JP2005210198A - 制御システム、制御装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

制御システム、制御装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本来、基地局装置とモニタ装置とが1対1の関係であることを前提とするAVシステムについて、1つの基地局装置と複数のモニタ装置から成るAVシステムとして使用する場合において、例えば各モニタ装置が基地局のコントロールが可能であることにより生じる混乱などの不具合を解消して、問題なく使用できるようにする。
【解決手段】複数のモニタ装置のうち特定のモニタ装置に対してのみ制御権を与えることとする。そして、モニタ装置にはこの制御権の有無として、自身がマスターとして機能するものであるか否かについての設定を行うこととしている。そして、モニタ装置において、基地局装置を制御するための制御コマンドの送受信を要求した場合には、このモニタ装置のコマンド送受信ミドルウェアは、マスターとして設定されている場合にのみ、上記要求に応答した制御コマンドの送受信を実行する。これにより、基地局装置をコントロール可能なのは、マスターとして設定されているモニタ装置のみとすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、制御装置と被制御装置とからなる制御システムと、この制御システムを構成する制御装置に関する。また、この制御装置に適用される制御方法、及びこの制御装置が実行すべきプログラムに関する。
先に本出願人は、例えばAV(Audio Video)システムとして、基地局装置とモニタ装置とを無線通信により接続するように構成したものを提案している。
このAVシステムの基地局装置は、例えばテレビジョン放送のチューナを備えることで、テレビジョン放送信号を受信選局して映像/音声信号に復調することができるようになっている。また、例えば映像/音声信号入力端子などを備えることで外部映像/音声ソースの入力機能を有する。そして、例えばこのようにして得られた映像/音声情報を圧縮符号化した映像/音声データの形式に変換して無線により送信出力することが可能とされる。
また、基地局装置は、イーサネット(Ethernet 登録商標)対応のデバイス、モデムを備えていることで、インターネットなどのネットワークと接続することも可能とされている。そして、例えばインターネットを介して受信したWebサイトのデータを画像として表示させるブラウザ機能、及び電子メールの機能も有しており、このブラウザ機能によって得られたブラウザ画像の情報や、メールアプリケーションの表示データも、圧縮ビデオデータとして送信出力できるようになっている。
モニタ装置は、例えば室内において持ち歩きが可能な程度の小型のサイズを有しているものとされる。そして、基地局装置から無線送信されてくる映像/音声データをデコードして、画像表示及び音声出力を行うようにされる。
ここで、例えばテレビジョン放送の選局や映像/音声ソースの選択などをはじめとした、各種の基地局装置側をコントロール(制御)するための操作も、モニタ装置側で行えるようになっており、その操作情報が基地局装置に送信されるようになっている。基地局装置では、受信した操作情報に応じて、例えば選局チャンネルが切り換わるようにチューナに対する制御を実行したり、また、映像/音声ソースの入力切り換えを行うようにされる。
また、ブラウザ画面に対する操作やメールに関する操作も、このモニタ装置側で行えるようになっており、その操作情報が基地局装置に送信されるようになっている。基地局装置側では、受信した操作情報に応じて、ブラウザやメールのアプリケーションが動作する。これにより、AVシステムとしては、インターネットの閲覧やメールの送受信も可能となる。
このようなAVシステムであれば、ユーザは、例えば室内においてモニタ装置を持ち歩き、任意の場所に設置することができる。つまり、通信可能な範囲内である限りは、自由な場所でテレビジョン放送や、基地局装置に入力される映像/音声情報などのコンテンツを視聴することができる。
また、現状において、このAVシステムは1つの基地局装置と、1つのモニタ装置とが対となる構成としてユーザに提供されている。つまり、このAVシステム構成を模式的に示せば、図12に示すようにして、基地局装置1からは映像/音声データをモニタ装置2に対して無線通信により送信する。また、上記したように、例えばモニタ装置2側にて行われる、チューナの選局チャンネル切り換え、インターネット関連のアプリケーションの操作などに応じて、例えばモニタ装置2と基地局装置1との間でコマンド送受信が行われ、これに応答するようにして、基地局装置1が所要の動作を実行する。つまり、概念的には、モニタ装置2側から無線通信経由で制御情報を出力するようにされることで、基地局装置1の動作をコントロールすることができる。
特開平7−298368号公報
ところで、上記したようなAVシステムを、例えば販売店などで陳列してデモンストレーションを行うような状況を考えてみた場合には、実際にユーザが映像/音声データのコンテンツを視聴し、操作を行うモニタ装置のほうを複数陳列して、より強いアピールを行おうとすることが考えられる。この場合において、例えばこれら複数のモニタ装置には同じ映像/音声を出力させておけばよいと考えた場合には、これらのモニタ装置に対して映像/音声データを送信する基地局装置としては1つでよいということになる。つまり、これまでに説明してきているAVシステムは、使用方法によっては、1つの基地局装置に対して複数のモニタ装置を組み合わせた構成とすることが考えられるものである。
しかしながら、この場合において、これまでの1対1での対応接続を前提とした構成による基地局装置とモニタ装置とにより、上記したような1つの基地局装置と複数のモニタ装置とから成るAVシステムを構成した場合においては、次のようなことが問題となる。
ここで図13には、1つの基地局装置1と複数のモニタ装置2−1〜2−nとから成るAVシステムが示されている。このようなシステムにおいて、上記のようにして、モニタ装2−1〜2−nのそれぞれにより出力させる映像/音声は同じでよいということにすれば、基地局装置1としては、送信モードとして例えばマルチキャストを設定してモニタ装2−1〜2−nに対して、映像/音声データを同時送信するように構成すればよい。
これに対して、モニタ装置2側からの基地局装置1に対するコントロールについては、モニタ装置2と基地局装置1とが本来1対1の関係によるシステムであることを前提としている以上、モニタ装置2−1〜2−nのそれぞれが制御コマンドを送信可能なものとして構成されていることになる。従って、全てのモニタ装置2が基地局装置1をコントロールできることになる。
このことを、例えば上記したように、販売店などでモニタ装置を陳列してデモンストレーションを行う場合に対応させて考えてみると、次のような不都合が生じる。ここで、例えば陳列されている複数のモニタ装置2のそれぞれを、購買客が試しに使っているような状況であるとする。この場合、各モニタ装置を試用している購買客のいずれも、モニタ装置に対して操作をしたとすれば、この操作に応じて基地局装置1がコントロールされることになる。具体例として、或るモニタ装置を使用している購買客がテレビジョン放送のチャンネルを切り換えるための操作を行ったとすれば、この操作に応じて基地局装置1では、受信選局チャンネルを切り換えて、この切り換えたチャンネルの映像/音声データを、モニタ装置2−1〜2−nのそれぞれに対して送信出力する。これは、例えば他のモニタ装置2を使用しているユーザにとってみれば、自分が何も操作していないのに、不意にモニタ装置2から出力される映像/音声として、テレビジョン放送のチャンネルが切り換わってしまっているということになり、いたずらに混乱を招くおそれがある。
つまり、1つの基地局装置と複数のモニタ装置から成るAVシステムを構築しようとした場合において、これら複数のモニタ装置の全てが共通の基地局装置に対するコントロールが可能とされるままでは、例えば上記したようなことをはじめ、使用上での不具合、問題を生むことがある。そこで、このような不具合、不都合が解消されて、1つの基地局装置と複数のモニタ装置から成るAVシステムが問題なく使用できるようにすることが必要になってくる。
そこで本発明は上記した課題を考慮して、制御システムとして次のように構成することとした。
本発明の制御システムは1つの被制御装置と、複数の制御装置とからなる。
そして、被制御装置と制御装置との間での通信を行う通信手段と、制御装置により被制御装置を制御するための制御コマンド送受信を通信手段を利用して実行するようにされた制御コマンド送受信手段と、この制御コマンド送受信手段に対して、所要の制御コマンドの送受信の実行を要求する要求手段と、複数の制御装置のうちで特定の制御装置に与えられる制御権の有無を制御装置ごとに設定する設定手段とを備える。
また、制御装置において、設定手段により制御権が有るものとして設定されているときには、要求手段の要求に応じた制御コマンド送受信手段による制御コマンドの送受信を実行させ、設定手段により制御権が有るものとして設定されていないときは、要求手段の要求に応じた制御コマンド送受信手段による制御コマンドの送受信を実行させないように制御するコマンド送受信制御手段を備えることとした。
また、制御装置として次のように構成することとした。
つまり、被制御装置との間での通信を行う通信手段と、被制御装置を制御するための制御コマンド送受信を通信手段を利用して実行するようにされた制御コマンド送受信手段と、この制御コマンド送受信手段に対して、所要の制御コマンドの送受信の実行を要求する要求手段と、被制御装置と対の関係となる複数の制御装置のうちで特定の制御装置に与えられる制御権の有無を設定する設定手段と、この設定手段により制御権が有るものとして設定されているときには、要求手段の要求に応じた制御コマンド送受信手段による制御コマンドの送受信を実行させ、設定手段により制御権が有るものとして設定されていないときは、要求手段の要求に応じた制御コマンド送受信手段による制御コマンドの送受信を実行させないように制御するコマンド送受信制御手段を備えることとした。
また、制御方法として次のように構成することとした。
つまり、被制御装置を制御するための、被制御装置との間での制御コマンド送受信を実行する制御コマンド送受信処理と、この制御コマンド送受信処理に対して、所要の上記制御コマンドの送受信の実行を要求する要求処理と、被制御装置と対の関係となる複数の制御装置のうちで特定の制御装置に与えられる制御権の有無を設定する設定処理と、この設定処理により制御権が有るものとして設定されているときには、要求処理の要求に応じた制御コマンド送受信処理による制御コマンドの送受信を実行させ、設定処理により制御権が有るものとして設定されていないときは、要求処理の要求に応じた制御コマンド送受信処理による制御コマンドの送受信を実行させないように制御するコマンド送受信制御処理とを実行するように構成することとした。
また、プログラムとしては、被制御装置を制御するための、被制御装置との間での制御コマンド送受信を実行する制御コマンド送受信処理と、この制御コマンド送受信処理に対して、所要の上記制御コマンドの送受信の実行を要求する要求処理と、被制御装置と対の関係となる複数の制御装置のうちで特定の制御装置に与えられる制御権の有無を設定する設定処理と、この設定処理により制御権が有るものとして設定されているときには、要求処理の要求に応じた制御コマンド送受信処理による制御コマンドの送受信を実行させ、設定処理により制御権が有るものとして設定されていないときは、要求処理の要求に応じた制御コマンド送受信処理による制御コマンドの送受信を実行させないように制御するコマンド送受信制御処理とを制御装置に実行させるように構成することとした。
上記各構成は、1つの被制御装置と複数の制御装置からなるシステム構築を行うことを前提としているといえる。そのうえで、複数の制御装置のうち特定の制御装置に対してのみ制御権を与えることとしており、制御装置にはこの制御権の有無を設定することとしている。そして、制御装置において、被制御装置を制御するための制御コマンドの送受信を要求した場合には、上記制御権が有るとして設定されている場合にのみ、この要求に応答した制御コマンドの送受信を実行して、被制御装置をコントロールすることが可能となる。
このようにして、本発明としては、1つの被制御装置と複数の制御装置からなるシステム構築を行う場合において、複数の制御装置ごとに制御権の有無についての設定をしておくことで、以降は、制御権を有する制御装置のみが被制御装置のコントロールを可能な環境を作ることができる。そして、これにより、1つの被制御装置と複数の制御装置からなるシステムを実際に使用する場合において生じ得る不都合、不具合などを回避することができ、このシステムを円滑に使用することが可能となるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)についての説明を行っていくこととする。ここでの実施の形態としては、例えば家屋などの屋内で使用されることを前提とし、映像/音声データを送出する基地局装置と、基地局装置から送出された映像/音声データを受信して画像/音声として出力可能なモニタ装置とを、無線通信により接続するように構成したAV(Audio Video)システムを例に挙げることとする。また、このAVシステムでは、モニタ装置側で、基地局装置をコントロール可能とされている。つまり、基地局装置が本発明としての被制御情報に対応し、モニタ装置が本発明としての情報受信装置に対応する。
図1は本実施の形態としてのAVシステムの構成概念を模式的に示している。なお、本実施の形態のAVシステムとしては、1つの基地局装置に対して複数のモニタ装置が対応する関係による装置構成となるが、ここでは説明を簡単にするために、AVシステムの最も基本的な構成として、1つのモニタ装置に対して1つの基地局装置を対応させた場合を示している。
本実施の形態のAVシステムは、図1に示される基地局装置1とモニタ装置2から成るもので、例えば家庭の屋内で用いられる。この基地局装置1とモニタ装置2は、以降説明するように、相互に通信を行うことが可能とされている。
基地局装置1は、例えば家庭の屋内にてしかるべき場所に対して固定的に設置される。そして、テレビジョン放送を受信選局して復調して映像/音声情報を得る機能を有している。
このため、基地局装置1は、テレビジョン放送受信機能に対応してテレビジョン放送受信用のアンテナANTを接続可能とされている。そして、アンテナANTより受信した放送信号について選局及び復調を行ってテレビジョン信号としての映像/音声情報を得る。そして、このテレビジョン信号については、所定方式により圧縮符号化された映像/音声データに変換する。
また、本実施の形態の基地局装置1は、例えばビデオ入力端子も備えており、例えば外部AV機器からこのビデオ入力端子に入力されたビデオ/オーディオ信号についても映像/音声情報として取得して、上記と同様に、圧縮符号化した映像/音声データに変換可能とされている。
さらに基地局装置1は、インターネット(ネットワーク)接続機能も有している。これにより、基地局装置1は、例えばインターネットに接続することで、インターネット上のWebサイトにアクセスしたり、また、電子メールの送受信等も行うことが可能とされる。このために、基地局装置1は、Webサイトを閲覧し、また、電子メールの作成、送受信などを行う、いわゆる、Webブラウザ、メーラなどといわれるアプリケーションソフトウェアがインストールされている。
そして、基地局装置1では、上記Webブラウザ、メーラなどのインターフェイス画像をテレビジョン信号として生成する。そして、上記したテレビジョン放送の映像信号に代えて出力したり、また、テレビジョン放送の映像信号データと合成することが可能とされている。また、このようにして生成された映像信号も、圧縮符号化された映像/音声データの映像データに変換可能とされている
そして、基地局装置1からは、上記のようにして得た圧縮符号化された映像/音声データを、先ず、無線により電波として送信出力可能とされている。つまり、基地局装置1では、受信選局したテレビジョン放送の画像、AV機器から入力された映像/音声、及びインターネット画像を含むインターフェイス画像としての画像情報などの各種コンテンツ情報を、無線送信可能とされている。また、画像情報以外の各種データも無線により送信出力可能とされる。そして、このようにして基地局装置1から送信された情報は、次に説明するモニタ装置2側で受信できるようになっている。
また、基地局装置1とモニタ装置2は、この無線通信によりコマンドの送受信を行うことも可能とされている。これにより、モニタ装置2により基地局装置1をコントロールしたり、また逆に、基地局装置1からモニタ装置2をコントロールすることもできる。
ここで、上記した無線通信は、例えば実際には、約30mの範囲内での通信可能距離とする仕様となっている。つまり、この無線通信は、基地局装置1とモニタ装置2とが例えば同じ家屋内のような比較的至近の距離にある使用環境を前提としている。
モニタ装置2は、例えばユーザが屋内にて持ち歩き可能なように配慮されたサイズ形状を有しているものとされる。
このモニタ装置2では、上記のようにして基地局装置1から電波として無線送信された信号を受信して内部に入力することができる。例えば、入力した受信信号が圧縮符号化形式の映像/音声データによるコンテンツ情報であるときには、復号処理を施して映像/音声データを得る。
そして、モニタ装置2は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスにより構成される表示部27を備えており、上記のようにして得たコンテンツ情報における映像情報を表示部27に画像として表示させる。つまり、モニタ装置2では、基地局装置1側で受信選局したテレビジョン放送の映像/音声情報や、AV機器から入力取得した映像/音声情報、及び基地局装置1側で動作するアプリケーションソフトウェアのユーザインターフェイス画像を表示出力することができるようになっている。また、スピーカ29を含む音声情報の出力機能も備えることで、例えば映像/音声情報の音声や、ユーザインターフェイス画像に対する操作などに対応した音声も出力可能とされている。
また、表示部27としての表示部位に対しては、タッチパネル30aが取り付けられており、このタッチパネル30aに対する操作を検出することによって操作情報を発生させるようにしている。
このタッチパネル30aに対する操作情報は、必要に応じて、無線によってアンテナ26から基地局装置1に対して送信するようにされ、基地局装置1では、受信した情報に基づいて、所要の制御処理を実行するようにされる。このような送受信を含む動作が行われることによって、テレビジョン受像機のモニタとしての機能とインターネット機能との切り換え行ったり、また、テレビジョン放送のチャネル選択、外部映像/音声ソースの選択などを行ったりすることが可能とされる。また、例えば上述したようにして表示される、Webブラウザやメーラなどのアプリケーションソフトウェアのインターフェイス画面に対する操作を行うことができる。
このように、基地局装置1は、テレビジョン放送や外部AV機器から映像/音声情報を取得し、また、インターネットを通じてWebコンテンツをはじめとした各種の情報を受信取得し、さらにこれらの取得したコンテンツ情報を送信出力するというように、周囲から取得可能なコンテンツ情報をモニタ装置に伝送するためのインターフェイスとしての機能を有している。
また、モニタ装置2は、上記のようにして基地局装置1が取得した映像/音声情報を画像、音声によってユーザに提示し、また、当該システムに対するユーザの操作入力を受け付けるユーザインターフェイスとしての機能を有している。
上記した一対の基地局装置1及びモニタ装置2の基本構成を前提として、本実施の形態としては、例えば図2に示すようにしてAVシステムを構築して使用する。
この図2に示すAVシステムとしては、1つの基地局装置1と、複数のモニタ装置2−1〜2−nとから成る。つまり、1つの基地局装置1に対して、複数のモニタ装置2が対応して組み合わされるシステム構成を採る。なお、本発明の概念として、AVシステムにおけるモニタ装置2の数は特に限定されるべきものではない。
この図2に示すようにして、基地局装置1からは、例えば図1により説明したようにして取得したコンテンツの映像/音声データを、電波無線により、複数のモニタ装置2−1〜2−nに対して同時に送信するようにされる。このためには、例えば基地局装置1にて映像/音声データを送信するための通信プロトコルにおいてマルチキャストモードを設定すればよい。
そして、モニタ装置2側からの基地局装置1のコントロールは、複数のモニタ装置2−1〜2−nのうち、マスター(親)であるとして設定されたモニタ装置のみが可能とされる。ここで、モニタ装置がマスターとして設定されているということは、そのモニタ装置に対して、基地局装置1をコントロールするための制御権が有るものとして設定されていることを意味する。また、本実施の形態では、マスターとして設定することのできるモニタ装置は、1つのみであることとする。そして、図2においては、モニタ装置2−1〜2−nのうちで、モニタ装置2−1のみについてマスターであることが設定(制御権有りが設定)されている。
従って、図2においては、モニタ装置2−1〜2−1のうち、基地局装置1のコントロールが可能なのはモニタ装置2−1のみであり、残るマスター以外(子)としてのモニタ装置2−2〜2−nは、基地局装置1に対するコントロールはできないようになっている。
このようにして本実施の形態では、モニタ装置2から基地局装置1へのコントロール形態として、モニタ装置が複数有るとしても、基地局装置へのコントロールが可能なモニタ装置を、一部のモニタ装置に制限することとしている。そして、本実施の形態としては、基地局装置へのコントロールが可能なモニタ装置を1つのみに制限しているものである。これにより、例えば従来のようにして、全ての複数のモニタ装置2が基地局装置1をコントロール可能となっている構成とした場合に生じ得る不都合が回避されるものである。
その具体例として、ここでも、例えば従来において説明したのと同様に、1つの基地局装置1と複数のモニタ装置2から成るAVシステムとして、販売店などの店頭などで、このAVシステムにおける複数のモニタ装置を陳列してデモンストレーションさせる場合を考えてみる。
本実施の形態では、この場合において、例えばマスターであるモニタ装置2−1は、店頭などには陳列せずに、販売員のみが立ち入ることのできるような場所においておくようにされる。あるいは、デモンストレーションを行う販売員が所持して管理しているものとする。そして、残るマスター以外のモニタ装置2−2〜2−nを、例えば購買客が自由に持って使用できるような状態で店頭などに配置しておくようにされる。
そのうえで、例えば販売員は、マスターであるモニタ装置2−1を操作して、デモンストレーションとして出力させたい映像/音声ソースを選択するための操作を行うようにされる。この操作としては、例えば、テレビジョン放送における或るチャンネルを選択する操作などを挙げることができる。
モニタ装置2−1はマスターであり制御権を有しているので、モニタ装置2−1からはこのような映像/音声ソースの選択操作に応じたコマンドの送信が行われる。このコマンドに応答して、基地局装置1では、コマンドにより指定される映像/音声データを選択、取得する。そして、前述もしたように、この映像/音声データは、例えばマルチキャストにより、モニタ装置2−1〜2−nの全てに対して送信される。これにより、モニタ装置2−1に対する操作により選択した映像/音声ソースが、モニタ装置2−1だけではなく、残る全てのモニタ装置2−2〜2−nにおいても画像/音声として出力されることになる。つまり、店頭に陳列されているモニタ装置2−2〜2−nにおいて全て同じ画像/音声が出力されていることになる。
この状態のもとで、例えば店頭に陳列したモニタ装置2−2〜2−nのいずれかを手に取っている購買客が、モニタ装置2に対する操作として、基地局装置1に対するコントロールに関する操作を行ったとする。しかし、これらモニタ装置2−2〜2−nはマスターとして設定されておらず、制御権を有してはいない。このために、モニタ装置2−2からのコマンドの送信は行われることはなく、従って、基地局装置1が、上記購買客の操作に応じた動作をすることはない。具体例として、モニタ装置2−2〜2−nの何れかに対してテレビジョン放送のチャンネルを切り換えるための操作を行ったとしても、基地局装置1は、この操作に応じてチャンネルを切り換える動作は実行しない。従って、モニタ装置2−1〜2−nにて出力されているチャンネルの映像/音声が、他のチャンネルのものに不用意に切り換わることはない。
例えば従来においては、全てのモニタ装置2から基地局装置1をコントロールできるので、店頭に陳列されたモニタ装置のいずれかに対して、例えばチャンネル切り換えのための操作を行うと、この操作に応じて基地局装置1がチャンネル切り換えを実行してしまうので、結果的に、全てのモニタ装置2でもチャンネル切り換えに対応して画像/音声が切り換わってしまっていた。このような動作が生じることは、例えば陳列されている複数のモニタ装置2をそれぞれ他人の購買客が使用しているような状況を考えると、好ましいことではない。例えば、モニタ装置2を操作しなかった他の購買客にとっては、自分が操作していないにもかかわらず、モニタ装置2が突然画像/音声出力に切り換わったりするなど予期しない動作をすることになるからである。
これに対して、本実施の形態の場合、例えばマスターのモニタ装置2−1は、販売側だけが操作できるような状態としておき、購買客が手に持って使用できるのは、マスター以外のモニタ装置2−2〜2−nとすることで、購買客がいくら操作を行っても、基地局装置1がこれに応答して動作することはない。従って、上記のようにして陳列されているモニタ装置2−2〜2−nが不用意な動作をするといった不都合な状態が生じることが回避されることになる。
以下、上記図2により説明した、本実施の形態のAVシステムの動作を実現するための技術的構成例について説明していくこととして、先ずは、図3を参照して、基地局装置1とモニタ装置2の内部構成例について説明する。
先ず、図3に示す基地局装置1においては、所定のテレビジョン放送に対応する受信、選局、復調機能を有するテレビジョンチューナ(TVチューナ)11が備えられる。このTVチューナ11では、アンテナANTにより受信された放送波を入力して、例えば制御部15の制御に従って、指定のチャンネルの映像/音声信号が得られるように選局、復調処理を実行する。そして、このようにして得られた映像/音声信号を、例えば内部データバス19を介するようにして映像/音声エンコーダ12に対して転送する。
また、映像/音声入力部13は、外部AV機器から出力される映像/音声信号を入力して映像/音声データとして取り込むための部位とされる。例えば実際には、AV機器から出力される映像/音声信号を入力するための、所定の信号方式に対応する入力端子を所定組数備え、また、これらの端子から入力される映像/音声信号のうちから、例えば制御部15により指定された映像/音声信号を選択するためのセレクタを備える。さらに、入力される映像/音声信号がアナログ信号である場合に、この入力信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータなどを備えて構成される。この映像/音声入力部13から出力される映像/音声データも、制御部15の制御に従って、内部データバス19を介して映像/音声エンコーダ12に対して転送される。
また、前述もしたように、Webブラウザ、メーラなどのユーザインターフェイス画像のデータなども、映像/音声エンコーダ12に対して転送させることができる。
映像/音声エンコーダ12では、上記のようにして内部データバス19経由で転送されてくる映像/音声データを入力し、例えば所定の圧縮符号化方式に従って圧縮符号化された形式の圧縮映像/音声データに符号化変換する。この場合の圧縮符号化方式としては特に限定されるべきものではないが、現状であれば、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)方式の範疇のものを採用することが考えられる。
そして、映像/音声エンコーダ12から出力される圧縮映像/音声データは、制御部15の制御により、次に説明する無線通信部17又はネットワークインターフェイス18に対して転送される。
無線通信部17は、本実施の形態としての電波無線通信に採用される所定の通信プロトコルに従っての通信処理を実行する。あくまでも一例であるが、本実施の形態の電波無線通信の通信プロトコルとしてはTCP/IPが採用される。また、特に映像/音声データなどのコンテンツデータを送受信するための通信には、この場合は、TCP/IPにおけるUDP(User Datagram Protocol)を採用している。つまり、電波無線通信であるが、その通信プロトコルとしては、インターネットと同様としている。TCP/IPは、既にインターネットで広く普及していることから、応用が容易であるという利点を有している。
例えば、送信時においては、TCP/IPに従った送受信が可能な形式となるように、パケット化などの処理を施し、例えば所定のキャリア変調などを施して電波として送信出力する。また、受信時においては、先ず、電波として伝送されてきた送信情報を受信してパケット単位での情報に復調する。そして、TCP/IPの通信プロトコルに従ってパケット化を解くなどの処理を実行することで、コマンド等やコンテンツ情報の実データを得るようにされる。
インターネット(ネットワーク)100経由での通信は、ネットワークインターフェイス18により行われる。周知のようにして、インターネットによる通信プロトコルもTCP/IPであり、従って、ネットワークインターフェイス18としても、TCP/IPに従ったインターネット経由での通信が行われるように処理を実行する。
この場合にも、送信時においては、TCP/IPに従った送受信が可能な形式となるように、パケット化などの処理を施し、インターネット100上にある目的の送信先端末に対して送信出力を行う。また、受信時においては、インターネット100で送信元から送信されてきた情報についてパケット化を解くなどの所定の復調処理を実行して、上記と同様に、コマンドやコンテンツ情報の実データを得る。
ネットワークインターフェイス18の実際としては、例えばイーサネットなどのLANに対応する構成とすることが考えられる。この構成を採れば、インターネットへの接続については、xDSL(Digital Subscriber Line)、FTTH(Fiber To The Home)、CATV(Cable Television)などに代表されるいわゆるブロードバンドといわれる回線を使用できる。また、モデムを備えた構成とすれば、電話回線を使用してのインターネットの接続が可能とされることにもなる。
先に説明したようにして、映像/音声エンコーダ12にて圧縮符号化された圧縮映像/音声データは、モニタ装置2に対して送信出力すべきものとされる。そして、この圧縮映像/音声データを近距離による無線電波通信によりモニタ装置2に送信するときには、制御部15は、この圧縮映像/音声データを、内部データバス19経由で無線通信部17に対して入力させるように制御する。無線通信部17では、入力された圧縮映像/音声データについて、上記したようにしてパケット化、キャリア変調などの処理を実行して電波として送出する。
制御部15は、これまでの説明から理解されるように、基地局装置1において各種の制御処理を実行する。この制御部15は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM、RAMなどから成るマイクロコンピュータを備えて構成される。周知のようにして、CPUは、ROMに記憶保持されているプログラムや各種設定情報に従って処理を実行する。RAMは、CPUが実行すべきプログラムが展開される領域とされる。また、CPUが処理を実行するときの演算作業領域として利用される。
また、例えば基地局装置1に対してハードディスクドライブ(HDD)等を備えて、このHDDに映像/音声データ等をはじめとしたコンテンツデータを記憶可能とした構成とすることも考えられる。このような構成とした場合には、HDDに記憶されているコンテンツデータも、無線通信若しくはインターネット経由でモニタ装置2側に対して送信出力することが可能とされる。
続いて、同じ図3に示すモニタ装置2においても、基地局装置1側と電波無線通信を行うために無線通信部24が備えられる。この無線通信部24としては、例えば、前述した基地局装置1側の無線通信部17と同様の構成とされればよい。
ここで、先に説明したようにして、基地局装置1側の無線通信部17からコンテンツ情報として圧縮映像/音声データが送信出力された場合、モニタ装置2の無線通信部24では、受信復調処理によって、送信されてきた圧縮映像/音声データを抽出するようにされる。
映像/音声デコーダ21では、上記のようにして転送されてくる圧縮映像/音声データを入力して、この圧縮映像/音声データの形式に応じた復号化処理を実行して、伸長された映像信号データ、音声信号データを得るようにされる。そして、制御部22の制御により、このようにして得られた映像信号データ、音声信号データのうち、映像信号データについては表示制御部26に対して転送させ、音声信号データは音声処理部28に対して転送させる。
表示制御部26では、映像/音声デコーダ21から映像信号データが転送されてきたときには、この映像信号データが表示部27により表示されるようにするための信号処理及び、表示部27に対する駆動制御を実行する。また、例えばタッチパネル操作などのためのGUI画像を表示出力するような場合には、制御部22の指示に応じて、表示制御部26において、GUI画像としての画像データを生成し、これが表示部27により画像として表示されるように制御処理を実行する。また、映像/音声デコーダ21から転送されてくる映像信号データを主画像とし、GUI画像部分を、この主が像における所要位置に対して重畳表示させるための画像信号処理も、ここでは表示制御部26において実行するものとされる。
表示部27は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスにより構成されるもので、図1に示したようにして、その表示画面部がモニタ装置の全面に表出するようにして設けられる。上記のようにして表示制御部26が動作を実行することで、この表示部27としての表示画面に対して、例えば基地局装置1側で取得して送信されてきた映像/音声データの映像や、GUI画像などが表示出力されることになる。
音声信号処理部28では、映像/音声デコーダ21から転送されてきた音声信号データを入力して所要のデジタル音声信号処理、D/A変換、及び増幅処理などを実行し、最終的にスピーカ29から音声を出力させる。
ここで、映像/音声デコーダにおけるデコード処理としては、圧縮映像/音声データを対象としているが、ここでの圧縮映像/音声データとしては、例えばMPEG方式によ映像信号データ及び音声信号データのようにして、映像信号データと音声信号データとについて再生時間軸が同期するようにして圧縮符号化されるものの他、例えば映像信号データのみを圧縮符号化したものや、音声信号データのみを圧縮符号化したものにも対応可能なように構成できる。さらには、静止画としての所定フォーマットによる画像データについてのデコード処理にも対応可能とされている。
なお、上記したように映像/音声とで再生時間軸が同期するようにして圧縮符号化される映像/音声データは、本実施の形態の場合、ストリーミングデータとして伝送されて時間的連続性を有して再生されることが要求される。このような映像/音声データをモニタ装置2側で受信した場合には、映像/音声デコーダ21において、映像出力と音声出力とが再生時間的に同期して再生されるようにして、復号化処理を実行するようにされる。また、このようにして復号化される映像信号データ及び音声信号データが、連続性を有して途切れることなく再生されるように、制御部22は、映像/音声デコーダ21における復号処理タイミング、及び復号されたデータの、表示制御部26又は音声処理部28への転送タイミングなどを制御するようにされる。
ここまでの説明から、基地局装置1にて受信復調したテレビジョン放送や、映像/音声入力部13により外部AV機器から入力した映像/音声情報などを、モニタ装置2側で画像/音声として出力させて視聴できることが理解される。
また、この図3のモニタ装置2において示される操作入力部30は、操作入力に関するユーザインターフェイスとして、モニタ装置2に備えられる操作子、操作入力部、及びこれらの操作子、操作入力部に対して行われた操作に応じた操作コマンドを発生して制御部22に出力するためのデバイスなどを一括して示したものとされる。従って、この操作入力部30としては、表示部27に対して設けられるタッチパネル30aを備えて構成されるも含む。
また、特に図示してはいないが、モニタ装置2とは別体として付属されるリモートコントローラと、このリモートコントローラから送信されるコマンド信号を受信して上記操作コマンドを発生するような構成も、操作入力部30として含まれる。
制御部22では、操作入力部30から出力された操作コマンドに応じて、その操作コマンドに対応する動作が得られるように、各部の制御を実行する。例えば、モニタ装置2にて完結する動作として、LCDとしての表示部27の明るさをコントロールする操作が行われたとすれば、例えば制御部22は、表示制御部26を制御してLCDのバックライトの光量制御を実行するようにされる。
また、例えば、モニタ装置2の操作入力部30に対する操作によっては、基地局装置1の各種動作をコントロールすることも可能なように構成されている。例として、操作入力部30に対する操作として、基地局装置1のTVチューナ11により受信選局している放送チャンネルを切り換えるための操作が行われたとする。この操作に応じた操作コマンドを入力した制御部22は、無線通信部24に対して、チャンネル切り換え要求のコマンドの送信を指示する。これに応じて、制御部22は、チャンネル切り換え要求のコマンドの送信を無線通信部24に対して指示することになる。
上記した制御部22の制御によって、無線通信部24又はネットワークインターフェイス25からは、チャンネル切り換え要求のコマンドが基地局装置1に対して送信され、基地局装置1側では、このコマンドを無線通信部17又はネットワークインターフェイス18により受信復調して、制御部15に転送する。制御部15では、このコマンドが指示するチャンネルに切り換えが行われるようにTVチューナ11を制御する。この結果、モニタ装置2側の映像/音声出力は、これまで出力されていた放送チャンネルの映像/音声に代わり、ユーザが操作により指定したチャンネルの映像/音声に切り換わることとなる。
ただし、本実施の形態においては、上記したようなモニタ装置2が基地局装置1をコントロールするためのコマンド送信は、図2によっても説明したように制御権を有するものとして設定されたモニタ装置2によってのみ可能なように構成される。
制御部22は、モニタ装置2における各種の制御処理を実行する。この制御部22としても、CPU(Central Processing Unit)、ROM、RAMなどから成るマイクロコンピュータを備えて構成される。
続いて、図4により、本実施の形態におけるモニタ装置2から基地局装置1をコントロールするときに対応した通信処理動作の手順例について説明する。ここでは、基地局装置1側でのテレビジョン放送の受信チャンネルの切り換えをコントロールする場合を例に挙げることとする。
また、テレビジョン放送の受信チャンネルの切り換えをコントロールする場合には、図4に示すプログラムモジュールが動作することになる。
先ず、モニタ装置2側では、チューナ制御ミドルウェア201と、コマンド送受信ミドルウェア200が処理を実行する。チューナ制御ミドルウェア201及びコマンド送受信ミドルウェア200は、いずれもモニタ装置2側において制御部22(CPU)が実行すべきミドルウェアのプログラムとされ、例えば制御部22内におけるROMに格納されている。チューナ制御ミドルウェア201は、モニタ装置2に対するユーザ操作として、TVチューナ11に対するコントロールのための操作に応じたコマンド対応処理を実行する。コマンド送受信ミドルウェア200は、チューナ制御ミドルウェア201に対しては直下の階層に位置するものとされ、上記チューナ制御ミドルウェア201をはじめとする上位ミドルウェアが発行、受信すべきコマンドについての、実際の基地局装置1側との電波無線通信による送受信制御処理を実行する。
また、基地局装置1側では、上位層から下位層にかけて、チューナドライバ302、チューナ制御ミドルウェア301、コマンド送受信ミドルウェア300が処理を実行するものとされる。これらミドルウェア、ドライバも、基地局装置1側において制御部15(CPU)が実行すべきプログラムとされ、例えば制御部15内におけるROMに格納されている。
チューナドライバ302は、チューナ制御ミドルウェア301からの指示要求に応じてTVチューナ11の動作をコントロールする。チューナ制御ミドルウェア301は、上記のようにして、チューナドライバ302に対する指示要求を実行するが、この指示要求は、コマンド送受信ミドルウェア300から通知されるコマンドに応じて実行することができるようになっている。コマンド送受信ミドルウェア300は、電波無線通信により、モニタ装置2側のコマンド送受信ミドルウェア200との間でコマンドの送受信処理を実行するとともに、上位ミドルウェアとの間でコマンドの授受を実行する。
ここで、例えばモニタ装置2に対するユーザ操作として、テレビジョン放送の受信チャンネルを切り換えるための操作が行われたとする。これに応じて、モニタ装置2のチューナミドルウェア201は、ステップS101として示すように、チャンネル(CH)切り換えコマンドの送信要求を、コマンド送受信ミドルウェア200に対して通知する。
上記チャンネル切り換えコマンドの送信要求通知を受けたコマンド送受信ミドルウェア200は、このモニタ装置2がマスターである(制御権)を有するものであるとして設定されている場合には、ステップS102として示すように、電波無線通信の通信フォーマットに従って、チャンネル切り換えコマンドについてパケット化し、基地局装置1側に対して送信する。
上記のようにしてモニタ装置2からパケット送信されたチャンネル切り換えコマンドは、基地局装置1側のコマンド送受信ミドルウェア300にてパケットからの抽出処理などが行われて受信取得されることになる。そしてコマンド送受信ミドルウェア300は、このようにしてチャンネル切り換えコマンドを取得すると、ステップS103として示すように、このチャンネル切り換えコマンドを、チューナ制御ミドルウェア301に対して通知する。
このチャンネル切り換えコマンドの通知を受けて、チューナ制御ミドルウェア301は、ステップS104により、チューナドライバ302に対してチャンネル切り換えを要求する。この要求に応じて、チューナドライバ302は、ステップS105として示すように、要求として指示されたチャンネルが受信選局されるようにTVチューナ11に対する制御を実行する。そして、このステップS105の制御を完了したとされると、チューナドライバ302は、ステップS106として示すように、チャンネル切り換えを正常に実行したことを示す応答(レスポンス)を出力する。
上記チャンネル切り換え応答を受信したチューナ制御ミドルウェア301は、ステップS107として示すように、コマンド送受信ミドルウェア300に対して、チャンネル切り換え応答の送信要求を通知し、これに応じて、コマンド送受信ミドルウェア300は、ステップS108として示すように、モニタ装置2のコマンド送受信ミドルウェア200側に対して、チャンネル切り換え応答を送信する。
上記チャンネル切り換え応答を受信したコマンド送受信ミドルウェア200は、ステップS109として示すように、チューナ制御ミドルウェア201に対してチャンネル切り換え応答を通知する。このチャンネル切り換え応答を受けたチューナ制御ミドルウェア201では、例えばステップS110として示すように、今回のチャンネル切り換え要求の発行に応じて、基地局装置1側でチャンネル切り換えが正常に実行されたことを認識するようにされる。
ちなみに、TVチューナ11の動作に関連するコントロールとしては、上記した受信チャンネルの切り換えの他に、音声多重モード切り換え、また、外部AV機器からの入力される映像/音声データ出力と、TVチューナ11から出力される映像/音声データとの間での入力切り換えなどを挙げることができるが、これらのコントロールも、上記図4に示すステップS101〜ステップS110の手順に準じて、コントロール内容に応じた小窓の送受信を実行することで実現される。また、例えばWebブラウザやメーラなどのインターネットアプリケーションに対する操作など、TVチューナ11の動作以外に関連するコントロールも、この図4に示した手順に準じて行われるものである。
このような、図4においてステップS101〜ステップS110に示されるモニタ装置2と基地局装置1との間でのコマンド送受信の手順は、モニタ装置2がマスターであると設定されていることで、基地局装置1をコントロールするための制御権を有している場合に実行されるものとされる。
図4における手順として、モニタ装置2がマスターであるとして設定されていない場合、モニタ装置2のコマンド送受信ミドルウェア200は、ステップS101によるチャンネル切り換えコマンドの送信要求の通知を受けても、ステップS102によるチャンネル切り換えコマンドを送信出力を実行しない。これに代えて、例えばステップS120として示すように、チューナ制御ミドルウェア120に対してエラーを通知するようにされる。そして、このエラー通知を受けたチューナ制御ミドルウェア201は、ステップS110のチャンネル切り換え結果の認識として、エラーとなったことを認識するようにされる。なお、コマンド送受信ミドルウェア200が、ステップS102とステップS120の何れの処理を実行するのか決定するための処理については後述する。
そして、このようなステップS120を実行する処理手順となった場合、基地局装置1に対してはチャンネル切り換え要求のコマンドが発行、送信されないこととなるので、基地局装置1は、チャンネル切り換えを実行しないことになる。
このことは、本実施の形態においては、どのようなコマンド(制御コマンド)であるにせよ、モニタ装置2がマスターでない場合には、コマンド送受信ミドルウェア200からのコマンド送信が実行されないということを意味する。つまり、モニタ装置2がマスターでない場合には、基地局装置1に対するコントロールができないということであり、換言すれば、マスターとして設定されたモニタ装置2のみが、図4に示されるステップS101〜ステップS110の手順に準じて、基地局装置1をコントロールすることが可能とされる。
そして、上記図4による処理手順からも分かるように、モニタ装置2がマスターであるか否かに応じて、基地局装置1に対するコマンド送信の実行の可否を決定しているのは、コマンド送受信ミドルウェア200とされている。つまり、本実施の形態では、コマンド送受信ミドルウェア200のプログラム構成により、マスターとして設定されたモニタ装置2のみが基地局装置1に対するコントロールを可能とすることを実現している。以下、この点について説明していくこととする。
図5は、モニタ装置2における、コマンド送受信に関するミドルウェア構造を模式的に示している。
この図に示すようにして、本実施の形態のモニタ装置2においては、図4に示したチューナ制御ミドルウェア201のほかに、このチューナ制御ミドルウェア201と同じ階層に位置するとされる所要のミドルウェア(又はアプリケーションとされてもよい)1〜nが存在するものとされる。これらのミドルウェア1〜nのそれぞれは、例えばWebブラウザに対する操作に応じたものなどをはじめ、基地局装置1に対する所要のコントロールに対応した制御ミドルウェアとしてのプログラム構成を採るものとされている。
そして、これらのミドルウェアに対して共通となる下位層に対してコマンド送受信ミドルウェア200が存在するものとされる。コマンド送受信ミドルウェア200は、チューナ制御ミドルウェア201だけではなく、図4に示される手順に準じて、他のミドルウェア1〜nとの間でも通信を行い、これに応じて、基地局装置1とコマンドの送受信を実行可能とされる(但し、本実施の形態では、モニタ装置2がマスターである場合に限定される)。
また、本実施の形態においては、コマンド送受信ミドルウェア200の上位層に在るとされる、チューナ制御ミドルウェア201、及びミドルウェア1〜nについては、それぞれを特定するためのミドルウェアグループIDが設定されているものとされる。また、このミドルウェアグループIDは、基地局装置1側において対応するミドルウェアに対しても同じ値のミドルウェアグループIDが設定されている。つまり、例えばモニタ装置2側のチューナ制御ミドルウェア201に対応する基地局装置1側のミドルウェアは、チューナ制御ミドルウェア301であるが、これらチューナ制御ミドルウェア201と、チューナ制御ミドルウェア301には、同じミドルウェアグループIDが設定されることになる。
図6は、モニタ装置2のコマンド送受信ミドルウェア200が、基地局装置1のコマンド送受信ミドルウェア300との間で送受信するコマンドのフォーマット例を示している。
例えば、この図に示すようにして、コマンドの構造としては、ミドルウェアグループIDエリア、コマンド長エリア、コマンドエリアから成るものとされている。
ミドルウェアグループIDエリアには、コマンド送受信ミドルウェア201に対してコマンド送信要求を通知してきたミドルウェアのミドルウェアグループIDの値が格納される。つまり、図4の場合に対応させれば、このミドルウェアグループIDエリアには、チューナ制御ミドルウェア201のミドルウェアグループIDを格納するようにされる。
基地局装置1側で、例えば図4のステップS102に準じた手順により送信されてきたコマンドをコマンド送受信ミドルウェア300が受信したときには、このミドルウェアグループIDを参照し、基地局装置1側で同じミドルウェアグループIDを有する上位のミドルウェアに対して、ステップS103に準じた手順で、受信したコマンドを通知するようにされる。同様にして、図4におけるステップS108の手順に準じて、基地局装置1からレスポンスを送信するときにも、この図6に示すコマンドフォーマットによる送信が行われ、ミドルウェアグループIDエリアには、モニタ装置2から基地局装置1に送信を行ったときのコマンドに格納されていたのと同じミドルウェアグループIDを格納するようにしている。これにより、モニタ装置2のコマンド送受信ミドルウェア200が、レスポンスを受信したときにも、このレスポンスのミドルウェアグループIDエリアに格納されているミドルウェアグループIDを参照して、このミドルウェアグループIDが設定された上位のミドルウェアに対してレスポンスを通知するようにされる。
つまり、本実施の形態では、コマンド送受信処理に関して、コマンド送受信ミドルウェア200、300の上位にあるとされるミドルウェアについて、ミドルウェアグループIDを設定することとしており、このミドルウェアグループIDに基づいて、コマンド送受信ミドルウェア200、300は、コマンド、レスポンスを受け渡して通知すべきミドルウェアグループIDを認識するようにされている。
このような構成を採ることで、基地局装置1とモニタ装置2とから成るAVシステムについて例えば多機能化などを図るために、制御ミドルウェアなどを追加することとなった場合においても、この追加した制御ミドルウェアに対してミドルウェアグループIDを設定することで、コマンド送受信ミドルウェア200、300によるコマンドの送受信は、正常に実行されることになる。換言すれば、多機能化を図る場合において、例えばこれに対応してコマンド送受信のためのプログラム構成等についてまで変更をする必要がないこととなり、例えばプログラム的に実現される機能などの面で高い拡張性が得られるようにしているものである。
また、図6に示すコマンド長エリアには、例えば、このエリアに続くコマンドエリアのデータ長を示す値が格納される。
そして、コマンドエリアには、コマンドの実体が格納される。つまり、例えば自身がコマンド/レスポンスのいずれであるのかの識別情報、及びコマンド/レスポンスとして必要とされる内容を示す情報等が格納される。
図7のフローチャートは、モニタ装置2側におけるコマンド送信のための処理について示している。この図に示す処理は、コマンド送受信ミドルウェア200が実行すべきものとなる。
コマンド送受信ミドルウェア200は、先ず、ステップS201の処理として、上位ミドルウェアからコマンド送信要求の通知が受信されるのを待機している。そして、例えば図4のステップS101のようにして上位ミドルウェアから通知されたコマンド送信要求コマンド送受信ミドルウェア200が受信すると、ステップS201からステップS202に進むことになる。
ステップS202においては、自己がマスターとして設定されているか否か、つまり、基地局装置1に対する制御権を有しているか否かについての判別を行うようにされる。このコマンド送受信ミドルウェア200を実装するモニタ装置2がマスターとして設定されているか否かの情報は、コマンド送受信ミドルウェア200が管理するものとされる。設定時の処理については後述するが、コマンド送受信ミドルウェア200は、マスターとなるべきことの指示に応じて、設定情報として、マスターとして設定したことを示す内容のデータを書き込んで、例えば制御部22内における書き換え可能な不揮発性のメモリ領域に対して記憶させておくようにされる。また、マスターであることが設定されていないときには、上記設定情報として、マスターとして設定されていないことを示す内容のデータを格納しておくようにされる。
そして、ステップS202の処理としては、上記した設定情報を参照し、マスターであることの設定がされているか否かについて判別することになる。そして、設定情報の内容がマスターとして設定されていることを示している場合には、ステップS202において肯定結果が得られることとなってステップS203の処理に進む。
ステップS203においては、先のステップS201で通知されたコマンドを送信するためのパケットを生成するための制御処理時を実行し、次のステップS204において、このパケット化したコマンドを、基地局装置1側のコマンド送受信ミドルウェア300に対して電波無線により送信出力するための制御処理を実行する。このステップS203からS204による処理が、図4におけるステップS102の処理に相当する。従って、このステップS203、S204によりコマンドの送信が行われるのに応じて、基地局装置1側において、このコマンドに応じた動作を実行することが理解される。つまり、モニタ装置2がマスターとして設定されている場合には、基地局装置1をコントロールするための、コマンド送信が可能とされているわけである。
また、図4には示していなかったが、例えば上記ステップS204の処理によってコマンドの送信を終了したとされると、ステップS205としての処理により、ステップS201に対応してコマンド送信要求を通知してきた上位ミドルウェアに対して、コマンドの送信が正常終了したことを通知するようにされる。
これに対して、ステップS202において、設定情報の内容がマスターとして設定されてないとして、否定結果が得られた場合には、ステップS206の処理に進む。ステップS206では、先のステップS201に対応してコマンド送信要求を通知してきた上位ミドルウェアに対して、エラー通知を行う。このステップS206によるエラー通知の処理は、図4におけるステップS120の手順に対応する。
このようにして、モニタ装置2がマスターとして設定されていない場合には、ステップS202からステップS206の処理となることで、基地局装置1に対してコマンド送信を実行しないようにされる。これにより、マスターでないモニタ装置2によっては、基地局装置1のコントロールが行えないようにしている。
また、この図7に示す処理から分かるように、モニタ装置2がマスターとして設定されているか否かについての判断を行い、この判断結果に基づいて、基地局装置1に対するコマンド送信の可否を決定しているのは、モニタ装置2側のコマンド送受信ミドルウェア200とされている。
例えばこのようなコマンド送信の可否についての決定を、チューナ制御ミドルウェア20などの、コマンド送受信ミドルウェア200の上位ミドルウェアの各々に対して実行させるようにすることも考えられる。つまり、これらの上位ミドルウェアの各々が、モニタ装置2側がマスターであるか否かについて判別した上で、コマンド送信要求の通知の可否についての決定を行うようにするものである。しかしながら、この場合には、複数の上位ミドルウェア(又はアプリケーション)の各々について、モニタ装置2側がマスターであるか否かに基づいてコマンド送信要求の通知の可否を決定するためのアルゴリズムを与えなければ成らず、それだけプログラミング設計が煩雑なものとなる。また、この点で、上位ミドルウェアを追加実装することによる機能拡張なども容易でなくなることが考えられる。
これに対して、本実施の形態のようにして、上位ミドルウェアに対しては共通となる下位のコマンド送受信ミドルウェア200において、コマンド送信の可否を決定するような構成とすれば、上位ミドルウェアとしては、モニタ装置2がマスターであるか否かにかかわらず、これまでと同様の動作を実行する構成のままでよいことになる。つまり、上位ミドルウェアについては設計変更することなく、これまでと同じものを採用できる。また、上位ミドルウェアを追加するときにも、とくにモニタ装置2がマスターであるか否かに応じて異なる動作とすることがないわけであるから、例えばプログラム設計としてもそれだけ簡単なものとなって、高い拡張性を維持できる。
なお、確認のために述べておくと、例えば各上位ミドルウェアのさらに上位には、例えば各種のアプリケーションのプログラムが存在するが、これらについても、本実施の形態のシステム動作とするのに応じて特に変更を行う必要はない。
さらに、基地局装置1側では、コマンド送受信ミドルウェア300についても、モニタ装置2がマスターとして設定されることに応じて、このことの判断に関する処理に関しては、特に追加、変更を行う必要はない。つまり、本実施の形態では、モニタ装置2側のコマンド送受信ミドルウェア200の動作として、モニタ装置2がマスターであるか否かの判別結果に基づいて、コマンド送信の実行の可否を決定している。このために、基地局装置1としては、単にコマンドが送信されてきたときに、これを受信して応答処理を実行しさえすれば、結果的に、マスターであるモニタ装置2のみが基地局装置1をコントロールできるというシステム動作が得られることとなっているからである。また、確認のために述べておくと、コマンド送受信ミドルウェア200が変更の必要がない以上、その上位ミドルウェア及び各種のドライバも、これまでと同様の動作を実行する構成であれば足りるわけであり、特に設計変更を行う必要はない。
つまり、本実施の形態としては、複数のモニタ装置のうちで、マスターであるモニタ装置2のみが基地局装置1をコントロールできるというシステム動作を得るのにあたり、モニタ装置2のコマンド送受信ミドルウェア200のみについて、モニタ装置2がマスターとして設定されているか否かの判断に応じて、コマンド送信実行の可否を決定するようにアルゴリズムを変更しさえすればよいということがいえる。これは、上記システム動作を得るのにあたって、おおきなプログラムの変更などを伴わないために、実現が非常に容易であり、かつ、設計、開発効率も向上できるということにつながる。
図8のフローチャートは、基地局装置1側におけるコマンド受信対応処理として、コマンド送受信ミドルウェア300が実行する処理を示している。
先ず、コマンド送受信ミドルウェア300は、ステップS301としての処理により、電波無線送信としての通信網によりパケットが受信されるのを待機している。そして、パケットが受信されたことを認識すると、次のステップS302としての処理に進む。
ステップS301に対応してパケットを受信したことで、例えば受信したパケットからは例えば図6に示した構造のコマンドが抽出される。そこで、ステップS302においては、この抽出されたコマンドの構造、内容をチェックして、受信取得されたコマンドのフォーマットが正常であるか否かについての判別を行う。
このステップS302において、フォーマットが正常でないとの判別結果が得られたとした場合には、以降において、例えばこの受信したコマンドに対応する処理は実行しないようにされる。
これに対して、ステップS302においてフォーマットが正常であるとの判別結果が得られた場合には、ステップS303,S304として示す、受信したコマンドに対応した処理を実行する。
先ず、ステップS303においては、受信してパケット抽出を行って取得したコマンドのミドルウェアグループIDエリアを参照して、ここに格納されているミドルウェアグループIDを認識する。そして、次のステップS304において、この認識したミドルウェアグループIDが示す上位ミドルウェアに対して、受信したコマンド内容を通知する。このステップS303、S304の処理が、図4のステップS103の手順に対応する。
この図8に示す処理からも分かるように、基地局装置1のコマンド送受信ミドルウェア300では、特に、コマンドを送受信してきたモニタ装置2がマスターであるか否かに基づいて、コマンド受付の可否などについての判断は行っていないことが分かる。つまり、本実施の形態としては、前述もしたように、本実施の形態としてのシステム動作を実現するのにあたり、基地局装置1側のコマンド送受信ミドルウェア300について特に変更を行う必要はない。また、これに伴って、コマンド送受信ミドルウェア300よりも上位のミドルウェア、ドライバ、アプリケーションのプログラムなどについても特に変更の必要は無い。つまり、基地局装置1側のプログラムは、全体として特に変更の必要はないということになる。
ただし、基地局装置1としては、次に説明する、モニタ装置2のマスターを決定するための処理を実行するためのプログラムを実装し、これに応じたコマンドフォーマットとして、モニタ装置2に対してマスターとなることを指示要求するためのコマンド(ここではマスター指定コマンドという)を定義するようにされる。しかしながら、このような変更としても、例えば制御ミドルウェアごとに行う必要があるようなものではなく、簡易なものであるということがいえる。
図9及び図10のフローチャートは、基地局装置1側の処理として、マスターとなるモニタ装置2を決定するための処理を示している。
これらの図に示す処理は、制御部15(CPU)が、例えば内部ROMに記憶されるマスター決定のためのプログラムに従って実行するものとされる。また、以降のマスター決定処理の説明にあたり、この基地局装置1に対応してAVシステムを構成する複数のモニタ装置2は、予め設定された或る特定のマルチキャストグループに属するものとする。また、基地局装置1側では、電波無線通信網による通信が確立されているモニタ装置2を管理するために、通信が確立されているとされるモニタ装置2のIPアドレス(MAC(Media Access Control)アドレスでもよい)を格納したテーブル(接続状況テーブル)を保持しているものとされる。この接続状況テーブルは、例えば起動後において作成されて制御部15内部のRAMに保持され、以降のモニタ装置2の接続状況に応じて更新される。
先ず、図9において、基地局装置1側では、ステップS401の処理により、例えば一定時間間隔ごととなる所定タイミングで、マルチキャストモードによって、このAVシステムに対応するマルチキャストグループに属するとされている全モニタ装置2に対して、キープアライブパケットの送信を行う。
そして、続くステップS402の処理として、このキープアライブパケットの送信に対するモニタ装置2からの応答(レスポンス)が受信されるのを一定時間待機する。このときの待機時間としては、例えばキープアライブパケットを受信したモニタ装置2が正常に応答を返すことができるとした場合に要する時間等を考慮して設定される。
そして、次のステップS403においては、上記ステップS402の処理によって応答を返してきたとされるモニタ装置のIPアドレスを認識し、この認識したIPアドレスが、接続状況テーブルに対して既に登録されているか否かについて判別する。
ステップS403の処理として、応答してきたモニタ装置のIPアドレスが接続状況テーブルに登録されているとして肯定結果が得られた場合には、ステップS401の処理に戻る。つまり、一定時間ごとのキープアライブパケットの送信をそのまま繰り返すようにされる。
これに対して、ステップS402に対応して応答を返してきたとされるモニタ装置2において、接続状況テーブルにIPアドレスが登録されていないモニタ装置がある場合には、ステップS403において否定結果が得られることとなって、ステップS404の処理に進む。
ステップS404においては、応答はしてきたが接続状況テーブルにはIPアドレスが登録されていないとされるモニタ装置を対象として、そのIPアドレスを新たに接続状況テーブルに対して追加登録するようにされる。なお、このときにおいて、複数のモニタ装置を追加登録する場合には、例えば、応答してきた順などに応じて、順次登録を行うようにされる。
そのうえで、続くステップS405において、上記ステップS404の処理により得られた接続状況テーブルの登録状況として、今回の登録前における接続状況テーブルのIPアドレスの登録数は0であったか否かについて判別する。ここで、登録済みとされているIPアドレスは存在していたとして、ステップS405において否定結果が得られた場合には、ステップS401に戻るようにされる。
これに対して、ステップS405においてIPアドレスの登録数が0であったとして肯定結果が得られた場合には、ステップS406の処理を実行する。
ステップS405において肯定結果が得られてステップS406に至ったということは、それまで基地局装置1と接続を確立しているモニタ装置2が1つも無かったとされる状態から、はじめて、基地局装置1との接続が確立したモニタ装置2が現れたことを意味する。そこで、この場合にはステップS406の処理として、現在、接続状況テーブルにIPアドレスのうちで、登録順的に最初に登録したとされるIPアドレスのモニタ装置2をマスターとして選決定する。このためには、マスターとして決定したモニタ装置に対して、マスターとなることを指示要求する、マスター指示コマンドを送信するようにされる。このマスター指示コマンドの受信に応じたモニタ装置2側の処理は後述するが、結果的には、マスター指示コマンドを受信したモニタ装置2が、自身をマスターとして設定することになる。
また、基地局装置1では、マスター決定のための処理として図10に示す処理も実行する。
図10においては、先ず、ステップS501としての処理により、現在、接続状況テーブルに対して1つでも登録が存在するか否かについて判別する。ここで、登録が存在しないということが判別されて否定結果が得られれば、この図に示す処理はそのまま終了される。これに対して、接続状況テーブルに対して1つでも登録が存在しているとして、肯定結果が得られたのであれば、ステップS502以降の処理を実行することになる。
ここで、接続状況テーブルに対して1つでも登録が存在しているということは、図9から分かるように、必ずマスターとしてのモニタ装置2が設定されている状態にあるということである。従って、この図10に示すステップS502以降の処理は、先の図9に示すステップS406の処理を実行したことで、一旦、マスターとなるモニタ装置2を設定した後において、図9と並行して実行される処理となる。
図10のステップS502においては、現在マスターとして設定(決定)しているモニタ装置に対してキープアライブパケットの送信を行い、次のステップS503において、応答が受信されるか否かについて判別する。
ステップS503において、マスターであるモニタ装置2から応答を受信したのであれば、ステップS502の処理に戻るようにされる。これに対して、マスターであるモニタ装置2からの応答が例えば一定時間を経過しても受信されない場合には、ステップS503にて否定結果が得られることとなってステップS504の処理に進むことになる。
ステップS503にて否定結果が得られてステップS504に至った場合とは、これまでマスターであったモニタ装置2について、例えば電波無線通信の通信可能範囲外に移動させられた、あるいは、電源が停止された、あるいは故障などのなんらかの通信障害が発生したことなどにより、基地局装置1との通信が確立されない状態となったことを意味する。
そこで、ステップS504においては、このマスターとしてのモニタ装置との通信が勝率しない状態となったことに応じて、接続状況テーブルから、このモニタ装置についての登録を削除するための処理を実行する。
ここで、接続状況テーブルに登録されるIPアドレス(モニタ装置)は、登録順により管理されているものとされる。そして、例えば先のステップS406の処理として説明したように、マスターとなるモニタ装置は、そのときの接続状況テーブルにIPアドレスが登録されるモニタ装置のうちで、登録順的に先頭となるモニタ装置とされている。つまり、ここでのマスターの決定規則としては、現在時点において、接続状況テーブルに登録されているモニタ装置のうちで、登録順としてに先頭となるモニタ装置をマスターとして設定することにしている。
そこで、ステップS504においては、現段階において、接続状況テーブルにおいて登録順的に先頭であるとされているIPアドレス(モニタ装置)を削除するようにされる。これにより、これまでマスターとして設定されていたモニタ装置2についての接続状況テーブルからの削除が行われたことになる。
そして、次のステップS505では、上記ステップS504による登録削除の処理の結果、現段階における接続状況テーブルには、IPアドレスの登録が存在するか否かについて判別する。ここで、否定結果が得られれば、現段階おいて、接続が確立しているモニタ装置2は存在しないことから、この図に示す処理を終了することになる。確認のために述べておくと、この図に示す処理が終了されても、先に図9に示した処理は継続して実行されることで、以降において接続が確立されたモニタ装置が現れれば、接続状況テーブルへの登録が行われるようにされる。
これに対して、ステップS505において、現段階における接続状況テーブルにおいて、1以上のIPアドレスの登録が存在するとして肯定結果が得られた場合には、ステップS506の処理に進むようにされる。
ステップS504による登録削除が行われた後においても、接続状況テーブルにIPアドレスの登録が残っている場合、登録削除前には登録順が2番目となっていたIPアドレス(モニタ装置)が、登録削除後においては、新たに登録順が1番(先頭)となるようにして、登録順は繰り上げられるようにして管理されることになる。
そして、ステップS506においては、先のマスターの決定規則に従って、この新たに登録順が先頭となったIPアドレスのモニタ装置を、マスターとして決定するようにされる。そして、このための処理として、先のステップS406の場合と同様にして、このマスターとして決定したモニタ装置2に対して、マスター指定コマンドを送信するようにされる。
なお、図9及び図10に示すマスター決定処理はあくまでも一例であり、例えばキープアライブなどの問い合わせを行って応答してきたモニタ装置のうちから、1つのモニタ装置のみを選択してマスターとすることができるのであれば、マスターを決定するための規則、及びこの規則に応じた処理の内容としては適宜変更されてよいものである。
図11のフローチャートは、例えば図9のステップS406又は図10のステップS506において実行されるマスター指定コマンドの送信に応答した、モニタ装置2側の処理を示している。この図に示す処理としても制御部15(CPU)が、例えば内部ROMに格納されるプログラムを実行することで得られるものである。
この場合、モニタ装置2においては、ステップS601においてマスター指定コマンドが受信されるのを待機している。そして、マスター指定コマンドが受信されるのに応じて、ステップS602の処理を実行するようにされる。
例えばモニタ装置2側では、先に図7により説明したステップS202での判断に用いるために記憶保持している設定情報として、初期的には、マスターとして設定されていないことを示す内容を格納させることとしている。
そして、ステップS602の処理としては、設定情報について、マスターとして設定されていることを示す内容に書き換えるようにされ、これにより、自身がマスターであることを設定するようにされる。
なお、上記実施の形態では、基地局装置とモニタ装置とから成るAVシステムを例に挙げているが、これ以外の形態の制御システムに対しても適用されるべきものである。例えば、基地局装置とモニタ装置に代えて、パーソナルコンピュータなどとすることも考えられるし、特に、モニタ装置に代えては、より携帯性、可搬性に優れたPDA(Personal Digital Assistants)などの小型端末装置とすることも考えられる。
本発明の実施の形態としてのAVシステムの基本的な構成を模式的に示す図である。 実施の形態のAVシステムにおいて特徴となるシステム動作を説明するための図である。 実施の形態のAVシステムを構成する基地局装置とモニタ装置の内部構成例を示すブロック図である。 チャンネル切り換えコントロールのためのモニタ装置と基地局装置との間でのコマンドの送受信の手順を示す図である。 実施の形態のモニタ装置における、コマンド送受信に関するミドルウェア構造を模式的に示す図である。 モニタ装置と基地局装置との間で送受信されるコマンドの構造を示す図である。 モニタ装置側で実行するコマンド送信処理を示すフローチャートである。 基地局装置側で実行するコマンド受信対応処理を示すフローチャートである。 基地局装置側で実行するマスター決定のための処理を示すフローチャートである。 基地局装置側で実行するマスター決定のための処理を示すフローチャートである。 マスター指定コマンドの受信に応答したモニタ装置側の処理を示すフローチャートである。 従来としての基地局装置とモニタ装置とによる基本的な通信動作を説明するための図である。 従来の基地局装置及びモニタ装置の構成の下で、1つの基地局装置に対して複数のモニタ装置を対応させた場合における通信動作を説明するための図である。
符号の説明
1 基地局装置、2 モニタ装置、11 TVチューナ、12 映像/音声エンコーダ、13 映像/音声入力部、15 制御部、17,24 無線通信部、18 ネットワークインターフェイス、19,31 内部データバス、21 映像/音声デコーダ、22 制御部、24 ローカル通信部、25 ネットワークインターフェイス、26 表示制御部、27 表示部、28 音声処理部、29 スピーカ、30 操作入力部、30a タッチパネル、ANT アンテナ、100 インターネット、200 コマンド送受信ミドルウェア(モニタ装置側)、201 チューナ制御ミドルウェア、300 コマンド送受信ミドルウェア(基地局装置側)、301 チューナ制御ミドルウェア、302 チューナドライバ

Claims (5)

  1. 1つの被制御装置と、複数の制御装置とからなり、
    上記被制御装置と制御装置との間での通信を行う通信手段と、
    上記制御装置により上記被制御装置を制御するための制御コマンド送受信を上記通信手段を利用して実行するようにされた制御コマンド送受信手段と、
    上記制御コマンド送受信手段に対して、所要の上記制御コマンドの送受信の実行を要求する要求手段と、
    上記複数の制御装置のうちで特定の制御装置に与えられる制御権の有無を、上記制御装置ごとに設定する設定手段と、
    上記制御装置において、上記設定手段により制御権が有るものとして設定されているときには、上記要求手段の要求に応じた上記制御コマンド送受信手段による上記制御コマンドの送受信を実行させ、上記設定手段により制御権が有るものとして設定されていないときは、上記要求手段の要求に応じた上記制御コマンド送受信手段による上記制御コマンドの送受信を実行させないように制御するコマンド送受信制御手段と、
    を備えていることを特徴とする制御システム。
  2. 被制御装置との間での通信を行う通信手段と、
    上記被制御装置を制御するための制御コマンド送受信を上記通信手段を利用して実行するようにされた制御コマンド送受信手段と、
    上記制御コマンド送受信手段に対して、所要の上記制御コマンドの送受信の実行を要求する要求手段と、
    上記被制御装置と対の関係となる複数の制御装置のうちで特定の制御装置に与えられる制御権の有無を設定する設定手段と、
    上記設定手段により制御権が有るものとして設定されているときには、上記要求手段の要求に応じた上記制御コマンド送受信手段による上記制御コマンドの送受信を実行させ、上記設定手段により制御権が有るものとして設定されていないときは、上記要求手段の要求に応じた上記制御コマンド送受信手段による上記制御コマンドの送受信を実行させないように制御するコマンド送受信制御手段と、
    を備えていることを特徴とする制御装置。
  3. 被制御装置を制御するための、上記被制御装置との間での制御コマンド送受信を実行する制御コマンド送受信処理と、
    上記制御コマンド送受信処理に対して、所要の上記制御コマンドの送受信の実行を要求する要求処理と、
    上記被制御装置と対の関係となる複数の制御装置のうちで特定の制御装置に与えられる制御権の有無を設定する設定処理と、
    上記設定処理により制御権が有るものとして設定されているときには、上記要求処理の要求に応じた上記制御コマンド送受信処理による上記制御コマンドの送受信を実行させ、上記設定処理により制御権が有るものとして設定されていないときは、上記要求処理の要求に応じた上記制御コマンド送受信処理による上記制御コマンドの送受信を実行させないように制御するコマンド送受信制御処理と、
    を実行するようにされていることを特徴とする制御方法。
  4. 被制御装置を制御するための、上記被制御装置との間での制御コマンド送受信を実行する制御コマンド送受信処理と、
    上記制御コマンド送受信処理に対して、所要の上記制御コマンドの送受信の実行を要求する要求処理と、
    上記被制御装置と対の関係となる複数の制御装置のうちで特定の制御装置に与えられる制御権の有無を設定する設定処理と、
    上記設定処理により制御権が有るものとして設定されているときには、上記要求処理の要求に応じた上記制御コマンド送受信処理による上記制御コマンドの送受信を実行させ、上記設定処理によりこの制御権が有るものとして設定されていないときは、上記要求処理の要求に応じた上記制御コマンド送受信処理による上記制御コマンドの送受信を実行させないように制御するコマンド送受信制御処理と、を制御装置に実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 上記コマンド送受信制御処理は、上記制御コマンド送受信処理とともに、コマンド送受信に関連する処理を実行するミドルウェアとして構成される、
    ことを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
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