JP2005221436A - 妨害排除能力試験装置および電磁波発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高い電界強度の電波を放射できる電磁波発生装置であっても,従来の低い耐電圧のアンテナが使用でき,また,従来の低い耐電圧・低出力の電力増幅器が使用できる電磁波発生装置を提供する。また,この電磁波発生装置を用いた妨害排除能力試験装置を提供する。
【解決手段】電磁波発生装置17において,高周波信号を発生する信号発生器10と,複数の放射アンテナ5と,前記信号発生器10から出力した信号を前記放射アンテナ5に分配するための第一の分配器11と,前記複数の放射アンテナ5と同数の電力増幅装置13とを備え,前記高周波信号を各電力増幅装置13で増幅したのち試験平面で均一な電界分布となるようにそれぞれ対応する各放射アンテナ5から電磁波を放射する。
【選択図】 図2
【解決手段】電磁波発生装置17において,高周波信号を発生する信号発生器10と,複数の放射アンテナ5と,前記信号発生器10から出力した信号を前記放射アンテナ5に分配するための第一の分配器11と,前記複数の放射アンテナ5と同数の電力増幅装置13とを備え,前記高周波信号を各電力増幅装置13で増幅したのち試験平面で均一な電界分布となるようにそれぞれ対応する各放射アンテナ5から電磁波を放射する。
【選択図】 図2
Description
本発明は,電子機器の妨害排除能力(イミュニティとも言う)試験のための妨害排除能力試験装置および,これに使用する電磁波発生装置に関するものである。
従来,イミュニティ試験装置は床面がグランドプレーンである電波半無響室の一端側に立てたターンテーブル上に供試機器を置き,グランドプレーンの他端側に立てたアンテナ支持柱上にアンテナを設けている。
そして,アンテナから放射された電磁波の直接波通路の下方にグランドプレーンで反射した電磁波を遮断するための電波吸収体を備えさせ,直接波のみを供試機器の置かれる規定された試験平面に浴びせさせるように構成されている。(例えば,特許文献1参照)。
また,電波暗室内に試供体を配置し,同じ電波暗室内に固定したバイコニカルアンテナや対数周期アンテナから,水平もしくは垂直偏波の電磁波を前記供試体に印加する放射電磁界試験法や,TEMセルおよびGTEMセルなどを用いるTEM導波路法などがある。
また,回転電磁界を前記供試体に印加する方法がある。(例えば,特許文献2参照)。
そして,アンテナから放射された電磁波の直接波通路の下方にグランドプレーンで反射した電磁波を遮断するための電波吸収体を備えさせ,直接波のみを供試機器の置かれる規定された試験平面に浴びせさせるように構成されている。(例えば,特許文献1参照)。
また,電波暗室内に試供体を配置し,同じ電波暗室内に固定したバイコニカルアンテナや対数周期アンテナから,水平もしくは垂直偏波の電磁波を前記供試体に印加する放射電磁界試験法や,TEMセルおよびGTEMセルなどを用いるTEM導波路法などがある。
また,回転電磁界を前記供試体に印加する方法がある。(例えば,特許文献2参照)。
しかし,上記提案の技術では供試機器として,アンテナから放射する試験電波の電界強度が比較的低い(200V/m)場合であっても,その製品(供試機器)の使用状況により十分耐える場合は問題ないが,たとえばその製品を搭載した自動車等の移動体で航空機の離発着に使用される誘導用のレーダー装置の近くを走行すると,車載されている電子機器が誤作動して正しく機能しなくなったり,場合によっては致命的な故障になったりするという問題が発生することがわかった。
そこで発明者らはこの問題を解決するため上記試験電波の電界強度を上げることを試みたが,600V/mの電界強度が必要であり,これを上記提案の技術のように1台の増幅器・アンテナで実現する場合,高耐電圧のアンテナが必要になるばかりでなく,高耐電圧・高出力の電力増幅装置が必要であり,電磁波発生装置が物理的に大型化すると共に,妨害排除能力試験装置も大型化するという問題があった。また,コストが高くなるというという問題があった。
そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,その目的は,高い電界強度の電波を放射できる電磁波発生装置であっても,従来の低い耐電圧のアンテナが使用できる電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,高い電界強度の電波を放射できる電磁波発生装置であっても,従来の低い耐電圧・低出力の電力増幅装置が使用できる電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,耐電力が低くて安価なアイソレータやサーキュレータを利用できるようにし,安価な電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,供試機器等で反射して放射アンテナに戻ってきた電磁波によって,電力増幅装置が故障しない電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,放射アンテナの設置調整が容易な電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,電磁波の放射効率を高めることで低消費電力を実現できる電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,供試機器に放射する電磁波の周波数範囲を広くカバーできる電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,供試機器の大きさや試験部位の位置にかかわらず妨害排除能力を測定できる電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,従来の低い耐電圧のアンテナや,従来の低い耐電圧・低出力の電力増幅装置が使用できる低コストである妨害排除能力試験装置を提供することである。また,供試機器の大きさや試験部位の位置にかかわらず妨害排除能力を測定できる妨害排除能力試験装置を提供することである。
そこで発明者らはこの問題を解決するため上記試験電波の電界強度を上げることを試みたが,600V/mの電界強度が必要であり,これを上記提案の技術のように1台の増幅器・アンテナで実現する場合,高耐電圧のアンテナが必要になるばかりでなく,高耐電圧・高出力の電力増幅装置が必要であり,電磁波発生装置が物理的に大型化すると共に,妨害排除能力試験装置も大型化するという問題があった。また,コストが高くなるというという問題があった。
そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,その目的は,高い電界強度の電波を放射できる電磁波発生装置であっても,従来の低い耐電圧のアンテナが使用できる電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,高い電界強度の電波を放射できる電磁波発生装置であっても,従来の低い耐電圧・低出力の電力増幅装置が使用できる電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,耐電力が低くて安価なアイソレータやサーキュレータを利用できるようにし,安価な電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,供試機器等で反射して放射アンテナに戻ってきた電磁波によって,電力増幅装置が故障しない電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,放射アンテナの設置調整が容易な電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,電磁波の放射効率を高めることで低消費電力を実現できる電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,供試機器に放射する電磁波の周波数範囲を広くカバーできる電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,供試機器の大きさや試験部位の位置にかかわらず妨害排除能力を測定できる電磁波発生装置を提供することである。
他の目的は,従来の低い耐電圧のアンテナや,従来の低い耐電圧・低出力の電力増幅装置が使用できる低コストである妨害排除能力試験装置を提供することである。また,供試機器の大きさや試験部位の位置にかかわらず妨害排除能力を測定できる妨害排除能力試験装置を提供することである。
上記課題を解決するために,請求項1の発明は,電磁波発生装置において,高周波信号を発生する信号発生器と,複数の放射アンテナと,前記信号発生器から出力した信号を前記放射アンテナに分配するための第一の分配器と,前記複数の放射アンテナと同数の電力増幅装置とを備え,前記高周波信号を各電力増幅装置で増幅したのち試験平面で均一な電界分布となるようにそれぞれ対応する各放射アンテナから電磁波を放射するように構成される。
請求項2の発明は,請求項1に記載の電磁波発生装置において,前記電力増幅装置は前記高周波信号を分配するための第二の分配器と,前記電力増幅装置が出力する高周波電力より低い高周波電力を出力する,前記第二の分配器の分配数に対応する数の増幅器と,前記各増幅器が出力した高周波信号を混合する混合器とを設けるように構成される。
請求項3の発明は,請求項1または請求項2に記載の電磁波発生装置において,前記放射アンテナの入力側にアイソレータまたはサーキュレータのいずれかを設けるように構成される。
請求項4の発明は,請求項1乃至請求項3に記載の電磁波発生装置において,前記複数の放射アンテナにより合成された直交する2つの面の指向特性が略同一となるように前記放射アンテナを配置するように構成される。
請求項5の発明は,請求項1乃至請求項4に記載の電磁波発生装置において,前記放射アンテナは八木・宇田アンテナまたはヘリカルアンテナまたは電磁ホーンであり,放射される電磁波の周波数帯はVHF帯〜SHF帯であるように構成される。
請求項6の発明は,請求項2に記載の電磁波発生装置において,前記混合器の入力側にアイソレータまたはサーキュレータのいずれかを設けるように構成される。
請求項7の発明は,妨害排除能力試験装置において,電波無響室と,高周波信号を発生する信号発生器と,複数の放射アンテナと,複数の増幅器と,前記電波無響室の一端に供試機器を載置するためのターンテーブルと,前記電波無響室の他端に前記放射アンテナを自在に移動するための架台と,前記放射アンテナを上下方向に移動するための昇降装置とを備え,前記高周波信号を各増幅器で増幅したのち試験平面で均一な電界分布となるようにそれぞれ対応する各放射アンテナから前記供試機器に向けて電磁波を放射するように構成される。
以上詳述したように,請求項1の発明によれば,電磁波発生装置において,高周波信号を発生する信号発生器と,複数の放射アンテナと,前記信号発生器から出力した信号を前記放射アンテナに分配するための第一の分配器と,前記複数の放射アンテナと同数の電力増幅装置とを備え,前記高周波信号を各電力増幅装置で増幅したのち試験平面で均一な電界分布となるようにそれぞれ対応する各放射アンテナから電磁波を放射するように構成したので,
高い電界強度の電波を放射できる電磁波発生装置であっても,従来の低い耐電圧のアンテナが使用でき,また,従来の低い耐電圧・低出力の電力増幅器が使用できる電磁波発生装置を提供することができる。
高い電界強度の電波を放射できる電磁波発生装置であっても,従来の低い耐電圧のアンテナが使用でき,また,従来の低い耐電圧・低出力の電力増幅器が使用できる電磁波発生装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば,請求項1に記載の電磁波発生装置において,前記電力増幅装置は前記高周波信号を分配するための第二の分配器と,前記電力増幅装置が出力する高周波電力より低い高周波電力を出力する,前記第二の分配器の分配数に対応する数の増幅器と,前記各増幅器が出力した高周波信号を混合する混合器とを設けるように構成したので,
高い電界強度の電波を放射できる電磁波発生装置であっても,従来の低い耐電圧・低出力の電力増幅器が使用できる電磁波発生装置を提供することができる。
高い電界強度の電波を放射できる電磁波発生装置であっても,従来の低い耐電圧・低出力の電力増幅器が使用できる電磁波発生装置を提供することができる。
請求項3の発明によれば,請求項1または請求項2に記載の電磁波発生装置において,前記放射アンテナの入力側にアイソレータまたはサーキュレータのいずれかを設けるように構成したので,
耐電力が低くて安価なアイソレータやサーキュレータが利用でき,その結果,安価な電磁波発生装置を提供できる。また,供試機器等で反射して放射アンテナに戻ってきた電磁波によって,電力増幅装置が故障しない電磁波発生装置を提供することができる。
耐電力が低くて安価なアイソレータやサーキュレータが利用でき,その結果,安価な電磁波発生装置を提供できる。また,供試機器等で反射して放射アンテナに戻ってきた電磁波によって,電力増幅装置が故障しない電磁波発生装置を提供することができる。
請求項4の発明によれば,請求項1乃至請求項3に記載の電磁波発生装置において,前記複数の放射アンテナにより合成された直交する2つの面の指向特性が略同一となるように前記放射アンテナを配置するように構成したので,
電磁波の放射効率が高くなり低消費電力を実現できる電磁波発生装置を提供することである。
電磁波の放射効率が高くなり低消費電力を実現できる電磁波発生装置を提供することである。
請求項5の発明によれば,請求項1乃至請求項4に記載の電磁波発生装置において,前記放射アンテナは八木・宇田アンテナまたはヘリカルアンテナまたは電磁ホーンであり,放射される電磁波の周波数帯はVHF帯〜SHF帯であるように構成したので,
供試機器に放射する電磁波の周波数範囲が広くカバーできる電磁波発生装置を提供することである。
供試機器に放射する電磁波の周波数範囲が広くカバーできる電磁波発生装置を提供することである。
請求項6の発明によれば,請求項2に記載の電磁波発生装置において,前記混合器の入力側にアイソレータまたはサーキュレータのいずれかを設けるように構成したので,
耐電力が低くて安価なアイソレータやサーキュレータが利用できることになり,安価な電磁波発生装置を提供することができる。
耐電力が低くて安価なアイソレータやサーキュレータが利用できることになり,安価な電磁波発生装置を提供することができる。
請求項7の発明によれば,妨害排除能力試験装置において,電波無響室と,高周波信号を発生する信号発生器と,複数の放射アンテナと,複数の増幅器と,前記電波無響室の一端に供試機器を載置するためのターンテーブルと,前記電波無響室の他端に前記放射アンテナを自在に移動するための架台と,前記放射アンテナを上下方向に移動するための昇降装置とを備え,前記高周波信号を各増幅器で増幅したのち試験平面で均一な電界分布となるようにそれぞれ対応する各放射アンテナから前記供試機器に向けて電磁波を放射するように構成したので,
従来の低い耐電圧のアンテナや,従来の低い耐電圧・低出力の増幅器が使用でき,低コストな妨害排除能力試験装置を提供することである。また,供試機器の大きさや試験部位の位置にかかわらず妨害排除能力を試験できる妨害排除能力試験装置を提供することができる。
従来の低い耐電圧のアンテナや,従来の低い耐電圧・低出力の増幅器が使用でき,低コストな妨害排除能力試験装置を提供することである。また,供試機器の大きさや試験部位の位置にかかわらず妨害排除能力を試験できる妨害排除能力試験装置を提供することができる。
以下に,本発明を具体化した実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。
図1は本発明を適用した妨害排除能力試験装置の説明図を示している。図2は電磁波発生装置のブロック図であり,図3は放射アンテナの設置例を示す説明図である。
1は妨害排除能力試験装置であり電波無響室7の内部には,全面に電波吸収体が貼り付けてあり,該電波無響室内に放射された電磁波および,供試機器等により反射した電磁波は電波吸収体に吸収され熱エネルギーに変換される。
電波無響室7の内部には,一端側にターンテーブル3が備えられており,該ターンテーブル3の上に供試機器2が載置されている。また他端側には架台6を介してアンテナ支柱4が備えられており電波を放射する位置を変えられるようになっている。また,アンテナ支柱4には複数の放射アンテナ5が設置されており,本実施例では各放射アンテナ5は平行になるように設置したが,放射方向が前記供試機器2を指向するように設置してもよい。このように設置すると,指向性を絞ることができ,供試機器の近傍に電磁波を集中させることが可能となり,放射効率を向上することができる。16は昇降装置で放射アンテナ5を上下方向に移動させるためのものである。
1は妨害排除能力試験装置であり電波無響室7の内部には,全面に電波吸収体が貼り付けてあり,該電波無響室内に放射された電磁波および,供試機器等により反射した電磁波は電波吸収体に吸収され熱エネルギーに変換される。
電波無響室7の内部には,一端側にターンテーブル3が備えられており,該ターンテーブル3の上に供試機器2が載置されている。また他端側には架台6を介してアンテナ支柱4が備えられており電波を放射する位置を変えられるようになっている。また,アンテナ支柱4には複数の放射アンテナ5が設置されており,本実施例では各放射アンテナ5は平行になるように設置したが,放射方向が前記供試機器2を指向するように設置してもよい。このように設置すると,指向性を絞ることができ,供試機器の近傍に電磁波を集中させることが可能となり,放射効率を向上することができる。16は昇降装置で放射アンテナ5を上下方向に移動させるためのものである。
次に,電磁波発生装置17について,図2を用いて詳細に説明する。電磁波発生装置17は送信装置15と放射アンテナ5で構成されている。送信装置15は信号発生器10,第一の分配器11,移相器12,電力増幅装置13,サーキュレータ14により構成されている。10は信号発生器で,本実施例では1〜1.5GHzをスイープする発振器が使用されている。11は第一の分配器で信号発生器10が出力する信号を分配するためのものである。12(12‐1 〜 12‐12)は移相器であり,各放射アンテナの被測定面(試験平面ともいう)において均一な電界分布を得るために,各放射アンテナから放射された電磁波の位相が被測定面においてすべて同位相となるように位相を調整するためのものである。なお,信号発生器から放射アンテナに至る伝送路の長さ等で調整する場合は必要ない。また,放射アンテナの取り付け位置を,放射アンテナの放射方向に対して前後に移動することで調整してもよい。13(13‐1 〜 13‐12)は電力増幅装置である。14(14‐1 〜 14‐12)はサーキュレータであり,本実施例では終端抵抗器は使用していないが必要に応じて接続してもよい。また,本実施例ではサーキュレータを使用したがアイソレータを使用してもよい。
次に,本実施例での放射アンテナ5の設置状況について説明する。図3に示すように,架台6の上部にはアンテナ支柱4a・4b・4cが載置されている。そして,支柱それぞれに放射アンテナ5を各4基づつ設置し,全部で12基(5‐1 〜 5‐12)使用している。なお,本実施例では放射アンテナの設置間隔を放射される電磁波の波長λの0.5倍以上に設定している。また,架台6は電波無響室7の床面を自在に移動できるようになっている。
次に,動作について説明する。信号発生器10で発生した1〜1.5GHzのスイープ信号は第一の分配器11で放射アンテナ5と同じ数になるように分配し,各移相器12を介して,それぞれ電力増幅装置13(本実施例では420Wを12台使用)で増幅される。そして,増幅された高周波信号はサーキュレータ14を介して放射アンテナ5(本実施例ではゲイン8dBiの八木・宇田式アンテナを12台使用)に供給する。そして,放射アンテナ(5‐1 〜 5‐12)から放射された電磁波は空間で合成され供試機器2が載置されているターンテーブル3の試験平面(本実施例ではφ30cm)に均一な電磁界を発生させる。また,上記ターンテーブル3上に載置した供試機器2の大きさや試験部位の位置などにより試験平面を変更する必要が生じた場合には,アンテナ支持柱を載置している架台6および,昇降装置16を操作して放射アンテナ5を移動し,当該試験平面に電磁波を放射できるようになっている。
なお,本実施例では移相器12を,第一の分配器11と電力増幅装置13との間に設けたので,移相器12の耐電圧を軽減できる効果がある。しかし,耐電圧に余裕がある場合は,これに限定されるものではなく,第一の分配器11の各分配線路上であればどこに設けてもよい。
また,サーキュレータ14は,放射アンテナ5から放射した電磁波が供試機器の金属部分で反射して前記放射アンテナで受信され,その受信電力によって,前記電力増幅装置13に印加され,前記電力増幅装置13が誤作動もしくは故障するのを未然に防止するためのものである。
なお,本実施例では移相器12を,第一の分配器11と電力増幅装置13との間に設けたので,移相器12の耐電圧を軽減できる効果がある。しかし,耐電圧に余裕がある場合は,これに限定されるものではなく,第一の分配器11の各分配線路上であればどこに設けてもよい。
また,サーキュレータ14は,放射アンテナ5から放射した電磁波が供試機器の金属部分で反射して前記放射アンテナで受信され,その受信電力によって,前記電力増幅装置13に印加され,前記電力増幅装置13が誤作動もしくは故障するのを未然に防止するためのものである。
次に,放射アンテナの必要な数量及びアンテナゲインの求め方について説明する。
まず,発明者らによると,供試機器2と放射アンテナとの距離Lが1mの場合,利得0dBのアンテナを1本使用して,試験平面で電界強度600V/mを実現するためには送信機の出力として約30KW必要であることがわかった。また,このときの端子電圧は約1200V(50オーム)になることがわかった。
まず,発明者らによると,供試機器2と放射アンテナとの距離Lが1mの場合,利得0dBのアンテナを1本使用して,試験平面で電界強度600V/mを実現するためには送信機の出力として約30KW必要であることがわかった。また,このときの端子電圧は約1200V(50オーム)になることがわかった。
そこで本実施例では放射アンテナ5を12本スタックで使用しているため,すべて同相で合成する場合,2.8KWで十分まかなえることがわかった。この場合,端子電圧は約370V(50オーム)になる。このように放射アンテナ5をスタックに配置し,それぞれに電力増幅装置13を接続することにより,電力増幅装置13及び,放射アンテナ5の耐電圧を下げることが可能になる。また,高利得のアンテナを使用することによりさらに耐電圧を低減することができる。たとえば,8dBiのアンテナを使用すれば420Wとなり,耐電圧は150Vとなる。また,20dBiのアンテナを使用すれば28Wとなり,耐電圧は37Vとなる。
したがって,放射アンテナの種類,必要な数量及びアンテナゲインは試験周波数および供試機器2の大きさ(換言すると試験平面の大きさ)に応じて適宜選択すればよい。
また,上記では供試機器2と放射アンテナとの距離Lを1mとしたが,1〜3mの範囲で適宜選択すればよい。距離Lを大きくすると空間の伝送損失が増えるため送信電力を増やすかアンテナのゲインを大きなものに変更する必要がある。また,試験平面を大きくしたい場合は,放射アンテナのゲインを低く設定する必要がある。
したがって,放射アンテナの種類,必要な数量及びアンテナゲインは試験周波数および供試機器2の大きさ(換言すると試験平面の大きさ)に応じて適宜選択すればよい。
また,上記では供試機器2と放射アンテナとの距離Lを1mとしたが,1〜3mの範囲で適宜選択すればよい。距離Lを大きくすると空間の伝送損失が増えるため送信電力を増やすかアンテナのゲインを大きなものに変更する必要がある。また,試験平面を大きくしたい場合は,放射アンテナのゲインを低く設定する必要がある。
次に,放射アンテナ5の指向特性について詳細に説明する。
まず,図5は放射アンテナ5単体の指向特性を示す。本実施例では試験平面での電界分布を一応にするためアンテナの最大感度よりAdB(本実施例では0.5dB)下がった点における放射角度をθとしている。図5(a)は水平面の指向特性であり,放射角度はθHである。図5(b)は垂直面の指向特性であり,放射角度はθVである。同図から水平面の放射角度θHより,垂直面の放射角度θVが広くなっていることがわかる。このため,B−B線で切断した場合の端面は楕円になってしまう。そして,楕円で電磁波を供試機器2に放射すると図4の斜線αで示す範囲にも電磁波が放射されるため,同図斜線部分αの電波が無駄になり,しいては電力増幅装置13が無駄に電力を消費することになる。また,上記無駄な電磁波の放射を防止するために上記楕円の長辺を供試機器2の高さ方向に一致させた場合は,逆に供試機器2の横幅方向に一部規定レベルの電磁波を放射できなくなり,正しい妨害排除能力の測定ができなくなってしまうという問題が発生する。
まず,図5は放射アンテナ5単体の指向特性を示す。本実施例では試験平面での電界分布を一応にするためアンテナの最大感度よりAdB(本実施例では0.5dB)下がった点における放射角度をθとしている。図5(a)は水平面の指向特性であり,放射角度はθHである。図5(b)は垂直面の指向特性であり,放射角度はθVである。同図から水平面の放射角度θHより,垂直面の放射角度θVが広くなっていることがわかる。このため,B−B線で切断した場合の端面は楕円になってしまう。そして,楕円で電磁波を供試機器2に放射すると図4の斜線αで示す範囲にも電磁波が放射されるため,同図斜線部分αの電波が無駄になり,しいては電力増幅装置13が無駄に電力を消費することになる。また,上記無駄な電磁波の放射を防止するために上記楕円の長辺を供試機器2の高さ方向に一致させた場合は,逆に供試機器2の横幅方向に一部規定レベルの電磁波を放射できなくなり,正しい妨害排除能力の測定ができなくなってしまうという問題が発生する。
そこで,発明者らは効率よく供試機器2に電磁波を放射するために上記B−B線で切断した場合の端面が円になるように,垂直方向に設置した放射アンテナの数を,水平方向に設置した放射アンテナの数より多くすることで実現した。
ところで,上記B−B線での端面が円になるためには,水平面と垂直面(すなわち,一方の偏波面と直交する偏波面)の指向特性を同一にすることが望ましいが,アンテナの指向特性のばらつき等により,指向特性を同一にすることが困難な場合は,ほぼ同一(10%程度)であれば,同様の効果を得ることができる。
ところで,上記B−B線での端面が円になるためには,水平面と垂直面(すなわち,一方の偏波面と直交する偏波面)の指向特性を同一にすることが望ましいが,アンテナの指向特性のばらつき等により,指向特性を同一にすることが困難な場合は,ほぼ同一(10%程度)であれば,同様の効果を得ることができる。
また,本実施例では電力増幅装置13として,420Wのものを使用した。そのため,本妨害排除能力試験装置に使用するサーキュレータの耐電力も大きいものを使用しなければならず,コストが上がってしまう。そこで,さらに増幅装置やサーキュレータの耐電力を下げ,さらにコストを下げる方法として,請求項2に記載するように構成するとよい。
図6に電力増幅装置13の内部構成を示す。20は第二の分配器。21(21−1 〜 21−8)は増幅器で同一性能のものが複数備えさせてある。22(22−1 〜 22−8)はサーキュレータであり,本実施例ではアイソレーションが20〜30dBのものが使用されている。23は混合器である。また,13aは入力端子であり,13bは出力端子である。
入力端子13aに入力された高周波信号は,第二の分配器20で増幅器21と同じ数(本実施例では8)に分配し増幅器21にそれぞれ供給している。そして,増幅器21で増幅された高周波信号は,混合器23で電力加算し,出力端子13bから出力するようになっている。本実施例では60Wの増幅器を8台使用して出力420Wを実現している。したがって,増幅器およびサーキュレータの耐電力を下げることができる。なお,本実施例では混合器23の損失を1dBとしている。
また,増幅器21は,電力増幅装置13の利得に対して分配器20の分配損失(本実施例では8分配で,分配損失12dB)を補償するため,分配損失の分だけあらかじめ高利得にしてあるが,分配器の入力端子側に分配損失を補償するための補償アンプを設けるように構成してもよい。このようにすれば,増幅器21の利得を下げることができ,出力信号が入力側に回り込むことにより発生する異常発振等を未然に防止できる。
また,混合器23の入力側それぞれにサーキュレータ22を設けたので,供試機器2の金属部分等で反射して戻ってきた電磁波が前記増幅器21の出力端子から印加されることによる,増幅器21の誤作動または故障を未然に防止できる。さらに,増幅器21−1〜増幅器21−8相互間で並列接続された他の増幅器21から出力された高周波電力が出力端子から印加されされることによる,増幅器21の誤作動または故障を未然に防止できる効果も奏する。
図6に電力増幅装置13の内部構成を示す。20は第二の分配器。21(21−1 〜 21−8)は増幅器で同一性能のものが複数備えさせてある。22(22−1 〜 22−8)はサーキュレータであり,本実施例ではアイソレーションが20〜30dBのものが使用されている。23は混合器である。また,13aは入力端子であり,13bは出力端子である。
入力端子13aに入力された高周波信号は,第二の分配器20で増幅器21と同じ数(本実施例では8)に分配し増幅器21にそれぞれ供給している。そして,増幅器21で増幅された高周波信号は,混合器23で電力加算し,出力端子13bから出力するようになっている。本実施例では60Wの増幅器を8台使用して出力420Wを実現している。したがって,増幅器およびサーキュレータの耐電力を下げることができる。なお,本実施例では混合器23の損失を1dBとしている。
また,増幅器21は,電力増幅装置13の利得に対して分配器20の分配損失(本実施例では8分配で,分配損失12dB)を補償するため,分配損失の分だけあらかじめ高利得にしてあるが,分配器の入力端子側に分配損失を補償するための補償アンプを設けるように構成してもよい。このようにすれば,増幅器21の利得を下げることができ,出力信号が入力側に回り込むことにより発生する異常発振等を未然に防止できる。
また,混合器23の入力側それぞれにサーキュレータ22を設けたので,供試機器2の金属部分等で反射して戻ってきた電磁波が前記増幅器21の出力端子から印加されることによる,増幅器21の誤作動または故障を未然に防止できる。さらに,増幅器21−1〜増幅器21−8相互間で並列接続された他の増幅器21から出力された高周波電力が出力端子から印加されされることによる,増幅器21の誤作動または故障を未然に防止できる効果も奏する。
尚,本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく,以下に例示するように,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部を適宜に変更して実施することも可能である。
たとえば,本実施例では放射アンテナ及び電力増幅装置を12台使用したが,これより多くても,小さくてもよい。また,増幅器21を8台使用したが,これより多くても,小さくてもよい。また,本実施例では試験周波数として1〜1.5GHzを使用したがこれに限定されるものではなく,VHF帯〜SHF帯であれば使用できる。この場合,試験周波数に応じて適切なアンテナ(八木・宇田式アンテナ,ヘリカルアンテナ,電磁ホーン)を使用すればよい。
たとえば,本実施例では放射アンテナ及び電力増幅装置を12台使用したが,これより多くても,小さくてもよい。また,増幅器21を8台使用したが,これより多くても,小さくてもよい。また,本実施例では試験周波数として1〜1.5GHzを使用したがこれに限定されるものではなく,VHF帯〜SHF帯であれば使用できる。この場合,試験周波数に応じて適切なアンテナ(八木・宇田式アンテナ,ヘリカルアンテナ,電磁ホーン)を使用すればよい。
1…妨害排除能力試験装置,2…供試機器,3…ターンテーブル,4…アンテナ支柱,5…放射アンテナ,6…架台,7…電波無響室,10…信号発生器,11…第一の分配器,12…移相器,13…電力増幅装置,14…サーキュレータ,15…送信装置,16…昇降装置,17…電磁波発生装置,20…第二の分配器,21…増幅器,22…サーキュレータ,23…混合器。
Claims (7)
- 電磁波を発生する装置において,
高周波信号を発生する信号発生器と,
複数の放射アンテナと,
前記信号発生器から出力した信号を,前記放射アンテナに分配するための第一の分配器と,
前記複数の放射アンテナと同数の電力増幅装置と,
を備え,前記高周波信号を各電力増幅装置で増幅したのち,試験平面で均一な電界分布となるようにそれぞれ対応する各放射アンテナから電磁波を放射することを特徴とした電磁波発生装置。
- 前記電力増幅装置は,前記高周波信号を分配するための第二の分配器と,
前記電力増幅装置が出力する高周波電力より低い高周波電力を出力する,前記第二の分配器の分配数に対応する数の増幅器と,
前記各増幅器が出力した高周波信号を混合する混合器とを設けたことを特徴とする請求項1に記載の電磁波発生装置。
- 前記放射アンテナの入力側にアイソレータまたはサーキュレータのいずれかを設けたことを特徴とした請求項1または請求項2に記載の電磁波発生装置。
- 前記複数の放射アンテナにより合成された直交する2つの面の指向特性が略同一となるように前記放射アンテナを配置したことを特徴とした請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電磁波発生装置。
- 前記放射アンテナは八木・宇田アンテナまたはヘリカルアンテナまたは電磁ホーンであり,放射される電磁波の周波数帯はVHF帯〜SHF帯であることを特徴とした請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電磁波発生装置。
- 前記混合器の入力側にアイソレータまたはサーキュレータのいずれかを設けたことを特徴とした請求項2に記載の電磁波発生装置。
- 妨害排除能力試験装置において,
電波無響室と,
高周波信号を発生する信号発生器と,
複数の放射アンテナと,
複数の増幅器と,
前記電波無響室の一端に供試機器を載置するためのターンテーブルと,
前記電波無響室の他端に前記放射アンテナを自在に移動するための架台と,
前記放射アンテナを上下方向に移動するための昇降装置と,
を備え,前記高周波信号を各増幅器で増幅したのち,試験平面で均一な電界分布となるようにそれぞれ対応する各放射アンテナから前記供試機器に向けて電磁波を放射することを特徴とした妨害排除能力試験装置。
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---|---|---|---|
JP2004031224A JP2005221436A (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | 妨害排除能力試験装置および電磁波発生装置 |
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JP2004031224A Pending JP2005221436A (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | 妨害排除能力試験装置および電磁波発生装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009293990A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Mitsubishi Electric Corp | 放射イミュニティ試験装置および放射イミュニティ試験方法 |
JP2013072786A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Denso Corp | 電磁波試験装置 |
JP2014504724A (ja) * | 2011-01-18 | 2014-02-24 | ザ ユニバーシティ オブ ホンコン | 小型電子的残響室 |
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CN117240383A (zh) * | 2023-09-11 | 2023-12-15 | 苏州科标检测有限公司 | 一种射频抗干扰检测装置及方法 |
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2004
- 2004-02-06 JP JP2004031224A patent/JP2005221436A/ja active Pending
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