JP2005220546A - シャワフック - Google Patents

Abstract

【課題】 安定性よくシャワヘッドを保持することができるシャワフックを提供すること。
【解決手段】 シャワヘッド１を挟持する一対の側壁部５を備え、各側壁部５の前端部内側に、シャワヘッド１に当接する突出部分１０を設けてある。
【選択図】 図１

Description

この発明は、例えば浴室やシャワルーム等の壁に配置され、シャワヘッドを着脱自在に保持するシャワフックに関する。

例えば浴室やシャワルーム等に設置されるシャワフックとして、図４（Ａ）に示すように、シャワヘッド３１を着脱自在に挟持する一対の側壁部３２を備えたものがある。すなわち、一対の側壁部３２に対してシャワヘッド３１をその上方から降ろすことにより、シャワヘッド３１を一対の側壁部３２に保持させることができ、この状態のシャワヘッド３１を上方に持ち上げれば、シャワヘッド３１を側壁部３２から取り外すことができるように構成されている。

しかし、上記従来のシャワフックでは、シャワフックに保持させた状態のシャワヘッド３１から吐水を行ったときに、その吐水の反動により、シャワヘッド３１が図４（Ｂ）に示すように持ち上がり、場合によっては図４（Ｃ）に示すようにシャワフックから外れてしまうおそれがあった。

この発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、安定性よくシャワヘッドを保持することができるシャワフックを提供することである。

上記目的を達成するために、この発明のシャワフックは、シャワヘッドを挟持する一対の側壁部を備え、各側壁部の前端部内側に、シャワヘッドに当接する突出部分を設けてある（請求項１）。

前記一対の側壁部の後端側にフック本体が連設されており、このフック本体に、シャワヘッドに当接する高摩擦部分を設けてあることが望ましい（請求項２）。

請求項１に係るシャワフックでは、このシャワフックにシャワヘッドを保持させた状態でシャワヘッドから吐水したときに、この吐水の反動によりシャワヘッドが持ち上がることを前記突出部分により確実に防止することができるので、シャワヘッドが安定性よく保持されることになる。

請求項２に係るシャワフックでは、シャワヘッドに当接してその動きを抑える高摩擦部分を設けているので、請求項１が奏する効果をより高めることができる。

図１〜図３は、この発明の一実施例を示し、図１および図２は、この発明の一実施例に係るシャワフックの構成を概略的に示す説明図および縦断面図、図３（Ａ）および（Ｂ）は、図２のＸ−Ｘ線断面図およびＹ−Ｙ線断面図である。まず、図１において、１はシャワヘッドで、その下端部にはシャワホース２が接続される接続部３が設けられている。

４は前記シャワヘッド１を保持するシャワフックで、浴室やシャワルームなどの壁面（図示していない）に取り付けられる。そして、このシャワフック４は、シャワヘッド１を挟持する一対の側壁部５と、前記一対の側壁部５の後端側に連設されたフック本体６とを備えている。

前記一対の側壁部５の前端部間には、シャワホース２を前後方向に通過させることができる隙間７が設けられている。

前記フック本体６には、シャワヘッド１に当接する高摩擦部分８が設けられている。この高摩擦部分８は、例えばゴムなどの合成樹脂よりなり、その前面部には、上下方向に延びる溝９を複数有している。また、高摩擦部分８の前面部は、図２に示すように、上下方向において中央ほど後方に位置する形状となっている。

ここまでの構成は、従来のシャワフックと何ら変わるところがない。そして、この実施の形態のシャワフックは、各側壁部５の前端部内側に、シャワヘッド１に当接する突出部分１０を設けてあるという構成を有する点に特徴がある。

詳しくは、各側壁部５の前端部の外側面から内側面に向けて、前後方向に延びる平滑面１１が形成されている一方、側壁部５の内側面には上下方向に間隔をあけて二つの段部１２，１３が設けられている。そして、前記平滑面１１の後端と段部１２，１３とのそれぞれ交わる部分に前記突出部分１０が形成されている。この実施例では、各側壁部５の前端部の内側面において、上下方向の二箇所に前記突出部分１０が設けられており、また、平滑面１１の後端における二つの突出部分１０の間の部分１１ａは、図２に示すように、突出部分１０よりも若干凹んでいる。

また、図２に示すように、側壁部５の内側面において段部１２よりも上側の部分１４および段部１２と段部１３の間の部分１５は、それぞれ下向きのテーパ面となっており、また、段部１３よりも下側の部分１６は、上向きのテーパ面となっている。

上記の構成からなるシャワフック４にシャワヘッド１を保持させるには、シャワホース２を隙間７にその外側（前側）から内側（後側）に向けて通した後、接続部３を一対の側壁部５間にその上方から進入させるだけでよい。

そして、シャワフック４にシャワヘッド１を保持させた状態でこのシャワヘッド１から吐水すると、その吐水の反動により、シャワヘッド１には図１において符号Ｆで示す力がかかる。しかし、このとき、前記力Ｆは、図２および図３（Ａ）に示すように、シャワヘッド１の接続部３の上部背面が高摩擦部分８に当接する力Ｇと、図２および図３（Ｂ）に示すように、接続部３の下部前面が突出部分１０に当接する力Ｈとに変換され、前記力Ｆがシャワヘッド１を上方に持ち上げる力には変換されないので、シャワヘッド１がシャワフック４から抜けることが確実に防止される。

また、シャワフック４に保持させたシャワヘッド１をシャワフック４から取り外すには、シャワヘッド１を上方に持ち上げた後、シャワホース３を隙間７にその内側（後側）から外側（前側）に向けて通すだけでよい。

本発明の一実施例に係るシャワフックの構成を概略的に示す説明図である。 前記シャワフックの構成を概略的に示す縦断面図である。 （Ａ）および（Ｂ）は、図２のＸ−Ｘ線断面図およびＹ−Ｙ線断面図である。 （Ａ）〜（Ｃ）は、従来のシャワフックの構成を概略的に示す説明図である。

符号の説明

１ シャワヘッド
５ 側壁部
６ フック本体
８ 高摩擦部分
１０ 突出部分

Claims (2)

1. シャワヘッドを挟持する一対の側壁部を備え、各側壁部の前端部内側に、シャワヘッドに当接する突出部分を設けてあることを特徴とするシャワフック。
2. 前記一対の側壁部の後端側にフック本体が連設されており、このフック本体に、シャワヘッドに当接する高摩擦部分を設けてある請求項１に記載のシャワフック。

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