JP4616121B2 - ディジタル放送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、同一の映像を異なる解像度で、1つの電波に多重化して放送するディジタル放送の受信装置に関する。
最近開始された地上波ディジタル放送では、各放送局に割り当てられた伝送帯域を多数のセグメントに分割し、1つ以上のセグメントで構成した階層を複数同時に伝送する階層伝送が行われる。階層伝送では、階層を構成するセグメント数が多いほど、高解像度の映像を伝送できるが、車両等において移動中にストリームの誤り無く受信するのが困難になる。そこで、例えば、日本が準拠しているISDB−T方式では、1チャネルのディジタル放送用帯域を13個のセグメントに分割し、その中の12個のセグメントを使って固定受信装置向けに高解像度の映像を提供し、残りの1個のセグメントを使って伝送誤りに対する耐性の高い伝送方式による低解像度の映像を提供する。
これにより、家庭等に設置される固定受信装置によって、高解像度のディジタル放送を受信できると共に、携帯電話やPDA等の移動受信装置によって、低解像度ではあるが、移動中でも安定したディジタル放送の受信が可能となる。
しかし、車両に搭載されるナビゲーション装置等のように、移動体に搭載され、携帯電話やPDA等よりも比較的大きな画面を有する移動受信装置においてディジタル放送を受信して表示する場合には、移動中であっても可能な限り、12個のセグメントを用いた高解像度の映像を表示したいという要望がある。
これを実現するために、例えば、特許文献1では、12セグメントを用いて放送される高階層伝送情報をデコードしつつ、ディジタル放送用信号の受信誤り率(ビットエラーレート)を測定し、受信誤り率が所定の閾値を超えたときに、1セグメントを用いて送信される低階層伝送情報をデコードするようにしている。
特開2003−143503号公報
ところで、ディジタル放送の放送局は、映像フレームや音声信号、字幕情報、付属データ等の同時に表示すべき情報に、同一のPTS(Prezentation Time Stamp)を対応付けて送信し、受信機側では、同一のPTSに対応付けられているデータを同時に表示することにより、映像に、音声やその他のデータを同期させて再生することが可能となる。
しかし、そのような仕組みは、高解像度映像および低解像度映像のそれぞれについて、映像とその他の情報とを同期させるための規定であり、同一の内容を示す高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとを同期させることまでは規定されていない。つまり、同一の内容を示す高解像度映像フレームのPTSと低解像度映像フレームのPTSとが同一の値であるとは限らない。
そのため、受信機において、12個のセグメントを用いる高解像度映像と1個のセグメントを用いる低解像度映像とを切り替えた場合に、映像および音声が不連続になってしまう場合がある。映像および音声が不連続になると、放送される情報の一部が欠落したり、同じ内容の情報が繰り返されたりする場合がある。特に、音楽を流すような番組では、高解像度映像と低解像度映像とを切り替えることにより発生する時間差がわずかであっても、それらの映像に同期している音声によりリズムにずれが生じ、視聴者に違和感を与える場合がある。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、高解像度映像と低解像度映像とを切り替える際の時間的なずれを少なくすることにある。
上記課題を解決するために、本発明のディジタル放送受信装置は、同一内容の映像を示す高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとの表示タイミングの時間差を示すオフセット値に基づいて、表示タイミングの早い方のフレームを、当該オフセット値に対応する時間だけ遅延させて表示する。
例えば、本発明は、同一映像を異なる解像度で放送するディジタル放送を受信して表示するディジタル放送受信装置であって、
高解像度映像および低解像度映像を含むディジタル放送電波を復調して、高解像度映像を含むTS(Transport Stream)パケットおよび低解像度映像を含むTSパケットを出力する復調手段と、
前記TSパケットに含まれるPCR(Program Clock Reference)から生成された内部クロックによって動作する内部カウンタと、
同一内容の映像を示す前記高解像度映像フレームと前記低解像度映像フレームとの表示タイミングの時間差を示すオフセット値に基づいて、前記内部カウンタのカウンタ値を前記オフセット値分遅らせた高解像度映像用カウンタ値を生成する遅延制御手段と、
前記低解像度映像を含むTSパケットをデコードして低解像度映像フレームを生成すると共に、生成した低解像度映像フレームに対応付けられてTSパケット内に格納されているPTS(Presentation Time Stamp)に基づいて、当該PTSの値と前記内部カウンタ値との差が所定値以内のときに、生成した低解像度映像フレームを出力する低解像映像デコーダと、
前記復調手段から出力された、高解像度映像を含むTSパケットを受け取ってTSパケットの状態で蓄積すると共に、前記遅延制御手段から前記オフセット値を受け取り、前記内部カウンタを参照して、蓄積しているTSパケットを前記オフセット値分遅延させて出力する高解像度映像バッファと、
前記高解像度映像バッファから出力されたTSパケットをデコードして高解像度映像フレームを生成すると共に、生成した高解像度映像フレームに対応付けられてTSパケット内に格納されているPTSに基づいて、当該PTSの値と前記高解像度映像用カウンタ値との差が所定値以内のときに、生成した高解像度映像フレームを出力する高解像映像デコーダと、
予め定められた条件に従って、前記低解像映像デコーダによって出力された前記低解像度映像フレームおよび前記高解像度映像デコーダによって出力された前記高解像度映像フレームのいずれかを表示装置に表示する切替手段と
前記オフセット値を、ディジタル放送を提供する放送事業者毎に格納するオフセットテーブルと、
前記オフセット値の調整をユーザから受け付ける入力手段と
を備え、
前記遅延制御手段は、
前記復調手段によって復調されたいずれかのTSパケットに含まれるBIT(Broadcaster Information Table)を参照して、現在受信しているディジタル放送の放送事業者を特定し、特定した放送事業者に対応するオフセット値を前記オフセットテーブルから抽出し、抽出したオフセット値に基づいて、前記高解像度映像用カウンタ値を生成し、
前記入力手段を介してユーザから前記オフセットの調整量を受け付けた場合に、受け付けた調整量に応じて現在適用しているオフセット値を調整し、調整したオフセット値で、現在受信しているディジタル放送の放送事業者に対応付けて前記オフセットテーブルに格納されているオフセット値を更新することを特徴とするディジタル放送受信装置を提供する。
本発明のディジタル放送受信装置によれば、高解像度映像と低解像度映像とを切り替える際の時間的なずれを少なくすることができ、視聴者に与える表示上の違和感を低減することができる。
以下に、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るディジタル放送受信システム10の構成の一例を示す。ディジタル放送受信システム10は、アンテナ11、表示装置12、およびディジタル放送受信装置20を備える。ディジタル放送受信装置20は、復調部200、切替判定部201、分離処理部202、クロック同期部203、低解像度映像デコーダ204、TSバッファ205、内部カウンタ206、遅延制御部207、高解像度映像デコーダ208、および切替部209を有する。
復調部200は、ディジタル放送中継局から送信されるディジタル放送電波を、アンテナ11を介して受信する。そして、復調部200は、受信した信号を復調し、デインタリーブやデスクランブル、誤り検出・訂正処理等の処理を行って、高解像度映像を含むTS(Transport Stream)パケットと低解像度映像を含むTSパケットを出力する。
また、復調部200は、アンテナ11を介して受信したディジタル放送信号の受信品質を示す値を生成して切替判定部201へ送る。受信品質を示す値とは、例えば、現在受信しているディジタル放送電波の受信電界強度、当該ディジタル放送電波のCNR(Carrier to Noise ratio)、またはビットエラーレート等である。受信品質を示す値は、例えば高い値の場合に、ディジタル放送信号の受信状態が良好であることを示す。
復調部200は、例えば、チューナ回路およびOFDM受信回路から構成される。本実施形態の復調部200は、1つのチューナ回路および1つのOFDM受信回路から構成されている。また、他の実施形態として、復調部200は、複数のチューナ回路および複数のOFDM受信回路を有するダイバーシティ受信機能を有する構成であってもよい。
分離処理部202は、復調部200から出力されたTSパケットのヘッダ情報に格納されたID(PID)に基づいて、TSパケットの中から、高解像度映像を含むTSパケットおよび低解像度映像を含むTSパケットを分離し、高解像度映像を含むTSパケットをTSバッファ205に、低解像度映像を含むTSパケットを低解像度映像デコーダ204に、それぞれ供給する。また、分離処理部202は、復調部200から出力されたTSパケットをクロック同期部203に供給する。
クロック同期部203は、それぞれのTSパケット内に格納されたPCR(Program Clock Reference)に基づいて、当該PCRに同期した27MHzの内部クロックを生成する。内部カウンタ206は、クロック同期部203が生成した内部クロックに同期して動作するカウンタであり、生成した内部カウンタ値を低解像度映像デコーダ204、TSバッファ205、および遅延制御部207に供給する。
なお、本実施形態において、クロック同期部203は、高解像度映像に対応付けられたPCRに基づいて内部クロックを生成する。また、他の実施形態として、低解像度映像に対応付けられたPCRに基づいて内部クロックを生成してもよい。
遅延制御部207は、同一内容、すなわち解像度が異なるが略同一の画像である高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとの表示タイミングの時間差を示すオフセット(Td)の値を保持しており、当該オフセット値をTSバッファ205に通知する。また、遅延制御部207は、内部カウンタ206が生成した内部カウンタ値を、当該オフセット値分だけ遅れた値に書き換えて高解像度映像デコーダ208に供給する。なお、本実施形態において、遅延制御部207は、予め設定されたオフセット値を保持しているものとする。
TSバッファ205は、高解像度映像を含むTSパケットを分離処理部202から受信した場合に、受け取ったTSパケットを、遅延制御部207から受け取ったオフセット値分だけ遅延させて高解像度映像デコーダ208へ出力する。TSバッファ205は、例えば、内部カウンタ206から供給されている内部カウンタ値を参照して、当該TSパケットを受信した時刻における内部カウンタ値を特定し、特定した内部カウンタ値に、遅延制御部207から取得したオフセット値を加えた新たな内部カウンタ値を算出する。そして、TSバッファ205は、内部カウンタ206から受信している内部カウンタ値が、算出した新たな内部カウンタ値と一致した場合に、保持しているTSパケットを高解像度映像デコーダ208へ出力する。
なお、TSバッファ205の容量S(bits)は、オフセットTd(sec)と、高解像度映像ストリームのデータレートR(bit/sec)とを用いて、例えば以下の条件を満足するように定められることが好ましい。
S≧Td×R
高解像度映像デコーダ208は、TSバッファ205から出力されたTSパケットをつなぎ合わせてビデオPES(Packetized Elementary Stream)を構築し、構築したビデオPESから高解像度映像フレームを生成する。また、高解像度映像デコーダ208は、高解像度映像に対応する音声データを含むTSパケットからオーディオPESを構築し、構築したオーディオPESから音声データを生成する。また、高解像度映像デコーダ208は、構築したPESから、生成した高解像度映像フレームおよび音声データに対応するPTS(Prezentation Time Stamp)を抽出する。
そして、高解像度映像デコーダ208は、遅延制御部207から供給された、内部カウンタ値をオフセット値分だけ遅延させた内部カウンタ値と、抽出したPTSとを比較する。そして、抽出したPTSの値とオフセット値分だけ遅延させた内部カウンタ値との差が所定値以内の場合に、高解像度映像デコーダ208は、生成した高解像度映像フレームおよび音声データを切替部209へ出力する。
低解像度映像デコーダ204は、分離処理部202から供給された、低解像度映像を含むTSパケットをつなぎ合わせてビデオPESを構築し、構築したビデオPESから低解像度映像フレームを生成する。また、低解像度映像デコーダ204は、低解像度映像に対応する音声データを含むTSパケットからオーディオPESを構築し、構築したオーディオPESから音声データを生成する。また、低解像度映像デコーダ204は、構築したPESから、生成した低解像度映像フレームおよび音声データに対応するPTSを抽出する。
そして、低解像度映像デコーダ204は、抽出したPTSと内部カウンタ206から供給された内部カウンタ値とを比較して、当該PTSの値と当該内部カウンタ値との差が所定値以内の場合に、生成した低解像度映像フレームおよび音声データを切替部209へ出力する。なお、本実施形態では、高解像度映像フレームのPTSの値は、低解像度映像フレームのPTSの値よりも、表示タイミングが時間的に先になるような値に設定されて放送されているものとする。
切替判定部201は、ディジタル放送信号の受信品質が、予め定められた閾値以上の場合に、高解像度映像フレームを表示装置12に表示させる旨を切替部209に指示する。また、切替判定部201は、受信品質が閾値未満の場合に、低解像度映像フレームを表示装置12に表示させる旨を切替部209に指示する。
切替部209は、切替判定部201から高解像度映像フレームを表示装置12に表示させる旨を指示された場合に、高解像度映像デコーダ208が出力した高解像度映像フレームを表示装置12に表示すると共に、当該高解像度映像フレームに対応する音声データを図示しない音声出力装置に出力させる。また、切替判定部201から低解像度映像フレームを表示装置12に表示させる旨を指示された場合に、切替部209は、低解像度映像デコーダ204が出力した低解像度映像フレームを表示装置12に表示すると共に、当該低解像度映像フレームに対応する音声データを図示しない音声出力装置に出力させる。
このように、ディジタル放送電波の受信品質が所定品質よりも良い場合に、高解像度映像フレームを表示し、ディジタル放送信号の受信品質が所定の品質よりも悪い場合に、低解像度映像フレームを表示することにより、ディジタル放送受信装置20は、受信品質が変動しても、サイマル放送により放送されている番組を表示し続けることができる。
しかし、解像度が異なるが略同一の画像である高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとは、同一の値のPTSに対応付けられているとは限らない。そのため、ディジタル放送受信装置20が受信品質に応じて表示するフレームを切り替えるのみの処理を行うとすれば、番組内容の連続性が失われ、視聴者に違和感を与える場合がある。
これに対して、本実施形態のディジタル放送受信装置20は、同一内容の高解像度映像フレームおよび低解像度映像フレームのうち、表示タイミングが時間的に先のフレームを、両フレームの時間差であるオフセット値分遅延させることにより、高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとを切り替えた場合の番組の連続性を保つことができる。従って、本実施形態のディジタル放送受信装置20は、受信品質が変動しても、サイマル放送により放送されている番組を適切に表示し続けることができる。
また、ディジタル放送受信装置20は、表示タイミングが時間的に先のフレームを遅延させる際に、表示タイミングが先のフレームのデータを、オフセット値に対応する期間保持する必要がある。特に、本実施形態のように、高解像度映像フレームの表示タイミングが時間的に先の場合、バッファに保持すべきデータ量が膨大になる場合がある。それに対して、本実施形態のディジタル放送受信装置20は、表示タイミングが先のフレームのデータを、映像フレームに展開する前のTSパケットの状態で保持する。これにより、必要な記憶容量を少なくすることができ、ディジタル放送受信装置20を小型にすることができると共に、ディジタル放送受信装置20にかかる部品コストを低く抑えることができる。
なお、切替部209は、高解像度映像デコーダ208から出力されたフレームを表示装置12に表示させている間に、低解像度映像デコーダ204から出力されたフレームを表示装置12に表示させるよう切替判定部201から指示された場合、当該指示を受け付けた時刻からオフセット値に対応する時間が経過した時刻に、表示装置12に表示するフレームを低解像度映像デコーダ204から出力されたフレームへ切り替えるようにすると共に、低解像度映像デコーダ204から出力されたフレームを表示装置12に表示させている間に、高解像度映像デコーダ208から出力されたフレームを表示装置12に表示させるよう切替判定部201から指示された場合に、当該指示を受け付けた時刻からオフセット値に対応する時間が経過した時刻に、表示装置12に表示するフレームを高解像度映像デコーダ208から出力されたフレームに切り替えるようにしてもよい。
図2および図3は、同一内容を示す高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとの表示タイミングのずれを説明するための概念図である。本図にでは、低解像度映像フレームのフレームレートは、高解像度映像フレームのフレームレートの半分の場合の例を示している。また、本図では、高解像度映像フレームの表示タイミングが、低解像度映像フレームの表示タイミングよりも時間的に先である例を示している。
図2に示すように、高解像度映像フレームには、表示タイミングが、300から304となるようなPTSが設定されており、低解像度映像フレームには、表示タイミングが、310から314となるようなPTSが設定されている。解像度は異なるが同一の画像である高解像度映像フレーム300と低解像度映像フレーム310との表示タイミングの時間差は、オフセットTdとなる。同様に、高解像度映像フレーム302と低解像度映像フレーム312、および、高解像度映像フレーム304と低解像度映像フレーム314との表示タイミングの時間差も、オフセットTdとなる。
TSバッファ205は、受信した高解像度映像を含むTSパケットを、オフセットTdだけ遅延させる。しかし、遅延させただけでは、高解像度映像フレームに対応付けられたPTSの値が変わらないので、そのままであると、TSバッファ205から出力されたTSパケットに基づいて生成された高解像度映像フレームおよび音声データは、高解像度映像デコーダ208から出力されること無く破棄されてしまう。
そこで、遅延制御部207は、高解像度映像デコーダ208に供給する内部クロックをオフセットTdだけ遅延させた値に書き換えて供給する。これにより、高解像度映像デコーダ208は、TSバッファ205によって遅延させられたTSパケットに基づいて生成された高解像度映像フレームを、PTSによって指定された表示タイミングよりもオフセットTdだけ遅れた時刻に出力することができる。
これにより、切替部209は、図3に示すように、解像度は異なるが同一の画像である高解像度映像フレーム300と低解像度映像フレーム310、高解像度映像フレーム302と低解像度映像フレーム312、および、高解像度映像フレーム304と低解像度映像フレーム314とを、略同一のタイミングで受け取ることができる。従って、ディジタル放送受信装置20は、高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとを切り替えた場合の番組の連続性を適切に保つことができる。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本発明のディジタル放送受信装置20によれば、高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとを切り替える際の時間的なずれを少なくすることができ、視聴者に与える表示上の違和感を低減することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
以下に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るディジタル放送受信システム10の構成の一例を示す。なお、以下に説明する点を除き、図4において、図1と同じ符号を付した構成は、図1における構成と同一または同様の機能および構成を有するため説明を省略する。
ディジタル放送受信装置20は、オフセットテーブル210をさらに有する。オフセットテーブル210は、同一内容の高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとの時間差であるオフセット値を、ディジタル放送を提供する放送事業者の識別情報に対応付けて格納する。
分離処理部202は、復調部200から出力されたTSパケットのヘッダ情報に格納されたID(PID)に基づいて、TSパケットの中から、BIT(Broadcaster Information Table)を含むTSパケットをさらに抽出して遅延制御部207に供給する。
遅延制御部207は、分離処理部202から供給されたTSパケットからBITを取り出し、取り出したBITから、現在受信しているディジタル放送の放送事業者の識別情報を抽出する。そして、遅延制御部207は、オフセットテーブル210を参照して、抽出した放送事業者の識別情報に対応するオフセット値を取得する。
放送事業者が異なると、放送に使用している機器や、PTSの割り当て規則が異なる場合がある。これに対して、本実施形態のディジタル放送受信装置20は、放送事業者毎のオフセット値を予め格納し、ディジタル放送を実際に受信しているときに、対応するオフセット値を用いて、表示タイミングが時間的に先のフレームを遅延させる。これにより、本実施形態のディジタル放送受信装置20は、放送事業者が異なる場合であっても、高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとを切り替える際の時間的なずれを精度よく補正することができる。
図5は、オフセットテーブル210に格納されるデータの構造の一例を示す。オフセットテーブル210は、オフセット値2101を、それぞれの放送事業者を識別する放送事業者ID2100に対応付けて格納している。オフセットテーブル210を参照することにより、遅延制御部207は、現在受信しているディジタル放送の放送事業者に対応するオフセット値を取得することができる。
また、他の例として、オフセットテーブル210は、同一の放送事業者の中で、さらに番組毎にオフセット値を格納してもよい。これにより、放送局側でリアルタイムエンコーディングを行なうことにより、高解像度映像と低解像度映像との間の処理遅延の違いに起因する表示タイミングのずれが起こる生中継や、予めエンコードした映像ストリームを放送することができる録画放送等によって表示タイミングのずれ量が異なる場合であっても、ディジタル放送受信装置20は、そのずれを適切に補正することができる。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図6は、本発明の第3の実施形態に係るディジタル放送受信システム10の構成の一例を示す。なお、以下に説明する点を除き、図6において、図4と同じ符号を付した構成は、図4における構成と同一または同様の機能および構成を有するため説明を省略する。
ディジタル放送受信システム10は、リモコン13をさらに備える。リモコン13は、例えば図7に示すような構成であり、−ボタン130、+ボタン131、開始ボタン132、および終了ボタン133を有する。リモコン13は、開始ボタン132が押下された場合に、オフセット値の調整を行なうオフセット調整処理の開始指示を、赤外線や電波等の無線通信を用いてディジタル放送受信装置20に通知する。
また、+ボタン131または−ボタン130が押下された場合、リモコン13は、オフセット値を増加させる旨の指示または減少させる旨の指示を、無線通信を用いてディジタル放送受信装置20へ通知する。また、終了ボタン133が押下された場合、リモコン13は、オフセット調整処理の終了指示を、無線通信を用いてディジタル放送受信装置20に通知する。
ディジタル放送受信装置20は、受信部211をさらに有する。受信部211は、無線通信を用いて、ユーザからの指示をリモコン13から受信し、受信した指示を遅延制御部207へ送る。
遅延制御部207は、受信部211を介して、オフセット調整処理の開始指示を受け付けた場合、現在受信しているディジタル放送の放送事業者に対応するオフセット値をオフセットテーブル210から読み出し、読み出したオフセット値に基づいてTSバッファ205および高解像度映像デコーダ208を制御して、高解像度映像フレームを遅延させる。
そして、遅延制御部207は、切替部209に指示して、高解像度映像デコーダ208から出力された高解像度映像フレームおよび低解像度映像デコーダ204から出力された低解像度映像フレームのそれぞれを、表示装置12の画面を分割したそれぞれの領域に、図8に示すように表示させる。
図8に示すように、画面40には、高解像度映像デコーダ208から出力された高解像度映像フレームが表示される高解像度映像フレーム表示領域41、低解像度映像デコーダ204から出力された低解像度映像フレームが表示される低解像度映像フレーム表示領域42、およびオフセット値の調整量を示すオフセット調整量表示領域43が表示される。オフセット調整量表示領域43には、調整前のオフセット値の位置である目盛44および調整後のオフセット値の位置を示す調整量インジケータ45が表示される。
受信部211を介して、オフセット値を増加させる旨の指示または減少させる旨の指示を受け付けた場合、遅延制御部207は、受け付けた指示に応じて、TSバッファ205および高解像度映像デコーダ208に現在適用しているオフセット値を所定量だけ増加または減少させることにより当該オフセット値を調整し、調整したオフセット値に基づいて、TSバッファ205および高解像度映像デコーダ208を制御して、高解像度映像フレームを遅延させる。
そして、受信部211を介して、オフセット調整処理の終了指示を受け付けた場合、遅延制御部207は、直前に調整したオフセット値で、現在受信しているディジタル放送の放送事業者に対応付けてオフセットテーブル210に格納されているオフセット値を更新する。
なお、オフセット値の調整処理中において、切替部209は、高解像度映像フレームおよび低解像度映像フレームのそれぞれに対応付けられている音声を、図示しない音声出力装置を介して再生することが好ましい。これにより、ユーザは、高解像度映像フレームおよび低解像度映像フレームのそれぞれに対応付けられている音声を聞きながら高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとの表示タイミングのずれを調節することができ、高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとの表示タイミングのずれをより精度よく補正することができる。
図9は、第3の実施形態に係るディジタル放送受信装置20の動作の一例を示すフローチャートである。例えば、ディジタル放送の受信を開始することにより、ディジタル放送受信装置20は、本フローチャートに示す処理を開始する。
まず、ディジタル放送受信装置20は、通常動作モードで動作する(S100)。通常動作モードでは、低解像度映像デコーダ204が、TSパケットから低解像度映像フレームを生成して切替部209へ出力し、高解像度映像デコーダ208が、高解像度映像フレームを切替部209へ出力し、切替部209が切替判定部201の指示に従って表示装置12に表示させる映像フレームを、高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとで切り替える処理を行う。
次に、遅延制御部207は、受信部211を介して、リモコン13の開始ボタン132が押下されたか否かを判定する(S101)。開始ボタン132が押下されていない場合(S101:No)、遅延制御部207は、開始ボタン132が押下されるまでステップ101を繰り返す。
開始ボタン132が押下された場合(S101:Yes)、遅延制御部207は、オフセット値調整モードへ移行する(S102)。ステップ102では、遅延制御部207は、切替部209に指示して、高解像度映像デコーダ208から出力された高解像度映像フレームおよび低解像度映像デコーダ204から出力された低解像度映像フレームのそれぞれを、表示装置12の画面を分割したそれぞれの領域に、図8に示すように表示させる。
そして、遅延制御部207は、+ボタン131または−ボタン130が押下されたか否かを判定する(S103)。押下されていない場合(S103:No)、遅延制御部207は、ステップ107に示す処理を行なう。+ボタン131または−ボタン130が押下された場合(S103:Yes)、押下されたのが+ボタン131であるならば(S104:Yes)、遅延制御部207は、現在のオフセッ値を所定量だけ増加させた新たなオフセット値を算出し、算出したオフセット値を用いて高解像度映像フレームを遅延させる(S105)。
押下されたのが−ボタン130である場合(S104:No)、遅延制御部207は、現在のオフセッ値を所定量だけ減少させた新たなオフセット値を算出し、算出したオフセット値を用いて高解像度映像フレームを遅延させる(S106)。そして、遅延制御部207は、終了ボタン133が押下されたか否かを判定する(S107)。終了ボタン133が押下されていない場合(S107:No)、遅延制御部207は、再びステップ103に示した処理を行なう。
終了ボタン133が押下された場合(S107:Yes)、遅延制御部207は、通常動作モードへの移行処理を行い(S108)、ディジタル放送受信装置20は、再びステップ100に示した処理を行なう。ステップ108では、遅延制御部207は、直前に調整したオフセット値で、現在受信しているディジタル放送の放送事業者に対応付けてオフセットテーブル210に格納されているオフセット値を更新する処理、切替部209に指示して、切替判定部201からの指示に従って、高解像度映像デコーダ208が出力した高解像度映像フレームおよび低解像度映像デコーダ204が出力した低解像度映像フレームのいずれかを表示装置12に表示させる処理等を行う。
以上、本発明の第3の実施形態について説明した。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図10は、本発明の第4の実施形態に係るディジタル放送受信システム10の構成の一例を示す。なお、以下に説明する点を除き、図10において、図1と同じ符号を付した構成は、図1における構成と同一または同様の機能および構成を有するため説明を省略する。
ディジタル放送受信装置20は、復調部200、切替判定部201、分離処理部202、クロック同期部203、低解像度映像デコーダ204、TSバッファ205、内部カウンタ206、切替部209、オフセット値格納部220、フレーム復号化部221、PTS変更部222、フレームバッファ223、およびフレーム出力部224を有する。
オフセット値格納部220は、同一内容の高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとのオフセット値を保持しており、当該オフセット値をTSバッファ205に通知する。
フレーム復号化部221は、TSバッファ205から出力されたTSパケットをつなぎ合わせてビデオPESを構築し、構築したビデオPESから高解像度映像フレームを生成する。また、フレーム復号化部221は、高解像度映像に対応する音声データを含むTSパケットからオーディオPESを構築し、構築したオーディオPESから音声データを生成する。また、フレーム復号化部221は、構築したPESから、生成した高解像度映像フレームに対応するPTSを抽出し、生成した高解像度映像フレームおよび音声データを、抽出したPTSと共にフレームバッファ223に格納する。
PTS変更部222は、フレームバッファ223に新たに高解像度映像フレームが格納された場合に、当該高解像度映像フレームと共に格納されたPTSを読み出す。そして、PTS変更部222は、オフセット値格納部220からオフセット値を読み出し、フレームバッファ223から読み出したPTSを、オフセット値格納部220から読み出したオフセット値に対応する時間分遅延させた値に変更し、変更したPTSで、フレームバッファ223内の対応するPTSを更新する。
フレーム出力部224は、フレームバッファ223に格納されているPTSに基づいて、内部カウンタ206が出力する内部カウンタ値との差が所定値以内のPTSに対応付けられている高解像度映像フレームおよび音声データを、切替部209へ出力する。
以上、本発明の第4の実施形態について説明した。
なお、本発明は上記において説明した実施形態に限られない。
例えば、高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとの画像の相関係数を測定し、当該相関係数が所定値以上のフレームを、解像度が異なるが略同一の画像であると判定し、判定した映像フレームの表示タイミングの差をオフセット値として自動的に格納するようにしてもよい。この場合、算出したオフセット値分、表示タイミングが異なる複数の他の高解像度映像フレームおよび低解像度映像フレームの組み合わせについても、画像の相関係数を算出し、算出した相関係数が所定値以上となることを検証した後に、当該オフセット値を格納することが好ましい。
また、上記した実施形態では、同一内容の高解像度映像フレームおよび低解像度映像フレームにおいて、高解像度映像フレームの表示タイミングが時間的に先の場合を例に説明したが、本発明はこれに限られず、低解像度映像フレームの表示タイミングが時間的に先の場合にも、本発明の機能を適用することができる。この場合、ディジタル放送受信装置20は、分離処理部202と低解像度映像デコーダ204との間に、オフセット値に対応する時間だけ低解像度映像を含むTSパケットを遅延させるバッファを設けると共に、遅延制御部207に、オフセット値分だけ遅延させた内部クロックを低解像度映像デコーダ204へ供給させるようにする。
また、上記した実施形態では、表示タイミングが時間的に先の映像を、TSパケットのままで保持する構成を例に説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、メモリに余裕がある場合には、ディジタル放送受信装置20は、TSパケットから高解像度映像フレームを生成するブロック、および、TSパケットから低解像度映像フレームを生成するブロックの中で、表示タイミングが先のフレームを出力する方に、内部クロックをオフセット値分だけ遅延させたクロックを供給するようにしてもよい。このようにしても、ディジタル放送受信装置20は、表示タイミングが先のフレームをオフセット分だけ遅延させることができる。
本発明の第1の実施形態に係るディジタル放送受信システム10の構成の一例を示す。 同一内容を示す高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとの表示タイミングのずれを説明するための概念図である。 同一内容を示す高解像度映像フレームと低解像度映像フレームとの表示タイミングのずれを説明するための概念図である。 本発明の第2の実施形態に係るディジタル放送受信システム10の構成の一例を示す。 オフセットテーブル210に格納されるデータの構造の一例を示す。 本発明の第3の実施形態に係るディジタル放送受信システム10の構成の一例を示す。 リモコン13の構成の一例を示す。 オフセットの調整を行う場合に表示装置12に表示される画面40の一例を示す。 第3の実施形態に係るディジタル放送受信装置20の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係るディジタル放送受信システム10の構成の一例を示す。
符号の説明
10・・・ディジタル放送受信システム、11・・・アンテナ、12・・・表示装置、13・・・リモコン、130・・・−ボタン、131・・・+ボタン、132・・・開始ボタン、133・・・終了ボタン、20・・・ディジタル放送受信装置、200・・・復調部、201・・・切替判定部、202・・・分離処理部、203・・・クロック同期部、204・・・低解像度映像デコーダ、205・・・TSバッファ、206・・・内部カウンタ、207・・・遅延制御部、208・・・高解像度映像デコーダ、209・・・切替部、210・・・オフセットテーブル、2100・・・放送事業者ID、2101・・・オフセット値、211・・・受信部、220・・・オフセット値格納部、221・・・フレーム復号化部、222・・・PTS変更部、223・・・フレームバッファ、224・・・フレーム出力部、300、301、302、303、304・・・高解像度映像フレーム、310、312、314・・・低解像度映像フレーム、40・・・画面、41・・・高解像度映像フレーム表示領域、42・・・低解像度映像フレーム表示領域、43・・・オフセット調整量表示領域、44・・・目盛、45・・・調整量インジケータ

Claims (3)

  1. 同一映像を異なる解像度で放送するディジタル放送を受信して表示するディジタル放送受信装置であって、
    高解像度映像および低解像度映像を含むディジタル放送電波を復調して、高解像度映像を含むTS(Transport Stream)パケットおよび低解像度映像を含むTSパケットを出力する復調手段と、
    前記TSパケットに含まれるPCR(Program Clock Reference)から生成された内部クロックによって動作する内部カウンタと、
    同一内容の映像を示す前記高解像度映像フレームと前記低解像度映像フレームとの表示タイミングの時間差を示すオフセット値に基づいて、前記内部カウンタのカウンタ値を前記オフセット値分遅らせた高解像度映像用カウンタ値を生成する遅延制御手段と、
    前記低解像度映像を含むTSパケットをデコードして低解像度映像フレームを生成すると共に、生成した低解像度映像フレームに対応付けられてTSパケット内に格納されているPTS(Presentation Time Stamp)に基づいて、当該PTSの値と前記内部カウンタ値との差が所定値以内のときに、生成した低解像度映像フレームを出力する低解像映像デコーダと、
    前記復調手段から出力された、高解像度映像を含むTSパケットを受け取ってTSパケットの状態で蓄積すると共に、前記遅延制御手段から前記オフセット値を受け取り、前記内部カウンタを参照して、蓄積しているTSパケットを前記オフセット値分遅延させて出力する高解像度映像バッファと、
    前記高解像度映像バッファから出力されたTSパケットをデコードして高解像度映像フレームを生成すると共に、生成した高解像度映像フレームに対応付けられてTSパケット内に格納されているPTSに基づいて、当該PTSの値と前記高解像度映像用カウンタ値との差が所定値以内のときに、生成した高解像度映像フレームを出力する高解像映像デコーダと、
    予め定められた条件に従って、前記低解像映像デコーダによって出力された前記低解像度映像フレームおよび前記高解像度映像デコーダによって出力された前記高解像度映像フレームのいずれかを表示装置に表示する切替手段と
    前記オフセット値を、ディジタル放送を提供する放送事業者毎に格納するオフセットテーブルと、
    前記オフセット値の調整をユーザから受け付ける入力手段と
    を備え、
    前記遅延制御手段は、
    前記復調手段によって復調されたいずれかのTSパケットに含まれるBIT(Broadcaster Information Table)を参照して、現在受信しているディジタル放送の放送事業者を特定し、特定した放送事業者に対応するオフセット値を前記オフセットテーブルから抽出し、抽出したオフセット値に基づいて、前記高解像度映像用カウンタ値を生成し、
    前記入力手段を介してユーザから前記オフセットの調整量を受け付けた場合に、受け付けた調整量に応じて現在適用しているオフセット値を調整し、調整したオフセット値で、現在受信しているディジタル放送の放送事業者に対応付けて前記オフセットテーブルに格納されているオフセット値を更新することを特徴とするディジタル放送受信装置。
  2. 請求項1に記載のディジタル放送受信装置であって、
    前記入力手段は、
    前記オフセット値の調整処理の開始および終了の指示をさらにユーザから受け付け、
    前記遅延制御手段は、
    前記入力手段を介して前記調整処理の開始指示を受け付けた場合に、現在受信しているディジタル放送の放送事業者に対応するオフセット値に基づいて前記高解像度映像フレームを遅延させると共に、前記切替手段に指示して、前記高解像度映像フレームおよび前記低解像度映像フレームのそれぞれを、前記表示装置の画面を分割したそれぞれの領域に表示させ、
    前記入力手段を介して前記オフセットの調整量を受け付けた場合に、受け付けた調整量に応じて現在適用しているオフセット値を調整し、調整したオフセット値に基づいて前記高解像度映像フレームを遅延させ、
    前記入力手段を介して前記調整処理の終了指示を受け付けた場合に、直前に調整したオフセット値で、現在受信しているディジタル放送の放送事業者に対応付けて前記オフセットテーブルに格納されているオフセット値を更新することを特徴とするディジタル放送受信装置。
  3. 請求項に記載のディジタル放送受信装置であって、
    前記切替手段は、
    前記高解像度映像フレームを前記表示装置に表示させる場合に、前記高解像度映像フレームに対応付けられた音声を音声出力装置から出力させ、
    前記低解像度映像フレームを前記表示装置に表示させる場合に、前記低解像度映像フレームに対応付けられた音声を前記音声出力装置から出力させ、
    前記オフセット値の調整処理中に、前記遅延制御手段から、前記高解像度映像フレームおよび前記低解像度映像フレームのそれぞれを画面分割して表示するよう指示された場合には、前記高解像度映像フレームおよび前記低解像度映像フレームのそれぞれを、前記表示装置の画面を分割したそれぞれの領域に表示すると共に、前記高解像度映像フレームに対応付けられた音声および前記低解像度映像フレームに対応付けられた音声を前記音響出力装置に出力することを特徴とするディジタル放送受信装置。
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