JP2005214867A - 姿勢角検出方法および姿勢角検出装置 - Google Patents

姿勢角検出方法および姿勢角検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来、回転体の姿勢角は機構的に拘束された軸となるジンバル軸回りの角度を検出することにより行っている。しかしながら、回転中心要素が球面軸受け等のピボット要素の場合は、ジンバル軸に相当する機構的に拘束された軸が存在しないため、従来の方法をそのまま適用できない。これに対応するため、LED、PSDなどの位置検出装置を回転の自由度の数だけ増設する方法も考えられるが、装置量が増大しスペース効率およびコストの面で好ましくない。
【解決手段】回転体に連動して回転する二つの直交するレーザ光線と、レーザ光線を受光する機構的に拘束された二つの2次元位置検出装置を用い、二つの2次元位置検出装置で検出した受光位置情報を基に回転体の姿勢角を算出することにより、回転中心要素が球面軸受け等のピボット要素の場合であっても回転体の姿勢角を効率的に検出できる姿勢角検出方法および検出装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転体の姿勢角検出方法および姿勢角検出装置に係り、特に、空間安定化機構等のサーボ系においてロール、ヨー、ピッチの3軸回りの姿勢角を検出する際に、ロール、ヨー、ピッチの各軸が機構的拘束のないピボット要素等を回転中心要素とする回転体の姿勢角検出方法および姿勢角検出装置に関する。
空間安定化機構のペイロード等の回転体は、ロール(x軸回り)、ヨー(z軸回り)、ピッチ(y軸回り)の回転動作は機構的に拘束されて独立したそれぞれの軸で行われ、各軸に取り付けられたエンコーダ、レゾルバ等の角度検出器によって姿勢角を検出する方法が一般的に用いられている。しかしながら、小型軽量化、スペース制約等のためには、ロール、ヨー、ピッチそれぞれ独立した軸を設けるのではなく、回転中心要素として球面軸受け等のピボット要素を用いた構成とするのが有効である。この場合、ロール、ヨー、ピッチ各軸が機構的に存在しないため、従来の機構的に拘束された軸に取り付けられた角度検出器では姿勢角の検出は不可能であった。例えば、特許文献1には、PSD(Position Sensitive Device:半導体位置検出装置)を用いた姿勢制御装置が示されている。これは、小型化が要求される装置にも好適しつつ、小型化に伴うモータの出力不測を解消するもので、撮像部の一方の端部に配置され角度検出器で検出された角度に応じて選択的に発光するLED(Light-Emitting Diode:発光ダイオード)と、このLEDから発光される光を受光しその受光位置に応じた出力を発生するPSDとの間の相対関係により、撮像部の姿勢角度を検出するようにしている。ここでは、LED及びPSDは、機構的に拘束されたジンバル軸に取り付けられた角度検出器の補助的な役目をしている。
特開2001−99652号公報(第6〜7頁、第2〜3図)
上記のように、従来、回転体の姿勢角は機構的に拘束された軸となるジンバル軸回りの角度を検出することにより行っている。しかしながら、回転中心要素が球面軸受け等のピボット要素の場合は、上記のジンバル軸に相当する機構的に拘束された軸が存在しないため、従来の方法はそのまま適用できない。これに対応するため、LED、PSDなどの位置検出装置を回転の自由度の数だけ増設する方法も考えられるが、装置量が増大しスペース効率およびコストの面で好ましくない。また、LEDはコヒーレント光ではなく、直進性に問題を生じるため位置検出精度において好ましくない。
本発明は、回転体が3次元空間で回転する際の姿勢角検出方法および姿勢角検出装置において、回転中心要素がピボット要素で、ロール、ヨー、ピッチの各回転軸が機構的に拘束されない場合でも、2次元位置検出素子を用いて回転体の姿勢角を効率的に検出できる姿勢角検出方法および姿勢角検出装置を提供することを目的とする。
第一の発明は、回転体がピボット要素を介して支持機構に取り付けられ、レーザ光源が、前記レーザ光源を源とする二つのレーザ光線の光軸が前記回転体の回転中心要素で直交するように前記回転体に固定され、前記各レーザ光線に対応して前記レーザ光線を受光して受光位置を検出する2次元位置検出装置を設け、前記2次元位置検出装置は、前記2次元位置検出装置の位置検出面の中心で受光する前記レーザ光線の光軸が前記位置検出面に対して直交するように前記支持機構に固定され、前記2次元位置検出装置で検出される受光位置情報を基に、前記回転体が前記回転中心要素を中心として回転する際の姿勢角を算出する、ように構成した。
第一の発明によれば、レーザ光線に対応して設けられる2次元位置検出装置を用いて、回転体の回転と連動して回転するレーザ光線の受光位置情報を検出することにより、ピボット要素を介して3次元空間内を回転する回転体についても、その姿勢角を効率的に検出できる。
第二の発明は、上記第一の発明において、前記2次元位置検出装置の位置検出面の中心を原点とする2次元座標系を前記位置検出面上に定義して位置検出2次元座標系とし、 前記回転体の回転中心要素を始点として前記位置検出2次元座標系の原点へ向かうベクトルをx軸とし、回転中心要素を始点として前記位置検出2次元座標系で定義される2軸に平行となるベクトルをそれぞれy軸およびz軸とする3次元座標系を定義して位置検出3次元座標系とし、前記位置検出2次元座標系で検出される前記レーザ光線の受光位置情報を基に、前記位置検出3次元座標系おける前記回転体の姿勢を示す単位光線ベクトル情報を生成し、前記各2次元位置検出装置に対応して生成される二つの前記単位光線ベクトル情報を基に前記回転体の姿勢角を算出する、ように構成した。
第二の発明によれば、支持機構に固定された二つの2次元位置検出装置の位置検出面に定義される2次元座標系を基に、受光した二つのレーザ光線の受光位置情報を検出し、それを、3次元空間で回転する回転体の姿勢角を算出し易いようにするために3次元座標系の単位光線ベクトル情報に変換するもので、二つの2次元座標系での受光位置情報を測定するだけで3次元座標系での回転体の姿勢を効率よく算出できるようになる。
第三の発明は、上記第二の発明に関して、前記位置検出3次元座標系において、前記回転体の回転中心要素から前記位置検出2次元座標の原点までの距離をxとし、前記位置検出2次元座標系において前記レーザ光線を受光した際の受光位置を示す二つの座標値をそれぞれyおよびzとし、前記単位光線ベクトル情報は、前記位置検出3次元座標系の原点を始点とし3次元座標(x,y,z)を終点とするベクトルを単位ベクトルへ正規化したベクトル情報とする、ように構成した。
第三の発明によれば、3次元空間内の回転体の姿勢角の算出を、互いに直交する二つの単位ベクトルの座標情報の計算に単純化することができ、効率的な姿勢角算出が可能になる。
第四の発明は、上記の発明に関して、前記支持機構に固定されるx軸、y軸、z軸からなる3次元座標系を定義して支持機構固定座標系とし、前記回転体の姿勢角を、前記支持機構固定座標系において、x軸の正方向の右回りの回転を示すロール角、z軸の正方向の右回りの回転を示すヨー角、および、y軸の正方向の右回りの回転を示すピッチ角、の順に3軸回転する3軸回転角として表現する、ように構成した。
第四の発明によれば、3次元空間内の回転体の姿勢を、ロール角、ヨー角、ピッチ角の3軸回りの回転角の組み合わせとして表現することができ、姿勢角の算出過程がより分かりやすく表現できるようになり、より効率的な姿勢角算出が可能となる。
本発明によれば、機構的に軸拘束のない回転中心要素が球面軸受け等のピボット要素の場合でも、二つの2次元位置検出装置での受光位置情報の測定により、3次元空間における回転体の姿勢角を検出することができる。また、姿勢角の算出は、二つの2次元位置検出装置での受光位置情報を基にして、直交する二つの単位ベクトルとなる単位光線ベクトル、および、ロール角、ヨー角、ピッチ角の3軸回転角に関する計算に単純化され、効率的な姿勢角算出が可能となる。
図1は、本発明の姿勢角検出装置の構成(1)である。
支持機構に固定される支持機構固定座標系xyzを、x軸201、y軸202(紙面に垂直に立っている)、z軸203により構成する。
レーザ光源4、5は、ピボット要素である回転中心要素1を中心に回転する回転体に固定され、それが発するレーザ光線の光軸は回転中心要素1で直交するように配置される。
2次元位置検出装置6、7は支持機構に固定され、レーザ光源4、5それぞれから発光されるレーザ光線をその位置情報検出面で受光し、その受光点の位置情報を検出して、ロール角(x軸回り)、ヨー角(z軸回り)、ピッチ角(y軸回り)の3軸回りの角度で表現される回転体の姿勢角を算出する。ここで、ロール角は支持機構に固定された座標系のx軸201の正の向きを向いて右回りの回転角とし、ヨー角は支持機構に固定された座標系のz軸203の正の向きを向いて右回りの回転角とし、ピッチ角は支持機構に固定された座標系のy軸202の正の向きを向いて右回りの回転角とする。図1では、y軸202は紙面に垂直に立っており、その垂直に立っている方向が正の向きとなる。なお、2次元位置検出素子としては、PSDまたはCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)デバイスを利用することが可能である。
回転体と共に回転するレーザ光源4、5が発するレーザ光線の光軸は、回転中心要素1で互いに直交し、二つのレーザ光線の光軸は、初期状態として、それぞれ、2次元位置検出装置6、7の位置検出面の中心に垂直に交わっている。ベクトル2、3は、それぞれ、回転中心要素1を始点としてレーザ光線の光軸に沿ってレーザ光源4、5に向かうベクトルであり、回転体の回転運動に連動して、図1に示す初期状態から移動する。ただし、ベクトルの始点と二つのベクトルが直交した状態は維持される。
図1では、回転体に固定されるレーザ光源4,5が初期状態にある場合を示しており、2次元位置検出装置6、7およびレーザ光源4、5は3次元空間内のxz平面上に配置されている。2次元位置検出装置6、7は、回転中心要素1から2次元位置検出装置6、7の位置検出面の中心に向かう二つのベクトル(図1の初期状態ではベクトル2、3と一致している)が、それぞれ、xz平面上でx軸の正方向に対して+45[deg]および+135[deg]の角度になるように支持機構に固定して配置されている。ここで、記号[deg]は角度を示す単位で、円周を360に等分した場合の1単位の円周の中心角を示す(以下同様)。
レーザ光源4、5は回転体に固定されており、その光軸が回転中心要素1で互いに直交した状態のまま、回転中心要素1を中心にして3次元の回転を行うが、回転体は、二つのレーザ光線の各光軸が2次元位置検出装置6または7の位置検出面に交差する範囲内で回転するものとする。
図2は、本発明の姿勢角検出装置の構成(2)で、図1に示したレーザ光源4、5の構成例を示すもので、レーザ発光素子8から発せられたレーザ光が、集光レンズ9で集光される様子を示している。
上記の図1の構成では、わかり易く表現するために、初期状態として二つのレーザ光線の光軸が支持機構固定座標系におけるxz座標面上にあり、二つの2次元位置検出装置はx軸の正方向に対して+45[deg]および +135[deg]の角度に支持機構に固定的に配置されている場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。以降の説明では、初期状態としては、回転中心要素1で互いに直交する光軸が3次元空間内の任意の位置にある場合を前提にして、回転体の姿勢角算出原理を示す。
図3は、座標系定義の概念図であり、2次元位置検出装置の位置検出面に定義される位置検出2次元座標系と、それを基に定義される位置検出3次元座標系AAAzを示している。
軸101、軸102は、2次元位置検出装置6の位置検出面上に定義される位置検出2次元座標系の座標軸である。
また、Ax軸は、回転中心要素1を原点とし、2次元位置検出装置6の位置検出面の中心に向かうベクトルとして定義され、該位置検出面に対して垂直に交差している。Ay 軸、Az軸は、回転中心要素1を始点とし、それぞれ、軸101、軸102と同じ向きとなるベクトルとして定義する。上記のようにして定義されるAx軸、Ay軸、Az 軸から構成される座標系を位置検出3次元座標系AAAzと定義する。
回転体が3軸回転することにより、レーザ光源4から発せられるレーザ光線の光軸、つまり、回転中心要素1から2次元位置検出装置6の位置検出面へ向かうベクトル2が変位し、その変位は、2次元位置検出装置6の位置検出面に定義される位置検出2次元座標系での受光位置の変位として検出される。
位置検出2次元座標系での受光位置の座標を、101軸上の値をPy、102軸上の値をPzで表すと、位置検出2次元座標系では原点(0,0)から(Py,Pz)への変位として検出され、これを位置検出3次元座標系AAAz上で見ると、回転中心要素1から2次元位置検出装置6の位置検出面の中心までの距離をdとして、座標(d,0,0)から座標(d,Py,Pz)への変位として表現できる。

位置検出3次元座標系AAAzにおいて、原点(0,0,0)から上記の座標(d,Py,Pz)へのベクトルを単位ベクトルに正規化した単位光線ベクトルsP(図3のベクトル2に相当)を、
Figure 2005214867
と定義する。ここで、|SP|=1で、Sxは、回転中心要素1から2次元位置検出装置6の位置検出面の中心までの距離dを単位ベクトルのAx成分になるように正規化したものであり、SyおよびSzは、それぞれ、2次元位置検出装置6の位置検出面での位置検出量を単位ベクトルのAy成分およびAz成分になるように正規化したものである。
もう一つの2次元位置検出装置7についても同様にして位置検出3次元座標系BBBz を定義し、座標系BBBzにおいて、図1に示した回転中心要素1を通るレーザ光源 5から発するレーザ光線の光軸上、つまり、回転中心要素1から2次元位置検出装置7の位置検出面に向かうベクトルを単位ベクトルに正規化した単位光線ベクトルsQを、
Figure 2005214867
と定義する。
次に、位置検出3次元座標系AAAzのAx軸、Ay軸、Az 軸の支持機構固定座標系xyzにおける単位ベクトルを、それぞれ、AxAyAz とし、位置検出3次元座標系
BBBz のBx軸、By軸、Bz軸の支持機構固定座標系xyzにおける単位ベクトルを、それぞれ、BexBeyBz とすると、位置検出3次元座標系AAAzおよび位置検出3次元座標系BBBz から、支持機構固定座標系 xyzへの変換行列は、それぞれ、
Figure 2005214867
となり、位置検出3次元座標系で表した単位光線ベクトルSP、 SQを支持機構固定座標系xyzで表した単位光線ベクトルP、Qは、
Figure 2005214867

となり、これにより、位置検出3次元座標系AAAzおよび位置検出3次元座標系
BBBz による座標軸成分から、支持機構固定座標系 xyzによる座標軸成分を求めることができる。
図4は座標系変換の概念図で、上記の単位光線ベクトルPおよびQと、位置検出3次元座標系AAAz、位置検出3次元座標系BBBz 、および支持機構固定座標系 xyzとの関係の概要を示したものである。
2次元位置検出装置6に対しては、回転中心要素1を始点としてその位置検出面の中心に直交するベクトルをAx軸とし、その位置検出面に定義される2次元座標系の座標軸101および102と平行な、回転中心要素1を始点とするベクトルをそれぞれAy軸、および、Az 軸として、位置検出3次元座標系AAAzを構成する。2次元位置検出装置7に対しても、同様にして、位置検出3次元座標系BBBzを構成する。
次に、互いに直交する単位光線ベクトルP、Qの姿勢角を定義する。支持機構固定座標系xyz系において、直交する2つの単位ベクトル[1 0 0]Tおよび[0 0 1]Tが、その直交関係を維持した状態で3軸回転して、直交する単位光線ベクトルP、Q になったとした場合のロール角(x軸回りの回転角)α、ヨー角(z軸回りの回転角)β、ピッチ角(y軸回りの回転角)γの組を、直交する単位光線ベクトルP、Qの姿勢角と定義し、以降
"(α,β,γ)"と表記する。
このとき、x 軸回りのロール角αの回転行列をRx(α)、z 軸回りのヨー角βの回転行列を Rz(β)、y 軸回りのピッチ角γの回転行列をRy(γ)と表記すると、3軸回転時の回転行列は次のように表される。
Figure 2005214867
上記の式(2)と、姿勢角の定義より直交する単位ベクトル[1 0 0]T、[0 0 1]T が、それぞれ、ロール角α、ヨー角β、ピッチ角γの順に3軸回転して、直交する単位 光線ベクトルP、Qになることから、
Figure 2005214867
が得られ、これを基にして、単位光線ベクトルP、Qに関して、支持機構固定座標系
xyzの座標軸成分と、姿勢角(α,β,γ)の成分についての次の関係式が得られる 。
Figure 2005214867
上記の式(4)により、単位光線ベクトルP、Qの支持機構固定座標系xyzの座標軸成分から、単位光線ベクトルP、Qの姿勢角(α,β,γ)を求めることができる。
ここで、arctan2(Y,X) はロボット工学等で用いられる関数で、tan-1(Y/X)を拡張したものである。角度をラジアンで表示した場合、tan-1(Y/X)の値域が
Figure 2005214867
であり、X=0の場合に対応できないのに対し、arctan2(Y,X)は、引数Y、Xの符号から象限を特定し、
Figure 2005214867
の値域を持ち、X=0 の場合にもY の符号に応じて、
Figure 2005214867
を出力する。
次に、回転中心要素1を始点として、支持機構に固定された2次元位置検出装置6,7の位置検出面の中心方向を指す互いに直交する単位ベクトル、つまり、初期状態の単位光線ベクトルP0、Q0が、回転体の3軸回転により直交する単位光線ベクトルP、Qになった場合を考える。例えば、図1に示した互いに直交するベクトル2、3が、それぞれ、初期状態の単位光線ベクトルP0、Q0に相当する。
初期状態の直交する単位光線ベクトルP0、Q0の姿勢角を(α0,β0,γ0)とし、直交する単位光線ベクトルP、Qの姿勢角を(α,β,γ)とする。そして、回転体が3軸回転した際の姿勢角の各成分、つまり、ロール角、ヨー角、ピッチ角の変化量を、それぞれ、Δα、Δβ、Δγと表記し、この姿勢角変化分の回転を行う回転行列をΔR(Δα,Δβ,Δγ)と表記すると、
Figure 2005214867
であることから、
Figure 2005214867
となり、さらに、回転行列の特性として、その逆行列は転置行列に等しいことから、
Figure 2005214867
となり、回転体の互いに直交する単位光線ベクトルの初期姿勢角(α0,β0,γ0)が分かれば、上記式(4)で求めた回転後の回転体の互いに直交する単位光線ベクトルの姿勢角(α,β,γ)を基に、回転行列ΔR(Δα,Δβ,Δγ)を求めることができる。
次に、上記で求めた回転行列ΔR(Δα,Δβ,Δγ)を基に、ロール角Δα、ヨー角Δβ、ピッチ角Δγを算出するためには、直交する単位ベクトル[1 0 0]T、[0 0 1]Tが、それぞれ、ロール角Δα、ヨー角Δβ、ピッチ角Δγだけ3軸回転してできる直交する単位ベクトル
1、e2の姿勢角(Δα,Δβ,Δγ)を、式(4)を用いて求めればよい。
つまり、まず、支持機構固定座標系xyz上でのx軸方向の単位ベクトルex=[1 0 0]T、および、z軸方向の単位ベクトルez=[0 0 1]T を回転行列ΔR(Δα,Δβ,Δγ)で変換して、
Figure 2005214867
を得、次に、この直交する単位ベクトルe1=[e1x,e1y,e1z]Tおよびe2=[e2x,e2y,e2z]Tと、その姿勢角(Δα,Δβ,Δγ)の成分に対して式(4)を適用すると、
Figure 2005214867
となり、これを基にして最終的な3軸姿勢角の変位量Δα、Δβ、Δγを算出できる。
以上が、本発明による姿勢角算出の原理である。
次に、上記の式(1)〜(6)を用いて、2次元位置検出装置の位置検出面での受光位置の検出データから回転体の姿勢角の変化量を求める場合の、算出手順の実施例を示す。
以下の実施例は、上記の姿勢角算出原理を用いた算出手順の過程を示すことが目的であり、算出した結果は計算過程で丸め誤差が混入していることから若干の誤差が含まれているが、本発明の本質には影響しない。
図5は本発明の実施例(1)の全体図であり、図6は、図5に示す本発明の実施例(1)の中の主要部分を拡大表示したものである。
レーザ光源301、302は、それが発するレーザ光線の光軸が、回転中心要素1(球面軸受け)で互いに直交する形で回転体305に固定されている。ここでは、2次元位置検出装置としてPSDを用いた例を示しており、PSD304、303は、回転中心要素1からそれらの位置検出面の中心への垂線が互いに直交する形で支持機構306に固定されている。支持機構306については前記支持機構固定座標系xyzが定義され、PSD304については前記位置検出3次元座標系AAAzが定義され、PSD303については前記位置検出3次元座標系BBBzが定義される。
図5、6に示す実施例(1)では、回転中心要素1から、PSD304、303の位置検出面の中心に向かう単位ベクトル、つまり、互いに直交する単位光線ベクトルをそれぞれP0、Q0とすると、その姿勢角は(0[deg],0[deg],+45[deg])になっている。つまり、初期状態の直交する単位光線ベクトルP0、Q0は、支持機構固定座標系xyzにおいて、互いに直交する単位ベクトル[1 0 0]Tおよび[0 0 1]Tを、y軸回り(y軸の正方向に向かって右回り)に+45[deg]回転させたものと同じである。
一方、PDS304の位置検出3次元座標系AAAzは、支持機構固定座標系xyzと一致していた座標系がy軸回りに+45[deg]度回転してできたものとして定義し、また、PDS303の位置検出3次元座標系BBBzは、支持機構固定座標系xyzと一致していた座標系がy軸回りに-45[deg]回転してできたものとして定義する。
このとき、位置検出3次元座標系AAAzおよび位置検出3次元座標系BBBzにそれぞれ対応する座標変換行列AT、BTは次のようになる。
Figure 2005214867
Figure 2005214867
また、PSD304の位置検出2次元座標系で測定される位置検出値は、定義より、前記位置検出3次元座標系AAAzにおけるy軸方向およびz軸方向の変位として表され、PSD303の位置検出2次元座標系で測定される位置検出値は、前記位置検出3次元座標系BBBzにおけるy軸方向およびz軸方向の変位として表される。
また、図5、6に示す実施例(1)では、位置検出3次元座標系AAAzおよび位置検出3次元座標系BBBzのいずれにおいても、x軸の値、つまり、回転中心要素1からPSD304およびPSD303の位置検出面までの距離は、d=40[mm]に固定されている。ここで、[mm]は、長さをミリメートルの単位で表示することを示す(以下同様)。
上記の実施例(1)の条件を基に、回転体305の直交する単位光線ベクトルが初期姿勢角(0[deg],0[deg],+45[deg])から姿勢角(α,β,γ)へ回転した際の変位姿勢角(Δα,Δβ,Δγ)を本発明による姿勢角算出原理を用いて算出する際のシミュレーション実施例を、以下の(1)および(2)に示す。
(1)変位姿勢角算出シミュレーション1
回転体305がピッチ軸(y軸202)回りに回転した結果のPSDの位置検出面に定義される位置検出2次元座標系での位置検出値が次の通りであったとする。ここで、位置検出値は、"(位置検出3次元座標系のy軸方向の値, 位置検出3次元座標系のz軸方向の値)"の形式で表記する。
・PSD304: (0.00[mm],+3.50[mm])
・PSD303: (0.00[mm],+3.50[mm])
ここで、位置検出3次元座標系におけるx軸の値、つまり、回転中心要素1からPSD304およびPSD303の位置検出面までの距離は、d=40[mm]に固定されていることから、位置検出3次元座標系AAAzにおいて、PSD304の位置検出面における検出点を示すベクトルは(+40[mm] 0.00[mm] +3.50[mm])Tとなり、これを単位ベクトルに正規化した位置検出3次元座標系座標系AAAzにおける単位光線ベクトルSPは、
Figure 2005214867
となる。
同様にして、位置検出3次元座標系座標系BBBzにおける、PSD303の位置検出面における検出点を示すベクトルは(+40[mm] 0.00[mm] +3.50[mm])Tとなり、これを単位ベクトルに正規化した位置検出3次元座標系座標系BBBzにおける単位光線ベクトルSQは、
Figure 2005214867
となる。
前記式(1)〜(6)および実施例(1)に適用される式(7)より、直交する単位光線ベクトルSPおよびSQを、支持機構固定座標系xyzで表現した互いに直交する単位光線ベクトルPおよびQは、
Figure 2005214867
Figure 2005214867
となる。この結果を前記式(4)に適用すると、回転体305に連動して回転する互いに直交する単位光線ベクトルPおよびQの姿勢角(α,β,γ)は、
Figure 2005214867
となり、これから
Figure 2005214867
が得られる。
上記の結果より、回転体305に連動して回転する直交する単位光線ベクトルPおよびQの3軸回りの回転行列Rx(α)、Rz(β)、Ry(γ)は、
Figure 2005214867
となる。
同様にして、直交する単位光線ベクトルPおよびQの初期状態の姿勢角(α000)は
(0[deg],0[deg],+45[deg])であることから、初期姿勢角の3軸回りの回転行列Rx0)、Rz0)、Ry0)は、
Figure 2005214867
となる。
以上の結果を前記式(5)に適用することにより、直交する単位光線ベクトルPおよびQの姿勢角の変化分の回転に対応する回転行列ΔR(Δα,Δβ,Δγ)は、
Figure 2005214867
となる。
一方、直交する単位ベクトル[1 0 0]Tおよび[0 0 1]Tが、姿勢角(Δα,Δβ,Δγ)だけ回転して直交するベクトルe1およびe2になったとすると、
Figure 2005214867
となり、これを前記式(6)に適用すると、
Figure 2005214867
が得られる。
以上より、回転体305の回転に連動して、回転体305の直交する単位光線ベクトルが、初期姿勢角(α000)=(0[deg],0[deg],+45[deg])から回転した際のPSD304およびPSD303での位置検出値が
・PSD304: (0.00[mm],+3.50[mm])
・PSD303: (0.00[mm],+3.50[mm])
であった場合は、回転による単位光線ベクトルの変位姿勢角(Δα,Δβ,Δγ) は、(0.0[deg],0.0[deg], -5.003[deg])と算出できる。
次に、実施例(1)における二番目の変位姿勢角算出例を示す。
(2)変位姿勢角算出シミュレーション2
上記の実施例(1)において、回転体305がピッチ軸(y軸202)回りに回転した結果のPSDでの位置検出値が次の通りであったとする。
・PSD304: (+2.97[mm],-2.15[mm])
・PSD303: (0.002[mm],-2.15[mm])
PSD304に定義された位置検出3次元座標系AAAzにおけるPSD304の位置検出面での検出点を示すベクトルは、上記の変位姿勢角シミュレーション1と同様にして、(40[mm], +2.97[mm], -2.15[mm])Tとなり、これを単位ベクトルに正規化した位置検出3次元座標系AAAzの単位光線ベクトルSPは、
Figure 2005214867
となる。同様にして、PSD303に定義された位置検出3次元座標系BBBzを基にしたPSD303の位置検出面での検出点を示すベクトルは(+40[mm], +0.002[mm], -2.15[mm])Tとなり、これを単位ベクトルに正規化した位置検出3次元座標系BBBzの単位光線ベクトルSQは、
Figure 2005214867
となる。
また、位置検出3次元座標系AAAz、および、位置検出3次元座標系BBBz から、支持機構固定座標系 xyz 系への回転行列ATおよびBTは、上記変位姿勢角算出シミュレーション1と同様で、
Figure 2005214867
Figure 2005214867
であり、前記式(1)より、支持機構固定座標系 xyz 系での直交する単位光線ベクトルPおよびQは、
Figure 2005214867
Figure 2005214867
となる。上記の結果を前記式(4)に適用すると、直交する単位光線ベクトルPおよびQの姿勢角(α,β,γ)は、
Figure 2005214867
となり、これから
Figure 2005214867
が得られる。
上記の結果より、互いに直交する単位光線ベクトルPおよびQの3軸周りの回転行列
x(α)、Rz(β)、Ry(γ)は、
Figure 2005214867
となる。同様にして、互いに直交する単位光線ベクトルPおよびQの初期状態の姿勢角
(α000)は、(0[deg],0[deg],+45[deg])であることから、
Figure 2005214867
が得られ、初期姿勢角の3軸回りの回転行列Rx0)、Rz0)、Ry0)は、
Figure 2005214867
となる。
以上の結果を前記式(5)に適用することにより、直交する単位光線ベクトルPおよびQが、その初期姿勢角(α000) =(0[deg],0[deg],+45[deg])の位置から、姿勢角の変化分(Δα,Δβ,Δγ)の回転を行う際の回転行列ΔR(Δα,Δβ,Δγ)は、
Figure 2005214867
となる。一方、直交する単位ベクトル[1 0 0]Tおよび[0 0 1]Tが、姿勢角
(Δα,Δβ,Δγ)だけ回転して直交ベクトルe1およびe2になったとすると、
Figure 2005214867
Figure 2005214867
となり、これを前記式(6)に適用すると、
Figure 2005214867
が得られる。
以上より、回転体305と連動して回転する直交する単位光線ベクトルが初期姿勢角
(α000)=(0[deg],0[deg],+45[deg])から回転して現在の姿勢角(α,β,γ)へ変位した際の変位姿勢角(Δα,Δβ,Δγ) は、(+3.0037[deg],+2.9979[deg],+2.9916[deg])と算出できる。
以上が、図5、6に示した本発明の実施例(1)についての変位姿勢角算出シミュレーションの実施例である。
次に、もう一つの実施例である実施例(2)について説明する。
図7は本発明の実施例(2)である。
単一のレーザ光源401、ハーフ・ミラー402、および、ミラー403〜407は、回転中心要素1(球面軸受け)を中心に回転する回転体に固定され、PSD410,411は支持機構412に固定されている。この実施例(2)では、図5、6に示した実施例(1)と比較すると、レーザ光源を単一にでき小型ミラーを適用することにより省スペース化が可能な構成にできる利点がある。レーザ光源401から発光されるレーザ光線はハーフ・ミラー402及びミラー403〜407によって2つのレーザ光線408、409に分割され、PSD410、411で受光される。ここで、レーザ光線408および409の光軸は回転中心要素1において互いに直交している。
支持機構412については、x軸201、y軸202(紙面に垂直に立っている)、z軸203の3軸から成る支持機構固定座標系xyzが定義され、PSD411については位置検出3次元座標系AAAzが定義され、PSD410については位置検出3次元座標系
BBBzが定義される。
レーザ光線408、409は回転体と連動して回転するが、図7では、その初期状態が示されている。つまり、レーザ光線408を示すベクトルは、回転中心要素1からPSD411の中心方向に向かうベクトルを初期ベクトルとし、レーザ光線409を示すベクトルは、回転中心要素1からPSD410の中心に向かうベクトルを初期ベクトルとし、回転体に固定された状態で、互いに直交した関係を維持したまま回転する。
回転中心要素1からPSD411、410の中心に向かう単位ベクトルを、それぞれP0、Q0で表すと、それらは互いに直交しており、支持機構固定座標系xyzを基準としたロール角(x軸回り)、ヨー角(z軸回り)、ピッチ角(y軸回り)で示される姿勢角を“(ロール角,ヨー角,ピッチ角)”形式で表現すると、図7より、ベクトルP0、Q0は、支持機構固定座標系xyzにおいて、互いに直交する単位ベクトル[1 0 0]Tおよび[0 0 1]Tを、y軸回り(y軸の正方向に向かって右回り)に-45[deg]回転させたものと同じであり、姿勢角の定義から、互いに直交する単位ベクトルP0、Q0の姿勢角は(0[deg],0[deg],-45[deg])とみなすことができる。
また、図7より、PDS411に定義される位置検出3次元座標系AAAzは、支持機構固定座標系xyzと一致していた座標系がy軸回りに-45[deg]度回転してできたものとして定義され、PDS303に定義される位置検出3次元座標系BBBzは、支持機構固定座標系xyzと一致していた座標系がy軸回りに-135[deg]回転してできたもの定義される。このとき、位置検出3次元座標系AAAzおよび位置検出3次元座標系BBBzにそれぞれ対応する座標変換行列AT、BTは次のようになる。
Figure 2005214867
Figure 2005214867

PSD411の位置検出面で測定されるレーザ光線408の位置検出値は、前記位置検出3次元座標系AAAzにおけるy軸方向およびz軸方向の変位として検出され、PSD410の位置検出面で測定されるレーザ光線409の位置検出値は、前記位置検出3次元座標系BBBzにおけるy軸方向およびz軸方向の変位として検出される。また、位置検出3次元座標系AAAzおよび位置検出3次元座標系BBBzのいずれにおいても、x軸方向の位置はd=40[mm]に固定されている。
上記の実施例(2)の条件で、回転体に定義される直交する単位光線ベクトルが初期姿勢角(0[deg],0[deg],+45[deg])から姿勢角(α,β,γ)へ回転した際の変位姿勢角
(Δα,Δβ,Δγ)を本発明による姿勢角算出原理を用いて算出する際のシミュレーション実施例を、以下の(3)および(4)に示す。
(3)変位姿勢角算出シミュレーション3
回転体がピッチ軸(y軸202)回りに回転した結果のPSDの位置検出面における位置検出値が次の通りであったとする。
・PSD411:(0.0[mm], +3.50[mm])
・PSD410:(0.0[mm],+3.50[mm])
回転中心要素1(球面軸受け)を中心に位置検出3次元座標系AAAzを基にしたPSD411の位置検出面における位置検出点のベクトルは(+40[mm] 0.00[mm] +3.50[mm])Tとなり、これを単位ベクトルに正規化した単位光線ベクトルSPは、
Figure 2005214867
となる。同様にして、PSD410についての位置検出3次元座標系BBBzにおける単位光線ベクトルSQは、
Figure 2005214867
となる。
また、前記式(8)より、位置検出3次元座標系AAAz、および、位置検出3次元座標系BBBz から、支持機構固定座標系 xyzへの変換行列ATおよびBTは、
Figure 2005214867
Figure 2005214867
であることから、前記式(1)より、支持機構固定座標系 xyzにおける直交する単位光線ベクトルPおよびQは、
Figure 2005214867
Figure 2005214867
となる。上記の結果を前記式(4)に適用すると、直交する単位光線ベクトルPおよびQの姿勢角(α,β,γ)は、
Figure 2005214867
となり、これから
Figure 2005214867
が得られる。
上記の結果より、回転体に固定されて回転する直交する単位光線ベクトルPおよびQの3軸回りの回転行列Rx(α)、Rz(β)、Ry(γ)は、
Figure 2005214867
となる。同様にして、互いに直交する単位光線ベクトルPおよびQの初期状態の姿勢角
(α000)は(0[deg],0[deg],-45[deg])であることから、
Figure 2005214867
が得られ、初期姿勢角(α000)の3軸回りの回転行列Rx0)、Rz0)、Ry0)は、
Figure 2005214867
となる。
以上の結果を、前記式(5)に適用することにより、直交する単位光線ベクトルPおよびQの姿勢角変位分の回転を行う回転行列ΔR(Δα,Δβ,Δγ)は、
Figure 2005214867
となる。一方、直交する単位ベクトル[1 0 0]Tおよび[0 0 1]Tが、姿勢角(Δα,Δβ,Δγ)だけ回転して直交ベクトルe1およびe2になったとすると、
Figure 2005214867
Figure 2005214867
となり、これを前記式(6)に適用すると、
Figure 2005214867
が得られる。つまり、直交する単位光線ベクトルPおよびQの変位姿勢角(Δα,Δβ,Δγ)は、(0.0[deg],0.0[deg], -5.0035[deg])となる。
(4)変位姿勢角算出シミュレーション4
図7に示す本発明の実施例(2)において、回転体が初期状態から回転した結果のPSDにおける位置検出値が次の通りであったとする。
PSD411:(0.002[mm], -2.15 [mm])
PSD410:(-2.97[mm], -2.15 [mm])
回転中心要素1(球面軸受け)を中心に位置検出3次元座標系AAAzを基にしたPSD411における検出値が示すベクトルは[+40[mm] +0.002[mm] -2.15[mm]]Tとなり、これを単位ベクトルに正規化した単位光線ベクトルSPは、
Figure 2005214867
となる。同様にして、PSD410についての位置検出3次元座標系BBBzの単位光線ベクトルSQは、
Figure 2005214867
となる。
また、位置検出3次元座標系AAAz、および、位置検出3次元座標系BBBz 系から、支持機構固定座標系 xyz 系への変換行列ATおよびBTは、上記の変位姿勢角算出シミュレーション1、2と同様にして、
Figure 2005214867

Figure 2005214867
となり、前記式(1)より、支持機構固定座標系xyzにおける直交する単位光線ベクトルPおよびQは、
Figure 2005214867
Figure 2005214867
となる。上記の結果を前記式(4)に適用すると、直交する単位光線ベクトルPおよびQの姿勢角(α,β,γ)は、
Figure 2005214867
となり、これから
Figure 2005214867
が得られる。
上記の結果より、回転体305と連動して回転する直交する単位光線ベクトルPおよびQの3軸周りの回転行列Rx(α)、Rz(β)、Ry(γ)は、
Figure 2005214867
となる。同様にして、直交する単位光線ベクトルPおよびQの初期状態の姿勢角
(α000)は、(0[deg],0[deg],-45[deg])であることから、
Figure 2005214867
が得られ、初期姿勢角の3軸回りの回転行列Rx0)、Rz0)、Ry0)は、
Figure 2005214867
となる。
以上の結果を前記式(5)に適用することにより、直交する単位光線ベクトルPおよびQの姿勢角変位分の回転を行う回転行列ΔR(Δα,Δβ,Δγ)は、
Figure 2005214867
となる。一方、直交する単位ベクトル[1 0 0]Tおよび[0 0 1]Tが、姿勢角(Δα,Δβ,Δγ)だけ回転して直交ベクトルe1およびe2になったとすると、
Figure 2005214867
Figure 2005214867
となり、これを前記式(6)に適用すると、
Figure 2005214867
となり、回転体と連動して回転する直交する単位光線ベクトルPおよびQが、その初期姿勢角(0[deg],0[deg],-45[deg])の姿勢から回転した場合の、初期姿勢角からの変位姿勢角として、(+3.000[deg],+2.996[deg],+3.003[deg])が得られる。
以上に詳述した本発明の実施の形態では、レーザ光線とそれを受光して位置を検出する2次元位置検出装置を実施例として示したが、直進性のある光線とそれを受光して位置を検出できる2次元位置検出装置であれば、レーザ光線に限定されずに本発明は適用可能である。
また、説明をわかり易くするために、変位姿勢角算出のシミュレーション例では、支持機構固定座標系xyzのxz平面に二つの2次元位置検出装置の位置検出面の中心と回転中心要素が含まれる場合で説明したが、本発明の姿勢角算出の原理はこれに限定されずに適用できる。つまり、回転体の初期姿勢を示す直交する単位光線ベクトルP0、Q0は、任意に設定することができる。
上記の実施例では、2次元位置検出装置として、PSDを用いた例を示したが、これに限定されることはなく、CCD素子などの他の手段でも可能である。
以上詳細に述べた本発明の実施の態様は、以下の付記の通りである。
(付記1)回転体がピボット要素を介して支持機構に取り付けられ、
レーザ光源が、前記レーザ光源を源とする二つのレーザ光線の光軸が前記回転体の回転中心要素で直交するように前記回転体に固定され、
前記各レーザ光線に対応して前記レーザ光線を受光して受光位置を検出する2次元位置検出装置を設け、
前記2次元位置検出装置は、前記2次元位置検出装置の位置検出面の中心で受光する前記レーザ光線の光軸が前記位置検出面に対して直交するように前記支持機構に固定され、
前記2次元位置検出装置で検出される受光位置情報を基に、前記回転体が前記回転中心要素を中心として回転する際の姿勢角を算出する、
ことを特徴とする姿勢角検出方法。
(付記2)付記1に記載の姿勢角検出方法において、
前記2次元位置検出装置の位置検出面の中心を原点とする2次元座標系を前記位置検出面上に定義して位置検出2次元座標系とし、
前記回転体の回転中心要素を始点として前記位置検出2次元座標系の原点へ向かうベクトルをx軸とし、回転中心要素を始点として前記位置検出2次元座標系で定義される2軸に平行となるベクトルをそれぞれy軸およびz軸とする3次元座標系を定義して位置検出3次元座標系とし、
前記位置検出2次元座標系で検出される前記レーザ光線の受光位置情報を基に、前記位置検出3次元座標系おける前記回転体の姿勢を示す単位光線ベクトル情報を生成し、
前記各2次元位置検出装置に対応して生成される二つの前記単位光線ベクトル情報を基に前記回転体の姿勢角を算出する、
ことを特徴とする姿勢角検出方法。
(付記3)付記2に記載の姿勢角検出方法において、
前記位置検出3次元座標系において、前記回転体の回転中心要素から前記位置検出2次元座標の原点までの距離をxとし、前記位置検出2次元座標系において前記レーザ光線を受光した際の受光位置を示す二つの座標値をそれぞれyおよびzとし、
前記単位光線ベクトル情報は、前記位置検出3次元座標系の原点を始点とし3次元座標(x,y,z)を終点とするベクトルを単位ベクトルへ正規化したベクトル情報とする、
ことを特徴とする姿勢角検出方法。
(付記4)付記1ないし付記3のいずれかに記載の姿勢角検出方法において、
前記支持機構に固定されるx軸、y軸、z軸からなる3次元座標系を定義して支持機構固定座標系とし、
前記回転体の姿勢角を、前記支持機構固定座標系において、x軸の正方向の右回りの回転を示すロール角、z軸の正方向の右回りの回転を示すヨー角、および、y軸の正方向の右回りの回転を示すピッチ角、の順に3軸回転する3軸回転角として表現する、
ことを特徴とする姿勢角検出方法。
(付記5)付記1に記載の姿勢角検出方法において、
前記回転体に固定されるレーザ光源は二個のレーザ光源から成り、
前記二個のレーザ光源が発する二個のレーザ光線は、その光軸が前記回転体の回転中心要素で互いに直交するように配置される、
ことを特徴とする姿勢角検出方法。
(付記6)付記1に記載の姿勢角検出方法において、
前記回転体に固定されるレーザ光源は一個のレーザ光源から成り、
前記一個のレーザ光源が発するレーザ光線は、ハーフミラーおよびミラーを介して二個のレーザ光線に分岐され、前記分岐された二個のレーザ光線の光軸が前記回転体の回転中心要素で互いに直交するように配置される、
ことを特徴とする姿勢角検出方法。
(付記7)支持機構にピボット要素を介して取り付けられる回転体と、
前記回転体に固定されるレーザ光源と、
前記レーザ光源を源とする二つのレーザ光線の光軸を前記回転体の回転中心要素で直交 するように配置する手段と、
前記各レーザ光線に対応して設けられ、前記レーザ光線を受光して受光位置情報を検出する2次元位置検出装置と、
前記2次元位置検出装置を、前記2次元位置検出装置が位置検出面の中心で受光する前記レーザ光線の光軸が前記位置検出面に対して直交するように前記支持機構に固定する手段と、
前記2次元位置検出装置で検出される受光位置情報を基に、前記回転体が前記回転中心要素を中心として回転する際の姿勢角を算出する手段を備える、
ことを特徴とする姿勢角検出装置。
(付記8)付記7に記載の姿勢角検出装置において、
前記2次元位置検出装置の位置検出面の中心を原点として前記位置検出面に定義される2次元座標系である位置検出2次元座標系と、
前記回転体の回転中心要素を始点として前記位置検出2次元座標系の原点へ向かうベクトルをx軸とし、回転中心要素を始点として前記位置検出2次元座標系で定義される2軸に平行となるベクトルをそれぞれy軸およびz軸として定義される3次元座標系である位置検出3次元座標系と、
前記位置検出3次元座標系で検出される前記レーザ光線の受光位置情報を基に、前記位置検出3次元座標系における前記回転体の姿勢を示す単位光線ベクトル情報を生成する手段と、
前記各2次元位置検出装置に対応して生成される二つの前記単位光線ベクトル情報を基に前記回転体の姿勢角を算出する手段を備える、
ことを特徴とする姿勢角検出装置。
(付記9)付記8に記載の姿勢角検出装置において、
前記位置検出3次元座標系において、前記回転体の回転中心要素から前記位置検出2次元座標の原点までの距離をxとし、前記位置検出2次元座標系において前記レーザ光線を受光した際の受光位置を示す二つの座標値をそれぞれyおよびzとし、前記位置検出3次元座標系の原点を始点とし3次元座標(x,y,z)を終点とするベクトルを単位ベクトルへ正規化したベクトル情報を前記単位光線ベクトル情報とする手段を備える、
ことを特徴とする姿勢角検出装置。
(付記10)付記7ないし付記9のいずれかに記載の姿勢角検出装置において、
前記支持機構に固定して定義されるx軸、y軸、z軸からなる3次元座標系である支持機構固定座標系と、
前記回転体の姿勢角を、前記支持機構固定座標系において、x軸の正方向の右回りの回転を示すロール角、z軸の正方向の右回りの回転を示すヨー角、および、y軸の正方向の右回りの回転を示すピッチ角、の順に3軸回転する3軸回転角で表現する手段を備える、
ことを特徴とする姿勢角検出装置。
(付記11)付記7に記載の姿勢角検出装置において、
前記回転体に固定されるレーザ光源は二個のレーザ光源から成り、
前記二個のレーザ光源が発する二個のレーザ光線は、その光軸が前記回転体の回転中心要素で互いに直交するように配置される、
ことを特徴とする姿勢角検出装置。
(付記12)付記7に記載の姿勢角検出装置において、
前記回転体に固定されるレーザ光源は一個のレーザ光源から成り、
前記一個のレーザ光源が発するレーザ光線は、ハーフミラーおよびミラーを介して二個のレーザ光線に分岐され、前記分岐された二個のレーザ光線の光軸が前記回転体の回転中心要素で互いに直交するように配置される、
ことを特徴とする姿勢角検出装置。
(付記13)付記7に記載の姿勢角検出装置において、
前記2次元位置検出装置は、半導体位置検出装置(PSD)で構成される、
ことを特徴とする姿勢角検出装置。
(付記14)付記7に記載の姿勢角検出方法において、
前記3次元位置検出装置は、電荷結合素子(CCD)で構成される、
ことを特徴とする姿勢角検出装置。
本発明の姿勢角検出装置の構成(1) 本発明の姿勢角検出装置の構成(2) 座標系定義の概念図 座標系変換の概念図 本発明の実施例(1)の全体図 本発明の実施例(1)の拡大図 本発明の実施例(2)
符号の説明
1 回転中心要素(ピボット要素)
2,3 ベクトル
4,5, レーザ
6,7 2次元位置検出装置
8 レーザ発光素子
9 集光用レンズ
101,102 2次元位置検出装置の位置検出面上の座標軸
103 位置検出3次元座標系AAAzのAx軸
104 位置検出3次元座標系AAAzのAy軸
105 位置検出3次元座標系AAAzのAz軸
201 支持機構固定座標系xyzのx軸
202 支持機構固定座標系xyzのy軸
203 支持機構固定座標系xyzのz軸
301,302 レーザ光源
303,304 PSD
401 レーザ光源
402 ハーフ・ミラー
403,404,405,406,407 ミラー
408,409 レーザ光線
410,411 PSD
412 支持機構

























































Claims (5)

  1. 回転体がピボット要素を介して支持機構に取り付けられ、
    レーザ光源が、前記レーザ光源を源とする二つのレーザ光線の光軸が前記回転体の回転中心要素で直交するように前記回転体に固定され、
    前記各レーザ光線に対応して前記レーザ光線を受光して受光位置を検出する2次元位置検出装置を設け、
    前記2次元位置検出装置は、前記2次元位置検出装置の位置検出面の中心で受光する前記レーザ光線の光軸が前記位置検出面に対して直交するように前記支持機構に固定され、
    前記2次元位置検出装置で検出される受光位置情報を基に、前記回転体が前記回転中心要素を中心として回転する際の姿勢角を算出する、
    ことを特徴とする姿勢角検出方法。
  2. 請求項1に記載の姿勢角検出方法において、
    前記2次元位置検出装置の位置検出面の中心を原点とする2次元座標系を前記位置検出面上に定義して位置検出2次元座標系とし、
    前記回転体の回転中心要素を始点として前記位置検出2次元座標系の原点へ向かうベクトルをx軸とし、回転中心要素を始点として前記位置検出2次元座標系で定義される2軸に平行となるベクトルをそれぞれy軸およびz軸とする3次元座標系を定義して位置検出3次元座標系とし、
    前記位置検出2次元座標系で検出される前記レーザ光線の受光位置情報を基に、前記位置検出3次元座標系おける前記回転体の姿勢を示す単位光線ベクトル情報を生成し、
    前記各2次元位置検出装置に対応して生成される二つの前記単位光線ベクトル情報を基に前記回転体の姿勢角を算出する、
    ことを特徴とする姿勢角検出方法。
  3. 請求項2に記載の姿勢角検出方法において、
    前記位置検出3次元座標系において、前記回転体の回転中心要素から前記位置検出2次元座標の原点までの距離をxとし、前記位置検出2次元座標系において前記レーザ光線を受光した際の受光位置を示す二つの座標値をそれぞれyおよびzとし、
    前記単位光線ベクトル情報は、前記位置検出3次元座標系の原点を始点とし3次元座標(x,y,z)を終点とするベクトルを単位ベクトルへ正規化したベクトル情報とする、
    ことを特徴とする姿勢角検出方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の姿勢角検出方法において、
    前記支持機構に固定されるx軸、y軸、z軸からなる3次元座標系を定義して支持機構固定座標系とし、
    前記回転体の姿勢角を、前記支持機構固定座標系において、x軸の正方向の右回りの回転を示すロール角、z軸の正方向の右回りの回転を示すヨー角、および、y軸の正方向の右回りの回転を示すピッチ角、の順に3軸回転する3軸回転角として表現する、
    ことを特徴とする姿勢角検出方法。
  5. 支持機構にピボット要素を介して取り付けられる回転体と、
    前記回転体に固定されるレーザ光源と、
    前記レーザ光源を源とする二つのレーザ光線の光軸を前記回転体の回転中心要素で直交 するように配置する手段と、
    前記各レーザ光線に対応して設けられ、前記レーザ光線を受光して受光位置情報を検出する2次元位置検出装置と、
    前記2次元位置検出装置を、前記2次元位置検出装置が位置検出面の中心で受光する前記レーザ光線の光軸が前記位置検出面に対して直交するように前記支持機構に固定する手段と、
    前記2次元位置検出装置で検出される受光位置情報を基に、前記回転体が前記回転中心要素を中心として回転する際の姿勢角を算出する手段を備える、
    ことを特徴とする姿勢角検出装置。
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