JP2005217660A - 音声映像信号合成装置 - Google Patents

音声映像信号合成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005217660A
JP2005217660A JP2004020424A JP2004020424A JP2005217660A JP 2005217660 A JP2005217660 A JP 2005217660A JP 2004020424 A JP2004020424 A JP 2004020424A JP 2004020424 A JP2004020424 A JP 2004020424A JP 2005217660 A JP2005217660 A JP 2005217660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio
unit
mpeg
packet
video signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004020424A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4263629B2 (ja
Inventor
Jiro Hirono
二郎 廣野
Yukie Sagawa
幸栄 佐川
Shuzo Umekawa
修三 梅川
Takeshi Osawa
岳史 大澤
Takayuki Mitomi
高行 三富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Fuji Television Network Inc
Original Assignee
NEC Corp
Fuji Television Network Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp, Fuji Television Network Inc filed Critical NEC Corp
Priority to JP2004020424A priority Critical patent/JP4263629B2/ja
Publication of JP2005217660A publication Critical patent/JP2005217660A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4263629B2 publication Critical patent/JP4263629B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Radio Transmission System (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

【課題】 伝搬経路の違いや、多重・分離処理の有無によって、状態の異なっている複数の音声映像信号を正常に合成することができる音声映像信号合成装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係るダイバシティ合成部250は、MPEG−2 TSを構成するトランスポート・パケットの伝送順序を示す巡回カウンタ(Continuity Counter)の値に基づいて、合成対象のトランスポート・パケットをビデオパケット選択部263に送出する順序を調整するビデオ遅延調整部261と、複数のシステム基準時刻(STC)情報の中間値を演算するSTC平均化部266と、STC平均化部266によって演算された中間値に基づいて、合成されたMPEG−2 TSにプログラム参照時刻情報(PCR)を付加するPCR付加部267とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、同一のコンテンツを含む複数の音声映像信号の中から何れかの信号を選択することによって前記複数の音声映像信号を合成し、合成音声映像信号を出力する合成部を備える音声映像信号合成装置、特に、複数のMPEG−2のトランスポートストリーム信号を合成して出力する音声映像信号合成装置に関する。
従来、野外番組、例えば、マラソンなどのロードレースの中継では、ロードレースの模様を途絶えることなく中継するため、ランナーなどを撮影するカメラなどを搭載した移動中継車と、ロードレースのコース近傍に臨時に配備された基地局との間において、複数の無線回線を介して同一のコンテンツを含む音声映像信号が伝送される、いわゆるダイバシティ技術が用いられる。
このようにダイバシティ技術を用いて伝送された同一のコンテンツを含む音声映像信号は、音声映像信号合成装置によってひとつの音声映像信号に合成される。
近年の音声映像信号ならびに通信技術のディジタル化の普及に伴い、圧縮符号化された複数の音声映像信号、例えば、MPEG−2(Moving Picture Experts Group)のトランスポートストリーム信号(以下、MPEG−2 TSという)を多重したり、複数のMPEG−2 TSの中から何れかのMPEG−2 TSを選択することによって複数のMPEG−2 TSを合成したりすることが行われている(例えば、特許文献1)。
特開2003−第78913号公報
ところで、上述したようなマラソンなどのロードレースの中継についても、ディジタルHDTV放送の普及などに伴い、放送される映像の高品質化が求められている。野外番組の映像の高品質化に伴って増大する情報量を中継するためには、野外番組の中継に用いられる無線回線を効率的に利用することが必要となる。そこで、複数のMPEG−2 TSを多重する多重装置が、野外番組の中継のために用いられている。
このように、野外番組の中継に当該多重装置が用いられる環境において、さらに、ダイバシティ技術を用いて伝送された複数の同一のコンテンツ(番組)を含むMPEG−2 TSをひとつのMPEG−2 TSに合成する場合、次のような状況が発生し得る。
すなわち、伝搬経路が大幅に異なる場合があるため、合成されるMPEG−2 TS間の伝搬遅延差が大きくなる。特に、多重(分離)装置を介して伝送されたMPEG−2 TSと、当該多重(分離)装置を介さずに伝送されたMPEG−2 TSとでは、伝搬経路の長短によって発生する遅延の大小や、多重(分離)装置での多重・分離処理に伴う遅延の有無によって、伝搬遅延差がさらに大きくなる。
また、多重(分離)装置を介して伝送されたMPEG−2 TSと、当該多重(分離)装置を介さずに伝送されたMPEG−2 TSとでは、その状態を示す情報の内容が異なる。
例えば、MPEG−2 TSに含まれるコンテンツ(番組)を管理するための情報が記述されたPAT(Program Association Table)や、当該コンテンツを構成する音声や映像などのデータを管理するための情報が記述されたPMT(Program Map Table)など、いわゆる番組特定情報(以下、PSI(Program Specific Information)という)の内容が変更されたり、追加されたりする場合がある。また、MPEG−2 TSの多重または分離処理において、MPEG−2 TSを構成する各種パケット(音声・映像パケットなど)の伝送順序が変更される場合がある。
つまり、従来のダイバシティ合成装置は、伝搬経路の違いや、多重(分離)装置による多重・分離処理の有無によって、状態の異なっている複数のMPEG−2 TS(音声映像信号)を、正常にひとつのMPEG−2 TSに合成することができないといった問題があった。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、伝搬経路の違いや、多重・分離処理の有無によって、状態の異なっている複数の音声映像信号を正常に合成することができる音声映像信号合成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、同一のコンテンツを含む複数の音声映像信号(例えば、MPEG−2 TS)の中から何れかの信号を選択することによって前記複数の音声映像信号を合成し、合成音声映像信号を出力する合成部を備える音声映像信号合成装置(ダイバシティ合成部250)であって、前記コンテンツを特定する番組特定情報(PSI)に基づいて、前記音声映像信号を構成するパケット(例えば、MPEG−2 TSを構成するトランスポート・パケット)の中から合成の対象となる合成対象パケット(例えば、音声・映像パケットなど)を識別する合成対象パケット識別部(パケット識別部255a,255b)と、前記合成対象パケットの伝送順序を示す巡回カウンタ(Continuity Counter)の値に基づいて、前記合成対象パケットを前記合成部に送出する順序を調整する第1の遅延調整部(ビデオ遅延調整部261,オーディオ遅延調整部262)と、前記音声映像信号に含まれている時刻情報であるプログラム参照時刻情報(Program Clock Reference)に基づいて、前記音声映像信号合成装置において用いられる時刻情報であるシステム基準時刻情報(System Time Clock)を生成するシステム基準時刻情報生成部(STCカウンタ258a,258b)と、前記システム基準時刻情報生成部によって生成された複数の前記システム基準時刻情報の中間値を演算するシステム基準時刻調整部(STC平均化部266)と、前記システム基準時刻調整部によって演算された前記中間値に基づいて、前記合成音声映像信号にプログラム参照時刻情報を付加するプログラム参照時刻付加部(PCR付加部267)とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、合成対象パケット識別部が、MPEG−2 TSの番組特定情報(PSI)、具体的には、PAT及びPMTの内容を参照して、合成対象パケットを識別するため、多重(分離)装置などによって、パケットの内容を示すPID(Packet Identifier)が書き換えられた場合でも、音声映像信号合成装置は、合成対象パケットを確実に識別することができる。
また、かかる特徴によれば、第1の遅延調整部が、MPEG−2 TSに含まれる巡回カウンタ(Continuity Counter)の値に基づいて、合成対象パケットを合成部に送出する順序を調整するため、多重(分離)装置などによって、合成対象パケットの伝送順序が変更されている場合でも、合成時に正しい順序に調整することができる。
さらに、かかる特徴によれば、プログラム参照時刻付加部が、システム基準時刻情報の中間値に基づいて、合成された“出力MPEG−2 TS”にプログラム参照時刻情報を付加するため、“出力MPEG−2 TS”のジッタ成分、すなわち、“出力MPEG−2 TS”の出力タイミングが大きく変動することを抑制することができる。
ところで、上述したMPEG−2 TSの巡回カウンタとしては、4ビットが割り当てられており、同一のPIDを有するトランスポート・パケットを受信するごとに巡回カウンタの値がインクリメント(増加)され、値が“15”(24−1)になると、次は“0”に戻るため、伝送順序を認識可能なトランスポート・パケットの範囲は、前後7パケット以内に制限される。
このため、合成されるMPEG−2 TSの伝搬遅延差が大きい場合、具体的には、合成対象パケットの伝搬遅延が、15パケット分に相当する時間以上である場合、音声映像信号合成装置は、MPEG−2 TSを正常に合成することができない可能性がある。
そこで、本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴において、前記システム基準時刻生成部によって生成された複数の前記システム基準時刻情報の値を近似または一致させる第2の遅延調整部(可変遅延調整部252a,252b)をさらに備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、第2の遅延調整部が複数のシステム基準時刻情報の値を近似または一致させるため、合成されるMPEG−2 TS間の伝搬遅延差を減少させることができる。
複数のシステム基準時刻情報の値を近似または一致させることによって、一般的には、合成されるMPEG−2 TS間の伝搬遅延差を15パケット分に相当する時間以内に収斂させることができるため、音声映像信号合成装置は、上述した第1の遅延調整部による動作と合わせて、MPEG−2 TS間の伝搬遅延差が大きい場合でも正常にMPEG−2 TSを合成することができる。
ところで、多重(分離)装置などでは、出力されるMPEG−2 TSに含まれるプログラム参照時刻情報(PCR)が付替えられるが、当該付替処理に伴って、当該多重(分離)装置などから出力されるPCRパケットの伝送順序が、当該付替処理前と比較して、他のパケット(音声・映像パケットなど)よりも変化する場合がある。また、当該付替処理に伴って、音声・映像パケットと、PCRパケットに含まれるPCRとの時間的な距離(時間差)が変化する場合がある。
そこで、本発明の第3の特徴は、本発明の第1または第2の特徴において、前記第1の遅延調整部が、前記音声映像信号のそれぞれに含まれるユニット開始表示情報(Payload Unit Start Indicator)に基づいて、複数の前記音声映像信号間の伝搬遅延差を検出し、検出した前記伝搬遅延差に応じて、前記合成対象パケットを前記合成部に送出するタイミングである合成タイミングを調整することを要旨とする。
かかる特徴によれば、第1の遅延調整部が、ユニット開始表示情報(Payload Unit Start Indicator)に基づいて、音声・映像パケットと、PCRパケットに含まれるPCRとの時間的な距離(時間差)を認識するため、PCRの付替処理などに伴ってPCRパケットの伝送順序が音声・映像パケットよりも相対的に遅れる場合や、音声・映像パケットなどのPCRに対する位置が変化する場合でも、音声映像信号合成装置は、正常にMPEG−2 TSを合成することができる。
なお、本発明の第3の特徴において、第1の遅延調整部は、より確実に音声・映像パケットと、PCRパケットに含まれるPCRとの時間的な距離(時間差)を認識するため、トランスポート・パケットに含まれるPID値、トランスポート・パケットのスクランブルモードを示すスクランブル制御(Transport Scrambling Control)値、またはアダプテーション・フィールド制御(Adaptation Field Control)値が、合成される他のMPEG−2 TSのトランスポート・パケットと一致していることを合わせて判定してもよい。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1乃至第3の特徴において、前記合成対象パケット内に設けられる誤り表示領域を用いて、前記合成対象パケットの内容に誤りが含まれているか否かを表示する誤り表示を付加する誤り表示付加部(受信部251a)と、前記誤り表示にしたがって、前記誤り表示が付加されていない合成対象パケットのみを選択する選択部(ビデオパケット選択部263,オーディオパケット選択部264)とをさらに備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、選択部は、合成対象パケットごとに誤りの有無を認識することができるため、合成対象パケットの伝送順序が変更されている場合でも、誤りが含まれている合成対象パケットを正しく認識することができる。
本発明の第5の特徴は、本発明の第4の特徴において、前記合成対象パケットに前記誤り表示が付加されている場合、または前記合成対象パケットに含まれる同期情報が認識できない場合、当該合成対象パケットを含む前後所定の範囲に位置する合成対象パケットを合成せずに無効にする無効化部(ビデオパケット選択部263,オーディオパケット選択部264)をさらに備えることを要旨とする。
すなわち、合成対象パケットに含まれる誤りビット数が過大な場合、正常に誤りを検出できない場合や、当該誤りを訂正する時間が増大するために誤り表示付加部による誤り表示の付加が遅れる場合があり、誤りを含む合成対象パケットを合成対象から正確に排除できなくなる場合がある。
本発明の第5の特徴によれば、合成対象パケット(トランスポート・パケット)に誤り表示が付加されている場合、または合成対象パケットに含まれる同期情報が認識できない場合、無効化部が当該合成対象パケットを含む前後所定の範囲に位置する合成対象パケットを無効にすることによって、誤りが含まれる可能性のある合成対象パケットが合成されることが防止される。
本発明の第6の特徴は、本発明の第5の特徴において、前記無効化部では、前記音声映像信号合成装置に入力される前記音声映像信号を伝送する伝送装置(例えば、OFDM送受信機)において用いられる時間インターリーブ長に基づいた前記所定の範囲が設定されることを要旨とする。
すなわち、合成対象パケットの誤りを正常に検出できない状態は、伝送装置において用いられる時間インターリーブ長、例えば、無線伝送装置において伝送される情報の単位である1シンボルの時間的な長さと関連していることが多い。本発明の第6の特徴によれば、誤りが含まれる可能性のある合成対象パケットを効率的に排除することができる。
本発明によれば、伝搬経路の違いや、多重・分離処理の有無によって、状態の異なっている複数の音声映像信号を正常に合成することができる音声映像信号合成装置を提供することを提供することができる。
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る野外番組の中継システムの構成例を示している。
具体的には、図1は、マラソンなどのロードレースを中継する場合における中継システムの構成例を示している。同図に示すように、ロードレースのスタート・ゴール地点となるスタジアムSDの近傍には、センター基地局BS1が配備されている。
また、ロードレースのコースCUの近傍には、ランナーなどを撮影するカメラが搭載された移動中継車C1,C2と、無線回線を介して音声映像信号を中継する基地局BS2及び基地局BS3が配備されている。
このようなロードレースの中継は、一般的に生放送であるため、移動中継車C1,C2と、臨時に配備された基地局(BS1〜BS3)とを接続する無線回線が非常に重要となる。そこで、移動中継車C1,C2から送信されるMPEG−2 TS(トランスポートストリーム信号)を確実に中継できるように、各基地局のカバレッジが、他の基地局のカバレッジと極力重なり合うように構成される。
同図に示すように、センター基地局BS1は、カバレッジCV1を有している。また、基地局BS2は、カバレッジCV2を有し、基地局BS3は、カバレッジCV3a,CV3bを有している。例えば、カバレッジCV1とカバレッジCV2とは、互いに重なり合う領域を有し、同図では、当該領域内に移動中継車C1が位置している。同様に、カバレッジCV2とカバレッジCV3aとは、互いに重なり合う領域を有し、同図では、当該領域内に移動中継車C2が位置している。
また、同図では、移動中継車C1は、無線回線RL11を介してセンター基地局BS1と、無線回線RL12を介して基地局BS2と、それぞれ接続することができる。さらに、移動中継車C2は、無線回線RL21を介して基地局BS3と、無線回線RL22を介して基地局BS2と、それぞれ接続することができる。
すなわち、移動中継車C1,C2は、複数の基地局と無線回線を介して接続され、同一のMPEG−2 TSを複数の基地局に対して送信することができる。
さらに、同図に示すように、無線回線RL1を介してセンター基地局BS1と基地局BS2とが接続され、無線回線RL2を介してセンター基地局BS1と基地局BS3とが接続されている。
また、センター基地局BS1では、移動中継車C1,C2から送信されたMPEG−2 TSについて、当該MPEG−2 TSに含まれる音声及び映像情報をロードレースの展開に応じてスイッチングする処理や、スーパーインポーズを挿入する処理が実行される。さらに、当該処理が実行されたMPEG−2 TSは、無線または有線回線を介して放送局STに中継される。
放送局STでは、センター基地局BS1から中継されたMPEG−2 TSが、放送の方式に合わせた信号に必要により変換される。また、当該信号は、送信タワーTWから無線信号として視聴者に向けて送信される。
(中継システムの概略ブロック構成)
次に、図2を参照して、上述した中継システムの概略ブロック構成について説明する。同図に示すように、移動中継車C1は、カメラ(不図示)によって撮影された映像信号などをMPEG−2 TSに符号化するMPEG2符号化器11と、MPEG−2 TSを、無線回線RL11を介してセンター基地局BS1に送信するとともに、無線回線RL12を介して基地局BS2に送信するOFDM送信機21とを備えている。同様に、移動中継車C2は、MPEG2符号化器12と、無線回線RL22を介してMPEG−2 TSを基地局BS2に送信するOFDM送信機22とを備えている。
なお、OFDM送信機21,22は、直交周波数分割多重方式(Orthogonal Frequency Division Multiplex)を用いた送信機であり、本実施形態では、使用周波数帯域として800MHz帯が用いられる。
基地局BS2は、OFDM受信機31,32と、MPEG2 TS多重装置100と、FM送信機41とを備えている。
OFDM受信機31は、移動中継車C1から無線回線RL12を介して送信されたMPEG−2 TSをMPEG2 TS多重装置100に送出する。同様に、OFDM受信機32は、移動中継車C2から無線回線RL22を介して送信されたMPEG−2 TSをMPEG2 TS多重装置100に送出する。
MPEG2 TS多重装置100は、複数のMPEG−2 TSを受信するとともに、当該複数のMPEG−2 TSを多重して、“多重化MPEG−2 TS”を出力するものである。
FM送信機41は、周波数変調を用いたディジタル無線送信機であり、センター基地局BS1に配備されているFM受信機51と対向する。FM送信機41は、MPEG2 TS多重装置100によって多重された“多重化MPEG−2 TS”をセンター基地局BS1に無線回線RL1を介して送信することができる。
なお、同図では図示されていないが、基地局BS3も、基地局BS2と同様のブロック構成を有している。
センター基地局BS1は、FM受信機51と、OFDM受信機33と、MPEG2 TS分離・ダイバシティ合成装置200と、MPEG2復号器61,62とを備えている。
FM受信機51は、FM送信機41から無線回線RL1を介して送信された“多重化MPEG−2 TS”をMPEG2 TS分離・ダイバシティ合成装置200に送出する。
OFDM受信機33は、移動中継車C1から無線回線RL11を介して送信されたMPEG−2 TSをMPEG2 TS分離・ダイバシティ合成装置200に送出する。
MPEG2 TS分離・ダイバシティ合成装置200は、MPEG2 TS分離部210と、ダイバシティ合成部250とを備えている。
MPEG2 TS分離部210は、MPEG2 TS多重装置100によって多重された“多重化MPEG−2 TS”をMPEG−2 TSに分離するものである。具体的には、MPEG2 TS分離部210は、移動中継車C2から送信されたMPEG−2 TSを“多重化MPEG−2 TS”から分離して、MPEG2復号器61に送出する。また、MPEG2 TS分離部210は、“多重化MPEG−2 TS”をダイバシティ合成部250に送出する。
ダイバシティ合成部250は、FM受信機51を介して受信した“多重化MPEG−2 TS”に含まれている移動中継車C1から送信されたMPEG−2 TSと、OFDM受信機33介して移動中継車C1から送信されたMPEG−2 TSとを合成して、ひとつのMPEG−2 TSをMPEG2復号器62に出力するものである。
MPEG2復号器61,62は、MPEG2 TS分離・ダイバシティ合成装置200から出力されたMPEG−2 TSをRGB信号に復号するものである。
(音声映像信号合成装置の論理ブロック構成)
次に、図3を参照して、本実施形態に係る音声映像信号合成装置を構成するダイバシティ合成部250の論理ブロック構成について説明する。
同図に示すように、ダイバシティ合成部250は、OFDM受信機33から出力されたMPEG−2 TSを受信する受信回路250aと、MPEG2 TS分離部210によって出力された“多重化MPEG−2 TS”を受信する受信回路250bとを備えている。
また、ダイバシティ合成部250は、ビデオ遅延調整部261と、オーディオ遅延調整部262と、ビデオパケット選択部263と、オーディオパケット選択部264と、多重化部265と、STC平均化部266と、PCR付加部267とを備えている。
なお、受信回路250aと、受信回路250bとは同様のブロック構成を有しているため、以下、受信回路250aのブロック構成について説明する。
受信回路250aは、受信部251aと、可変遅延調整部252aと、PLL部253aと、パケット識別部255aと、ビデオバッファ256aと、オーディオバッファ257aと、STCカウンタ258aとを備えている。また、パケット識別部255aは、番組番号選択部254と接続されている。
番組番号選択部254は、MPEG2 TS分離・ダイバシティ合成装置200のユーザに、受信部251aによって受信されるMPEG−2 TSに含まれるコンテンツ(番組)の番号(番組番号)を選択させるためのGUI(Graphical User Interface)を具備している。
また、番組番号選択部254は、ユーザによって選択された番組番号に基づいて、当該MPEG−2 TSに含まれるPAT(Program Association Table)及びPMT(Program Map Table)、つまり、PSI(Program Specific Information、番組特定情報)を参照して、合成対象とするトランスポート・パケット(合成対象パケット)をパケット識別部255aに指示する。具体的には、番組番号選択部254は、合成対象のトランスポート・パケットのPID(Program Identifier)をパケット識別部255aに指示する。なお、受信部251aは、MPEG−2 TSに含まれるビット誤り(エラー)誤りを訂正する訂正ことができる。
また、受信部251aは、トランスポート・パケット内に設けられる誤り表示領域を用いて、当該トランスポート・パケットの内容に誤りが含まれているか否かを表示する誤り表示を付加するものであり、本実施形態では、誤り表示付加部を構成する。
ここで、図4は、受信部251aが受信するMPEG−2 TSの構造を示している。図4(a)は、188バイト単位で構成されるトランスポート・パケットを示している。また、図4(b)は、トランスポート・パケットの構成を示している。同図(b)に示すように、トランスポート・パケットには、アダプテーション・フィールドが設けられている。さらに、図4(c)は、アダプテーション・フィールドの構成を示している。同図(c)に示すように、アダプテーション・フィールドには、オプショナル・フィールドが設けられている。また、図4(d)は、オプショナル・フィールドの構成を示している。
受信部251aは、図4(b)に示されている“誤り表示”ビットを用いて、誤り表示を付加する。すなわち、受信部251aが、トランスポート・パケットごとに誤り表示ビットを用いて誤り表示を付加するため、トランスポート・パケットの伝送順序が、例えばMPEG2 TS多重装置100によるMPEG−2 TSの多重処理に伴って変更された場合でも、後段に位置するビデオパケット選択部263やオーディオパケット選択部264などは、誤りを含むトランスポート・パケットを正しく認識することができる。
可変遅延調整部252a(252b)は、STCカウンタ258a,258bによってそれぞれ生成されたSTC(System Time Clock、システム基準時刻情報)の値を近似または一致させるものであり、本実施形態では、第2の遅延調整部を構成する。
具体的には、可変遅延調整部252aは、可変遅延調整部252bとともに、STCカウンタ258a,258bによってそれぞれ生成されたSTCの値を一致させる。ここで、STCの値を一致させるには、STCカウンタ258aによって生成されるSTCの値に、STCカウンタ258bによって生成されるSTCの値を合わせてもよいし、また、その逆でもよい。
さらに、可変遅延調整部252a,252bは、各STCの値の中間値を設定するようにしてもよい。また、可変遅延調整部252a,252bは、各STCの値を完全に一致させなくても構わない。
PLL部253aは、ディジタル/アナログ変換器と、ローパスフィルタと、電圧制御発振器とから構成され、受信部251aが受信したMPEG−2 TSに含まれるPCR(Program Clock Reference、プログラム参照時刻)値と、STCカウンタ258aによって生成されたSTCの値とを比較して、電圧制御発振器の発振周波数を調整するものである。
パケット識別部255aは、番組番号選択部254による指示に基づいて、MPEG−2 TSを構成するトランスポート・パケットの中から合成の対象となる合成対象パケットを識別するものであり、本実施形態では、合成対象パケット識別部を構成する。
具体的には、パケット識別部255aは、番組番号選択部254によって指示されたPIDに基づいて、合成対象のトランスポート・パケットを識別する。また、パケット識別部255aは、合成対象のトランスポート・パケットのうち、映像パケット(ビデオ)など(他にPCRパケットなどを含む)をビデオバッファ256aに、音声パケット(オーディオ)など(他にPCRパケットなどを含む)をオーディオバッファ257aにそれぞれ格納する。
ビデオバッファ256a及びオーディオバッファ257aは、PIDごとにトランスポート・パケットを格納することができ、本実施形態では、16パケット分の容量を備えている。
STCカウンタ258aは、受信部251aによって受信されたMPEG−2 TSに含まれている時刻情報であるPCR値に基づいて、前記音声映像信号合成装置において用いられる時刻情報であるSTCを生成するものであり、本実施形態では、システム基準時刻情報生成部を構成する。
具体的には、STCカウンタ258aは、受信したMPEG−2 TSに含まれているPCR値に基づいて、受信回路250aにおいて用いられるSTC、つまり時刻を計時する。また、STCカウンタ258aによって計時されたSTCの値は、STC平均化部266に通知される。
次に、受信回路250a及び受信回路250bによって受信されたMPEG−2 TSを合成するブロックの機能について説明する。
ビデオ遅延調整部261は、合成対象のトランスポート・パケットの伝送順序を示す巡回カウンタ(Continuity Counter)の値に基づいて、当該トランスポート・パケットに含まれる映像パケットなどをビデオパケット選択部263に送出する順序を調整するものであり、本実施形態では、第1の遅延調整部を構成する。
具体的には、ビデオ遅延調整部261は、合成対象のトランスポート・パケットに含まれている、4ビットで表現される巡回カウンタ(図4(b)参照)の値に基づいて、トランスポート・パケットに含まれる映像パケットなどをビデオパケット選択部263に送出する順序を調整する。
すなわち、ビデオ遅延調整部261は、受信回路250a及び受信回路250bによって受信されたそれぞれのMPEG−2 TSに含まれる合成対象のトランスポート・パケットに含まれる映像パケットなどをビデオパケット選択部263に送出する順序を、巡回カウンタの値に基づいて決定する。例えば、巡回カウンタの値が“5”(0101)であるトランスポート・パケットに含まれる映像パケットを同一のタイミングでビデオパケット選択部263に送出する。
また、ビデオ遅延調整部261は、MPEG−2 TSのそれぞれに含まれるユニット開始表示情報(Payload Unit Start Indicator、図4(b)参照)に基づいて、複数のMPEG−2 TS間の伝搬遅延差を検出し、検出した伝搬遅延差に応じて、合成対象のトランスポート・パケットに含まれる映像パケットなどをビデオパケット選択部263に送出するタイミングである合成タイミングを調整することができる。
オーディオ遅延調整部262は、合成対象のトランスポート・パケットに含まれる音声パケットなどについて、ビデオ遅延調整部261と同期しつつ、ビデオ遅延調整部261と同様の処理を実行するものである。
なお、ビデオ遅延調整部261及びオーディオ遅延調整部262によるトランスポート・パケットの遅延の調整方法については、さらに後述する。
ビデオパケット選択部263は、複数のMPEG−2 TSを合成し、合成されたひとつのMPEG−2 TS(合成音声映像信号)を出力するものであり、本実施形態では、合成部を構成する。
具体的には、ビデオパケット選択部263は、ビデオ遅延調整部261から送出されたそれぞれのMPEG−2 TSを構成する同一の合成対象パケットのうち、何れかを選択して、多重化部265に送出する。
また、ビデオパケット選択部263は、受信部251aによって付加された誤り表示にしたがって、誤り表示が付加されていない合成対象パケットのみを選択するものであり、本実施形態では、選択部を構成する。具体的には、ビデオパケット選択部263は、誤り表示がないパケットのみを選択して、多重化部265に送出する。
さらに、ビデオパケット選択部263は、合成対象のトランスポート・パケットに誤り表示が付加されている場合、または合成対象のトランスポート・パケットに含まれる同期情報(同期バイト、図4(b)参照)が認識できない場合、当該合成対象のトランスポート・パケットを含む前後所定の範囲に位置する合成対象のトランスポート・パケットを合成せずに無効にするものであり、本実施形態では、無効化部を構成する。
具体的には、ビデオパケット選択部263は、誤り表示を含むトランスポート・パケットと、当該トランスポート・パケットの前後7〜4095パケット分を無効にすることができる。
また、ビデオパケット選択部263では、受信部251aに入力されるMPEG−2 TSを伝送する伝送装置において用いられる時間インターリーブ長に基づいて、上述した所定の範囲が設定できるように構成される。
具体的には、ビデオパケット選択部263では、OFDM受信機31〜33において用いられている時間インターリーブ長(シンボル長)と同一の時間や、当該時間インターリーブ長の2倍に相当するトランスポート・パケットの数量分を無効とされるように設定することができる。
オーディオパケット選択部264は、合成対象のトランスポート・パケットに含まれる音声パケットなどについて、ビデオパケット選択部263と同期しつつ、ビデオパケット選択部263と同様の処理を実行するものである。
多重化部265は、ビデオパケット選択部263及びオーディオパケット選択部264から出力された合成済みの映像パケットと音声パケットとを多重してひとつのMPEG−2 TSに変換するものである。
STC平均化部266は、STCカウンタ258a,258bによって生成された複数のSTC(システム基準時刻情報)の中間値を演算するものであり、本実施形態では、システム基準時刻調整部を構成する。
具体的には、STC平均化部266は、STCカウンタ258a,258bによってそれぞれ生成されたSTCの値の平均値を演算する。すなわち、STC平均化部266は、STCカウンタ258aによって生成されたSTCの値と、STCカウンタ258bによって生成されたSTCの値との合計値を“2”で除算することによって、当該平均値を演算する。
なお、STC平均化部266は、単純な平均値ではなく、STCカウンタ258aによって生成されるSTCの値と、STCカウンタ258bによって生成されるSTCの値との中間値を決定してもよい。
PCR付加部267は、STC平均化部266によって演算された平均値(中間値)に基づいて、多重化部265から出力されたMPEG−2 TS、つまり、合成されたMPEG−2 TSにPCR(プログラム参照時刻情報)を付加するものであり、本実施形態では、プログラム参照時刻付加部を構成する。
具体的には、PCR付加部267は、図4(d)に示すように、オプショナル・フィールド内に設けられたPCRフィールド(例えば、42ビット分)を用いて、STC平均化部266によって演算されたSTCの平均値をPCRとして付加する。
(音声映像信号合成装置の動作)
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態に係る音声映像信号合成装置を構成するダイバシティ合成部250の動作について説明する。
まず、図5を参照して、ダイバシティ合成部250が、受信したMPEG−2 TS間の伝搬遅延差を調整する動作について説明する。ここで、同図(a1)は、受信回路250aに入力されるMPEG−2 TS、すなわち、上述したように、OFDM受信機33によって出力されたMPEG−2 TS(以下、MPEG−2 TSaという)を示している。一方、同図(b1)は、受信回路250bに入力されるMPEG−2 TS、すなわち、上述したように、MPEG2 TS分離部210によって出力されたMPEG−2 TS(以下、MPEG−2 TSbという)を示している。
同図(a1)及び(b1)に示すように、MPEG−2 TSbは、MPEG2 TS多重装置100及びMPEG2 TS分離部210を介してダイバシティ合成部250に入力されるため、MPEG−2 TSaよりも遅れて(図中の矢印)受信回路250bに入力される。
そこで、ダイバシティ合成部250(ビデオ遅延調整部261,オーディオ遅延調整部262)は、MPEG−2 TSa及びMPEG−2 TSbに含まれている巡回カウンタ・フィールド(不図示)の値に基づいて、MPEG−2 TSaとMPEG−2 TSbとに含まれるパケットを合成する順序、及び合成タイミングを調整する。
具体的には、ビデオ遅延調整部261(オーディオ遅延調整部262)は、巡回カウンタ(Continuity Counter)・フィールドの値に基づいて、ビデオパケット選択部263(オーディオパケット選択部264)に、MPEG−2 TSa及びMPEG−2 TSbの各パケット(図中の各四角形部分)を送出する順序またはタイミングを調整する。
また、ダイバシティ合成部250(可変遅延調整部252a,252b)は、受信回路250a及び受信回路250bにおいて、MPEG−2 TSa及びMPEG−2 TSbに基づいてそれぞれ生成されるSTCの値を一致させることによって、MPEG−2 TSaとMPEG−2 TSbとの伝搬遅延差を調整する。
すなわち、MPEG−2 TSa及びMPEG−2 TSbの巡回カウンタとしては、4ビットが割り当てられており、同一のPIDを有するトランスポート・パケットを受信するごとに巡回カウンタの値がインクリメント(増加)され、値が“15”(24−1)になると、次は“0”に戻るため、伝送順序を認識可能なトランスポート・パケットの範囲は、前後7パケット以内(図中の矢印)に制限される。このため、MPEG−2 TSaとMPEG−2 TSbとの伝搬遅延差が15パケット分に相当する時間以上である場合、ダイバシティ合成部250は、MPEG−2 TSaとMPEG−2 TSbとを正常に合成することができない可能性がある。そこで、上述したように、可変遅延調整部252a,252bは、MPEG−2 TSa及びMPEG−2 TSbに基づいてそれぞれ生成されるSTCの値を一致させることによって、MPEG−2 TSaとMPEG−2 TSbとの伝搬遅延差をさらに調整、つまり低減する。
図5(a2)及び(b2)は、巡回カウンタの値、及びSTCの値を一致させることによって、MPEG−2 TSaとMPEG−2 TSbとの合成順序及び合成タイミングが、PCRパケットベース、つまり時刻情報に基づいて調整された状態を示している(図中のPa_pcr1とPb_pcr1、及びPa_pcr2とPb_pcr2のタイミングが一致している)。
また、MPEG2 TS多重装置100などではPCR値が付替えられるが、当該付替処理に伴って、MPEG2 TS多重装置100などから出力されるPCRパケットの伝送順序が、当該付替処理前と比較して、音声・映像パケット(AVパケット)などよりも相対的に遅れる場合がある。
すなわち、図5(b1)及び(b2)に示すように、MPEG2 TS多重装置100及びMPEG2 TS分離部210を介して入力されたMPEG−2 TSbのPCRパケット(Pb_pcr1)は、MPEG−2 TSaと比較すると、AVパケット(Pb_av)やユニット開始表示パケット(Pb_st)よりも相対的に遅れている。
具体的には、同図(b1)及び(b2)に示すように、MPEG−2 TSbでは、Pb_pcr1の直後にPb_stが位置しており、同図(a1)及び(a2)に示したMPEG−2 TSaと比較すると、Pb_pcr1が、AVパケット(Pb_av)やユニット開始表示パケット(Pb_st)よりも相対的に遅れている。
かかる場合、ビデオ遅延調整部261(オーディオ遅延調整部262)が、PCRパケットベース、つまり時刻情報に基づいてMPEG−2 TSaとMPEG−2 TSbとの各パケットを合成する順序及び合成タイミングを調整しても、同一内容のパケットをビデオパケット選択部263(オーディオパケット選択部264)に送出することができないため問題となる。
そこで、図5(a3)及び(b3)に示すように、ビデオ遅延調整部261(オーディオ遅延調整部262)は、MPEG−2 TSa及びMPEG−2 TSbに含まれるユニット開始表示(Payload Unit Start Indicator)パケット(Pa_st,Pb_st)に基づいて、MPEG−2 TSa及びMPEG−2 TSbに含まれる各パケットの合成順序及び合成タイミングを調整することができる。
すなわち、1ビットで表現されるユニット開始表示パケットが“1”の場合、当該トランスポート・パケットのペイロード、つまりAVパケットによって構成されるPES(Packetized Elementary Stream)パケットが、第1バイトから開始されていることを示している。したがって、ビデオ遅延調整部261(オーディオ遅延調整部262)は、ユニット開始表示パケットと、ユニット開始表示パケットによって指定される特定のAVパケット(Pa_av,Pb_av)との時間的な距離(時間差)を認識することによって、MPEG−2 TSaとMPEG−2 TSbとの各パケットを合成する順序及び合成タイミングを調整する。
図5(a3)及び(b3)では、ユニット開始表示パケット(Pa_st,Pb_st)と、Pa_st,Pb_stによって指定されるAVパケット(Pa_av,Pb_av)とに基づいて、MPEG−2 TSa及びMPEG−2 TSbに含まれる各パケットを合成する順序及び合成タイミングが調整されている。
なお、ダイバシティ合成部250(ビデオ遅延調整部261,オーディオ遅延調整部262)は、より確実にAVパケットと、PCRパケットに含まれるPCRとの時間的な距離(時間差)を認識するため、トランスポート・パケットに含まれるPID値、トランスポート・パケットのスクランブルモードを示すスクランブル制御(Transport Scrambling Control)値、またはアダプテーション・フィールド制御(Adaptation Field Control)値が、合成される他のMPEG−2 TSのトランスポート・パケットと一致していることを合わせて判定してもよい。
また、MPEG−2 TS多重(分離)装置(例えば、MPEG2 TS多重装置100)などでは、出力されるMPEG−2 TSに含まれるPCR値が付替えられるが、当該付替処理に伴って、音声・映像パケットとPCRパケットに含まれるPCRとの時間的な距離(時間差)が変化する場合がある。
図6は、このような、PCR値の付替処理に伴う音声・映像パケットとPCRパケット(に含まれるPCR)との位置関係の変化を説明するための説明図である。
図6(a)は、MPEG−2 TS多重(分離)装置(例えば、MPEG2 TS多重装置100)に入力されたMPEG−2 TSに含まれるPCR値から生成したSTCカウンタ値を示している。
また、同図(d)は、MPEG−2 TS多重(分離)装置(例えば、MPEG2 TS多重装置100)から出力されたMPEG−2 TSに含まれるPCR値から生成したSTCカウンタ値(例えば、MPEG2 TS多重装置100から出力されたMPEG−2 TSを受信して復号するMPEG2復号器61において生成されるSTCカウンタ値)を示している。
同図(a)及び(d)に示すSTCカウンタ値は、同一のPCR値に基づいて生成されるため、同一の時刻情報(タイミング)を有している。
同図(b)は、当該MPEG−2 TS多重(分離)装置に入力されたMPEG−2 TSのトランスポート・パケットを構成する各パケットを示している。同図(b)において、各パケット内の下段に示された数字(1,10,15など)は、当該パケットに含まれるタイムスタンプの値を示している。
なお、PCRパケットに含まれるタイムスタンプ(図中の“PCR 1”、“PCR 11”)に示されている時刻と、同図(a)に示したSTCカウンタ値による時刻とは一致しているものとする(図中の矢印付き一点破線を参照)。
同図(b)に示したMPEG−2 TSの映像パケット“V 10”は、同図(a)に示したSTCカウンタの値が“3”の時点において、MPEG−2 TS多重(分離)装置に入力されている。つまり、当該映像パケットの受信時刻(“3”)と、再生(または復号)時刻(“10”)とは、“7”カウント分の“処理待ち時間”となる(図中の矢印付き実線を参照)。
さらに、図6(c)は、当該MPEG−2 TS多重(分離)装置から出力されたMPEG−2 TSのトランスポート・パケットを構成する各パケットを示している。同図(c)において、各パケット内の下段に示された数字(3,10,15など)は、当該パケットに含まれたタイムスタンプの値を示している。
同図(c)に示すMPEG−2 TSのトランスポート・パケットが、当該MPEG−2 TS多重(分離)装置から出力されるタイミングは、当該MPEG−2 TS多重(分離)装置による多重(分離)処理に伴い、同図(b)に示した当該MPEG−2 TS多重(分離)装置に入力されるMPEG−2 TSのトランスポート・パケットよりも、2パケット分遅れている。
したがって、当該MPEG−2 TS多重(分離)装置によるPCR値の付替処理に伴い、同図(b)の“PCR 1”は、タイムスタンプの内容が変更(“1”→“3”)され、同図(c)に示すように、“PCR 3”に変更される。
ここで、一般的なMPEG−2 TS多重(分離)装置などでは、当該MPEG−2 TS多重(分離)装置自体における処理遅延は考慮されずに、PCR値の付替処理が実行される。
このため、同図(c)に示したMPEG−2 TSの映像パケット“V 10”は、同図(a)に示したSTCカウンタの値が“5”の時点において、MPEG−2 TS多重(分離)装置から出力される。
したがって、当該MPEG−2 TSを受信して復号するMPEG2復号器(例えば、MPEG2復号器61)では、当該映像パケットの受信時刻(“5”)と、再生(または復号)時刻(“10”)とは、“5”カウント分の“処理待ち時間”となる(図中の矢印付き実線を参照)。
つまり、当該MPEG−2 TS多重(分離)装置への入力時点では、“処理待ち時間”は“7”カウント分であったが、当該MPEG−2 TS多重(分離)装置の処理遅延によって、“処理待ち時間”(時間的な距離)は、“5”カウント分に減少する。
すなわち、MPEG−2 TSが、このようなMPEG−2 TS多重(分離)装置を経由すると、MPEG−2 TSa及びMPEG−2 TSbにそれぞれ含まれるPCR値に基づいてSTCカウンタ値を一致させても、音声・映像パケットの位置が“2”カウント分のずれを生じることとなる。
本実施形態に係るダイバシティ合成部250は、上述したように、ユニット開始表示パケットに基づいて、MPEG−2 TSaとMPEG−2 TSbとの各パケットを合成する順序及び合成タイミングを調整することができるため、図6(a)〜(d)に示したような場合においても、各パケットを合成する順序及び合成タイミングを調整することができる。
次に、図7を参照して、ダイバシティ合成部250が、合成したMPEG−2 TSに付加されるPCRの値を調整する動作について説明する。
ここで、同図(a)は、受信回路250aに入力されるMPEG−2 TSa、すなわち、OFDM受信機33によって出力されたMPEG−2 TSを示している。一方、同図(b)は、受信回路250bに入力されるMPEG−2 TSb、すなわち、MPEG2 TS分離部210によって出力されたMPEG−2 TSを示している。
同図(a)に示されたMPEG−2 TSaは、OFDM受信機33を介して直接ダイバシティ合成部250に入力されるため、ジッタ成分(変動遅延)が少なくなっている(図中の各四角形間の距離がほぼ均一である)。
一方、同図(b)に示されたMPEG−2 TSbは、MPEG2 TS多重装置100及びMPEG2 TS分離部210を介してダイバシティ合成部250に入力されるため、ジッタ成分が大きくなる(図中の各四角形間の距離が均一でない)。また、MPEG−2 TSbは、MPEG−2 TSaと比較して、伝搬経路が長いことやMPEG2 TS多重装置100などを経由するため、固定遅延FDが大きくなる。
同図(c)は、MPEG−2 TSa及びMPEG−2 TSbに含まれる各パケットの時間的な位置関係を表したものである。同図(c)において、taは、時刻を示しており、trは、前パケットとの時間的な距離(時間差)を示している。
また、Paは、MPEG−2 TSaに含まれる各パケットの理想的な入力時刻(すなわち、ジッタ成分がない)を示しており、Pbは、MPEG−2 TSbに含まれる各パケットの理想的な入力時刻を示している。
ダイバシティ合成部250は、MPEG−2 TSaに含まれるPCR値と、MPEG−2 TSbに含まれるPCR値によってそれぞれ生成されるSTCの値を平均し、当該平均値を合成後のMPEG−2 TSのPCR値として、PCRパケットに格納する。
すなわち、図5(c)に示すPaとPbとの中間に位置するPav上に位置するような時刻情報が合成後のMPEG−2 TSのPCR値として付加される。なお、付加されるPCR値は、PaとPbとの中間に位置する値であれば、Pav上に位置しないものであってもよい。
以上、本発明の一実施形態について、MPEG−2を例として説明したが、本発明の適用範囲は、MPEG−2に限定されるものと解すべきではない。すなわち、本発明は、音声映像信号に含まれる時刻情報であるプログラム参照時刻情報、及び多重装置において用いられる時刻情報であるシステム基準時刻情報に基づいて動作する音声映像信号合成装置に適用することができる。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態に係るダイバシティ合成部250によれば、パケット識別部255aが、MPEG−2 TSの番組特定情報(PSI)、具体的には、PAT及びPMTの内容を参照して、合成対象のトランスポート・パケットを識別するため、MPEG2 TS多重装置100などによって、パケットの内容を示すPIDが書き換えられた場合でも、ダイバシティ合成部250は、合成対象のトランスポート・パケットを確実に識別することができる。
本実施形態に係るダイバシティ合成部250によれば、ビデオ遅延調整部261及びオーディオ遅延調整部262が、MPEG−2 TSに含まれる巡回カウンタの値に基づいて、合成対象のトランスポート・パケットを送出する順序を調整するため、MPEG2 TS多重装置100などによって、合成対象のトランスポート・パケットの伝送順序が変更されている場合でも、合成時に正しい順序に調整することができる。
本実施形態に係るダイバシティ合成部250によれば、PCR付加部267が、STCの中間値に基づいて、合成された“出力MPEG−2 TS”にPCR値を付加するため、“出力MPEG−2 TS”のジッタ成分、すなわち、“出力MPEG−2 TS”の出力タイミングが大きく変動することを抑制することができる。
本実施形態に係るダイバシティ合成部250によれば、可変遅延調整部252a,252bがMPEG−2 TSa及びMPEG−2 TSbに用いられるSTCの値を近似または一致させるため、合成されるMPEG−2 TS間の伝搬遅延差を減少させることができる。
当該複数STCの値を近似または一致させることによって、一般的には、合成されるMPEG−2 TS間の伝搬遅延差を15パケット分に相当する時間以内に収斂させることができるため、ダイバシティ合成部250は、ビデオ遅延調整部261及びオーディオ遅延調整部262による動作と合わせて、MPEG−2 TS間の伝搬遅延差が大きい場合でも正常にMPEG−2 TSを合成することができる。
本実施形態に係るダイバシティ合成部250によれば、ビデオ遅延調整部261及びオーディオ遅延調整部262が、ユニット開始表示情報(Payload Unit Start Indicator)に基づいて、音声・映像パケットと、PCRパケットに含まれるPCRとの時間的な距離(時間差)を認識するため、PCRの付替処理などに伴ってPCRパケットの伝送順序が音声・映像パケットよりも相対的に遅れる場合や、音声・映像パケットなどのPCRパケットに対する位置が変化する場合でも、正常にMPEG−2 TSを合成することができる。
本発明の実施形態に係る野外番組の中継システムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る野外番組の中継システムの概略ブロック構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る音声映像信号合成装置の論理ブロック構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る音声映像信号合成装置において合成される音声映像信号の構造を示す図である。 本発明の実施形態に係る音声映像信号合成装置による伝搬遅延差の調整の動作を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る音声映像信号合成装置による伝搬遅延差の調整の動作を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る音声映像信号合成装置によるプログラム参照時刻情報の付替動作を説明するための説明図である。
符号の説明
100…MPEG2 TS多重装置、11,12…MPEG2符号化器、21,22…OFDM送信機、31,32,33…OFDM受信機、41…FM送信機、51…FM受信機、61,62…MPEG2復号器、200…MPEG2 TS分離・ダイバシティ合成装置、210…MPEG2 TS分離部、250…ダイバシティ合成部、250a,250b…受信回路、251a,251b…受信部、252a,252b…可変遅延調整部、253a,253b…PLL部、254…番組番号選択部、255a,255b…パケット識別部、256a,256b…ビデオバッファ、257a,257b…オーディオバッファ、258a,258b…STCカウンタ、261…ビデオ遅延調整部、262…オーディオ遅延調整部、263…ビデオパケット選択部、264…オーディオパケット選択部、265…多重化部、266…STC平均化部、267…PCR付加部、BS1…センター基地局、BS2,BS3…基地局、C1,C2…移動中継車CU…コース、CV1,CV2,CV3a,CV3b…カバレッジ、RL1,RL2,RL11,RL12,RL21,RL22…無線回線、SD…スタジアム、ST…放送局、TW…送信タワー

Claims (6)

  1. 同一のコンテンツを含む複数の音声映像信号の中から何れかの信号を選択することによって前記複数の音声映像信号を合成し、合成音声映像信号を出力する合成部を備える音声映像信号合成装置であって、
    前記コンテンツを特定する番組特定情報に基づいて、前記音声映像信号を構成するパケットの中から合成の対象となる合成対象パケットを識別する合成対象パケット識別部と、
    前記合成対象パケットの伝送順序を示す巡回カウンタの値に基づいて、前記合成対象パケットを前記合成部に送出する順序を調整する第1の遅延調整部と、
    前記音声映像信号に含まれている時刻情報であるプログラム参照時刻情報に基づいて、前記音声映像信号合成装置において用いられる時刻情報であるシステム基準時刻情報を生成するシステム基準時刻情報生成部と、
    前記システム基準時刻情報生成部によって生成された複数の前記システム基準時刻情報の中間値を演算するシステム基準時刻調整部と、
    前記システム基準時刻調整部によって演算された前記中間値に基づいて、前記合成音声映像信号にプログラム参照時刻情報を付加するプログラム参照時刻付加部と
    を備えることを特徴とする音声映像信号合成装置。
  2. 前記システム基準時刻生成部によって生成された複数の前記システム基準時刻情報の値を近似または一致させる第2の遅延調整部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の音声映像信号合成装置。
  3. 前記第1の遅延調整部は、前記音声映像信号のそれぞれに含まれるユニット開始表示情報に基づいて、複数の前記音声映像信号間の伝搬遅延差を検出し、検出した前記伝搬遅延差に応じて、前記合成対象パケットを前記合成部に送出するタイミングである合成タイミングを調整することを特徴とする請求項1または2に記載の音声映像信号合成装置。
  4. 前記合成対象パケット内に設けられる誤り表示領域を用いて、前記合成対象パケットの内容に誤りが含まれているか否かを表示する誤り表示を付加する誤り表示付加部と、
    前記誤り表示にしたがって、前記誤り表示が付加されていない合成対象パケットのみを選択する選択部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の音声映像信号合成装置。
  5. 前記合成対象パケットに前記誤り表示が付加されている場合、または前記合成対象パケットに含まれる同期情報が認識できない場合、当該合成対象パケットを含む前後所定の範囲に位置する合成対象パケットを合成せずに無効にする無効化部をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の音声映像信号合成装置。
  6. 前記無効化部では、前記音声映像信号合成装置に入力される前記音声映像信号を伝送する伝送装置において用いられる時間インターリーブ長に基づいた前記所定の範囲が設定されることを特徴とする請求項5に記載の音声映像信号合成装置。

JP2004020424A 2004-01-28 2004-01-28 音声映像信号合成装置 Expired - Lifetime JP4263629B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004020424A JP4263629B2 (ja) 2004-01-28 2004-01-28 音声映像信号合成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004020424A JP4263629B2 (ja) 2004-01-28 2004-01-28 音声映像信号合成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005217660A true JP2005217660A (ja) 2005-08-11
JP4263629B2 JP4263629B2 (ja) 2009-05-13

Family

ID=34904346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004020424A Expired - Lifetime JP4263629B2 (ja) 2004-01-28 2004-01-28 音声映像信号合成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4263629B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008123195A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Sharp Kabushiki Kaisha 放送受信装置、放送再送信装置、放送受信方法、放送再送信方法、放送受信システム、再送信波のデータの構造、プログラム、およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2021072526A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 株式会社日立国際電気 データ伝送システム及びデータ伝送方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008123195A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Sharp Kabushiki Kaisha 放送受信装置、放送再送信装置、放送受信方法、放送再送信方法、放送受信システム、再送信波のデータの構造、プログラム、およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2008252831A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Sharp Corp 放送受信装置、放送再送信装置、放送再送信方法、放送受信システム、制御プログラム、および制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2021072526A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 株式会社日立国際電気 データ伝送システム及びデータ伝送方法
JP7330860B2 (ja) 2019-10-30 2023-08-22 株式会社日立国際電気 データ伝送システム及びデータ伝送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4263629B2 (ja) 2009-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4894858B2 (ja) 受信機
US8199781B2 (en) Device and method for demultiplexing received transport stream in digital broadcasting receiver
JP4615958B2 (ja) デジタル放送の送出装置、受信装置およびデジタル放送システム
KR101402439B1 (ko) 스펙트럼 감지 동안에 휴지하는 송신기
JP5579843B2 (ja) 送信機静穏化およびフレームのセットの部分に対する異なる符号化レート
JP5483081B2 (ja) 受信装置及び方法、プログラム、並びに受信システム
JP6298305B2 (ja) 放送信号ip伝送システムおよび放送信号ip伝送方法
TW201129002A (en) Transmitter quieting and null data encoding
JP4565011B2 (ja) デジタル放送多重装置
JP2009105902A (ja) 圧縮された情報信号を接続する方法及び装置
JP2006270824A (ja) ディジタル放送受信装置及びディジタル放送受信方法
JP4616121B2 (ja) ディジタル放送受信装置
KR101045707B1 (ko) 수신기 시스템 및 이의 제어 방법
JP2005229468A (ja) ワイヤレス送受信装置
KR20200018423A (ko) 복조 장치, 처리 장치, 수신 장치 및 데이터 처리 방법
KR100739108B1 (ko) 고속채널전환 디지털방송수신장치 및 그 방법
JP4263629B2 (ja) 音声映像信号合成装置
JP4177271B2 (ja) 音声映像信号バルク伝送システム、音声映像信号分割装置及び音声映像信号合成装置
WO2009122668A1 (ja) デジタル放送受信装置
JP5787708B2 (ja) デジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法
JP5833433B2 (ja) 映像信号伝送システム
KR100661253B1 (ko) 수신장치 및 수신 복호방법
JP4268062B2 (ja) 音声映像信号多重装置
JP5069580B2 (ja) 信号再生装置
JP7371734B2 (ja) 送信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051207

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20081127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090212

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4263629

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term