JP2005219749A - ファスナ付き密閉袋 - Google Patents

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Tsuneo Kaneko
常雄 金子
Mutsunori Ichikawa
睦憲 市川
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NIKKEN SEIBUTSU IGAKU KENKYUSH
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Abstract

【課題】 内部に収容された粉末や液体が輸送中にファスナに付着したりファスナを越えて収容部以外の部分に滲入したりすることを防止することができるファスナ付き密閉袋を提供する。
【解決手段】 フィルム状シート材12を重ね合わせて収容部16を有する密閉袋状形態に形成され、開封側に、合成樹脂材で形成されたファスナシート20が取着され、ファスナシートの、収容部の側に、収容部に収容された粉末や液体がファスナシートの取着部分へ流動するのを阻止し、かつ、開封時に容易に剥離するように、重なり合ったフィルム状シート材が線状に接着された剥離性接着部26を設けた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、フィルム状シート材により密閉袋状形態に形成され、合成樹脂材で形成されたファスナが開封側に取着され、薬剤等の粉末や液体を封入するために使用されるファスナ付き密閉袋に関する。
2枚のフィルム状シート材を重ね合わせて周縁部同士を熱接着(ヒートシール)させたり、1枚のフィルム状シート材を折り重ねて折目部以外の縁部を熱接着させたりするなどして、密閉袋状形態に形成され、線状雄部材と線状雌部材とを咬合および離脱させることにより袋を開閉する合成樹脂製のファスナが取着されたファスナ付き密閉袋は、各種用途の包装袋として多用されている。このファスナ付き密閉袋は、開封側となる熱接着部の内側に、フィルム状シート材間に介挿されてファスナが溶着されており、開封側熱接着部とファスナとの間にノッチやミシン目が形成され、そのノッチ形成部分でシート材を引き裂いたりミシン目に沿ってシート材を引き破ったりすることにより開封される。そして、一旦開封した後にも、ファスナにより簡易に内容物を密封することができる構成となっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−302130号公報(第2−3頁、図1)
ファスナ付き密閉袋に薬剤等の粉末を封入した場合、その輸送中などにおいて、粉末が袋内部で流動してファスナに付着する、といったことが起こる。このような不都合を避けるために、ファスナ近傍の、その内側で袋を折り曲げるようにしても、粉末がファスナの方へ流動するのを完全に防止することはできず、ファスナに粉末が付着する。ファスナに粉末が付着したまま袋を引き裂くなどして開封し、ファスナを開けようとすると、粉末が指に付着することになる。また、ファスナ付き密閉袋に液体を封入した場合には、ファスナの咬合が少しでも不十分であると、液体が収容部側からファスナを越えて、開封側となる熱接着部とファスナとの間に滲入して溜まり、開封したときに液体が飛び散る、といったことも起こる。また、収容部外へ滲出した液体は、その無菌性が保持されなくなる可能性があり、袋の内容物を使用して無菌作業を行うような場合に支障を生じる。
この発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、粉末や液体などの内容物が輸送中などにファスナに付着したりファスナを越えて収容部以外の部分に滲入したりすることを防止することができるファスナ付き密閉袋を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、フィルム状シート材を重ね合わせて、内容物を収容する収容部を有する密閉袋状形態に形成され、開封側に、合成樹脂材によって形成され線状雄部材と線状雌部材とを咬合および離脱させることにより袋を開閉するファスナが取着されたファスナ付き密閉袋において、前記ファスナの、前記収容部の側に、収容部に収容された内容物がファスナの取着部分へ流動するのを阻止し、かつ、開封時に容易に剥離するように、重なり合ったフィルム状シート材が線状に接着された剥離性接着部を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のファスナ付き密閉袋において、前記剥離性接着部を前記ファスナの近傍に、ファスナに沿って設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載のファスナ付き密閉袋において、2枚のフィルム状シート材を重ね合わせ、その周縁部同士を熱接着させ、開封側となる熱接着部の内側に、2枚のフィルム状シート材間に介挿されて前記ファスナが溶着され、前記剥離性接着部が、2枚のフィルム状シート材を軽度に熱接着させて形成されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明のファスナ付き密閉袋においては、ファスナの、内容物を収容する収容部の側に設けられた剥離性接着部により、粉末や液体などの内容物が輸送中などにファスナの取着部分へ流動するのが阻止される。一方、剥離性接着部は、開封時に容易に剥離するようにフィルム状シート材が線状に接着されているだけであるので、袋内からの内容物の取り出しには何ら不都合を生じない。したがって、請求項1に係る発明のファスナ付き密閉袋は、従来のファスナ付き密閉袋と同様の簡便性を有し、かつ、粉末や液体などの内容物がファスナに付着したりファスナを越えて収容部以外の部分に滲入したりすることを防止することができる。
請求項2に係る発明のファスナ付き密閉袋では、ファスナの近傍で、粉末や液体などの内容物がファスナの取着部分へ流動するのを確実に阻止することができる。
請求項3に係る発明のファスナ付き密閉袋では、重ね合わされた2枚のフィルム状シート材の周縁部同士を熱接着させて密閉袋状形態に形成され、2枚のフィルム状シート材間にファスナが介挿されて溶着されるとともに、2枚のフィルム状シート材を軽度に熱接着させて剥離性接着部が形成される。したがって、1台のヒートシール器を使用し、シール温度や時間、あるいは熱接着幅などを変えることにより、ファスナ付き密閉袋の製造が可能である。
以下、この発明の最良の実施形態について図1ないし図3を参照しながら説明する。
図1ないし図3は、この発明の実施形態の1例を示し、図1は、ファスナ付き密閉袋の平面図であり、図2は、内容物を収容して密封した状態のファスナ付き密閉袋の平面図であり、図3は、開封した状態のファスナ付き密閉袋の平面図である。
このファスナ付き密閉袋10は、ナイロン、ポリエチレン等で形成された2枚のフィルム状シート材12を重ね合わせ、その周縁部同士を熱接着させて、内容物14を収容する収容部16を有する密閉袋状形態に形成されている。図1は、内容物を封入する前の密閉袋を示しており、底辺が開口し、それ以外の3辺の縁部に熱接着部18a、18b、18bが形成されている。そして、開封側となる熱接着部18aの内側に、2枚のフィルム状シート材12間に介挿されてファスナシート20が溶着されている。ファスナシート20は、合成樹脂材によって形成されており、線状雄部材と線状雌部材とを咬合および離脱させることにより袋を開閉するファスナ部22を有している。また、開封側の熱接着部18aとファスナシート20との間に、両側辺から僅かにV字形にそれぞれ切り込まれたノッチ24が形設されている。なお、ノッチ24の代わりに、あるいは、ノッチ24と共に、開封側の上辺に沿ってミシン目を刻設するようにしてもよい。このノッチ24の形成部分で2枚のフィルム状シート材12を引き裂いたり、ミシン目に沿って2枚のフィルム状シート材12を引き破ったりすることにより、密閉袋10が開封される。
ファスナシート20の近傍には、収容部16の側にファスナシート20に沿って剥離性接着部26が設けられている。この剥離性接着部26は、収容部16に収容された粉末や液体などの内容物がファスナシート20の取着部分へ流動するのを阻止することができるように、重なり合った2枚のフィルム状シート材12を、一方の側部の熱接着部18bから他方の側部の熱接着部18bまで線状に熱接着させて形成されている。そして、剥離性接着部26は、開封時にフィルム状シート材12同士が容易に剥離するように、2枚のフィルム状シート材12を軽度に熱接着させて形成されている。例えば、シール器を使用して、フィルム状シート材12の周縁部の熱接着部18a、18b、18cは、通常、150℃の温度で3秒間、フィルム状シート材12を熱接着させて形成されるのに対し、剥離性接着部26は、100℃〜120℃の温度で1秒間、フィルム状シート材12を5mmの幅で線状に熱接着させて形成される(シール器として、富士インパルス(株)製の電動式インパルスシーラOPL−300−5を使用した)。
図2に示すように上記ファスナ付き密閉袋10の収容部16に粉末や液体などの内容物14を収容するときは、底辺側の開口から内容物16を収容部16へ注入し、その後に底辺側の縁部を熱接着して、熱接着部18cにより袋を密閉する。このようにしてファスナ付き密閉袋10内に密封された粉末や液体などの内容物14は、輸送中などにおいても、線状に形成された剥離性接着部26により収容部16からファスナシート20の方へ流動するのが阻止される。したがって、粉末がファスナシート20に付着したり、液体がファスナシート20を越えて開封側の熱接着部18aとファスナシート20との間に滲入したりすることが無くなる。さらに、ファスナーシート20のファスナ部22を開いた状態でファスナ付き密閉袋10を輸送するなどしても、剥離性接着部26により収容部16から内容物14が収容部16外へ漏れ出ることが止められる。このため、ファスナ部22を開いたままでも、内容物14が入ったファスナ付き密閉袋10の輸送が可能であり、ファスナ付き密閉袋10内から内容物14を取り出す際にファスナ部22を開ける手間が省け、特に、大量のファスナ付き密閉袋10を開封する必要がある事業所などでは作業効率が向上する。そして、このファスナ付き密閉袋10を使用すると、液体などの内容物14が収容部16外へ滲出することが確実に防止されるので、内容物14の無菌性が完全に保持される。
内容物14が入ったファスナ付き密閉袋10を開封するときは、図3に示すように、ノッチ24の形成部分で2枚のフィルム状シート材12を引き裂いて、開封側の熱接着部18a側を取り去った後、ファスナーシート20のファスナ部22を開くようにする。このとき、剥離性接着部26はフィルム状シート材12が線状に弱く接着されているだけであるので、ファスナ部22を開くのと同時に剥離性接着部26のフィルム状シート材20も容易に剥離する。したがって、ファスナ付き密閉袋10内からの内容物14の取り出しには何ら不都合を生じることがなく、従来のファスナ付き密閉袋と何ら簡便性は変わらない。
なお、上記した実施形態では、2枚のフィルム状シート材12を重ね合わせ、その周縁部同士を熱接着させて密閉袋状形態に形成するようにしたが、袋の形態や製作方法はどのようなものであってもよい。例えば、1枚のフィルム状シート材を折り重ねて折目部以外の縁部を熱接着させて密閉袋状形態に形成するようにしてもよく、また、スタンドパウチ形態やガゼット付形態などの密閉袋としてもよい。また、上記した実施形態では、剥離性接着部26をファスナシート20の近傍に、ファスナシート20に沿って直線状に設けるようにしたが、剥離性接着部の形成位置や形状は特に限定されない。さらに、フィルム状シート材の接着方法は、熱接着に限らない。
この発明の実施形態の1例を示し、ファスナ付き密閉袋の平面図である。 図1に示したファスナ付き密閉袋に内容物を収容して密封した状態を示す平面図である。 図2に示したファスナ付き密閉袋を開封した状態を示す平面図である。
符号の説明
10 ファスナ付き密閉袋
12 フィルム状シート材
14 内容物
16 収容部
18a、18b、18c 熱接着部
20 ファスナシート
22 ファスナ部
24 ノッチ
26 剥離性接着部26

Claims (3)

  1. フィルム状シート材を重ね合わせて、内容物を収容する収容部を有する密閉袋状形態に形成され、開封側に、合成樹脂材によって形成され線状雄部材と線状雌部材とを咬合および離脱させることにより袋を開閉するファスナが取着されたファスナ付き密閉袋において、
    前記ファスナの、前記収容部の側に、収容部に収容された内容物がファスナの取着部分へ流動するのを阻止し、かつ、開封時に容易に剥離するように、重なり合ったフィルム状シート材が線状に接着された剥離性接着部を設けたことを特徴とするファスナ付き密閉袋。
  2. 前記剥離性接着部が前記ファスナの近傍に、ファスナに沿って設けられた請求項1記載のファスナ付き密閉袋。
  3. 2枚のフィルム状シート材を重ね合わせ、その周縁部同士を熱接着させ、開封側となる熱接着部の内側に、2枚のフィルム状シート材間に介挿されて前記ファスナが溶着され、前記剥離性接着部が、2枚のフィルム状シート材を軽度に熱接着させて形成された請求項1または請求項2記載のファスナ付き密閉袋。
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