JP2005222374A - 画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像データ中の線を高精度に検出して、鮮鋭性の良い画像を得られる中間調処理を行うことが可能な画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る画像処理装置の線検知部107は、画像データの注目画素が線の縁であるか否かを検知する線縁検知部510と、当該注目画素が線の中であるか否かを検知する線中検知部520と、線縁検知部510で注目画素が線の縁と検知された場合、または、線中検知部520で注目画素が線の中であると検知された場合に、注目画素を線と検知する線判定部530を備えている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムに関し、詳細には、画像データ中の線領域を高精度に検出する画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムに関する。
多値の入力画像を少値や二値でしか出力できない出力装置で出力したり、また、データ量を削減する等を目的として、入力画像をその多値数より少ない多値や二値の出力画像に変換する各種の中間調処理が用いられている。かかる中間調処理は、その処理結果が周期的なドット配列となるものと、非周期的なドット配列となるものとの二種類に分類できる。前者の例としてディザ処理、後者の例として誤差拡散処理がある。
上述のディザ処理では、定義した基調に応じてドットが配置される。規則的にドットが配置されるため、ざらつきを余り感じず粒状性が良いという特徴がある。しかるに、入力画像が周期構造を持つ場合には、定義した基調と入力画像の周期とで干渉が発生して画像品質が低下することがある。
上述の誤差拡散処理では、基調を定義せずにドットが配置される。原画像に忠実な解像性を得ることができ、入力画像との干渉は発生しないとう特徴がある。しかるに、ドットの配置が規則的でないため部分的なドットの粗密が生じて粒状性が悪くなる場合がある。
そのため、従来からざらつきと干渉を共に抑制しながら高い解像性を得るための画像処理方法が提案されている。例えば、特許文献1(特開2001−128004)では、誤差拡散処理において、入力画像のエッジ度合いに応じて量子化しきい値の振動幅を多段階に制御することにより、網点部のモアレ抑制と画像平坦部の安定性かつ粒状性を両立させる技術について開示されており、この中で、エッジ度合いによってしきい値の振幅を変化させる技術を開示している。また、特許文献2(特開平9−191400)では、注目画素を含む近傍の濃度値と濃度差に基づいて、文字領域であるか否かを判定する技術が開示されている。
特開2001−128004号公報 特開平9−191400号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、微分フィルタを用いてエッジ度を算出する構成であるが、同文献で記載されている微分フィルタを使用した場合には、線画像に対するエッジ度は線の縁周辺をエッジとして求めることとなり、本来の線の形状とは異なるエッジを検出することになる。すなわち、線の縁周辺の背景で高いエッジ度を得ることになり、また、特に細線の中は低いエッジ度を得ることになる。すなわち、同文献の技術では、線の近傍の背景領域に対しては、エッジ度が高い領域に用いる処理(誤差拡散処理)を行うことになる。このため、薄い下地上に文字を載せている画像に対して処理を行う場合、文字周囲の背景に対して誤差拡散処理を行うことによりドットが発生しないことによる白抜け、さらに文字周囲の背景でドットが発生しないため、その分エッジ度が低くなった背景領域で急激にドットが発生する現象が生じるという問題がある。
他方、特許文献2の技術では、パターンマッチングを用いて文字領域であるか否かを判定する場合に、入力階調値を2値的に変換してから判定処理を行う構成であるため、ノイズの影響で判定結果がばらついてしまうという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、画像データ中の線を高精度に検出して、鮮鋭性の良い画像を得られる中間調処理を行うことが可能な画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明(請求項1)は、入力される画像データ中の線の検出を行う画像処理装置において、前記画像データの注目領域が線の縁であるか否かを検知する線縁検知手段と、前記画像データの注目領域が線の中であるか否かを検知する線中検知手段と、前記線縁検知手段で前記注目領域が線の縁であると検知された場合、または、前記線中検知手段で前記注目領域が線の中であると検知された場合に、当該注目領域を線と検知する線検知手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明(請求項2)は、前記線縁検知手段は、前記画像データの注目領域を一次微分して一次微分値を算出する一次微分値算出手段と、前記一次微分値が所定値以上の場合に、前記注目領域を線の縁であると判定する線縁判定手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明(請求項3)は、前記線縁検知手段は、前記画像データの注目領域が所定濃度値以上であるか否かを判断する濃度判断手段を備え、前記線縁判定手段は、前記画像データの注目領域が、前記一次微分値が所定値以上であり、かつ、前記所定濃度値以上である場合に当該注目領域を線の縁であると判定することを特徴とする。
また、本発明(請求項4)は、前記線中検知手段は、前記画像データの注目領域を二次微分して二次微分値を算出する二次微分値算出手段と、前記二次微分値が所定値以上の場合に前記注目領域が線の中であると判定する線中判定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明(請求項5)は、原稿モードに応じて、前記線縁検知手段および前記線中検知手段の少なくとも一方の検知特性を変化させる、または、前記線縁検知手段および前記線中検知手段の少なくとも一方を使用しないようにすることを特徴とする。
また、本発明(請求項6)は、前記線検出手段の検知結果に基づいて、中間調処理の方式または中間調処理のパラメータを変更して、前記画像データの注目領域に対して中間調処理を施す中間調処理手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明(請求項7)は、前記中間調処理手段は、前記線検知手段で線と検知されなかった画像データの領域に対しては、量子化のために画像空間上で変動する第1しきい値を用いて中間調処理を施し、前記線検知手段で線と検知された画像データの領域に対しては、画像空間上で変動しない第2しきい値または前記第1しきい値とは異なる変動を有する第3しきい値を用いて中間処理処理を施すことを特徴とする。
また、本発明(請求項8)は、前記第3しきい値は、前記第1しきい値と異なる周期または振幅を有することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明(請求項9)は、入力される画像データ中の線の検出を行う画像処理方法において、前記画像データの注目領域が線の縁であるか否かを検知する線縁検知工程と、前記画像データの注目領域が線の中であるか否かを検知する線中検知工程と、前記線縁検知工程で前記注目領域が線の縁であると検知された場合、または、前記線中検知工程で前記注目領域が線の中であると検知された場合に、当該注目領域を線と検知する線工程と、を含むことを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明(請求項10)は、入力される画像データの注目領域が線の縁であるか否かを検知する線縁検知工程と、前記画像データの注目領域が線の中であるか否かを検知する線中検知工程と、前記線縁検知工程で前記注目領域が線の縁であると検知された場合、または、前記線中検知工程で前記注目領域が線の中であると検知された場合に、当該注目領域を線と検知する線工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明(請求項1)によれば、線縁検知手段は、画像データの注目領域が線の縁であるか否かを検知し、線中検知手段は、前記画像データの注目領域が線の中であるか否かを検知し、線検知手段は、前記線縁検知手段で前記注目領域が線の縁であると検知された場合、または、前記線中検知手段で前記注目領域が線の中であると検知された場合に、当該注目領域を線と検知することとしたので、線の検知性能を向上させることができ、この線検知結果を使用して中間調処理を行うことにより、鮮鋭性の良い画像を得て高品質な出力画像を得ることが可能となるという効果を奏する。
また、本発明(請求項2)によれば、線縁検知手段では、一次微分値算出手段は、前記画像データの注目領域を一次微分して一次微分値を算出し、線縁判定手段は、一次微分値が所定値以上の場合に、前記注目領域を線の縁であると判定することとしたので、高精度に線の縁を判定することが可能となるという効果を奏する。
また、本発明(請求項3)によれば、線縁検知手段では、濃度判定手段は、画像データの注目領域が所定濃度値以上であるか否かを判断し、線縁判定手段は、画像データの注目領域が、一次微分値が所定値以上であり、かつ、所定濃度値以上である場合に当該注目領域を線の縁であると判定することとしたので、濃度の低い画素を線の縁と判断して背景の部分を線の縁と判断することを防止することができ、高精度に線の縁を検出することが可能となるという効果を奏する。
また、本発明(請求項4)によれば、線中検知手段では、二次微分値算出手段は、画像データの注目領域を二次微分して二次微分値を算出し、線中判定手段は、前記二次微分値が所定値以上の場合に前記注目領域が線の中であると判定することとしたので、高精度に線の中を検出することが可能となるという効果を奏する。
また、本発明(請求項5)によれば、原稿モードに応じて、前記線縁検知手段および前記線中検知手段の少なくとも一方の検知特性を変化させる、または、前記線縁検知手段および前記線中検知手段の少なくとも一方を使用しないようにすることとしたので、原稿の種類に応じた線の検出を行うことが可能となるという効果を奏する。
また、本発明(請求項6)によれば、中間調処理手段は、線検出手段の検知結果に基づいて、中間調処理の方式または中間調処理のパラメータを変更して、画像データの注目領域に対して中間調処理を施すこととしたので、鮮鋭性の良い画像を得ることができる中間調処理を行うことが可能となるという効果を奏する。
また、本発明(請求項7)によれば、前記中間調処理手段は、前記線検知手段で線と検知されなかった画像データの領域に対しては、量子化のために画像空間上で変動する第1しきい値を用いて中間調処理を施し、前記線検知手段で線と検知された画像データの領域に対しては、画像空間上で変動しない第2しきい値または前記第1しきい値とは異なる変動を有する第3しきい値を用いて中間処理処理を施すこととしたので、線に対しては解像性が良く、画像平坦部分に対しては粒状性の良い画像を得ることが可能となるという効果を奏する。
また、本発明(請求項8)によれば、第3しきい値は、第1しきい値と異なる周期または振幅を有することとしたので、線に対しては解像性が良く、画像平坦部分に対しては粒状性の良い画像を得るための中間調処理を、画像空間上で変動するしきい値を使用して行うことが可能となるという効果を奏する。
また、本発明(請求項9)によれば、入力される画像データ中の線の検出を行う画像処理方法において、前記画像データの注目領域が線の縁であるか否かを検知し、前記画像データの注目領域が線の中であるか否かを検知し、さらに、注目領域が線の縁であると検知された場合、または、記注目領域が線の中であると検知された場合に、当該注目領域を線と検知することとしたので、線の検知性能を向上させることができ、この線検知結果を使用して中間調処理を行うことにより、鮮鋭性の良い画像を得て高品質な出力画像を得ることが可能となるという効果を奏する。
また、本発明(請求項10)によれば、コンピュータでプログラムを実行することにより、入力される画像データの注目領域が線の縁であるか否かを検知する線縁検知工程と、前記画像データの注目領域が線の中であるか否かを検知する線中検知工程と、前記線縁検知工程で前記注目領域が線の縁であると検知された場合、または、前記線中検知工程で前記注目領域が線の中であると検知された場合に、当該注目領域を線と検知する線工程と、を実現することとしたので、線の検知性能を向上させることができ、この線検知結果を使用して中間調処理を行うことにより、鮮鋭性の良い画像を得て高品質な出力画像を得ることが可能となるという効果を奏する。
以下、この発明に係る画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるものまたは実質的に同一のものが含まれる。本明細書において、画像データの領域とは、1画素からなる領域(画素領域)と、複数画素からなる領域(複数画素領域)の両者を含むものとする。
本発明の実施例に係る画像処理装置を図1〜図8を参照して説明する。以下の説明では、入力階調値および出力階調値は、「0」以上「255」以下の整数値を取り、「0」は最も濃度が低く、「255」は最も濃度が高いとする。図1は本発明の実施例に係る画像処理装置100の構成を示す図である。画像処理装置100は、図1に示すように、画像入力部101と、修正入力値算出部102と、出力階調値決定部103と、誤差算出部104と、誤差バッファ105と、誤差和算出部106と、線検知部107と、しきい値選択部108とを備えている。
画像入力部101は、外部から画像データを入力して修正入力部算出部102および線検知部107に出力する。ここで、入力される画像データとしては、例えば、モノクロ複写機等のスキャナで読み取られ、濃度補正処理や周波数補正処理が施された画像データが入力される。線検知部107は、画像入力部101から入力される画像データの注目画素に対して、後述する方法で線検知を行い、その線判定結果(線の場合「1」、線でない場合「0」)をしきい値選択部108に出力する。
しきい値選択部108は、線検知部107から入力さる線判定結果に基づいて、しきい値を決定し、決定したしきい値情報を出力階調値決定部103に出力する。具体的には、画像データの注目画素が線である場合は、注目画素の画素位置によってしきい値を変化させない固定しきい値(画像空間上で変動しない第2しきい値)を決定し、他方、画像データの注目画素が線でない場合は、注目画素の画素位置によってしきい値を変化させるディザしきい値マトリクス(画像空間上で変動する第1しきい値)を用いて注目画素の量子化を用いることを決定して、そのしきい値情報を出力階調値決定部103に出力する。図2は、ディザしきい値マトリクス201,202,203の一例を示す図である。
修正入力値算出部102は、画像入力部101から入力される画像データ中の注目画素における画素データと、誤差和算出部106から入力される周辺画素における誤差和との和である修正入力値を算出して出力階調値決定部103および誤差算出部104に出力する。
出力階調値決定部103は、しきい値選択部108から入力されるしきい値情報から注目画素に対応するしきい値と、修正入力値算出部102から入力される修正入力値との大小関係を比較して、出力階調値を決定して、誤差算出部104と外部に出力する。
具体的には、出力階調値決定部103では、しきい値選択部108が固定しきい値を用いることを決定した場合には、例えば、予め出力階調値「85」に相当するドット、「170」に相当するドット、「255」に相当するドットを出すか否かを決定するしきい値を「43」、「128」、「213」としておき、以下のようにして、修正入力値としきい値の大小関係を比較して、出力階調値を決定することができる。
修正入力値≦「43」 →出力階調値「0」
「43」<修正入力値≦「128」 →出力階調値「85」
「128」<修正入力値≦「213」 →出力階調値「170」
修正入力値>「213」 →出力階調値「255」
なお、ここでは、出力階調値を「0」、「85」、「170」、「255」、その出力階調値を発生させるためのしきい値を「43」、「128」、「213」としているが、出力階調値は必ずしも均等である必要はない。例えば、小さな出力階調値ではその出力階調値に相当する濃度を安定して表現できない場合などには、小さな出力階調値を使用しないで、例えば、「0」、「128」、「192」、「255」といった不均等な出力階調値の組を使用することにしても良い。また、しきい値は、画素位置により変化せずに固定である点が重要であるため、これに限らず例えば、「20」、「60」、「128」のようなしきい値の組を使用することにしても良い。
他方、出力階調値決定部103では、例えば、しきい値選択部108が図2に示すしきい値マトリクスを用いることを決定した場合について説明する。図2に示すマトリクス201,マトリクス202,マトリクス203は、それぞれ、出力階調値「85」に相当するドット、「170」に相当するドット、「255」に相当するドットを出すか否かを決定するしきい値であり、600dpiの出力解像度において、約212線、45度の網点基調を表現する4値出力用のしきい値マトリクスである。
しきい値マトリクス上で注目画素に対応する位置は、出力画像のサイズにタイル状に繰り返し敷き詰めたときの、注目画素がしきい値マトリクス中のどの位置に相当するかにより決定する。すなわち、しきい値マトリクスのサイズが横w画素、縦h画素であり、注目画素の位置が出力画像座標で横x、縦yである場合は、しきい値マトリクス座標で横(x%w)、縦(y%h)のしきい値を用いる。例えば、注目画素に対応するしきい値がしきい値マトリクス座標で横0、縦3である場合は、出力階調値「85」、「170」、「255」に相当するドットを出すか否かを決定するためのしきい値は、それぞれ、「200」、「208」、「216」となり、以下のようにして、修正入力値としきい値の大小関係を比較して、出力階調値を決定することができる。
修正入力値≦「200」 →出力階調値「0」
「200」<修正入力値≦「208」 →出力階調値「85」
「208」<修正入力値≦「216」 →出力階調値「170」
修正入力値>「216」 →出力階調値「255」
誤差算出部104は、修正入力値算出部102から入力される修正入力値から出力階調値決定部103から入力される出力階調値を減じた値を誤差(量子化誤差)として誤差バッファ105に格納する。
誤差和算出部106は、誤差マトリクスを用いて注目画素に関与する誤差の和を算出する。図3は、誤差マトリクスの一例を示す図である。同図に示す誤差マトリクスは全ての要素を加算したとき「1」となるように設計されている。これは、発生した誤差を過不足なく周囲の画素で用いるためである。図3において、「X」で示した部分が注目画素を示している。例えば、注目画素Xの1ライン真上の画素の誤差が「32」である場合は、誤差マトリクス中のその画素に対応する値は「4/32」であるので、その画素から注目画素に関与する誤差は両者の積である「4」となる。
このようにして、誤差和算出部106は、1つの注目画素に対して2ライン上の7画素、1ライン上の7画素、同一ラインの3画素の計17画素における誤差を誤差バッファ105から読み出し、図3の誤差マトリクスと積和演算を行うことで注目画素に関与する誤差和を算出して、その誤差和を修正誤差値算出部102に出力する。
図4は、誤差マトリクスの他の例を示している。図4の誤差マトリクスは、マトリクス中の各値を図3の32倍としたものである。同図において、注目画素を「X」で示している。例えば、注目画素Xの1ライン真上の画素の量子化誤差が「32」である場合、誤差マトリクス中のその画素に対応する値は「4」であるので、その画素から注目画素に関与する誤差をひとまず両者の積である「128」とする。
このようにして、誤差和算出部106は、1つの注目画素に対して2ライン上の7画素、1ライン上の7画素、および同一ラインの3画素の計17画素における量子化誤差を誤差バッファ105から読み出し、図4の誤差マトリクスと積和演算を行うことで注目画素に関与する誤差和を算出する。これにより、高速な整数演算で誤差和を注目画素に関与する誤差を算出することができる。その後、誤差マトリクス中の各値は32倍にしているため、誤差和を「32」で除して最終的な誤差和とする。
図5は、線検知部107の詳細な構成を示す図である。線分検知部107は、図5に示すように、画像データの注目領域が線の縁であるか否かを検知する線縁検知部510と、画像データの注目領域が線の中であるか否かを検知する線中検知部520と、線縁検知部510および線中検知部520の検出結果に基づいて画像データの注目領域が線であるか否かを検知する線判定部530とを備えている。
線縁検知部510は、一次微分フィルタ部511と、絶対値算出部512と、一次微分最大値選択部513と、線縁判定部514と、高濃度判定部515とを備えている。一次微分フィルタ部511は、画像入力部101から入力される画像データの注目画素に対して、一次微分フィルタ演算、具体的には、縦横斜めの4方向の傾斜を検出するために、4つの一次微分フィルタを用いて、それぞれ入力階調値と積和演算を行い、4種類の一次微分値を得て絶対値算出部512に出力する。図6は、縦横斜めの4方向の傾斜を検出するため一次微分フィルタ601〜604の一例を示す図である。
絶対値算出部512は、一次微分フィルタ部510から入力される4種類の一次微分値の絶対値をそれぞれ算出して、最大値選択部513に出力する。一次微分最大値選択部513は、絶対値算出部512から入力される4種類の一次微分値の絶対値のうち、最大値を注目画素の一次微分最大値として線縁判定部514に出力する。
高濃度判定部515は、入力画像部101から入力される画像データに対して、注目画素の入力階調値が濃度しきい値以上であるか否かを判定して、高濃度判定結果(濃度しきい値以上の場合「1」/濃度しきい値未満の場合「0」)を線縁判定部514に出力する。線縁判定部514は、一次微分最大値選択部513から入力される一次微分最大値と、高濃度判定部515から入力される高濃度判定結果とに基づいて、一次微分最大値が一次微分しきい値以上でありかつ高濃度判定結果が「1」である場合に、注目画素を線縁であると判定して、それ以外の場合は線縁でないと判定して、その線縁判定結果(線縁の場合「1」/線縁でない場合「0」)を線判定部530に出力する。
線中検知部520は、二次微分フィルタ部521と、二次微分最大値選択部522と、線中判定部523とを備えている。二次微分フィルタ部521は、画像入力部101から入力される画像データの注目画素に対して、二次微分フィルタ演算を行い、具体的には、縦横斜めの4方向の傾斜を検出するために、4つの二次微分フィルタを用いてそれぞれ入力階調値と積和演算を行い、4種類の二次微分値を得て、二次微分最大値選択部522に出力する。図7は、縦横斜めの4方向の傾斜を検出するための4つの二次微分フィルタ701〜704の一例を示す図である。
二次微分最大値選択部522は、二次微分フィルタ部521から入力される4種類の二次微分値のうち、最大の値を注目画素の二次微分最大値として線中判定部523に出力する。線中判定部523は、二次微分最大値選択部522から入力される二次微分最大値に基づいて、二次微分最大値が二次微分しきい値以上である場合に注目画素を線中であると判定して、それ以外の場合は線中でないと判定して、その線中判定結果(線中の場合「1」/線中でない場合「0」)を線判定部530に出力する。
線判定部530は、線縁判定部514から入力される線縁判定結果と、線中判定部523から入力される線中判定結果とに基づいて、線縁判定結果と線中判定結果のいずれかが「1」である場合に線と判定し、それ以外の場合は線ではないと判定して、その線判定結果(線の場合「1」/線でない場合「0」)をしきい値選択部108に出力する。
図8を参照して、線検知部107の線判定の具体例を説明する。図8は線検知部107により検知する領域を説明するための説明図であり、同図では一次元画像を用いて説明する。なお、ここでは、一次元画像であるため、一次微分値および二次微分値は一方向のみのフィルタで算出している。
801は、入力画像の分布を示しており、横軸は座標、縦軸は階調値を表している。座標「7」〜座標「11」に分布する濃度が存在している。この入力画像に対して濃度しきい値804以上である画素の領域を高濃度判定結果807として示している。802は、801の入力画像を一次微分した結果とその絶対値を示しており、横軸は座標、縦軸は一次微分値を表している。この入力画像に対して一次微分値の絶対値が一次微分しきい値805以上である画素の領域を一次微分判定結果808として示している。803は、801の入力画像を二次微分した結果を示し、縦軸は二次微分値を表している。この入力画像に対して二次微分値が二次微分しきい値806以上である画素の領域を二次微分判定結果809として示している。
線判定部514は、高濃度判定結果807の領域でかつ一次微分判定結果808の領域(図中の斜線aの領域)と、二次微分判定結果809で示す領域(図中で斜線bで示す領域)の少なくとも一方を満たす領域を線として検知する。このように、線の縁と検知された場合でも、その濃度の低い部分は線と判断しないので、背景を除いた線の部分を正確に検知することができる。
以上説明したように、上記実施例によれば、線検知部107においては、線縁検知部510は、画像データの注目画素が線の縁であるか否かを検知し、線中検知部520は、当該注目画素が線の中であるか否かを検知し、線判定部530は、線縁検知部510で注目画素が線の縁と検知された場合、または、線中検知部520で注目画素が線の中であると検知された場合に、注目画素を線と検知することとしたので、画像データ中の線を高精度に検知することができ、この結果、鮮鋭性の良い画像を得ることができる中間調処理を行うことが可能となり、高品質な出力画像を得ることができる。
また、線縁検知部510では、画像データの注目画素の一次微分値が所定値以上であるか否かを判定し、また、注目画素が濃度しきい値以上であるか否かを判定し、その一次微分値が所定値以上であり、かつ、所定濃度値以上である場合に、当該注目画素を線の縁であると判断することとしたので、濃度の低い画素を線の縁と判断して背景の部分を線の縁と判断することを防止することができ、高精度に線の縁を検出することができる。なお、線縁検知部510では、注目画素が所定濃度値以上であるか否かの判断を行わないで、画像データの注目画素の一次微分値が所定値以上の場合に、注目画素を線の縁であると判断する構成としても良い。
また、線中検知部520は、画像データの注目画素の二次微分値が所定値以上であるか否かを判定し、二次微分値が所定値以上の場合に、注目画素が線の中であると判定することとしたので、高精度に線の中を検出することができる。
(変形例1)
なお、上記実施例においては、画素毎に線判定を行っているが、本発明はこれに限られるものではなく、複数画素を含む領域に対する線判定をその領域内のある画素の線判定結果を代表させるなどして、画素単位ではなく、複数画素単位で線判定を行う構成としても良い。これにより、判定の回数を低減でき、高速に線の判定を行うことが可能となる。
(変形例2)
また、上記実施例では、出力階調値決定部103は、線判定結果に基づいてしきい値を切り替える構成としたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、注目画素が線である場合は固定しきい値処理を行い、線でない場合はディザしきい値処理を行うというように、異なるしきい値処理手段を用意しておき、線判定結果に基づいて処理手段を切り替える構成としても良い。
(変形例3)
また、上記実施例では、線検知部107で検知対象となる画像データを、濃度補正処理や周波数補正処理を行った画像データとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、これらの補正前の画像データを検知対象としても良い。また、スキャナの濃度補正処理と周波数処理を行い、プリンタの濃度補正処理を行っていない画像データ等の補正途中の画像データを検知対象とすることにしても良い。
(変形例4)
また、自動認識した原稿の特性やユーザが指定した原稿モードに応じて線検知部107の特性を変化させることにしても良い。例えば、ユーザが鮮鋭性を重視しない写真画像を複写する際に用いる写真原稿モードを指定した場合、標準のモードで用いられている二次微分しきい値をより高い値にして、線と検知する領域を小さくすることで粒状性の良い出力画像を得ることができる。この際、一次微分フィルタのしきい値を変えても良い。また、二次微分フィルタを用いずに線判定を行うことでも同様の効果を得ることができる。
(変形例5)
また、原稿の特性や原稿モードに応じて、線検出部107のフィルタ係数を変えても良い。図9は、二次微分フィルタ901〜904の例を示す図である。具体的には、線検出部107の二次微分フィルタ部521の二次微分フィルタとして、図7に示す二次微分フィルタの代わりに、図9に示す二次微分フィルタを用いることで線中とみなす画像の特性を変化させることができる。図9の二次微分フィルタ901は、図7の二次微分フィルタ701と比較して左右端の重みが相対的に大きくしており、高周波の線への感応性を低下させて、低周波の線への感応性を向上させている。この変更によって、平滑化フィルタを掛けた場合のように、解像性の低い画像に対する線の検知性能を向上させることができる。
(変形例6)
上記実施例では、画像データの注目画素が線である場合は、注目画素の画素位置によってしきい値を変化させない固定しきい値を使用することとしたが、本発明はこれに限られるものではない。変形例6を上記図1および図10を参照して説明する。
図10は、ディザしきい値マトリクスの他の例を示す図である。図1において、しきい値選択部108は、線検知部107から入力される線判定結果に基づいて、注目画素が線である場合は図10のディザしきい値マトリクス(画像空間上で変動する第3しきい値)、線でない場合は図2のディザしきい値マトリクス(画像空間上で変動する第1しきい値)を用いて注目画素の量子化を用いることを決定して、決定したしきい値マトリクスの情報をしきい値情報として出力階調値決定部103に出力する。出力階調値決定部103は、このしきい値情報に基づき、注目画素が線である場合は図10のディザしきい値マトリクス、線でない場合は図2のディザしきい値マトリクスを用いて注目画素の量子化を行って出力階調値を出力する。
図2のディザしきい値マトリクスは、上述したように600dpiの出力解像度において約212線、45度の網点基調を表現する4値出力用のしきい値マトリクスである。他方、図10のディザしきい値マトリクス1001、1002、1003は、それぞれ出力階調値「85」に相当するドット、「170」に相当するドット、「255」に相当するドットを出すか否かを決定するしきい値であり、図10のディザしきい値マトリクスは600dpiの出力解像度において300線、0度の低濃度では網点基調、中濃度では万線基調を表現する4値出力用のしきい値マトリクスである。このように、注目画素が「線」である場合は高線数、「線」でない場合は低線数のディザしきい値マトリクスを切り替えて処理を行うことで、線に対しては解像性が良く、画像平坦部分に対しては粒状性の良い画像を得ることができる。
図11は、ディザしきい値マトリクスの他の例を示す図である。注目画素が線である場合は図11のディザしきい値マトリクス、線でない場合は図2のディザしきい値マトリクスを用いて注目画素の量子化を行うことにしても良い。図11のディザしきい値マトリクスは、図2のディザしきい値マトリクスと同様に、600dpiの出力解像度において約212線、45度の網点基調を表現する4値出力用のしきい値マトリクスであるが、しきい値の振幅が図2のディザしきい値マトリクスの半分となっている。
このように、注目画素が線である場合は振幅の小さいディザしきい値マトリクスに、線でない場合は振幅の大きいディザしきい値マトリクスを切り替えて処理を行うことで、線に対しては解像性が良く、画像平坦部分に対しては粒状性の良い画像を得ることができる。その理由は、振幅が大きいディザしきい値マトリクスを用いた場合は、振幅の小さいディザしきい値マトリクスを用いた場合に比して、出力画像にディザしきい値の基調を強く反映させることになり、他方、振幅が小さいディザしきい値マトリクスを用いた場合は、入力画像の特徴を強く反映させることができるからである。
(プログラム)
なお、本発明の画像処理装置は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェイス機器、スキャナ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から構成される装置(ホストコンピュータ等)に適用しても良い。
また、本発明の目的は、上述した画像処理装置の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(または、CPU、MPU、DSP)が記録媒体に格納されたプログラムコードを実行することによっても達成することが可能である。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した画像処理装置の機能を実現することになり、そのプログラムコードまたはそのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記録媒体としては、FD、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ、ROMなどの光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、半導体記録媒体を使用することができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した画像処理装置の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した画像処理装置の機能が実現される場合も含まれること言うまでもない。
また、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した画像処理装置の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
以上のように、本発明に係る画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムは、画像データの特徴量を検出する場合に広く有用であり、特に、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ、複写機、デジタル複合機、プリンタドライバ等に適している。
本発明の実施例に係る画像処理装置の構成を示す図である。 ディザしきい値マトリクスの一例を示す図である。 誤差マトリクスの一例を示す図である。 誤差マトリクスの他の例を示す図である。 図1の線検知部の詳細な構成を示す図である。 一次微分フィルタの一例を示す図である。 二次微分フィルタの一例を示す図である。 線検知部により検知する領域を説明するための説明図である。 二次微分フィルタの他の例を示す図である。 ディザしきい値マトリクスの他の例を示す図である。 ディザしきい値マトリクスの他の例を示す図である。
符号の説明
100 画像処理装置
101 画像入力部
102 修正入力値算出部
103 出力階調値決定部
104 誤差算出部
105 誤差バッファ
106 誤差和算出部
107 線検知部
108 しきい値選択部
201,202,203 ディザしきい値マトリクス
510 線縁検知部
511 一次微分フィルタ部
512 絶対値算出部
513 一次微分最大値選択部
514 線縁判定部
515 高濃度判定部
520 線中検知部
512 二次微分フィルタ部
522 二次微分最大値選択部
523 線中判定部
530 線判定部
601,602,603 一次微分フィルタ
701,702,703 二次微分フィルタ
804 濃度しきい値
805 一次微分しきい値
806 二次微分しきい値
901,902,903 二次微分フィルタ
1001,1002,1003 ディザしきい値マトリクス
1101,1102,1103 ディザしきい値マトリクス

Claims (10)

  1. 入力される画像データ中の線の検出を行う画像処理装置において、
    前記画像データの注目領域が線の縁であるか否かを検知する線縁検知手段と、
    前記画像データの注目領域が線の中であるか否かを検知する線中検知手段と、
    前記線縁検知手段で前記注目領域が線の縁であると検知された場合、または、前記線中検知手段で前記注目領域が線の中であると検知された場合に、当該注目領域を線と検知する線検知手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記線縁検知手段は、
    前記画像データの注目領域を一次微分して一次微分値を算出する一次微分値算出手段と、
    前記一次微分値が所定値以上の場合に、前記注目領域を線の縁であると判定する線縁判定手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記線縁検知手段は、
    前記画像データの注目領域が所定濃度値以上であるか否かを判断する濃度判断手段を備え、
    前記線縁判定手段は、前記画像データの注目領域が、前記一次微分値が所定値以上であり、かつ、前記所定濃度値以上である場合に当該注目領域を線の縁であると判定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記線中検知手段は、
    前記画像データの注目領域を二次微分して二次微分値を算出する二次微分値算出手段と、
    前記二次微分値が所定値以上の場合に前記注目領域が線の中であると判定する線中判定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 原稿モードに応じて、前記線縁検知手段および前記線中検知手段の少なくとも一方の検知特性を変化させる、または、前記線縁検知手段および前記線中検知手段の少なくとも一方を使用しないようにすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記線検出手段の検知結果に基づいて、中間調処理の方式または中間調処理のパラメータを変更して、前記画像データの注目領域に対して中間調処理を施す中間調処理手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 前記中間調処理手段は、
    前記線検知手段で線と検知されなかった画像データの領域に対しては、量子化のために画像空間上で変動する第1しきい値を用いて中間調処理を施し、
    前記線検知手段で線と検知された画像データの領域に対しては、画像空間上で変動しない第2しきい値または前記第1しきい値とは異なる変動を有する第3しきい値を用いて中間処理処理を施すことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第3しきい値は、前記第1しきい値と異なる周期または振幅を有することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 入力される画像データ中の線の検出を行う画像処理方法において、
    前記画像データの注目領域が線の縁であるか否かを検知する線縁検知工程と、
    前記画像データの注目領域が線の中であるか否かを検知する線中検知工程と、
    前記線縁検知工程で前記注目領域が線の縁であると検知された場合、または、前記線中検知工程で前記注目領域が線の中であると検知された場合に、当該注目領域を線と検知する線工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  10. 入力される画像データの注目領域が線の縁であるか否かを検知する線縁検知工程と、
    前記画像データの注目領域が線の中であるか否かを検知する線中検知工程と、
    前記線縁検知工程で前記注目領域が線の縁であると検知された場合、または、前記線中検知工程で前記注目領域が線の中であると検知された場合に、当該注目領域を線と検知する線工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータが実行するためのプログラム。
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