JP2005220557A - ログハウス型構造物及びログハウス型構造物用構成部材 - Google Patents

ログハウス型構造物及びログハウス型構造物用構成部材 Download PDF

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Abstract

【課題】精密で安価なログハウス型構造物用構成部材を提供する。
【解決手段】
柱状体状に製材した木材を交差させ、交差嵌合部を凹凸嵌合させて組み合わせることにより壁面等を構成するログハウス型構造物用構成部材であって、凹凸嵌合部を一体的に押出し成形できる木質合成材2aの突条部8aと溝部7aと嵌合わせ、交差嵌合部6aと6bとを嵌合わせることで、簡易に短時間でログハウス型構造物を建築し、またログハウス型構造物用構成部材として木質合成材2aを使用することによって調達が容易になり、安価にログハウス型構造物を建築できるようになる。
【選択図】図2

Description

この発明はログハウス型構造物と、仕切板で分割された中空部に発泡体等を充填して成る木質合成材で構成されたログハウス型構造物用構成部材と、に関わる。
従来、ログハウス型構造物の工法は板状に加工した木材或いは丸太を平行に載置することで壁体を構成し、また板状に加工した木材或いは丸太の両端に交差嵌合部を交差、嵌合することでログハウス型構造物の四方を囲み家を構成する(特許文献1、2)。
ログ材を載置する時は、ログ材の上面、上部に突条部を設け、突条部と対向するログ材の下面、下部に溝部を設け、突条部と溝部とを凹凸嵌合することで壁体を構成し(特許文献3〜7)、またログ材両端を切欠き、ログ材同士を交互に直交させ、切欠部分を嵌合させることで壁体を構成し(特許文献8〜10)、壁体を構成する際にボルトとナットを用いてログ材同士を固定していることもある(特許文献11)。
特許第2538420号 特開平11−62054 特開平6−17496 特公平7−103616 特許第2688449号 特開2000−204648 特許2688449 特開平8−49321 特開平6−108554 特開平3−208937 特開平9−209478
しかし、ログハウス型構造物構成部材として適した丸太をログハウス型構造物1棟分調達するのは容易ではなく、また木材を一本ずつログハウス型構造物用構成部材として加工するのは大変時間がかかり、結果としてコスト高を招くこととも成る。
更にこれら天然木によって建築されたログハウス型構造物は木材の乾燥による伸縮で寸法にくるいが生じ、それが原因でログハウス型構造物の気密性を損ね、ひどい時には接続金具の破損もありうる。
前述の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、複数の仕切板で分割された中空部を有する本体部と、該本体部の上端面に長手方向に伸びる突条部と、該突条部に対向する下端面に長手方向に伸びる溝部と、前記本体部両端に交差部分を嵌合する凹みを有する交差嵌合部と、を有する一体的に押出し成形された複数の木質合成材を有し、前記交差嵌合部同士を嵌合させ、前記突条部と溝部とを凹凸嵌合させ、前記木質合成材を交互に交差させて積み重ねることで壁体を構成し、前記仕切板は、中心中空部を囲むように複数の周囲中空部が形成されるよう、横方向仕切板と縦方向仕切板とを互いに連結させながら前記本体部と一体に長手方向に形成し、少なくとも該中心中空部を区画する仕切板を残存させるよう、上方及び下方にある前記本体部板を除去することにより前記凹みを形成することを特徴とするログハウス型構造物である。
これにより、交差嵌合部を直交させ嵌合するだけでログハウス型構造物を建築できる為、簡易でコストを抑えることができる。また、ログハウス型構造物用構成部材として用いられる木質合成材は、押出し機によって突条部や溝部を一体的に成形できるので、調達が容易で寸法の狂いも無く、また乾燥による伸縮も極めて少ない。交差嵌合部の仕切板同士が嵌め合うことが好ましい。
このログハウス型構造物は、ログハウス、コンテナ、車庫、倉庫等を含むものである。
請求項2記載の発明は、本体部と、該本体部の上端面の長手方向に伸びる突条部と、該突条部に対向する下端面の長手方向に伸びる溝部と、前記木質合成材の両端に形成され交差部分を嵌合する交差嵌合部と、前記本体部の内部の仕切板によって仕切られる中空部と、を有し、押出し成形される中空木質合成材であって、前記仕切板は、中心中空部を囲むように複数の周囲中空部が形成されるよう、横方向仕切板と縦方向仕切板とを互いに連結させながら前記本体部と一体に長手方向に形成し、少なくとも該中心中空部を区画する仕切板を残存させるよう、上方及び下方にある前記本体部を除去することにより前記凹みを形成し、前記交差嵌合部の深さが、前記中心中空部を区画する前記仕切板までとすることを特徴とするログハウス型構造物用構成部材である。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のログハウス型構造物用構成部材において、少なくとも前記中心中空部を区画する仕切板を残存させるよう、前記除去された上下の凹みから連続する、前記中心中空部を区画する仕切板の左右にある前記本体部をも除去することにより、前記中心中空部を区画する仕切板の周囲にある本体部を除去することを特徴とするログハウス型構造物用構成部材である。
請求項4記載の発明は、複数の仕切板で分割された中空部を有する本体部と、該本体部の上端面に長手方向に伸びる突条部と、該突条部に対向する下端面に長手方向に伸びる溝部と、前記本体部両端に交差部分を嵌合する凹みを有する交差嵌合部と、を有する一体的に押出し成形された複数の木質合成材を有し、前記交差嵌合部同士を嵌合させ、前記突条部と溝部とを凹凸嵌合させ、前記木質合成材を交互に交差させて積み重ねることで壁体を構成し、前記突条部と前記溝部以外の部分の本体部の上下面同士を当接させる一方、前記溝部と前記突条部との間に間隙を形成することを特徴とするログハウス型構造物である。
請求項5記載の発明は、本体部と、該本体部の上端面の長手方向に伸びる突条部と、該突条部に対向する下端面の長手方向に伸びる溝部と、前記木質合成材の両端に形成され交差部分を嵌合する交差嵌合部と、前記本体部の内部の仕切板によって仕切られる中空部と、を有し、押出し成形される中空木質合成材であって、前記仕切板は、横方向仕切板と縦方向仕切板とを互いに連結させながら前記本体部と一体に長手方向に形成し、中心中空部を囲むように複数の周囲中空部が形成され、前記突条部の高さが前記溝部の深さよりも小さく設定されていることを特徴とするログハウス型構造物用構成部材である。
請求項6記載の発明は、請求項2、3又は5記載のログハウス型構造物用構成部材において、前記中空部に発泡充填材又は補強材を充填又は挿入することによって、前記木質合成材の建材としての特性を変更できることを特徴とするログハウス型構造物用構成部材である。
通常、中空木質合成材内部は仕切板で分割された中空状であるが、この中空部にウレタン発泡体等を充填することで中空木質合成材の強度を向上させ、ログハウス型構造物用構成部材としての利用に耐え得る木質合成材へ加工している。
ここで、中空木質合成材内部に成形される仕切板の数は、少なくとも2つ以上であることが好ましい。
中空木質合成材に充填される発泡体はウレタン発泡体であることが好ましいが、他の発泡体を充填する構成としても良い。
前記交差嵌合部の切欠の深さが、該木質合成材の前記仕切板までとするので、仕切板が露出する場合が好ましいが、仕切板の上に発泡材又は発泡体若しくは補強材が残る場合も含まれることもある。
ログハウス型構造物用構成部材は前記押出し成形時の金型を変更することで任意の形状の木質合成材を成形できることを特徴とすることが好ましい。
中空木質合成材は押出し機から押出し成形されるため、押出し機の金型を変更することで金型の形状に沿った中空木質合成材を押出し成形することができ、この中空木質合成材に発泡体を充填することで、任意の形の木質合成材を成形することができる。例えば、丸太状の金型から、ログハウス型構造物用構成部材としてふさわしい外観の中空木質合成材及び木質合成材を成形することができる。
また、例えば、木質合成材の外壁面側を丸太状に、内壁面側を板状にすることで、ログハウス型構造物の外観を持ちつつ、内部は普通の家屋と変わらない構成とすることも可能である。
更に、ログハウス型構造物の壁面の構成に必要な突条部や溝部も一体的に成形できるため、特別な加工を必要とせず、コストを抑え、短時間でログハウス型構造物用構成部材を調達することができる。
通常、中空木質合成材に充填される発泡体はウレタン発泡材であることが多いが、これを発泡コンクリートに代えることにより気密性、断熱性が向上することになる。
また中空木質合成材内部の仕切板で分割された中空部でも、外壁に面している中空部には発泡コンクリートを注入し、内壁に面している部分にはウレタン発泡材を注入することで、重量の増加を抑えつつ、屋外に対しての断熱性を向上させることができる。
全長4〜5mを越える、長い中空木質合成材に発泡材を充填させるのが困難な場合、或いは、中空部の径又は幅が小さい場合等、例えば発泡スチロールの板を適宜切り出して挿し入れるだけで、発泡材を充填するのと同等の効果が得られ、また中空部にムラ無く発泡体を充填できる。
また、中空部に天然木を差し込むことで木質合成材自体を補強し、従来の構造体として使用できることとなる。
上記目的に好適な中空木質合成板製造方法は、押出し生地をスクリューで成形ダイの溶融部に押出して、該押出し生地の外表面を前記成形ダイの内壁面と接触させるとともに該押出し生地の内表面を、前記溶融部に設けた基部から押出し方向に平行に突出し、徐冷部に延長する中子体を被覆するフッ素樹脂分散液を含浸させたアラミド繊維布であるフッ素樹脂シートの外面に接触させながら押出しの摩擦抵抗を低減させ、前記押出し生地を所定の肉厚に成形すると共に中空部を形成し、該押出し生地を徐冷部において該押出し生地の外側及び中空部内側より徐冷し、該押出し生地をログハウス型構造物構成材の大きさの中空木質合成板に押し出すことを特徴とする。
ここでいう中空木質合成板は、木粉と熱可塑性樹脂等の混合体により成形されたものが好ましい。特に好ましくは、汎用プラスチック(ポリオレフィン、ポリスチレン系樹脂、メタクリル樹脂、ポリ塩化ビニール等)、エンジニアリングプラスチック(ポリアミド、ポリカーボネート、飽和ポリエステル、ポリアセタール等)等である。例えば、ポリエチレン(以下PEと記す)、ポリプロピレン(以下PPと記す)又はナイロン等の熱可塑性エラストマーより成ることが好ましい。木粉の種類は問わない。強化剤(無水マレイン酸変性ポリプロピレン(例:三洋化成工業(株)ユーメックス1010)等)を数%程度以下(例えば0.5%)で混合することがある。
中空木質合成板を製造するときは横に寝かせるが、ログハウス型構造物を組み立てるときは立てて使用する。したがって、中空木質合成板の巾がログハウス型構造物用構成部材の高さに、厚みが巾に該当する。巾、長さ、厚みは従来の一般的なログハウス型構造物用構成部材の大きさでよいが、天然材により寸法の自由度は大きい。
好適な中空木質合成板製造方法は、押出し生地をスクリューで成形ダイの溶融部に押出して、該押出し生地の外表面を前記成形ダイの内壁面と接触させるとともに該押出し生地の内表面を、前記溶融部に設けた基部から押出し方向に平行に突出し、前記押出し生地の外表面を前記成形ダイ内壁面に形成されたフッ素樹脂分散液を含浸させたアラミド繊維布であるフッ素樹脂シートに接触させながら押出しの摩擦抵抗を低減させ、前記押出し生地を所定の肉厚に成形すると共に中空部を形成し、該押出し生地を徐冷部において該押出し生地の外側及び中空部内側より徐冷し、該押出し生地を巾300〜1200mmの中空木質合成板に押し出すことを特徴とする。
上記の組み合わせでも成立する。この場合、成形性は一層良好となる。
好適な中空木質合成板製造装置は、原料を加熱、練成し、スクリュをもって押出す押出機に、前記押出機から押し出された押出し生地を加熱する溶融部及びこの溶融部から押し出された押出し生地を冷却する徐冷部から成る成形室と、前記溶融部から押出し生地の押出方向に突出して少なくとも前記徐冷部に延長する中子体とを備えた成形ダイを連結した中空木質合成板製造装置であって、前記中子体は、複数の棒状部材、及び前記各棒状部材にそれぞれ一体的に形成された基部から成り、前記各棒状部材は、中空木質合成板内に形成される各中空部の断面形状と略同様の断面形状を有し、押出し生地の押出方向を長さ方向として相互に平行に配置されると共に、前記成形ダイの溶融部内において前記成形ダイに固着され、前記各棒状部材の少なくとも前記押出し生地の押出方向上流側端部が、フッ素樹脂シートの収容体により被覆され、前記収容体を成すフッ素樹脂シートが、フッ素樹脂分散液を含浸させ、乾燥、焼成したアラミド繊維の織布であり、前記中空木質合成板の寸法がログハウスに適する寸法であるように前記成形ダイの形状及び大きさが設定されたことを特徴とする。
好適な中空木質合成板製造装置は、前記フッ素樹脂シートの収容体が袋状体から成り、前記中子体の前記各棒状部材を該フッ素樹脂シートから成る袋状体内に個々に密着状態で挿入し、前記各棒状部材を前記フッ素樹脂シートの収容体により被覆したものである。
好適な中空木質合成板製造装置は、前記収容体が筒状体から成り、該筒状体は、一辺に対し直交方向を成す切り込みが前記棒状部材間に形成させる間隙の位置に対応して設けられた二枚の前記フッ素樹脂シートを重ね合わせ、前記切り込みに対し平行な二辺と、前記切り込みを挟んだ両側において接合することにより、一端開口を前記棒状部材の形成本数に対応して複数股に分岐形成し、このフッ素樹脂シートの筒状体内に前記中子体の前記棒状部材の少なくとも基部寄りの端部を密着状態で挿入することにより、前記中子体の少なくとも一部を前記フッ素樹脂シートの収容体で被覆したものである。
好適な中空木質合成板製造装置は、前記袋状体及び前記筒状体を接合して一体に形成して成る収容体から成るものである。
好適な中空木質合成板製造装置は、前記押出成形装置における前記成形ダイの内壁面に、フッ素樹脂シートが貼設されているものである。
好適な中空木質合成板製造装置は、前記中子体を成す前記各棒状部材が、前記基部を介して前記成形ダイの上下内壁に前記基部を介して固着されているものである。
好適な中空木質合成板製造装置は、前記中子体は、前記各棒状部材に連続し、前記溶融部において前記棒状部材の端部を結合する結合部から成り、少なくとも前記中子体の前記結合部が、前記フッ素樹脂シートの収容体により被覆されているものである。
好適な中空木質合成板製造装置は、前記収容体が袋状体から成り、前記中子体の前記結合部を前記フッ素樹脂シートから成る前記袋状体内に密着状態で挿入することにより、前記中子体の少なくとも一部を前記フッ素樹脂シートの収容体で被覆したものである。
好適な中空木質合成板製造装置は、前記溶融部の領域にある成形ダイを上下から断熱板及び補強板で挟んで固定したものである。
好適な中空木質合成板は、前記中空木質合成板製造方法、又は前記中空木質合成板製造装置により製造されたものである。
請求項1乃至6の発明によれば、凹凸嵌合できる嵌合部を一体的に押出し成形した木質合成材を用いることによって、正確な寸法を有するログハウス型構造物用構成部材を成形することができるため、ログハウス型構造物を容易に建築することを可能とし、ログハウス型構造物用構成部材の調達が容易で、ログハウス型構造物用構成部材へと加工する必要も無いため、ログハウス型構造物を安価に建築することができる。
本発明のログハウス型構造物の実施形態及びログハウス型構造物を構成する木質合成材について図1〜図16を用いて説明する。
図1はログハウス型構造物1の外観斜視図で、木質合成材2と、これと直交する同様な形状の木質合成材2とを直交状態で交差して交互に段重ねすることで壁体を構成し、この壁体で四方を囲み、その上部に壁体と同じく木質合成材で一体的に成形された屋根部3を設置することで家を構成している。
ログハウス型構造物1正面には、壁体と同じく木質合成材で一体的に成形された扉部4を備え、またログハウス型構造物1側面には窓部5を備える。
図2乃至図5は実施形態1のログハウス型構造物1の壁体の構成を示し、木質合成材2a、木質合成材2b、木質合成材2c、木質合成材2d…は同様の形状であり、直交して交差して嵌合しログハウス型構造をなすものである。図4に示す木質合成材2aは上側交差嵌合部6aと下側交差嵌合部6bとを互いに嵌め合い可能な構造とするように垂直方向に対して対称に整列させてその上端部と下端部にそれぞれ角形に形成している。木質合成材2aと直交して配置する木質合成材2bは同様に上側交差嵌合部6cと下側交差嵌合部6dとを有している。木質合成材2a,2b…は同様な構造である。木質合成材2aを例にあげて構造を説明する。
木質合成材2aは、その内部が仕切板10によって複数の(図では7個)縦方向に整列する中空部に分割されており、その中空部内にウレタン発泡材9を充填し、強度や断熱性を向上させている。ウレタン発泡材9はなくてもよい。補強材や断熱材等を挿入してもよい。木質合成材2aは、仕切板10で分割される本体部11を備え、本体部11の短手方向の縦断面において格子状の断面を有している。この仕切板10は、中心中空部12を囲むように複数の周囲中空部13〜18が形成されるよう、横方向仕切板19〜22と縦方向仕切板23,24とを互いに連結させながら本体部11と一体に長手方向に形成してある。また、中心中空部12を区画する仕切板19,20を残存させるよう、上方及び下方にある本体部板11を除去することにより上側交差嵌合部6aと下側交差嵌合部6b(凹み)を形成している。上側交差嵌合部6a,6cは、木質合成材2aと木質合成材2bの長手方向と直交する短手方向に所定数の格子(ここでは中央部の1つの格子と両側の2つの半格子分)を上下に切り欠いて1段目と2段目の仕切板10を残した状態で所定形状の角形の溝を形成したものであり、発泡材が外部に露呈する短手方向にある一対の断面6gと、木質合成材が露呈する長手方向に延び出す水平面6hが形成されている。下側交差嵌合部6bと下側交差嵌合部6dも同様に他の木質合成材の上側交差嵌合部と凹凸嵌合する構造であり、木質合成材2aと木質合成材2bの長手方向と直交する短手方向に所定形状の溝を形成したものである。木質合成材2aは、下面に長手方向に延び出す単数又は複数の溝部7と、上面中央部に長手方向に備える突条部8とを形成してある。木質合成材2bも同様である。それらの突条部8と溝部7は、それぞれ、同じ方向に上下に配置される他の木質合成材の溝部と突条部とにそれぞれ嵌合し、木質合成材が縦方向に積み上げられることにより、ログハウス型の壁体を構成している。。
図5に示す通り、木質合成材2aの本体部端部付近の上下には凹状の交差嵌合部6a,6bを備えており、ここで、交差嵌合部6a,6bの巾a〜a’は、木質合成材2aの横幅c〜c’と実質的に等しい。また、交差嵌合部6a,6bの切り込みの深さa〜b、a’〜b’は、上面又は下面から、木質合成材2a内部の仕切板10表面までの深さに実質的に等しい。木質合成材2aの交差嵌合部6a,6bが他の木質合成材の交差嵌合部と交差して交互に嵌合する。
木質合成材2a,2cは、それぞれの上下面で上下にある木質合成材の下上面と当接状態である。本体部11の垂直方向に鉄筋等を貫通させる貫通穴25が形成されている。又は、木質合成材2a,2cと木質合成材2b,2dとの交差嵌合部の中心に夫々連通する貫通穴を設け、この貫通穴に鉄芯を通すことで木質合成材同士をより強固に結合する構成としても良い。
図2乃至図5に示す通り、木質合成材2を短手方向に切断した断面図を示し、本体部11の上面に突条部8、下面に溝部7を夫々備え、木質合成材2aの内部は仕切板10によって幾つかの(図では7つ)中空部に分割されており、その中空部内にウレタン発泡材9を充填することで、木質合成材2aの強度や断熱性を向上させている。また、突条部8の高さが溝部7の深さよりも小さく設定されている。これにより図3に示す通り、突条部8と溝部7以外の部分の本体部11の上下面同士を当接させる一方、溝部7と突条部8との間に間隙27を形成している。
ウレタン発泡材9は熱可塑性でも熱硬化性でも構わないが、環境保全やリサイクルの観点からフロンによる発泡よりも水性発泡が好ましい。木質合成材2aの前端面は木質合成材からなる薄板状のカバー部材2k(図2参照)が形成されているが、図3は前述する交差嵌合部6a,6bが形成される前の状態の木質合成材2aである。
図6乃至図8は実施形態2のログハウス型構造物101の壁体構成を示す。実施形態1のログハウス型構造物1と概ね共通の構造を備えているが、異なる点は、木質合成材2と、木質合成材102とを交差嵌合させる点である。この木質合成材2と木質合成材102とは共通する構造を備えるが、異なる点は、木質合成材102が中心中空部112を区画する仕切板118,119及び仕切板23,24の一部の四角形の残存体128を残存させるよう、除去された上下の凹みから連続する、中心中空部112を区画する仕切板の左右にある本体部111をも除去する。これににより、中心中空部112を区画する仕切板の周囲にある全部の本体部111を除去し、残存体128の周囲に角型リング状の交差嵌合部106が形成される。部品番号は100番台として説明は援用する。
図7に示す通り、木質合成材102の下側交差嵌合部6bの巾a〜a’は、木質合成材102の残存体128の横幅と実質的に等しく、また、木質合成材102の下側交差嵌合部106bの切り込みの深さa〜b,a’〜b’は、木質合成材102の残存体128の高さe〜e’の約半分である。木質合成材102の横幅d〜d’は、交差嵌合部106の切欠幅f〜f’と実質的に等しい。木質合成材2と102とを交差して嵌合するためである。
木質合成材112a,112cと木質合成材112bとの交差嵌合部の中心に夫々連通する貫通穴を設け、この貫通穴に鉄芯を通すことで木質合成材同士をより強固に結合する構成としても良い。
実施形態3のログハウス型構造物201と木質合成材202について図9乃至11を用いて説明する。実施形態3は基本的には実施形態2と同じであるので、共通する構成は実施形態2のものを援用し、主として異なる構成について説明する。尚図示の部品番号は実施形態2の対応部品を200番台とし、適宜説明は略す。
この実施形態3の木質合成材202同士を交差嵌合することによりログハウス構造物201が構成される。木質合成材202は木質合成材102から更に四隅にある4個の角部分231〜234を垂直方向に同一形状に除去し、交差嵌合部206の容積を拡大したものである。これにより、残存体228の両側の露呈した領域235はH形状に形成される。これにより堅固に交差でき、ずれが少ないという特徴がある。
図10に示す通り、木質合成材202の横幅c〜c’は、交差嵌合部206の両側の最大幅a〜a’、b〜b’とほぼ等しいことが好ましい。交差嵌合部206の上下の切り込みの深さe〜e’は、残存体228の最小高さf〜f’の半分に等しいことが好ましい。交差嵌合部206の上下の切り込みの幅d〜d’は、残存体228の最小高さe’〜fに等しいことが好ましい。木質合成材202同士の交差嵌合部206同士が交差して交互に嵌合するためである。
図12は中空木質合成材195に発泡材189を注入する工程を示したもので、仕切板190で分割された中空部に発泡体注入チューブ196を挿入し、ウレタン発泡体189を注入しながら、中空部の出口方向へと後退することで、中空部内にウレタン発泡体189を充填する。
以下、中空木質合成材の製造方法及び製造装置について説明する。
尚、本実施形態にあっては、一例として、セルロース系破砕物と熱可塑性樹脂を加熱・混練して得られた混練物を、冷却・固化して所定の粒径に粉砕したもの(本明細書において「木質合成粉」という。)を原料として成る中空木質合成材の製造について説明する。
(木質合成粉)
本実施形態で用いる木質合成粉の原料となるセルロース系破砕物たる木粉は、熱可塑性樹脂成形材とのなじみを良好にすると共に、成形押出し時における摩擦抵抗を減じ、成形機の損耗、毀損の防止を図るべく、その粒径を50〜300メッシュ、好ましくは60(篩下)〜150(篩上)メッシュの微細な粉末状とする。また、成形時における木酸ガスを揮散し、水蒸気あるいは気泡発生のおそれをなくし、表面の肌荒れを防止する意図 から、木粉の乾燥前においてその含有水分量を15重量%以下、好ましくは11重量%以下、理想的には0〜5重量%以下、特に好ましくは0〜0.3重量%以下とする。
尚、かかる木粉の特性をさらに向上させるため、尿素系樹脂接着剤に木材チップ等の素材を浸漬あるいはこれに添加し、加熱硬化した後に破砕、微粉末化することが可能である。
また、熱可塑性樹脂成形材としては、廃棄された各種の樹脂成形品をそのまま、もしくは表面樹脂塗膜を形成した樹脂成形品を複数の各小片に破砕し、これに圧縮研削作用等を付加して樹脂塗膜を研削、剥離することにより素材化した、PVC、PET、PP等の樹脂を用いることができる。
使用目的に応じて、顔料を添加し、製品に着色することもできる。
そして、木粉乾燥後、含有水分量3重量%以下、好ましくは0.3重量%以下、平均粒径20メッシュ以下のセルロース系破砕物20〜75重量%、好ましくは40〜60重量%に対して熱可塑性樹脂成形材25〜85重量%、好ましくは60〜40重量%をともに攪拌衝撃翼により混合、ゲル化混練し、ゲル化した混練材料を冷却して、さらに粒径8mm以下に整粒して得た木質合成粉を用いることにより、木粉の摩擦抵抗を減じ得る良好な混練状態の生地が形成される。
本実施形態において用いる木質合成粉は、一例として下記のように製造される。
(1)乾燥工程
熱源(ボイラー熱、電気熱、ヒーター熱等)を使用することなく、回転の衝撃によるせん断発熱を利用して水分を木粉からたたき出す乾燥方法である。水分除去に必要な時間は約15分である。一例としてミキサーを用い、セルロース系破砕物である木粉を乾燥させる。ミキサーの攪拌衝撃翼を回転させ剪断発熱が生じることによってミキサー内の温度が上昇し、これによりミキサーに投入された木粉が乾燥される。本実施形態にあっては、投入された木粉の含有水分量が0重量%となるように乾燥する。木粉は50〜250μmが好ましい。水分は0〜0.3重量%に乾燥することが好ましい。方法はミキサーを回転させて水分を除く。
また、顔料等として酸化チタン等を添加する場合には、この乾燥工程において前記木粉と共にミキサー内にこれを投入する。顔料の種類は、無機、有機を問わない。顔料の重量比率は、顔料の種類により異なる。例えば、木粉100重量%に対して10重量%前後の白酸化チタンを投入する。木粉のみに着色し、熱可塑性樹脂を着色しないので、木粉の変色を防ぐことができる。木粉で紫外線を防ぎ、劣化を少なくすることができる。
(2)溶融・混練工程
木粉と熱可塑性樹脂を混合・溶融し、一体化する。高速回転翼による発熱で木粉とプラスチックとを溶融し、分子レベルで一体化する。重量比率は、顔料と木粉の混合体40〜60重量%に、着色しない熱可塑性樹脂成形材60〜40重量%(例えばPP)である。熱可塑性樹脂は、溶融混合して顆粒状ペレットとする。溶融機ミキサーの回転数は、850〜900rpm、温度は180〜190℃である。ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、塩化ビニル樹脂(PVC)等が好ましい。
例えば、乾燥前の木粉55重量%に対して、熱可塑性樹脂成形材としてPP45重量%を前記ミキサー内に投入し、さらに攪拌加圧する。熱可塑性樹脂成形材の形態は、本実施形態では直径3mm程度の大きさの粒状からなるペレットを使用している。
熱可塑性樹脂成形材は、熱可塑性合成樹脂製品の廃材から得られた回収熱可塑性樹脂、バージンの熱可塑性樹脂、あるいはバージンの熱可塑性樹脂と前記回収熱可塑性樹脂をそれぞれ、例えば50重量%ずつ用いることもできる。
この工程においては、原材料内の木粉によりPPは大きな塊とはならず、直径約10〜100mmの粘土状にゲル化した「混練材料」が形成される。
(3)冷却・造粒(整粒)工程
本工程では、一例として前述の混練材料の冷却と造粒とを同時に行うことができる、所謂クーリングミキサーを用いる。前工程において形成された混練材料はクーリングミキサーヘ投入され、冷却水により冷却されたミキサー本体内周壁面で冷却され、直径約25mm以下に造粒された「造粒原料」が形成される。
前記工程で形成された造粒原料は、さらに必要に応じてカッタミルを使用して粒径8mm以下に整粒することで、ペレット状の「木質合成粉」とする。なお、整粒工程は必ずしも必要ではなく、前述の冷却・造粒工程により得られる造粒物のサイズによってはこれを省略することもできる。
木粉と熱可塑性樹脂成形材との混合、分散状態を定常的に維持し、良好なる流動性を有すると共に、冷却による凝縮、縮小作用とも相まって、化学的な反応や接着によらない木質合成粉が形成される。
(4)成形工程
図13乃至図26に示す押出成形装置301に木質合成粉(顆粒状ペレット)を投入し、木粉が高濃度で混合されたものを高粘度の状態に溶融させ、押出成形装置301で高圧力で押出し、金型の中に押し込み、高圧力で押し固めながら中空木質合成材329を押し出す。粘度が高いので、前方への圧力が加えられた状態で押し出す。粘度が高いほど流れが早いチクソトロピーの原理を応用している。押出成形装置301の詳細は後述する。金型の中にフッ素樹脂シート350’を設け、フッ素樹脂シート350’の表面に凹凸をつけ、金型の中にフッ素樹脂シート350’を貼り、高圧力を加えて中空木質合成材329の表面に熱可塑性樹脂の凹凸の或る(溝の或る)表面等を作り中空形状の製品を作る。このフッ素樹脂シート350’は、アラミド繊維の織布にフッ素樹脂分散液を含浸、乾燥、焼成したシートである。そのためシートの表面には、アラミド繊維の織り目が格子状等の所定形状に現われている(図25(a)及び(b)参照)。このようにして製造された木質中空合成板329を図26に示す。寸法例は、幅902mm×厚み37mmである。長さは任意である。角形の外郭329aと、外郭329a内部領域に形成された複数の所定個数(ここでは14個)の押出し方向に延び出す中空部329bと、中空部329bを仕切るとともに外郭329aに接続する複数の所定個数(ここでは13個)の仕切板329cとが形成されている。縦方向の厚み代は5mm、横方向に厚み代は4mm(両端部のみ厚くなっている)である。
(5)サンディング工程
前記の通り成形された中空木質合成材329の着色してない熱可塑性樹脂の溝を備えた表皮層が形成されるので、その表皮層をサンディングペーパー(度数40〜180)で研磨して除去する。図26中、一点鎖線は削り代(図では1mm)である。表皮層は溝の部分まですべて削ることが好ましい。中空木質合成材329の表皮層に小さい溝をつけたので、表面のサンディングが容易になる。着色してない熱可塑性樹脂の表皮層を除去することで、色を表面に出すことができ独特の木質感、自然感を出すことができる。木粉の表面を着色しているので、木粉の変色を防ぐことができる。
このような中空木質合成材329の表皮層の研磨は、樹脂素材の密となっている部分の研磨を意図したものである。木粉を混入した樹脂成形板に於いては樹脂が成形物の表面部分に滲み出し、この表面部分に樹脂素材の密部分を作り出す。このような樹脂素材の密部分は、着色されていないので、この表面部分のサンディングは独特の色調を創出することに意味がある。
(押出成形装置)
図13〜図26に示す通り、前記木質合成粉を中空木質合成材329に成形する本発明の押出成形装置301は、押出機370と、この押出機370により吐出された押出し生地379を所定形状に成形する成形ダイ310とを備えている。成形ダイ310は、フランジ317及び押出ダイ319より成る連結手段330を介して押出機370に連結されている。
(1)押出機
図13において、370は前述の押出成形装置301を構成する押出機である。一般に押出機370はスクリュ型で単軸押出成形装置と多軸押出成形装置があり、この変形又はこれらが組み合わさった構造を持つものがあるが、本発明ではいずれの押出成形装置も使用することができる。
371はスクリュで、図13に示す実施形態にあっては単軸型であり、このスクリュ371はギヤ減速機372を介して図示せざるモータによって駆動され、バレル374内で回転する。ホッパ373から投入された木質合成粉は、このスクリュ371の回転によって混練されながら前方へと押出される。
バレル374の外面にはバンドヒータ375を設けており、このバンドヒータ375によりバレル374内で木質合成粉が加熱され、スクリュ371の溝に沿って前方へ搬送されながら漸次溶融・練成される。
(2)連結手段
押出機370により溶融・練成された木質合成粉は、フランジ317及び押出ダイ319から成る連結手段を介して成形ダイ310へ押出し生地379として押出される。
図13及び図14において、バレル374先端には押出ダイ319が連結されており、本実施形態にあっては、この押出ダイ319は、バレル374の出口側の後端面に直径65mmの円形を成す流入口313、成形ダイ側の先端面に幅65mm、高さ25mmの略小判形状を成す射出口315を備えており、押出ダイ319内には、流入口313から射出口315に向けて徐々に小径に断面変形する連通孔が形成されている。もっとも、この押出ダイ319は押出機370の大きさに応じて種々の大きさに形成できる。
押出ダイ319の先端には、フランジ317が取り付けられている。このフランジ317は、図15に示す通り、押出ダイ319の射出口315と同形状の流入口316と、幅150.0mm、高さ37.6mmの方形の射出口318を備えており、フランジ317内には流入口316から射出口318にかけて徐々に大径に断面変形する連通孔317aが形成されている。317bは貫通穴、317cは通し穴である。
フランジ317や押出ダイ319の周壁内に加熱手段たるヒ一タ(図示せず)を取り付けても良い。ヒータにより、押出機370より押し出された押出し生地379は、押出ダイ319及びフランジ317から連通孔を経る際にも加熱保温されるので、押出ダイ319から成形ダイ310内へ流動する押出生地379の流動状態が良好となる。
しかも、押出ダイ319は、通常の一般的なダイとは異なり射出口315が大きいため、多量の溶融原料(本実施形態にあっては木質合成粉)を吐出することができ、且つ圧密を促進することが可能な形状に形成されているので、通常の押出ダイで生じていたようなダイの目詰まりが生じない。
(3)成形ダイ
図13〜図14において、310は成形ダイであり、上記連結手段を介して押出機370より押し出された押出し生地379が導入される。図16に示す成形ダイ310の内側上下面は、図17に示すプレート311が固定され、このプレート311が成形ダイ310の内壁を構成し、その内部に中子体340が収容されている。成形ダイ310は、導入された押出し生地379を加熱する溶融部321a及び溶融部321aから押し出された押出生地379を徐冷する徐冷部321bから成る成形室322と、押出し生地379に中空部を形成する中子体340を備えている。成形ダイ310は、一例として、幅1080mm、高さ241.6mmの矩形状の断面を成し、成形室322の入口から出口までの距離は1000mmとする。
本実施形態にあっては、溶融部321aは、フランジ317の射出口318と同形状の入口から徐々に広がってゆき、押出し生地379が成形ダイ310内部で滞留することなく、円滑に横方向に広がることができるように形成されている。溶融部321aの入口と同形状の断面形状を成す徐冷部321bが形成され、成形室322が押出し方向に一定の断面形状に形成されている。
成形室322は、図18及び図19に示す通り、冷却手段をそれぞれ備える上下2枚の金属板をその間の両側縁に配置した一対の金属製のスペーサ324を介装させて、サンドイッチ構造で形成された内部を構成するものである。成形室322は、断面方形に形成したものである。スペーサ324の交換により任意の目的とする成形板の肉厚が得られるように調整する。図18に示す通り、一対のスペーサ324は平面視で、中子体340の両側に配置されたものである。スペーサ324の基部は入口側空隙面積が減少されるようにせり出している。スペーサ324の詳細な構造は図19に示す。スペーサ324は板状であって、平面視でカーブした内側面324aを備え、基端面324bは端面324cと直交しており、略三角形のせり出し部324dを形成している。324eは取付穴である。
図14において、314はヒータで、電熱ヒータ等の加熱手段から成り、押出し生地379を加熱保温し、押出し生地379の流動性を維持するため、溶融部321aの上下に等間隔で挿通して配管設置されている。
また、図14に示す通り、325は冷却管で、成形室322の徐冷部321bを冷却する冷却手段の一例を示すもので、この冷却管325に冷却液を供給して成形室322内の押出し生地379をその外側から冷却する。この冷却管は、成形ダイ出口の方向に向けて約2分の1を占める徐冷部321bに、等間隔で挿通して配管設置されている。なお、冷却管325の間隔を次第に狭くするように設けることもでき、あるいは冷却管325を成形ダイ310の外壁に配設することもできるが、成形室322内の押出し生地379を冷却できればよいので、この構造に限定されない。
図20に示す複数の取付穴326aが形成された断熱板326と、図21に示す複数の取付穴327aが形成された補強板327が形成されている。断熱板326を設けたのは、熱損失を防止するためである。補強板327は、徐冷部321aの上下領域に設けることが好ましい。補強板327を設けたのは、内部にかかる押出し生地379の圧力で成形ダイ310の変形又は破損を防止するためである。断熱板326は、補強板327と成形ダイ310の間に介装されることが好ましい。補強板327の厚みは断熱板326の厚みより大きいことが好ましい。断熱板326の大きさは、幅1080mm×高さ20mm×長さ615mmである。補強板327の大きさは幅1080mm×高さ61.2mm×長さ615mmである。成形ダイ310に断熱板326及び補強板327を加えた高さは404mmである。
図示は略すが熱電対が断熱板326及び補強板327に貫設され、ヒート314の温度を計測可能になっている。
図14、図18、図22に示す中子体340は、中空木質合成材329内に形成される各中空部の断面形状と略同様の断面形状を有し、成形ダイ310の溶融部321aから成形ダイ出口側に向かって押出し生地379の押出方向と略平行に突出する複数の棒状部材348a〜348gにより構成されている。基部344(図14及び図18参照)は、棒状部材348a〜348gを固着するものである。基部344はガイドブロックの形状と構造であり、板材に少なくとも2個の上下に突出する突出部(例えば円柱形)を間隔を置いて備え、板材が押出し方向に尖っており、後端は丸くなっている。
本実施形態にあっては、棒状部材348a〜348gは、図22(a)〜(c)に示すように構成されている。図22(a)に示す通り、棒状部材348a〜348gは、長さを中央部で最大長とし(図では755mm)、側方に行くほど、長さが短くなっており、成形ダイ310の入口側で円弧状になるように配置されている。これは成形ダイ310内に入ってきた押出し生地379との間に生じる摩擦抵抗を緩和し、押出し生地379が端部まで円滑に広がり易くするためである。
前記各棒状部材348a〜348gは、前記溶融部321aから押出し生地379の押出方向に平行に突出して少なくとも前記徐冷部321bに延長している。各棒状部材間に所定間隙幅の間隙346(図22では4.1mm)が形成されるよう、等間隔に平行に配置されている。
また、本実施形態にあっては、前記棒状部材348a〜348gは、成形ダイ310の入口側、すなわち押出し生地379の押出方向上流側端部の両角部が平面において丸められており、且つ、図14に示すように縦断面において半円弧状に膨出した、全体として丸みを帯びた形状に形成され、押出し生地379との間に生じる摩擦抵抗を緩和するよう形成されている。
棒状部材348a〜348gは、中空木質合成材329内に形成する中空部の数に応じて適宜数とすることができ、断面形状も中空木質合成材329に形成する中空部の形状に応じて種々の形状を採ることが可能である。
中子体340は、棒状部材348a〜348gそれぞれが個々に独立して形成されていることから、該棒状部材348a〜348g間に形成される間隙346の上流において、押出し生地379導入の妨げとなるものは存在せず、該間隙346に押出し生地379を円滑に流動させることが可能となる。従って、前記間隙346内での押出し生地379の密度を高め、押出し生地379の不足による仕切板の未形成430(図23参照)等を効果的に防止することが可能となり、成形速度を上昇させた場合であっても、高品質の中空木質合成材を成形することができる。
前記各棒状部材348a〜348gは、前記成形ダイ310入口側において基部344と一体的に形成されている。本実施形態にあっては、前記基部344は、図14に示すように二つの凸部を有しており、該二つの凸部を成形ダイ310内壁面に設けられた凹部とそれぞれ成合させることにより、図18に示すように、基部344と一体的に形成されている各棒状部材348a〜348gを平行な状態に維持したまま、前記成形ダイ310の溶融部321aの上下内壁に固着している。
基部344は、平面において、棒状部材348a〜348gと同様、押出し生地379の押出方向上流側端部の両角部が丸められており、且つ、押出方向下流側端部に向かってその幅を狭める略流線形に形成されており、溶融部321aを流れる押出し生地379が抵抗無く流れるよう構成されている。
棒状部材348a〜348gは、成形ダイ310の溶融部321aから成形ダイ出口側に向かって、その矩形状の断面を僅かに狭めるテーパー状を成しており、従って成形ダイ出口方向に向かって中空木質合成材329を押出し易い形状に構成されている。
この基部344を固着する成形ダイ310の上部内壁面には、成形ダイ310の壁面を貫通して、水、油等の液体、空気、その他のガス等の冷却媒体を供給する図示せざる冷却媒体の供給源と連通された導入路341が形成されており、この冷却媒体の導入路341が成形ダイ310の壁面及び基部344を貫通して溶融部321aにおける中子体340の各棒状部材348a〜348gに至り、徐冷部321bにおいて各棒状部材348a〜348g内に形成された後述の冷却媒体の流路342に連通している。
各棒状部材348a〜348g内に形成された冷却媒体の導入路341は、断熱材343にて包囲されており、導入路341内を通過する冷却媒体が該部において押出し生地を冷却することを防止すると共に、冷却媒体の温度を保ち、後述の冷却媒体の流路342に冷却媒体が導入されたときの冷却効果の向上を図っている。
本実施形態にあっては、外周に断熱材としてミオレックスPMX−575(菱電化成)を配置した直径4mmの金属製パイプにて成形ダイ310の壁面、基部344及び中子体340を貫通し、これを冷却媒体の導入路341としている。
本実施形態にあっては、流路342は、一端において前述のように冷却媒体の導入路341に連通し、他端を中子体340の端部(成形ダイ310の出口方向)において開口するものとする。流路342内に導入された冷却媒体は、各棒状部材348a〜348g内に形成された流路342及び中空木質合成材329内に形成された中空部を通過するときに押出し生地379及び中空木質合成材329を内部より徐冷する。
尚、前記流路342は、前述の構成に代えて、例えば徐冷部321bの各棒状部材348a〜348g内において成形ダイ310の出口側の端部で連通する二重管構造とし、この一方を冷却媒体の導入源に連通すると共に、他方を冷却媒体の排出口に連通して、冷却媒体である例えば冷却水や冷却油が、中子体340内を循環するよう構成しても良く、押出し生地379を内側より徐冷し得る構成であれば導入される冷却媒体の種類、その他各種の条件の変更にしたがって種々の設計変更が可能である。
成形ダイ310の内壁面は、フッ素樹脂により被覆されていることが好ましい。このフッ素樹脂の被覆方法としては、フッ素樹脂を直接表面にコーティングすることによって行っても良いが、交換が容易であり且つ耐久性に富むという点で、母材となるシートにフッ素樹脂をコーティングしたフッ素樹脂シート350’の貼設により行うことが好ましい。
フッ素樹脂シート350’は、成形室322の上下の内壁面、すなわち中空木質合成材329の表裏面を形成する面に相当する内壁面のみに施すこともできるが、成形室322の上下左右の内壁面全体に一連に貼設することが好ましい。
成形ダイ310内壁面に貼設するフッ素樹脂シート350’としては、ガラス繊維の織物を母材とし、これにフッ素樹脂をコーティングしたもの(以下、本明細書において「ガラス繊維フッ素樹脂シート」という。)等を使用することもできるが、後述するフッ素樹脂分散液を含浸させ、乾燥、焼成して成るアラミド繊維の織布(以下、本明細書において「アラミド繊維フッ素樹脂シート」という。)を用いることが好ましい。前記収容体350を形成するフッ素樹脂シート350’としては、収容体350として形成しうるものであれば如何なるものであってもよい。
前記成形ダイ310内壁面と同様、押出し生地379との摩擦を緩和するため、前記中子体340の棒状部材348a〜348gをフッ素樹脂シート350’の収容体350にて個々に被覆するか又は中子体340の全部又は一部(基端部が好ましい)を被覆することが好ましい。収容体350は、着脱・交換が容易であると共に、立体形状の中子体340に対しての使用に好適である。
このアラミド繊維フッ素樹脂シート350’の母材を構成するアラミド(全芳香族ポリアミド)は耐熱性に優れ、高強度、高ヤング率であるため強化材としても使用されており、図25の通り、このアラミド繊維の織布を母材とする該フッ素樹脂シート350’は、立体形状である中子体340に取り付けて使用するに適した柔軟性と耐屈曲特性を有すると共に、高い引張り強さを備えることから長期間の使用にも耐え得るものとなっている。
該アラミド繊維フッ素樹脂シート350’に用いられるフッ素樹脂としては、ポリ四フッ化エチレン(テフロン(登録商標)TFE;デュポン社)、フッ化エチレンープロピレンコポリマ(テフロン(登録商標)FEP)、ポリ三フッ化塩化エチレン(テフロン(登録商標)CTFE)、ポリフッ化ビニリデン(テフロン(登録商標)VdF)等が挙げられる。
尚、本実施形態にあっては、前記アラミド繊維フッ素樹脂シート350’として、本多産業(株)製のライナーベルト用フッ素樹脂コーティングシート「マックスライナーベルト」(HAS−P506)を用いている。
前記アラミド繊維フッ素樹脂シート350’の収容体350による被覆は、押出し生地379との摩擦を緩和すべく、前記各棒状部材348a〜348gのうち、少なくとも押出し生地379の押出方向上流側端部において行なうが、各棒状部材348a〜348g全体に対して行なってもよく、本実施形態にあっては、溶融部321a内における各棒状部材348a〜348g全体について被覆する。
前記アラミド繊維フッ素樹脂シート350’は、柔軟性と耐屈曲特性を有するため、これを縫着、接着等して接合することによって、一例として図24に示すような袋状体353の収容体350を形成することができる。
アラミド繊椎フッ素樹脂シート350’の袋状体353は、例えば図24(A)〜図24(C)に示すように、一枚の略矩形状のアラミド繊維フッ素樹脂シート350,の長辺b,dを、向かい合う短辺a,cが重なり合うよう中央X−X線で折り返し、この折り返しにより辺b及び辺dがX−X線を中心に二分されることによりそれぞれ形成された辺b’と辺b’’,辺d’と辺d’’とを、それぞれ図24(B)に破線で示す縫着線に沿って縫着した後、縫い目が内側となるよう裏返すことによって形成することができる。
尚、前述の形成法に代えて、図24(A)のX−X線において分割されている二枚の略矩形状のシートを使用してもよく、この場合には辺aと辺cを除く3辺を同様に縫着する。
前記各棒状部材348a〜348gの形状に対応する、一辺の開口した袋状体353の収容体350を形成し、この袋状体353を成形ダイ310の入口側から押出し生地379の押出方向に向かって中子体340の各棒状部材348a〜348gへ被せることにより、前記各棒状部材348a〜348gをアラミド繊維フッ素樹脂シート350’の収容体350で被覆することができる。
本実施形態の中子体340は各棒状部材348a〜348gが独立して形成されているため、従来の結合部345を有する中子体340と比較して、前記フッ素樹脂シート350’の収容体350による被覆を個々に行なうことが可能となると共に、その着脱も容易となる。
また、前記フッ素樹脂シート350’の袋状体353の長さを変更することにより、各棒状部材348a〜348gを被覆する長さを容易に調整することができる。
本実施形態にあっては、前記アラミド繊維フッ素樹脂シート350’の袋状体353の収容体350が被覆するのは溶融部321a内における棒状部材348a〜348gであって、押出し生地379は該溶融部321aにおいては冷却されず溶融状態を維持しているため、押出し生地379と接触する袋状体353の表面がこの縫い目により多少凹凸を有していても、この凹凸は最終的に得られる中空木質合成材329の形状に影響を与えない。
尚、前記各棒状部材348a〜348gと一体的に形成されて成る基部344の側面についても、前記アラミド繊維フッ素樹脂シート350’の収容体350を被覆してもよい。これにより、基部344平面の略流線形状と相侯って押出し生地379を抵抗無く流動させることができる。
次に変更形態の中子体440及びアラミド繊維フッ素樹脂シート450’を図27乃至図30を参照し説明する。対応する構成要素は400番台とし、共通する構成は説明を援用する。
中子体440のように、各棒状部材448a〜448gを成形ダイ410の溶融部421a内で結合する結合部445が設けられている場合には、棒状部材448a〜448g間に形成される間隙446の上流がこの結合部445において閉ざされているため、この結合部445の存在が、中空木質合成材329の仕切板329cを形成する間隙446に対し押出し生地379が導入される際の妨げと成ると共に、押出し生地379の流路面積を狭め、押出し生地379の流れに抵抗を与えるものとなっている。
本変更形態にあっては図27及び図28に示すように、棒状部材448a〜448gを成形ダイ410の溶融部421b内においてこれら棒状部材448a〜448gと一体的に形成された結合部445により結合しており、中子体440は、この結合部445及び棒状部材448a〜448gより全体として略櫛歯状に形成されている。
本変更形態にあっては、棒状部材448a〜448gを結合して成る中子体440の結合部445は、ブロック状であり、結合部445の押出し生地379の押出方向上流側端部は、平面において両角部が丸められており、且つ、縦断面において半円弧状に膨出した全体として丸みを帯びた形状に形成され、押出し生地379との間に生じる摩擦抵抗を緩和するよう形成されている。
また、前記結合部445は、押出し生地379の押出方向下流において棒状部材448a〜448g間に形成される間隙446に至る傾斜部445aを有しており、該傾斜部445aは、図28に示すように、縦断面において徐々に幅を狭めるテーパー状を成し、押出し生地379が棒状部材448a〜448g間に形成される間隙446へ流動しやすいよう形成されている。
また、図28に示すように中子体440は、成形ダイ410入口側の前記結合部445において成形ダイ410の溶融部421aの上下内壁に固着された基部444と一体的に形成されており、前記基部444は、溶融部421aを流れる押出し生地379が抵抗無く流れるよう、平面において流線形に形成されている。
アラミド繊維フッ素樹脂シート450’の収容体450により、中子体440全体を被覆しても良いが、溶融部421a内に位置する中子体440の少なくとも一部分に対して被覆され、結合部445に対して被覆される。
アラミド繊維フッ素樹脂シート450’は、その柔軟性と耐屈曲特性により一例として図29に示すように、これを縫着等、または接着剤にて接着する等して接合することにより袋状体453の収容体450を形成することもでき、結合部445の形状に対応する、一辺の開口した袋状体453を形成し、この袋状体453を成形ダイ410の入口側から押出し生地379の押出方向に向かって中子体440の端部又は結合部445へ被せることにより、中子体440をアラミド繊維フッ素樹脂シート450’の収容体450で被覆することができる。
アラミド繊維フッ素樹脂シート450’の袋状体453は、例えば図29(A)〜図29(C)に示すように、一枚の略矩形状等のアラミド繊維フッ素樹脂シート450’の長辺b,dを、向かい合う短辺a,cが重なりあうよう中央x−x線で折り返し、この折り返しにより辺b及び辺dがx−x銭を中心に二分されることにより夫々形成された辺b’と辺b’’,辺d’と辺d’’とを、それぞれ図29(B)に破線で示す縫着線にそって縫着した後、縫い目が内側となるように折り返すことによって形成することができる。
図29に示す通り、アラミド繊維フッ素樹脂シート450’の袋状体453が、図28の結合部445に形成された傾斜部445aの形成位置をも被覆可能なサイズに形成されている場合には、このうち、傾斜部445aに対応する部分については、切り取ることにより傾斜部445aを袋状体453より露出させ、または、切り込みを入れる等して傾斜部445aの形状に沿わせるなどして、傾斜部445aの傾斜形状を維持できるようにする。
図30に示すように、アラミド繊維フッ素樹脂シート450’を縫着、または接着剤にて接着等して接合することにより、棒状部材448a〜448gの形成本数に対応して一端開口が複数股(図示の例では14股454a〜454g)に分岐された筒状体454の収容体450を形成し、この筒状体454を成形ダイ出口側の棒状部材448a〜448g先端から押出し生地379の押出方向とは逆方向に成形ダイ310入口側に向かって被せることにより、中子体440のうち、棒状部材448a〜448gの少なくとも端部寄りの端部をアラミド繊維フッ素樹脂シート450’の収容体450で被覆することもできる。
アラミド繊維フッ素樹脂シート450’の筒状体454は、例えば図30(A)〜図30(C)に示すように、棒状部材448a〜448g間に形成される間隙446の幅を二等分する線に対応して、一辺aに対し直交方向を成す切り込み452が設けられた二枚の矩形状アラミド繊維フッ素樹脂シート450’,450’を重ね合わせ、この切り込み452に対して平行方向を成す2辺b,dと、切り込み352を挟んでその両側において前記二枚のアラミド繊維フッ素樹脂シート450’,450’を図30(B)中に破線で示す縫着線に沿って縫着した後、縫い目が内側となるよう裏返すことによって形成することができる。
尚、前述の形成法に代えて、図29(A)のx−x線において分割されている二枚の略矩形状のシートを使用してもよく、この場合には辺aと辺cを除く3辺を同様に縫着する。
アラミド繊維フッ素樹脂シート450’の筒状体454の収容体450を用いれば、中子体440の端部のみならず、各棒状部材448a〜448gについても効果的に被覆することができ、また、筒状体454となるアラミド繊維フッ素樹脂シート450’に形成する切り込み452の長さを変更することにより、各棒状部材448a〜448gを被覆する長さを容易に調整することができる。
尚、アラミド繊維フッ素樹脂シート450’の筒状体454の収容体450により中子体440を被覆する場合には、この筒状体454は2枚のアラミド繊維フッ素樹脂シート450’,450’の辺a,a間に開口が形成され、この開口が押出し生地379の押出し方向上流に向かって開放しているため、中子体440への被覆後は、該開口を成す辺a,aを共に下流側に折り返して端部の上面又は下面に留める等して、押出し生地379がアラミド繊維フッ素樹脂シート450’の収容体450内に入らないようにする。
尚、アラミド繊維フッ素樹脂シート450’の袋状体453及び筒状体454を縫着して両者を一体に収容体450として形成してもよい。
前述の押出成形装置301を使用し、表1に示すように、実施例として、成形ダイ310内壁面にアラミド繊維フッ素樹脂シートを貼設し、中子体440を前記アラミド繊維フッ素樹脂シート450’の袋状体453(図29(C)参照)の収容体450で被覆した場合(実施例1)と、実施例1で中子体440に被覆した袋状体453の収容体450に代えて、アラミド繊維フッ素樹脂シート450’の筒状体454(図30(C)参照)の収容体450で中子体440を被覆した場合(実施例2)、及び、比較例として、成形ダイ310内壁面にアラミド繊維フッ素樹脂シートを貼設し、中子体340には直接フッ素樹脂をコーティングした場合(比較例1、比較例3)と、比較例1で成形ダイ310内壁面に貼設したアラミド繊維フッ素樹脂シートに代え、ガラス繊維フッ素樹脂シートを成形ダイ310内壁面に貼設した場合(比較例2、比較例4)の成形結果について比較した。
Figure 2005220557
※アラミド繊維フッ素樹脂シート…HAS,ガラス繊維フッ素樹脂シート…HGS
上記実施例の成形結果を示すと次のようになる。
スクリュー回転速度が50r.p.m.の場合、成形速度が4.92M/H、吐出量が81.0Kg/H、生地圧力が4.0Mpaとなる。
スクリュー回転速度が40r.p.m.の場合、成形速度が4.02M/H、吐出量が60.3Kg/H、生地圧力が3.0Mpaとなる。
中子体440にフッ素樹脂を直接コーティングした場合(比較例1)と、アラミド繊維フッ素樹脂シート450’の収容体450で被覆した場合(実施例1及び実施例2)を比較すると、成形速度についてはそれほど差がなく、また、アラミド繊維フッ素樹脂シートが貼設された成形ダイ310内壁と接触して成形される中空木質合成材329の板部分についても、両者に目立った外観の差異はみられなかった。
しかし、中空木質合成材329の仕切板430部分については、外観の差異が著しく、比較例1の場合には仕切板430表面が十分に平坦とならず、窪み等の成形不良が生じることが確認された(図23参照)。また、押出機370から成形ダイ310内に押し出される押出し生地379の圧力を測定した「生地圧力」についても、比較例1が最も高い数値を示す。
このことから、中子体440がフッ素樹脂で直接コーティングされている比較例1にあっては、押出し生地379は成形ダイ310の入口側では高圧力であるにも拘わらず、成形ダイ310内の成形部位においては中子体440の棒状部材間348a〜348gに形成される間隙346内に押出し生地379を十分に導入し得る程、圧力が高まっていないことが判る。このような現象は、未だ押出し生地379と中子体440との間に生じる摩擦抵抗が大きく、成形ダイ310の入口付近における押出し生地379がいわば栓のような役目をしているため、押出機370からの吐出圧力が効率的に成形ダイ310内の生地圧力を上昇し得ないためと考えられる。
これに対し、中子体440をフッ素樹脂シート450’の収容体450で被覆している実施例1及び実施例2にあっては、比較例1のような成形不良は確認できず、仕切板329c部分においても綺麗な外観を呈する中空木質合成材329が得られた。このことから、実施例1及び実施例2にあっては、押出し生地379と中子体340との間の摩擦抵抗が比較例1に比べて十分に低減されていると考えられる。
以上より、中子体440には、フッ素樹脂を直接コーティングするよりも、フッ素樹脂シート450’の収容体450で被覆するほうが、好ましい成形結果を得られるということが確認できた。
また、中子体440を被覆するフッ素樹脂シート450’の収容体450を、袋状体453とする場合(実施例1)と、筒状体454とする場合(実施例2)について比較すると、実施例2は、実施例1に比較してさらに生地圧力が低く、成形ダイ310の入口側で掛けられた圧力が、効率良く成形ダイ310の内部にまで伝わっていることが判る。これは、実施例2で使用したアラミド繊維フッ素樹脂シート450’の筒状体454が、中子体440の結合部445のみならず棒状部材448a〜448gの上流側端部までもアラミド繊維フッ素樹脂シート450’の収容体450で被覆可能な形状に形成されているために、実施例1のものと比較して中子体440と押出し生地379との摩擦を更に軽減することができ、押出し生地379の流動がより滑らかとなるためと考えられる。このように、実施例2にあっては、成形ダイ310の入口側で加えられた圧力を、より効率よく成形ダイ310の成形部位に対して伝えることができることから、同じスクリュ371の回転数において、実施例1に比較して成形速度(引取速度)を上昇させた場合でも成形ダイ310内の生地圧力の低下を推持でき、より効率的に中空木質合成材329を製造することが可能となる。
成形ダイ310内壁面にアラミド繊維フッ素樹脂シートを貼設した場合(比較例1及び比較例3)と、ガラス繊維フッ素樹脂シートを貼設した場合(比較例2及び比較例4)では、成形速度については、同一のスクリュ回転数で比較すると両者に目立った差異は見られず(比較例1:2、比較例3:4)、また、両者とも、スクリュ回転数が40(rpm)(比較例3、比較例4)から50(rpm)(比較例1、比較例2)へと上昇するのに伴い、吐出量及び成形速度が上昇していることがわかる。
しかし、中空木質合成材329の外観については、比較例4では、中空木質合成材329の板部分に歪み等の成形不良が生じる場合があり、また、スクリュ回転数を50(rpm)とする比較例2においては、吐出量、成形速度の上昇に伴い、比較例4よりもこの現象が著しいものとなった。よって、成形ダイ310内壁面にガラス繊維フッ素樹脂シートを貼設した場合にあっては、スクリュ回転数が40(rpm)を超えたあたりから中空木質合成材329の品質に劣化が生じ、スクリュ回転数を高めると、それに伴い劣化の度合いも大きくなるといえる。
これに対し、比較例1及び比較例3では、中空木質合成材329の板部分については綺麗な外観を呈する中空木質合成材329を成形することができた。このことから、成形ダイ310内壁面にアラミド繊維フッ素樹脂シートを貼設した場合にあっては、スクリュ回転数が40(rpm)また50(rpm)を超えても、上記のような成形不良が生じることはなく、中空木質合成材329の品質に劣化が生じないといえる。
以上より、中空木質合成材329の板部分の成形の観点からは、成形ダイ310の内壁面に対してフッ素樹脂シートを貼設することが好ましく、また、貼設するフッ素樹脂シートとしては、成形不良等の品質の劣化を生じさせることなく成形速度の向上が可能であるという点において、ガラス繊維フッ素樹脂シートに比較してアラミド繊維フッ素樹脂シート350’を用いることがより好ましいことが確認できた。
また、中子体340にフッ素樹脂を直接コーティングしたこれらの比較例1〜4にあっては、全てにおいて中空木質合成材329の仕切板部分430(図23参照)の成形不良が見られた。このことから、成形速度を向上させ、且つ板部分及び仕切板部分の双方について成形不良の生じていない中空木質合成材を製造するためには、中子体440をアラミド繊維フッ素樹脂シート450’の収容体450で被覆すると共に、成形ダイ310の内壁にアラミド繊維フッ素樹脂シート450’を貼設した実施例1及び実施例2の実験装置が最も適していることが確認できた。
また、上記ログハウス型構造物用構成部材の原材料となる中空木質合成材は、次に挙げる数々の特徴を備える。
優れた曲げ合成を備えている(MDFの約2倍)。伸縮が少ない。アルミ並みの寸法安定性がある。表面硬度が固い(木材の約5倍、耐磨耗性はレッドシダーの約7倍)。木ねじ保持力が木材より優れている(パーティクルボードの約4倍、MDFの約5倍)。水に強くて腐らない(水に30日間つけても3%程度しか吸水しない)。耐熱性がよい(120℃の高温でも軟化しない)。屋外に長期間置いても割れたりしない(−30℃での低温にも耐えられる)。虫が食わない。カビない。天然木の感触がある。木粉を大量に含むので加工も簡単である。彫刻加工が自由である。パーティクルボード、MDF、合板など従来の建築材料などに含まれる接着剤(ホルムアルデヒド)の害が無い。独特の木質感、自然感を出すことができ、自然木と見分けが付かない落ち着いた深みのある外観であり、光反射が少なく、高級感が演出できる。着色も自在であり、ブラック、グリーン、レッド等、種々の美しく素晴らしい趣のある色感を出せる。ムク板状を中空形状にして軽量化することができる。低コストで生産できる。何度でもリサイクルできる。
尚、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲に於て、改変等を加えることが出来るものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれることとなる。
本発明実施形態1のログハウス型構造物1の全体斜視図である。 実施形態1の木質合成材2によるログハウス型構造物壁面の組立方法を示す説明図である。 実施形態1の木質合成材2による交差嵌合構造を示す斜視図である。 実施形態1の木質合成材2による交差嵌合構造の分解斜視図である。 実施形態1の木質合成材2の断面斜視図である。 実施形態2の木質合成材2による交差嵌合構造を示す斜視図である。 実施形態2の木質合成材2による交差嵌合構造の分解斜視図である。 実施形態2の木質合成材2の断面斜視図である。 実施形態3の木質合成材2による交差嵌合構造を示す斜視図である。 実施形態3の木質合成材2による交差嵌合構造の分解斜視図である。 実施形態3の木質合成材2の断面斜視図である。 中空木質合成材195に発泡体189を充填している断面図である。 本発明の実施形態に適用される押出成形装置301の押出機370の一部断面図である。 本発明の実施形態に適用される押出成形装置301の連結手段及び成形ダイ310の一部断面図である。 (a)はフランジ317の正面図、(b)はフランジ317の平面図、(c)はフランジ317の側面図、(d)はフランジ317の流入口316の詳細図である。 (a)は成形ダイ310(金型)平面図、(b)は成形ダイ310(金型)の正面図、(c)は成形ダイ310(金型)の側面である。 (a)はプレート311の平面図、(b)はプレート311の正面図、(c)はプレート311の側面図である。 押出成形装置301の成形ダイ310の内部を説明する平面図である。 (a)はスペーサ324の背面図、(b)は同平面図、(c)は同左側面図、(d)は同正面図である。 (a)は断熱板326の平面図、(b)は断熱板326の正面図である。 (a)は補強板327の平面図、(b)は補強板327の正面図である。 (a)は棒状部材348a〜348gの平面/正面図、(b)は棒状部材348aの側面断面図、(c)は棒状部材348hの側面図である。 成形不良の中空木質合成材329の断面図である。 本発明の実施形態に適用されるアラミド繊維フッ素樹脂シートの袋状体の収容体の形成方法を示した図であり、(A)は略矩形状のアラミド繊維フッ素樹脂シート、(B)は(A)のシートを中央X−X線で折り返し縫着した状態、(C)は(B)のシートを裏返すことにより形成された袋状体を示す。 (a)はアラミド繊維フッ素樹脂シート350’の平面図、(b)はアラミド繊維フッ素樹脂シート350’のXXVIIB−XXVIIB断面図である。 中空木質合成材329の正面図である。 別形態の押出成形装置の成形ダイ410の平面断面図である。 別形態の中子体440の一部縦断面図である。 別形態のアラミド繊維フッ素樹脂シート450’の収容体450(袋状体453)の形成方法を示した図 であり、(A)は略矩形状のアラミド繊維フッ素樹脂シート450’、(B)は(A)のシート450’を中央x−x線で折り返し縫着した状態、(C)は(B)のシート450’を裏返すことにより形成された袋状体453の収容体を示す。 別形態のアラミド繊維フッ素樹脂シート450’の収容体450(筒状体454)の形成方法を示した図であり、(A)は切り込み452が設けられた2枚の略矩形状のアラミド繊維フッ素樹脂シート450’、(B)は(A)のシート450’を重ね合わせて縫着した状態、(C)は(B)のシート450’を裏返すことにより形成された筒状体454の収容体を示す。
符号の説明
1…ログハウス型構造物 2…木質合成材 3…屋根部
4…扉部 5…窓部 6…交差嵌合部 7…溝部
8…突条部 9…ウレタン発泡材 10…仕切板
51…発泡コンクリート 112…空洞 133…木材
154…発泡スチロール 175…中空木質合成材 196…注入管
217…Cチャンネル 218…天井方向 219…床方向
301…押出し成形装置 310…成形ダイ 313…流入口(押出しダイの)
314…ヒータ 315…射出口(押出しダイの)
316…流入口(フランジの) 317…フランジ
318…射出口(フランジの) 319…押出しダイ
321a…溶融部 321b…徐冷部 322…成形室
325…冷却管 329…中空木質合成材
329c…仕切板 331…ローラ
331a…駆動ローラ 333…無端ベルト 340…中子体
341…導入路 342…流路 343…断熱材
344…基部 345a…傾斜部
346…間隙 348…分割部 348a〜348g…棒状部材
350…フッ素樹脂シートの収容体
450’…(アラミド繊維)フッ素樹脂シート 452…切り込み
453…袋状体の収容体 454…筒状体の収容体
454a〜454c…開口 370…押出し機 371…スクリュ
372…ギヤ減速機 373…ホッパ 374…バレル
375…バンドヒータ 376…スクリーン 379…押出し生地

Claims (6)

  1. 複数の仕切板で分割された中空部を有する本体部と、
    該本体部の上端面に長手方向に伸びる突条部と、
    該突条部に対向する下端面に長手方向に伸びる溝部と、
    前記本体部両端に交差部分を嵌合する凹みを有する交差嵌合部と、
    を有する一体的に押出し成形された複数の木質合成材を有し、
    前記交差嵌合部同士を嵌合させ、前記突条部と溝部とを凹凸嵌合させ、前記木質合成材を交互に交差させて積み重ねることで壁体を構成し、
    前記仕切板は、中心中空部を囲むように複数の周囲中空部が形成されるよう、横方向仕切板と縦方向仕切板とを互いに連結させながら前記本体部と一体に長手方向に形成し、
    少なくとも該中心中空部を区画する仕切板を残存させるよう、上方及び下方にある前記本体部板を除去することにより前記凹みを形成することを特徴とするログハウス型構造物。
  2. 本体部と、
    該本体部の上端面の長手方向に伸びる突条部と、
    該突条部に対向する下端面の長手方向に伸びる溝部と、
    前記木質合成材の両端に形成され交差部分を嵌合する交差嵌合部と、
    前記本体部の内部の仕切板によって仕切られる中空部と、
    を有し、押出し成形される中空木質合成材であって、
    前記仕切板は、中心中空部を囲むように複数の周囲中空部が形成されるよう、横方向仕切板と縦方向仕切板とを互いに連結させながら前記本体部と一体に長手方向に形成し、
    少なくとも該中心中空部を区画する仕切板を残存させるよう、上方及び下方にある前記本体部を除去することにより前記凹みを形成し、
    前記交差嵌合部の深さが、前記中心中空部を区画する前記仕切板までとすることを特徴とするログハウス型構造物用構成部材。
  3. 請求項2記載のログハウス型構造物用構成部材において、
    少なくとも前記中心中空部を区画する仕切板を残存させるよう、前記除去された上下の凹みから連続する、前記中心中空部を区画する仕切板の左右にある前記本体部をも除去することにより、前記中心中空部を区画する仕切板の周囲にある本体部を除去することを特徴とするログハウス型構造物用構成部材。
  4. 複数の仕切板で分割された中空部を有する本体部と、
    該本体部の上端面に長手方向に伸びる突条部と、
    該突条部に対向する下端面に長手方向に伸びる溝部と、
    前記本体部両端に交差部分を嵌合する凹みを有する交差嵌合部と、
    を有する一体的に押出し成形された複数の木質合成材を有し、
    前記交差嵌合部同士を嵌合させ、前記突条部と溝部とを凹凸嵌合させ、前記木質合成材を交互に交差させて積み重ねることで壁体を構成し、
    前記突条部と前記溝部以外の部分の本体部の上下面同士を当接させる一方、前記溝部と前記突条部との間に間隙を形成することを特徴とするログハウス型構造物。
  5. 本体部と、
    該本体部の上端面の長手方向に伸びる突条部と、
    該突条部に対向する下端面の長手方向に伸びる溝部と、
    前記木質合成材の両端に形成され交差部分を嵌合する交差嵌合部と、
    前記本体部の内部の仕切板によって仕切られる中空部と、
    を有し、押出し成形される中空木質合成材であって、
    前記仕切板は、横方向仕切板と縦方向仕切板とを互いに連結させながら前記本体部と一体に長手方向に形成し、中心中空部を囲むように複数の周囲中空部が形成され、
    前記突条部の高さが前記溝部の深さよりも小さく設定されていることを特徴とするログハウス型構造物用構成部材。
  6. 請求項2、3又は5記載のログハウス型構造物用構成部材において、
    前記中空部に発泡充填材又は補強材を充填又は挿入することによって、
    前記木質合成材の建材としての特性を変更できることを特徴とするログハウス型構造物用構成部材。
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