JP2005207375A - 水力機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】 部分負荷運転でのガイドベーンの不安定な水の流れの剥離を防止し、吸出し管での水圧脈動を低減することが可能な水力機械を提供すること。
【解決手段】 ランナ4、ガイドベーン3および吸出し管5を備えた水力機械であって、上池と下池との落差を利用して前記ランナを回転させ、前記ガイドベーンから前記ランナを経て前記吸出し管に至る水の流量を制御することにより前記ランナの回転を調整する水力機械において、前記水力機械の内部における水の脈動を感知する感知手段と、前記感知手段の感知動作に基き、前記ガイドベーンを制御する制御装置とを備えた水力機械。
【選択図】 図1
【解決手段】 ランナ4、ガイドベーン3および吸出し管5を備えた水力機械であって、上池と下池との落差を利用して前記ランナを回転させ、前記ガイドベーンから前記ランナを経て前記吸出し管に至る水の流量を制御することにより前記ランナの回転を調整する水力機械において、前記水力機械の内部における水の脈動を感知する感知手段と、前記感知手段の感知動作に基き、前記ガイドベーンを制御する制御装置とを備えた水力機械。
【選択図】 図1
Description
本発明は、水車またはポンプ水車等の水力機械に関する。
図13は、一般的なフランシス水車の縦断面図である。水車運転時、上池からの水は、水圧鉄管18からケーシング1およびステーベーン2、ガイドベーン3を通ってランナ4に流れ込み、その水流によってランナ4が回転駆動され、主軸6を介して発電機7が駆動される。
一方、ランナ4を駆動した水は、吸出し管5を経て図示しない放水路へと流出する。水車運転時には、ガイドベーン3の開度を変化させることにより、ランナ4に流入する水量を調整することにより、発電量を変化させている。
通常設計による運転点近傍においては、ガイドベーン形状またはガイドベーン取り付け角度は、ステーベーン2からガイドベーン3に流れ込む水流の、ガイドベーン3の部分で発生する損失が小さくなるように設計されている。
低出力運転時においては、水流を少なくするためにガイドベーン3の開度を小さくした状態で運転することになるため、図14に示すようにガイドベーン3の入口部の負圧面側で流れの剥離が発生しやすくなる。
そして、あるガイドベーン取り付け角度になると、このガイドベーン3の入口部での剥離が不安定になる現象が生じる。この不安定な流れが生じる時、ステーベーン2の出口からガイドベーン3の入口に入り込む流れの角度は、非周期的に変化する流れとなっている。このガイドベーン3での剥離は、隣り合うガイドベーン3を周方向に伝播するような非常に不安定なもので、この不安定な剥離により発生した渦がランナ4へと流れ込むことになる。この渦は、同時に全てのガイドベーン3に発生するものではないことから、ランナ4には周方向で異なる流れが入り込み、この不均一な流れは吸出し管5へと流出していく。
一方、ランナ4の出口部から吸出し管5へと流れる水につき、通常、設計点近傍では、ランナ4から流出した水の旋回速度成分がほぼ零となるように、ランナ4の羽根を設計する。このため、ランナ4から流出した流れは、吸出し管5の軸方向に沿って流れる。
しかしながら、設計点から離れた部分負荷出力の運転では、ランナ4から出た流れは、ランナ4の回転方向の旋回速度成分を持つため、その中心部に渦芯が形成され、その部分の圧力が飽和蒸気圧より小さくなると、ホワール15が発生する。
このホワール15が大きく振れ回ると大きな水圧脈動を発生し、機器や建屋の振動に繋がる。このようなホワール15による振動を低減させる方法として、吸出し管上部にフィンと呼ばれる旋回防止板を取り付ける方法や、ホワール15に給気をすることによりホワール15を安定させる方法が知られている。
特開昭53−146050号公報
特開平2−140466号公報
しかし、このホワール15が非常に不安定な動きをする場合には、これらの施策による効果は低減する。このホワール15の非常に不安定な動きは、上述した、部分負荷運転時にガイドベーン3で見られる不安定な流れの剥離が原因であることが分っている。
このため、ガイドベーン3での不安定な剥離を防止することができれば、ホワール15による水圧脈動が小さく、信頼性の高い機器を提供することができる。
本発明は上述の点を考慮してなされたもので、部分負荷運転でのガイドベーンの不安定な水の流れの剥離を防止し、吸出し管での水圧脈動を低減することが可能な水力機械を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、本発明では、請求項1ないし11記載の発明を提供するものである。
請求項1記載の発明は、ランナ、ガイドベーンおよび吸出し管を備えた水力機械であって、上池と下池との落差を利用して前記ランナを回転させ、前記ガイドベーンから前記ランナを経て前記吸出し管に至る水の流量を制御することにより前記ランナの回転を調整する水力機械において、前記水力機械の内部における水の脈動を感知する感知手段と、前記感知手段の感知動作に基き、前記ガイドベーンを制御する制御装置とを備えた水力機械を提供する。
これにより、ガイドベーンで不安定な流れの剥離が生じた場合、ガイドベーンに繋がった制御装置またはガイドベーン近傍の水流発生孔に繋がる制御装置を用いガイドベーン周りの流れを制御することにより、ガイドベーンでの不安定な流れの剥離を抑えることができ、ガイドベーンでの不安定な流れに起因する非定常的なホワールによる水圧脈動が大幅に低減する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の水力機械において、前記ガイドベーンに圧力脈動を加える脈動印加手段を設け、前記感知手段の感知動作に基き前記脈動印加手段を動作させる水力機械を提供する。
これにより、ガイドベーンの入口部に不安定な流れの剥離が生じる時、その剥離はガイドベーン間を周方向に伝播する。しかし、ガイドベーンの入口部に圧力脈動を加え流れを制御することにより、剥離がガイドベーン間を伝播しなくなる。この結果、ガイドベーン入口負圧面で発生していた不安定な剥離がなくなり、不安定なホワールによる水圧脈動が大幅に低減する。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の水力機械において、前記ガイドベーンに水流を吹出す吹出し部を設け、前記感知手段の感知動作に基き前記吹出し部を制御する制御装置を備えた水力機械を提供する。
これにより、ガイドベーン負圧面に不安定な剥離が生じる運転領域で、ガイドベーンに設けた吹出し穴から水流を吹出すことにより、不安定な剥離が安定化し、ガイドベーンの入口部の不安定な剥離に起因する非定常的なホワールが発生しなくなり、水圧脈動を低減できる。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の水力機械において、前記ガイドベーンにねじり振動を与える振動手段を設け、前記感知手段の感知動作に基き前記振動手段を動作させる水力機械を提供する。
これにより、部分負荷時にガイドベーンに小さなねじり振動を加えることにより流れを制御することにより不安定な剥離の発生が抑制され、水圧脈動を低減できる。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の水力機械において、前記吸出し管に流れを計測する水圧センサを設け、この水圧センサの出力信号を前記制御装置に与えるようにした水力機械を提供する。
これにより、ガイドベーンに不安定な剥離が発生することにより非定常的なホワールが発生するため、ホワールの信号を検出することによりガイドベーンの非定常流れを感知することができる。このホワールの非定常的流れとガイドベーンの非定常的流れとの関係をインプットしておいた演算装置をガイドベーンの制御装置と吸出し管に取り付けられたセンサの間に設置することより、ホワールの信号にあわせてガイドベーンを制御することが可能となり、ガイドベーン部の不安定な流れに起因するホワールの非定常的な挙動の発生を抑えることができ、水圧脈動を低減することができる。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の水力機械において、前記水力機械の上カバーまたは下カバーに流れを計測する水圧センサを設け、この水圧センサの出力信号を前記制御装置に与えるようにした水力機械を提供する。
これにより、ガイドベーン部に不安定な剥離が生じるような状態は、上カバーまたは下カバーに取り付けた水圧センサの信号を見ることにより、確認することが可能である。そのため、水圧センサの信号を、演算装置を介してガイドベーン制御装置などに繋ぐことにより、ガイドベーン部分に発生した不安定な流れの剥離を防ぐことが可能となり、水圧脈動を低減できる。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の水力機械において、前記感知手段としてガイドベーントルク測定装置を有し、このガイドベーントルク測定装置の出力信号を前記制御装置に与えるようにした水力機械を提供する。
これにより、ガイドベーンで不安定な剥離が生じていると、ガイドベーントルクの信号に独特な波形が生じる。この信号を、演算装置を介してガイドベーン制御装置等に繋ぐことにより、不安定な流れを解消することが可能となる。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の水力機械において、前記ガイドベーンに流れを感知する水圧センサを設け、この水圧センサの出力信号を前記制御装置に与えるようにした水力機械を提供する。
これにより、ガイドベーンで不安定な流れの剥離が生じていると、ガイドベーンの負圧面に取り付けられた水圧センサにより非定常的な波形が検出される。この信号を、演算装置を介してガイドベーン制御装置等に繋げることにより、非定常流れを解消することが可能となる。
本発明は上述のように、水車またはポンプ水車に発生する水の脈動を感知してガイドベーンを制御して抑制するため、水車等を広い運転範囲に亘って水圧脈動の小さな状態で運転することができる。
図1は、本発明に係る第1の実施の形態を示すフランシス型水車の断面図である。ガイドベーン3は、制御装置11に繋がっている。水車の出力は、ガイドベーン3の開度を調整することにより増減される。
出力を小さくするときには、ガイドベーン3の開度を小さくする。ガイドベーン3の開度が小さくなると、ステーベーン2からガイドベーン3に流入する流れ角度が合わなくなり、ガイドベーン3の入口負圧面で流れの剥離が発生し、ガイドベーン3のある開度ではその剥離が不安定になり、この不安定な剥離は隣り合うガイドベーン3を周方向に伝播する。
この非定常的な流れがランナ4に流入し、さらにその下流側の吸出し管5に流出する。部分負荷運転状態では、ランナ4の出口の流れが周方向の速度成分を持ち、渦芯が形成され、その部分の圧力が飽和蒸気圧より小さくなると、ホワール15が発生する。このホワール15が安定した状態であれば水圧脈動は小さいが、ガイドベーン3から発生した不安定な流れがランナ4を通って吸出し管5に流れ込むと、ホワール15が非定常的な現象となり、大きな水圧脈動を発生する。
ここで、ガイドベーン3で発生する不安定な流れを抑制するために、ガイドベーン3に繋がる制御装置11によりガイドベーン3の姿勢を制御すれば、不安定な流れの発生が発生すること、またはガイドベーン3間を伝播することを抑えることが可能となる。これにより、吸出し管5には不安定な流れが伝わらず、非定常的なホワール15の挙動による水圧脈動の増大を抑制することが可能となる。
図2は、本発明に係る第2の実施の形態を示すフランシス型水車の断面図である。ステーベーン3とガイドベーン2との間の下カバー20に、圧力発生装置13に繋がる発力発生孔17が周方向に数個存在する。圧力発生装置13は、部分負荷運転時のガイドベーン3で不安定な流れが生じる運転時に、圧力変動を生じさせることができる。
図3は、フランシス型水車の水車中心高さ位置での断面図の一部を示したものである。従来の水力機械では、ある部分不可運転状態において、図3(a)に示すように、ガイドベーン3の負圧面に流れの剥離が生じ、この剥離が隣り合うガイドベーン3を伝播するような不安定な流れとなり、ガイドベーン3で発生した渦がランナ4に流れ込むことになる。
しかし、図3(b)のようにガイドベーン3の入口部に圧力孔を設けて圧力変動を加えることにより、ガイドベーン3間を伝播していた不安定な剥離が消滅し、ランナ4には安定した流れが流入していく。これにより、吸出し管でのホワールの不安定現象が無くなり、水圧脈動の増大を抑制することが可能となる。
図4は、水力機械に用いられるガイドベーンを示したものであり、ガイドベーン3には吹出し孔18が数個設置されている。吹出し孔18からは、部分負荷運転時、ガイドベーン3に不安定な流れの剥離が発生するとき、水流を吹出すことができる。
剥離が生じているときに、吹出し孔18から水流を吹出すことにより、剥離領域が水流で埋められて消滅するか或いは小さくなり、流れが安定化する。これにより、吸出し管でのホワールの挙動による水圧脈動の増大を抑制することが可能となる。
図5は、水力機械に用いられるガイドベーンを示したものであり、ガイドベーン3には吹出し孔18が数個設置されており、それは制御装置11を通って水圧鉄管21に繋がっている。吹出し孔18からは、水流を吹出すことができる。
部分負荷運転時にガイドベーン3に不安定な流れの剥離が発生するとき、ガイドベーン3の側面に設けられた吹出し孔18から水流を注入するには、圧力を上げるためにコンプレッサーなどの設備が必要となる。しかし、吹出し孔18に繋がる配管を、ガイドベーン3の側面より圧力が高い水圧鉄管に繋げば、コンプレッサーなどを設置せずにガイドベーン3に水流を注入することができ、吹出し効果によりガイドベーン3の負圧面の剥離が抑制される。これにより、吸出し管でのホワールの挙動による水圧脈動の増大を抑制することが可能となる。
図6は、フランシス水車の水車中心高さ位置での断面図の一部を示したものである。ガイドベーン3は、図6(b)に矢印で示すようなねじり振動が負荷できる構造となっている。
図6(a)に示すように、部分負荷運転時にガイドベーン3で不安定な流れの剥離が生じているときに、ガイドベーン3にねじり振動を与えると、流れがガイドベーン3のねじり振動の影響の下に、不安定な剥離のガイドベーン3間の伝播は抑制され、流れが安定化される。これにより、吸出し管でのホワールの挙動による水圧脈動の増大を抑制することが可能となる。
図7は、水力機械に用いられるガイドベーンを示したものである。ガイドベーン3の内部には振動素子14が内蔵され、この振動素子14は制御装置10に繋がっている。部分負荷時に、ガイドベーン3で不安定な流れの剥離が発生しているとき、制御装置11により振動負荷の信号を振動素子14に与えると、振動素子14はガイドベーン3に振動を与えることができる。これにより、第5の実施の形態におけるように、ガイドベーン3での不安定な流れの剥離が抑制される。
図8は、フランシス水車の断面図を示したものである。ガイドベーン3は、流量を調整するためにサーボモータ12を用いて開度を調整しているが、そのサーボモータ12を制御する制御装置11は、微小な振動を与えることができる構造となっている。サーボモータ12を制御する制御装置11に微小な振動を加える機能を与えると、新たな振動発生装置を設けることなく、第5の発明を実施することができる。
図9は、フランシス水車の断面図を示したものである。吸出し管5には水圧の変動を測定できる水圧センサ8が取り付けられ、アンプ9を介して演算装置10に繋がっている。さらに、演算装置10は、ガイドベーン3を動かすサーボモータ12に接続された制御装置11に繋がっている。そして、演算装置10には、予め測定しておいたホワールによる水圧脈動の信号と、適切なガイドベーン制御方法の関係がインプットされている。
ここで、ガイドベーン3で不安定な流れが生じ、それによりホワールが不安定になり、水圧脈動が大きくなるような運転状態を想定する。このとき、吸出し管5に取り付けられた水圧センサ8により非定常的なホワールを検出し、演算装置10により適切なガイドベーン制御の信号を制御装置11に伝え、ガイドベーン3を制御すれば、ガイドベーン3での不安定な流れの剥離を抑えることができる。
図10は、フランシス水車の断面図を示したものである。ガイドベーン3近傍の下カバー20には、水圧の変動を測定できる水圧センサ8が取り付けられ、アンプ9を介して演算装置10に繋がっている。さらに、演算装置10は、ガイドベーン3を動かすサーボモータ12を制御する制御装置11に繋がっている。
演算装置10には、ガイドベーン3で不安定な流れが発生している時の水圧脈動の信号と、適切なガイドベーン3の制御方法との関係がインプットされている。ガイドベーン3で不安定な流れが生じた時に、演算装置10により適切なガイドベーン制御の信号を制御装置11に伝え、ガイドベーン3を制御してガイドベーン3での不安定な流れの剥離を抑えることができる。
図11は、フランシス水車の断面図を示したものである。ガイドベーン3の軸には、ガイドベーン3のトルクを測定できる歪ゲージ16が取り付けられ、その信号はアンプ9を介して演算装置10に繋がっている。
また、演算装置10は、ガイドベーン3を動かすサーボモータ12に接続された制御装置11に繋がっている。ガイドベーン3での不安定な流れの剥離は、ガイドベーントルクを測定することにより発見することができる。
演算装置10に、予めガイドベーントルクとガイドベーン制御との関係をインプットしておくことにより、ガイドベーントルクにより不安定な流れが検出されたとき、適切にガイドベーン3を制御することにより、ガイドベーン3での不安定な流れを回避することができる。
図12は、フランシス水車の断面図を示したものである。ガイドベーン3の内部には、水圧を測定できる水圧センサ8が内蔵され、その信号はアンプ9を介して演算装置10に繋がっている。
また、演算装置10は、ガイドベーン3を動かすサーボモータ12に繋がる制御装置11に繋がっている。ガイドベーン3で不安定な流れの剥離が発生すると、ガイドベーン3の負圧面では特有の水圧脈動が発生するため、不安定な流れを検知することができる。
演算装置10に、予めガイドベーン3での圧力とガイドベーン3の制御方法との関係をインプットしておくことにより、ガイドベーントルクにより不安定な流れが検出されたとき、適切にガイドベーン3を制御することにより、ガイドベーン3での不安定な流れを回避することができる。
1 ケーシング
2 ステーベーン
3 ガイドベーン
4 ランナ
5 吸出し管
6 主軸
7 発電機
8 水圧センサ
9 アンプ
10 演算装置
11 制御装置
12 サーボモータ
13 圧力発生装置
14 振動素子
15 ホワール
16 歪ゲージ
17 圧力孔
18 水圧鉄管
19 上カバー
20 下カバー
2 ステーベーン
3 ガイドベーン
4 ランナ
5 吸出し管
6 主軸
7 発電機
8 水圧センサ
9 アンプ
10 演算装置
11 制御装置
12 サーボモータ
13 圧力発生装置
14 振動素子
15 ホワール
16 歪ゲージ
17 圧力孔
18 水圧鉄管
19 上カバー
20 下カバー
Claims (12)
- ランナ、ガイドベーンおよび吸出し管を備え、前記ガイドベーンから前記ランナを経て前記吸出し管に至る水の流量を前記ガイドベーンの姿勢により制御することで、上池と下池との落差を利用して前記ランナを回転させる水力機械において、
前記水力機械の内部における水圧の脈動を感知する感知手段と、
前記感知手段の感知動作に基き、前記ガイドベーンを制御する制御装置と
を備えたことを特徴とする水力機械。 - ランナ、ガイドベーンおよび吸出し管を備え、前記ガイドベーンから前記ランナを経て前記吸出し管に至る水の流量を前記ガイドベーンの姿勢により制御することで、上池と下池との落差を利用して前記ランナを回転させる水力機械において、
前記水力機械の内部における水圧の脈動を感知する感知手段と、
前記ガイドベーンを通過する流水に圧力脈動を加える脈動印加手段と、
前記感知手段の感知動作に基き前記脈動印加手段を動作させる制御装置と
を備えたことを特徴とする水力機械。 - ランナ、ガイドベーンおよび吸出し管を備え、前記ガイドベーンから前記ランナを経て前記吸出し管に至る水の流量を前記ガイドベーンの姿勢により制御することで、上池と下池との落差を利用して前記ランナを回転させる水力機械において、
前記水力機械の内部における水圧の脈動を感知する感知手段と、
前記ガイドベーンに水流を吹出す吹出し部と
前記感知手段の感知動作に基き前記吹出し部より流水を噴出させる制御装置と
を備えたことを特徴とする水力機械。 - ランナ、ガイドベーンおよび吸出し管を備え、前記ガイドベーンから前記ランナを経て前記吸出し管に至る水の流量を前記ガイドベーンの姿勢により制御することで、上池と下池との落差を利用して前記ランナを回転させる水力機械において、
前記水力機械の内部における水圧の脈動を感知する感知手段と、
前記ガイドベーンにねじり振動を与える振動手段と、
前記感知手段の感知動作に基き前記振動手段を動作させる制御装置と
を備えたことを特徴とする水力機械。 - 請求項1ないし4記載の水力機械において、
前記吸出し管に流れを計測する水圧センサを設け、この水圧センサの出力信号を前記制御装置に与えるようにしたことを特徴とする水力機械。 - 請求項1ないし4記載の水力機械において、
前記水力機械の上カバーまたは下カバーに流れを計測する水圧センサを設け、この水圧センサの出力信号を前記制御装置に与えるようにしたことを特徴とする水力機械。 - 請求項1ないし4記載の水力機械において、
前記感知手段としてガイドベーントルク測定装置を有し、このガイドベーントルク測定装置の出力信号を前記制御装置に与えるようにしたことを特徴とする水力機械。 - 請求項1ないし4記載の水力機械において、
前記ガイドベーンに流れを感知する水圧センサを設け、この水圧センサの出力信号を前記制御装置に与えるようにしたことを特徴とする水力機械。 - ランナ、ガイドベーンおよび吸出し管を備え、前記ガイドベーンから前記ランナを経て前記吸出し管に至る水の流量を前記ガイドベーンの姿勢により制御することで、上池と下池との落差を利用して前記ランナを回転させる水力機械の運転方法において、
前記水力機械の内部における水圧の脈動を感知したとき、前記ガイドベーンの姿勢を制御することを特徴とする水力機械の運転方法。 - ランナ、ガイドベーンおよび吸出し管を備え、前記ガイドベーンから前記ランナを経て前記吸出し管に至る水の流量を前記ガイドベーンの姿勢により制御することで、上池と下池との落差を利用して前記ランナを回転させる水力機械の運転方法において、
前記水力機械の内部における水圧の脈動を感知したとき、前記ガイドベーンの姿勢を制御することを特徴とする水力機械の運転方法。 - ランナ、ガイドベーンおよび吸出し管を備え、前記ガイドベーンから前記ランナを経て前記吸出し管に至る水の流量を前記ガイドベーンの姿勢により制御することで、上池と下池との落差を利用して前記ランナを回転させる水力機械の運転方法において、
前記水力機械の内部における水圧の脈動を感知したとき、前記ガイドベーンに設けられた吹出し部より流水を噴出させることを特徴とする水力機械の運転方法。 - ランナ、ガイドベーンおよび吸出し管を備え、前記ガイドベーンから前記ランナを経て前記吸出し管に至る水の流量を前記ガイドベーンの姿勢により制御することで、上池と下池との落差を利用して前記ランナを回転させる水力機械の運転方法において、
前記水力機械の内部における水圧の脈動を感知したとき、前記ガイドベーンにねじり振動を加えることを特徴とする水力機械の運転方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004017276A JP2005207375A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | 水力機械 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108915931A (zh) * | 2018-07-09 | 2018-11-30 | 中国水利水电科学研究院 | 减轻抽水蓄能电站机组和厂房振动的水泵水轮机设计方法 |
-
2004
- 2004-01-26 JP JP2004017276A patent/JP2005207375A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108915931A (zh) * | 2018-07-09 | 2018-11-30 | 中国水利水电科学研究院 | 减轻抽水蓄能电站机组和厂房振动的水泵水轮机设计方法 |
CN108915931B (zh) * | 2018-07-09 | 2020-08-21 | 中国水利水电科学研究院 | 减轻抽水蓄能电站机组和厂房振动的水泵水轮机设计方法 |
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