JP2005211821A - 生ごみ処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 生ごみの粉砕物を無害化せずに下水道に流す違法行為を防止すること。
【解決手段】 粉砕機構1は3相DCブラシレスモータからなる粉砕モータを駆動源とするものであり、粉砕モータを駆動するインバータ装置は処理機構2内に収納されている。この構成の場合、粉砕モータを商用交流電源に接続しただけでは粉砕モータが駆動しないので、粉砕機構の排出管24を下水道に直結して単独使用する違法行為が不能になる。しかも、粉砕モータを駆動するには処理機構2が必要になる。このため、粉砕機構1および処理機構2がセット使用されるようになるので、生ごみの粉砕物が確実にバイオ処理される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、生ごみを粉砕する粉砕機構および生ごみの粉砕物から固形成分を抽出して処理する処理機構を備えた生ごみ処理機に関する。
上記生ごみ処理機には粉砕モータを駆動源として生ごみを粉砕し、生ごみの粉砕物から固体成分を抽出してバイオ処理することで無害化する構成のものがある。この構成の場合、生ごみの粉砕処理を機械的に独立した粉砕機構に分担させ、固形成分の抽出処理およびバイオ処理を機械的に独立した処理機構に分担させている。
特開2002−18472号公報
上記従来構成の場合、粉砕モータとして単相交流モータを使用しているので、粉砕モータを商用交流電源に接続することで粉砕機構を簡単に単独使用することができる。このため、粉砕機構の排出管を下水道に直接的に接続し、生ごみの粉砕物を無害化せずに下水道に流す違法行為が行われる虞れがある。
請求項1〜2に係る各発明は生ごみの粉砕物を無害化せずに下水道に流す違法行為を防止することを共通の課題とするものであり、共通の課題を解決するための手段は請求項1に記載した通りである。以下、請求項1〜2に係る各発明を用語の意義と共に説明する。
<請求項1に係る発明の説明>
請求項1に係る発明は粉砕機構の駆動源を単独駆動不能にすることで粉砕機構の単独使用を防止するものである。
1)粉砕機構:生ごみの粉砕動作を粉砕モータの駆動力によって行うものである。この粉砕モータは粉砕機構に機械的に一体化されたものであり、インバータ駆動可能であることが要件である。このインバータ駆動可能とは設定された条件通りに動かすことができることを意味するものであり、単に動くだけの意味ではない。
2)処理機構:生ごみの粉砕物から固形成分を抽出して処理するものであり、粉砕物を液体成分および固体成分に分離する分離部および固体成分を処理する処理部を有している。この処理部は生ごみの個体成分を抽出状態とは異なる状態に変化させるものであり、固体成分の有機分を微生物の作用で消化分解するバイオ処理部・固体成分を熱および風で乾燥する減容処理部は処理部の一例である。
3)インバータ装置:粉砕モータを駆動することで生ごみの粉砕処理を行うものであり、一部の回路部品または全ての回路部品が処理機構に機械的に一体化されていることが要件である。この回路部品とは電源回路・インバータ主回路・制御回路・ドライブ回路等のインバータ装置の構成部品を称するものであり、粉砕モータは処理機構が存在しない状態では正常動作が不能になる。即ち、粉砕機構は処理機構の存在なくして正常な粉砕動作を行うことができないものである。
<請求項2に係る発明の説明>
請求項2に係る発明は粉砕物の排出経路が正常に確保されていることを条件に粉砕動作を許容するものであり、具体的には粉砕物の排出管が取込管に配管されていることを条件に粉砕モータをインバータ駆動可能に有効化するものである。これら排出管および取込管は粉砕機構および処理機構に機械的に接続されたものであり、両者の配管に連動して粉砕モータの電源経路を閉成するスイッチ手段を設けたり、粉砕モータの駆動をソフトウェア的に許容する許容手段を設けることは粉砕モータの有効化の一例である。
粉砕モータを商用交流電源に接続しただけでは粉砕モータが正常に駆動しないので、粉砕機構の排出管を下水道に直結して単独使用する違法行為が不能になる。しかも、粉砕モータを正常に駆動するには処理機構が必要になる。このため、粉砕機構および処理機構がセット使用されるようになるので、生ごみの粉砕物を確実に処理することができる。
<実施例1>
1.概略構成の説明
生ごみ処理機は粉砕機構1および処理機構2から構成されている。粉砕機構1はシンクの排水孔内に投入された生ごみを粉砕するものであり、粉砕機構1が粉砕した生ごみは処理機構2に供給される。この処理機構2は粉砕機構1とは別個のユニットから構成されたものであり、固液分離部3とバイオ処理部4と乾燥処理部5と制御部6とを有している。固液分離部3は生ごみの粉砕物を固形成分および液状成分に分離するものであり、粉砕物の液状成分は公共の下水道に排出され、粉砕物の固形成分はバイオ処理部4に供給される。このバイオ処理部4は粉砕物の固形成分をバイオ処理することに基いて有機肥料に変換するものであり、乾燥処理部5は粉砕物の固形成分に乾燥風を供給することで固形成分を減容する。制御部6は粉砕機構1および処理機構2を電気的に制御する電気回路を称するものであり、処理機構2内に機械的に収納されることに基いて粉砕機構1に対して分離されている。
2.粉砕機構1の説明
調理台AのシンクBには、図1に示すように、排水孔の外周部に位置して円環状のシンクフランジ11が載置されており、シンクフランジ11には円筒状の投入口12が固定されている。この投入口12はシンクBの下方にシンクフランジ11を介して吊持されたものであり、投入口12にはスプラッシュガード13が固定されている。このスプラッシュガード13は截頭円錐状をなすものであり、生ごみの粉砕時に生ごみが投入口12を通してシンクB内へ逆流することを防止する逆止弁として機能する。
投入口12の下端部にはホッパー14が固定されている。このホッパー14は投入口12を通して生ごみが投入される投入容器に相当するものであり、ホッパー14内には下端部に位置して粉砕モータ15が固定されている。この粉砕モータ15はインナーロータ形の3相DCブラシレスモータからなるものであり、位置センサ16(図2参照)を内蔵している。この位置センサ16はロータマグネットを検出する磁気センサからなるものであり、各相のステータコイルに対応して配置されている。
粉砕モータ15の回転軸には、図1に示すように、フライホイル17が固定されている。このフライホイル17はホッパー14内に投入された生ごみを受けるターンテーブルとして機能するものであり、フライホイル17の回転時には生ごみがフライホイル17に対して相対的に移動する。このフライホイル17の上面には複数のハンマー18が固定されており、貝殻および骨等の硬質の生ごみはフライホイル17の回転時にハンマー18に衝突することに基いて潰される。
ホッパー14の内周面にはフライホイル17の外周部に位置して複数の破砕刃19が固定されており、葉物等の軟質の生ごみはフライホイル17の回転時に破砕刃19に接触することに基いてせん断される。即ち、生ごみはフライホイル17の回転時に殴打力およびせん断力の双方で粉砕されるものであり、フライホイル17の上方の空間部は生ごみを粉砕する粉砕室20として機能する。
ホッパー14には、図3に示すように、給水弁21が固定されており、給水弁21は給水管22を介して水道管に接続されている。この給水弁21は水道管および粉砕室20間を接続・遮断する電磁バルブからなるものであり、給水弁21の開放状態では粉砕室20内に水道水が注入される。
ホッパー14内には、図1に示すように、排出室23が形成されている。この排出室23はフライホイル17の下方の空間部を称するものであり、生ごみの粉砕物は粉砕室20内からフライホイル17の外周面とホッパー14の内周面との隙間を通して排出室23内に水に流されて侵入する。この排出室23には排出管24が接続されており、生ごみの粉砕物は排出室23内から排水管24内に水に流されて侵入する。この水は給水弁21から注入されるものであり、生ごみの粉砕処理は給水弁21の開放状態で行われる。
粉砕モータ15と速度センサ16と給水弁21には、図4に示すように、ハーネス25が電気的に接続されている。このハーネス25はケーブル26の先端部にコネクタ27を電気的に接続してなるものであり、粉砕モータ15および給水弁21にはハーネス25を通して駆動電源が印加され、位置センサ16はハーネス25を通して粉砕モータ15の位置信号を送信する。このハーネス25はケーブル26およびコネクタ27の双方が排出管24の肉厚内に埋設されたものであり、ハーネス25のコネクタ27は粉砕機構1の電気的な接続状態を検出する検出手段に相当する。
3.処理機構2の説明
3−1.固液分離部3
調理台A内には、図3に示すように、矩形箱状の処理ケース31が固定されている。この処理ケース31は調理台Aの扉を操作することに基いて開閉されるものであり、処理ケース31には取込管32の一端部が接続されている。この取込管32の他端部は粉砕機構1の排出管24に接続されており、生ごみの粉砕物は水に流されることに基いて排出管24から取込管32を通して処理ケース31内に侵入する。
処理ケース31内には、図5に示すように、固液分離槽33が固定されている。この固液分離槽33内には傾斜状の固液分離板34が固定されており、生ごみの粉砕物は取込管32の出口から固液分離板34上に散布される。この固液分離板34は網目状をなすものであり、粉砕物の液体成分は固液分離板34の網目を通過し、粉砕物の固体成分は固液分離板34の網目を通過せずに固液分離板34上に残る。
固液分離槽33には傾斜板状の排水樋35が形成されている。この排水樋35は固液分離板34の網目を通過した液体成分を受けるものであり、液体成分は排水樋35に沿って流れる。また、固液分離槽33には排水管36が固定されている。この排水管36は公共の下水道に接続されたものであり、液体成分は排水管36を通して下水道に排出される。
処理ケース31内には2個の主動スプロケット37および2個の従動スプロケット38が回転可能に装着されており、2個の主動スプロケット37には共通のスクレーパーモータ39(図2参照)が連結されている。このスクレーパーモータ39は2個の主動スプロケット37を図5の矢印方向へ回転操作するものであり、処理ケース31内に収納されている。このスクレーパーモータ39はインナーロータ形の3相DCブラシレスモータから構成されたものであり、位置センサ40(図2参照)を内蔵している。
各組の主動スプロケット37および従動スプロケット38には、図6に示すように、無端状のチェーン41が装着されており、両チェーン41はスクレーパーモータ39が駆動することに基いて図5の矢印方向へ同期して転動する。これらチェーン41間には、図6に示すように、複数のスクレーパー42が固定されており、複数のスクレーパー42は両チェーン41が転動することに基いて固液分離板34に沿って移動し、固液分離板34上の固体成分を固液分離板34に沿って掻き上げる。
3−2.バイオ処理部4
処理ケース31内には、図5に示すように、バイオ処理ケース51が固定されている。このバイオ処理ケース51は前板および天井板に出入口52および投入口53が形成されたものであり、バイオ処理ケース51内にはバイオ処理槽54が収納されている。このバイオ処理槽54は、図6に示すように、上面が開口する半円筒状をなすものであり、固液分離板34に沿って運搬される固形成分は投入口53を通してバイオ処理槽54内に投入される。このバイオ処理槽54の前端部には取手55が固定されており、バイオ処理槽54は調理台Aの扉の開放状態で前方から出入口52を通してバイオ処理ケース51内に対して出入される。
バイオ処理槽54内には、図5に示すように、撹拌軸56が回転可能に装着されており、撹拌軸56の後端部にはカップリング57が固定されている。この撹拌軸56にはバイオ処理槽54内に位置して複数の撹拌体58が固定されており、バイオ処理槽54内の固形成分は複数の撹拌体58が回転することに基いて撹拌され、バイオ基材と混合される。このバイオ基材は使用者がバイオ処理槽54をバイオ処理ケース51内から取出して投入するものであり、おが屑から構成されている。このおが屑はパチルス菌等の好気性微生物が生息する多孔質性のものであり、好気性微生物の作用で生ごみを分解処理することに基いて有機肥料を生成する。
バイオ処理ケース51の後板には撹拌モータ59が固定されている。この撹拌モータ59はインナーロータ形の3相DCブラシレスモータからなるものであり、位置センサ60(図2参照)を内蔵している。この撹拌モータ59の回転軸には、図5に示すように、カップリング61が連結されている。このカップリング61はバイオ処理ケース51内にバイオ処理槽54を挿入することに基いて撹拌軸56のカップリング57に連結され、バイオ処理ケース51内からバイオ処理槽54を取出すことに基いて撹拌軸56のカップリング57から遮断されるものであり、撹拌体58は撹拌モータ59がバイオ処理槽54の収納状態で駆動することに基いて回転する。
3−3.乾燥処理部5
処理ケース31内には、図5に示すように、ファンケーシング71が固定されている。このファンケーシング71はバイオ処理槽54の上面に対向する吐出口72を有するものであり、ファンケーシング71にはファンモータ73(図2参照)が固定されている。このファンモータ73はインナーロータ形の3相DCブラシレスモータからなるものであり、位置センサ74(図2参照)を内蔵している。
ファンモータ73の回転軸には、図5に示すように、ファンケーシング71内に位置してファン75が固定されており、ファンモータ73の駆動時にはファン75から吐出口72を通してバイオ処理槽54内に風が吐出される。この吐出口72の下方にはヒータ76が固定されており、ヒータ76は吐出口72から吐出される風を加熱することに基いて乾燥用の温風を生成する。
3−4.制御部6
処理ケース31内には電源基板が収納されている。この電源基板には、図2に示すように、電源回路81が搭載されており、電源回路81の入力端子には商用交流電源82が電気的に接続されている。この電源回路81は交流電源82を直流電源に変換するものであり、ダイオードをブリッジ接続してなる整流回路と平滑コンデンサとから構成されている。この電源回路81の出力端子には4個のインバータ回路83が電気的に接続されている。これら各インバータ回路83は電源回路81からの直流電源を高周波電圧に変換するものであり、3相ブリッジ接続されたスイッチング素子を主体に構成されている。これらインバータ回路83にはスクレーパーモータ39・撹拌モータ59・ファンモータ73が電気的に接続されており、スクレーパーモータ39・撹拌モータ59・ファンモータ73はインバータ回路83から3相の駆動電源が与えられることに基いて駆動する。
処理ケース31の取込管32には、図4に示すように、ハーネス84が機械的に接続されている。このハーネス84はケーブル85の先端部にコネクタ86を接続してなるものであり、ケーブル85およびコネクタ86の双方が取込管32の肉厚内に埋設されている。このコネクタ86は粉砕機構1の排出管24と処理機構2の取込管32とを配管することに基いて排出管24のコネクタ27に電気的に接続されるものであり、排出管24および取込管32の非配管状態ではコネクタ27に対して電気的に遮断される。
ハーネス84はインバータ回路83に電気的に接続されたものであり、粉砕モータ15は、図2に示すように、粉砕機構1のハーネス25および処理機構2のハーネス84を介してインバータ回路83に電気的に接続されている。即ち、粉砕モータ15は処理機構2内のインバータ回路83によって遠隔操作されることに基いて駆動するものである。
処理ケース31内には制御基板が収納されており、制御基板には制御回路87が搭載されている。この制御回路87はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、CPU・ROM・RAM・I/Oを有している。この制御回路87には4個のインバータ駆動回路88が電気的に接続されており、各インバータ駆動回路88にはインバータ回路83が電気的に接続されている。これらインバータ駆動回路88は制御基板に搭載されたものであり、制御回路87は4個のインバータ回路83をインバータ駆動回路88を通して個別にスイッチング制御し、粉砕モータ15・スクレーパーモータ39・撹拌モータ59・ファンモータ73を個別に回転制御する。
粉砕モータ15の位置センサ16はハーネス25およびハーネス84を介して制御回路87に電気的に接続されている。また、スクレーパーモータ39の位置センサ40と撹拌モータ59の位置センサ60とファンモータ73の位置センサ74は処理ケース31内で制御回路87に電気的に接続されており、制御回路87は粉砕モータ15の回転速度〜ファンモータ73の回転速度を位置センサ16からの位置信号〜位置センサ74からの位置信号に基いて検出する。そして、粉砕モータ15の駆動信号〜ファンモータ73の駆動信号を回転速度の検出結果に基いて調整し、粉砕モータ15〜ファンモータ73を目標速度で駆動する。即ち、制御回路87は粉砕モータ15〜ファンモータ73を個別にフィードバック制御するものである。尚、符号89は電源回路81とインバータ回路83と制御回路87とインバータ駆動回路88とから構成されたインバータ装置を示すものであり、インバータ装置89は処理機構2の処理ケース31内に収納され、粉砕モータ15にハーネス25およびハーネス85を介して電気的に接続されている。
制御回路87にはヒータ駆動回路90を介してヒータ76が電気的に接続されている。このヒータ駆動回路90は制御基板に搭載されたものであり、制御回路87はヒータ76をヒータ駆動回路90を通して発熱制御する。また、制御回路87にはバルブ駆動回路91を介して給水弁21が電気的に接続されている。この給水弁21はハーネス84およびハーネス25を介してバルブ駆動回路91に電気的に接続されたものであり、制御回路87はバルブ駆動回路91を通して給水弁21を開閉制御する。
制御回路87には操作スイッチ92が電気的に接続されている。この操作スイッチ92はキッチンの壁面に装着されたものであり、制御回路87は操作スイッチ92のオン操作を検出することに基いて生ごみ処理を開始する。また、制御回路87には水分センサ93および温度センサ94が電気的に接続されている。これら水分センサ93および温度センサ94はバイオ処理槽54に固定されたものであり、制御回路87は水分センサ93からの水分信号および温度センサ94からの温度信号に基いて生ごみの水分率および温度を検出する。
制御回路87のROMには制御プログラムが記録されており、制御回路87のCPUは粉砕モータ15・給水弁21・スクレーパーモータ39・撹拌モータ59・ファンモータ73・ヒータ76を制御プログラムに基いて駆動制御することで生ごみ処理を実行する。以下、生ごみ処理用の制御プログラムについて説明する。
CPUは図7のステップS1で操作スイッチ92が操作されたことを検出すると、ステップS2で粉砕モータ15の駆動信号をインバータ駆動回路88に出力し、ステップS3で給水弁21の駆動信号をバルブ駆動回路91に出力し、ステップS4でスクレーパーモータ39の駆動信号をインバータ駆動回路88に出力する。
CPUはステップS5へ移行すると、粉砕モータ15の回転状態を検出する。この検出処理は位置センサ16からの位置信号に基いて行われるものであり、CPUはステップS5で粉砕モータ15が回転していないことを検出したときにはステップS6へ移行し、スクレーパーモータ39をオフすることで生ごみ処理を中止する。即ち、粉砕機構1の排出管24が処理機構2の取込管32に接続されていないときには処理機構2から粉砕モータ15および給水弁21に駆動電源が印加されず、生ごみの粉砕動作が実行されない。この場合にはスクレーパーモータ39が駆動停止し、生ごみ処理が中止される。
CPUはステップS5で粉砕モータ15が回転していることを検出すると、ステップS7で粉砕時間の経過の有無を判断する。この粉砕時間はホッパー14内の生ごみを粉砕するのに必要な固定的な設定時間を称するものであり、ステップS2で粉砕モータ15を駆動開始することに基いて計測開始される。
CPUはステップS7で粉砕時間が経過したことを検出すると、ステップS8で粉砕モータ15および給水弁21をオフすることに基いて生ごみの粉砕動作を終える。そして、ステップS9へ移行し、運搬時間の経過の有無を判断する。この運搬時間はステップS4でスクレーパーモータ39を駆動開始することに基いて計測開始されるものであり、粉砕機構1から固液分離板34上に散布される固形成分を全てバイオ処理槽54内に回収するのに要する固定的な設定時間(>粉砕時間)を称している。
CPUはステップS9で運搬時間が経過したことを検出すると、ステップS10でスクレーパーモータ39を駆動停止することに基いて粉砕物の運搬動作を終える。そして、ステップS11で撹拌モータ59を駆動することに基いて固形成分の撹拌動作を開始し、ステップS12でファンモータ73およびヒータ76を駆動することに基いて固形成分の乾燥動作を開始する。
CPUはステップS12で固形成分の乾燥動作を開始すると、ステップS13で固形成分の乾燥状態を検出する。この乾燥状態は水分センサ93からの水分信号および温度センサ94からの温度信号に基いて検出されるものであり、CPUはステップS13で水分信号の時間的変化率および温度信号の時間的変化率の双方が設定値より小さくなったことを検出したときには固形成分が乾燥したと判断する。そして、ステップS14で撹拌モータ59を駆動停止し、ステップS15でファンモータ73およびヒータ76を駆動停止し、生ごみ処理を終える。
上記第1実施例によれば、粉砕モータ15を直流モータ(3相DCブラシレスモータ)から構成した。このため、粉砕モータ15を商用交流電源82に接続しただけでは粉砕モータ15が駆動しないので、粉砕機構1の排出管24を下水道に直結して単独使用する違法行為が不能になる。しかも、インバータ装置89を処理機構2内に収納したので、粉砕モータ15を駆動するには処理機構2が必要になる。このため、粉砕機構1および処理機構2がセット使用されるようになるので、生ごみの粉砕物を確実にバイオ処理することが可能になる。
排出管24および取込管32が配管されることに基いてコネクタ27およびコネクタ86を電気的に接続し、粉砕モータ15の給電路を閉成することに基いてインバータ駆動可能に有効化した。このため、排出管24および取込管32の非配管状態で粉砕モータ15を駆動することができなくなるので、この点からも粉砕機構1の排出管24を下水道に直結して使用する違法行為が不能になる。
<第2実施例>
粉砕機構1のホッパー14および処理機構2の処理ケース31には、図8に示すように、ハーネス25およびハーネス84が固定されており、給水弁21はハーネス25およびハーネス84間を接続することに基いて処理機構2のバルブ駆動回路91に電気的に接続され、粉砕モータ15および位置センサ16はインバータ駆動回路88および制御回路87に電気的に接続される。
上記第1〜第2実施例においては、電源回路81・インバータ回路83・制御回路87・インバータ駆動回路88の全てを処理機構2側に設けたが、これに限定されるものではなく、例えば電源回路81・インバータ回路83・制御回路87・インバータ駆動回路88の一部を処理機構2側に設け、残りを粉砕機構1側に設けても良い。この場合、制御回路87は処理機構2側に設けることが好ましい。
<第3実施例>
粉砕機構1の排出管24内には、図9に示すように、シャッタ100が軸101を中心に回動可能に装着されている。このシャッタ100の軸101にはトーションスプリングからなるシャッタスプリング102が装着されており、排出管24に取込管32が配管されていない状態ではシャッタ100がシャッタスプリング102のばね力でストッパ103に接触することに基いて排出管24の出口を閉鎖する閉鎖状態に保持される。また、取込管32にはシャッタ操作部104が固定されており、排出管24に取込管32が配管された状態ではシャッタ100がシャッタ操作部104によって操作されることに基いて排出管24の出口を開放する開放状態に保持される。
上記第3実施例によれば、粉砕機構1の単独使用時には排出管24の出口がシャッタ100によって閉鎖されるので、粉砕機構1から下水道に粉砕物を直接的に流す違法行為が不能になる。このため、粉砕モータ15としてインバータ駆動可能な3相DCブラシレスモータを使用する必要がなくなるのは勿論のこと、インバータ装置89も不要になるので、電気的な構成が簡単になる。
上記第1〜第3実施例においては、処理ケース31内にバイオ処理部4および乾燥処理部5を収納したが、これに限定されるものではなく、例えばバイオ処理部4および乾燥処理部5のいずれか一方を収納し、粉砕物の固形成分をバイオ処理または乾燥処理する構成としても良い。
上記第1〜第3実施例においては、バイオ処理槽54内にバイオ基材としておが屑を投入したが、これに限定されるものではなく、例えば木のチップ・ピートモス・パームピート等の多孔質体を投入しても良い。
粉砕機構の内部構成を示す断面図 電気的構成を示すブロック図 生ごみ処理機の全体構成を示す図 排水管および取込管の外観を示す斜視図 処理機構の内部構成を示す断面図 バイオ処理部の外観を示す斜視図 制御回路の制御内容を示すフローチャート 本発明の第2実施例を示す図3相当図 本発明の第3実施例を示す図(排出管の開閉機構を示す図)
符号の説明
1は粉砕機構、2は処理機構、15は粉砕モータ、24は排出管、32は取込管、89はインバータ装置を示している。

Claims (2)

  1. インバータ駆動可能な粉砕モータを駆動源として生ごみの粉砕動作を行う粉砕機構と、
    前記粉砕機構が粉砕した生ごみから固形成分を抽出して処理する処理機構と、
    前記粉砕モータを駆動するインバータ装置とを備え、
    前記インバータ装置は、一部の回路部品または全ての回路部品が前記処理機構側に設けられていることを特徴とする生ごみ処理機。
  2. 前記粉砕機構に設けられ、生ごみの粉砕物を排出する排出管と、
    前記処理機構に設けられ、前記排出管から排出される粉砕物を取込む取込管とを備え、
    前記粉砕モータは、前記排出管および前記取込管の配管状態でインバータ駆動可能に有効化されることを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理機。

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