JP2005221822A - カメラ及び撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 折り曲げ光学系を採用する撮影装置で撮影角度を切り替えてのフラッシュ撮影を可能とする。
【解決手段】 撮影用ミラー部と照明用ミラー部とが一体に形成されているミラー120が前面位置120−1に位置している場合には、照明部150で発光させた照明光は撮影用ミラー部で反射し、照明光A117として被写体へ照射される。このときに被写体から到来する入射光A116が撮影用ミラー部で反射して入射すると、撮影光学部166は被写体像を結像させる。ミラー120を背面位置120−2へ回動させた場合には、照明部150からの照明光は撮影用ミラー部で反射し、照明光B147として被写体であるカメラユーザへ照射される。このときにカメラユーザから到来する入射光B146が撮影用ミラー部で反射して入射すると、撮影光学部166はカメラユーザの像を結像させる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、被写体像の撮影を行って画像を取得する撮影装置で使用される技術に関し、特に、筐体の前面側の方向のみならず、当該筐体に対してその他の方向に位置している被写体の撮影をも可能とする技術に関する。
撮影した画像の記録に銀塩フィルムを使用せず、代わりに半導体等のデジタルデータの記録媒体を使用するデジタルカメラにおいては、筐体内におけるフィルムの配置などといった物理的な制約が少ないので、撮影レンズ部をカメラ筐体に対して回動可能に備えて撮影角度を自在に選択できるようにしたカメラが多数提案されている。
このようなカメラとして、例えば、特許文献1には、向き可変式の撮影レンズ部を備えるカメラにおいて、この撮影レンズ部の向き可変動作に対応して可変動作する被写体照明用の発光部を備える技術が開示されている。
また、市場からのカメラ筐体の薄型化のニーズに応えるため、被写体からカメラ筐体の前面に到来する入射光を直角に折り曲げてから撮影光学部へ導くようにする、いわゆる折り曲げ光学系を採用し、撮影光学部のカメラ筐体前面での突出をなくしたカメラが多数提案されている。そして、このような折り曲げ光学系を採用したカメラにおいても、撮影角度を選択できるようにしたカメラが提案されている。
このようなカメラとして、例えば、特許文献2には、両面が鏡面である反射鏡をカメラに備え、この反射鏡を回動させることによってカメラ筐体の前面及び背面のうちのいずれか一方から入射された入射光軸が撮像素子へ導かれるようにする技術が開示されている。
また、例えば、特許文献3には、撮影光学系に入射する光束を折り曲げる反射ミラーをカメラボディに対して光軸回りに回転自在に設ける技術が開示されている。
特開平11−183981号公報 特開2001−268416号公報 特開平11−205641号公報
上掲した特許文献1に開示されている技術では、向き可変式の撮影レンズ部を採用するため、レンズを保持する鏡枠の全長を短くしなければならず、カメラ筐体の薄型化を優先させると、例えば光学レンズの組み合わせによりズーム機能を提供するいわゆる光学ズームのような、長い鏡枠を必要とするものの搭載が難しくなってしまう。
一方、上掲した特許文献2や特許文献3に開示されている技術では、折り曲げ光学系を採用しているので、筐体内に長い鏡枠を装備しながらカメラ筐体を薄型とすることが比較的容易に実現できる。しかしながら、これらの技術は暗い撮影環境の下などでのフラッシュ撮影(被写体に照明光を照射して行う撮影)を考慮していないため、夜間撮影などは困難である。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、折り曲げ光学系を採用する撮影装置で撮影角度を切り替えてのフラッシュ撮影を可能とすることである。
本発明の態様のひとつであるカメラは、被写体から到来する入射光を反射する入射光反射手段と、当該反射された入射光を当該被写体の像として結像させる撮影光学部と、照明光を発光する照明部と、当該照明光を反射する照明光反射手段と、当該照明光反射手段と当該入射光反射手段とを共に変動させて、当該照明光の当該照明光反射手段での反射光が当該被写体へ照射されたときの当該入射光を当該撮影光学部へ入射させる変動手段と、を備えたことを特徴とするものである。
なお、上述した本発明に係るカメラにおいて、上述した変動手段は、当該カメラの筐体の前面と当該筐体における当該前面についての対向面である背面とのうちのいずれか一方の面が向いている方向に位置している被写体の像を上述の撮影光学部によって結像させるように上述の照明光反射手段及び上述の入射光反射手段を変動させるようにしてもよい。
なお、このカメラにおいて、前述した撮影光学部の光軸の進行方向は、上述の筐体における底面の方向を向いており、前述した照明部による前述の照明光の照射方向は、当該光軸とは逆の方向を向いており、前述した入射光反射手段は、当該光軸の方向に対して直角な方向から到来する前述の入射光を反射して前述の撮影光学部へ入射させるようにしてもよい。
また、このカメラにおいて、前述した変動手段は、前述の照明光反射手段及び前述の入射光反射手段を回動させるようにしてもよい。
なお、このとき、上述した変動手段は、前述の照明光反射手段の反射面及び前述の入射光反射手段の反射面を前述の筐体の前面の側に傾斜させた回動位置と、当該2つの反射面を当該筐体の前述の背面の側に傾斜させた回動位置との間で回動させるようにしてもよい。
また、このとき、前述した照明光反射手段及び前述した入射光反射手段は、各々の反射面を異にする一体の光学ミラー部材としてもよい。
ここで、この光学ミラー部材は、前述の筐体内の上部に配置され、且つ前述の照明光反射手段の反射面と前述の入射光反射手段の反射面とが隣接しているものであってもよい。
また、このとき、前述の変動手段が前述の照明光反射手段及び前述の入射光反射手段を回動させるときの回動中心は、前述の撮影光学部の光軸に垂直な軸であって、且つ、当該軸が当該入射光反射手段の反射面における当該光軸との交点を貫いているようにしてもよい。
また、このとき、前述の変動手段に前述の照明光反射手段及び前述の入射光反射手段を回動させるために操作される操作部を前述の筐体の表面に備えるようにしてもよい。
また、前述した本発明に係るカメラにおいて、前述した照明部は、キセノン発光ランプと反射傘とを有するようにしてもよい。
また、前述した本発明に係るカメラにおいて、撮影画像を表示する表示部を当該カメラの筐体において前述の照明部の下方に配置するようにしてもよい。
また、本発明の別の態様のひとつである撮影装置は、被写体から到来する入射光を反射する入射光反射手段と、当該反射された入射光を当該被写体の像として結像させる撮影光学部と、照明光を発光する照明部と、当該照明光を反射する照明光反射手段と、当該照明光反射手段と当該入射光反射手段とを共に変動させて、当該照明光の当該照明光反射手段での反射光が当該被写体へ照射されたときの当該入射光を当該撮影光学部へ入射させる変動手段と、を備えたことを特徴とするものである。
なお、上述した本発明に係る撮影装置において、上述した変動手段は、上述の照明光反射手段及び上述の入射光反射手段を回動させるようにしてもよい。
以上のように、本発明によれば、光学ズーム等の長い鏡枠を必要とするものを薄型の筐体に提供しつつ、暗い撮影環境の下でも撮影角度を切り替えての撮影が可能となるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず図1及び図2について説明する。
図1は本発明を実施するカメラ(デジタルカメラ)の構造を示しており、(a)はこのカメラの前面図、(b)はこのカメラの上面図、(c)はこのカメラの左側面図、そして(d)はこのカメラの右側面図をそれぞれ示している。また、図2は、このカメラの背面図を示している。このカメラは、後述する撮影光学部166と照明部150とからなる撮影装置を内蔵している。
なお、このカメラの説明においては、カメラのユーザが自分自身ではない被写体の撮影を行うためにカメラを構えたときに被写体が面するカメラの筐体面を「前面」と称し、この面を基準として「前面」、「背面」、「上面」、「左側面」、「右側面」、及び「底面」を定義している。
まず図1(a)に示す前面図に注目する。
筐体100の前面上部中央付近には撮影窓A111が設けられている。筐体100の前面側に位置している被写体から到来する入射光は撮影窓A111からこのカメラの筐体100内に取り込まれる。
撮影窓A111の同図における右側には照明窓A112が設けられている。筐体100内で発光させた照明光は、照明窓A112を経て筐体100外へ放射され、筐体100の前面側に位置している被写体へ照射される。
撮影窓A111及び照明窓A112から筐体100内を覗くと、被写体から到来する入射光を反射する撮影用ミラー部121と、照明光を反射する照明用ミラー部122とが筐体100内の上部にそれぞれ配置されていることが分かる。この撮影用ミラー部121と照明用ミラー部122とは一体の光学ミラー部材であるので一体で形成することが可能であり、材料コストの低減に寄与する上に、カメラの構造も簡単になり、またカメラの部品点数が削減されるのでカメラの組み立ても容易になる。なお、この両者はミラー境界123において接している。
次に図1(b)に示す上面図に注目する。
筐体100の上面左部には、このカメラのユーザが押下操作によって撮影指示をカメラへ与えるためのレリースボタン113が配置されている。また、筐体100の上面右部には、筐体100内に配置されている音声記録用のマイクが周囲の音を収音できるようにするためのマイク用開口114が設けられている。
次に図2に示す背面図に注目する。
筐体100の背面上部中央付近の撮影窓A111に対向する裏側の位置には撮影窓B131が設けられている。カメラのユーザが筐体100の背面側に位置している自分自身を被写体として撮影する、いわゆる「自分撮り」機能を実行する場合に、カメラユーザから到来する入射光が撮影窓B131から筐体100内に取り込まれる。
撮影窓B131の同図における左側の照明窓A112に対向する裏側の位置には照明窓B132が設けられている。上述した自分撮り機能を実行する場合には、筐体100内で発光させた照明光は照明窓B132を経て筐体100外へ放射され、筐体100の背面側に位置しているカメラユーザへ照射される。
撮影窓B131の同図における右側には切換ダイヤル133が備えられている。ユーザが切換ダイヤル133を回す操作を行うことにより、一体の部材である撮影用ミラー部121及び照明用ミラー部122を変動させる、より具体的にはミラー回動軸123を回動中心として回動させることができる。この回動によって撮影用ミラー部121の鏡面が筐体100の背面側を向いたときには、撮影用ミラー部121は被写体であるユーザから到来する入射光を反射する。
なお、このカメラでは、図3に示すように、筐体100の前面と背面との間のほぼ中間の位置に配置されている撮影用ミラー部121及び照明用ミラー部122の回動中心(ミラー回動中心124)と、筐体100内の背面寄りに配置されている切換ダイヤルの回動中心(ダイヤル回動中心134)とは側面方向から見て同軸上には配置されておらず、ユーザの操作によって切換ダイヤル133に与えられた回転力が歯車等の不図示の動力伝達系を介して撮影用ミラー部121及び照明用ミラー部122に伝達される。
筐体100の背面左部である照明窓B132の下側にはLCD窓135が設けられている。LCD窓135は、筐体100内で照明部150の下方に配置される、撮影画像や各種の情報表示画面等を表示する表示装置であるLCD(Liquid Crystal Display)136に表示される内容をユーザが視認できるようにするためのものである。
筐体100の背面に設けられている操作ダイヤル137、キーボタン138、及び操作ボタン139は、レリースボタン113と共に操作部140を構成しており、ユーザはこれらを操作して各種の指示をこのカメラへ与える。
なお、筐体100の背面上部右寄りに設けられている突起141は、ユーザがこのカメラを右手で保持するときにおける親指の滑り止めのために設けられている。
また、図2には、筐体100の内部に照明部150の備えられていることが示されている。照明部150は、照明光を発光するキセノン管151と、キセノン管151から発せられた照明光を反射してその照明方向を筐体100の底面側から上面側への向きにする反射傘152とを有して構成されており、筐体100内において、照明窓A112及び照明窓B132の下方であってLCD136の上方に配置される。なお、キセノン管151の代わりに、例えばLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を、照明光を発光させる素子として使用することもできる。
次に図4について説明する。同図は、図1に示したカメラの断面図であり、(a)は図1に示されているx−xの線を切断線とする筐体100の断面を、また、(b)は図1に示されているy−yの線を切断線とする筐体100の断面を、それぞれ示している。
図1(a)に示されているように、切断線x−xは、撮影光学部166の光軸に沿って、撮影窓A111及び撮影用ミラー部121と、筐体100内に配置されている鏡枠160とを貫いている。図4(a)に示すように、この鏡枠160には、撮影光学部166の前段を構成するレンズA115、レンズB145、及び撮影用ミラー部121と、撮影光学部166の後段を構成するレンズ161、ズームレンズ162、及びフォーカスレンズ163と、LPF164及びCCD165とが同図における上方から並べられて配置されている。
撮影光学部166は、被写体からの入射光A116又はB146を撮影用ミラー部121で反射させ、CCD165の受光面にその被写体の光学像を結像させる。CCD(Charge Coupled Device )165は、その光学像を光電変換してその被写体像を表す電気信号を出力する。なお、LPF164は光学的な空間フィルターである。
また、図4(a)においては、前述した切換ダイヤル133を操作することによって撮影用ミラー部121が前面位置121−1と背面位置121−2との間で回動する。ここで、前面位置121−1は撮影用ミラー部121の反射面を筐体100の前面側(図4(a)における筐体100の左側)に、入射光A116の光軸に対して45°傾斜させた回動位置であり、背面位置121−2は撮影用ミラー部121の反射面を筐体100の背面側(図4(a)における筐体100の右側)に、入射光B146の光軸に対して45°傾斜させた回動位置である。撮影用ミラー部121は、前面位置121−1にある場合には、入射光A116の光軸(光軸A)を撮影光学部166の後段に対応する光軸(光軸C)に折り曲げ、背面位置121−2にある場合には、入射光B146の光軸(光軸B)を光軸Cに折り曲げる。
なお、図4(a)に示すように、撮影用ミラー部121及び照明用ミラー部122(図4(a)では不図示)を回動させるときの回動中心軸であるミラー回動中心124は、光軸Cに垂直な軸であって、且つ、この軸が撮影用ミラー部121の反射面におけるこの撮影光軸との交点を貫いている位置に配置されている。ミラー回動中心124をこの位置に配置することにより、カメラの前面側と背面側とに配置する光学系を対称なものとして構成することが可能となり、調整が容易となる上に、安定した光学系の提供が容易となる。
このカメラを用いて通常の撮影、すなわち筐体100の前面側に位置している被写体の撮影、を行う場合には、カメラユーザは切換ダイヤル133を操作して撮影用ミラー部121を回動させて前面位置121−1に位置させる。このとき、被写体から到来する入射光A116は、撮影窓A111から筐体100内に侵入し、レンズA115を通過した後に撮影用ミラー部121によって反射して光軸Aが光軸Cへと直角に曲げられて筐体100における底面へ向かう方向に向き、撮影光学部166の後段に入射する。すると、撮影光学部166は、この被写体の光学像をCCD165の受光面に結像させる。
一方、このカメラを用いて前述した自分撮り機能を実行する場合には、筐体100の背面側に位置しているカメラユーザは切換ダイヤル133を操作して撮影用ミラー部121を回動させて背面位置121−2に位置させる。このとき、被写体であるカメラユーザから到来する入射光B146は、撮影窓B131から筐体100内に侵入し、レンズB145を通過した後に撮影用ミラー部121によって反射してその光軸Bが光軸Cへと直角に曲げられて筐体100における底面へ向かう方向に向き、撮影光学部166に入射する。すると、撮影光学部166は、この被写体であるカメラユーザの光学像をCCD165の受光面に結像させる。
次に図4(b)について説明する。図1(a)に示した切断線y−yは、照明光の中心に沿って照明窓A112及び照明用ミラー部122を貫いている。図4(b)の断面図には、照明窓A112、照明窓B132、照明部150であるキセノン管151及び反射傘152、LCD窓134、LCD135などが示されている。
キセノン管151から発せられた照明光は、反射傘152によってその照射方向が筐体100における上面へ向かう方向(すなわち、撮影光学部166に入射させる被写体からの入射光の光軸とは逆の方向)に向く。
また、図4(b)においては、前述した切換ダイヤル133を操作することによって撮影用ミラー部121と共に照明用ミラー部122が前面位置122−1と背面位置122−2との間で回動する。ここで、前面位置122−1は照明用ミラー部122の反射面を筐体100の前面側(図4(b)における筐体100の左側)に、撮影用ミラー部121の反射面と同角度に傾斜させた回動位置であり、前面位置122−1は照明用ミラー部122の反射面を筐体100の背面側(図4(a)における筐体100の右側)に、撮影用ミラー部121の反射面と同角度に傾斜させた回動位置である。
ここで、このカメラを用いて前述した通常の撮影を行う場合には、カメラユーザが切換ダイヤル133を前述したように操作することによって撮影用ミラー部121と共に照明用ミラー部122が回動して前面位置122−1に位置することとなる。すると、照明部150からの照明光は、照明用ミラー部122で反射されて照射方向が直角に曲げられ、照明光A117として照明窓A112から被写体へ照射される。
一方、このカメラを用いて前述した自分撮り機能を実行する場合には、カメラユーザが切換ダイヤル133を前述したように操作することによって撮影用ミラー部121と共に照明用ミラー部122が回動して背面位置122−2に位置することとなる。すると、照明部150からの照明光は、照明用ミラー部122で反射されて照射方向が直角に曲げられ、照明光B147として照明窓B132から被写体であるカメラユーザへ照射される。
このように、撮影用ミラー部121と一体である照明用ミラー部122を回動させて照明光の照射方向を変化させるようにしたので、照明光の照射方向とカメラの撮影方向とを同じ方向に向かせるときの向きの制度が向上し、また、撮影用ミラー部121と照明用ミラー部122とを別々に回動させるような煩わしい操作をカメラユーザに強いることもなく、更には、撮影用ミラー部121とは別体の部材(例えば反射傘151)を変動可能として照明光の照射方向を変化させるようなものに比べ、構造が簡単となる。
次に図5について説明する。同図は図1に示したカメラの機能構成を示している。
図5において、撮像部171、画像処理部172、内蔵メモリ173、画像表示部174、及びCPU175は各々バス176に接続されており、CPU175の管理の下で各種のデータを相互に授受することができる。
被写体から到来する入射光は、撮影用ミラー部122で反射した後に撮像光学部166後段に入射する。撮像光学部166は、撮影用ミラー部121で反射した被写体からの入射光が入射するとCCD165の受光面にその被写体の光学像を結像させる。CCD165は、その光学像を光電変換してその被写体像を表す電気信号を出力する。
撮像部171はCCD165を駆動させると共に、CCD165から出力される電気信号をアナログ−デジタル変換し、被写体像が表されている画像を表現しているデジタルデータ(画像データ)を出力する。
画像処理部172は、CPU175からの指示に応じ、各種の画像処理を画像データに対して施す他、画像データのデータ圧縮処理、圧縮されている画像データの伸張処理なども行う。
内蔵メモリ173は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access memory)、及びフラッシュメモリを有している。ROMには、CPU175によって実行される各種の制御プログラムが予め格納されている。RAMは、CPU175が制御プログラムを実行する際や画像処理部172が各種の処理を実行する際に作業用メモリとして使用し、また、各種のデータの一時的な記憶用メモリとしても使用される。フラッシュメモリは、撮影によって得られた画像データの記録に用いられる。
画像表示部174はLCD136を駆動させると共に、CPU175からの指示に応じ、撮影画像である画像データや各種の情報が示されている情報表示画面についての画像データをデジタル−アナログ変換してこの撮影画像や情報表示画面をLCD136に表示させる。
CPU175は、内蔵メモリ173のROMに格納されている制御プログラムを実行することによってこのカメラ全体の動作を制御する。
操作部140は、前述したようにレリースボタン113、操作ダイヤル137、キーボタン138、及び操作ボタン139などを有しており、これらの操作内容を取得してCPU175に伝える。CPU175は、これらの操作内容に対応付けられているユーザからの各種の指示を取得する。
フォーカス駆動部177は、CPU175からの指示に応じて撮影光学部166のフォーカスレンズ163を変動させてこのカメラの合焦位置を変化させる。
ズーム駆動部178は、CPU175からの指示に応じて撮影光学部166のズームレンズ162を変動させてこのカメラにズーム動作を行わせる。
ポジション検出SW(スイッチ)179は、切換ダイヤル133に対する回転操作が歯車等の伝達部182を介して伝えられることによって回動する、撮影用ミラー部121(及び照明用ミラー部122)の回動位置が前述した前面位置であるか背面位置であるかを検出するスイッチである。CPU175は、ポジション検出SW179で得られた検出結果に基づいて、前述した通常の撮影と自分撮り機能での撮影とにおける動作切り替え(ズームレンズ162及びフォーカスレンズ163の変動や撮影画像の天地反転など)ための各種処理の実行指示を各部に対して行う。
照明制御部180は、CPU175からの指示に応じて照明部150のキセノン管151を発光させる。
コンデンサ181は、キセノン管151を発光させるための電荷を蓄える。なお、例えば発光素子としてLEDを用いる場合には、このような発光のためのコンデンサ181は不要である。
次に、暗い撮影環境の下などでの撮影、すなわち照明部150で発光させた照明光を被写体に照射しながら撮影を行う場合における照明光及び被写体からの入射光の経路について、前述した通常の撮影の場合と自分撮り機能での撮影とに分け、図6及び図7を参照しながら説明する。ここで、図6は、図1に示したカメラ内外の光路を模式的に示したものである。また、図7は、図6における筐体100内の光路を模式的に示したものである。
なお、図6及び図7の斜視図においては、左下に向く方向が筐体100の前面の方向、すなわち通常の撮影において被写体が位置している方向であり、右上に向く方向が筐体100の背面の方向、すなわち自分撮り機能での撮影において被写体であるカメラユーザ190が位置している方向である。
また、図6及び図7においては、撮影用ミラー部121と照明用ミラー部122とを一体にしたミラー120を示している。従って、図7には、図1に示すカメラにおける本発明の要部である撮影装置を構成する、撮影鏡枠160(の内部)、照明部150、及びミラー120が示されている。
まず通常の撮影の場合について説明する。この場合、カメラユーザ190は切換ダイヤル182を回転操作してミラー120を回動させて前面位置120−1に位置させる。
ユーザがレリースボタンを押下して撮影指示をCPU175に与えると、CPU175は照明部150に指示を与えて照明光を発光させる。この照明光はミラー120で反射されて照射方向が直角に曲げられ、照明光A117として照明窓A112を通して筐体100から被写体へ照射される。
照明光A117が照射された被写体から到来する入射光A116は、撮影窓A111を通って筐体100内に侵入すると、ミラー120によって反射してその光軸が直角に曲げられて筐体100における底面へ向かう方向に向き、撮影光学部166の後段に入射する。撮影光学部166は、この被写体の光学像をCCD165の受光面に結像させる。CCD165は、その光学像を光電変換してその被写体像を表す電気信号を出力する。この電気信号はその後撮像部171で画像データに変換され、画像処理部172でデータ圧縮処理が施された後に内蔵メモリ173に記録され、このカメラでの撮影動作が完了する。
次に自分撮り機能での撮影の場合について説明する。この場合、カメラユーザ190は切換ダイヤル182を回転操作することによりミラー120をミラー回動方向125の方向に回動させて背面位置120−2に位置させる。
ユーザがレリースボタンを押下して撮影指示をCPU175に与えると、CPU175は照明部150に指示を与えて照明光を発光させる。この照明光はミラー120で反射されて照射方向が直角に曲げられ、照明光B147として照明窓B132を通して筐体100から被写体であるカメラユーザ190へ照射される。
照明光B147が照射されたカメラユーザ190から到来する入射光B146は、撮影窓B131を通って筐体100内に侵入すると、ミラー120によって反射してその光軸が直角に曲げられて筐体100における底面へ向かう方向に向き、撮影光学部166の後段に入射する。撮影光学部166は、被写体であるカメラユーザ190の光学像をCCD165の受光面に結像させる。CCD165は、その光学像を光電変換してカメラユーザ190の像を表す電気信号を出力する。この電気信号はその後撮像部171で画像データに変換され、画像処理部172でデータ圧縮処理が施された後に内蔵メモリ173に記録され、このカメラでの撮影動作が完了する。
以上のように、図1に示すカメラは、撮影光学部166と変動可能な撮影用ミラー部121とによる折り曲げ光学系の採用によって筐体100の前面方向と背面方向との撮影を切り替えて行うことが可能であり、しかも、撮影用ミラー部121と共に変動する照明用ミラー部122によって照明部150で発光させた照射光が折り曲げられて被写体に照射されるので、撮影角度を筐体100の前面方向と背面方向とに切り替えてのどちらの方向においてもフラッシュ撮影が可能である。
その他、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
例えば、上述した実施形態においては、ミラー120を回動させるための動力をカメラユーザ190による切換ダイヤル133の回転操作に頼っていたが、その代わりに、このカメラに電動モータを装備し、この電動モータの回転力でミラー120を回動させるようにしてもよい。
本発明を実施するカメラの構造を示す図である。 図1に示したカメラの背面図である。 ダイヤルの回動中心とミラー回動中心との位置関係を示す図である。 図1に示したカメラの断面図である。 図1に示したカメラの機能構成図である。 図1に示したカメラの内外の光路を示す模式図である。 図6における筐体内での光路を示す図である。
符号の説明
100 筐体
111 撮影窓A
112 照明窓A
113 レリースボタン
114 マイク用開口
115 レンズA
116 入射光A
117 照明光A
120 ミラー
120−1 ミラー前面位置
120−2 ミラー背面位置
121 撮影用ミラー部
121−1 撮影用ミラー前面位置
121−2 撮影用ミラー背面位置
122 照明用ミラー部
122−1 照明用ミラー前面位置
122−2 照明用ミラー背面位置
123 ミラー境界
124 ミラー回動中心
125 ミラー回動方向
131 撮影窓B
132 照明窓B
133 切換ダイヤル
134 ダイヤル回動中心
135 LCD窓
136 LCD
137 操作ダイヤル
138 キーボタン
139 操作ボタン
140 操作部
141 突起
145 レンズB
146 入射光B
147 照明光B
150 照明部
151 キセノン管
152 反射傘
160 鏡枠
161 レンズ
162 ズームレンズ
163 フォーカスレンズ
164 LPF
165 CCD
166 撮影光学部
171 撮像部
172 画像処理部
173 内蔵メモリ
174 画像表示部
175 CPU
176 バス
177 フォーカス駆動部
178 ズーム駆動部
179 ポジション検出スイッチ
180 照明制御部
181 コンデンサ
182 伝達部
190 カメラユーザ

Claims (13)

  1. 被写体から到来する入射光を反射する入射光反射手段と、
    前記反射された入射光を前記被写体の像として結像させる撮影光学部と、
    照明光を発光する照明部と、
    前記照明光を反射する照明光反射手段と、
    前記照明光反射手段と前記入射光反射手段とを共に変動させて、前記照明光の前記照明光反射手段での反射光が前記被写体へ照射されたときの前記入射光を前記撮影光学部へ入射させる変動手段と、
    を備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 前記変動手段は、前記カメラの筐体の前面と当該筐体における当該前面についての対向面である背面とのうちのいずれか一方の面が向いている方向に位置している前記被写体の像を前記撮影光学部によって結像させるように前記照明光反射手段及び前記入射光反射手段を変動させることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記撮影光学部の光軸の進行方向は、前記筐体における底面の方向を向いており、
    前記照明部による前記照明光の照射方向は、前記光軸とは逆の方向を向いており、
    前記入射光反射手段は、前記光軸の方向に対して直角な方向から到来する前記入射光を反射して前記撮影光学部へ入射させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  4. 前記変動手段は、前記照明光反射手段及び前記入射光反射手段を回動させることを特徴とする請求項2または3に記載のカメラ。
  5. 前記変動手段は、前記照明光反射手段の反射面及び前記入射光反射手段の反射面を前記筐体の前記前面の側に傾斜させた回動位置と、当該2つの反射面を当該筐体の前記背面の側に傾斜させた回動位置との間で回動させることを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
  6. 前記照明光反射手段及び前記入射光反射手段は、各々の反射面を異にする一体の光学ミラー部材であることを特徴とする請求項4または5に記載のカメラ。
  7. 前記光学ミラー部材は、前記筐体内の上部に配置され、且つ前記照明光反射手段の反射面と前記入射光反射手段の反射面とが隣接している、
    ことを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  8. 前記変動手段が前記照明光反射手段及び前記入射光反射手段を回動させるときの回動中心は、前記撮影光学部の光軸に垂直な軸であって、且つ、当該軸が前記入射光反射手段の反射面における当該光軸との交点を貫いていることを特徴とする請求項4から7のうちのいずれか一項に記載のカメラ。
  9. 前記変動手段に前記照明光反射手段及び前記入射光反射手段を回動させるために操作される操作部を前記筐体の表面に備えたことを特徴とする請求項4から8のうちのいずれか一項に記載のカメラ。
  10. 前記照明部は、キセノン発光ランプと反射傘とを有することを特徴とする請求項1から9のうちのいずれか一項に記載のカメラ。
  11. 撮影画像を表示する表示部を前記カメラの筐体において前記照明部の下方に配置したことを特徴とする請求項1から10のうちのいずれか一項に記載のカメラ。
  12. 被写体から到来する入射光を反射する入射光反射手段と、
    前記反射された入射光を前記被写体の像として結像させる撮影光学部と、
    照明光を発光する照明部と、
    前記照明光を反射する照明光反射手段と、
    前記照明光反射手段と前記入射光反射手段とを共に変動させて、前記照明光の前記照明光反射手段での反射光が前記被写体へ照射されたときの前記入射光を前記撮影光学部へ入射させる変動手段と、
    を備えたことを特徴とする撮影装置。
  13. 前記変動手段は、前記照明光反射手段及び前記入射光反射手段を回動させることを特徴とする請求項12に記載の撮影装置。

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