JP2005212821A - 幼児用飲料容器 - Google Patents

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Abstract


【課題】 容器の組み立てや飲料の補充・収容が容易に行え、且つ、持ち運びや収納・保管に便利な幼児用飲料容器を提供する。
【解決手段】 飲料が収容される円筒状の容器本体1と、容器本体1の外周面に配置された一対の持ち手1a、1bと、容器本体1の開口縁部に螺着された注ぎ口11を有するベース6と、吸い口部9と、ベース6に回動自在に枢支されると共に、吸い口部9を着脱自在に保持するアダプタ8と、アダプタ8に回動自在に枢支されて、吸い口部9を覆う蓋部29とを備えている。一対の持ち手1a、1bの内一方の持ち手1bは、容器本体1の外周面に回動自在に取り付けられている。また、吸い口部9は、吸い口13と、吸い口13の一端が固定されると共に、アダプタ8を閉じた際にベース6の注ぎ口11を閉塞し、且つ、パッキンとなる鍔部14を備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、幼児が吸い口を用いて飲料を飲む訓練をするための飲料容器に関するものである。
成長過程において、幼児が飲み方の訓練用に用いる飲料容器として、有底筒状のマグカップが知られている。通常、マグカップは、容器本体の外周面に持ち手を備え、その開口縁部に吸い口を設けたベースを螺着することにより、容器を閉塞して容器内の飲料が漏れ出ないように構成したもので、幼児が持ち手を握って吸い口を口元に運ぶことにより、吸い口より容器内の飲料を零さずに飲むことができる。
吸い口は、乳首を横に平たくした形状のスパウトや、円口のストロー等が用意されており、幼児の成長に応じてこれら吸い口を替えることにより、乳首離れ移行期に幼児がストローやコップに移行する過程での飲み方の訓練を段階的に行えるようになっている。このような、飲料容器の一例として特許文献1が開示されている。
特開2002−326655号公報
ところで、このような幼児用の飲料容器は、幼児が容器を両手で保持し易いように、対向する一対の持ち手を備え、これらが容器の外周面に固着されているものが多い。このようなものは、容器の収納・保管に嵩張ったり、外出時等にバックに入れて持ち運ぶ時、持ち手が邪魔して不便であった。
また、飲料容器に飲料を補充・収容する場合は、先ず、容器本体に螺着された吸い口付きのベースを逆に回して取り外し、次に、取り外したベースを一旦手元に置いて、その後、容器本体に飲料を注ぎ込むといった手間の掛かる作業を行うことになり、忙しい幼児の保護者等にとって使い勝手が悪いものであった。加えて、取り外したベースを手元に置いた場合、吸い口部分を汚して不衛生にするといった心配もある。
また、ストロータイプでは、ストローの下端が容器の底より浮いて、飲料を最後まで飲みきれなくなるといった不都合もある。
本発明は、このような問題に鑑み成されたもので、容器の組み立てや飲料の収容が容易に行え、且つ、嵩張らず、持ち運びや収納・保管に便利な幼児用飲料容器を提供することを目的としている。
すなわち、請求項1に記載の本発明は、飲料が収容される筒状の容器本体と、当該容器本体の外周面に配置された一対の持ち手と、前記容器本体の開口縁部に螺着された注ぎ口を有するベースと、容器本体内の飲料を飲むための吸い口部と、前記ベースに開閉自在に枢支されると共に、前記吸い口部を着脱自在に保持するアダプタと、前記アダプタに開閉自在に枢支されて、前記吸い口部を覆う蓋部とを備え、前記一対の持ち手の内一方の持ち手は、前記容器本体の外周面に回動自在に取り付けられていることを特徴としている。
本構成では、アダプタを設けて吸い口部の取り付けを着脱自在としたので、吸い口部を交換するだけで、乳首離れ移行期の幼児がスパウトからストローへと飲料の飲み方を段階的に訓練することができる。
また、アダプタを開閉自在にしたので、飲料の収容・補充は吸い口部を付けたままの状態で行うことができ、衛生的で、且つ、使い勝手が良い。
また、持ち手を回動して持ち手を一箇所に纏めると、バック等の中でも邪魔にならず、持ち運びに便利である。また、非使用時の収納・保管にも場所を取らない。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の幼児用飲料容器において、前記一方の持ち手は、前記容器本体の外周面に外嵌する環状部を有し、当該容器本体に設けた環状突部に回動自在に係止されると共に、開口縁部に螺着された前記ベースにより、前記容器本体からの脱落が防止されていることを特徴としている。
本構成では、持ち手の環状部を容器本体のネジ部と環状突部の隙間に嵌装し、この開口縁部のネジ部にベースを螺着することにより、環状部は環状突部とベースに挟まれた状態で回動自在となり、且つ、持ち手が容器本体から外れるのが防止される。
また、請求項3に記載の本発明は、飲料が収容される円筒状の容器本体と、当該容器本体の外周面に配置された一対の持ち手と、前記容器本体の開口縁部に螺着された注ぎ口を有するベースと、容器本体内の飲料を飲むための吸い口部と、前記ベースに開閉自在に枢支されると共に、前記吸い口部を着脱自在に保持するアダプタと、前記アダプタに開閉自在に枢支されて、前記吸い口部を覆う蓋部とを備え、前記吸い口部は、吸い口と、当該吸い口の一端が固定されると共に、前記アダプタを閉じた際に前記ベースの注ぎ口を閉塞し、且つ、閉塞箇所のパッキンとなる鍔部とを備えることを特徴としている。
本構成では、アダプタとベースの圧接部分にパッキンが介在されることになるため、アダプタとベースとのパッキン構造が簡略化されると共に、当パッキン構造によりアダプタを閉じた時の水密性が確保されて、飲料の漏れが回避できる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の幼児用飲料容器において、前記吸い口部に、所定の向きにて前記アダプタの通孔に嵌挿可能なエア弁を突設したことを特徴としている。
本構成では、エア弁は、容器本体内からの飲料の逆流を防止するだけでなく、アダプタに吸い口部を取り付ける際の位置決めとしても機能し、これにより吸い口部をアダプタに対して常に正しい向きに保持・固定することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4までの何れかに記載の幼児用飲料容器において、前記容器本体の底部を椀状に丸く形成したことを特徴としている。
本構成では、丸くした内底の中央に残少飲料が溜まるため、器内の底に溜まった飲料をストローで全てスムースに飲み尽くすことができる。
以上説明したように、本発明によれば、アダプタを開閉自在としたので、飲料の収容・補充は、吸い口部を付けたまま行うことができるため極めて衛生的であり、且つ、使い勝手が良い。
また、持ち手を回動自在としたので、一対の持ち手を一箇所に纏めることができ嵩張らず、持ち運びや非使用時の収納・保管にも場所を取らず都合が良い。
また、吸い口部の蓋部をアダプタを閉じた際のパッキンとして利用したので、ベースとアダプタとのパッキン構造を簡略化できると共に、アダプタを閉じた時の水密性が確実に確保されて、飲料の漏れが回避できる。加えて、蓋部に設けたエア弁を吸い口部を取り付ける際の位置決めに利用しているので、吸い口部をアダプタに対して常に正しい向きに保持・固定することができる。
以下、図1〜図3に基づいて本発明の実施形態を説明する。
ここで、図1は本実施形態による幼児用飲料容器の外観図、図2は、同、幼児用飲料容器の内部構造を示す断面図、図3は、同、幼児用飲料容器の分解斜視図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態の幼児用飲料容器100は、お茶やジュース等、幼児の好む飲料が収容される円筒状の容器本体1を備えている。この容器本体1は、例えば、透明や半透明のポリプロピレン樹脂で成り、筒体の下部1aを裾の状に広げて、載置した時の安定性を向上させた形状とすると共に、図2に示すように、内底1bを椀状に丸くして、残り少なくなった飲料が常に内底1bの中央に溜められるようになっている。容器本体1の外周には、幼児が握り易いよう内側に指あてを設けた片方側の持ち手2aが一体形成されている。また、この容器本体1の上部外周に環状突部3が、また、開口縁部にネジ部4が形成されている。
もう片方の持ち手2bは、上記した持ち手2aと相違し、容器本体1とは別体で構成されており、その上端が容器本体1の外周面に外嵌可能な環状部5に支持された構造と成されている。この環状部5を開口側より容器本体1に嵌挿し、環状突部3に係止することにより、持ち手2bを容器本体1に回動自在に装着できる。尚、持ち手2bを回して容器本体1の環状突部3の適所に設けた係止突起36を、持ち手2bに設けた一対の係止駒37、37の間に係合させると持ち手2a、2bは対向位置に固定されるようになっている。
この環状部5の上方に、シリコーン樹脂製のリング状パッキン20を装着したベース6が配置されている。このベース6は、ポリプロピレン等の樹脂製で成り、その頂面中央部に円形の注ぎ口11が形成されている。
また、このベース6の開放側の内壁に容器本体1のネジ部4とネジ嵌合するネジ溝7が設けてあり、このネジ溝7をネジ部4にネジ嵌合させることにより、べース6を容器本体1に螺着することができると共に、持ち手2bの環状部5が容器本体1の環状突部3とベース6の開口端縁の間に挟まれる状態で回動自在に支持されて容器本体1から外れなくなる。
尚、ベース6、持ち手2b、容器本体1のそれぞれの周側部には、ベース6を容器本体1に螺着する際の締め付けの目安となる位置決めマーク30a、30b、30cが設けてある。
持ち手2bが回動すれば、図1(a)の破線に示すように、持ち手2a、2bを一箇所に纏めることができるため、飲料容器100をバック等に入れて持ち運びしたり非使用時に食器棚や収納ケース等に保管する際、場所を取らず、極めて都合が良い。
アダプタ8は、ポリプロピレン等の樹脂で成り、その頂面中央に装着部10を備え、この装着部10の扁平な取付面10aに吸い口部9を装着するための取付孔12が形成されている。
吸い口部9は、弾性のある柔らかい素材、例えば、シリコーン樹脂で成り、吸い口13と、当吸い口13の下端が固定される円形の鍔部14を備え、且つ、鍔部14は、ベース6の注ぎ口11とその突出縁部11aを覆う縁14a付き形状と成されている。吸い口13と鍔部14は一体成形品で、鍔部14に繋がる吸い口13の基端部に括れ16が形成されている。
取付孔12の下方より吸い口3を挿入し、その括れ16部分を取付孔12の縁部に嵌め込むことにより、装着部10を介して吸い口部9をアダプタ8に着脱自在に装着することができる。尚、幼児が容器本体1の飲料を飲み易いよう、装着部10の取付面10aを手前側に向けて斜めに形成して、装着した吸い口13の先端が幼児の口元に向くようにしてある。
また、鍔部14の適所に筒状のエア弁15が突設され、これに対応する装着部10の取付面10aの部位に、当エア弁15が嵌挿可能な通孔19が形成されている。このエア弁15は、熱い飲料を容器本体1に収容した場合、その熱により容器内の圧力が上昇して飲料が吸い口13より逆流・噴出しないように、圧抜きをするためのものであるが、本実施形態では、装着部10に吸い口部9を取り付ける際の位置決めとしても機能しており、これにより、吸い口部9をアダプタ8に対して常に正しい向きに保持・固定することができる。
吸い口部9は、幼児の口に合わせて乳首を横に平たく形成した形状(スパウトタイプ)の吸い口13(図2(b)参照)を備えたものと、先端部分を太径にして口当たりを良くした円口形状(ストロータイプ)の吸い口13を備えたものとの2種類が用意されいるが、どちらも装着部のへの取り付け構造は同じであり、取付孔12に括れ16を嵌め込むだけで良いから、吸い口部9の交換は容易に行える。
尚、ストロータイプの吸い口13を使用する場合は、図2(a)に示すように、吸い口13の下端部に設けた連結孔18に別に用意した長尺のストロー17(例えば、シリコーン樹脂製)を嵌着して使用する。この際、ストロー17の下端を容器底面のほぼ中央に臨ませるのが好ましい。これにより、容器の内底1bに溜まった飲料をスムースに全て飲み尽くすことができる。
アダプタ8は、ベース6に開閉自在に枢支されている。アダプタ8の側部に設けた支軸21と、これに対応するベース6の部位に設けた凹部22とでヒンジ機構が構成され、支軸21を凹部22に嵌合することにより、アダプタ8はベース6に回動自在に枢支され、支軸21を支点にして開閉自在となる。
また、このヒンジ機構の対向側に、閉蓋時のロック機構が形成されている。このロック機構は、図3に示すように、アダプタ8側に設けた孔部23と、これに対応するベース側の部位に設けた突起部24と、ロック摘み25とで構成されており、孔部23の周囲には案内溝38が形成されている。また、ロック摘み25の裏面には、割れ溝27を設けた軸筒28と、上記した案内溝27に係合する突起26が形成されている。アダプタ8を閉じて孔部23より突起部24にロック摘み25の軸筒28を嵌入し、ロック摘み25を回して軸筒28の割れ溝27を下向きにさせると、突起部24は軸筒28によって係止された状態となり、アダプタ8はロック状態となる。
ロック状態においては、ベース6の注ぎ口11が吸い口部9の鍔部14により閉塞されると共に、その突出縁部11aは、鍔部14の突出縁部14aにてシールされて、アダプターを閉じた時のベース6の水密性が確保されているため、飲料を収容した飲料容器100を持ち歩いて、傾けたり倒したりしても飲料が注ぎ口11の隙間から漏れ出る不都合はない。
また、ロック機構には、鍔部14の弾性によってアダプタ8の開方向の力が常に働いているためロックは確実であり、持ち歩きの際の衝撃や振動等でロックが弛むことはない。また、ロックを解除する場合は、ロック摘み25を回して軸筒28の割れ溝27を上向きにし、双方の係合を外せば良い。
尚、ロック摘み25によるロック操作およびロック解除操作は、ロック摘み25を回転するとその突起26が案内溝38内を円状に摺動するため、スムースに行える。
このように、アダプタ8を開閉構造にすると、吸い口部を付けたまま飲料の収容や補充が行えるため、従来のように不潔になり易い吸い口部を外して汚すこともなくなり、極めて衛生的であり、且つ、使い勝手も良い。
また、アダプタ8には、例えば、ポリプロピレン樹脂等で成る椀状の蓋部29が開閉自在に枢支されている。蓋部29の縁部に設けた支軸31と、これに対応するアダプタ8の部位に設けた凹部32とでヒンジ機構が構成され、支軸31と凹部32を嵌合することにより、蓋部29はアダプタ8に回動自在に支持され、支軸31を支点にして開閉自在となる。閉蓋時は、このヒンジ機構の対向側に設けた蓋部29の係止鉤33とアダプタ8の係止突片34が弾性係合して蓋部29の閉塞状態が保持される。
使用しいない時、蓋部29を閉じているとストロータイプ、スパウトタイプ共に、吸い口部9が蓋部29で覆われて常に保管状態にしておくことができ、衛生的である。
特に、本実施形態のスパウトタイプでは、吸い口13が弾性のある柔らかいシリコーン樹脂で構成されていると共に、吸い口13自体が蓋部29の閉じ方向(手前方向)に傾斜しており、且つ、その形状が閉じ方向(横方向)に扁平に形成されているため、蓋部29を閉じた際、蓋部29の突片40が吸い口13を確実に潰すことができ、よって、飲料容器を持ち歩いても飲料漏れが生じる心配はない。
また、使用時に手前の鍔35を摘んで持ち上げれば係止鉤33と係止突片34の係合が外れ、蓋部29が開いて飲料を飲むことができる。このように、本実施形態では、ストロータイプだけでなくスパウトタイプの吸い口部9であっても、蓋部29を取り付けたままの状態で飲料を飲むことができるため、蓋部29を取り外して蓋部29の置場に困ったり紛失したりする心配もなくなり、極めて使い勝手の良いものとなる。
また、蓋部29が飲料を飲む時の邪魔になったり、容器を傾けて開けた蓋部29が不用意に閉じてしまわないよう、蓋部29の支軸31付近に椀状陥没部39を設け、図2(a)に示すように、蓋部29を開けた時に、この陥没部39にベース6の丸角部が入り込むように構成して、蓋部29の開口角度を極力大きくしてある。
次に、主に図3を参照して、上記構成の幼児用飲料容器100の組み立て方法を説明する。
先ず、本体容器1に持ち手2bを装着する。持ち手2bを回すと、持ち手2aの対向位置でロック・固定される。
次に、ベース6の開口内壁にパッキン20(図2、図3参照)を嵌め込む。
次に、蓋部29を取り付けたアダプタ8をベース6に取り付け、ベース6を本体容器1の開口部に螺着する。この時、図1(b)に示すように、ベース6の位置決めマーク30aと持ち手2bの位置決めマーク30bと本体容器1の位置決めマーク30cのそれぞれが一直線状に位置するまでベース6をしっかり締め付ける。これにより、ベース6の螺着部からの飲料漏れが無くなる。
尚、蓋部29の取り付けやアダプタの取り付けは、支軸21(31)と凹部22(32)との嵌合であるから極めて容易である。従って、これらをこまめに取り外して洗浄・消毒できるので衛生的である。
次に、蓋部29を開いてアダプタ8の装着部10に、スパウトタイプ、若しくはストロータイプの吸い口部9を取り付ける。尚、吸い口部9の取り付けは、吸い口13の括れ16を取付孔12の縁部に嵌め込むと共に、鍔部14に突設したエア弁15を取付面10aの通孔19に嵌め込む。エア弁15と通孔19を嵌合することにより、吸い口部9が正しい向きに位置決めされ、吸い口13の先端が斜め前方に臨むこととなる。
ストロータイプの吸い口部9を取り付ける場合は、取り付け後、別のストロー17を吸い口13に接続し、その下端を容器底部の中央に臨ませる。これまでの作業は、アダプタ8を開いた状態で行う。
次に、アダプタ8を閉じ、ロック摘み25を回してロックする。
これで、幼児用飲料容器100の組み立ては完了する。
尚、組み立ての際、他の飲料容器のパーツが混在しないように、本実施形態では、飲料容器100のパーツの内、ストロー17を除く各パーツに、図示しないが、それぞれの適所に、共通マーク、例えば、製造元のロゴマーク等を刻印してある。各パーツに共通マークを刻印することにより、容器組み立て時に過って他の製品のパーツを混在させて、組み立て不良や飲料漏れ等のトラブルが発生するのを回避するためである。
通常、幼児の保護者等は、多種・多様の飲料容器を併用し、衛生管理のために各飲料容器の分解清掃を頻繁に行っており、このため、係るトラブルが起こり得るものである。
また、当幼児用飲料容器100を使用する場合は、アダプタ8のロックを解除してアダプタ8を開き、ベース6の注ぎ口11より容器本体1に飲料を注ぎ込んだ後、アダプタ8を閉じてロックすれば良い。飲み方の訓練は、先ず、蓋部29を全開すると共に、一対の持ち手1a、1bが一箇所に纏められていれば、持ち手2bを回動して持ち手2a、2bを対向位置に固定する。
スパウトタイプの吸い口部9による飲み方が上達したら、次に、吸い口部9をストロータイプに交換し、ストローによる飲み方を訓練する。
このように、本実施形態の幼児用飲料容器100は、乳首離れの移行練習の乳幼児がスパウトからストローへと飲料の飲み方を段階的に訓練することができ、且つ、飲料の収容・補充も吸い口を付けたまま行えるため衛生的であり、確実なパッキン構造で飲料漏れも生じることはない。また、持ち手2a、2bを一箇所に纏めると嵩張らず、持ち運びや非使用時の収納・保管に都合が良い。また、分解組み立ても容易であるから、洗浄・消毒もこまめに行えて、苦にならない。
本発明の幼児用飲料容器を示し、(a)は平面図、(b)は正面図。 (a)は、同、幼児用飲料容器の内部構造を示す縦断面図、(b)は図2(a)とは別の吸い口部を示す側面図。 同、幼児用飲料容器の分解斜視図。
符号の説明
1 容器本体
1b 底部
2a、2b 持ち手
3 環状突部
5 環状部
6 ベース
8 アダプタ
9 吸い口部
11 注ぎ口
13 吸い口
14 鍔部
15 エア弁
19 通孔
29 蓋部
100 幼児用飲料容器

Claims (5)

  1. 飲料が収容される筒状の容器本体と、
    当該容器本体の外周面に配置された一対の持ち手と、
    前記容器本体の開口縁部に螺着された注ぎ口を有するベースと、
    容器本体内の飲料を飲むための吸い口部と、
    前記ベースに開閉自在に枢支されると共に、前記吸い口部を着脱自在に保持するアダプタと、
    前記アダプタに開閉自在に枢支されて、前記吸い口部を覆う蓋部とを備え、
    前記一対の持ち手の内の一方の持ち手は、前記容器本体の外周面に回動自在に取り付けられていることを特徴とする幼児用飲料容器。
  2. 前記一方の持ち手は、前記容器本体の外周面に外嵌する環状部を有し、当該容器本体に設けた環状突部に回動自在に係止されると共に、開口縁部に螺着された前記ベースにより、前記容器本体からの脱落が防止されていることを特徴とする請求項1に記載の幼児用飲料容器。
  3. 飲料が収容される円筒状の容器本体と、
    当該容器本体の外周面に配置された一対の持ち手と、
    前記容器本体の開口縁部に螺着された注ぎ口を有するベースと、
    容器本体内の飲料を飲むための吸い口部と、
    前記ベースに開閉自在に枢支されると共に、前記吸い口部を着脱自在に保持するアダプタと、
    前記アダプタに開閉自在に枢支されて、前記吸い口部を覆う蓋部とを備え、
    前記吸い口部は、吸い口と、当該吸い口の一端が固定されると共に、前記アダプタを閉じた際に前記ベースの注ぎ口を閉塞し、且つ、閉塞箇所のパッキンとなる鍔部とを備えることを特徴とする幼児用飲料容器。
  4. 前記吸い口部に、所定の向きにて前記アダプタの通孔に嵌挿可能な通孔を突設したことを特徴とする請求項3に記載の幼児用飲料容器。
  5. 前記容器本体の底部を椀状に丸く形成したことを特徴とする請求項1から請求項4までの何れかに記載の幼児用飲料容器。
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