JP2005208418A - 映写用スクリーンおよびそれを用いた無線映写システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 近距離無線通信を利用して、動画像の中継伝送を行う。
【解決手段】 プロジェクタ4からの映像を映写する映写用スクリーン2にアンテナ21を設ける。情報端末装置3とプロジェクタ4との間を、アンテナ21によって中継した近距離無線通信によって接続することにより、高画質の動画映像が伝送可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、映写された映像を結像表示する映写用スクリーンと、それを用いた無線映写システムに関する。
近年、会議や講演会、映写会などにおいてパーソナルコンピュータ(以下、単にPCという)などの情報端末装置の映像情報を、前面映写型液晶プロジェクタ(以下、単にプロジェクタという)を用い大きな画面に映写し、それに基づき説明が行われることが多くなっている。
この場合、一般にはPCの映像出力端子と、プロジェクタの映像入力端子を、ケーブルにて接続している。このケーブルによりPCとプロジェクタの設置位置は制約を受けるなどの課題があった。また、多人数を収容するホールを映写会場とする場合においては、PCとプロジェクタの距離が離れてしまうため長いケーブルが必要となり、ケーブルを敷設するための手間が掛かるなどの課題があった。さらに、長いケーブルを使用する場合、信号が減衰し映像が劣化することがあり、それを補償する増幅回路が必要となるなど、特に課題が多かった。そこで、PCとプロジェクタ間を無線通信で接続する提案が多数なされている。
さらに、従来は、解像度が低く、反応時間も遅いため、スライド的な映像を映写する使用方法が主であったものが、近年は液晶表示体などの技術革新により、高解像度、高速な反応時間が実現され、動画などの映写も可能になっている。また、PCの処理能力も飛躍的に伸びており、手軽に高精細な動画像をプロジェクタで表示する状況が増えている。
このように高精細な動画像を無線通信で実現しようとした場合、従来の無線LANなど近距離無線通信にて使われている伝送方式では、無線通信部における伝送速度が低いため、高解像度の動画映像を伝送することは難しい。
そこで、動画像のデータを処理して、伝送情報を減らして無線伝送する方式(例えば、特許文献1参照)や、表示データをプロジェクタへ無線伝送し、プロジェクタにて表示処理を行う方式(例えば、特許文献2参照)が提案されている。これによりケーブルを用いないで映像情報を伝送し映写することが可能となった。
特開平10−145796号公報(第16頁、図2) 特開2000−222163号公報(第11頁、図2)
しかしながら、特許文献1に示した映像表示システムでは、送信装置において映像信号の連続する前後のフレームで異なる部分の映像信号のみを取り出し符号化する手段と、表示装置において受信した信号を復号化し表示する手段が必要となる。これは、専用の回路の追加が必要であり、従来のプロジェクタとの接続の互換性が無く、また、専用の回路を必要とするために高価格になるなどの課題がある。
また、特許文献2に示したデータ表示システムでは、情報処理装置から送られたデータを表示するための、ビューア機能を表示装置に備える必要がある。これも専用の回路が必要となり高価格になる課題がある。また、表示する映像は表示装置側で処理して描画されるので、情報処理装置側での操作が表示映像に即時に対応できないなどの課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の課題に着目してなされたものであり、映写用スクリーンに無線通信用のアンテナを設けることにより、このアンテナを介して障害物の影響を受けることなく良好な無線通信を行うことができる映写用スクリーン及びこれを使用した無線映写システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、第1の発明に係る映写用スクリーンは、映写された映像を結像表示する映写用スクリーンであって、少なくとも1つの無線通信用のアンテナを備えたことを特徴としている。
この第1の発明では、映写用スクリーンは設置される映写会場内のほぼすべての位置から見通せるように設置されるものであるため、その映写用スクリーンに無線通信に必要となるアンテナを備えたことで、映写に必要となる情報端末装置およびプロジェクタが見通し範囲となる。それにより、周囲の人間や構造物などが、電波伝搬の妨げとなることが少ないので、通信可能な範囲を広げる効果がある。
また、映写用スクリーンに備えたアンテナが平面状アンテナの場合、面積に対する制約を受けないため、広い周波数帯域にわたり特性の良いアンテナを実現することができるので、さらに通信可能な範囲を広げる効果がある。
第2の発明に係る映写用スクリーンは、映写された映像を結像表示する映写用スクリーンであって、少なくとも1つの無線受信用のアンテナと少なくとも1つの無線送信用のアンテナを備えたことを特徴としている。
この第2の発明では、アンテナ設置のための面積の制約を受けない映写用スクリーンに、受信、送信それぞれに専用のアンテナを備えることで、送受信の切り替えによる損失をなくすことができる。また送受信切り替え用の高価な高周波スイッチも不要になるため、無線通信機器の価格低減効果もある。
第3の発明に係る映写用スクリーンは、映写された映像を結像表示する映写用スクリーンであって、複数の無線通信網のために、それぞれ少なくとも1つの無線通信用のアンテナを備え、当該無線通信用のアンテナそれぞれに、無線通信用回路を接続し、さらに当該無線通信用回路間を無線中継用に相互に接続したことを特徴としている。
この第3の発明では、複数の無線通信回路とアンテナを映写用スクリーンに備え、かつそれぞれの通信回路間を接続したことで、映像情報を映写するプロジェクタと、映像情報を供給する情報端末装置との間を直接無線通信で接続するのではなく、本映写用スクリーンで中継し接続することができる。これによって、通信可能な範囲を広げる効果があるだけでなく、本映写用スクリーンならびにプロジェクタならびに情報端末装置のすべての間を無線通信で接続することができ、敷設の手間がかかり、美観を損なう恐れのあるケーブル類をなくすことができる。
第4の発明に係る映写用スクリーンは、第1乃至第3の何れか1つの発明に記載の映写用スクリーンであって、前記アンテナは当該映写用スクリーンの上部側に配設されていることを特徴としている。
この第4の発明では、映写用スクリーンの上部側にアンテナを配置することで、特に効率よく電波の送受信を行うことができ、通信可能な範囲を広げる効果がある。
第5の発明にかかる映写用スクリーンは、第1乃至第4の何れか1つの発明に記載の映写用スクリーンであって、前記アンテナのうち、少なくとも1つが当該映写用スクリーンを展張保持するための支柱に配設されていることを特徴としている。
この第5の発明では、映写用スクリーンが、映写される場所に常時設置されておらず、支柱によって展張保持される仮設型のスクリーンを使用する場合において、布状の仮設型スクリーンにアンテナや通信回路を固着させることは困難である。そこで、アンテナや、回路の一部を仮設型スクリーンを展張保持するための支柱に備えることで、本発明を簡便に実施できる。
第6の発明にかかる映写用スクリーンは、第1乃至第5の何れか1つの発明に記載された映写用スクリーンであって、前記アンテナの少なくとも1つが他の映写用スクリーンに備えた少なくとも1つの無線通信用アンテナとの間で無線通信するように構成されていることを特徴としている。
この第6の発明によれば映写会場が大きいなどの理由で、複数の映写用スクリーンに対し、同時に同一の映像情報を映写する必要がある場合に、1つの情報端末から複数のプロジェクタへ一斉に映像情報を伝送する必要がある。この場合に従来のケーブル接続では、ケーブルによる損失と信号を分配する損失があるため、増幅回路を備えた専用の分配器を必要としていた。しかしながら、本発明による映写用スクリーンに備えたアンテナ間で通信を行うことによって、映像情報を中継して映写することができる。
第7の発明にかかる映写用スクリーンは、第1乃至第6の何れか1つの発明に記載された映写用スクリーンであって、前記アンテナは、前記映写用スクリーンに着脱自在に配設されていることを特徴としている
この第7の発明によれば、映写用スクリーンにアンテナを備えない従来からの映写用スクリーンを既に備えた映写会場においても、無線通信機を付加することで、簡便に無線映写システムを構築することができる。
第8の発明にかかる無線映写システムは、第1乃至第7の何れか1つの発明に記載された映写用スクリーンと、当該映写用スクリーンに映像情報を映写する画像映写装置と、該画像映写装置へ映像情報を供給する情報端末装置と、前記画像映写装置及び情報端末装置の少なくとも何れか1つと前記映写用スクリーンのアンテナとの間で映像情報を無線通信する無線通信手段とを備えたことを特徴としている。
この第8の発明によれば、第1乃至第7の発明の映写用スクリーンへ映像情報を映写するためのプロジェクタと、前記映像情報を供給する情報端末の間を無線通信で接続する場合において、プロジェクタおよび情報端末に対して見通せる位置にある映写用スクリーンにアンテナを設置することで、配線の手間が掛かり、邪魔になるケーブルを使用することなく、映写システムを構築することが可能となる。
第9の発明にかかる無線映写システムは、第8の発明に記載の無線映写システムであって、前記無線通信手段はウルトラ・ワイドバンド(以下、単にUWBという)通信方式で画像情報の無線通信を行うように構成されていることを特徴としている。
情報端末からプロジェクタへ高精細な動画像を伝送するためには、毎秒数十メガビットの情報量が必要である。この情報を伝送するためにUWB通信の高速伝送能力が必要となる。しかし、UWB通信は他の無線通信との干渉を避けるために、送信電力を下げなくてはならない課題がある。
この第9の発明によれば、映写用スクリーンにアンテナを備えることで、限られた送信電力を有効に利用し、無線通信による映写システムを実現できる。
第10の発明に係る映写用スクリーンは、第1乃至第7の何れか1つの発明に記載の映写用スクリーンであって、前記アンテナの少なくとも1つは指向性及び偏波特性の少なくとも何れかを変化可能に構成されていることを特徴としている。
この第10の発明では、本映写用スクリーンが中継する無線通信の相手方が移動しても、アンテナの、指向性を最適に向けて使うことで、通信可能な範囲を広げる効果がある。また、通信の相手方に応じて偏波を変化させて使用することで、通信の干渉を低減させて、電波の利用効率を高めることもできる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態の概略構成を示すシステム構成図であって、図中、1は多人数を収容する映写会場であり、この映写会場は、例えば1000名弱の観客が収容でき、どの席からも壁面11に設置された、縦3メートル横4メートルの映写用スクリーン2に映写された映像が、見えるように座席が配置されている。
映写用スクリーン2には、映像情報の発信源である例えばPCで構成される情報端末装置3から映像情報を画像映写装置としてのプロジェクタ4に送信し、このプロジェクタ4によって映写される映像を映写用スクリーン2に結像して表示する。
そして、情報端末装置3には他の機器との間で電波による通信が可能な情報端末無線通信機31が接続され、また、プロジェクタ4には他の機器との間で電波による通信が可能なプロジェクタ無線通信機41が接続されており、情報端末装置3とプロジェクタ4との間で無線による通信が可能となっている。さらに、映写用スクリーン2には情報端末無線通信機31およびプロジェクタ無線通信機41で使用される無線電波を、送受信できるアンテナ21が設けられている。
情報端末無線通信機31およびプロジェクタ無線通信機41は、図2に示すように、無線通信回路10、アンテナ101、給電線102、インターフェース回路107を備えている。情報端末無線通信機31およびプロジェクタ無線通信機41はインターフェース回路107を除き他の回路は各々同一の構成である。
無線通信回路10は、アンテナ切り替えスイッチ103、受信回路104、送信回路105、通信制御部106から構成される。アンテナ101は給電線102を介してアンテナ切り替えスイッチ103の可動接点cに接続されており、アンテナ切り替えスイッチ103の常閉接点aには受信回路104が、アンテナ切り替えスイッチ103の常開接点bには送信回路105が接続されている。
受信回路104は、アンテナより入力された受信信号を増幅、周波数変換などを行った後に復調処理を行い復調した受信データを通信制御部106に出力する。
送信回路105は、通信制御部106より出力された送信データを基に変調処理を行い、その後に増幅、帯域制限などを行い、送信信号を生成しアンテナ101へ出力する。
アンテナ101は送受信共用であり、アンテナ切り替えスイッチ103の制御端子と接続した通信制御部106からの信号により受信回路104、送信回路105と選択的に接続され、送信と受信を切り替えながら双方向に通信を行うことができる。
インターフェース回路107は、通信制御部106と情報端末装置3またはプロジェクタ4間を接続するための回路であり、接続する相手方によって異なる。なお、図2に例示した無線通信機おいて、アンテナ101とアンテナ切り替えスイッチ103の間は、同軸ケーブルなどの給電線102を用いて接続され、隔たれた場所に設置されている例を示したが、無線通信回路の使用される状態に応じては、給電線102をプリント基板の配線として、アンテナ101とアンテナ切り替えスイッチ103の間を直接接続し同一筐体に設置することもある。
また、映写用スクリーン2は、図3に示すように、枠部23内に映写面22が配設され、この映写面22の上部で左右方向の中央位置に無線通信用のアンテナ21が配設された構成を有する。
アンテナ21は前述した図2におけるアンテナ101に相当し、アンテナ21には給電線102が接続され、給電線102を介して無線通信回路10が接続されている。プロジェクタ4より映写された映像は映写面22において結像し、観衆に視認される。枠部23は映写面22の映写範囲の外側に位置し、一般に黒もしくは暗色であり、映像は映写されず、映像の境界を明確にし、映写用スクリーン2を保持、固定するために設けられている。
本実施形態においては、電波の到達範囲を広げるために、壁面11に映写用スクリーン2が設置された状態で映写会場1内に対して良好な見通しが確保できる、映写用スクリーン2中央上側の枠部23の裏面に平面状のアンテナ21を配置している。
ここで、アンテナ21の位置は図3に例示した映写用スクリーン2の中央上部に限るものではなく、映写用スクリーン2の構造や取り付け場所などに応じて、図4のaからg等に示すように、映写用スクリーン2の任意の場所を選んでよい。ただし、映写用スクリーン2の素材にあっては、布、木材、樹脂等の電波を透過させる材質を想定しており、金属等の電波を反射させる材料を用いた場所へアンテナ21を配置することは好ましくない。
このアンテナ21には給電線102を介して情報端末装置3が接続されている。
次に、上記第1の実施形態の動作を図5について説明する。
今、情報端末装置3に映写用スクリーン2に映写する映像情報が格納されているものとする。この映像情報は、情報端末無線通信機31にて無線信号に変調され、給電線102を経て映写用スクリーン2に設置されたアンテナ21よりプロジェクタ4に向けて送信される。プロジェクタ4のプロジェクタ無線通信機41がアンテナ21より送信された無線信号を受信および復調し、映像情報を取り出す。復調された映像情報はプロジェクタ4に入力され映写用スクリーン2へ映写される。
このように本発明の第1の実施形態によれば、アンテナ21を、面積の広い映写用スクリーン2に設けているため、アンテナ21は面積的な制約を受けず、送受信の効率の良いアンテナを提供することができる。また、アンテナ21から映像情報をプロジェクタ4のプロジェクタ無線通信機41に向けて送信するので、映写用スクリーン2とプロジェクタ4との間には通常障害物が配置されることはないので、良好な無線通信を行うことができる。
なお、上記第1の実施形態においては、アンテナ21を映写用スクリーン2の裏面に配置したが、映写用スクリーン2の裏面にアンテナ21を配置したことで、映写用スクリーン2の取り付け方やアンテナ21への配線状況によっては不都合を生じる場合もある。このような場合にはアンテナ21を映写用スクリーン2の表面や、内部に配置しても良い。
さらに、アンテナ21は棒状、線状、八木型、など平面以外の形状でも良い。また、アンテナ21に、無線通信回路の一部であるアンテナ切り替えスイッチ103、あるいは受信回路104、送信回路105の一部もしくは全てを、一体型としアンテナ回路部として、映写用スクリーン2に設けても良い。これによりアンテナ21だけを設けた場合と比べ、アンテナ21と無線通信回路10間の給電線102による損失の影響が低減できるため、通信可能な範囲を広げる効果がある。
また、図6に示すように情報端末装置3の情報端末無線通信機31のアンテナ101を情報端末無線通信機31と一体化させ、プロジェクタ4のプロジェクタ無線通信機41のアンテナ101を映写用スクリーン2に設置されたアンテナ21として使用しても良い。
次に本発明の第2の実施形態を説明する。
上記第1の実施形態では、アンテナ切り替えスイッチ103を使用し、1つのアンテナ101を送受信で共用する構成となっている。しかしながら、周波数が高く帯域の広い信号を切り替えるためには、砒化ガリウムなどの高周波用半導体を広帯域整合回路と組み合わせた、特殊なスイッチが必要となる。このようなスイッチを低損失、低価格で実現することは難しい。
一方、映写用スクリーン2には、アンテナを設置する場所の制約はほとんど無く、また、映写用スクリーン2への設置に適した平面状アンテナは、プリント配線基板をエッチングして形成するなどの手法で、安価に実現できるので、複数のアンテナを設けることは容易である。
そこで、本発明の第2の実施形態においては、図7に示すように、映写用スクリーン2に、受信用アンテナ211と送信用アンテナ212を個別に配置し、受信用アンテナ211には受信回路104を、送信アンテナ212には送信回路105を、それぞれアンテナ切り替えスイッチを介さずに直接接続する構成としている。
この第2の実施形態に例示すように、送受信それぞれに個別なアンテナを設けることで、図2に示した、1つのアンテナ101を送受信で共用するためのアンテナ切り替えスイッチ103を必要としない回路構成となるので、低価格で高性能な無線通信用アンテナを実現できる。
なお、上記第2の実施形態においては、単体の受信用アンテナ211を用いた構成例を示したが、複数の受信用アンテナを設けて、ダイバーシティ受信を行うことで、受信性能を向上させることもできる。
次に本発明の第3の実施形態を説明する。
前述した第1の実施形態において例示した構成は、映写用スクリーン2に備えたアンテナ21を、情報端末装置3に設けた情報端末無線通信機31もしくは、プロジェクタ4に設けたプロジェクタ無線通信機41の、どちらかのアンテナとして使用するものであった。この場合、情報端末無線通信機31もしくはプロジェクタ無線通信機41のどちらか一方で会場内の比較的ケーブルを敷設しにくい場所に設置されるものを無線で接続し、残りの一方はケーブルで接続することになる。従って、ケーブルを使用することによるデメリットは残っている。
そこで、本第3の実施形態においては、映写用スクリーン2にアンテナと無線中継回路を備えることで、情報端末装置3とプロジェクタ4との間を無線により中継接続することですべての通信路を無線化する構成としている。
すなわち、第3の実施形態は、図8に示すように情報端末装置3とプロジェクタ4と間を、中継無線機5を備えた映写用スクリーン2を介して接続しており、情報端末装置3と映写用スクリーン2との間で通信網61、映写用スクリーン2とプロジェクタ4との間で通信網62を構成している。
映写用スクリーン2に備えられた中継無線機5は、アンテナ213、214、それぞれに接続されている無線通信回路10、内部接続回路51によって構成されている。以後の説明のためアンテナ213に接続された無線通信回路10を無線通信回路10−1、また、アンテナ214に接続された無線通信回路10を無線通信回路10−2とあらわす。アンテナ213は通信網61と、アンテナ214は通信網62とそれぞれ通信するために使用される。
次に上記第3の実施形態の動作を説明する。
アンテナ213で受信した情報端末装置3からの信号は無線通信回路10−1で復調され、内部接続回路51を通り、無線通信回路10−2で変調されアンテナ214よりプロジェクタ4へ送信される。反対にアンテナ214で受信したプロジェクタ4からの信号は、無線通信回路10−2で復調され、接続回路51を通り、無線通信回路10−1で変調されアンテナ213より情報端末装置3へ送信される。このようにして、映写用スクリーン2の中継による情報端末装置3とプロジェクタ4との間の双方向通信が成り立つ。
これにより、距離が離れたり、障害物がある等で、直接通信をすることのできない情報端末装置3とプロジェクタ4と間を、通信させることができる。
なお、上記第3の実施形態では、2つの通信網間の中継を例示したが、アンテナと無線通信回路を増やすことで、さらに多くの通信網を中継できる。
この第3の実施形態のさらなる応用例を図9に示す。前述した第3の実施形態において、中継無線機5は変復調の機能を有し、受信信号を復調したデータに基づき変調を行い送信する例を示した。しかしながらこの場合、通信回路は複雑であるため、消費電力が大きく価格が高くなる。そこで、通信網ごとに異なる周波数を用いて通信を行えば図9に示すように、図8における無線通信回路10−1及び10−2及び内部接続回路51を省略し、これらに代えて、2つの周波数変換回路52及び53と、これら周波数変換回路52及び53を選択する選択スイッチ54及び55とを設ける構成とすることにより、低消費電力化や低価格化ができる。
なお、上記第3の実施形態では、複数の無線通信網のそれぞれに対して個別にアンテナを備えているので、このアンテナそれぞれに異なる指向性を持たせても良い。この場合、本実施形態の映写用スクリーン2が中継するそれぞれの無線通信の相手方に対して、最適な指向性のあるアンテナを使うことで、お互いの通信の干渉を避けたり、通信可能な範囲を広げたりする効果がある。特に、映写中のプロジェクタ4は映写用スクリーン2に対して常に一定の角度で設置されるので、アンテナ214の指向性を先鋭にすることは容易であり、また指向性を先鋭にした場合、通信特性を向上させる効果がある。
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。
前述した第1〜第3の実施形態では、映写会場1の壁面11に設置された映写用スクリーン2へアンテナ21を設置し、映写会場1内の広い範囲と通信を行うための手段を例示した。さらに本実施形態は、もっとも効果的に電波による通信を実現するためのアンテナ設置位置を示すものである。
本発明で使用される近距離無線通信は、一般的に波長が1メートル未満の高周波信号を使用することが多い。このような電波は直進性が強いため、通信可能範囲を広く取るためには、アンテナの設置位置を高くする事が良い。そこで本実施形態では、前述した、第1の実施形態の図4においてアンテナ21をa乃至cの位置に設置することで、より広い通信範囲を得ることができる。
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。
前述した第1〜第4の実施形態では、映写会場1の壁面11に設置された映写用スクリーン2への適応例を示した。しかしながら、会議室などあらかじめ映写用スクリーンの設置されていない会場において、簡易的に映写用スクリーンを設置して会議などを行うことも多い。本実施形態は、そのように簡易設置型映写用スクリーンを用いる場合においても、無線通信を用いて映像情報を伝送するための手段を示すものである。
簡易設置型映写用スクリーンの例を図10に示す。図10において、7は簡易設置型映写用スクリーンであり、巻き取り型スクリーン71、折りたたみ式の脚部72、伸縮可能な支柱73、支柱先端の図示しない鉤状フックからなる。巻き取り型スクリーン71は使用しないときは筒状に巻き取られている。本簡易設置型映写用スクリーン7を使用するときは脚部72を開き、巻き取り型スクリーン71の一端に備えた図示しないリングを、鉤状フックに掛け、支柱73を延伸し、巻き取り型スクリーン71を展張することで映写用スクリーンの機能を果たすようにして設置する。この支柱上部にはアンテナ取り付け部材74を介してアンテナ21が取り付けられており、脚部72の近傍に設置した無線通信部75と、ケーブル102を介して接続されている。本実施形態に例示する構成とすることで、アンテナなどを固着することのできない、巻き取り型スクリーン71を備えた簡易設置型映写用スクリーン7においても、本発明の効果を得ることができる。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
前述した第1〜第5の実施形態では、1つの映写会場1に1つのプロジェクタおよび映写用スクリーンを設置して、使用する例を示した。しかし、さらに広い映写会場である、映写会場内に柱などが存在する等の理由によって、映写用スクリーンに映写した映像を視認できない場合もある。
そのような場合において、第6の実施形態は、第1〜第5の実施形態による映写用スクリーンを複数備え、1台の情報端末装置からの情報を、映写用スクリーンに備えたアンテナを用いて各プロジェクタへ一斉に中継伝送するための、構成を示すものである。
次に、本発明の第6の実施形態を図11について説明する。
この第6の実施形態では、図11に示すように、映写会場1の壁面11に、2台のプロジェクタ4−1、4−2と2つの映写用スクリーン2−1、2−2があり、1台の情報端末装置3から映像情報を伝送する例である。映写用スクリーン2−1と映写用スクリーン2-2間は無線通信ができるよう、アンテナの指向性や利得が設定されている。
情報端末装置3から送信された信号は、映写用スクリーン2−1に伝送される。映写用スクリーン2−1で受信された信号はプロジェクタ4−1に中継されるとともに、映写用スクリーン2-2へも中継される。映写用スクリーン2-1から中継された信号を受信した映写用スクリーン2-2は、プロジェクタ4-1へさらに信号を中継する。
このように、映写用スクリーン間で通信を可能となるようにアンテナを備えることで、無線通信を用いて情報を中継伝送し、広い会場内にケーブルを敷設することなく、1つのPCから同時に複数のプロジェクタへ映像を伝送することが可能となり、コストや手間を削減できる。
本発明の第7の実施形態を説明する。前述した第1〜第6の実施形態では、映写用スクリーンにあらかじめ備えられたアンテナを介して、通信を行う例を示した。しかしながら、これらの実施形態では、既に設置されている通信機能のない映写用スクリーンでは使用できないという課題がある。
そこで、本実施形態は、無線通信用のアンテナもしくは、アンテナと無線通信回路を接続したアンテナ回路部を、ユニット化し無線通信付加ユニット(以下付加ユニットという)を構成したうえで、既存の映写用スクリーンに付加することで、通信対応できるようにするものである。
既存の映写用スクリーンを、無線通信対応化する構成を図12に例示する。図12で、81は既存の映写用スクリーン、82は付加ユニットである。付加ユニット82には、アンテナ83と図示しない無線通信回路が内蔵されている。付加ユニット82を、映写用スクリーン81近傍に設置することで情報端末装置3、プロジェクタ4間を無線接続することができる。また、本ユニット内に電池を内蔵させても良く、この場合は、電源の配線が不要となり利便性が増す。本付加ユニットを設置する方法としては、壁面11に用意したフックに吊り下げる、両面粘着テープや面ファスナで貼付する、などがある。また、壁面が鉄など磁性材料を用いる場合は、磁石で吸着し設置しても良い。
なお、ここではアンテナと無線通信回路を組み合わせたユニットとしたが、アンテナ単体を映写用スクリーン表面に貼付するなども可能である。さらに、図13に示すように映写用スクリーン脇に無線通信ユニットを設置することで、簡易設置型映写用スクリーンにも適用できる。
本発明の第8の実施形態を説明する。第8の実施形態においては、本発明の第1から第7の実施形態に示した映写用スクリーン2を、情報端末無線通信機31を備えた情報端末装置3と、プロジェクタ無線通信機41を備えたプロジェクタ4と組み合わせることで、配線の手間や、長い配線による映像の劣化のない無線通信による映写システムを提供するものである。特に、映写会場内でもっとも電波の送受にふさわしい映写用スクリーンにアンテナを設けることで、送信電力の小さい無線通信システムにおいても、広い会場をカバーできるシステムであって、これにより利便性の高い映写システムを安価に提供することができる。
次に、本発明の第9の実施形態を説明する。
まず、プロジェクタで映写する動画像データを伝送する例を説明する。画面構成を一般的なPCモニタと同等であるとし、構成画素数を横1024ドット、縦768ドット、色数65536(16ビット)色とすると一画面は、
1,024x768x16=12,582,912ビット
の情報で表される。動画として1秒間に15フレーム必要と考えると、
12,582,912x15=188,743,680ビット/秒
となる。つまり、圧縮などの手順を要せずカラーの動画像を伝送するためには約200Mビット/秒(Mbps)の情報伝送速度が必要になる。従って、この動画像情報を無線通信で伝送する場合は、現在実用化されている近距離無線通信の中では高速なIEEE802.11aやIEEE802.11gの無線通信を用いても54Mbpsの伝送速度であるため、200MBpsの動画伝送は出来ない。
そのため、本発明の背景技術の項に記載したように、従来は画像の差分情報のみに圧縮して送信し受信側で元の動画像に変換して映写したり、情報をファイルとして送信し受信側で映像化して映写したりしていた。これらの場合は、差分化・圧縮・伸張などのデータ処理に時間が掛かる、データ処理により画像に歪やノイズを生じる、ファイルや画像を処理するためのハードウェアやソフトウェアが必要になる、などの課題を持っていた。
一方、UWB通信においては、米国電気電子技術者協会 802.15委員会3a作業部会刊行の”Multi-band OFDM Physical Layer Proposal for IEEE 802.15 Task Group 3a”の64ページ表32(IEEE P802.15−03/268r0 PP64 Table32)に示されるように、数メートル程度の伝送距離であるという課題はあるが、200Mbpsの通信速度を得ることができる。
そこで、本発明の第9の実施形態では、高速であるが、通信可能距離の短いUWB通信の伝送距離を、前述した第1〜8の実施形態において提示した手段を用いて延伸することで、従来行われていた複雑な処理をすることなく、動画像情報を伝送するための手段を示すものである。
次に本発明の第9の実施形態を図14において説明する。第9の実施形態は情報端末装置3、情報端末装置3に接続された情報端末無線通信機31、前述した第3の実施形態に示した中継無線機5を備える映写用スクリーン2、およびプロジェクタ4とプロジェクタ4に接続されたプロジェクタ無線通信機41で構成されている。
情報端末無線通信機31は情報端末装置3からのアナログ映像信号のサンプリング入力を行うアナログディジタル(以下A/Dという)コンバータ311、A/Dコンバータより入力されたディジタル化された映像信号を、送信データとして並べ替える処理を行う映像入力回路312、UWB通信を行う回路からなるUWB無線通信回路310、アンテナ313より構成されている。
中継無線機5は前述した第3の実施形態に示した中継無線機5の構成において無線通信回路10−1および10−2をUWB通信を行う回路を用いて構成したものである。
プロジェクタ無線通信機41は、アンテナ413、UWB通信を行う回路からなるUWB無線通信回路410、UWB無線通信回路410から出力された受信データから画面映像を描画する描画回路411、描画回路411が描画した映像データをアナログ映像信号に変換してプロジェクタ4を駆動するディジタルアナログ(以下D/Aという)コンバータ412より構成されている。
次に上記第9の実施形態の動作の説明をする。情報端末装置3に格納された映像情報は、映像情報を表示するアプリケーションプログラムを用いて表示され、表示された映像信号は、赤、緑、青(以下RGBという)各色のアナログ映像信号として情報端末装置3より出力される。情報端末装置3より出力されたRGB映像信号は、情報端末装置3に接続された情報端末無線通信機31のA/Dコンバータ311に入力される。A/Dコンバータ311では、R,G,BそれぞれにA/D変換を行い、映像入力回路312へ出力する。映像入力回路312では、A/Dコンバータ311出力のR,G,B各ディジタルデータを時系列に多重したシリアルデータ列に変換してUWB無線通信回路310に出力する。UWB無線通信回路310では、入力されたシリアルデータ列に基づきUWB無線信号に変調した後、アンテナ313より送信する。
映写用スクリーン2に備えられた中継無線機5のアンテナ213で情報端末装置3からのUWB無線信号を受信する。アンテナ213で受信したUWB無線信号は無線通信回路10−1で復調され、内部接続回路51を通り、無線通信回路10−2でUWB信号に再変調されアンテナ214よりプロジェクタ4へ送信される。
中継無線機5のアンテナ214で送信されたUWB無線信号は、プロジェクタ4に接続されたプロジェクタ無線通信機41のアンテナ413によって受信される。アンテナ413によって受信されたUWB無線信号は、プロジェクタ無線通信機41のUWB無線回路410にて受信および復調処理され、受信データとして描画回路411へ出力される。描画回路411では復調データから映像情報を取り出し、画面表示の手順に従い一画面分の画像情報に変換し、D/Aコンバータ412に出力する。D/Aコンバータ412で画素情報をR、G、Bの各映像信号に変換し、プロジェクタ4へ出力する。D/Aコンバータ412より出力された映像によりプロジェクタ4は映像情報をクリーン2に映写する。
このようにUWB通信を使用することで、映像情報を、差分化、圧縮、伸張などの手段を経ることなく伝送することが可能である。これにより、標準のプロジェクタにRGB映像信号を接続するだけで使えるため、既存のプロジェクタを買い換えることなく、動画像を無線伝送できるようになる。また、プロジェクタに接続する回路も少なくてすむので、低価格、低消費電力に実施できる。
なお、上記実施形態においては、情報端末装置3と情報端末無線通信機31間およびプロジェクタ4とプロジェクタ無線通信機41間は、アナログRGB信号にて接続しているが、これらの接続はディジタルインターフェースなどを用いることも可能である。この場合は、A/D、D/Aコンバータの変わりに、データレートコンバータのようなディジタルデータの転送速度変換回路を用いて、通信を行えばよい。
また、本第9の実施形態では、UWB通信を用いてデータの圧縮などを行わずに動画像を伝送する形態を示したが、データの圧縮を行うことで、ハイビジョン等と称される高精細度テレビジョン映像などの動画伝送に適用することもできる。
次に本発明の第10の実施形態を説明する。
UWB通信にあっては、他の通信への妨害を最小限に抑える必要性から、送信電力は低く規定されている。また、この送信電力は、送信機の出力電力ではなく等価等方放射電力で規定されている。つまり、送信機の出力電力と送信アンテナ利得の積を一定値以下にするよう規定されているため、通信可能な距離を伸ばすためには、送信側では対策ができず、受信側においての対策が必要である。
前述した第3の実施形態において、映写会場1では、プロジェクタ4は常に映写用スクリーン2に対して一定の位置および方向に設置されるため、アンテナの指向性を向けることが容易であり、通信品質を向上させる効果があることを説明した。一方、情報端末装置3については、講演者が交代したり、PCが複数台で使用されることもあり、特定の位置に対して指向性を向けることは容易ではない。
そこで、第10の実施形態では、映写用スクリーン2に設置したアンテナ21の指向性を可変にして、常に通信の相手方にアンテナの利得の高い方向を向けるようにするものである。
第10の実施形態を図15について説明する。第10の実施形態は、本発明の第3の実施形態の図8に示した、アンテナ213の指向性を、通信の相手方へ向け続けるよう可変できるようにしたものである。ここで、情報端末装置3a、情報端末装置3bは情報端末装置3の設置されている位置を示すものである。
まず、情報端末装置3aで情報を送信している場合、aの方向に対してアンテナ213の利得が最大となるように指向性を制御する。指向性の制御は通信の相手方の位置に基づき制御する、あるいは、受信信号の強度が最大となるように制御しても良い。次に、情報端末装置3bの場所から情報が送信されたときは、bの方向へ指向性を変更する。このように指向性を最適に制御することで、受信信号の強度を確保することができ、高速な通信が維持できる。
アンテナの指向性を電気的に可変する手段としては、フェーズドアレーアンテナと呼ばれる方式が知られており、その構成例を図16に示す。フェーズドアレーアンテナは複数のアンテナ91と移相器92の組み合わせ、電力合成器93、移相制御回路94で構成され、各アンテナ91の出力信号を、それぞれに組み合わされた移相器92おいて移相制御回路94からの設定によって位相の遅延量を各々調整した後、電力合成器93で合成することで、指向性を可変ものである。図16においてはアンテナ91と移相器92を7組で合成した7素子のフェーズドアレーアンテナとしたが、要求される指向特性に応じてアンテナの組み合わせを増減しても良い。また、図17に示したように、八木型95やパラボラ型96などのアンテナを機械的に回転させることでも指向性が可変できる。
なお、本実施形態において、指向性のあるアンテナの最も利得の高い方向を向けることを例示したが、アンテナの指向方向を可変するだけではなく、指向性と無指向性を必要に応じて切り替えても良い。このようにすることで、複数の場所にある通信の相手方との通信に対応させることもできる。
また、通信の相手方に応じて偏波を可変して使用することで、他の通信網との干渉を低減させて、電波の利用効率を高めることもできる。
本発明を適用する映写会場の一例を示す見取り図である。 本発明に用いられる無線通信機の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態における映写用スクリーンの一例を示す構造図である。 第1の実施形態におけるアンテナ配置の例を示す見取り図である。 第1の実施形態における無線通信の一例を示す構成図である。 第1の実施形態における無線通信の応用例を示す構成図である。 第2の実施形態における無線通信の一例を示す構成図である。 第3の実施形態における無線通信の一例を示す構成図である。 第3の実施形態における無線通信の応用例の構成図である。 第5の実施形態における映写用スクリーンの一例を示す構造図である。 第6の実施形態における構成の一例を示す見取り図である。 第7の実施形態の一例を示す構成図である。 第7の実施形態の応用例を示す構成図である。 第9の実施形態における構成の一例を示すブロック図である。 第10の実施形態における無線通信の一例を示す構成図である。 第10の実施形態におけるフェーズドアレーアンテナの一例を示す構成図である。 第10の実施形態における応用例の構成図である。
符号の説明
1 映写会場 2 映写用スクリーン 3 PC 4 プロジェクタ 21 アンテナ 31 情報端末無線通信機 41 プロジェクタ無線通信機

Claims (10)

  1. 映写された映像を結像表示する映写用スクリーンであって、少なくとも1つの無線通信用のアンテナを備えたことを特徴とする映写用スクリーン。
  2. 映写された映像を結像表示する映写用スクリーンであって、少なくとも1つの無線受信用のアンテナと少なくとも1つの無線送信用のアンテナを備えたことを特徴とする映写用スクリーン。
  3. 映写された映像を結像表示する映写用スクリーンであって、複数の無線通信網のために、それぞれ少なくとも1つの無線通信用のアンテナを備え、当該無線通信用のアンテナそれぞれに、無線通信用回路を接続し、さらに当該無線通信用回路間を無線中継用に相互に接続したことを特徴とする映写用スクリーン。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載の映写用スクリーンであって、前記アンテナは当該映写用スクリーンの上部側に配設されていることを特徴とする映写用スクリーン。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の映写用スクリーンであって、前記アンテナのうち、少なくとも1つが当該映写用スクリーンを展張保持するための支柱に配設されていることを特徴とした、映写用スクリーン。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載された映写用スクリーンであって、前記アンテナの少なくとも1つが他の映写用スクリーンに備えた少なくとも1つの無線通信用アンテナとの間で無線通信するように構成されていることを特徴とする、映写用スクリーン。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載された映写用スクリーンであって、前記アンテナは、前記映写用スクリーンに着脱自在に配設されていることを特徴とする映写用スクリーン。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載された映写用スクリーンと、当該映写用スクリーンに映像情報を映写する画像映写装置と、該画像映写装置へ映像情報を供給する情報端末装置と、前記画像映写装置及び情報端末装置の少なくとも何れか1つと前記映写スクリーンのアンテナとの間で映像情報を無線通信する無線通信手段とを備えたことを特徴とする無線映写システム。
  9. 請求項8に記載の無線映写システムであって、前記無線通信手段はウルトラ・ワイドバンド通信方式で画像情報の無線通信を行うように構成されていることを特徴とする無線映写システム。
  10. 請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載の映写用スクリーンであって、前記アンテナの少なくとも1つは指向性及び偏波特性の少なくとも何れかを変化可能に構成されていることを特徴とした、映写用スクリーン。
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