JP2005224194A - ピペット管およびピペット装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性を悪化させないようなシンプルな形状でありながら、逆流防止機能を有するピペット管及びピペット装置を提供する。
【解決手段】ピペット管1は、液体を吸引するための吸引孔2を有する吸引部1aと、液体を排出するための排出孔3を有する排出部1bとで構成され、排出孔3が下方を向くように、吸引部1aの軸心と排出部1bの軸心が180°未満の角度を形成して接続される。排出孔3には吸引ホース4が接続され、吸引ホース4は、液体を吸引するためのアスピレータに接続されている。また、排出部1bには、逆流した液体を貯溜するためのトラップ部を設けることもできる。
【選択図】図2

Description

この発明は、ピペット管およびピペット装置に関し、とくに、微生物や細胞を培養する際に使用される培地や洗浄液等の液体を吸引するためのピペット管およびピペット装置の構造に関する。
近年の培養技術の発達により、医療や研究に利用するための微生物や細胞が、in vitro(試験管内)で培養されている。例えば、患者やドナーから採取した細胞(体細胞や幹細胞)をin vitroで培養して培養組織を作製し、これを再生医療や、薬品又は化粧品のスクリーニング等に利用している。
これらの培養組織は、従来、医療や研究としての使用が予定されている施設内で作製されていたが、近年では、外部委託などによって施設外の専門施設で作製した培養組織を利用する機会が増加している。欧米においては、既に、培養皮膚や培養軟骨が製品化されており、医療施設などに供給されている。
このような外部委託機関では、依頼された培養組織を確実に作製するために、コンタミネーション(汚染)を防止する様々な手段を講じる必要がある。このような手段として、培養工程に使用する器具を滅菌して使用したり、滅菌された状態で供給されるディスポーザブル(使い捨て)タイプの器具を使用したりすることが行われている。
このように、培養工程において、滅菌して使用したり、ディスポーザブルタイプのように滅菌された状態で供給されたりする器具としては、ピペット管が挙げられる。このピペット管の使用に際しては、培養容器毎に取り換えており、コンタミネーションを防止したり、異なる培養容器間でのクロス・コンタミネーションを防止したりしている。
図8に示されるように、従来のピペット管30の形状はシンプルな直線形状であり、その一端に、液体を吸引する吸引孔31が、ピペット管本体32の孔径よりもわずかに小さい孔径を有するように形成されている。ピペット管30の他端には吸引ホース33が接続されており、吸引ホース33の他端に接続されたピペッターやアスピレーター(図示せず)によって、ピペット管30に培地や洗浄液等の液体を吸引する。
ところで、吸引された液体を効率よく加熱することを目的に、上方を螺旋形状にしたピペット管が特許文献1に開示されているが、滅菌の作業性や操作性が悪いため、そのような特別な目的がない限り、一般的には使用されていない。
特許第3347755号公報
しかしながら、吸引ホース33は使用に際して滅菌することはあるものの、頻繁に交換を行うことは作業者の負担となるだけでなく、かえってコンタミネーションのリスクが高くなるため、使用のたびに吸引ホース33を交換することは行われていない。このような状況において、停電や誤操作等により、培地や洗浄液の吸引中にアスピレーターやピペッターが停止したり、吸引ホースの取付け不備などに由来する空気漏れによる吸引不良になったりすると、ピペット管30の直線形状に起因して、ピペット管30と吸引ホース33との接続部34が吸引ホース33の最上点35よりも低い位置となるため、接続部34から最上点35までの吸引ホース33内に存在する培地や洗浄液が逆流してしまい、培地や洗浄液をコンタミネーションさせてしまったり、異なる培養容器間でのクロス・コンタミネーションを発生させてしまったり、という問題点がある。また、正常作動状態であっても、液体吸引を完了する際には、液体と一緒に多くの空気を吸引するため、十分な吸引力を得ることが困難となり、液体が下垂液として管壁面に沿って緩やかに逆流する場合も考えられる。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、操作性を悪化させないシンプルな形状で、逆流防止機能を有するピペット管およびピペット装置を提供することを目的とする。
この発明に係るピペット管は、液体を吸引するための吸引孔を有する吸引部と、吸引した液体を排出するための排出孔を有すると共に、吸引部と連通する排出部とを備え、吸引部と排出部とが180°未満の角度を形成することを特徴とする。
排出部には、トラップ部を設けることもできる。
また、一端が第一の接続位置で吸引部と接続すると共に、他端が第二の接続位置で排出部と接続するトラップ部を設け、第一接続位置と第二接続位置とを結ぶ直線が、吸引部と180°未満の角度を形成することもできる。
さらに、上述したピペット管と、吸引排出機構とを備え、吸引排出機構により、吸引孔からピペット管に液体が吸引し、排出孔から吸引した液体が排出されるように構成してもよい。
また、吸引排出機構は、ピペット管に接続される吸引ホース有し、吸引ホースには、ピペット管との接続部において、トラップ部を設けてもよい。
この発明に係るピペット管およびピペット装置によれば、操作性を悪化させないようなシンプルな形状であるにもかかわらず、液体を吸引するに際し、停電や誤操作等の理由でアスピレーターやピペッターが停止した場合や、吸引不良や吸引力不足の場合であっても、吸引ホースにまで至った液体が逆流することがないので、コンタミネーションやクロス・コンタミネーションから確実に防止することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るピペット装置の構成図である。
ピペット管1には吸引ホース4の一端が接続されており、吸引ホース4の他端は、アスピレーター6に接続されている。アスピレーター6は、吸引ポンプ7、廃液ビン8及びフットスイッチ9から構成されている。
図2に示すように、ピペット管1は、両端が開口した中空の円筒管で、液体を吸引するための吸引孔2を有する吸引部1aと、液体を排出するための排出孔3を有する排出部1bとから構成される。
排出孔3が使用に際し下方を向くように、吸引部1aの軸心と排出部1bの軸心が、θ=60°の角度を形成して接続される。
この角度θは、60°に限定されるものではなく、ピペット管1の使用に際して排出孔3を下方に向けることができれば、180°未満の任意の角度で構わない。通常、ピペット管1は、鉛直方向に対して45°以下のピペット管使用角度αをなして使用される。したがって、ピペット管1の使用中に、排出孔3が下方を向くように、角度θを135°以下に設定することが好ましい。さらに、ピペット管1が鉛直方向に対してどのような角度αで使用されても排出孔3が下方を向くようにするためは、その角度は鋭角であることが好ましい。
なお、吸引ホース4およびアスピレーター6は、吸引孔2からピペット管1に液体を吸引し、排出孔3から吸引した液体を排出する吸引排出機構を構成する。
次に、この実施の形態に係るピペット装置の動作について説明する。
図1に示されるように、培地や洗浄液を吸引する作業は、クリーンベンチ5内で行われる。作業者10がアスピレーター6のフットスイッチ9を操作して吸引ポンプ7を作動/停止することにより、ピペット管1から培養容器11内の培地や洗浄液が吸引される。
上記操作において、吸引孔2より吸引された培地や洗浄液は、吸引部1a及び排出部1bを通り、排出孔3から吸引ホース4へ排出されて、吸引ホース4を通って廃液ビン8に貯留される。
この作業において、液体と共に空気を吸引した場合の吸引力不足や、管中に空気が存在する状態で吸引ポンプ7が停止した場合には、ピペット1の吸引部1a内に存在する培地や洗浄液は管側壁に沿って逆流して、吸引孔2から培養容器11に排出される。一方、ピペット1の排出部1b内に存在する培地や洗浄液は、排出部1bが下方に傾いているため、吸引部1aに逆流することはない。
ピペット管1は滅菌され、培養容器毎に交換されているため、吸引部1a及び排出部1b内の培地や洗浄液は汚染されていないが、吸引ホース4は培養容器毎での交換はされていないため、吸引ホース4にまで至った培地や洗浄液は汚染されている可能性がある。しかし、ピペット1の排出部1b内に存在する培地や洗浄液は、吸引ホース4に流出し、吸引部1a側には逆流しないため、汚染の可能性のある培地や洗浄液が吸引部1aを通って培養容器11に流出することはない。
このように、ピペット管1の吸引部1aと排出部1bとが、ピペット管1の使用に際して排出孔3が下方に向くように、180°未満の角度、例えば60°の角度に曲げられて接続されているので、汚染の可能性のある培地や洗浄液が培養容器11へ逆流することを防止でき、培養容器11でのコンタミネーションやクロス・コンタミネーションを確実に防止することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るピペット装置を図3に基づいて説明する。尚、以下の実施の形態において、図1の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
ピペット管12の構成は、直線状の吸引部12aとV字状の排出部12bとから構成されている。このピペット管12は、実施の形態1のピペット管1に対して、排出部にV字状に曲げられたトラップ部13を形成したものである。すなわち、軸心が、吸引部12aの軸心と、θ=60°の角度を形成して接続された排出部12bには、管径が同じで、θT=60°の角度をなしたV字状のトラップ部13が設けられており、また、排出孔3が上方を向くように構成されている。
尚、吸引部12aの軸心と排出部12bの軸心とのなす角度θについては60°に限定されるものではなく、実施の形態1で説明した範囲の角度であればよい。また、トラップ部13の角度θTについても、60°に限定されるものではなく、ピペット管12を使用する際に、排出孔3が上方を向くような角度であればよい。
実施の形態1と同様に、吸引部12aおよび排出部12bのそれぞれの軸心が60°の角度を形成するように接続されているため、排出部12b内の培地や洗浄液が逆流することを防止できる。さらに、排出部12bにトラップ部13を設置したので、吸引ホース4内の汚染の可能性のある培地や洗浄液が逆流しても、トラップ部13に貯留しておくことができる。したがって、培養容器11でのコンタミネーションやクロス・コンタミネーションを確実に防止することができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係るピペット装置を図4に基づいて説明する。
ピペット管14は、直線状の吸引部14aと排出部14bとから構成されている。このピペット管14は、実施の形態1のピペット管1に対して、排出部に球状のトラップ部15を設けたものである。ピペット管14は、吸引部14aの軸心と、60°の角度を形成して接続された排出部14bには、球状のトラップ部15が設けられ、排出孔3が下方を向くように構成されている。
尚、吸引部14aの軸心と排出部14bの軸心とのなす角度θについては60°に限定されるものではなく、実施の形態1で説明した範囲の角度であればよい。また、トラップ部15の形状も球状に限定されるものではなく、排出部14bの管径に比べて大きな管径を有する形状であればよい。
実施の形態1と同様に、吸引部14aと排出部14bのそれぞれの軸心が60°の角度を形成するように接続されているため、排出部14b内の培地や洗浄液が逆流することを防止できる。さらに、排出部14bに球状のトラップ部15を設置したので、吸引ホース4内の汚染の可能性のある培地や洗浄液が逆流しても、トラップ部13に貯留しておくことができる。さらに、トラップ部15内に気相部分が存在するので、サイホン作用による逆流も防止することができる。したがって、培養容器11でのコンタミネーションやクロス・コンタミネーションを確実に防止することができる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4に係るピペット装置を図5に基づいて説明する。
ピペット管16は、直線状の吸引部16aとV字状の排出部16bとから構成されている。このピペット管16は、実施の形態2のピペット管12に対して、排出部に設けたトラップ部を半楕円体形状にしたものである。吸引部16aの軸心と、60°の角度を形成して接続された排出部16bには、半楕円体形状のトラップ部17が設けられ、排出孔3が上方を向くように構成されている。トラップ部17に接続するそれぞれの管は、吸引部16aと接続する側の管が、排出孔3側の管よりも高い位置となるようにトラップ部17に接続されている。これにより、トラップ部17上方には気相部分が存在させることができるので、サイホン作用による逆流も防止することができる。
尚、吸引部16aの軸心と排出部16bの軸心とのなす角度θについては60°に限定されるものではなく、実施の形態1で説明した範囲の角度であればよい。また、トラップ部17の形状も半楕円体形状に限定されるものではなく、排出部16bの管径に比べて大きな管径を有する形状であればよい。なお、トラップ部17の大きさは、液体が逆流した場合であっても、その液体を十分に貯溜することのできる大きさであればどのような大きさであってもよいが、操作性等を考慮すると、作業条件に基づく必要最低限の大きさとすることが好ましい。具体的には、トラップ17内の気相体積が、トラップ17部の吸引部16a側の接続部から吸引孔2に至るまでの管内体積よりも大きく、トラップ17内の液体貯溜体積がトラップ17部の排出孔3側の接続部から廃液ビンに至るまでの管内体積(吸引ホース体積を含む)よりも大きければ、十分な大きさということができる。
実施の形態1と同様に、吸引部16aと排出部16bとが、それぞれの軸心が60°の角度を形成するように接続されているため、排出部16b内の培地や洗浄液が逆流することを防止できる。さらに、排出部16bに半楕円対形状のトラップ部17を設置したので、吸引ホース4内の汚染の可能性のある培地や洗浄液が逆流しても、実施の形態3と同様に、トラップ部17に貯留しておくことができる。さらに、実施の形態3と同様に、トラップ部17内に気相部分が存在するので、サイホン作用による逆流も防止することができる。したがって、培養容器11でのコンタミネーションやクロス・コンタミネーションを確実に防止することができる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5に係るピペット装置を図6に基づいて説明する。
実施の形態に係るピペット管18は、実施の形態4のピペット管16のトラップ部の位置を変更したものである。
ピペット管18は、直線状の吸引部18aと、半楕円体形状のトラップ部19と、直線状の排出部18bとから構成され、トラップ部19は、一端が吸引部18aに、他端が排出部18bに接続されている。すなわち、吸引部18aが第一接続位置20でトラップ部19と接続され、排出部18bが第二接続位置21でトラップ部19と接続されている。また、排出部18bは、排出孔3が上方を向いて吸引ホース4に接続されている。
ここで、第二接続位置21は、ピペット管18を使用するのに際し、第一接続位置20よりも下方に位置するように構成されている。
このような構造にするためには、第一接続位置20と第二接続位置21とを結ぶ直線が、吸引部18aの軸心と180°未満の角度θWを形成するように構成する。通常、ピペット管18は、鉛直方向に対して45°以下の角度αをなして使用される。したがって、角度θWを135°以下にすることが好ましい。さらに、ピペット管18が鉛直方向に対してどのような角度で使用されても第一接続位置20が第二接続位置21よりも上方に位置するようにするためは、角度θWは鋭角であることが好ましい。なお、トラップ部19の大きさは、液体が逆流した場合であっても、その液体を十分に貯溜することのできる大きさであればどのような大きさであってもよいが、例えば、トラップ部19の体積の内、第一接続位置20よりも下の部分の体積が、第二接続位置21から廃液ビンに至るまでの管内体積(吸引ホース体積を含む)よりも大きければ、十分な大きさということができる。
この実施の形態に係るピペット装置の操作中、停電や誤操作により、吸引ポンプ7が停止した場合や、空気漏れによる吸引不良や空気吸引による吸引力不足の場合には、排出孔3が上方を向いているため、吸引ホース4内の培地や洗浄液が逆流する可能性がある。しかし、逆流した培地や洗浄液がトラップ部19に至ると、第一接続位置20が第二接続位置21よりも高い位置にあるため、トラップ部19内に貯留された培地や洗浄液の液面が接続部20よりも低い状態にある限りは、吸引部18aへ逆流することはない。さらに、サイホン作用による逆流も防止できる。したがって、培養容器11でのコンタミネーションやクロス・コンタミネーションを確実に防止することができる。
実施の形態6.
次に、この発明の実施の形態6に係るピペット装置を図7に基づいて説明する。
この実施の形態に係るピペット装置は、実施の形態1に係るピペット装置において、端部が他の部分より太い円柱状のトラップ部22を設けた吸引ホース4をピペット管1に接続したものである。
このように、トラップ部を有しないピペット管1でも、ピペット管1との接続部において、吸引ホース4に円柱状のトラップ部22を設けたので、実施の形態3〜5と同様に、サイホン効果による逆流を防止することができる。
尚、ここでいう「接続部」とは、ピペット管1の内面が吸引ホース4内で曝露される位置を示しており、この部分がトラップ部22を形成していればよい。すなわち、外見上、ピペット管1と吸引ホース4とが接続している部分から離れた位置にトラップ部22が設けられていたとしても、ピペット管1の排出部1bの端部がトラップ部22内に位置するように接続されて使用される場合においては、本願でいう「接続部」にトラップ部22が設けられているということができる。
また、吸引ホース4にトラップ部22を設ける場合には、吸引ポンプ7によって発生する吸引力によって変形しないように構成されていることが好ましい。
さらに、この実施の形態において使用されるピペット管は、実施の形態1に係るピペット管1に限定されるものではなく、サイホン効果による逆流を防止できるトラップ部が設けられていない他の形態のピペット管を使用することもできる。殊に排出孔が下方を向いているものに好適である。
この発明の実施の形態1に係るピペット装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るピペット管の構造を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るピペット管の構造を示す図である。 この発明の実施の形態3に係るピペット管の構造を示す図である。 この発明の実施の形態4に係るピペット管の構造を示す図である。 この発明の実施の形態5に係るピペット管の構造を示す図である。 この発明の実施の形態6に係るピペット管の構造を示す図である。 従来のピペット管の構造を示す図である。
符号の説明
1,12,14,16,18 ピペット管、1a,12a,14a,16a,18a 吸引部、1b,12b,14b,16b,18b 排出部、2 吸引孔、3 排出孔、4 吸引ホース、13,15,17,19 トラップ部、20 第一接続位置、21 第二接続位置

Claims (5)

  1. 液体を吸引するための吸引孔を有する吸引部と、
    前記吸引した液体を排出するための排出孔を有すると共に、前記吸引部と連通する排出部とを備え、
    前記吸引部と前記排出部とが180°未満の角度を形成することを特徴とするピペット管。
  2. 前記排出部には、トラップ部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のピペット管。
  3. 一端が第一の接続位置で前記吸引部と接続すると共に、他端が第二の接続位置で前記排出部と接続するトラップ部が設けられ、
    前記第一接続位置と前記第二接続位置とを結ぶ直線が、前記吸引部と180°未満の角度を形成することを特徴とする請求項1記載のピペット管。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のピペット管と、
    前記吸引孔から前記ピペット管に液体を吸引し、前記排出孔から前記吸引した液体を排出する吸引排出機構と
    を備えたピペット装置。
  5. 前記吸引排出機構は、前記ピペット管に接続される吸引ホースを有し、
    前記吸引ホースには、前記ピペット管との接続部において、トラップ部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のピペット装置。
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