JP2005211239A - 居眠り検出器、居眠り防止装置及び自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバの眼球の撮像の有無に拘わらず居眠りが生じるか否かを簡便に検出し得る廉価な居眠り検出器、居眠り防止装置及び居眠り防止装置を搭載した自動車を提供する。
【解決手段】本体1の受信部15は、送受信部22が送信した脈波信号を受信した場合、それを内部の制御部に与え、制御部は、脈波信号に基いて、ドライバの血圧(上値・下値)及び脈拍を演算する。制御部は、与えられた入力番号に対応する平均脈拍の値・平均血圧の値を記憶部から読み出し、読み出した両値と、演算して得られた脈拍の値・血圧の値とをそれぞれ比較し、後者が前者より所定値以上低い場合、居眠りが生じると判断して、バイブレータ3,3を起動させる起動信号を送信部17から送信させ、スピーカに警報音・警告音声を出力させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザに居眠りが生じるか否かを検出する居眠り検出器、及び該居眠り検出器を用いてユーザに居眠りが生じることを防止する居眠り防止装置、並びにこの居眠り防止装置を搭載した自動車に関する。
自動車を運転する場合、ドライバの居眠りによって重大事故が発生するため、ドライバの居眠りの有無を検出して、居眠りが生じると判断した場合、ドライバを覚醒させる居眠り防止装置が開発されている。
かかる居眠り防止装置として、後述する特許文献1には次のようなものが開示されている。即ち、居眠り防止装置は、ドライバの顔面を撮像するCCDカメラと、該CCDカメラによって撮像して得た画像データを取り込んで、ドライバに居眠りが生じているか否かを判定する本体と、居眠りが生じると判定した場合、刺激臭を噴射するボンベと、CCDカメラが撮像した画像を表示する表示器とを備えている。
このような装置によってドライバの居眠りを防止するには、予め、ドライバは表示器を視認しつつ、CCDカメラの撮像領域を自己の顔面の眼球を中心とする適宜領域に調整しておく。本体は、CCDカメラから適宜の間隔で画像データを読み込み、画像データを読み込む都度、ドライバの視線の変化速度を求め、求めた視線の変化速度が予め設定された閾値未満であるか否かを判断する。そして、本体は、ドライバの視線の変化速度が予め設定された閾値未満であると判断した場合、同じ判断結果となる画像データが連続して取り込まれる時間を計時し、計時した時間が予め定めた時間を超えた場合、ドライバに居眠りが生じると判断してボンベを開にし、刺激臭を有するガス(アリルイソチオシアナートガス)をドライバの鼻へ向けて噴出させる。
特開2002−370559号公報(図1)
しかしながら、従来の居眠り防止装置にあっては、ドライバを撮像するCCDカメラ、及び撮像領域を調整するための表示器を要するため、装置コストが高いという問題があった。また、サングラスといった有色の眼鏡をドライバが着用している場合、CCDカメラによってドライバの眼球を撮像することができないため、居眠りを検出することができず、更に、複数のドライバが交代で運転する場合、ドライバが交代する都度、当該ドライバに応じて、CCDカメラの撮像領域を調整する手間を要するという問題もあった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、ドライバの眼球の撮像の有無に拘わらず居眠りが生じるか否かを簡便に検出し得る廉価な居眠り検出器、及び該居眠り検出器を備える居眠り防止装置、並びに居眠り防止装置を搭載した自動車を提供する。
請求項1記載の居眠り検出器は、ユーザの脈波を検出する脈波センサと、この脈波センサが検出した脈波に基いてユーザに居眠りが生じるか否かを判断する判断手段とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の居眠り検出器は、ユーザの血圧の値及び/又は脈拍の値を入力する入力手段と、入力された血圧の値及び/又は脈拍の値を記憶する記憶手段とを更に備え、前記判断手段は、脈波センサが検出した脈波に基いてユーザの血圧の値を演算する手段及び/又は前記脈波に基いてユーザの脈拍の値を演算する手段と、記憶した血圧の値と演算した血圧の値との比較結果及び/又は記憶した脈拍の値と演算した脈拍の値との比較結果を用いて、ユーザに居眠りが生じるか否かを判定する手段とを具備することを特徴とする。
請求項3記載の居眠り検出器は、前記脈波センサが検出した脈波に係る信号を無線送信する送信手段と、この送信手段から送信された前記信号を受信する受信手段とを更に備え、受信手段は、受信した前記信号を前記判断手段に与えるようにしてあることを特徴とする。
請求項4記載の居眠り防止装置は、請求項1から3のいずれかに記載の居眠り検出器と、この居眠り検出器によってユーザに居眠りが生じることが検出された場合、ユーザに刺激を与える手段とを備えることを特徴とする。
請求項5記載の自動車は、請求項4記載の居眠り防止装置が搭載してあることを特徴とする。
請求項6記載の自動車は、前記居眠り防止装置に具備された脈波センサがハンドルに配設してあることを特徴とする。
請求項1記載の居眠り検出器では、ユーザの脈波を検出する脈波センサと、この脈波センサが検出した脈波に基いてユーザに居眠りが生じるか否かを判断する判断手段とを備えるため、撮像装置を要せず、従ってドライバの眼球の撮像の有無に拘わらず居眠りが生じるか否かを簡便に検出し得るのに加え、部品コストを低減させることができる。
請求項2記載の居眠り検出器では、ユーザの血圧の値及び/又は脈拍の値を入力する入力手段と、入力された血圧の値及び/又は脈拍の値を記憶する記憶手段とを更に備え、前記判断手段は、脈波センサが検出した脈波に基いてユーザの血圧の値を演算する手段及び/又は前記脈波に基いてユーザの脈拍の値を演算する手段と、記憶した血圧の値と演算した血圧の値との比較結果及び/又は記憶した脈拍の値と演算した脈拍の値との比較結果を用いて、ユーザに居眠りが生じるか否かを判定する手段とを具備するため、当該ユーザに応じて居眠りが生じるか否かの判断を精度良く行うことができる。
請求項3記載の居眠り検出器では、前記脈波センサが検出した脈波に係る信号を無線送信する送信手段と、この送信手段から送信された前記信号を受信する受信手段とを更に備え、受信手段は、受信した前記信号を前記判断手段に与えるようにしてあるため、配線の困難な個所、又は配線によって安全性が損なわれる虞がある個所にも脈波センサを設置することができる。
請求項4記載の居眠り防止装置では、請求項1から3のいずれかに記載の居眠り検出器と、この居眠り検出器によってユーザに居眠りが生じることが検出された場合、ユーザに刺激を与える手段とを備えるため、撮像装置を要せず、従ってドライバの眼球の撮像の有無に拘わらず居眠りが生じるか否かを簡便に検出し得るのに加え、部品コストを低減させることができ、また、ユーザに刺激を与えることによって確実にユーザの居眠りを防止することができる。また、当該ユーザに応じて居眠りが生じるか否かの判断を精度良く行うことができる。更に、配線の困難な個所、又は配線によって安全性が損なわれる虞がある個所にも脈波センサを設置することができる。
請求項5記載の自動車では、請求項4記載の居眠り防止装置が搭載してあるため、前同様、撮像装置を要せず、従ってドライバの眼球の撮像の有無に拘わらず居眠りが生じるか否かを簡便に検出し得るのに加え、部品コストを低減させることができ、また、ユーザに刺激を与えることによって確実にユーザの居眠りを防止することができる。また、当該ユーザに応じて居眠りが生じるか否かの判断を精度良く行うことができる。更に、配線の困難な個所、又は配線によって安全性が損なわれる虞がある個所にも脈波センサを設置することができる。
請求項6記載の自動車では、前記居眠り防止装置に具備された脈波センサがハンドルに配設してあるため、ユーザたるドライバの脈波を容易・確実に検出することができるのに加え、ドライバが脈波センサを着脱する必要がないため、ドライバに負担がかからない。
本発明に係る居眠り検出器は、ユーザの脈波を検出する脈波センサと、この脈波センサが検出した脈波に基いてユーザに居眠りが生じるか否かを判断する判断手段とを備える。この脈波センサとしては、例えば、水の吸収帯の波長光を出射する発光素子、及び該発光素子から出射されユーザで反射された光又はユーザを透過した光が入射され、その入射光の光量に応じた電気信号に変換して出力する受光素子によって構成することができる。
また、居眠り検出器は、ユーザの血圧の値及び/又は脈拍の値を入力する入力手段と、入力された血圧の値及び/又は脈拍の値を記憶する記憶手段とを更に備えており、ユーザが前記入力手段によって、本人の平均血圧の値及び/又は平均脈拍の値を入力すると、記憶手段はその値を記憶する。前述した判断手段は、例えば、脈波センサが検出した脈波から血圧に係る特徴量を抽出し、抽出した特徴量を用いてユーザの血圧の値を演算し、及び/又は、前記脈波の周期からユーザの脈拍の値を演算する。そして、判断手段は、例えば演算した血圧の値が記憶した血圧の値より低く、及び/又は、演算した脈拍の値が記憶した脈拍の値より低い場合、ユーザに居眠りが生じると判定する。
一方、居眠り検出器は、脈波センサが検出した脈波に係る信号を無線送信する送信手段と、この送信手段から送信された前記信号を受信する受信手段とを更に備えており、受信手段は、受信した前記信号を前記判断手段に与えるようにしてある。これによって、配線の困難な個所、又は配線によって安全性が損なわれる虞がある個所にも脈波センサを設置することができる。
また、本発明に係る居眠り防止装置は、前述した居眠り検出器と、この居眠り検出器によってユーザに居眠りが生じることが検出された場合、即ち、居眠り検出器に具備された判断手段によってユーザに居眠りが生じると判断された場合、ユーザに刺激を与える手段とを備える。このユーザに刺激を与える手段としては、触覚的刺激、聴覚的刺激、臭覚的刺激等を与えるものであればよい。
また、本発明に係る自動車は、前述した居眠り防止装置が搭載してある。この場合、ユーザに刺激を与える手段としては、窓開閉装置を駆動させて、窓を少しの間だけ開させる手段、エアコンディショナを駆動させて、車内温度を少し低下させる手段等でもよい。
一方、居眠り防止装置に具備された脈波センサをハンドルに配設することができる。これによって、ユーザたるドライバの脈波を容易・確実に検出することができるのに加え、ドライバが脈波センサを着脱する必要がないため、ドライバに負担がかからない。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る自動車を示す部分斜視図であり、図中、51は運転席、52は助手席である。運転席51及び助手席52の前方にはインストルメントパネル(以後、インパネという)53が配設してあり、インパネ53の運転席51に対向する部分には、スピードメータ、タコメータ等を備える計器部54が配設してある。計器部54と運転席51との間には、操舵杆の先端に連結した環状のハンドル55が回動自在に配設してあり、操舵杆の先端近傍からインパネ53に亘る部分には、カバー部材56が外嵌してある。このカバー部材56近傍の適宜位置にイグニッションキーを挿入するシリンダ(図示せず)が回動自在に設けてある。
運転席51と助手席52との間にはセンターコンソール57が配設してあり、運転席51の斜め前方であってセンターコンソール57の前方には変速レバー58が配設してある。変速レバー58の前方、即ちインパネ53の中央部分には、エアコンディショナ、オーディオ機器等を操作する複数の操作ボタン60,60,…、温冷風の吹出し口59、液晶モニタ等の表示器61等が配設してある。
前述したハンドル55の例えば略2時方向の部分及び略10時方向の部分にはそれぞれ、ハンドル55を握ったドライバの指部の脈波を検出する脈波検出器2,2のセンサ部21,21が設けてある。センサ部21,21は、水の吸収帯の波長光を出射する1又は複数の発光素子、及び該発光素子から出射されハンドル55を握ったドライバの指部で反射された光をその光量に応じた電気信号に変換する1又は複数の受光素子をハンドル55中に埋設してなり、脈波検出器2,2は、センサ部21,21の受光素子から出力された電気信号を脈波信号として、ハンドル55の適宜位置(例えば、センタ位置)に配設した送受信部22から赤外線光等を用いた無線通信により、ドライバに居眠りが生じるか否かを判断する本体1へ送信する。
なお、本実施例では、ハンドル55の略2時方向の部分及び略10時方向の部分にセンサ部21,21が配設してあるが、本発明はこれに限らず、ドライバに応じてハンドル55の適宜の位置に配設すればよいことはいうまでもない。
本体1は、殻状の筐体10の適宜位置に、前記送受信部22から送信された脈波信号を受信する受信部15、数字・記号等を表示する表示部16、ドライバの覚醒時の平均脈拍・平均血圧(上値・下値)及び入力番号等を入力する入力ボタン部12、並びに前記送受信部22へ起動信号を送信する送信部17等を設けてなり、筐体10の内部には、警報音及び警告音声等を出力するスピーカ、前記送信部17からの起動信号の送信及び前記スピーカによる出力等を制御する制御部等が配設してある。
なお、本体1は、車内の適宜位置に配設すればよいが、例えば図1に示した如く、インパネ53の中央位置上、又は操舵杆のカバー部材56上に取付けることができる。
前述したハンドル55のセンサ部21,21が設けてある部分には、当該ハンドル55を握ったドライバの手のひらに振動を与えるバイブレータ3,3も埋設してあり、本体1の送信部17から送信された起動信号を送受信部22が受信した場合、バイブレータ3,3が所定時間(例えば数秒間)だけ作動するようになっている。
図2は、図1に示した本体1の構成を示すブロック図である。なお、図中、図1に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してある。図2に示した如く、入力ボタン部12によってドライバの覚醒時の平均脈拍の値・平均血圧の値が入力されると、CPU等を用いてなる制御部11は、両値を入力番号別に記憶部13に記憶させるようになっている。
一方、受信部15は、前述した送受信部22(図1参照)が送信した脈波信号を受信した場合、それを制御部11に与えるようにしてある。制御部11は、受信部15から脈波信号が与えられると、当該脈波信号からドライバの血圧に係る特徴量を抽出し、得られた特徴量を用いて、当該ドライバの血圧(上値・下値)を演算する。また、制御部11は、受信部15から与えられた脈波の周期から当該ドライバの脈拍を演算し、演算した脈拍及び演算した血圧(上値・下値)を表示部16に交互に表示させる。これによって、ドライバは自己の健康管理をすることもできる。
制御部11には、前記入力ボタン部12から入力番号が予め与えられており、制御部11は、与えられた入力番号に対応して記憶した平均脈拍の値・平均血圧の値を記憶部13から読み出し、読み出した両値と、前述した如く演算して得られた脈拍の値・血圧の値とをそれぞれ比較し、後者が前者より所定値以上低い場合、居眠りが生じると判断して、バイブレータ3,3を起動させる起動信号を送信部17から送信させ、並びに/又はスピーカ14に警報音及び/若しくは警告音声を出力させるようになっている。これによって、ドライバを覚醒させて、居眠りが生じることを防止することができる。
なお、本実施例では、バイブレータ3,3による触覚的刺激及び/又はスピーカ14による聴覚的刺激によってドライバを覚醒させるようにしてあるが、本発明はこれに限らず、図2に示した如く、本体1に噴霧器18を内蔵させておき、該噴霧器18から刺激臭ガスを噴霧し、その嗅覚的刺激によってドライバを覚醒させるようにしてもよい。また、バイブレータ3,3を運転席51の適宜位置に配設するようにしてもよく、運転席51のドア内及び/又は助手席52(共に図1参照)のドア内に設けてある窓開閉機を作動させて窓を適宜開口まで開させるようにしてもよく、送風機を作動させてドライバへ送風するようにしてもよく、更に、エアコンディショナを作動させて車内温度を低下させるようにしてもよい。
図3から図5は、図2に示した制御部11による居眠り防止の手順を示すフローチャートである。なお、図2に示した記憶部 には複数の入力番号別に複数のドライバに係る平均血圧の値(上値・下値)及び平均脈拍の値が予め記憶させてあるものとする。
図3から図5に示した如く、制御部11は、自動車のイグニッションキーがオンの位置に回動されるまで待機し(ステップS1)、イグニッションキーがオンの位置に回動された場合、入力ボタン部12から入力番号が入力されたか否かを判断する(ステップS2)。制御部11は、入力番号が入力されていないと判断した場合、その入力を催促する音声をスピーカ14から出力させて(ステップS3)、ステップS2へ戻る。
なお、記憶部13にドライバに係る平均血圧及び平均脈拍が記憶されていない場合、制御部11は、平均血圧及び平均脈拍の入力を促す音声をスピーカ14から出力させるようになっている。一方、記憶部13に平均血圧及び平均脈拍を記憶させていないドライバが運転する場合、当該ドライバの覚醒時の平均脈拍・平均血圧(上値・下値)及び入力番号を記憶部13に予め記憶させておく。
制御部11は、ステップS2で、入力番号が入力されたと判断した場合、記憶部13から当該入力番号に対応して記憶された平均血圧の値及び平均脈拍の値を読み出す(ステップS5)一方、受信部15から与えられた脈波信号を所定時間だけ取り込む(ステップS6)。制御部11は、取り込んだ脈波信号からドライバの血圧に係る特徴量を抽出し、得られた特徴量を用いて、当該ドライバの血圧(上値・下値)を演算する(ステップS7)。また、制御部11は、受信部15から与えられた脈波の周期から、当該ドライバの脈拍を演算し(ステップS8)、演算した血圧の値(上値・下値)及び脈拍の値を表示部16に、例えば交互に表示させる(ステップS9)。
次に、制御部11は、演算した血圧の値(上値b1、下値b2)が読み出した血圧の値(上値a1、下値a2)未満であるか否かを判断し(ステップS10)、そうでない場合、イグニッションキーがオフの位置に回動されたか否かを判断し(ステップS20)、そうでない場合、ステップS6へ戻る。
一方、制御部11には、血圧に係る閾値(例えば、上値については13.3×102〜33.3×102Paの範囲内の適宜の値、下値については6.7×102〜26.7×102Paの範囲内の適宜の値)、及び脈拍に係る閾値(例えば、10〜20回の範囲内の適宜の値)が予め設定してあり、制御部11は、演算した血圧の値が読み出した血圧の値未満である場合、(a1−b1)の絶対値及び(a2−b2)の絶対値が、対応する閾値よりそれぞれ大きいか否かを判断し(ステップS11)、そうでない場合、ステップS20へ移って、イグニッションキーがオフの位置に回動されたか否かを判断し、そうでない場合、ステップS6へ戻る。
一方、制御部11は、ステップS11で、(a1−b1)の絶対値及び(a2−b2)の絶対値が、対応する閾値よりそれぞれ大きいと判断した場合、演算した脈拍の値(d)が読み出した脈拍の値(c)未満であるか否かを判断し(ステップS12)、そうでない場合、ステップS20へ移って、イグニッションキーがオフの位置に回動されたか否かを判断し、そうでない場合、ステップS6へ戻る。他方、制御部11は、演算した脈拍の値(c)が読み出した脈拍の値(d)未満である場合、(c−d)の絶対値が脈拍に係る閾値より大きいか否かを判断し(ステップS13)、そうでない場合、前同様ステップS20へ移って、イグニッションキーがオフの位置に回動されたか否かを判断し、そうでない場合、ステップS6へ戻る。
これに対し、制御部11は、(c−d)の絶対値が脈拍に係る閾値より大きい場合、ドライバに居眠りが生じると判定して、バイブレータ3,3(図1参照)を起動させる起動信号を送信部17から送信させると共に、計時を開始し(ステップS30,S31)、起動させたバイブレータ3,3が停止するまでの所定時間だけ経過したか否かを判断する(ステップS32)。制御部11は、所定時間経過したと判断した場合、前述したステップS6からステップS13までの操作と同じ操作をそれぞれ実行して(ステップS40〜ステップS47)、ドライバが覚醒しているか否かを判断する。
即ち、制御部11は、ステップS44で、演算した血圧の値(上値b1、下値b2)が読み出した血圧の値(上値a1、下値a2)以上であると判断した場合、ステップS45で、(a1−b1)の絶対値及び(a2−b2)の絶対値が、対応する閾値以下であると判断した場合、ステップS46で、演算した脈拍の値(c)が読み出した脈拍の値(d)以上であると判断した場合、及びステップS47で、(c−d)の絶対値が脈拍に係る閾値以下であると判断した場合、ドライバは覚醒していると判断してステップS20へ戻る。
一方、制御部11は、ステップS40〜ステップS47の操作を実行して、ドライバが覚醒していない、即ち、居眠りが生じると判断した場合、更に、スピーカ14から、警報音・警告音声を出力させて(ステップS50)、ステップS40へ戻り、ドライバが覚醒していると判断するまで、ステップS40からステップS50までの操作を繰り返す。
そして、制御部11は、ステップS6からステップS50までの操作を、ステップS20で、イグニッションキーがオフの位置に回動されたと判断するまで繰り返すことによって、エンジンが作動中、ドライバに居眠りが生じることを検出・防止する。
なお、本実施例では、より正確に判断すべく、脈波検出器2,2で検出した脈波を用いて求めた血圧及び脈拍に基いて、ドライバに居眠りが生じるか否かを判断するようにしてあるが、本発明はこれに限らず、当該判断を、脈波を用いて求めた血圧に基いて、又は脈波を用いて求めた脈拍に基いて行うようにしてもよい。
また、本実施例は、自動車に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、鉄道車両、船舶又は航空機等の乗り物の運転、及び、クレーン又は製造ラインのコントロール室における監視・制御作業等、長時間の作業を行う作業者の居眠り防止にも適用し得ることはいうまでもない。
本発明に係る自動車を示す部分斜視図である。 図1に示した本体の構成を示すブロック図である。 図2に示した制御部による居眠り防止の手順を示すフローチャートである。 図2に示した制御部による居眠り防止の手順を示すフローチャートである。 図2に示した制御部による居眠り防止の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 本体
2 脈波検出器
3 バイブレータ
10 本体
12 入力ボタン部
13 記憶部
15 受信部
16 表示部
17 送信部
21 センサ部
22 送受信部

Claims (6)

  1. ユーザの脈波を検出する脈波センサと、この脈波センサが検出した脈波に基いてユーザに居眠りが生じるか否かを判断する判断手段とを備えることを特徴とする居眠り検出器。
  2. ユーザの血圧の値及び/又は脈拍の値を入力する入力手段と、入力された血圧の値及び/又は脈拍の値を記憶する記憶手段とを更に備え、前記判断手段は、脈波センサが検出した脈波に基いてユーザの血圧の値を演算する手段及び/又は前記脈波に基いてユーザの脈拍の値を演算する手段と、記憶した血圧の値と演算した血圧の値との比較結果及び/又は記憶した脈拍の値と演算した脈拍の値との比較結果を用いて、ユーザに居眠りが生じるか否かを判定する手段とを具備する請求項1記載の居眠り検出器。
  3. 前記脈波センサが検出した脈波に係る信号を無線送信する送信手段と、この送信手段から送信された前記信号を受信する受信手段とを更に備え、受信手段は、受信した前記信号を前記判断手段に与えるようにしてある請求項1又は2記載の居眠り検出器。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の居眠り検出器と、この居眠り検出器によってユーザに居眠りが生じることが検出された場合、ユーザに刺激を与える手段とを備えることを特徴とする居眠り防止装置。
  5. 請求項4記載の居眠り防止装置が搭載してあることを特徴とする自動車。
  6. 前記居眠り防止装置に具備された脈波センサがハンドルに配設してある請求項5記載の自動車。
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