JP2005212004A - シールリングの切断合口加工装置 - Google Patents

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孝一朗 木村
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Abstract

【課題】特殊なステップ形状の切断部を有するシールリングの切断合口を、機械加工によって高精度に、かつ容易に加工可能とする。
【解決手段】シールリング100をその内外径と合致する曲率半径の拘束面で拘束するワーク拘束ユニットと、平板状で刃先43aがシールリング100の肉厚内の任意半径に相当する曲率半径の円弧状をなし径方向へ切断する径方向カッタ43と、径方向カッタ43の刃先43aと同一の曲率半径で湾曲した円筒面状をなし軸方向へ切断する円筒面カッタ52と、前記軸心と略平行な平板状で刃先53aが軸心と直交する方向へ延び、軸方向へ切断する第一のストレートカッタ53と、軸心と略平行な平板状で刃先61aが軸心と直交する方向へ延び円筒面カッタ52による切断位置の円周方向他端かつ内周側で軸方向へ切断する第二のストレートカッタ61を備え、円筒面カッタ52と第一のストレートカッタ53が結合されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、円周方向一箇所を切断した合成樹脂製シールリングのステップ状切断合口を形成するための加工装置に関する。
ハウジングやシリンダ等の内周面とこれに挿通された軸あるいはピストンとの間の環状隙間を密封するために用いられるシールリングは、弾性の乏しい合成樹脂材からなるものである場合、軸の外周面に形成されたシールリング装着溝への装着を可能とするために、円周方向一箇所に切断部を設けている。すなわち、このシールリングは、切断部を開くように拡径変形させてから、シールリング装着溝に嵌め込むことができる。シールリングの切断部の形態としては、円周方向と直交する平面状に切断したストレートカット、円周方向との直交面に対して傾斜面をなすように切断したバイアスカットなどがあるが、近年は、切断部からのリーク量を極力低減する要求から、特殊ステップカットと呼ばれる形状に切断したものが多く用いられるようになって来ている。
図12は、特殊ステップカットによる切断部を有するシールリングを示す部分斜視図、図13は、図12のシールリングを拡径させて切断合口を開いた状態を示す部分斜視図である。これら図12及び図13に示されるように、シールリング100の円周方向一部に形成された特殊ステップカットによる切断合口110は、円周方向に密接又は近接対向される径方向のストレートカット面111,112と、このストレートカット面111,112から円周方向へ突出した棒状突部113,114と、前記ストレートカット面111,112から円周方向へ後退し前記棒状突部113,114と密接嵌合される溝状凹部115,116を有し、外周面101及び軸方向両端面102,103の三面におけるカット形状がステップ状をなすことから、トリプルステップカットとも呼ばれる。そして、このようなトリプルステップカットの切断合口110を有するシールリング100の製造技術としては、下記の特許文献に記載されたものが知られている。
特開平11−90961 特開2003−1584
しかしながら、このうち特許文献1に記載された技術は、射出成形によって切断合口110を形成するものであるため、シールリング100の材質として摺動性や耐摩耗性において優れた特性を有するPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を用いる場合、射出成形による製法は採用することができず、機械加工によらざるを得ない。
また、特許文献2に記載された技術は、PTFEからなるシールリングを平面状の治具で挟持することによって、切断合口加工対象部分を直線状に伸ばしてから、刃先が直線状のステップ形状のカッタを用いて合口加工を行った後、平面状の治具を取り外して、シールリングの自己張力により、直線状に伸ばされた部分を原形の円弧状に復元させるものである。しかしながら、半径の小さいシールリングの場合は、治具によっていったん直線状に伸ばされると、シールリングの自己張力のみで原形の円弧状に完全に復元することは困難であり、したがって、癖付けのための後工程が必要であった。
また、特許文献2に従来技術として記載されたものは、刃先あるいは刃面がシールリングの半径に合わせた曲率半径で湾曲した部分と、刃先あるいは刃面がまっすぐな部分がステップ形状に連続したカッタを用いているため、その屈曲部分がR状となることは避けられず、しかもこのような連続形状のカッタでは刃先あるいは刃面の曲率半径を高精度に合わせることが困難であり、したがって、高精度なステップカットを行うことが困難であった。
本発明は、以上のような問題に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、特殊なステップ形状の切断部を有するシールリングの切断部の合口を、機械加工によって高精度に、かつ容易に加工可能とすることにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係るシールリングの切断合口加工装置は、シールリングをその径方向両側からそれぞれ前記シールリングの内径及び外径と合致する曲率半径の拘束面を有する治具で拘束するワーク拘束ユニットと、前記シールリングの軸心と直交する平板状であって刃先が刃面上で前記シールリングの肉厚内の任意半径に相当する曲率半径をもつ円弧状をなし前記シールリングをその径方向へ切断する径方向カッタと、刃面が前記径方向カッタの刃先と同一の曲率半径で湾曲した円筒面状であって刃先が前記軸心と直交する平面上を延び前記シールリングをその軸方向へ切断する円筒面カッタと、前記軸心と略平行な平板状であって刃先が前記軸心と直交する方向又は軸方向へ延び前記円筒面カッタによる切断位置の円周方向一端かつ外周側で前記シールリングを軸方向又は径方向へ切断する第一のストレートカッタと、前記軸心と略平行な平板状であって前記円筒面カッタによる切断位置の円周方向他端かつ内周側で前記シールリングを軸方向又は径方向へ切断する第二のストレートカッタとを備え、前記径方向カッタ又は円筒面カッタと、前記第一のストレートカッタ又は前記第二のストレートカッタが、互いに着脱可能に結合されたものである。
請求項2の発明に係るシールリングの切断合口加工装置は、請求項1に記載の構成において、径方向カッタがシールリングの軸方向肉厚の任意の位置を外周側から径方向肉厚の任意の位置まで切断するものであり、円筒面カッタが前記シールリングの径方向肉厚の任意の位置を軸方向肉厚の任意の位置まで切断するものであり、第一のストレートカッタが前記円筒面カッタに着脱可能に結合されて前記シールリングをその軸方向肉厚の任意の位置まで切断するものであり、第二のストレートカッタが前記シールリングをその軸方向全長にわたって切断するものである。
請求項3の発明に係るシールリングの切断合口加工装置は、請求項1又は2に記載の構成において、径方向カッタ、円筒面カッタ、第一のストレートカッタ及び第二のストレートカッタが同方向へ進退するものであり、ワーク拘束ユニットが、シールリングの切断合口加工対象位置を前記径方向カッタ、円筒面カッタ、第一のストレートカッタ及び第二のストレートカッタの移動軌跡上に位置するように移動可能としたものである。
請求項1の発明に係るシールリングの切断合口加工装置によれば、シールリングにおける合口加工対象部分を、ワーク拘束ユニットによって、原形の曲率を保持した状態で拘束しながら、刃先がシールリングの肉厚内の任意半径に相当する曲率半径をもつ円弧状に形成された平板状の径方向カッタと、刃面がこの径方向カッタの刃先と同一の曲率半径で湾曲した円筒面カッタを含む複数のカッタを用いて加工するため、加工終了後に合口形成部分を円弧状に癖付けするといった後工程が不要である。また、前記径方向カッタ又は円筒面カッタと、前記第一のストレートカッタ又は前記第二のストレートカッタが、互いに着脱可能に結合されたことによって、ステップ状の合口を高精度に加工することができ、半径の異なるシールリングにも、径方向カッタの刃先の曲率及び円筒面カッタの刃面の曲率を変更するだけで対応することができる。
請求項2の発明に係るシールリングの切断合口加工装置によれば、シールリングの外周面において径方向カッタによる切込み線及びその両側から延びる第一のストレートカッタによる一対の切込み線からなるステップカット形状をなし、両端面において円筒面カッタによる切込み線及びその両側から延びる第一のストレートカッタによる一対の切込み線からなるステップカット形状をなし、内周面において第二のストレートカッタによる切込み線からなるストレートカット形状をなすトリプルステップカットの切断合口を加工することができる。
請求項3の発明に係るシールリングの切断合口加工装置によれば、シールリングの向きを変更することによって、径方向カッタ、円筒面カッタ、第一のストレートカッタ及び第二のストレートカッタの単純な往復動作だけでトリプルステップカットの切断合口加工を行うことができる。
以下、本発明に係るシールリングの切断合口加工装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。この加工装置は、PTFE等の合成樹脂材料からなるシールリングに、先に説明した図12及び図13に示されるような特殊ステップカット(トリプルステップカット)による切断合口110を形成するためのもので、図1はこの切断合口加工装置全体を示す正面図、図2は、シールリングと切断合口加工装置の各カットユニットとの関係を概略的に示す説明図、図3はこの切断合口加工装置におけるワーク拘束ユニットを示す正面図、図4はワーク拘束ユニットにおける可動治具本体を示す斜視図、図5はワーク拘束ユニットにおける固定治具を示す斜視図、図6は、図1の切断合口加工装置におけるカッタ動作ユニットを、径方向カットユニットを装着した状態で示すもので、(A)は正面図、(B)は側面図であり、図7は図1の切断合口加工装置における側面ステップカットユニットの要部斜視図である。
図1に示される切断合口加工装置は、機体フレーム1に、ワーク拘束ユニット2と、カッタ動作ユニット3と、図2に示される径方向カットユニット4と、側面ステップカットユニット5と、内周ストレートカットユニット6とを備える。
図3に示されるように、ワーク拘束ユニット2は、図1の機体フレーム1に取り付けられる取付台21と、この取付台21に複数の螺子部材221を介して取り付けられた固定治具22と、この固定治具22に対して図3における上下方向進退可能に配置された可動治具23と、この可動治具23を固定治具22へ向けて常時付勢するコイルスプリング24と、可動治具23をコイルスプリング24の付勢力に抗して固定治具22から離れる方向へ変位させる拘束解除螺子25とを備える。また、取付台21の取付方向は可変となっており、これによって、このワーク拘束ユニット2は、図3における正面が図1における正面を向いた状態と、図3における正面が図1における鉛直上方を向いた状態と、図3における正面が図1における鉛直下方を向いた状態とすることができる。
ワーク拘束ユニット2における可動治具23は、図3に示されるように、可動治具本体231と、その両端から延び、取付台21に設けられたガイドスリーブ212をそれぞれ貫通した互いに平行な一対のガイドロッド232と、その端部間に架設されたリテーナ233とを有する。コイルスプリング24は、ガイドロッド232に外挿されると共に、ガイドスリーブ212とリテーナ233の間に適宜圧縮状態に介在されており、拘束解除螺子25は、リテーナ233に回転自在に挿通されると共に、取付台21にねじ込まれ、頭部25aがリテーナ233と係合可能となっている。
図3及び図5に示されるように、ワーク拘束ユニット2における固定治具22は、可動治具本体231との対向面22aに、溝底が拘束対象のシールリング100の内径と対応する曲率半径をもって円弧状に湾曲し、シールリング100の円周方向一部を嵌め込み可能な拘束溝22bと、この拘束溝22bの長さ方向中間部と直交するように延び、かつこの拘束溝22bよりも深いストレートカッタ挿入溝22cが形成されている。なお、拘束溝22bは、請求項1に記載された拘束面に相当する。
図3及び図4に示されるように、可動治具本体231は、固定治具22との対向面231aに、溝底が加工対象のシールリング100(図3参照)の外径と対応する曲率半径をもって円弧状に湾曲し、シールリング100の円周方向一部を嵌め込み可能な拘束溝231bが形成され、正面側に、この拘束溝231bへ向けて延びるストレートカッタ挿入溝231cが形成され、更に、この拘束溝231bの軸方向任意の位置へ向けて固定治具22との対向方向へ貫通した径方向カッタ挿入スリット231dが形成されている。なお、拘束溝231bは、請求項1に記載された拘束面に相当する。
また、固定治具22と可動治具本体231の互いの対向面22a,231aは、拘束溝22bの溝底より大径で拘束溝231bの溝底より小径の曲率半径をもった湾曲面をなしており、また対向面22aよりも対向面231aが僅かに大径であり、したがって拘束溝22b,231b間にシールリング100を挟持した図3の状態では、円弧状に延びる円筒面カッタ挿入スリット2aをもって近接対向されるようになっている。
すなわち、このワーク拘束ユニット2は、シールリング100の円周方向一部を、固定治具22の拘束溝22bと、可動治具本体231の拘束溝231bとの間に挟持状態に嵌合し、コイルスプリング24の付勢力によって拘束するもので、拘束溝22b,231bは、シールリング100の内外径と合致する曲率半径で湾曲しているため、シールリング100を、その原形を保持したままで拘束することができる。また、拘束解除螺子25により、コイルスプリング24を圧縮する方向へ可動治具23を変位させれば、固定治具22から可動治具本体231が開いて拘束を解除することができる。
カッタ動作ユニット3は、図1に示される機体フレーム1の上部梁11上に取り付けられたハンドル部31と、機体フレーム1の中段梁12に、図6に示されるベース32を介して取り付けられたボディ33と、上下両端がベース32とボディ33に固定され鉛直方向に延在されたガイドロッド34と、ボディ33の正面に移動可能に配置されガイドロッド34によって移動が案内されたスライダ35と、ガイドロッド34に外挿されると共にベース32とスライダ35の間に適宜圧縮状態に介在され、スライダ35を上方へ付勢する復帰スプリング36とからなる。また、前記ハンドル部31は、図1に示されるように、水平軸311の端部に取り付けられたハンドル本体312と、このハンドル本体312による水平軸311の回転を鉛直方向進退に変換するギヤ部313と、このギヤ部313により鉛直方向進退する押し下げロッド314からなり、押し下げロッド314の下端部が、スライダ35の上部に突設した受圧ピン351の頭部と近接対向している。
すなわち、このカッタ動作ユニット3は、ハンドル装置31におけるハンドル本体312の回転操作によって下降する押し下げロッド314が、受圧ピン351の頭部に接触してこれを押し下げ、これによってスライダ35を、図6に示されるガイドロッド34に沿って下方変位させ、このスライダ35を介して径方向カットユニット4、側面ステップカットユニット5あるいは内周ストレートカットユニット6を切断動作させるものである。
径方向カットユニット4は、図6に示されるように、カッタ動作ユニット3のスライダ35に着脱自在に取り付けられる刃具ホルダ41と、この刃具ホルダ41に螺子42を介して着脱可能に取り付けられた径方向カッタ43とからなる。径方向カッタ43は平板状の刃物であって、図3に示されるワーク拘束ユニット2を、このワーク拘束ユニット2に拘束したシールリング100の軸心が図1の正面を向くように機体フレーム1に取り付けた時に、前記シールリング100の軸心と直交する仮想平面に沿って鉛直下方へ延び、下端の刃先43aが刃面43b上でシールリング100の肉厚内の任意半径に相当する曲率半径、つまりシールリング100の肉厚内の任意の点を通り、シールリング100の内外径と同心の円周の半径に相当する曲率半径をもつ円弧状に形成されている。言い換えれば、この径方向カッタ43は、取付状態において、シールリング100の径方向に対する刃先43aの投影形状が前記軸心と直交する直線状をなし、軸方向に対する刃先43aの投影形状が前記曲率半径の円弧状をなす。
ワーク拘束ユニット2を、このワーク拘束ユニット2に拘束したシールリング100の軸心が図1の正面を向くように機体フレーム1に取り付けた状態において、カッタ動作ユニット3のスライダ35と一体に鉛直方向へ進退する径方向カッタ43の刃先43aは、可動治具本体231に形成された径方向カッタ挿入スリット231dを通るようになっている。すなわち、この刃先43aは、ワーク拘束ユニット2に拘束されたシールリング100における軸方向肉厚の任意の位置へ向けて、径方向カッタ挿入スリット231dを通って進退し、図2に示されるように、シールリング100の外周面101に切込み線Cとして現われる平面状の切断面CFを形成するものである。
径方向カットユニット4におけるスライダ35のストローク下限、言い換えれば径方向カッタ43の刃先43aのストローク下限は、スライダ35に取り付けたマイクロメータ37の測定ピン37aとその下方に位置してボディ33の側面に固定されたストッパ38との鉛直距離の測定によって突出量が調整されたストッパボルト39によって規定される。そして、このようなストッパ機構によって、径方向カッタ43によりシールリング100に形成される切断面CFが、シールリング100の径方向肉厚の任意の深さに達するようになっている。
側面ステップカットユニット5は、図7に示されるような、直方体状の治具511と、これに嵌合され螺子513で緊結されるL字形の治具512とからなる刃具ホルダ51と、前記治具511,512間のL字形の隙間に互いに刃先52a,53aが略L字形をなすように組み合わされた状態で着脱可能に固定された円筒面カッタ52及び第一のストレートカッタ53からなる。また、刃具ホルダ51は、図6に示されるカッタ動作ユニット3のスライダ35に着脱自在に取り付けられるものである。
側面ステップカットユニット5をカッタ動作ユニット3のスライダ35に取り付け、図3に示されるワーク拘束ユニット2を、このワーク拘束ユニット2に拘束したシールリング100の軸心が図1の鉛直上方を向くように機体フレーム1に取り付けた状態では、側面ステップカットユニット5における円筒面カッタ52は、図2にシールリング100との関係で示されるように、刃面52bがシールリング100の肉厚内の任意半径に相当する曲率半径、つまりシールリング100の肉厚内の任意の点を通り、シールリング100の内外径と同心の円周の半径に相当する曲率半径をもって湾曲した円筒面状であって、刃先52aがシールリング100の軸心と直交する仮想平面に沿って延びている。言い換えれば、この円筒面カッタ52は、シールリング100の軸方向に対する刃先52aの投影形状が、径方向カッタ43の刃先43aと同曲率半径の円弧状をなし、形方向に対する刃先52aの投影形状が、シールリング100の軸心と直交する直線状をなす。また、円筒面カッタ52における第一のストレートカッタ53側の端縁の延長線は、径方向カッタ43の幅方向一側縁の延長線と交差する位置にあり、円筒面カッタ52の幅は、径方向カッタ43の幅の1/2となっている。
そして、カッタ動作ユニット3のスライダ35によって鉛直方向へ進退する円筒面カッタ52は、シールリング100の軸心が図1の鉛直上方を向くように機体フレーム1に取り付けたワーク拘束ユニット2の固定治具22と可動治具本体231との間の円筒面カッタ挿入スリット2aを通り、その刃先52aが、水平に保持されたシールリング100の径方向肉厚の任意の部分から、シールリング100の一端面102に円弧状の切込み線Cとして現われる円筒面状の切断面CF及び他端面103に円弧状の切込み線Cとして現われる円筒面状の切断面CFを形成するものである。また、この切断面CF,CFの内端は、先に説明したストッパ機構によって、軸方向任意の深さに達し、径方向カッタ43による切断面CFの内端と直交するようになっている。
また、側面ステップカットユニット5における第一のストレートカッタ53は平板状であって、側面ステップカットユニット5をカッタ動作ユニット3のスライダ35に取り付け、ワーク拘束ユニット2をシールリング100の軸心が図1の鉛直上方を向くように機体フレーム1に取り付けた状態においては、図2にシールリング100との関係で示されるように、刃先53aがシールリング100の軸心と略平行な仮想平面に沿って前記軸心と直交する方向へ延びている。言い換えれば、この第一のストレートカッタ53は、シールリング100の軸方向に対する刃先53aの投影形状、及び軸心を通る平面への投影形状が、いずれも直線状をなす。
そして、円筒面カッタ52と一体的に鉛直方向へ進退する第一のストレートカッタ53は、図3に示されるワーク拘束ユニット2の可動治具本体231に形成されたストレートカッタ挿入溝231cを通り、その刃先53aが、ワーク拘束ユニット2に拘束されたシールリング100に、軸方向任意の深さまで進入して、図2に示されるように、円筒面カッタ52による切断面CF又はCFの一端から外径側へ延び、シールリング100の一端面102と外周面101に直線状の切込み線C,Cとして現われる平面状の切断面CF、又はシールリング100の一端面102と外周面101に直線状の切込み線C,Cとして現われる平面状の切断面CFを形成するものである。そして、第一のストレートカッタ53によるこれらの切断面CF,CFは、その内端が、径方向カッタ43による切断面CFの円周方向両端と直交する位置に形成される。
なお、図2には、側面ステップカットユニット5(円筒面カッタ52及び第一のストレートカッタ53)がシールリング100の軸方向両側に位置して、二組示されているが、実際には、例えばシールリング100の一端面102側から側面ステップカットユニット5による加工を行った後、ワーク拘束ユニット2を反転させて、シールリング100の他端面103が鉛直上方を向くようにし、同一の側面ステップカットユニット5により加工するため、側面ステップカットユニット5は一組だけで良い。
内周ストレートカットユニット6も、カッタ動作ユニット3のスライダ35に、先に説明した径方向カットユニット4の刃具ホルダ41と同様の刃具ホルダ(不図示)を備え、この刃具ホルダを介して、図2に示されるような第二のストレートカッタ61が着脱可能に固定されたものである。
第二のストレートカッタ61は平板状であって、内周ストレートカットユニット6をカッタ動作ユニット3のスライダ35に取り付け、図3に示されるワーク拘束ユニット2をシールリング100の軸心が図1の鉛直上方を向くように機体フレーム1に取り付けた状態では、図2にシールリング100との関係で示されるように、径方向カッタ43による切断面CFの幅方向(円周方向)任意の位置から側面ステップカットユニット5の円筒面カッタ52による切断面CF,CFの内周側の位置へ向けて往復移動する刃先が、シールリング100の軸心と略平行な仮想平面に沿って、前記軸心と直交する方向に対して傾斜して延びる剣先部分61aと、そこから軸方向に延びると共にシールリング100の外周側を向いた部分61bからなる。すなわち、シールリング100の軸方向に対する刃先53aの投影形状、及び軸心を通る平面への投影形状が、いずれも直線状をなす。
そして、カッタ動作ユニット3のスライダ35によって鉛直方向へ進退する第二のストレートカッタ61は、シールリング100の軸心が図1の鉛直上方を向くように機体フレーム1に取り付けたワーク拘束ユニット2の固定治具22に形成されたストレートカッタ挿入溝22cを通り、その刃先61a,61bが、シールリング100に、径方向カッタ43による切断面CFの幅方向(円周方向)中間から側面ステップカットユニット5の円筒面カッタ52による切断面CF,CFの内周側を軸方向全長にわたって切断し、シールリング100の両端面102,103及び内周面104に直線状の切込み線C,C,C10として現われる平面状の切断面CFを形成するものである。
次に、上述の構成を備える切断合口加工装置により、シールリング100に先に説明した図12及び図13に示されるような特殊ステップカット(トリプルステップカット)による切断合口110を形成する工程を、順を追って説明する。図8は、径方向カットユニット4による外周カット工程を概略的に示す説明図、図9は、側面ステップカットユニット5による第一の側面カット工程を概略的に示す説明図、図10は、側面ステップカットユニット5による第二の側面カット工程を概略的に示す説明図、図11は、内周ストレートカットユニット6による内周ストレートカット工程を概略的に示す説明図である。
すなわち、シールリング100に図12及び図13に示されるような切断合口110を加工するに際しては、まず図8に示される外周カット工程が実行される。この工程では、図1及び図3に示されるように、ワーク拘束ユニット2によって、軸心が正面側へ水平に向くように拘束したシールリング100に、カッタ動作ユニット3のハンドル部31の操作によってスライダ35を押し下げ、このスライダ35に刃具ホルダ41を介して保持された径方向カッタ43によって、図8に示されるような切断面CFを形成する。
径方向カッタ43は、図4に示される可動治具本体231に形成された径方向カッタ挿入スリット231dを通って、シールリング100の外周面101における軸方向任意の位置から径方向任意の深さまで刺し込まれ、その刃先43aが、シールリング100の肉厚内の任意半径に相当する曲率半径をもって湾曲した円弧状をなすため、これによって形成される切断面CFは、図8に示されるようにシールリング100の軸心に対して垂直な平面をなすと共に、内端が刃先43aと対応する円弧状に形成され、外端はシールリング100の外周面101に切込み線Cとして現われる。そしてこの切断面CFは、図12及び図13に示されるシールリング100の切断合口110における一方の棒状突部113及び溝状凹部115と、他方の棒状突部114及び溝状凹部116との軸方向密接面に相当するものである。
次に、図9に示される側面ステップカットユニット5による第一の側面カット工程へ移行する。この工程では、ワーク拘束ユニット2の取付姿勢を、シールリング100の一方の端面102が鉛直上方を向くように変更したうえで、側面ステップカットユニット5を取り付けたカッタ動作ユニット3のスライダ35を、ハンドル部31の操作によって押し下げ、この側面ステップカットユニット5における円筒面カッタ52及び第一のストレートカッタ53によって、図9に示されるような切断面CF,CFを同時に形成する。
円筒面カッタ52は、図3に示されるワーク拘束ユニット2の固定治具22と可動治具本体231との間に円弧状に形成された円筒面カッタ挿入スリット2aを通って、図9に示されるシールリング100の端面102における径方向任意の位置から軸方向任意の深さまで刺し込まれ、その刃面52bが、径方向カッタ43の刃先43aと同一の曲率半径をもって湾曲した円筒面状をなすため、これによって形成される切断面CFは円筒面状をなすと共に、内端が径方向カッタ43による切断面CFの内端と直角に交差し、外端がシールリング100の一端面102に円弧状の切込み線Cとして現われる。そしてこの切断面CFは、図12及び図13に示されるシールリング100の切断合口110における一方の棒状突部114と溝状凹部115との径方向密接面に相当するものである。
また、第一のストレートカッタ53は、ワーク拘束ユニット2の可動治具本体231に形成されたストレートカッタ挿入溝231cを通って、径方向に延びるその刃先53aが、図9に示されるシールリング100の端面102から径方向カッタ43による切断面CFの円周方向一端へ向けて軸方向任意の深さまで刺し込まれるため、これによって形成される切断面CFは、円筒面カッタ52によるCF及び径方向カッタ43による切断面CFの双方とほぼ直角に交差し、外端がシールリング100の一端面102の直線状の切込み線C及び外周面101の直線状の切込み線Cとして現われる。そしてこの切断面CFは、図12及び図13に示されるシールリング100の切断合口110における一方の棒状突部114と溝状凹部115との円周方向対向面に相当するものである。
第一の側面カット工程が終了したら、シールリング100の他端面103が鉛直上方を向くように、ワーク拘束ユニット2を反転させてから、図10に示される側面ステップカットユニット5による第二の側面カット工程へ移行する。第二の側面カット工程は、先に述べた第一の側面カット工程と同様であって、すなわち、側面ステップカットユニット5を取り付けたカッタ動作ユニット3のスライダ35を、ハンドル部31の操作によって押し下げ、この側面ステップカットユニット5における円筒面カッタ52及び第一のストレートカッタ53によって、図10に示されるような切断面CF,CFを同時に形成する。
円筒面カッタ52によって形成される切断面CFは円筒面状をなすと共に、内端が径方向カッタ43による切断面CFの内端と直角に交差し、外端がシールリング100の端面103に円弧状の切込み線Cとして現われ、第一のストレートカッタ53による切断面CFと反対側の端部が、第一の側面カット工程により形成された切断面CFにおける切断面CFと反対側の端部と連続した直線をなす位置にある。また、この切断面CFは、図12及び図13に示されるシールリング100の切断合口110における他方の棒状突部113と溝状凹部116との径方向密接面に相当するものである。
また、第一のストレートカッタ53は、図3に示されるワーク拘束ユニット2の可動治具本体231に形成されたストレートカッタ挿入溝231cを通って、径方向に延びるその刃先53aが、図10に示されるシールリング100の端面103から径方向カッタ43による切断面CFの円周方向一端へ向けて軸方向任意の深さまで刺し込まれるため、これによって形成される切断面CFは、円筒面カッタ52によるCF及び径方向カッタ43による切断面CFの双方とほぼ直角に交差し、外端がシールリング100の端面103の直線状の切込み線C及び外周面101の直線状の切込み線Cとして現われる。そしてこの切断面CFは、図12及び図13に示されるシールリング100の切断合口110における棒状突部113と溝状凹部116との円周方向対向面に相当するものである。
ここで、側面ステップカットユニット5における円筒面カッタ52と第一のストレートカッタ53は、先に説明したように、図7に示される刃具ホルダ51の治具511,512によって、互いに刃先52a,53aが略L字形をなすように組み合わされているため、L字形に屈曲させた1枚の刃を用いた場合のように、第一の側面カット工程による切断面CF,CFの交差部、及び第二の側面カット工程による切断面CF,CFの交差部がR状に形成されるようなことがなく、高精度に加工することができる。
次に、図11に示される内周ストレートカットユニット6による内周ストレートカット工程へ移行する。この工程では、カッタ動作ユニット3のスライダ35に内周ストレートカットユニット6を取り付け、ハンドル部31の操作によってこのスライダ35を押し下げて、内周ストレートカットユニット6の第二のストレートカッタ61によって、図11に示されるような切断面CFを形成する。
第二のストレートカッタ61は、図3に示されるワーク拘束ユニット2の固定治具22に形成されたストレートカッタ挿入溝22cを通って、その刃先61a,61bが、シールリング100に、径方向カッタ43による切断面CFの内端の円周方向任意の位置から内周側を、軸方向全長にわたって切断するものである。そして、これによって形成される切断面CFは、図12及び図13に示されるシールリング100の切断合口110におけるストレートカット面111,112に相当するもので、径方向カッタ43による切断面CF及び円筒面カッタ52による切断面CF,CFの双方と直交する平面状をなし、シールリング100の両端面102,103及び内周面104に直線状の切込み線C,C,C10として現われる。
上述のような一連の工程によって形成された切断合口は、図2に示されるように、シールリング100の外周面101において切込み線C,C,Cによるステップ形状をなし、一方の端面102において切込み線C,C,C10によるステップ形状をなし、他方の端面103において切込み線C,C,Cによるステップ形状をなし、内周面104において切込み線Cによるストレート状をなす、いわゆるトリプルステップカットとなる。
そして、上述のように、シールリング100における合口加工対象部分を、ワーク拘束ユニット2によって、原形の曲率を保持した状態で拘束しながら、刃先43aがシールリング100の肉厚内の任意半径に相当する曲率半径をもつ円弧状に形成された平板状の径方向カッタ43と、刃面52bがこの径方向カッタ43の刃先43aと同一の曲率半径で湾曲した円筒面状をなす円筒面カッタ52を含む複数のカッタを用いて加工するため、加工終了後に合口形成部分を円弧状に癖付けするといった後工程が不要である。
また、先に説明したように、円筒面カッタ52と第一のストレートカッタ53が互いに略L字形をなすように組み合わされて切断面CF,CFからなる側面ステップカット及び切断面CF,CFからなる側面ステップカットを行なうようにしたため、R面のないシャープな合口を形成することができ、更には、半径の異なるシールリング100を加工する場合には、径方向カッタ43の刃先43a及び円筒面カッタ52の刃面52bの曲率半径を変更するだけで、第一のストレートカッタ53及び第二のストレートカッタ61は共用できるため、コストの上昇を抑えることができ、湾曲したカッタとストレートカッタをL字形に連続させた複合形状のカッタを製作する場合に比較して、径方向カッタ43及び円筒面カッタ52の製作も容易である。
なお、上述した実施の形態では、第一のストレートカッタ53をその刃先53aがシールリング100の軸心と直交する方向へ延びるものとし、円筒面カッタ52と略L字形をなすように組み合わせて、シールリング100を軸方向へ切断するものとしたが、この第一のストレートカッタ53は、刃先53aが軸方向へ延びる形状とし、径方向カッタ43と互いにL字形をなすように組み合わせて、シールリング100を径方向カッタ43と共に径方向へ切断するように構成することもできる。
本発明に係るシールリングの切断合口加工装置の好ましい実施の形態を示す装置全体の正面図である。 シールリングと切断合口加工装置の各カットユニットとの関係を概略的に示す説明図である。 図1の切断合口加工装置におけるワーク拘束ユニットを示す正面図である。 図3のワーク拘束ユニットにおける可動治具本体を示す斜視図である。 図3のワーク拘束ユニットにおける固定治具を示す斜視図である。 図1の切断合口加工装置におけるカッタ動作ユニットを、径方向カットユニットを装着した状態で示すもので、(A)は正面図、(B)は側面図である。 図1の切断合口加工装置による切断合口加工工程の全体を概略的に示す説明図である。 径方向カットユニット(径方向カッタ)による外周カット工程を概略的に示す説明図である。 側面ステップカットユニットによる第一の側面カット工程を概略的に示す説明図である。 側面ステップカットユニットによる第二の側面カット工程を概略的に示す説明図である。 内周ストレートカットユニットによる内周ストレートカット工程を概略的に示す説明図である。 特殊ステップカットによる切断部を有するシールリングを示す部分斜視図である。 図12のシールリングを拡径させて切断合口を開いた状態を示す部分斜視図である。
符号の説明
1 機体フレーム
2 ワーク拘束ユニット
2a 円筒面カッタ挿入スリット
22 固定治具
22b,231b 拘束溝(拘束面)
22c,231c ストレートカッタ挿入溝
23 可動治具
231 可動治具本体
231d 径方向カッタ挿入スリット
3 カッタ動作ユニット
4 径方向カットユニット
41,51 刃具ホルダ
43 径方向カッタ
43a,52a,53a 刃先
43b,52b 刃面
5 側面ステップカットユニット
52 円筒面カッタ
53 第一のストレートカッタ
6 内周ストレートカットユニット
61 第二のストレートカッタ
100 シールリング
110 切断合口
〜C10 切込み線
CF〜CF 切断面

Claims (3)

  1. シールリング(100)をその径方向両側からそれぞれ前記シールリング(100)の内径及び外径と合致する曲率半径の拘束面(22b,231b)を有する治具(22,23)で拘束するワーク拘束ユニット(2)と、前記シールリング(100)の軸心と直交する平板状であって刃先(43a)が刃面(43b)上で前記シールリング(100)の肉厚内の任意半径に相当する曲率半径をもつ円弧状をなし前記シールリング(100)をその径方向へ切断する径方向カッタ(43)と、刃面(52b)が前記径方向カッタ(43)の刃先(43a)と同一の曲率半径で湾曲した円筒面状であって刃先(52a)が前記軸心と直交する平面上を延び前記シールリング(100)をその軸方向へ切断する円筒面カッタ(52)と、前記軸心と略平行な平板状であって刃先(53a)が前記軸心と直交する方向又は軸方向へ延び前記円筒面カッタ(52)による切断位置の円周方向一端かつ外周側で前記シールリング(100)を軸方向又は径方向へ切断する第一のストレートカッタ(53)と、前記軸心と略平行な平板状であって前記円筒面カッタ(52)による切断位置の円周方向他端かつ内周側で前記シールリング(100)を軸方向又は径方向へ切断する第二のストレートカッタ(61)とを備え、前記径方向カッタ(43)又は円筒面カッタ(52)と、前記第一のストレートカッタ(53)又は前記第二のストレートカッタ(61)が、互いに着脱可能に結合されたことを特徴とするシールリングの切断合口加工装置。
  2. 径方向カッタ(43)がシールリング(100)の軸方向肉厚の任意の位置を外周側から径方向肉厚の任意の位置まで切断するものであり、円筒面カッタ(52)が前記シールリング(100)の径方向肉厚の任意の位置を軸方向肉厚の任意の位置まで切断するものであり、第一のストレートカッタ(53)が前記円筒面カッタ(52)に着脱可能に結合されて前記シールリング(100)をその軸方向肉厚の任意の位置まで切断するものであり、第二のストレートカッタ(61)が前記シールリング(100)をその軸方向全長にわたって切断するものであることを特徴とする請求項1に記載のシールリングの切断合口加工装置。
  3. 径方向カッタ(43)、円筒面カッタ(52)、第一のストレートカッタ(53)及び第二のストレートカッタ(61)が同方向へ進退するものであり、ワーク拘束ユニット(2)を、シールリング(100)の切断合口加工対象位置が前記径方向カッタ(43)、円筒面カッタ(52)、第一のストレートカッタ(53)及び第二のストレートカッタ(61)の移動軌跡上に位置するように移動可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシールリングの切断合口加工装置。
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