JP2005220227A - バイオディーゼル燃料およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、バイオディーゼル燃料規格に適合したバイオディーゼル燃料およびその製造方法を提供することである。
【解決手段】本発明は、少なくとも2種の異なった油種から得られる脂肪酸アルキルエステルを少なくとも2種含む、バイオディーゼル燃料規格に適合するバイオディーゼル燃料を提供する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、バイオディーゼル燃料規格に適合するバイオディーゼル燃料、およびその製造方法に関する。
バイオディーゼル燃料とは、一般に植物油をメチルエステル化という化学変換をさせ、ディーゼル機関用燃料としたものである。化学構造内に酸素を含む含酸素燃料であり、硫黄分をほとんど含まないことから黒煙等の有害排気ガスの排出が少ない。また植物由来であることから京都議定書に示された規定上、二酸化炭素の排出がゼロカウントとされる。
このようなことから、環境負荷の少ない軽油代替燃料として注目されており、欧米では既に規格、法制度も整備され、大豆や菜種油から年間250万トン以上生産され使用されている。一方日本では、5000トン/年程度が廃食油から製造されており地方自治体等限定されて使用されている。日本では未だ、規格等が整備されていないが、本年度から経済産業省を中心に、バイオエタノール、バイオディーゼル燃料の規格化が検討され始めた。
一方、油脂類の主成分であるモノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリドをアルキルアルコールとエステル交換反応させることによって、脂肪酸アルキルエステルが得られることは以前から知られている。また遊離脂肪酸とアルキルアルコールとのエステル化反応によって脂肪酸アルキルエステルが得られることも知られている(例えば、非特許文献1を参照)。またこの反応を利用して、油脂類からバイオディーゼル燃料油を製造する技術についてもこれまで様々検討されてきた(例えば、特許文献1〜4等を参照)。
特開2002−167356号公報 特開2002−294277号公報 特開2000−44984号公報 特開2000−109883号公報 「有機化学ハンドブック」技報堂出版、1988、p1407〜p1409
しかしながら、上述の方法においては、エステル化の効率を向上させ、不純物がなるべく残存しないようにする工夫は試みられているものの、脂肪酸類の本来の物理的性質に由来する規格項目については一切触れられていない。例えば、パーム油から上述の方法によってバイオディーゼル燃料を製造した場合、流動点が高くなりすぎ、バイオディーゼルとして好ましくない。またひまわり油から製造されたバイオディーゼル燃料は、流動点は規格に適合するが、ヨウ素価が高く、酸化安定性が不適合となる。このように各油種の持つ特性によってバイオディーゼル規格項目に適合しないという問題が生じている。
今後のバイオディーゼル燃料の普及に伴い世界的な需要が増大すると考えられるが、上述の廃食油、パーム油および動物性油脂を原材料として使用すれば、製造されたバイオディーゼル燃料が規格に適合しない場合が頻出することになる。
そこで、本発明は、バイオディーゼル燃料規格に適合し、バイオディーゼル燃料として好適に使用することができる燃料、およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも2種の異なった油種を一定の基準に沿って混合して得られる、バイオディーゼル燃料の重要な規格項目に適合した燃料、およびそのバイオディーゼル燃料の製造方法を提供することにより、前記目的を達成したものである。
この場合、エステル化反応における低級アルコールをメチルアルコールからエチルアルコール、プロピルアルコールなどに変更したり、あるいは混合物への添加剤の添加などのよる方法も含まれる。
即ち、本発明は、〔1〕少なくとも2種の異なった油種から得られる脂肪酸アルキルエステルを少なくとも2種含む、バイオディーゼル燃料規格に適合するバイオディーゼル燃料;〔2〕前記少なくとも2種の異なった油種が、混合油種から得られる廃食油を含む、上記〔1〕に記載のバイオディーゼル燃料;〔3〕前記油種が、遊離脂肪酸、モノグリセリドおよびジグリセリドの少なくとも1種を含む、上記〔1〕または〔2〕に記載のバイオディーゼル燃料;〔4〕前記脂肪酸アルキルエステルとして、脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル、脂肪酸ノルマルプロピルエステル、脂肪酸イソプロピルエステル、脂肪酸ノルマルブチルエステルおよび脂肪酸イソブチルエステルからなる群から選択される2種以上の脂肪酸アルキルエステルを含む、上記〔1〕から〔3〕のいずれか1項に記載のバイオディーゼル燃料;〔5〕前記脂肪酸アルキルエステルとして、少なくとも脂肪酸メチルエステルを含む、上記〔1〕から〔3〕のいずれか1項に記載のバイオディーゼル燃料;〔6〕一種以上の添加剤をさらに含む、上記〔1〕から〔5〕のいずれか1項に記載のバイオディーゼル燃料;〔7〕ヨウ素価が50以下であり、脂肪酸アルキルエステルの平均分子量が275以下である、上記〔1〕〜〔6〕のいずれか1項に記載のバイオディーゼル燃料;〔8〕下記式(1)および(2)により求められるヨウ素価(TIV)および流動点(TPP)が、バイオディーゼル燃料規格に適合するように調整することを含む、請求項1から7のいずれか1項に記載のバイオディーゼル燃料の製造方法。
TIV=aIV1+bIV2+cIV3+… ……………………………………………(1)
TPP=0.52xMn−0.68xTIV−106+(40xl)−(2.5xm)−(7.Oxn)−(5.5xz) …(2)
(式(1)において、TIV:混合油ヨウ素価、aIV1、bIV2、cIV3…:混合百分率(a, b, c…)×油種1、2、3…のヨウ素価、式(2)において、TPP:混合して得られるバイオディーゼル燃料の流動点、Mn:脂肪酸アルキルエステルにおける脂肪酸部の平均分子量(RCOOH)(一定の関数をもって、ケン化価で置き換えることも可能)、1:脂肪酸部位における二重結合トランス体含有率、m:エチルエステル含有率、n:ノルマルおよびイソプロピルエステル含有率、z:ノルマルおよびイソブチルエステル含有率、をそれぞれ表す);〔9〕下記式(3)で求められる95%留出温度(BP)が、バイオディーゼル燃料規格に適合するように調整することを含む、上記〔1〕から〔7〕のいずれか1項に記載のバイオディーゼル燃料の製造方法。
BP=(0.357xMT+243.6)x(1+USV) ………………………………………………(3)
(式(3)において、BP:95%留出温度、MT:脂肪酸アルキルエステルの平均分子量(RCOOR)、USV:リノレン酸以上の高度不飽和脂肪酸アルキルエステルの含有率、を表す。)〔10〕上記〔8〕または〔9〕に記載のバイオディーゼル燃料の製造方法を、個別にあるいは総合的に評価可能なソフトウエア、をそれぞれ提供する。
本発明によれば、少なくとも2種の異なった油種から得られる脂肪酸アルキルエステルを含む構成とすることによって、バイオディーゼル燃料規格に適合し、バイオディーゼル燃料として好適に使用される燃料を得ることができた。
本発明に係る「バイオディーゼル燃料」は、少なくとも2種の異なった油種から得られる脂肪酸アルキルエステルを少なくとも2種含む。このような構成とすることによって、本発明に係るバイオディーゼル燃料は、バイオディーゼル燃料規格に適合するものとなる。
ここで、本明細書において「バイオディーゼル燃料規格に適合する」とは、バイオディーゼル燃料として使用可能であることを意味する。従って、特定のバイオディーゼル燃料規格に適合することを意味するものではないが、バイオディーゼル燃料規格として、例えば、ONC1191, CSN656507, France Journal Officiel, DINE51606, UNI10635, SS155436, ASTMPS121−99, KIS、および現在検討中のヨーロッパ統一規格、JIS for Biodiesel、および今後各国で規格化されるバイオディーゼル燃料規格をなどが挙げてもよい。これらの規格では、例えば、密度、動粘度、95%留出温度、引火点、目詰まり点(流動点)、硫黄分、残留炭素(10%残油の残留炭素)、セタン価、ヨウ素価、高不飽和脂肪酸(C18:3以上)量、リン量、排気ガスにおける窒素酸化物量などの項目について、バイオディーゼル燃料が適合すべき数値が決められている。
バイオディーゼル燃料規格に適合したバイオディーゼル燃料として、例えば、密度(15℃):0.85〜0.9g/cm3、動粘度(40℃):1.9〜6.0mm2/s、95%留出温度:360℃以下、引火点:100℃以上、目詰まり点:0℃以下(流動点:0℃以下、好ましくは−5℃以下、さらに好ましくは−10℃以下)、硫黄分:200ppm以下、残留炭素:0.05%以下(10%残油の残留炭素:0.5%以下)、セタン価:45〜65、ヨウ素価:120以下、高不飽和脂肪酸(C18:3以上)量:15%以下、リン量:20mg/kg、の性状を有するバイオディーゼル燃料が好ましい。
本発明で用いられる油種は、特に限定されず、例えば、植物油種、動物油種の中から2種以上の異なる油種を選択して用いることができる。植物油種としては、例えば、菜種油、大豆油、パーム油、パーム核油、ひまわり油、米油、ごま油、トウモロコシ油、ココナッツ油、サフラワー油、紅花油、ピーナッツ油、綿実油、アマニ油、マスタード油などが挙げられる。動物油種としては、例えば、牛脂、豚脂、鯨油、魚油などを用いることができる。
さらに、本発明では、植物油種または動物油種のほか、混合油種から得られる廃食油や、これらの油脂類の製造工程で得られるダーク油、モノグリセリド、ジグリセリド、遊離脂肪酸、またはこれらの脂肪酸の誘導体類を用いることもできる。
また、本発明に係るバイオディーゼル燃料には、1種以上の添加剤を加えてもよい。添加剤としては、流動点降下剤、潤滑性改良剤等が挙げられ、流動点降下剤としてはアクリル系流動点降下剤が好ましく、潤滑性改良剤としてはエタノールアミン系潤滑剤が好ましい。
本発明にかかるバイオディーゼル燃料は、例えば、少なくとも2種の油種を含む組成物をエステル化することによって得ることができる。少なくとも2種の油種を混合して得られる組成物をエステル化することにより、それぞれの油種に含まれる2種以上の脂肪酸がエステル化され、バイオディーゼル燃料規格を満たす性状を有するバイオディーゼル燃料を得ることができる。
エステル化は、自体公知の方法に従って行うことができ、低級アルコールを用いて行うことが好ましい。エステル化に使用されるアルコールとしては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ノルマルブチルアルコール、イソブチルアルコール等が挙げられ、それぞれを用いて、脂肪酸は、脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル、脂肪酸ノルマルプロピルエステル、脂肪酸イソプロピルエステル、脂肪酸ノルマルブチルエステル、脂肪酸イソブチルエステルに変換される。これらの脂肪酸アルキルエステルの中では、脂肪酸メチルエステルが最も安価なメタノールを用いて合成されることから好ましい。
また、本発明に係るバイオディーゼル燃料は、ヨウ素価が50以下であり、脂肪酸アルキルエステルの平均分子量が275以下であることが好ましい。高セタン価とNOx排出量抑制との両方の効果を得ることができる。
本発明に係るバイオディーゼル燃料の製造方法、下記式(1)および(2)により求められる、ヨウ素価(TIV)および流動点(TPP)がバイオディーゼル燃料規格に適合するように調整することを含む。
TIV=aIV1+bIV2+cIV3+… ……………………………………………(1)
TPP=0.52xMn−0.68xTIV−106+(40xl)−(2.5xm)−(7.Oxn)−(5.5xz) …(2)
(式(1)において、
TIV:混合油ヨウ素価、
aIV1、bIV2、cIV3…:混合百分率(a, b, c…)×油種1、2、3…のヨウ素価、
式(2)において、
TPP:混合して得られるバイオディーゼル燃料の流動点、
Mn:脂肪酸アルキルエステルにおける脂肪酸部の平均分子量(RCOOH)(一定の関数をもって、ケン化価で置き換えることも可能)、
1:脂肪酸部位における二重結合トランス体含有率、
m:エチルエステル含有率、
n:ノルマルおよびイソプロピルエステル含有率、
z:ノルマルおよびイソブチルエステル含有率、をそれぞれ表す。)
また、本発明に係るバイオディーゼル燃料の製造方法は、下記式(3)により求められる95%留出温度(BP)が、バイオディーゼル燃料規格に適合するように調整することを含んでもよい。
BP=(0.357xMT+243.6)x(1+USV) ………………………………………………(3)
(式(3)において、
BP:95%留出温度、
MT:脂肪酸アルキルエステルの平均分子量(RCOOR)、
USV:リノレン酸以上の高度不飽和脂肪酸アルキルエステルの含有率、をそれぞれ表す。)
また、本発明は、上述したバイオディーゼル燃料およびその製造方法を、個別にあるいは総合的に評価可能なソフトウエア、このソフトウエアを用いてバイオディーゼル燃料規格に適合するバイオディーゼル燃料を製造する方法、および、この方法を用いてバイオディーゼル燃料を製造する装置を提供する。かかる装置では、異なった貯蔵タンクに蓄えられた、異なった各油種の、脂肪酸組成分析を実施する。この分析では、キャピラリーガスクロマトグラフ法、液体クロマトグラフ法、ケン化価測定およびヨウ素価測定が行われる。また簡便化および自動化のため、これらの測定が自動でかつリアルタイムで行われる装置を具備しても良い。これらのデータから各油種のIV、MN、MT、USVを算出する。ついで、その地域へ、あるいは国へ納品するか、また季節は夏か冬かなどを考慮し、上記データをもとに、最終製品の品質値を予測して各油種の混合比を決定する。これらのシミュレーションを行うプログラムを備えた混合機で各油種を混合し、反応用原料油とする。反応用原料が準備されれば、その後は、アルカリ触媒法、超臨界法、固定化触媒法、および酵素法など、これまで報告されている方法で、前述している製造上の不備によって生じる不純物が、規格適合値内になるように製造する。
また、各油種からおのおの製造した後に、これらの混合を行う方法もある。さらに、上記の油種を混合してから製造する方法では、規格値内に収まらない状況(油種が偏っている場合)においては、アルコール種をメタノールから別のアルコール種へ変換し製造するか、あるいは一部メチルエステル以外を混合させるかをして、規格値内に収めるように指示が出されるプログラムでもある。さらには、流動点降下剤の機能を加味してプログラムされる。
このように、原料として集荷された油種を評価し、これらの混合だけで可能な場合には、混合比に関する指示を出し、これらの混合だけでは不可能な場合には、アルコール種の変更および異種アルコールエステルとの混合比を指示する。さらにこれでも不可能あるいはコスト的に負担のかかる場合には、流動点降下剤の添加を指示する。流動点降下剤はある程度ヨウ素価が高くなければ効き目はないので、例えばパーム油メチルエステルに流動点降下剤を加えても0℃以下にはならない。
以下、本発明にかかる種々の油脂類からバイオディーゼル燃料規格に適合したディーゼル燃料を製造する方法を実施例で説明する。尚、本発明は、これらの実施例により何等制限されるものではない。
種々の原料油脂類から、以下の方法で脂肪酸アルキルエステルを製造した。原料油脂類を20分間、減圧下(10mmHg)で加熱(120℃)し、原料油脂類の水分値が2000ppm以下および酸価が0.5以下であることを確認した後、下記の条件下でエステル交換反応を行った。
原料油脂:100g
アルコール(純度99.5%以上):メタノール 13g
:エタノール 19g
:2−プロパノール 24g
:1−ブタノール 30g
水酸化カリウム(純度85%):1.5g
反応温度:65℃
反応時間:10分
攪拌速度:300rpm
反応終了後、反応液を静置、副生したグリセリン(重液層)を分液ロートを用い除去した。得られた脂肪酸アルキルエステル(軽液層)中の揮発成分を減圧留去し、その後活性白土を通して石けんなどの不純物を除去した。これをバイオディーゼル燃料サンプルとした。得られたバイオディーゼル燃料はいずれも純度99%以上であった。バイオディーゼル燃料の純度の測定は、キャピラリーガスクロマトグラフ(GC-14A,TC-1,025mmID,15m)を用いて、注入口温度:280℃、検出温度:250℃、カラム温度40℃5分〜320℃15分、昇温速度=10℃/分、サンプル注入量:5マイクロリットルで分析を行い、保持時間が16分から30分までのピーク面積から求めた。これらのピークについてはあらかじめ、GC-MSによって構造を確認した。このようにして合成した種々の油脂類からの脂肪酸アルキルエステルを室温で攪拌混合し、得られた混合物の密度(15℃)、動粘度(40℃)、95%留出温度、引火点、目詰まり点(流動点)、硫黄分、残留炭素(10%残油の残留炭素)、セタン価、ヨウ素価、高不飽和脂肪酸(C18:3以上)量、リン量をJIS規格に定められた方法および通常の方法で測定した。
尚、本実施例においては、上記測定の結果が、混合物の密度(15℃):0.85〜0.9g/cm3、動粘度(40℃):1.9〜6.0mm2/s、95%留出温度:360℃以下、引火点:100℃以上、目詰まり点:0℃以下(流動点:0℃以下)、硫黄分:200ppm以下、残留炭素:0.05%以下(10%残油の残留炭素:0.5%以下)、セタン価:45〜65、ヨウ素価:120以下、高不飽和脂肪酸(C18:3以上)量:15%以下、リン量:20mg/kg以下の範囲にあるものを、バイオディーゼル燃料規格に適合するものとした。
油種を混合する場合には、上記式(1)(2)および(3)から、ヨウ素価、流動点、95%留出温度を算出し、これらが上記規格に適合しているかどうかを確認し、適合するもののみを用いて実際に実施例を行った。
結果を表1〜表3に示す。また表中の廃食油は、ヨウ素価80であった。表中の実施例No.および比較例No.は、下記の油種並びに混合割合に対応する。各油種の名称が表示してあるが、これらは特に記載のない場合メチルエステルである。
比較例1−1 パーム油 100%
比較例1−2 パーム核油 100%
比較例1−3 ココナッツ油 100%
比較例1−4 ひまわり油(原種) 100%
比較例1−5 ひまわり油(ハイオレイック) 100%
比較例1−6 大豆油(原種) 100%
比較例1−7 大豆油(選択水添油:トランス体47%) 100%
比較例1−8 菜種油(原種) 100%
比較例1−9 菜種油(キャノーラ) 100%
比較例1−10 サフラワー(原種) 100%
比較例1−11 サフラワー(ハイオレイック) 100%
比較例1−12 綿実油 100%
比較例1−13 落花生油 100%
比較例1−14 豚脂 100%
比較例1−15 廃食油(トランス体30%) 100%
比較例1−16 廃食油(エチルエステル:t30%) 100%
比較例1−17 廃食油(2−プロピルエステル:t30%) 100%
比較例1−18 廃食油(1−ブチルエステル:t30%) 100%
実施例1−1 パーム油:ココナッツ油 50:50
実施例1−2 パーム油:ひまわり油(原種) 50:50
実施例1−3 パーム油:ひまわり油(ハイオレイック) 50:50
実施例1−4 パーム油:大豆油(原種) 50:50
実施例1−5 パーム油:菜種油(原種) 50:50
実施例1−6 パーム油:菜種油(キャノーラ) 50:50
実施例1−7 パーム油:サフラワー油(原種) 50:50
実施例1−8 パーム油:サフラワー油(ハイオレイック) 50:50
実施例1−9 パーム油:綿実油 50:50
実施例1−10 パーム油:落花生油 50:50
実施例1−11 ココナッツ油:パーム核油 50:50
実施例1−12 ココナッツ油:ひまわり油(ハイオレイック) 50:50
実施例1−13 ココナッツ油:大豆油(原種) 50:50
実施例1−14 ココナッツ油:菜種油(キャノーラ) 50:50
実施例1−15 ココナッツ油:サフラワー油(ハイオレイック) 50:50
実施例1−16 ココナッツ油:綿実油 50:50
実施例1−17 ココナッツ油:落花生油 50:50
実施例1−18 ココナッツ油:廃食油 50:50
実施例1−19 ひまわり油(原種):ひまわり油(ハイオレイック) 50:50
実施例1−20 ひまわり油(原種):豚脂 50:50
実施例1−21 大豆油(原種):大豆油(選択水添) 50:50
実施例1−22 大豆油(原種):豚脂 50:50
実施例1−23 菜種油(キャノーラ):豚脂 50:50
Figure 2005220227
Figure 2005220227
Figure 2005220227
前記表1〜3中、下線を付した数値は、規格値範囲外かもしくは、使用上問題の生じる可能性がある数値を示している。
実施例1におけるサンプルから実施例1−18と、比較例1−7および1−15とを用いた。それらのヨウ素価およびセタン価ならびに、それらサンプルと軽油との20:80混合燃料油を用いて、国土交通省の定める「ディーゼル自動車排ガス試験法(13モード)TRIAS24-5-1993」に準じて、NOxの排出量を測定した。結果を表4および表5に示す。
Figure 2005220227
Figure 2005220227
表4より、実施例1−18は、比較例1−7および1−15に比べてヨウ素価が低い分セタン価が上昇しており、より着火性および燃焼性に優れたバイオディーゼル燃料であることが確認された。
また表5より、実施例1−18を20%と軽油(JIS2号)を80%の混合燃料油は、比較例1−7と軽油の混合燃料油、比較例1−15と軽油の混合燃料油、および軽油と比べて、NOxの発生を低く抑えられることが確認された。
実施例1と同様の方法で、廃食油およびパーム油からそれぞれメチルエステル化を行った。ここで得られた燃料の流動点およびヨウ素価はそれぞれ、廃食油メチルエステル(−3.5℃)で80、パーム油メチルエステル(+10℃)で43であった。この2つのメチルエステルを様々な割合で混合した後、アクリル系流動点降下剤を1000ppm添加し、それぞれの流動点を測定した。その結果を下表に示す。
Figure 2005220227
表6より、廃食油メチルエステルが20%以上含まれる場合しか、流動点降下剤が有効に機能せず、廃食油メチルエステル:パーム油が1:9または0:10の場合は流動点降下剤を添加しても流動点が低下しないことが確認された。

Claims (10)

  1. 少なくとも2種の異なった油種から得られる脂肪酸アルキルエステルを少なくとも2種含む、バイオディーゼル燃料規格に適合するバイオディーゼル燃料。
  2. 前記少なくとも2種の異なった油種が、混合油種から得られる廃食油を含む、請求項1に記載のバイオディーゼル燃料。
  3. 前記油種が、遊離脂肪酸、モノグリセリドおよびジグリセリドの少なくとも1種を含む、請求項1または2に記載のバイオディーゼル燃料。
  4. 前記脂肪酸アルキルエステルとして、脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル、脂肪酸ノルマルプロピルエステル、脂肪酸イソプロピルエステル、脂肪酸ノルマルブチルエステルおよび脂肪酸イソブチルエステルからなる群から選択される2種以上の脂肪酸アルキルエステルを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載のバイオディーゼル燃料。
  5. 前記脂肪酸アルキルエステルとして、少なくとも脂肪酸メチルエステルを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載のバイオディーゼル燃料。
  6. 一種以上の添加剤をさらに含む、請求項1から5のいずれか1項に記載のバイオディーゼル燃料。
  7. ヨウ素価が50以下であり、脂肪酸アルキルエステルの平均分子量が275以下である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のバイオディーゼル燃料。
  8. 下記式(1)および(2)により求められるヨウ素価(TIV)および流動点(TPP)が、バイオディーゼル燃料規格に適合するように調整することを含む、請求項1から7のいずれか1項に記載のバイオディーゼル燃料の製造方法。
    TIV=aIV1+bIV2+cIV3+… ……………………………………………(1)
    TPP=0.52xMn−0.68xTIV−106+(40xl)−(2.5xm)−(7.Oxn)−(5.5xz) …(2)
    (式(1)において、
    TIV:混合油ヨウ素価、
    aIV1、bIV2、cIV3…:混合百分率(a, b, c…)×油種1、2、3…のヨウ素価、
    式(2)において、
    TPP:混合して得られるバイオディーゼル燃料の流動点、
    Mn:脂肪酸アルキルエステルにおける脂肪酸部の平均分子量(RCOOH)(一定の関数をもって、ケン化価で置き換えることも可能)、
    1:脂肪酸部位における二重結合トランス体含有率、
    m:エチルエステル含有率、
    n:ノルマルおよびイソプロピルエステル含有率、
    z:ノルマルおよびイソブチルエステル含有率、をそれぞれ表す。)
  9. 下記式(3)で求められる95%留出温度(BP)が、バイオディーゼル燃料規格に適合するように調整することを含む、請求項1から7のいずれか1項に記載のバイオディーゼル燃料の製造方法。
    BP=(0.357xMT+243.6)x(1+USV) ………………………………………………(3)
    (式(3)において、
    BP:95%留出温度、
    MT:脂肪酸アルキルエステルの平均分子量(RCOOR)、
    USV:リノレン酸以上の高度不飽和脂肪酸アルキルエステルの含有率、をそれぞれ表す。)
  10. 請求項8または9に記載のバイオディーゼル燃料の製造方法を、個別にあるいは総合的に評価可能なソフトウエア。

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