以上であればよい。
一般に、人指し指と親指とを対向配置して物を把持するときが、最も安定した状態で把持できる。従って、親指を顎部32に配置し、この親指と対向配置するように人指し指を背部21bに当てた際、該背部21bは、顎部32の領域に対応するホルダ30の背部の70%以上を覆っているため、背部21bから先端部位21がないホルダ30の上方に人指し指のはみ出る量が少なく、人指し指を背部21bに対して安定した状態で当てることができる。
なお、背部21bにより、顎部32の領域に対応するホルダ30の背部の覆う範囲が70%未満の場合は、人指し指のはみ出し量が増大し、背部21bとホルダ30の背部21bと間に形成される段部のエッジが人指し指に触れることになる。すると、剃り運動を行っている際に、この段部のエッジによって、人指し指に無用な刺激を付与することになり、細心の注意をもって行うことが必要な剃り運動ができなくなり、好ましくない。
勿論、この背部21bにてホルダ30の背部を覆う場合、顎部32の領域に対応するホルダ30の背部の100%を覆ってもよく、さらには、刃体取付部31の領域に対応するホルダ30の背部に背部21bを延出して同部を覆うようにしてもよい。背部21bは、図4に示すように長手方向に切断して断面視した場合、緩い円弧状のカーブを有する凸面を有する。
上述のように長柄20の先端部位の腹部21aと、背部21bとが設けられているため、全体として、図1、図2に示すように先端部位21は、斜状に形成されている。そして、背部21bは、長柄20を把持した際、人指し指が当てられる指当て部とされている。
ホルダ30の挟着片36において、顎部32には滑り止め部として複数の滑り止め凹部37が一定間隔を隔てて形成されている。本実施形態では、各挟着片36に対して4個設けているが、この4個に限定するものではなく、1個、2個、3個でもよく、或いは5個以上あってもよい。
さて、上記のように構成された長柄かみそり10は下記の作用効果を奏する。
(1) 図1に示すように、刃体40をホルダ30に取り付けた状態で、親指F1を顎部32に当て、人指し指F2を長柄20の先端部位21の背部21bに当て、中指F3、薬指F4、小指F5の順に長柄20を沿わせて持つように配置することにより、長柄かみそり10を把持する(図7参照)。この状態では、中指F3、薬指F4、及び小指F5で長柄20を握り、親指F1にて顎部32を、人指し指F2にて背部21b(指当て部)を把持しているため、親指F1と人指し指F2にて、確実に長柄かみそり10を把持できる。このように長柄かみそり10を把持する際に、刃体40に最も近い部分を把持しているため、髭剃りする場合、刃体40のより細かなコントロールがしやすくなる。
すなわち、刃体40の近位の部分を人指し指F2と親指F1とで把持すると、皮膚に両指が接触することもでき、この際、長柄かみそり10の剃り運動のガイドが行われ、接触している皮膚に対して、長柄かみそり10全体の傾きの変動が生じにくくなる。
それに対して、従来、長柄の部分だけを把持して、長柄かみそりを使用する場合、ホルダの顎部の領域と顎部の領域に対応した長柄における先端部位の背部を把持する本実施形態とは異なり、把持する部位が遠位となり、長柄かみそりの皮膚に対する傾きが変動しやすい。
そして、本実施形態では、先端部位21の背部21bに当てた人指し指F2と、顎部32である凹状の部位に当てた親指F1で長柄かみそり10を保持し、この状態で、先端部位21の背部21bを中心にして、顎部32を若干回転すると、刃体40の刃の皮膚面に当てる角度(対皮角度)を変えることができる。このとき、先端部位21の背部21bは、ホルダ30の背部よりも厚みがある。従って、この対皮角度を変える際に、先端部位21の背部21bの厚みがある分、当てた人指し指F2にて安定して保持した状態で、対皮角度の変更を容易に行うことができ、より細かな対皮角度のコントロールができる。仮に、この先端部位21の背部が、顎部32の領域に対応するホルダの背部を覆うように設けられていない場合、ホルダの背部を指にて支持することになるが、この場合は、厚みが前述の場合に比較して薄いため、対皮角度の変更のコントロールがしにくい欠点がある。
又、本実施形態では、顎部32である凹状の部位は、指がフィットするように形成されているため、凹状でない場合に比較して、凹状の部位に当てた指を安定して当てることができる。
(2) 又、本実施形態では、顎部32である凹状の部位と、長柄20の先端部位21の背部21b(指当て部)に指を当てて長柄かみそりを把持した際に、顎部32における指の滑りを、顎部32の凹状の形状と滑り止め凹部37により、防止することができる。
(3) さらに、本実施形態では、ホルダ30の腹部には、刃体40を着脱可能に刃体取付溝34(溝)を形成し、刃体取付溝34を顎部32に開口した。
この結果、製造工程において、図示しない間隔調整治具をホルダ30の先端から顎部32に亘る刃体取付溝34内に挿入し、前記開口した部位から間隔調整治具を出すことにより、挟着片36間の長さ方向全体の間隔調整を行うことができる。
又、刃体取付溝34が顎部32に開口して形成されているため、刃体取付溝34を清掃する際に、この開口を介して、ゴミを排出することができる。髭剃り等を行うと、刃体取付溝34内に髭かす等のゴミが溜まるが、仮に、顎部32にこの開口が無く、顎部32が閉塞されていると、ホルダ30の先端及び刃体40と対応する腹部にしか開口されていないため、髭かす等のゴミの排除方向が限定され、やりにくくなる。しかし、本実施形態では、このようなことはなく、髭かすの排除を顎部32側からも行うことができ、髭かす等のゴミの排除がやりやすくなる。
(4) 本実施形態では、刃体取付溝34の開口における内頂部35から前記開口を介して外部へ、該内頂部35に沿って延びる延長線Lを想定したとき、該延長線Lが、先端部位21の腹部21aに干渉しないように刃体取付溝34の開口における内頂部35を形成した。この結果、髭かす等のゴミを刃体取付溝34から排除する際に、刃体取付溝34から掃除用の治具が出たとき、その掃除用の治具が先端部位21の腹部21aに当たることが無く、溝掃除のとき先端部位21の腹部21aの傷付きを防止できる。
(5) 本実施形態では、長柄20の先端部位21の材質は、熱可塑性エラストマーにて形成した。
この結果、長柄20の背部21b(指当て部)での指の滑りが防止でき、柔らかく手になじむ把持感が得られる。
なお、本発明の実施形態は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように変更してもよい。
(1) 図8、図9に示すように、顎部32の滑り止め凹部37を省略すること。
(2) 滑り止め凹部37の代わりに、滑り止め部として、滑り止め突部を1個以上、顎部32に形成すること。
(3) 長柄20の先端部位21の背部21bに指がフィットする指当て凹面23を図10及び図11に示すように、形成すること。こうすると、人差し指F2を安定して載置することができる。このため、長柄かみそり10を安定状態で自由に操作することができて、ひげ剃り等を容易に行うことができる。なお、図10,図11では、顎部32の滑り止め部は省略したが、図4に示すように構成と同様に滑り止め凹部37等の滑り止め部を設けてもよい。
(4) ホルダ30を備えた替刃式の長柄かみそりに代えて、長柄に対して、刃体部から延びた図示しない基端部が挿入されることにより、刃体部が長柄に取着されているタイプの長柄かみそり、例えば、図12に示すような刃体部110を備えたタイプの長柄かみそりに具体化してもよい。
前記実施形態から把握できる請求項に記載以外の技術的事項について述べる。
(1) 請求項1又は請求項2において、前記ホルダの腹部には、刃体となる替刃を着脱可能に溝が形成されており、該溝は、前記凹状の部位に開口して形成されていることを特徴とする長柄かみそり。こうすると、溝が凹状の部位に開口して形成されているため、溝を清掃する際に、この開口を介して、ゴミを排出することができる。
(2) 請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、前記凹状の部位における溝の内頂部は、該内頂部から前記開口を介して外部へ延びる延長線を想定したとき、該延長線が、前記先端部位の腹部に干渉しないように前記溝の開口における内頂部を形成したことを特徴とする長柄かみそり。こうすると、凹状の部位における溝の内頂部の延長線が、先端部位の腹部に干渉しないため、掃除用の治具により、溝を掃除する際、溝から治具が出たとき、その掃除用の治具が長柄の先端部位の腹部に当たることが無く、溝掃除のとき該先端部位の腹部が傷つくことがない。
長柄かみそりの正面図。 同じく、刃体を省略した斜視図。 同じく断面図。 同じく要部断面図。 同じく顎部の底面図。 顎部の横断面図。 使用状態を示す説明図。 他の実施形態の顎部周辺の説明図。 同じく断面図。 他の実施形態の顎部周辺の説明図。 同じく断面図。 従来の長柄かみそりの正面図。 同じく長柄かみそりの傾きの説明図。 同じく従来例1の持ち方による対皮角度の変え方の説明図。
符号の説明
10…長柄かみそり
20…長柄
21…先端部位、21a…腹部、21b…背部、
30…ホルダ
32…顎部
34…刃体取付溝(溝)
37…滑り止め凹部(滑り止め部)
40…刃体

Claims (4)

  1. 長柄の先端に刃体部又は刃体を取着するホルダを設け、前記長柄の少なくとも先端には前記刃体部又は前記ホルダの厚みよりも厚い先端部位を備えた長柄かみそりにおいて、
    前記刃体部又は前記ホルダの顎部の領域を指の腹部がフィットするように凹状に形成し、
    前記長柄の先端部位の腹部は、前記顎部の領域を露出するように形成し、
    前記長柄の先端部位の背部は、前記顎部の領域に対応する前記刃体部又は前記ホルダの背部を覆うように形成し、
    該先端部位の前記顎部の領域に対応する背部に指当て部を形成したことを特徴とする長柄かみそり。
  2. 前記顎部の領域には、指で把持したときに、指の滑りを防止する滑り止め部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の長柄かみそり。
  3. 前記指当て部は、凹状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の長柄かみそり。
  4. 前記先端部位の材質は、熱可塑性エラストマーにて形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の長柄かみそり。
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