JP2005217850A - データ変換装置及びデータ変換プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 異なる通信方式の制御装置同士を接続するための工数を削減することができるデータ変換装置及びデータ変換プログラムを提供する。
【解決手段】 元々通信方式の異なるメイン制御装置12とオプション制御装置26とを相互に接続するため、メイン制御装置12にはデータ変換部30D、アプリケーション層30Aが、オプション制御装置26にはデータ変換部28Dが追加される。メイン制御装置12のデータ変換部30Dは、アプリケーション層30Aにより作成された8ビット構成のメインデータを7ビット構成に変換してデータリンク層22Bへ渡すと共に、データリンク層22Bから渡された7ビット構成のメインデータを8ビット構成のメインデータに変換してアプリケーション層30Aへ渡す。オプション制御装置26のデータ変換部28Dもメイン制御装置12のデータ変換部30Dと同様の機能を有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、データ変換装置及びデータ変換プログラムに係り、より詳しくは、メイン制御装置と複数のオプション制御装置とが同一回線で接続され、メイン制御装置からの出力データが他のオプション制御装置全てに送信されるシステムにおいて、通信方式の異なるオプション制御装置を追加接続するためのデータ変換装置及びデータ変換プログラムに関する。
従来、図8に示すように、メイン制御装置50と複数のオプション制御装置52〜56とが同一回線で接続され、シリアル通信によりデータの授受を行うシステムがある(例えば特許文献1参照)。
このような通信する装置同士が1:N(Nは正数)の関係にあるシステムでは、図8に示すように、メイン制御装置50が、通信相手を選択するためのセレクト信号をセレクト端子SEL1〜SEL3の何れかに出力する。これにより、セレクト信号を受信したオプション制御装置は、通信相手として選択されたことを認識する。また、メイン制御装置50は、SOUT端子にデータを出力することにより選択したオプション制御装置にデータを送信し、オプション制御装置から出力されたデータをSIN端子から入力することにより、データを受信する。なお、SCLK端子からはクロック信号が出力され、このクロック信号に同期して各種信号の授受が行われる。
このようなシステムでは、通信相手を選択するための専用のポート、すなわちセレクト端子がオプション制御装置の数だけ必要となり、コストが高くなる。
そこで、コストダウンのために、通信相手の指定を送信するパケットの中で行うようにする場合がある。例えば、図9に示すように、送信するパケット60の構成を、オプション制御装置を指定するためのヘッダデータ部60Aと、送信データ、例えばコマンドを含めるためのメインデータ部60Bとで構成する。例えばヘッダデータ部60Aは1バイトで構成し、メインデータ部60Bはnバイト(nは正数)で構成する。そして、オプション制御装置に各々異なるID番号を付与しておき、ヘッダデータ部60Aの最下位ビットであるビットb0からビットb6までの7ビットをID番号指定ビットとして、通信相手のオプション制御装置に付与されたID番号を指定する。この方法によれば、128(=27)個のオプション制御装置を指定することが可能となる。
また、ヘッダデータ部60Aとメインデータ部60Bとを識別するために、最上位ビットであるビットb7をヘッダ識別ビットとし、例えばビットb7が‘0’の場合は、そのビットb7を含む1バイトのデータはメインデータ部60Bのデータであることを示し、ビットb7が‘1’の場合は、そのビットb7を含む1バイトのデータはヘッダデータ部60Aのデータであることを示すものとする。
このような方法(以下1:N通信方式という)により、メイン制御装置50から出力されたパケットが全てのオプション制御装置に送信されても、オプション制御装置側において、受信したパケットが自分宛か否かをヘッダデータ部60Aを参照して判断することにより、選択されたオプション制御装置とメイン制御装置50との通信が可能となる。このため、通信相手の選択を行うための専用ポートを設ける必要がなく、コストダウンを図ることができる。
特開平9−193508号公報
しかしながら、1:N通信方式では、メインデータ部60Bで使用するデータの最上位ビットであるビットb7は全て‘0’にしなければならず、ビットb0〜b6の7ビットでコマンドを定義しなければならないのでコマンドの定義が制限され、利便性が低下する、という問題があった。
一方、通信する装置同士が1:1の関係にある場合には、通信相手を特定する必要はないので、ヘッダデータ部60AのID番号指定ビットにID番号を指定する必要はなくヘッダデータ部60Aには予め定めた値(例えば16進数の‘FF’)を設定するか、若しくはヘッダデータ部60Aを設ける必要がなく、メインデータ部60Bにおいては特定のビットを意識せずにビットb0〜b7まで8ビット全て使用して自由にコマンドを定義することができる(以下、1:1通信方式という)。
ここで、1:1通信方式で使用していたオプション制御装置を、図8に示すような1:N通信方式を採用しているシステムに接続したい場合があるが、1:1通信方式では、1:N通信方式でヘッダ識別ビットとして使用しているビットb7までもコマンドとして使用しているため、そのまま接続したのでは誤動作する場合がある。
これを回避するためには1:1通信方式で使用していたコマンド定義をすべて見直し、ヘッダ識別ビットであるビットb7をコマンドとして使用しないように再定義する方法が考えられるが、仕様変更や制御プログラムの変更、デバッグ作業等に多くの工数が必要となってしまう、という問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、異なる通信方式の制御装置同士を接続するための工数を削減することができるデータ変換装置及びデータ変換プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、通信先を特定するための通信先情報を含むヘッダデータとメインデータとで構成された予め定めた単位の単位データ列から成ると共に、前記単位データ各々の予め定めた特定ビットを前記ヘッダデータと前記メインデータとを識別するための識別ビットとした第1のパケットにより通信する第1の通信方式の制御装置と、前記通信先情報を含まない第2のパケットにより通信する第2の通信方式の制御装置とを相互に接続するためのデータ変換装置であって、入力された前記第2のパケットのメインデータを構成する単位データ列の各単位データの特定ビットから成る付加データを前記メインデータに付加すると共に、前記特定ビットの位置に前記メインデータ用の識別ビットを設定して前記第1の通信方式用のメインデータに変換する第1の変換手段と、入力された前記第1のパケットのメインデータに付加された付加データを構成する特定ビットの各々を、前記メインデータを構成する単位データ列の各単位データの特定ビットに設定して前記第2の通信方式用のメインデータに変換する第2の変換手段と、を備えたことを特徴とする。
データ変換装置は、第1のパケットにより通信する第1の通信方式の制御装置と、第2のパケットにより通信する第2の通信方式の制御装置とを相互に接続するためのデータ変換を行う。
第1のパケットは、少なくともヘッダデータ及びメインデータを含む。ヘッダデータは、通信先を特定するための通信先情報を含む。第1のパケット、すなわとヘッダデータ及びメインデータは、予め定めた単位の単位データ列から成る。この単位データは、例えば1バイトのデータであってもよいし、複数バイトのデータであってもよい。また、単位データを構成する複数ビットのうち、予め定めた特定ビットは、ヘッダデータとメインデータとを識別するための識別ビットとして機能する。このため、第1の通信方式は、通信する制御装置同士が1:Nの関係にあるシステムに適した通信方式である。
また、第2のパケットは、通信先情報を含まない。このため、第2の通信方式は、通信する制御装置同士が1:1の関係にあるシステムに適した通信方式である。
このように、第1の通信方式と第2の通信方式とでは、パケットの構成が異なるため、通信方式の異なる制御装置同士は、そのままでは相互に接続することができない。
そこで、第1の変換手段は、第2のパケットを入力し、入力された第2のパケットのメインデータを構成する単位データ列の各単位データの特定ビットから成る付加データをメインデータに付加する。すなわち、特定ビットを付加データに移動する。また、移動した特定ビットの位置に、メインデータ用の識別ビットを設定する。これにより、第2のパケットのメインデータが第1の通信方式用のメインデータに変換される。
第2の変換手段は、第1のパケットを入力し、入力された第1のパケットのメインデータに付加された付加データを構成する特定ビットの各々を、メインデータを構成する単位データ列の各単位データの特定ビットに設定する。すなわち、付加データに移動した特定ビットを、元のメインデータの各単位データの特定ビットに戻す。これにより、第1のパケットのメインデータが第2の通信方式用のメインデータに変換される。
このように、データ変換装置は、各々の通信方式によるパケットのメインデータを相互に変換する機能を備えている。従って、例えば第1の通信方式により通信するシステムに、第2の通信方式により通信する制御装置を追加接続する場合は、本発明に係るデータ変換装置を各々の制御装置に追加すればよく、異なる通信方式の制御装置同士を接続する際の工数を削減することができる。
なお、請求項2に記載したように、前記特定ビットが複数のビットから成る構成としてもよい。これにより、ヘッダデータ部及びメインデータ部以外のデータをパケットに含めることができ、パケットの構成の自由度を向上させることができる。
請求項3記載の発明は、通信先を特定するための通信先情報を含むヘッダデータとメインデータとで構成された予め定めた単位の単位データ列から成ると共に、前記単位データ各々の予め定めた特定ビットを前記ヘッダデータと前記メインデータとを識別するための識別ビットとした第1のパケットにより通信する第1の通信方式の制御装置と、前記通信先情報を含まない第2のパケットにより通信する第2の通信方式の制御装置とを相互に接続するためのデータ変換処理をコンピュータに実現させるためのデータ変換プログラムであって、入力された前記第2のパケットのメインデータを構成する単位データ列の各単位データの特定ビットから成る付加データを前記メインデータに付加すると共に、前記特定ビットの位置に前記メインデータ用の識別ビットを設定して前記第1の通信方式用のメインデータに変換する第1の変換機能と、入力された前記第1のパケットのメインデータに付加された付加データを構成する特定ビットの各々を、前記メインデータを構成する単位データ列の各単位データの特定ビットに設定する第2の変換機能と、を備えたことを特徴とする。
第1の通信方式により通信するシステムに、第2の通信方式により通信する制御装置を追加接続する場合において、制御装置がコンピュータにより構成される場合には、本発明に係るデータ変換プログラムを各々の制御装置にインストールすればよく、異なる通信方式の制御装置同士を接続する際の工数を削減することができる。
以上説明したように、本発明によれば、異なる通信方式の制御装置同士の接続するための工数を削減することができる、という効果を有する。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1には、前述した1:N通信方式によりデータの授受を行う制御システム10の概略構成を示した。図1に示すように、制御システム10は、メイン制御装置12と複数のオプション制御装置14、16とがデータ送受信用の回線18A、18Bにより接続された構成である。
図2には、メイン制御装置12の基本的構成を示した。図2に示すように、メイン制御装置12は、各部の制御を司るCPU20A、制御プログラムや各種データ等が記憶されたROM20B、制御プログラムの実行に伴うワークエリアとして作用するRAM20C、及びメイン制御装置12と接続されるオプション制御装置14、16とのデータの入出力を制御する入出力インターフェース(図では、I/O)20Dが各々バス20Eに接続された構成である。
入出力インターフェース20Dには、データ受信用の回線18A、データ送信用の18Bが接続され、これらの回線を介してオプション制御装置とデータの授受を行う。なお、本実施形態では、メイン制御装置12とオプション制御装置14、16との通信は、シリアル通信により行うものとしているが、これに限らず、パラレル通信により行っても良い。
なお、オプション制御装置14、16についても基本的構成はメイン制御装置12と略同一であるので説明は省略する。
メイン制御装置12には、図8に示す従来のシステムのように、通信先のオプション制御装置を指定するためセレクト端子は設けられておらず、前述した図9に示すような構成のパケットのヘッダデータ部60Aに通信先のオプション制御装置に付与されたID番号を指定することにより、通信先を指定する。
メイン制御装置12により生成されたパケットは、回線18Aに送出され、オプション制御装置14、16により受信される。オプション制御装置14、16では、受信したパケットのヘッダデータ部60AのID番号指定ビットからID番号を認識し、自分宛のパケットか否かを判断し、自分宛のパケットであればメインデータ部60Bの内容に従った処理を行い、自分宛のパケットでなければ、受信したパケットを破棄する。
図3は、メイン制御装置12及びオプション制御装置14の機能ブロック図を示した。なお、図3に示す機能ブロック図は、メイン制御装置12とオプション制御装置14との関係における機能ブロック図であるが、オプション制御装置16についても略同様であるため説明は省略する。
図3に示すように、メイン制御装置12及びオプション制御装置14は、OSI参照プロトコル(Open System Interconnection Basic Reference Model)に従って各機能が階層化されて構成されている。
メイン制御装置12は、アプリケーション層22A、データリンク層22B、及び物理層22Cの各機能層から構成されている。オプション制御装置14も同様に、アプリケーション層24A、データリンク層24B、及び物理層24Cの各機能層から構成されている。
アプリケーション層22A、24Aは、1:N通信方式用のコマンド、すなわち1バイト中7ビットのみを使用したコマンド定義によるコマンドを生成、解釈する機能層である。データリンク層22B、24Bは、上位のアプリケーション層からのコマンドにヘッダデータ部60Aを付加してパケットを生成して物理層に渡すと共に、下位の物理層から渡されたパケットからヘッダデータ部60Aを取り除いたコマンドを上位のアプリケーション層へ渡す機能層である。物理層22C、24Cは、上位のデータリンク層から渡されたパケット(第1のパケット)を送信すると共に、受信したパケットをデータリンク層へ渡す機能層である。
具体的には、メイン制御装置12からオプション制御装置14へコマンドを送信する場合、メイン制御装置12のアプリケーション層22Aは、コマンドを生成してデータリンク層22Bへ渡す。データリンク層22Bは、予め定めたオプション制御装置14に付与されたID番号がID番号指定ビットにセットされたヘッダデータ部60Aと、アプリケーション層22Aから受け取ったコマンドがセットされたメインデータ部60Bとから成るパケットを生成し、物理層22Cへ渡す。なお、メイン制御装置12及びオプション制御装置14は、1:N通信方式により通信を行うものであるから、ヘッダデータ部60Aのヘッダ識別ビット、すなわち最上位ビットであるビットb7は‘1’となり、メインデータ部60Bの各バイトデータ(8ビットデータ)のビットb7は‘0’となる。すなわち、アプリケーション層22Aでは、各バイトデータのビットb7は使用せず、ビットb0〜b6までの7ビットのみを用いたコマンド定義によってコマンドを生成する。
物理層22Cは、データリンク層22Bから受け取ったパケットを、オプション制御装置14へ送信する。
送信されたパケットは、オプション制御装置14の物理層24C及びオプション制御装置16の物理層で受信される。物理層24Cでは、受信したパケットをデータリンク層24Bへ渡す。
データリンク層24Bでは、物理層24Cから受け取ったパケットのヘッダデータ部60Aを参照してID番号を取得し、取得したID番号が自身を示すものである場合には、パケットからヘッダデータ部60Aを除いたメインデータ部60Bのデータ(コマンド)をアプリケーション層24Aへ渡す。一方、取得したID番号が自身を示すものでない場合には、受け取ったパケットを破棄する。
アプリケーション層24Aでは、データリンク層24Bから受け取ったコマンドを解釈して、そのコマンドに基づく処理を実行する。
なお、オプション制御装置14からメイン制御装置12へデータを送信する際も同様である。メイン制御装置12とオプション制御装置16との通信、オプション制御装置14とオプション制御装置16との通信も上記と同様に行うことができる。ここで、メイン制御装置12は、各オプション制御装置とのコマンド定義が異なる場合には、各オプション制御装置毎にアプリケーション層を備える必要があるが、データリンク層及び物理層については共通でもよい。
次に、このような1:N通信方式により通信する制御システム10に、図4に示すように、1:1通信方式のオプション制御装置26を追加接続した場合の通信について説明する。
図5には、メイン制御装置12及びオプション制御装置26の機能ブロック図を示した。1:N通信方式により通信する制御システム10に、1:1通信方式のオプション制御装置をそのまま接続したのでは、正常に通信を行うことはできない。
このため、オプション制御装置26は、前述したオプション制御装置14と同様に、基本的にはアプリケーション層28A、データリンク層28B、物理層28Cを備えた構成であるが、アプリケーション層28Aとデータリンク層28Bとの間にデータ変換部28Dが追加して設けられた構成となっている。
また、メイン制御装置12は、データリンク層22B及び物理層22Cを基本的構成として備える他、オプション制御装置26用のコマンドを生成するためのアプリケーション層30A及びデータ変換部30Dが追加して設けられた構成となっている。
オプション制御装置26のアプリケーション層28Aは、元々1:1通信方式用のコマンドを生成、解釈する機能層であるから、1バイト中8ビット全て利用したコマンド定義によるコマンドを生成、解釈することが可能である。メイン制御装置12のアプリケーション層30Aも同様である。
データ変換部28D、30Dは、上位のアプリケーション層から渡された8ビット構成のコマンドを、後述する方法に従って7ビット構成に変換して下位のデータリンク層へ渡すと共に、データリンク層から渡された7ビット構成のコマンドを8ビット構成に変換してアプリケーション層へ渡す機能を有する。
具体的には、メイン制御装置12からオプション制御装置26へコマンドを送信する場合、メイン制御装置12のアプリケーション層30Aは、コマンドを生成してデータ変換部30Dへ渡す。
データ変換部30Dは、渡された8ビット構成のコマンドを7ビット構成のコマンドに変換してデータリンク層22Bへ渡す。
具体的には、例えばコマンドが図6(A)に示すようにデータA〜データJの10バイトのデータであったとすると、データA〜データG7の最上位ビット(第8ビット)であるビットA7〜G7までの7ビットを、図6(B)に示すように、新たに追加する11バイト目のデータKの最下位ビット(第1ビット)から第7ビットに移動すると共に、データH〜Jの最上位ビットであるビットH7〜J7を新たに追加する12バイト目のデータLの最下位ビットから第3ビットに移動する。そして、データA〜データJの最上位ビットであるビットA7〜G7に‘0’をセットすると共に、新たに追加したデータK、Lの未使用部分にも‘0’をセットする。これにより、見かけ上7ビット構成のコマンドに変換される。
データリンク層22B及び物理層22Cは、前述した図3の場合と同様に動作する。また、オプション制御装置26の物理層28C及びデータリンク層28Bは、それぞれ前述したオプション制御装置14の物理層24C及びデータリンク層24Bと同様に動作する。
オプション制御装置26のデータリンク層28Bでは、物理層28Cから受け取ったパケットのヘッダデータ部60Aを参照してID番号を取得し、取得したID番号が自身を示すものである場合には、パケットからヘッダデータ部60Aを除いたメインデータ部60Bのデータ(コマンド)をデータ変換部28Dへ渡す。
データ変換部28Dは、データリンク層24Bから渡された7ビット構成のコマンドを、8ビット構成のコマンドに変換してアプリケーション層28Aへ渡す。
具体的には、前述したメイン制御装置12のデータ変換部30Dが行った処理と逆の処理を行えばよい。すなわち、図6(B)に示すデータKの最下位ビットから第7ビットまでの各ビットを、データA〜データGの第8ビットへ各々戻し、データLの最下位ビットから第3ビットまでの各ビットを、データH〜Jの第8ビットへ各々戻すと共に、余分なデータK、Lを除く。これにより、8ビット構成の元のコマンドが復元される。そして、復元されたデータA〜データJから成る10バイトのコマンドをアプリケーション層28Aへ渡す。
アプリケーション層28Aでは、データ変換部28Dから受け取ったコマンドを解釈して、そのコマンドに基づく処理を実行する。
なお、オプション制御装置26からメイン制御装置12へデータを送信する際も同様であり、オプション制御装置26とオプション制御装置14、16との通信との通信も上記と同様に行うことができる。
次に、データ変換部28D、30Dの処理の流れについて図7に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップ100では、上位のアプリケーション層からコマンド(8ビット構成のコマンド)を受信したか否かを判断する。そして、アプリケーション層からコマンドを受信した場合には、ステップ102へ移行し、コマンドを受信していない場合には、ステップ106へ移行する。
ステップ106では、下位のデータリンク層からコマンド(7ビット構成のコマンド)を受信したか否かを判断する。そして、データリンク層からコマンドを受信した場合にはステップ108へ移行し、受信していない場合には、ステップ100へ戻る。すなわち、データ変換部28D、30Dは、アプリケーション層又はデータリンク層からコマンドを受信するまで待機する。
ステップ102では、アプリケーション層から受け取ったコマンドの各バイトデータの最上位ビットから追加のバイトデータを生成してコマンドの最後尾に追加する。
ステップ104では、未使用ビット、すなわち、追加したバイトデータに移動した、コマンドの各バイトデータの最上位ビットをゼロクリアすると共に、追加したバイトデータの未使用ビットをゼロクリアする。これにより、8ビット構成のコマンドが7ビット構成に変換される。
一方、データリンク層からコマンドを受信した場合には、ステップ108において、追加したバイトデータのうち、コマンドの各バイトデータの最上位ビットから移動した各ビットを、元の最上位ビットへ戻す。これにより、7ビット構成のコマンドが8ビット構成に変換される。
なお、ステップ102の処理は、本発明の第1の変換手段及び第1の変換機能に相当し、ステップ108の処理は、本発明の第2の変換手段及び第2の変換機能に相当する。
このように、1:N通信方式の制御システムに元々1:1通信方式のオプション制御装置26を追加接続する場合、7ビット構成のコマンドと8ビット構成のコマンドを相互に変換するデータ変換部をメイン制御装置12及びオプション制御装置26に設けると共に、8ビット構成のコマンドを生成、解釈するアプリケーション層をメイン制御装置12に設けるだけでよい。このため、オプション制御装置26のアプリケーション層28Aにおけるコマンド定義を7ビット構成に定義し直す必要がなく、仕様変更やプログラムの変更、デバッグ作業の工数等を大幅に削減することができる。
なお、本実施形態では、アプリケーション層とデータリンク層との間にデータ変換部を設けた場合について説明したが、これに限らず、データリンク層と物理層との間に設けても良い。
また、本実施形態では、特定ビットを1ビットとしたが、複数ビットとしてもよい。これによりパケットにヘッダデータ部及びメインデータ部以外の他のデータを含めることができ、パケットの構成の自由度を向上させることができる。また、本実施形態では、特定ビットを最上位ビットとしたが、これに限らず、他の任意の位置のビットを特定ビットとしても良い。さらに、本実施形態では、特定ビットを1バイトの単位データ毎に設けた構成としたが、これに限らず、単位データを2バイト以上の複数バイトのデータとし、この複数バイトの単位データ毎に特定ビットを設けた構成としてもよい。
制御システムのブロック図である。 メイン制御装置の基本的構成を示すブロック図である。 メイン制御装置及びオプション制御装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 制御システムのブロック図である。 メイン制御装置と追加接続するオプション制御装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 データ変換について説明するための図である。 データ変換部で実行される処理のフローチャートである。 従来における制御システムのブロック図である。 パケット構成を示す図である。
符号の説明
10 制御システム
12 メイン制御装置
14、16、26 オプション制御装置
22A、24A、28A、30A アプリケーション層
22B、24B、28B データリンク層
22C、24C、28C 物理層
28D、30D データ変換部

Claims (3)

  1. 通信先を特定するための通信先情報を含むヘッダデータとメインデータとで構成された予め定めた単位の単位データ列から成ると共に、前記単位データ各々の予め定めた特定ビットを前記ヘッダデータと前記メインデータとを識別するための識別ビットとした第1のパケットにより通信する第1の通信方式の制御装置と、前記通信先情報を含まない第2のパケットにより通信する第2の通信方式の制御装置とを相互に接続するためのデータ変換装置であって、
    入力された前記第2のパケットのメインデータを構成する単位データ列の各単位データの特定ビットから成る付加データを前記メインデータに付加すると共に、前記特定ビットの位置に前記メインデータ用の識別ビットを設定して前記第1の通信方式用のメインデータに変換する第1の変換手段と、
    入力された前記第1のパケットのメインデータに付加された付加データを構成する特定ビットの各々を、前記メインデータを構成する単位データ列の各単位データの特定ビットに設定して前記第2の通信方式用のメインデータに変換する第2の変換手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ変換装置。
  2. 前記特定ビットが複数のビットから成ることを特徴とする請求項1記載のデータ変換装置。
  3. 通信先を特定するための通信先情報を含むヘッダデータとメインデータとで構成された予め定めた単位の単位データ列から成ると共に、前記単位データ各々の予め定めた特定ビットを前記ヘッダデータと前記メインデータとを識別するための識別ビットとした第1のパケットにより通信する第1の通信方式の制御装置と、前記通信先情報を含まない第2のパケットにより通信する第2の通信方式の制御装置とを相互に接続するためのデータ変換処理をコンピュータに実現させるためのデータ変換プログラムであって、
    入力された前記第2のパケットのメインデータを構成する単位データ列の各単位データの特定ビットから成る付加データを前記メインデータに付加すると共に、前記特定ビットの位置に前記メインデータ用の識別ビットを設定して前記第1の通信方式用のメインデータに変換する第1の変換機能と、
    入力された前記第1のパケットのメインデータに付加された付加データを構成する特定ビットの各々を、前記メインデータを構成する単位データ列の各単位データの特定ビットに設定する第2の変換機能と、
    を備えたことを特徴とするデータ変換プログラム。
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