JP2005219712A - 車載用報知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 後方車両の追尾に対する注意を運転者に促すことのできる車載用報知装置を提供する。
【解決手段】 車載用報知装置としての後方状態報知装置は、車両に取り付けられた状態で用いられるものであり、自車両(当該後方状態報知装置が搭載された車両)2の後方の状況、具体的には自車両2の後方車両(自車両2の後方を走行している車両)3の走行状態を、自車両2の乗員(主として運転者)に報知する機能を有している。すなわち、後方状態報知装置は、自車両2の後方へ向けてマイクロ波を放射し、その反射波に基づいて後方車両3の自車両2に対する相対速度を求め、この相対速度に基づき、後方車両3が自車両2に急接近している、自車両2を追尾している、自車両2から離脱している(遠ざかっている)、等の報知を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両に搭載された状態で用いられる車載用報知装置に関するものである。
車両の運転者は、車両の前方に対する注意力に比べ、車両の後方に対する注意力が不足しやすい。
そこで、車両の後部に自車両と後方車両との車間距離を検出する距離センサを設け、この距離センサにより検出される車間距離に基づいて追突の可能性があると判断した場合には、ハイマウントストップランプを点灯させるとともに、自車両の運転者に対し警報表示を行うようにしたものがある(特許文献1参照。)。
特開平10−24788号公報
ところで、運転者が車両の後方に対して注意すべき点としては、後方車両による追突の他にも、後方車両による追尾が挙げられる。すなわち、後方車両が自車両を意図的に追尾している状況(一例として、ストーカー等による尾行が挙げられる。)が考えられる。しかしながら、前述した特許文献1に記載の構成には、そのような状況を報知する思想はない。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、後方車両の追尾に対する注意を運転者に促すことのできる車載用報知装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の車載用報知装置は、車両に搭載された状態で用いられるものであり、自車両(当該車載用報知装置が搭載された車両)の後方の状況を検出するための後方状況検出手段(例えばマイクロ波センサ)と、後方状況検出手段による検出情報に基づき、後方車両(自車両の後方を走行する車両)が自車両を追尾しているか否かを判定する追尾判定手段と、自車両の乗員に対する報知動作(例えば、音(メロディ、音声等)による報知動作や、光(ランプ、文字等)による報知動作)を行うための自車報知手段と、追尾判定手段により後方車両が自車両を追尾していると判定された場合に、その旨を報知するための報知動作を自車報知手段に行わせる追尾報知制御手段と、を備えている。
つまり、本車載用報知装置は、後方車両が意図的に自車両を追尾している可能性がある場合に、その旨を自車両の乗員(主として運転者)に報知する機能を有している。
このため、本車載用報知装置によれば、自車両を意図的に追尾している可能性のある後方車両が存在していることを自車両の乗員に知らせ、何らかの対処を促すことができる。
次に、請求項2に記載の車載用報知装置は、上記請求項1の車載用報知装置において、後方状況検出手段による検出の対象となる自車両後方の距離範囲を変更するための操作を受け付ける範囲変更操作手段を備えている。また、本車載用報知装置は、範囲変更操作手段により受け付けられた操作に応じて、後方状況検出手段による検出の対象となる自車両後方の距離範囲が変更されるように構成されている。このため、本車載用報知装置によれば、後方状況検出手段よる検出の対象となる自車両後方の距離範囲を、走行状況等に応じた適切な範囲に設定することができる。この結果、誤判定を生じにくくすることができる。
次に、請求項3に記載の車載用報知装置は、上記請求項1又は2の車載用報知装置において、自車両の走行速度を検出するための自車速度検出手段と、自車速度検出手段により検出される自車両の走行速度が所定の報知禁止速度より低い場合には、自車報知手段による報知動作の全部又は一部(例えば、音による報知動作と光による報知動作のうち、前者の報知動作)を禁止する低速報知禁止手段と、を備えている。
つまり、本車載用報知装置は、自車両の走行速度が報知禁止速度より低い場合には、報知動作の全部又は一部を行わないようになっている。
このため、本車載用報知装置によれば、不要な報知動作を減少させることができる。特に、音による報知動作は、頻繁に行われると耳障りであるため、少なくとも音による報知動作を行わないようにする構成が好ましい。
また、自車両が後方車両に追尾されている状態では、自車両の運転者が無意識に速度を上げてしまうことが考えられる。そこで、例えば報知禁止速度を例えば法定速度に設定しておけば、自車両の走行速度が法定速度を超えている場合にのみ報知動作が禁止されることなく行われることとなるため、法定速度を超えていることを自車両の運転者に認識させることができる。
次に、請求項4に記載の車載用報知装置は、上記請求項3の車載用報知装置において、低速報知禁止手段による報知動作の禁止を行わせるか否かを選択するための操作を受け付ける禁止選択操作手段を備えている。また、本車載用報知装置は、禁止選択操作手段により受け付けられた操作に応じて、低速報知禁止手段による報知動作の禁止を行わせるか否かが選択されるように構成されている。このため、本車載用報知装置によれば、走行状況等に応じて、報知動作を禁止するか否かを選択することができる。この結果、必要とする報知がされなくなってしまうこと防ぐことができる。
次に、請求項5に記載の車載用報知装置は、上記請求項3又は4の車載用報知装置において、報知禁止速度を変更するための操作を受け付ける速度変更操作手段を備えている。また、本車載用報知装置は、速度変更操作手段により受け付けられた操作に応じて、報知禁止速度が変更されるように構成されている。このため、本車載用報知装置によれば、報知禁止速度を、走行状況等に応じた適切な値に設定することができる。この結果、不要な報知が行われにくくすることができる。特に、上述のように報知禁止速度を法定速度に設定する例では、例えば、報知禁止速度を、一般道路の法定速度と高速道路の法定速度とのいずれかに変更できるようにしておけば、一般道路と高速道路とのそれぞれで適切な報知が行われるようにすることができる。
ところで、自車速度検出手段としては、車輪の回転をパルスセンサで読み取る構成の車速センサを用いることも可能であるが、例えば次のようにするとよい。
すなわち、請求項6に記載の車載用報知装置では、上記請求項3〜5のいずれかの車載用報知装置において、自車速度検出手段が、GPS用の人工衛星からの送信電波に基づき、自車両の走行速度を検出する。この構成によれば、車速センサを用いる構成に比べ、当該車載用報知装置の車両への取付けを容易に行うことができる。したがって、例えば、本車載用報知装置を単体で販売した場合に、その購入者自身で車両への取付けを行うことができるようにすることも可能となる。
次に、請求項7に記載の車載用報知装置では、上記請求項1〜6のいずれかの車載用報知装置において、追尾判定手段は、後方状況検出手段による検出情報から求められる後方車両の自車両に対する相対速度が、0を含む所定範囲内に収まっている状態が一定時間継続した場合に、後方車両が自車両を追尾していると判定する。
つまり、本車載用報知装置では、後方車両が自車両の走行速度に近い走行速度で一定時間走行している場合に、後方車両が自車両を追尾していると判定するのである。
なお、「0を含む所定範囲」は、例えば、±10km/hの範囲(値は一例)のように設定することができる。また、上記請求項3〜6のように自車速度検出手段を備えた構成に適用した場合には、「0を含む所定範囲」を、自車両の速度を加味した範囲としてもよい。例えば、±自車速度×0.2km/hの範囲(値は一例)のように設定することができる。
このため、本車載用報知装置によれば、自車両を意図的に追尾している後方車両の判別性を高くすることができる。すなわち、前方の車両を意図的に追尾している車両の運転者は、前方車両の走行速度にできるだけ合わせて運転しようとすることから、自車両の走行速度に近い速度で走行を継続する後方車両は、意図的な追尾を行っている可能性が高いと考えられるのである。
次に、請求項8に記載の車載用報知装置では、上記請求項1〜7のいずれかの車載用報知装置において、追尾判定手段が、後方車両が自車両を追尾している状態を、複数段階に区別して判定し、追尾報知制御手段は、追尾判定手段により後方車両が自車両を追尾していると判定された場合に、追尾判定手段により区別される複数段階の状態に応じた報知動作を自車報知手段に行わせる。つまり、本車載用報知装置では、後方車両が自車両を追尾している可能性があることのみを単に報知するのではなく、後方車両が自車両を追尾している状態を複数段階に区別して報知するのである。このため、本車載用報知装置によれば、自車両の乗員に詳細な情報を提供することができる。
具体的には、例えば請求項9に記載のように、追尾判定手段は、後方車両が自車両を追尾している状態を、後方車両が自車両を追尾している時間の長さに応じて複数段階に区別して判定する。この構成によれば、後続車両が自車両を追尾している可能性の高さに応じた報知を行うことができる。
次に、請求項10に記載の車載用報知装置は、上記請求項1〜9のいずれかの車載用報知装置において、後方状況検出手段による検出情報に基づき、後方車両が自車両に急接近しているか否かを判定する接近判定手段と、接近判定手段により後方車両が自車両に急接近していると判定された場合に、その旨を報知するための報知動作を自車報知手段に行わせる接近報知制御手段と、を備えている。
このため、本車載用報知装置によれば、自車両に急接近している後方車両が存在していることを自車両の乗員に知らせ、何らかの対処を促すことができる。
次に、請求項11に記載の車載用報知装置では、上記請求項10の車載用報知装置において、接近判定手段は、後方状況検出手段による検出情報から求められる後方車両の自車両に対する相対速度が、所定値以上となっている場合に、後方車両が自車両に急接近していると判定する。
つまり、本車載用報知装置では、後方車両が自車両より所定値以上速い走行速度で走行している場合に、後方車両が自車両に急接近していると判定するのである。
なお、「所定値」は、例えば、30km/h(値は任意)のように設定することができる。また、上記請求項3〜6のように自車速度検出手段を備えた構成に適用した場合には、「所定値」を、自車両の速度を加味した値としてもよい。例えば、自車速度×0.3km/hの範囲(値は一例)のように設定することができる。
このため、本車載用報知装置によれば、自車両に急接近している後方車両の判別性を高くすることができる。
次に、請求項12に記載の車載用報知装置では、上記請求項10又は11の車載用報知装置において、接近判定手段が、後方車両が自車両に急接近している状態を、複数段階に区別して判定し、接近報知制御手段は、接近判定手段により後方車両が自車両に急接近していると判定された場合に、接近判定手段により区別される複数段階の状態に応じた報知動作を自車報知手段に行わせる。つまり、本車載用報知装置では、後方車両が自車両に急接近していることのみを単に報知するのではなく、後方車両が自車両に急接近している状態を複数段階に区別して報知するのである。このため、本車載用報知装置によれば、自車両の乗員に詳細な情報を提供することができる。
具体的には、例えば請求項13に記載のように、接近判定手段は、後方状況検出手段による検出情報から求められる後方車両の自車両に対する相対速度の度合いに応じて、後方車両が自車両に急接近している状態を、複数段階に区別して判定する。この構成によれば、後方車両が自車両に急接近している度合いに応じた報知を行うことができる。
次に、請求項14に記載の車載用報知装置は、上記請求項1〜13のいずれかの車載用報知装置において、後方状況検出手段による検出情報に基づき、後方車両が自車両に追突する危険性が高いか否かを判定する追突判定手段と、後方車両の乗員に対する報知動作を行うための後方報知手段と、追突判定手段により後方車両が自車両に追突する危険性が高いと判定された場合に、その旨を報知するための報知動作を後方報知手段に行わせる追突報知制御手段と、を備えている。
つまり、本車載用報知装置は、後方車両が自車両に追突する危険性がある場合に、その旨を後方車両の乗員(主として運転者)に報知する機能を有している。
このため、本車載用報知装置によれば、自車両に追突する危険性があることを後方車両の乗員に知らせ、何らかの対処を促すことができる。
なお、上記請求項10〜13のように接近判定手段を備えた構成に適用した場合には、追突判定手段は、接近判定手段の判定結果を流用する構成であってもよい。つまり、例えば接近判定手段により後方車両が自車両に急接近していると判定された場合に、追突判定手段が、後方車両が自車両に追突する危険性が高いと判定するようにすることができる。特に、上記請求項12又は13のように、接近判定手段が、後方車両が自車両に急接近している状態を複数段階に区別して判定する構成に適用した場合には、その段階に応じて、追突判定手段が、後方車両が自車両に追突する危険性が高いか否かを判定するようにしてもよい。このように、接近判定手段を流用することで、処理の簡素化を図ることができる。
次に、請求項15に記載の車載用報知装置は、上記請求項1〜14のいずれかの車載用報知装置において、後方状況検出手段による検出情報に基づき、後方車両が自車両から遠ざかっているか否かを判定する離脱判定手段と、離脱判定手段により後方車両が自車両から遠ざかっていると判定された場合に、その旨を報知するための報知動作を自車報知手段に行わせる離脱報知制御手段と、を備えている。このため、本車載用報知装置によれば、後方車両が自車両から遠ざかっていることを自車両の乗員に知らせることができる。これにより、運転者による後方状況の把握を効果的に補助することができる。
次に、請求項16に記載の車載用報知装置では、上記請求項15の車載用報知装置において、離脱判定手段が、後方状況検出手段による検出情報から求められる後方車両の自車両に対する相対速度が0より低い場合(後方車両の走行速度が自車両の走行速度よりも遅い場合)に、後方車両が自車両から遠ざかっていると判定する。この構成によれば、後方車両が自車両から遠ざかっていることを容易に判定することができる。
次に、請求項17に記載の車載用報知装置は、上記請求項1〜16のいずれかの車載用報知装置において、後方状況検出手段による検出情報から求められる後方車両の自車両に対する相対速度を表示する相対速度表示手段を備えている。このため、本車載用報知装置によれば、後方車両の自車両に対する状態(相対速度)を自車両の乗員に把握させることができる。これにより、運転者による後方状況の把握を効果的に補助することができる。
次に、請求項18に記載の車載用報知装置は、上記請求項1〜17のいずれかの車載用報知装置において、自車両がカーブ路を走行している状態であることを検出するカーブ路検出手段と、カーブ路検出手段により自車両がカーブ路を走行している状態であることが検出されている場合には、自車報知手段による報知動作の全部又は一部(例えば、音による報知動作と光による報知動作のうち、前者の報知動作)を禁止するカーブ報知禁止手段と、を備えている。
つまり、本車載用報知装置は、自車両がカーブ路を走行している状態では、報知動作の全部又は一部を行わないようになっている。すなわち、カーブ路を走行中は、後方状況検出手段により自車両の後方の状況を的確に検出しにくくなり、誤判定が生じやすくなるからである。
このため、本車載用報知装置によれば、誤判定による報知動作を減少させることができる。特に、音による報知動作は、頻繁に行われると耳障りであるため、少なくとも音による報知動作を行わないようにする構成が好ましい。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、実施形態の車載用報知装置としての後方状態報知装置1の構成を表すブロック図である。
同図に示すように、後方状態報知装置1は、後方検出センサ10と、後方警告ランプ20と、GPS受信機30と、カーブ検出センサ40と、本体部50とを備えている。
ここで、本実施形態の後方状態報知装置1が有する機能の概要について簡単に説明する。
後方状態報知装置1は、車両(自動車)に取り付けられた状態で用いられるものであり、自車両(当該後方状態報知装置1が搭載された車両)2の後方の状況、具体的には自車両2の後方車両(自車両2の後方を走行している車両)3の走行状態を、自車両2の乗員(主として運転者)に報知する機能を有している。すなわち、図2に示すように、後方状態報知装置1は、自車両2の後方へ向けてマイクロ波を放射し、その反射波に基づいて後方車両3の自車両2に対する相対速度を求め、この相対速度に基づき、後方車両3が自車両2に急接近している、自車両2を追尾している、自車両2から離脱している(遠ざかっている)、等の報知を行う。
次に、図1に示した本実施形態の後方状態報知装置1の各構成要素について、具体的に説明する。
後方検出センサ10は、自車両2の後方の状況、具体的には後方に存在する物標(主として後方車両3)の自車両2に対する相対速度を検出するためのものである。本実施形態では、後方検出センサ10として、自車両2の後方へマイクロ波を放射し、その放射したマイクロ波と、後方に存在する物標からの反射波との間に生じるドップラー効果を利用して物標の相対速度を検出する、いわゆるマイクロ波センサを用いている。このため、後方検出センサ10は、自車両2における、後方車両3の検出に適した位置(本実施形態では、自車両2のリアガラス内側)に取り付けられている(図2参照。)。
後方警告ランプ20は、点滅により後方車両3の運転者に対し注意を促すためのランプ(例えばLED)である。このため、後方警告ランプ20は、自車両2における、後方車両3の運転者から視認されやすい位置(本実施形態では、後方検出センサ10と同様、自車両2のリアガラス内側)に取り付けられている(図2参照。)。
GPS受信機30は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星(以下「GPS衛星」という。)からの送信電波をGPSアンテナを介して受信し、自車両2の位置、方位、速度等を検出するためのものである。このため、GPS受信機30は、GPS衛星からの送信電波を受信しやすい位置(本実施形態では、自車両2のダッシュボード上)に取り付けられている(図2参照。)。
カーブ検出センサ40は、自車両2がカーブ路を走行している状態(カーブ路走行状態)であることを検出するためのものである。本実施形態では、カーブ検出センサ40として、自車両2の横加速度(横G)を検出する横Gセンサを用いている。このため、カーブ検出センサ40は、自車両2のカーブ路走行状態を検出しやすい位置(本実施形態では、GPS受信機30と同様、自車両2のダッシュボード上)に取り付けられている(図2参照。)。
本体部50は、自車両2の運転者が視認しやすく、かつ、操作を行いやすい位置(本実施形態では、GPS受信機30及びカーブ検出センサ40と同様、自車両2のダッシュボード上)に取り付けられている(図2参照。)。
そして、本体部50は、操作部60と、スピーカ80と、コントローラ(制御部)90とを備えている。
操作部60は、自車両2の乗員に対する情報の表示、及び、自車両2の乗員による操作の受付を行う。
図3は、操作部60の外観を説明するための説明図である。
同図に示すように、操作部60は、自車両2の乗員に対して情報を表示するための構成として、GPS受信ランプ61と、自車速度表示部62と、相対速度表示部63と、警告不許可ランプ64と、接近ランプ65と、離脱ランプ66と、追尾ランプ67と、警告レベルランプ68と、アラームランプ69とを備えている。さらに、操作部60は、自車両2の乗員からの操作を受け付けるための構成として、電源スイッチ71と、ボリューム調整器72と、検出範囲設定スイッチ73と、警告不許可ボタン74,75と、テスト/ミュートボタン76と、警告切替ボタン77とを備えている。
GPS受信ランプ61は、GPS衛星からの電波の受信状態を表示するためのものである。具体的には、GPS衛星からの送信電波を受信できている状態では点灯し、受信できていない状態では消灯する。これにより、自車両2の乗員は、GPS衛星からの送信電波が受信されているか否かを知ることができる。
自車速度表示部62は、自車速度(自車両2の速度)を表示する。
相対速度表示部63は、後方車両3の自車両2に対する相対速度を表示する。すなわち、後方車両3が自車両2より速い速度の場合(後方車両3が自車両2に近づいている場合)には、プラスの値が表示され、後方車両3が自車両2より遅い速度の場合(後方車両3が自車両2から遠ざかっている場合)には、マイナスの値が表示される。
警告不許可ランプ64は、音による警告(報知動作)を禁止する自車速度の範囲を表示するためのものである。すなわち、本実施形態の後方状態報知装置1は、後方車両3が自車両2に急接近している場合や自車両2を追尾している場合に、スピーカ80から音(音声やメロディ)による警告を行うようになっている。ただし、本後方状態報知装置1では、音による警告が不要な場合にまで頻繁に行われてしまうこと(誤報知)を防ぐため、自車速度が所定の警告禁止速度(本発明の報知禁止速度に相当)未満の場合には、警告を行うべき状況であっても音による警告を禁止するようになっている。具体的には、本実施形態の後方状態報知装置1では、警告禁止速度を、60km/h及び80km/hのいずれか一方に設定できるようになっている。そして、警告不許可ランプ64は、警告禁止速度が、60km/h及び80km/hのいずれに設定されているかを表示するのである。具体的には、警告不許可ランプ64は、警告禁止速度が60km/hに設定されている状態では赤色に点灯し、警告禁止速度が80km/hに設定されている状態では緑色に点灯する。
接近ランプ65は、後方車両3が自車両2に急接近していると判断される場合に点灯する。これにより、自車両2の乗員に対し、後方車両3に対する対処(例えば、追突の回避)を促すことができる。
離脱ランプ66は、後方車両3が自車両2から離脱していると判断される場合に点灯する。本実施形態の後方状態報知装置1では、後方車両3の自車両2に対する相対速度が0より低い場合(つまり、後方車両3の走行速度が自車両2の走行速度よりも遅い場合)に点灯するようになっている。
追尾ランプ67は、後方車両3が自車両2を追尾していると判断される場合に点灯する。本実施形態の後方状態報知装置1では、後方車両3が、自車両2に近い走行速度である程度の時間走行している場合に、追尾していると判断する。これにより、自車両2の乗員に対し、後方車両3への注意を促すことができる。
警告レベルランプ68は、平行四辺形状の5つのランプが並設されたものであり、0〜5段階のレベル表示を行う。これにより、警告のレベルを自車両2の乗員に直感的に知らせることができる。
アラームランプ69は、フラッシュ点滅による警告を行うためのものである。
電源スイッチ71は、後方状態報知装置1の電源をオン/オフするための操作を受け付ける。
ボリューム調整器72は、スピーカ80から出力される音の音量を調整するための操作を受け付ける。
検出範囲設定スイッチ73は、後方検出センサ10による自車両2後方の検出範囲(検出対象となる自車両2後方の距離範囲)を設定(変更)するための操作を受け付ける。すなわち、本後方状態報知装置1では、検出範囲を自車両2の乗員が変更できるようになっており、この範囲外の後方車両は検出対象外となる。具体的には、本実施形態の後方状態報知装置1では、検出範囲を30m以内/60m以内のいずれかに設定できるようになっている。このように検出範囲を変更可能とすることで、誤報知を減少させることができる。
警告不許可ボタン74,75は、前述した警告禁止速度を設定(変更)するための操作を受け付ける。具体的には、警告不許可ボタン74が押されると、警告禁止速度が60km/hに設定され、警告不許可ランプ64が赤色に点灯する。一方、警告不許可ボタン75が押されると、警告禁止速度が80km/hに設定され、警告不許可ランプ64が緑色に点灯する。
テスト/ミュートボタン76は、通常状態で押されることにより、スピーカ80から音が出力されないようにする(ミュート状態にする)ためのものである。また、このミュート状態でテスト/ミュートボタン76が押されると、本後方状態報知装置1でスピーカ80から出力されるすべての音声及びメロディを順番に出力する(デモ状態となる)。さらに、この状態でテスト/ミュートボタン76が押されると、通常状態に戻る。
警告切替ボタン77は、スピーカ80から出力される音による警告を、音声/メロディのいずれか一方に設定するための操作を受け付ける。すなわち、本後方検出センサ10では、音による警告を、音声及びメロディから、自車両2の乗員の好みで選択できるようになっている。
一方、図1に示すスピーカ80は、自車両2の乗員に対し、音による報知を行う。
また、コントローラ90は、周知のCPU91、ROM92、RAM93等を備えている。
ここで、コントローラ90が行う処理(下記(A)〜(F))について説明する。
(A):自車速度表示処理
コントローラ90は、GPS受信機30による検出情報に基づいて自車速度を定期的に算出し、この算出した自車速度を自車速度表示部62に表示させる処理を行う。
(B):相対速度表示処理
コントローラ90は、後方検出センサ10による検出情報に基づいて後方車両3の自車両2に対する相対速度を定期的に算出し、この算出した相対速度を相対速度表示部63に表示させる処理を行う。なお、後方検出センサ10による検出範囲に後方車両が存在しない場合には、相対速度表示部63には何も表示させない。
(C):接近報知処理
コントローラ90は、後方車両3が自車両2に急接近していると判断される場合に、接近ランプ65を点灯し、アラームランプ69を点滅しつつ音による警告を行う。また、急接近の度合いを警告レベルランプ68で表示する。
ここで、接近報知処理の具体的内容について図4及び図5のフローチャートを用いて説明する。なお、本接近報知処理は、電源スイッチ71がオンされることにより、コントローラ90のCPU91が、ROM92にあらかじめ記憶されているプログラムに従い実行するものである。
この接近報知処理が開始されると、まずステップ(以下、単に「S」と記す。)110で、後方車両3が存在しているか否かを判定する。具体的には、後方検出センサ10を用いて、範囲検出スイッチにより設定されている検出範囲に後方車両3が検出されるか否かの判定を行う。
このS110で、後方車両3が存在していると判定すると、S120へ移行し、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、0.3未満(つまり、「Vs/Vo<0.3」)であるか否かを判定する。すなわち、後方車両3が、自車両2に急接近しているか否かを判定するのである。ここでは、後方車両3が、自車速度の30%以上の速度で走行している場合に急接近していると判定し、これより遅い速度の場合には急接近していないと判定する。
そして、S120で、「Vs/Vo<0.3」であると判定した場合(後方車両3が急接近していないと判定した場合)には、S110へ戻る。
一方、S120で、「Vs/Vo<0.3」でないと判定した場合(後方車両3が急接近していると判定した場合)には、S130へ移行し、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、0.3以上0.4未満(つまり、「0.3≦Vs/Vo<0.4」)であるか否かを判定する。
そして、S130で、「0.3≦Vs/Vo<0.4」であると判定した場合には、S140へ移行し、警告レベルランプ68によりレベル1を表示する。具体的には、警告レベルランプ68の5つのランプのうち、一番左のランプのみを点灯する。
一方、S130で、「0.3≦Vs/Vo<0.4」でないと判定した場合には、S150へ移行し、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、0.4以上0.5未満(つまり、「0.4≦Vs/Vo<0.5」)であるか否かを判定する。
そして、S150で、「0.4≦Vs/Vo<0.5」であると判定した場合には、S160へ移行し、警告レベルランプ68によりレベル2を表示する。具体的には、警告レベルランプ68の5つのランプのうち、左の2つのランプを点灯する。
一方、S150で、「0.4≦Vs/Vo<0.5」でないと判定した場合には、S170へ移行し、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、0.5以上0.6未満(つまり、「0.5≦Vs/Vo<0.6」)であるか否かを判定する。
そして、S170で、「0.5≦Vs/Vo<0.6」であると判定した場合には、S180へ移行し、警告レベルランプ68によりレベル3を表示する。具体的には、警告レベルランプ68の5つのランプのうち、左の3つのランプを点灯する。
一方、S170で、「0.5≦Vs/Vo<0.6」でないと判定した場合には、S190へ移行し、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、0.6以上0.7未満(つまり、「0.6≦Vs/Vo<0.7」)であるか否かを判定する。
そして、S190で、「0.6≦Vs/Vo<0.7」であると判定した場合には、S200へ移行し、警告レベルランプ68によりレベル4を表示する。具体的には、警告レベルランプ68の5つのランプのうち、左の4つのランプを点灯する。
一方、S190で、「0.6≦Vs/Vo<0.7」でないと判定した場合(つまり、「Vs/Vo≧0.7」であると判定した場合)には、S210へ移行し、警告レベルランプ68によりレベル5を表示する。具体的には、警告レベルランプ68の5つのランプすべてを点灯する。
このように、後方車両3が急接近していると判定した場合には(S120:NO)、急接近の度合いに応じた5段階のレベル表示を行うようになっている(S130〜S210)。
そして、警告レベルランプ68によりレベル3、レベル4又はレベル5を表示した後には(S180,S200,S210)、S220へ移行し、後方警告ランプ20の一定時間の点滅動作を開始させる。これにより、特に危険性の高い急接近の場合には、後方車両3の運転者に注意を促すようになっている。
また、警告レベルランプ68によりレベル1若しくはレベル2を表示した後(S140,S160)、又は、後方警告ランプ20の点滅動作を開始させた後(S220)には、S230へ移行し、接近ランプ65を点灯する。これにより、後方車両3が急接近していることを自車両2の運転者に知らせる。
続いて、S240では、アラームランプ69の一定時間の点滅動作を開始させる。これにより、運転者に対し視覚的な警告を行う。
続いて、S250では、自車速度Voが、警告不許可ボタン74,75により設定されている警告禁止速度未満であるか否かを判定する。
このS250で、自車速度Voが警告禁止速度未満でないと判定した場合には、S260へ移行し、音による警告を行う。具体的には、警告切替ボタン77により音による警告が音声に設定されている場合には、「後方車両が接近しています。」という音声をスピーカ80から出力する。また、警告切替ボタン77により音による警告がメロディに設定されている場合には、メロディをスピーカ80から出力する。そして、S270(図5)へ移行する。
一方、S250で、自車速度Voが警告禁止速度未満であると判定した場合には、そのままS270(図5)へ移行する。つまり、自車速度Voが警告禁止速度未満である場合には、音による警告を禁止するようにしている。
S270では、S110と同様、後方車両3が存在しているか否かを判定する。
そして、S270で、後方車両3が存在していると判定すると、S280へ移行し、S120と同様、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、0.3未満(つまり、「Vs/Vo<0.3」)であるか否かを判定する。
このS280で、「Vs/Vo<0.3」でないと判定した場合(後方車両3が急接近していると判定した場合)には、S290へ移行し、S130と同様、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、0.3以上0.4未満(つまり、「0.3≦Vs/Vo<0.4」)であるか否かを判定する。
そして、S290で、「0.3≦Vs/Vo<0.4」であると判定した場合には、S300へ移行し、S140と同様、警告レベルランプ68によりレベル1を表示する。
一方、S290で、「0.3≦Vs/Vo<0.4」でないと判定した場合には、S310へ移行し、S150と同様、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、0.4以上0.5未満(つまり、「0.4≦Vs/Vo<0.5」)であるか否かを判定する。
そして、S310で、「0.4≦Vs/Vo<0.5」であると判定した場合には、S320へ移行し、S160と同様、警告レベルランプ68によりレベル2を表示する。
一方、S310で、「0.4≦Vs/Vo<0.5」でないと判定した場合には、S330へ移行し、S170と同様、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、0.5以上0.6未満(つまり、「0.5≦Vs/Vo<0.6」)であるか否かを判定する。
そして、S330で、「0.5≦Vs/Vo<0.6」であると判定した場合には、S340へ移行し、S180と同様、警告レベルランプ68によりレベル3を表示する。
一方、S330で、「0.5≦Vs/Vo<0.6」でないと判定した場合には、S350へ移行し、S190と同様、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、0.6以上0.7未満(つまり、「0.6≦Vs/Vo<0.7」)であるか否かを判定する。
そして、S350で、「0.6≦Vs/Vo<0.7」であると判定した場合には、S360へ移行し、S200と同様、警告レベルランプ68によりレベル4を表示する。
一方、S350で、「0.6≦Vs/Vo<0.7」でないと判定した場合(つまり、「Vs/Vo≧0.7」であると判定した場合)には、S370へ移行し、S210と同様、警告レベルランプ68によりレベル5を表示する。
このように、後方車両3が急接近している状態では(S280:NO)、急接近の度合いの変化に応じて5段階のレベル表示も変化させるようになっている(S290〜S370)。
一方、S270で、後方車両3が存在していないと判定した場合、又は、S280で、「Vs/Vo<0.3」であると判定した場合(後方車両3が急接近していないと判定した場合)には、S380へ移行し、警告レベルランプ68によりレベル0を表示する。具体的には、警告レベルランプ68の5つのランプすべてを消灯する。続いて、S390へ移行し、接近ランプ65を消灯する。これにより、後方車両3の急接近状態が解除されたことを自車両2の運転者に知らせる。その後、S110へ戻る。
(D):追尾報知処理
コントローラ90は、自車両2が後方車両3によって追尾されていると判断される場合に、追尾ランプ67を点灯し、アラームランプ69を点滅しつつ音による警告を行う。また、追尾の度合いを警告レベルランプ68で表示する。
ここで、追尾報知処理の具体的内容について図6のフローチャートを用いて説明する。なお、本追尾報知処理は、電源スイッチ71がオンされることにより、コントローラ90のCPU91が、ROM92にあらかじめ記憶されているプログラムに従い実行するものである。
この追尾報知処理が開始されると、まずS410で、後方車両3が存在しているか否かを判定する。具体的には、後方検出センサ10を用いて、範囲検出スイッチにより設定されている検出範囲に後方車両3が検出されるか否かの判定を行う。
このS410で、後方車両3が存在していると判定すると、S420へ移行し、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、−0.2以上0.2未満(つまり、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」)であるか否かを判定する。すなわち、後方車両3が、自車速度に近い速度で走行しているか否かを判定するのである。ここでは、自車速度の±20%以内の速度を、自車両に近い速度としている。
そして、S420で、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」でないと判定した場合(後方車両3が自車速度に近い速度で走行していないと判定した場合)には、S410へ戻る。
一方、S420で、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」であると判定した場合(後方車両3が自車速度に近い速度で走行していると判定した場合)には、S430へ移行し、後述する判定処理(S450,S520,S580,S640,S700)に用いるためのタイマTをスタートする。
続いて、S440では、S420と同様、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、−0.2以上0.2未満(つまり、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」)であるか否かを判定する。つまり、後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が継続しているか否かを判定するのである。
そして、S440で、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」でないと判定した場合(後方車両3が自車速度に近い速度で走行していないと判定した場合)には、S410へ戻る。
一方、S440で、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」であると判定した場合(後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が継続していると判定した場合)には、S450へ移行し、S430でスタートしたタイマTが、あらかじめ決められている時間T1以上(つまり、「T≧T1」)であるか否かを判定する。このようにして、後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が時間T1を経過したか否かを判定するのである。
そして、S450で、「T≧T1」でないと判定した場合(時間T1を経過していないと判定した場合)には、S440へ戻る。
一方、S450で、「T≧T1」であると判定した場合(時間T1を経過したと判定した場合)には、S460へ移行し、追尾ランプ67を点灯する。これにより、後方車両3が自車両2を追尾している可能性があることを自車両2の運転者に知らせる。
続いて、S470では、警告レベルランプ68によりレベル1を表示する。具体的には、警告レベルランプ68の5つのランプのうち、一番左のランプのみを点灯する。
続いて、S480では、アラームランプ69の一定時間の点滅動作を開始させる。これにより、運転者に対し視覚的な警告を行う。
続いて、S490では、自車速度Voが、警告不許可ボタン74,75により設定されている警告禁止速度未満であるか否かを判定する。
このS490で、自車速度Voが警告禁止速度未満でないと判定した場合には、S500へ移行し、音による警告を行う。具体的には、警告切替ボタン77により音による警告が音声に設定されている場合には、「後方車両に注意してください。」という音声をスピーカ80から出力する。また、警告切替ボタン77により音による警告がメロディに設定されている場合には、メロディをスピーカ80から出力する。そして、S510へ移行する。
一方、S490で、自車速度Voが警告禁止速度未満であると判定した場合には、そのままS510へ移行する。つまり、自車速度Voが警告禁止速度未満である場合には、音による警告を禁止するようにしている。
S510では、S420と同様、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、−0.2以上0.2未満(つまり、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」)であるか否かを判定する。つまり、後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が継続しているか否かを判定するのである。
そして、S510で、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」であると判定した場合(後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が継続していると判定した場合)には、S520へ移行し、S430でスタートしたタイマTが、あらかじめ決められている時間T2(T2>T1)以上(つまり、「T≧T2」)であるか否かを判定する。このようにして、後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が時間T2を経過したか否かを判定するのである。
そして、S520で、「T≧T2」でないと判定した場合(時間T2を経過していないと判定した場合)には、S510へ戻る。
一方、S520で、「T≧T2」であると判定した場合(時間T2を経過したと判定した場合)には、S530へ移行し、警告レベルランプ68によりレベル2を表示する。具体的には、警告レベルランプ68の5つのランプのうち、左の2つのランプを点灯する。
続いて、S540では、アラームランプ69の一定時間の点滅動作を開始させる。これにより、運転者に対し視覚的な警告を行う。
続いて、S550では、自車速度Voが、警告不許可ボタン74,75により設定されている警告禁止速度未満であるか否かを判定する。
このS550で、自車速度Voが警告禁止速度未満でないと判定した場合には、S560へ移行し、S500と同様、音による警告を行う。そして、S570へ移行する。
一方、S550で、自車速度Voが警告禁止速度未満であると判定した場合には、そのままS570へ移行する。つまり、自車速度Voが警告禁止速度未満である場合には、音による警告を禁止するようにしている。
S570では、S420と同様、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、−0.2以上0.2未満(つまり、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」)であるか否かを判定する。つまり、後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が継続しているか否かを判定するのである。
そして、S570で、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」であると判定した場合(後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が継続していると判定した場合)には、S580へ移行し、S430でスタートしたタイマTが、あらかじめ決められている時間T3(T3>T2)以上(つまり、「T≧T3」)であるか否かを判定する。このようにして、後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が時間T3を経過したか否かを判定するのである。
そして、S580で、「T≧T3」でないと判定した場合(時間T3を経過していないと判定した場合)には、S570へ戻る。
一方、S580で、「T≧T3」であると判定した場合(時間T3を経過したと判定した場合)には、S590へ移行し、警告レベルランプ68によりレベル3を表示する。具体的には、警告レベルランプ68の5つのランプのうち、左の3つのランプを点灯する。
続いて、S600では、アラームランプ69の一定時間の点滅動作を開始させる。これにより、運転者に対し視覚的な警告を行う。
続いて、S610では、自車速度Voが、警告不許可ボタン74,75により設定されている警告禁止速度未満であるか否かを判定する。
このS610で、自車速度Voが警告禁止速度未満でないと判定した場合には、S620へ移行し、S500と同様、音による警告を行う。そして、S630へ移行する。
一方、S610で、自車速度Voが警告禁止速度未満であると判定した場合には、そのままS630へ移行する。つまり、自車速度Voが警告禁止速度未満である場合には、音による警告を禁止するようにしている。
S630では、S420と同様、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、−0.2以上0.2未満(つまり、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」)であるか否かを判定する。つまり、後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が継続しているか否かを判定するのである。
そして、S630で、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」であると判定した場合(後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が継続していると判定した場合)には、S640へ移行し、S430でスタートしたタイマTが、あらかじめ決められている時間T4(T4>T3)以上(つまり、「T≧T4」)であるか否かを判定する。このようにして、後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が時間T4を経過したか否かを判定するのである。
そして、S640で、「T≧T4」でないと判定した場合(時間T4を経過していないと判定した場合)には、S630へ戻る。
一方、S640で、「T≧T4」であると判定した場合(時間T4を経過したと判定した場合)には、S650へ移行し、警告レベルランプ68によりレベル4を表示する。具体的には、警告レベルランプ68の5つのランプのうち、左の4つのランプを点灯する。
続いて、S660では、アラームランプ69の一定時間の点滅動作を開始させる。これにより、運転者に対し視覚的な警告を行う。
続いて、S670では、自車速度Voが、警告不許可ボタン74,75により設定されている警告禁止速度未満であるか否かを判定する。
このS670で、自車速度Voが警告禁止速度未満でないと判定した場合には、S680へ移行し、S500と同様、音による警告を行う。そして、S690へ移行する。
一方、S670で、自車速度Voが警告禁止速度未満であると判定した場合には、そのままS690へ移行する。つまり、自車速度Voが警告禁止速度未満である場合には、音による警告を禁止するようにしている。
S690では、S420と同様、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、−0.2以上0.2未満(つまり、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」)であるか否かを判定する。つまり、後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が継続しているか否かを判定するのである。
そして、S690で、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」であると判定した場合(後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が継続していると判定した場合)には、S700へ移行し、S430でスタートしたタイマTが、あらかじめ決められている時間T5(T5>T4)以上(つまり、「T≧T5」)であるか否かを判定する。このようにして、後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が時間T5を経過したか否かを判定するのである。
そして、S700で、「T≧T5」でないと判定した場合(時間T5を経過していないと判定した場合)には、S690へ戻る。
一方、S700で、「T≧T5」であると判定した場合(時間T5を経過したと判定した場合)には、S710へ移行し、警告レベルランプ68によりレベル5を表示する。具体的には、警告レベルランプ68の5つのランプすべてを点灯する。
続いて、S720では、アラームランプ69の一定時間の点滅動作を開始させる。これにより、運転者に対し視覚的な警告を行う。
続いて、S730では、自車速度Voが、警告不許可ボタン74,75により設定されている警告禁止速度未満であるか否かを判定する。
このS730で、自車速度Voが警告禁止速度未満でないと判定した場合には、S740へ移行し、S500と同様、音による警告を行う。そして、S750へ移行する。
一方、S730で、自車速度Voが警告禁止速度未満であると判定した場合には、そのままS750へ移行する。つまり、自車速度Voが警告禁止速度未満である場合には、音による警告を禁止するようにしている。
S750では、S420と同様、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsを自車速度Voで割った値が、−0.2以上0.2未満(つまり、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」)であるか否かを判定する。つまり、後方車両3が自車速度に近い速度で走行している状態が継続しているか否かを判定するのである。
そして、このS750や、前述したS510,S570,S630,S690で、「−0.2≦Vs/Vo≦0.2」でないと判定した場合(後方車両3が自車速度に近い速度で走行していないと判定した場合)には、S760へ移行し、警告レベルランプ68によりレベル0を表示する。具体的には、警告レベルランプ68の5つのランプすべてを消灯する。続いて、S770へ移行し、追尾ランプ67を消灯する。これにより、後方車両3による追尾状態が解除されたことを自車両2の運転者に知らせる。続いて、S780へ移行し、タイマTをリセットする。その後、S410へ戻る。
なお、本追尾報知処理において、時間T1〜T5は、例えば、一定の値としてもよく、また、自車速度や相対速度等に応じて異なる値としてもよい。
(E):離脱報知処理
コントローラ90は、後方車両3の自車両2に対する相対速度がマイナスの値となっている間は、離脱ランプ66を点灯する。つまり、後方車両3が自車両2より遅い速度であり、後方車両3が自車両2から遠ざかっている状態では、離脱ランプ66を点灯するようになっている。
ここで、離脱報知処理の具体的内容について図7のフローチャートを用いて説明する。なお、本離脱報知処理は、電源スイッチ71がオンされることにより、コントローラ90のCPU91が、ROM92にあらかじめ記憶されているプログラムに従い実行するものである。
この離脱報知処理が開始されると、まずS810で、後方車両3が存在しているか否かを判定する。具体的には、後方検出センサ10を用いて、範囲検出スイッチにより設定されている検出範囲に後方車両3が検出されるか否かの判定を行う。
このS810で、後方車両3が存在していると判定すると、S820へ移行し、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsが0未満(つまり、「Vs<0」)であるか否かを判定する。すなわち、後方車両3が、自車両2から遠ざかっているか否かを判定するのである。
そして、S820で、「Vs<0」でないと判定した場合(後方車両3が自車両2から遠ざかっていないと判定した場合)には、S810へ戻る。
一方、S820で、「Vs<0」であると判定した場合(後方車両3が自車両2から遠ざかっていると判定した場合)には、S830へ移行し、離脱ランプ66を点灯する。これにより、後方車両3が遠ざかっていることを自車両2の運転者に知らせる。
続いて、S840では、上記S810と同様、後方車両3が存在しているか否かを判定する。
このS840で、後方車両3が存在していると判定すると、S850へ移行し、S820と同様、後方車両3の自車両2に対する相対速度Vsが0未満(つまり、「Vs<0」)であるか否かを判定する。すなわち、後方車両3が、自車両2から遠ざかっている状態が継続しているか否かを判定するのである。
そして、S850で、「Vs<0」であると判定した場合(後方車両3が自車両2から遠ざかっている状態が継続していると判定した場合)には、S840へ戻る。これにより、離脱ランプ66の点灯状態が維持される。
一方、S840で、後方車両3が存在していないと判定した場合や、S850で、「Vs<0」でないと判定した場合(後方車両3が自車両2から遠ざかっている状態が継続していないと判定した場合)には、S860へ移行し、離脱ランプ66を消灯した後、S810へ戻る。
(F):カーブ走行時報知禁止処理
コントローラ90は、カーブ検出センサ40により自車両2がカーブ路走行状態であるか否かを判定し、カーブ路走行状態であると判定している間は、スピーカ80から音を出力させないようにする処理を行う。つまり、自車両2がカーブ路を走行中は、音による警告を禁止するのである。
なお、本実施形態の後方状態報知装置1では、後方検出センサ10が、本発明の後方状況検出手段に相当し、後方警告ランプ20が、本発明の後方報知手段に相当し、GPS受信機30が、本発明の自車速度検出手段に相当し、カーブ検出センサ40が、本発明のカーブ路判定手段に相当する。また、相対速度表示部63が、本発明の相対速度表示手段に相当し、接近ランプ65、離脱ランプ66、追尾ランプ67、警告レベルランプ68、アラームランプ69及びスピーカ80が、本発明の自車報知手段に相当し、検出範囲設定スイッチ73が、本発明の範囲変更操作手段に相当し、警告不許可ボタン74,75が、本発明の速度変更操作手段に相当する。また、接近報知処理(図4)におけるS110〜S130,S150,S170,S190の処理が、本発明の接近判定手段に相当し、特に、S150の処理が、本発明の追突判定手段に相当する。また、S140,S160,S180,S200,S210,S230,S240,S260の処理が、本発明の接近報知制御手段に相当し、S220の処理が、本発明の追突報知制御手段に相当する。また、追尾報知処理(図6)におけるS410〜S450,S510,S520,S570,S580,S630,S640,S690,S700の処理が、本発明の追尾判定手段に相当し、S460〜S480,S500,S530,S540,S560,S590,S600,S620,S650,S660,S680,S710,S720,S740の処理が、本発明の追尾報知制御手段に相当し、S490,S550,S610,S670,S730の処理が、本発明の低速報知禁止手段に相当する。また、離脱報知処理(図7)におけるS810,S820の処理が、本発明の離脱判定手段に相当し、S830の処理が、本発明の離脱報知制御手段に相当する。また、カーブ走行時報知禁止処理が、本発明のカーブ報知禁止手段に相当する。
以上説明したように、本実施形態の後方状態報知装置1では、後方車両3の状態、具体的には、後方車両3が自車両2に急接近している状態、後方車両3が自車両2を追尾している可能性がある状態、後方車両3が自車両2から遠ざかっている状態を、自車両2の運転者に報知する。このため、本後方状態報知装置1によれば、自車両2の運転者による後方状況の把握を効果的に補助することができる。特に、本後方状態報知装置1では、状況に応じて接近ランプ65、離脱ランプ66、追尾ランプ67を点灯させるようにしているため、後方車両3の状態を運転者に直感的に把握させることができる。しかも、音声又はメロディによっても報知するようにしているため、運転者が報知内容を視認により確認するのに要する時間を短くすることができ、その結果、運転を阻害しにくくすることができる。また、急接近や追尾を報知することで、自車両の運転者に何らかの対処を促すことができる。
一方、本後方状態報知装置1では、検出範囲設定スイッチ73により、後方検出センサ10による自車両2後方の検出範囲を、走行状況等に応じた適切な範囲に設定することができる。このため、本後方状態報知装置1によれば、誤判定を生じにくくすることができる。
また、本後方状態報知装置1では、自車両2の走行速度が警告禁止速度未満の場合には、音による報知を行わないようになっている。このため、本後方状態報知装置1によれば、音による不要な報知を減少させることができる。特に、本後方状態報知装置1では、警告不許可ボタン74,75により、警告禁止速度を変更することができる。このため、本後方状態報知装置1によれば、警告禁止速度を、走行状況等に応じた適切な値に設定することで、音による不要な報知を効果的に減少させることができる。
ここで、走行速度に応じて報知を禁止することによる効果の一例を挙げる。一般に車両の運転者は、後方車両に追尾された状態では無意識に走行速度を上げてしまう傾向があると考えられ、仮に後方車両がスピード違反を取り締まる覆面パトカーである場合には、通常は法定速度を守って走行するにもかかわらず、スピード違反として検挙されてしまうことが考えられる。そこで、例えば一般道路で警告禁止速度を60km/hに設定しておけば、法定速度を超えている状態でのみ音による報知が行われるため、運転者に対し速度を下げるように促すことができる。
一方、本後方状態報知装置1では、GPS受信機30による検出情報に基づいて自車速度を算出する。このため、本後方状態報知装置1によれば、車速センサを用いる構成に比べ、当該後方状態報知装置1の車両への取付けを容易に行うことができる。
また、本後方状態報知装置1では、後方車両3が自車速度に近い速度(本実施形態では±20%以内の速度)で一定時間走行している場合に、後方車両3が自車両2を追尾している旨の報知を行う。このため、本後方状態報知装置1によれば、自車両2を意図的に追尾している後方車両3の判別性を高くすることができる。すなわち、前方の車両を意図的に追尾している車両の運転者は、前方車両の走行速度にできるだけ合わせて運転しようとすることから、自車両2の走行速度に近い速度で走行を継続する後方車両3は、意図的な追尾を行っている可能性が高いと考えられるのである。
さらに、本後方状態報知装置1では、警告レベルランプ68を用いて5段階の表示を行うようにしている。このため、本後方状態報知装置1によれば、注意が必要な度合いを自車両2の乗員に直感的に認知させることができる。
また、本後方状態報知装置1では、後方車両3の接近度合いが高い場合には、後方警告ランプ20を一定時間点滅させる。このため、本後方状態報知装置1によれば、自車両2に追突する危険性があることを後方車両3の乗員に知らせ、減速等の対処を促すことができる。特に、自車両2の乗員に後方車両3の急接近を知らせるための判定処理と、後方車両3の乗員に急接近を知らせるための判定処理とを共用しているため、処理の簡素化を図ることができる。
さらに、本後方状態報知装置1では、後方車両3の自車両2に対する相対速度が0より低い場合に後方車両3が自車両2から遠ざかっていると判定するようにしているため、判定を容易に行うことができる。
一方、本後方状態報知装置1では、後方車両3の自車両2に対する相対速度を、相対速度表示部63に表示するようにしている。このため、本後方状態報知装置1によれば、後方車両3の自車両2に対する相対速度を自車両2の乗員に把握させることができる。これにより、自車両2の運転者による後方状況の把握を効果的に補助することができる。特に、本後方状態報知装置1では、自車速度表示部62に自車速度も表示するようにしているため、自車速度と相対速度とにより、後方車両3の走行速度を運転者に把握させることができる。
また、本後方状態報知装置1では、自車両2がカーブ路を走行中は、音による警告を禁止するようにしている。このため、本後方状態報知装置1によれば、音による報知が誤判定によって行われてしまうことを少なくすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、接近ランプ65、離脱ランプ66、追尾ランプ67を、それぞれ異なる色で点灯するように構成とすることで、自車両2の運転者に対し、後方車両3の状態をより直感的に知らせることができる。加えて、例えば、相対速度表示部63における相対速度の表示色が、接近ランプ65、離脱ランプ66、追尾ランプ67のうち点灯しているランプと同じ色に変化するように構成すれば、より効果的である。
また、上記実施形態の後方状態報知装置1では、GPS受信機30による検出情報に基づいて自車速度を算出するようにしているが、これに限ったものではなく、例えば、車速パルスを用いて自車速度を検出する構成であってもよい。
また、上記実施形態の後方状態報知装置1では、後方検出センサ10と後方警告ランプ20とが別体で構成されているが、これに限ったものではなく、一体で構成されていてもよい。同様に、上記実施形態の後方状態報知装置1では、操作部60が本体部50に組み込まれているが、これに限ったものではなく、本体部50と別体で構成されていてもよい。
さらに、上記実施形態の後方状態報知装置1では、後方検出センサ10としてマイクロ波センサを用いているが、これに限ったものではない。例えば、マイクロ波センサに代えて、ミリ波レーダ、超音波センサ、レーザレーダ、光学センサ、赤外線センサ、CCDカメラ(画像処理により検出)等を用いることも可能である。
ここで、ミリ波レーダは、周知のように、ミリ波帯の電波を送信してその反射波を受信することで、物標(後方車両3)との距離及び相対速度、並びに、その物標が存在する方位を検出する。そして、このミリ波レーダは、雨、雪、霧などの劣悪な気象環境に対する耐性が高いという利点がある。
一方、上記実施形態の後方状態報知装置1では、後方車両3の自車両2に対する相対速度と、自車速度とに基づき、後方車両3の接近、追尾、離脱を判定するようにしているが、これに限ったものではない。例えば、後方車両3との車間距離を検出し、検出した車間距離に基づいて判定を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態の後方状態報知装置1では、後方警告ランプ20を用いて後方車両3の乗員への報知も行うようにしているが、これに限ったものではなく、例えば、後方警告ランプ20を備えていない構成としてもよい。また、後方警告ランプ20を後付けできるように構成してもよい。
さらに、上記実施形態の後方状態報知装置1では、自車速度が警告禁止速度未満の場合には、後方車両3が急接近又は追尾している状態であっても音による警告を禁止するようにしているが、これに限ったものではない。例えば、光による警告(接近ランプ65、追尾ランプ67、警告レベルランプ68、アラームランプ69)についても禁止するようにしてもよい。一方、警告を全く禁止しない構成であってもよく、また、警告を禁止するモードと禁止しないモードとのいずれかを選択するための操作を受け付ける操作ボタン(本発明の禁止選択操作手段に相当)を備え、自車両の乗員により選択させる構成であってもよい。ここで、少なくとも後方車両3が急接近している場合には警告を禁止しない構成であれば、例えば自車両2の停止時や低速走行時に後方車両3が追突するような事故への対処を促すことができる。
一方、上記実施形態の後方状態報知装置1は、車両に取り付けて用いるものであるが、これに限ったものではなく、例えば、あらかじめ車両に組み込まれるものであってもよい。
また、本発明は、他の周知の装置と組み合わされたものであってもよい。具体的には、例えば下記の組み合わせが考えられる。
(a):レーダ探知機と組み合わせる。レーダ探知機とは、周知のように、車両に取り付けられた状態で用いられ、レーダ式スピード測定器を検出するためのものである。ここで、最近のレーダ探知機には、自車両の位置を検出する等の目的でGPS受信機を備えたものがあることから、GPS受信機を流用することが可能となる。なお、最近のレーダ探知機には、カーロケーターシステムを利用して緊急車両の接近を判断する機能を備えたものもある。ここで、カーロケーターシステムとは、緊急車両(例えばパトカー)がGPSにより算出した自車位置情報を無線で通信指令本部へ定期的に送信するシステムであり、レーダ探知機は、緊急車両から送信される電波を受信した場合に報知することで、緊急車両の接近を知らせるようになっている。
(b):車両盗難防止装置と組み合わせる。車両盗難防止装置は、周知のように、車両に取り付けられるものであるため、組み合わせることにより車両側に必要な設置スペースを小さくすることが可能となる。
(c):カーナビゲーションシステムと組み合わせる。カーナビゲーションシステムは、GPS受信機を備えていることから、GPS受信機を流用することが可能となる。また、ディスプレイや操作部の流用も可能となる。
最後に、上記実施形態から把握することのできる技術思想であって上記請求項以外のものを、その効果とともに記載する。
(1):車両に搭載された状態で用いられる車載用報知装置であって、自車両(当該車載用報知装置が搭載された車両)の後方の状況を検出するための後方状況検出手段(例えばマイクロ波センサ)と、該後方状況検出手段による検出情報に基づき、後方車両(自車両の後方を走行する車両)が自車両に急接近しているか否かを判定する接近判定手段と、自車両の乗員に対する報知動作(例えば、音(メロディ、音声等)による報知動作や、光(ランプ、文字等)による報知動作)を行うための自車報知手段と、前記接近判定手段により後方車両が自車両に急接近していると判定された場合に、その旨を報知するための報知動作を前記自車報知手段に行わせる接近報知制御手段と、自車両の走行速度を検出するための自車速度検出手段と、該自車速度検出手段により検出される自車両の走行速度が所定の報知禁止速度より低い場合には、前記自車報知手段による報知動作の全部又は一部(例えば、音による報知動作と光による報知動作のうち、前者の報知動作)を禁止する低速報知禁止手段と、を備えたことを特徴とする車載用報知装置。
本車載用報知装置によれば、自車両に急接近している後方車両が存在していることを自車両の乗員に知らせ、何らかの対処を促すことができる。
しかも、本車載用報知装置によれば、不要な報知動作を減少させることができる。特に、音による報知動作は、頻繁に行われると耳障りであるため、少なくとも音による報知動作を行わないようにする構成が好ましい。
また、後方車両が自車両に急接近している状態では、自車両の運転者が無意識に速度を上げてしまうことが考えられる。そこで、例えば報知禁止速度を例えば法定速度に設定しておけば、自車両の走行速度が法定速度を超えている場合にのみ報知動作が禁止されることなく行われることとなるため、法定速度を超えていることを自車両の運転者に認識させることができる。
なお、本車載用報知装置に、上記各請求項(具体的には、請求項2,4〜6,11〜18)に記載の構成を従属させることにより、各請求項について述べた効果を得ることができる。
(2):車両に搭載された状態で用いられる車載用報知装置であって、自車両(当該車載用報知装置が搭載された車両)の後方の状況を検出するための後方状況検出手段(例えばマイクロ波センサ)と、該後方状況検出手段による検出情報に基づき、後方車両(自車両の後方を走行する車両)が自車両に急接近しているか否かを判定する接近判定手段と、自車両の乗員に対する報知動作(例えば、音(メロディ、音声等)による報知動作や、光(ランプ、文字等)による報知動作)を行うための自車報知手段と、前記接近判定手段により後方車両が自車両に急接近していると判定された場合に、その旨を報知するための報知動作を前記自車報知手段に行わせる接近報知制御手段と、前記後方状況検出手段による検出情報から求められる後方車両の自車両に対する相対速度を表示する相対速度表示手段と、を備えたことを特徴とする車載用報知装置。
本車載用報知装置によれば、自車両に急接近している後方車両が存在していることを自車両の乗員に知らせ、何らかの対処を促すことができる。
しかも、本車載用報知装置によれば、後方車両の自車両に対する状態(相対速度)を自車両の乗員に把握させることができる。これにより、運転者による後方状況の把握を効果的に補助することができる。
なお、本車載用報知装置に、上記各請求項(具体的には、請求項2〜6,11〜16,18)に記載の構成を従属させることにより、各請求項について述べた効果を得ることができる。
実施形態の後方状態報知装置の構成を表すブロック図である。 後方状態報知装置の機能の概要を説明するための説明図である。 操作部の外観を説明するための説明図である。 接近報知処理のフローチャート(1)である。 接近報知処理のフローチャート(2)である。 追尾報知処理のフローチャートである。 離脱報知処理のフローチャートである。
符号の説明
1…後方状態報知装置、2…自車両、3…後方車両、10…後方検出センサ、20…後方警告ランプ、30…GPS受信機、40…カーブ検出センサ、50…本体部、60…操作部、61…GPS受信ランプ、62…自車速度表示部、63…相対速度表示部、64…警告不許可ランプ、65…接近ランプ、66…離脱ランプ、67…追尾ランプ、68…警告レベルランプ、69…アラームランプ、71…電源スイッチ、72…ボリューム調整器、73…検出範囲設定スイッチ、74…警告不許可ボタン、75…警告不許可ボタン、76…テスト/ミュートボタン、77…警告切替ボタン、80…スピーカ、90…コントローラ

Claims (18)

  1. 車両に搭載された状態で用いられる車載用報知装置であって、
    自車両(当該車載用報知装置が搭載された車両)の後方の状況を検出するための後方状況検出手段と、
    該後方状況検出手段による検出情報に基づき、後方車両(自車両の後方を走行する車両)が自車両を追尾しているか否かを判定する追尾判定手段と、
    自車両の乗員に対する報知動作を行うための自車報知手段と、
    前記追尾判定手段により後方車両が自車両を追尾していると判定された場合に、その旨を報知するための報知動作を前記自車報知手段に行わせる追尾報知制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車載用報知装置。
  2. 請求項1に記載の車載用報知装置において、
    前記後方状況検出手段による検出の対象となる自車両後方の距離範囲を変更するための操作を受け付ける範囲変更操作手段を備え、
    該範囲変更操作手段により受け付けられた操作に応じて、前記後方状況検出手段による検出の対象となる自車両後方の距離範囲が変更されるように構成されていること、
    を特徴とする車載用報知装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車載用報知装置において、
    自車両の走行速度を検出するための自車速度検出手段と、
    該自車速度検出手段により検出される自車両の走行速度が所定の報知禁止速度より低い場合には、前記自車報知手段による報知動作の全部又は一部を禁止する低速報知禁止手段と、
    を備えたことを特徴とする車載用報知装置。
  4. 請求項3に記載の車載用報知装置において、
    前記低速報知禁止手段による報知動作の禁止を行わせるか否かを選択するための操作を受け付ける禁止選択操作手段を備え、
    該禁止選択操作手段により受け付けられた操作に応じて、前記低速報知禁止手段による報知動作の禁止を行わせるか否かが選択されるように構成されていること、
    を特徴とする車載用報知装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の車載用報知装置において、
    前記報知禁止速度を変更するための操作を受け付ける速度変更操作手段を備え、
    該速度変更操作手段により受け付けられた操作に応じて、前記報知禁止速度が変更されるように構成されていること、
    を特徴とする車載用報知装置。
  6. 請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載の車載用報知装置において、
    前記自車速度検出手段は、GPS用の人工衛星からの送信電波に基づき、自車両の走行速度を検出すること、
    を特徴とする車載用報知装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車載用報知装置において、
    前記追尾判定手段は、前記後方状況検出手段による検出情報から求められる後方車両の自車両に対する相対速度が、0を含む所定範囲内に収まっている状態が一定時間継続した場合に、該後方車両が自車両を追尾していると判定すること、
    を特徴とする車載用報知装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の車載用報知装置において、
    前記追尾判定手段は、後方車両が自車両を追尾している状態を、複数段階に区別して判定し、
    前記追尾報知制御手段は、前記追尾判定手段により後方車両が自車両を追尾していると判定された場合に、該追尾判定手段により区別される複数段階の状態に応じた報知動作を前記自車報知手段に行わせること、
    を特徴とする車載用報知装置。
  9. 請求項8に記載の車載用報知装置において、
    前記追尾判定手段は、後方車両が自車両を追尾している状態を、後方車両が自車両を追尾している時間の長さに応じて複数段階に区別して判定すること、
    を特徴とする車載用報知装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の車載用報知装置において、
    前記後方状況検出手段による検出情報に基づき、後方車両が自車両に急接近しているか否かを判定する接近判定手段と、
    該接近判定手段により後方車両が自車両に急接近していると判定された場合に、その旨を報知するための報知動作を前記自車報知手段に行わせる接近報知制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車載用報知装置。
  11. 請求項10記載の車載用報知装置において、
    前記接近判定手段は、前記後方状況検出手段による検出情報から求められる後方車両の自車両に対する相対速度が、所定値以上となっている場合に、該後方車両が自車両に急接近していると判定すること、
    を特徴とする車載用報知装置。
  12. 請求項10又は請求項11に記載の車載用報知装置において、
    前記接近判定手段は、後方車両が自車両に急接近している状態を、複数段階に区別して判定し、
    前記接近報知制御手段は、前記接近判定手段により後方車両が自車両に急接近していると判定された場合に、該接近判定手段により区別される複数段階の状態に応じた報知動作を前記自車報知手段に行わせること、
    を特徴とする車載用報知装置。
  13. 請求項12に記載の車載用報知装置において、
    前記接近判定手段は、前記後方状況検出手段による検出情報から求められる後方車両の自車両に対する相対速度の度合いに応じて、後方車両が自車両に急接近している状態を、複数段階に区別して判定すること、
    を特徴とする車載用報知装置。
  14. 請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の車載用報知装置において、
    前記後方状況検出手段による検出情報に基づき、後方車両が自車両に追突する危険性が高いか否かを判定する追突判定手段と、
    後方車両の乗員に対する報知動作を行うための後方報知手段と、
    前記追突判定手段により後方車両が自車両に追突する危険性が高いと判定された場合に、その旨を報知するための報知動作を前記後方報知手段に行わせる追突報知制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車載用報知装置。
  15. 請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の車載用報知装置において、
    前記後方状況検出手段による検出情報に基づき、後方車両が自車両から遠ざかっているか否かを判定する離脱判定手段と、
    該離脱判定手段により後方車両が自車両から遠ざかっていると判定された場合に、その旨を報知するための報知動作を前記自車報知手段に行わせる離脱報知制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車載用報知装置。
  16. 請求項15に記載の車載用報知装置において、
    前記離脱判定手段は、前記後方状況検出手段による検出情報から求められる後方車両の自車両に対する相対速度が0より低い場合に、該後方車両が自車両から遠ざかっていると判定すること、
    を特徴とする車載用報知装置。
  17. 請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載の車載用報知装置において、
    前記後方状況検出手段による検出情報から求められる後方車両の自車両に対する相対速度を表示する相対速度表示手段を備えたこと、
    を特徴とする車載用報知装置。
  18. 請求項1ないし請求項17のいずれか1項に記載の車載用報知装置において、
    自車両がカーブ路を走行している状態であることを検出するカーブ路検出手段と、
    該カーブ路検出手段により自車両がカーブ路を走行している状態であることが検出されている場合には、前記自車報知手段による報知動作の全部又は一部を禁止するカーブ報知禁止手段と、
    を備えたことを特徴とする車載用報知装置。
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