JP2005205208A - 壁厚の変化する内挿材を有するボールバット - Google Patents

壁厚の変化する内挿材を有するボールバット Download PDF

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Abstract

【課題】既存の性能規制を満足しつつ、打撃性能全般を向上させることのできるボールバットを提供する。
【解決手段】バットは、実質的に管状のフレームと実質的に管状の本体部を含む。フレームは長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部と主打撃部とを有する。本体部はフレームの打撃部に同軸的に整列される。本体部は近位端、遠位端、並びに第1及び第2管状壁移行領域を含む。第1管状壁移行領域は第2管状壁移行領域よりも近位端に接近している。第1管状壁移行領域の壁厚は、一般に近位端に近い第1の位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加する。第2管状壁移行領域の壁厚は、一般に遠位端に近い第2の位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加する。本体部は、ボールとの衝突の際に、フレームの打撃部に対して独立して動くよう構成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、野球用及びソフトボール用バットに関する。具体的には、この発明は、ボールバット用内挿材であって、その長さ方向に沿って壁厚の変化する内挿材に関する。
野球用及びソフトボール用バット等のボールバットは公知である。近年、管状のハンドル部及び管状の打撃部を含み、割れやすい木製バットに対して性能及び耐久性を向上させた金属バットが出現してきた。最も一般的な管状バットはアルミニウム製の単一壁管状バットである。このようなバットは、バットが打撃したボールに効果的に力を伝達する意味で、概して良好な衝突応答性を示すという利点を有する。
一般的に言って、バット性能はバットの重量、大きさ及びバットの衝突応答性の関数である。バットの耐久性は、少なくとも部分的には、へこみに抵抗する能力に関連し、管状バットフレームの強度及び剛性に依存する。最近のバットの技術革新は性能及び耐久性を向上させたが、最も新しいバット設計は、競合する他の設計要素を犠牲にすることによって性能又は耐久性を向上させているのが一般的である。例えば、バットの耐久性を向上させようとする試みは、バットの性能に悪影響を及ぼす。
競合する設計要素の他の例としては、一般的に「スイートスポット」と呼ばれる、バットの最適な打撃領域に関連するものがある。スイートスポットは典型的にはバットの衝突領域の中心付近に位置する。スイートスポットから外れた場所、例えばバットの端部の近くでボールがバットに衝突すると、バットの性能は顕著に低下する。このようなことが起きると、打者は大きな振動を感じ、バットからボールに伝わるエネルギーは小さくなる。バットのスイートスポットを増加させるには、バットの長さ及び/又は円周を増やせばよいことは明らかである。この選択肢は、慣習的なルール及び規則によって、また選手の好み及び期待によって制限されている。さらに、バット全体の大きさが増加すると重量が好ましくないほどに付加され、これによってバットスピード及び飛距離の減少を招くことが多い。
1990年代初頭に、ディマリニスポーツは、多重壁バットを導入することで既存のボールバットの設計に革命を起こした。多重壁バットは2つの管状部材(バットの管状打撃部と、バットの打撃部に同軸的に整列された第2管状部材)を具えており、各管状部材は、板ばねの特性のように、ボールとの衝突に応答して独立して動くよう構成されている。特許文献1に記載されたこの設計は、弊害のある重量の付加やボールバットの長さ又は円周の不必要な増加を伴うことなく、バットの衝突応答性を著しく向上する。特許文献1の内容を参照によりこの出願に援用する。
こうした利点の組入れ、他の設計変更、並びに他のアルミ合金、チタン合金及び複合材料等の付加的な材料の使用により、多様な高性能ボールバットが生まれた。ボールバットの設計及び材料におけるこのような進歩にも関わらず、既存のバットの性能、耐久性及び感触をさらに改良することへの要求が依然として存在する。
高性能ボールバットに悪影響を及ぼす問題の一つは、組織的競技を統制する業界規制団体の多くによって、ボールバットの性能規制が導入されていることにある。これらの団体の多くは、ボールバットのスイートスポットに衝突した場合の、ボールバットの最大応答性を限定する、制限又は規制を課している。驚くことではないが、これらの規制に適合するように再構築された既存のバットの多くが、重量の付加、壁厚の増加、ボールバットの多重壁間での板ばねの独立した動きの欠如、又は他の要因により、バットの性能全般の顕著な低下を示す。
米国特許第5,415,398号明細書
したがって、既存の性能規制を満足しかつバットの打撃性能全般を向上させることのできるボールバットに対して、依然として要求が存在する。要求されているのは、ボールバットの打撃部の面積が広いものに比べてバット打撃性能を向上させた、拡大したスイートスポットを有するボールバットである。ボールバットの信頼性又は耐久性に悪影響を与えることなくスイートスポットを拡大したボールバットを作ることが有利である。また、ボールバットの重量配分又は慣性モーメント(MOI)に悪影響を与えることなく、業界規制に適合しかつ最適な性能を与えるバットを作ることも有利である。
この発明は、ボールを打撃するために構成されたボールバットを提供する。バットは、実質的に管状のフレームと実質的に管状の本体部を含む。フレームは長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部と主打撃部とを有する。本体部はフレームの打撃部に同軸的に整列される。本体部は近位端、遠位端、並びに第1及び第2管状壁移行領域を含む。第1管状壁移行領域は第2管状壁移行領域よりも近位端に接近している。第1管状壁移行領域の壁厚は、一般に近位端に近い第1の位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加する。第2管状壁移行領域の壁厚は、一般に遠位端に近い第2の位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加する。本体部は、ボールとの衝突の際に、フレームの打撃部に対して独立して動くよう構成される。
この発明の主たる態様によれば、ボールを打撃するために構成されたバットは、実質的に管状のフレームと実質的に管状の本体部を含む。フレームは長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部と主打撃部とを有する。本体部はフレームの打撃部に同軸的に整列される。本体部は近位端、遠位端、中央領域及び遠位管状壁移行領域を含む。遠位管状壁移行領域は近位端付近に配置される。中央領域の壁厚は長手方向軸線に沿って略均一である。遠位管状壁移行領域の壁厚は、一般に遠位端に近い第1の位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加する。本体部は、ボールとの衝突の際に、フレームの打撃部に対して独立して動くよう構成される。
また、この発明は、ボールバット用性能向上部材を検討する。ボールバットは、長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部と主打撃部とを有する、実質的に管状のフレームを有する。バットはボールを打撃するために構成される。性能向上部材は、フレームの打撃部に同軸的に整列される、実質的に管状の本体部を含む。本体部は近位端、遠位端、並びに第1及び第2管状壁移行領域を含む。第1管状壁移行領域は第2管状壁移行領域よりも近位端に接近している。第1管状壁移行領域の壁厚は、一般に近位端に近い第1の位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加する。第2管状壁移行領域の壁厚は、一般に遠位端に近い第2の位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加する。本体部は、ボールとの衝突の際に、フレームの打撃部に対して独立して動くよう構成される。
この発明の他の主たる態様によれば、ボールを打撃するために構成されたボールバットは、実質的に管状のフレーム、並びに第1及び第2の実質的に管状の内挿材を含む。管状のフレームは、長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部と主打撃部を有する。第1及び第2内挿材はそれぞれフレームの打撃部と同軸的に整列される。第1内挿材は第2内挿材内に配置される。第1及び第2内挿材のそれぞれが近位端、遠位端、並びに第1及び第2管状壁移行領域を含む。第1管状壁移行領域のそれぞれが第2管状壁移行領域のそれぞれよりも近位端に近く配置される。第1管状壁移行領域のそれぞれの壁厚が、一般に近位端に近い第1の位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加し、第2管状壁移行領域のそれぞれの壁厚が、一般に遠位端に近い第2の位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加する。第1及び第2内挿材のそれぞれが、ボールとの衝突の際に、打撃部及び互いに対して独立して動くよう構成される。
この発明の他の主たる態様によれば、ボールを打撃するために構成されたボールバットは、実質的に管状のフレームと実質的に管状の本体部を含む。フレームは、長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部と主打撃部を有する。打撃部は近位端、遠位端、並びに第1及び第2フレーム壁移行領域を含む。第1フレーム壁移行領域は第2フレーム壁移行領域よりも近位端に近く配置される。第1フレーム壁移行領域の壁厚は、一般に打撃部の近位領域に近い第1の位置から打撃部の遠位領域に向かって長手方向軸線に沿って略増加する。第2フレーム壁移行領域の壁厚は、一般に打撃部の遠位領域に近い第2の位置から打撃部の近位領域に向かって長手方向軸線に沿って略増加する。本体部はフレームの打撃部と同軸的に整列される。本体部は近位端、遠位端、並びに第1及び第2管状壁移行領域を含む。第1管状壁移行領域は第2管状壁移行領域よりも近位端に近く配置される。第1管状壁移行領域の壁厚は、一般に近位端に近い第1の位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加する。第2管状壁移行領域の壁厚は、一般に遠位端に近い第2の位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加する。本体部は、ボールとの衝突の際に、フレームの打撃部に対して独立して動くように構成される。
この発明の他の主たる態様によれば、バットは実質的に管状のフレームと実質的に管状の本体部を含む。フレームは、長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部と主打撃部とを有する。本体部はフレームの打撃部に同軸的に整列される。本体部は近位端、遠位端、並びに近位端から遠位端までの平均厚さ値を含む。本体部の少なくとも第1及び第2の分離した部分のそれぞれが平均厚さよりも大きな厚さを有し、かつ本体部の少なくとも第3及び第4の分離した部分のそれぞれが平均壁厚の値未満の壁厚を有するように、本体部の壁厚がその長さ方向に沿って変動する。本体部は、ボールとの衝突の際に、フレームの打撃部に対して独立して動くよう構成される。
この発明は、類似の参照番号が類似の部品を示している添付の図面とともに、以下の詳細な説明からよりよく理解されるであろう。
まず、図1を参照する。ボールバットは全体として10で表されている。図1のボールバット10は、ソフトボール用バットとして構成されているが、この発明は、野球用バット、ゴムボール用バット、又は他の形態のボールバットとしても形成することができる。バット10は、長手方向軸線14に沿って延在し、かつ比較的直径の小さいハンドル部16、比較的直径の大きい打撃又は衝突部18、及びハンドル部14と衝突部16の間に延在する中間テーパー部20を有するフレーム12を有する。好適な実施態様において、バット10は、フレーム12と同軸的に整列された管状の内挿材12をさらに含む。
管状フレーム12は、引張強さの高い耐久性材料、好ましくはC404又は555等の高級アルミニウムで形成された細長構造である。あるいは、フレーム12を、他の金属合金、炭素繊維複合材料、金属繊維複合材料、ガラス繊維、ガラス繊維の他の複合材料、又はこれらの組合せを含む他の材料で形成することができる。バットの例示的構成は、一定直径のアルミニウム管からスエージ加工して、一体の溶接フリーとした管状フレーム12を有する。かかるスエージ加工により、打撃部18では壁厚が薄く、ハンドル部16では壁厚が厚い管状フレームが得られる。スエージ加工を用いて図示した実施態様の管状フレーム12を作っているが、管状フレームを製造する他の従来の方法を用いてもよい。
好適な一実施態様において、フレーム12は一体集合構造である。好適な代替実施態様において、フレーム12のハンドル部16及び打撃部18を別体の構造として形成し、これらを一緒に接続又は結合することができる。この多部品フレーム構造により、ハンドル部16を1種の材料、好ましくは複合材料から形成し、打撃部18を第2の異なる材料、例えばアルミ合金等から形成することが可能となる。他の材料及び材料の組合せをハンドル部16及び打撃部18に用いてもよい。
フレーム12のハンドル部16は使用者が握れるような大きさとされている。ハンドル部16は、ハンドル部16を包囲しつつ長さ方向に延在するグリップ24と、ハンドル部16の近位端に接続された握り部26を含むことが好ましい。フレーム12の打撃部18は、「管状」、「略管状」、又は「実質的に管状」である。これらの用語はそれぞれ実質的に円筒状の衝突部(又は「バレル」)を有するソフトボール型バットと、略載頭円錐形バレルを有する野球型バットを包含することを意図する。打撃部18は内挿材22を受容するよう構成されることが好ましい。打撃部18の遠位端は内挿材22を保持するように内方に丸くなっていることが好ましく、バット10の遠位端を実質的に封じるために打撃部18の遠位端に端部キャップ28を取り付けることが好ましい。特に好適な一実施態様において、フレーム12の耐力は約85000psi(586MPa)であり、打撃部18の長さは約13インチ(330ミリメートル)であり、打撃部18の壁厚は約0.050インチ(1.27ミリメートル)であり、内挿材の長さは約13.25インチ(337ミリメートル)である。これらの大きさによって優れた結果が得られるが、これらは単なる例示であり、バットのフレーム、内挿材、及びギャップ寸法を種々に置換しても同様の結果が得られることを理解されたい。あらゆる置換がこの発明の範囲内に含まれる。
図1〜3を参照して、内挿材22がより詳細に示されている。内挿材22は円筒構造であり、好ましくはフレーム12の打撃部18の大部分の範囲内でかつこれに沿って延在するような大きさとされる。内挿材22は対向する遠位端30及び近位端32を有し、好ましくはこれらがフレーム12と係合する。かかる係合は、フレーム12内での内挿材22の軸方向の移動を阻止する。例えば、内挿材22の近位端32がフレーム12の中間テーパー部20と接触し、内挿材22の遠位端30がフレーム12の打撃部18の屈曲した遠位領域と接触する。好適な代替実施態様において、内挿材22の遠位端30及び近位端32を、他の方法でフレームに支持、又は固定的に連結することができる。例えば、内挿材の遠位端をエンドプラグにより所定位置に保持することができ、このエンドプラグは端部32で管状フレーム11の封止を形成する。あるいは、内挿材は、留め具又は接着剤等の他の方法により管状フレーム11内で端部支持されてもよい。また、内挿材は、バットの打撃部及び/又は中間テーパー部により端部を圧力で拘束することもできる。
内挿材22は、バットがボールに衝突した際に、フレーム12に対して独立して動くことができるように、バット10のフレーム12内に配置される。好適な一実施態様において、内挿材22は、外径がフレーム12の打撃部18の内径よりも若干小さくなるように作られる。特に好適な実施態様において、内挿材22の外径は約2.13インチ(54.102ミリメートル)であり、バットの打撃部18の内径は約2.15インチ(54.61ミリメートル)であり、内挿材22とフレーム12の間には、約0.0010インチ(0.0254ミリメートル)の公称半径方向間隙が存在する。また、他の内挿材及びフレームの寸法も検討することができる。さらに、かかる間隙は均一である必要はなく、製造及び他の設計公差が内挿材及びフレームに存在することができることは理解されよう。実際、内挿材と打撃部18の間の空間的関係は、衝突の際に内挿材及び打撃部を実質的に互いに独立して動かすのに十分であることのみが必要である。この独立した動きは、内挿材22及びフレーム12が使用中に板ばねの特性と共に機能することを可能にする。
内挿材22及びフレーム12の打撃部18は、バット10の「ヒッティングゾーン」すなわちバレル領域内に2つの本質的に平行な壁を与える。これら2つの壁の独立した動き(板ばね作用)が、ボールと衝突した際に、卓越した衝撃応答すなわち「トランポリン」効果を生む。特に好適な実施態様において、グリース、他の潤滑剤又は離型剤(図示せず)を内挿材とフレームの間に配置して、かかる独立した動きを円滑にすることができる。他の代替実施態様において、例えばウレタン、ゴム又は他の弾性材料等の充填材料を内挿材とフレームの間に配置することができ、充填材料は、ボールとの衝突の際に、内挿材とフレームの間の独立した動きを可能にする。
内挿材22は、高強度軽量材料、好ましくは熱処理したアルミニウム合金で形成される。あるいは、例えば、チタン合金、他の金属合金、炭素繊維複合材料、金属繊維複合材料、ガラス繊維、他の複合材料、及びこれらの組合せ等の他の材料を用いることができる。内挿材22は、集合一体ユニットとして形成されることが好ましい。あるいは、内挿材を、端同士を突き合せて配置するか、重複させた同軸構成とするか、又はこれらを組み合わせるかした、2つ以上の分離した部品から形成することができる。
好適な実施態様において、内挿材22は、近位端32に始まり、遠位端30の方向に長さ方向に延在する少なくとも1つのスリット34を含む。スリット34は、近位端32がバット10の中間テーパー部20と接触すると、近位端32が容易に内方に曲がることを可能にする。また、スリット34は、近位端32がバット10と係合するのを容易にする。特に好適な実施態様において、内挿材22は4つの空間的に離れたスリット34を含む。各スリット34は、約1.0インチ(25.4ミリメートル)の長さと約0.0625インチ(1.5875ミリメートル)の幅を有する。代替的な寸法、方向及び構成を有するスリット34も検討される。好適な代替実施態様において、内挿材を1つ以上のスリット無しで形成することができる。
図3及び4を参照して、内挿材22がより詳細に示されている。好適な実施態様において、内挿材22は遠位端30、近位端32、第1管状壁移行領域36、第2管状壁移行領域38、中間管状領域40、遠位管状領域42及び近位管状領域44を含む。遠位管状領域42及び近位管状領域44は、それぞれ遠位端30及び近位端32に隣接して配置される。中間管状領域40は、第1管状壁移行領域36と第2管状壁移行領域38の間に配置される。次いで、第1移行領域36が中間管状領域と遠位管状領域42の間に配置され、第2移行領域38が中間管状領域40と近位管状領域44の間に配置される。内挿材22は変動する壁厚を有して形成される。図3は、変動する壁厚を有する内挿材22の好適な一実施態様を図示し、図4は、内挿材22の他の好適な代替実施態様を図示しており、領域間の壁厚の変動をより明確に(そして容易に視認できるように)している。
中間管状領域40は、好ましくはフレーム12の打撃部18の最も応答性のある区域に隣接する位置に配置される。換言すれば、中間管状領域40は、バットの「スイートスポット」の中心に隣接して配置されることが好ましい。特に好ましい位置実施態様において、中間領域40は、内挿材22の遠位端30から約5.25インチ(133.35ミリメートル)の位置を中心とする。中間管状領域40は、0.003インチ(0.0762ミリメートル)以下で変動する略均一な壁厚を有することが好ましい。また、内挿材22の壁厚は、中間管状領域40において最大となることも好ましい。中間管状領域の略均一な壁厚は、0.030〜0.090インチ(0.762〜2.286ミリメートル)の範囲内である。好適な代替実施態様において、中間管状領域40を他の厚さに形成することができる。中間管状領域40の長さ(図3及び4では要素Aとして示す)は、0.25〜9.0インチ(6.35〜228.6ミリメートル)の範囲内であることが好ましい。特に好適な実施態様において、中間管状領域の長さは1.0〜5.0インチ(25.4〜127ミリメートル)の範囲内である。特に好適な一実施態様において、図3に示すように、中間管状領域40は、約0.056インチ(1.4224ミリメートル)の壁厚及び約1.0インチ(25.4ミリメートル)の長さを有する。さらに他の好適な代替実施態様において、内挿材を中間管状領域無しに形成することができる。
第1管状壁移行領域36及び第2管状壁移行領域38のそれぞれが、長手方向軸線14に沿って変動する。第1移行領域36は、遠位端30に近い第1部分46から近位端32に向かって軸線14に沿って略増加する壁厚を有する。第2移行領域38は、第1移行領域と同様であるが、第1移行領域36とは反対(すなわち中間領域を貫いて延在する横断面に対称)の形で厚さが変動することが好ましい。特に、第2移行領域38の壁厚は、近位端32に近い第2位置48から遠位端30に向かって長手方向軸線14に沿って略増加する。好適な実施態様において、図3及び4に示すように、第1移行領域36及び第2移行領域38の壁厚は、長手方向軸線に沿って略直線状かつ略均一に変動する。好適な代替実施態様において、第1及び第2管状壁移行領域の一方又は双方の壁厚は、非直線状、千鳥状、階段状、又はこれらの組合せの形でその長さ方向に沿って増加することができる。第1移行領域36及び第2移行領域38の1つ以上の長さ方向に沿った壁厚のばらつきは、0.003〜0.050インチ(0.0762〜1.27ミリメートル)の範囲内で変動することができる。好ましくは、第1移行領域36及び第2移行領域38の1つ以上の長さ方向に沿った壁厚のばらつきは、0.005〜0.040インチ(0.127〜1.016ミリメートル)の範囲内で変動することができる。特に好適な実施態様において、第1移行領域36及び第2移行領域38の1つ以上の長さ方向に沿った壁厚のばらつきは、0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内で変動することができる。例えば、特に好適な一実施態様において、第1移行領域36及び第2移行領域38のそれぞれの長さ方向に沿った壁厚は、移行領域の一方の端部での壁厚0.048インチ(1.2192ミリメートル)から、移行領域の他方の端部での壁厚0.054インチ(1.3716ミリメートル)まで、0.006インチ(0.1524ミリメートル)変動する。
第1管状壁移行領域36及び第2管状壁移行領域38のそれぞれの長さ(図3及び4ではそれぞれ要素B及びCとして示す)は、0.25〜7.0インチ(6.35〜177.8ミリメートル)の範囲内であることが好ましい。好適な実施態様において、第1管状壁移行領域36及び第2管状壁移行領域38の長さは、0.50〜5.0インチ(12.7〜127ミリメートル)の範囲内である。特に好適な実施態様において、第1管状壁移行領域36及び第2管状壁移行領域38の長さは2.0〜4.0インチ(50.8〜101.6ミリメートル)の範囲内である。好適な代替実施態様において、第1及び第2管状壁移行領域は同一の長さ又は変動する長さを有することができる。
遠位管状領域42及び近位管状領域44は、内挿材22の反対の端部に配置されることが好ましい。遠位管状領域42は、遠位端30に配置され、かつ第1管状壁移行領域36に延在し、また近位管状領域44は、近位端32に配置され、かつ第2管状壁移行領域38に延在する。遠位管状領域42及び近位管状領域44のそれぞれが、長さ方向に沿って0.003インチ(0.0762ミリメートル)以下で変動する略均一な壁厚を有することが好ましい。また、内挿材22の壁厚は、遠位管状領域42及び近位管状領域44の少なくとも一方において最も薄いことも好ましい。遠位管状領域42及び近位管状領域44の略均一な壁厚は、0.025〜0.085インチ(0.635〜2.159ミリメートル)の範囲内である。特に好適な一実施態様において、図3に示すように、遠位管状領域42及び近位管状領域44のそれぞれが、約0.048インチ(1.2192ミリメートル)の壁厚を有する。好適な代替実施態様において、他の壁厚を用いることができ、壁厚は遠位管状領域42と近位管状領域44の間で変動することができる。
遠位管状領域42の長さ(図3及び4では要素Dとして示す)は、0.25〜4.0インチ(6.35〜101.6ミリメートル)の範囲内であることが好ましく、近位管状領域44の長さ(図3及び4では要素Eとして示す)は、2.0〜6.0インチ(50.8〜152.4ミリメートル)の範囲内であることが好ましい。特に好適な実施態様において、遠位管状領域42の長さは、0.50〜2.0インチ(12.7〜50.8ミリメートル)の範囲内であることが好ましく、近位管状領域44の長さは3.0〜5.0インチ(76.2〜127ミリメートル)の範囲内であることが好ましい。特に好適な一実施態様において、遠位管状領域42は約1.25インチ(31.75ミリメートル)の長さ及び0.048インチ(1.2192ミリメートル)の厚さを有し、近位管状領域44は、約4.0インチ(101.6ミリメートル)の長さ及び0.048インチ(1.2192ミリメートル)の厚さを有する。他の長さ、他の厚さ、及びこれらの組合せもこの発明の下で検討される。さらに他の好適な代替実施態様において、内挿材を、遠位及び近位端領域の一方又は双方無しに形成することができる。
好適な実施態様において、内挿材22の外径は、その長さ方向に沿って略均一であり、内挿材22の内径は、その長さ方向に沿って変動し、内挿材22の長さ方向に沿った壁厚の変動に適応する。好ましくは、内挿材22の外径は、内挿材22の長さ方向に沿って0.003インチ(0.0762ミリメートル)未満で変動し、内径は、内挿材の長さ方向に沿って少なくとも0.005インチ(0.127ミリメートル)で変動する。内挿材22の外径をその長さ方向に沿って略均一に維持することにより、内挿材22の外面とフレーム12の内面の間の空間又は間隙を、2つの部品の間の境界にわたって、より均一に分布させることができる。空間又は間隙は連続的又は均一である必要はないが、ボールと衝突する際に、内挿材がフレームに対して板ばねの特性で独立して動けるようにするのに十分であることのみが必要である。好適な代替実施態様において、内挿材を、その長さ方向に沿って逆均一な内径、及びその長さ方向に沿って変動し、この発明の内挿材の壁厚の変動に適応する外径で形成することができる。他の好適な代替実施態様において、内挿材の内径及び外径を長さ方向に沿って変動させることができる。他の好適な代替実施態様において、打撃部がテーパー領域を含む場合には、内挿材は、バットフレームの打撃部の略輪郭に適合するテーパー部を含むことができる。
したがって、内挿材22の厚さは、(中間領域40にある)スイートスポットの中心付近で最大であり、遠位端領域142及び近位端領域144に向かって(直線状、非直線状、又は漸次的に)減少する。かかる実施態様は、最大の衝撃が発生する領域では厚さ及び強度が最大であり、応力が小さい領域では厚さ及び重量が小さい(したがって可撓性がより大きい)ので、有利である。したがって、この設計は、テーパー梁と同様に振舞う。この結果、内挿材22及び/又は打撃部18に必要な材料がより少なくなる。
内挿材22の壁厚を、図3及び4に示すような「卓上」構成の一種で、その長さ方向に沿って変動させることにより、不必要かつ不所望の重量を内挿材の端部から取り除く。内挿材22から除去されたこの重量は、ボールバットの他の位置、例えばハンドル部、ノブ、ノブ近傍等に再配置することができるし、単純にまとめてバットから取り除くこともできる。内挿材のこの不必要な重量をバット10の他の位置に再配置することができるので、具体的な用途又は具体的な選手に合わせて適正化又は調整をすることが可能となる。内挿材の減少した壁厚、特に内挿材の遠位端30に向かって減少した壁厚によって、バット10の慣性モーメント(MOI)を適正な位置(バットの端部)で減少させることが可能となる。MOIの低いバットは、MOIの高いバットに比べて、スイングが容易である。MOIの減少、特にバットの遠位端での減少により、選手が、MOIの高いバットに比べて、より大きなスイング速度を達することが可能となり、衝突中の性能、速度及び力が向上する。内挿材の、その長さ方向に沿った壁厚の変動は、バットの耐久性及び信頼性を低下させることなく、バットの重量の効率を最大とし、かつバットの可撓性をバレル(又はその打撃部18)に沿って適正化することを可能にする。
内挿材のその長さ方向に沿った壁厚の変動も、バットのスイートスポットの大きさを顕著に増加させる。このスイートスポットの大きさの増加は、以下の例において明白である。2本のボールバットを、独立ボールバット試験施設、アマチュアソフトボール協会(ASA)の承認試験研究所によりテストした。バットはそれぞれASAバット性能規格及び「高速野球バット及びソフトボールバット性能測定」という表題のASTM規格第F2219号に従ってテストした。ボールバットの試験は、ボールバットの反発係数(COR)をバットの打撃部に沿って異なる打撃位置において測定することを含む。CORは、衝突後の打たれたボールの相対速度を衝突前のボールの相対速度で除して算出される衝突効率の指標である。BB CORとは、ASAバット性能規格及びASTM規格第F2219号の試験方法において定義されるバットと衝突する特定のボールのOCRである。具体的には、BB CORの測定は、各ボールバットの打撃中心(COP)及びCOPの両側の1及び2インチ(25.4及び50.8ミリメートル)の位置で行った。COPは、振動中心、回転軸上で振動するバットにおける実体振り子と同一周期の単振り子の長さとしても知られている。
図5を参照して、テストした2本のバットから得られた試験データのグラフを図示する。2本のバットは、それぞれバレル径2.25インチ(57.15ミリメートル)及び34オンス(963.88グラム)のソフトボールバットである。各バットは、複合材料で形成されたハンドル部、アルミニウム合金で形成されたバレル(又は打撃部)、及びこれもアルミニウム合金で形成された内挿材を含む。各バットの内挿材は、バットのフレームの打撃部内に同軸的に整列される。第1のバット(バットI)の内挿材は、その長さ方向に沿って0054インチ(1.3716ミリメートル)の均一な壁厚を有し、ボールと衝突する際に、バットの打撃部から独立して動くように構成されている。第2のバット(バットII)は、前記した図3及び4の卓上構成のような、その長さ方向に沿って変動する壁厚を有する内挿材を含む。特に、バットIIの内挿材は、壁厚0.056インチ(1.4224ミリメートル)及び長さ4.0インチ(101.6ミリメートル)の中間管状領域、壁厚0.048インチ(1.2192ミリメートル)の遠位及び近位端領域、並びに中間管状領域での厚さ0.056インチ(1.4224ミリメートル)から中間管状領域から離れた領域での厚さ0.048インチ(1.2192ミリメートル)まで、長さ方向に沿って直線状に変化する壁厚をそれぞれ有する第1及び第2管状壁移行領域を含む。
図5は、バットI及びバットIIのボールバットに対する、ボールバットのCOPにおけるボール打撃位置及びCOPに隣接するボール打撃位置から記録されたBB COR測定値を図示する。また、図5は、各ボールバットに対するBB COR測定値を接続する直線又は曲線も含む。この実施例に対し、バットのスイートスポットは、測定された最大のBB COR値、及び図示の直線又は曲線上で、測定された最大のBB COR値より3%低い位置から求められる。
図5から分かるように、バットIのスイートスポットは、バットIのCOPの2インチ(50.8ミリメートル)近位の位置からCOPの約0.6インチ(15.24ミリメートル)遠位の位置までである。加えて、バットIに対して記録された最高のBB COR値は0.581であった。対照的に、この発明の内挿材を組み込んだバットIIは、バットIIのCOPの2インチ(50.8ミリメートル)近位の位置からCOPの1.5インチ(38.1ミリメートル)遠位の位置まで延びるスイートスポットを有していた。さらに、バットIIは、最大BB COR0.587を記録した。したがって、図5から2本のボールバットのスイートスポットの大きさを比較すると、バットIIのスイートスポットがバットIのスイートスポットよりも約33%大きいということが分かる。
ボールバットのスイートスポットの大きさは、バットの材料組成、バレルの大きさ及びバットの重量を含む多数の要素により影響され得ることに留意すべきである。しかし、この例において、バットI及びバットIIの材料組成、バレルの大きさ及びバット重量は本質的に同一であった。2本のバットモデルの間の唯一の実質的な相違は、ボールバットの内挿材の構成であった。
したがって、図5の試験データは、バットIIの内挿材の構成が、スイートスポットの大きさを33%増加させたことに貢献する重要な要素であることを合理的に示している。さらに、この発明の内挿材の構成が、ボールバットの最大BB COR値の増加を招いた。
重要なのは、組織的競技を統率する野球及びソフトボール団体のほとんどによって、打たれたボールの最大速度及びボールバットの最大反発係数に規制がなされている、ボールバットに対する現在の規制環境において、これらの値以下で機能するが付加的な性能上の利点を与えることのできるバットに対する要求が存在する。ここにおいて、この発明により、ボールバットはバットの最大性能に対する現在の規制制限値に適合するが、スイートスポットの中心又はCOPから離れた位置におけるボールバットの性能は顕著に増加することが可能となる。したがって、この発明のボールバットは、特にスイートスポットの中心から離れた位置で発生する衝突に対して、向上したバット性能を与えることができる。さらに、この発明のボールバットの性能は、バレルに沿ってバットの壁厚を変動させることにより、バレル(又は打撃部18)の長さ方向に沿って調整又は適正化することができる。かかる適正化により、特定の大きさ、重量若しくはバットの材料、又は特定の用途、ボール若しくは選手向けにバットを構成することが可能となる。
図6及び7を参照して、この発明の好適な代替実施態様を示す。この実施態様において、内挿材22と実質的に同一である管状部材122は、ボールバット10のフレーム12の打撃部18と重複した同軸関係に配置される。バット10の外部に配置されることから、管状部材122は内挿材(インサート)というよりも、むしろ「外被材(エクサート)」又は「外挿材(アウトサート)」である。管状部材122は、バットの外壁を形成する衝突部(打撃部)の役割を果たし、打撃部18は、バットの内壁を形成する、前記した実施例の内挿材の役割を果たす。図6は変動する壁厚を有する管状部材122の好適な一実施態様を示し、図7は、領域間の壁厚の変動をより明白に(そして容易に視認できるように)した、内挿材22の他の好適な代替実施態様を示す。
内挿材22と同様に、管状部材122は遠位端130、近位端132、第1管状壁移行領域136、第2管状壁移行領域138、中間管状領域140、遠位管状領域142及び近位管状領域144を含む。これらの領域のそれぞれが、前述の長さ及び壁厚を含め、上記した内挿材22の対応する領域と実質的に同様に構成されている。管状部材122の外径及び内径は内挿材22の外径及び内径よりも大きく、管状部材122がフレーム12の打撃部18の外面上で同軸的に整列できるようになっている。管状部材122は、ボールとの衝突の際に、打撃部18に対して板ばねの特性で独立して移動するよう構成される。このようにして、管状部材122は、内挿材22と実質的に同様の多重壁性能特性を与えるように構成される。
管状部材122とフレーム12の打撃部18の外面との間の空間又は間隙の分布を略均一に維持するため、管状部材122の内径はその長さ方向に沿って略均一である。そして、領域のそれぞれに沿った管状部材122の壁厚の変動に適応するために、管状部材122の外径は管状部材122の長さ方向に沿って変動する。空間又は間隙は連続的である必要はなく、ボールとの衝突の際の管状部材122及び打撃部18の独立した動きが良好となるのに十分であることのみが必要である。管状部材122は、内挿材22により与えられるのと同様の性能特典をバット10に与えるように構成される。好適な代替実施態様において、管状部材の内径及びバットの打撃領域の外径は、これらの長さ方向に沿って変動し、バットのテーパー部に対応するように変動することができる。
図8及び9を参照して、この発明の他の好適な代替実施態様を示す。この好適な代替実施態様において、ハンドル部(図示せず)、打撃部218及びハンドル部と打撃部の間にある中間部220を有するフレーム212を含むバット200を示す。バット200は、フレーム212の打撃部218と同軸的に整列された内挿材なしに形成される。むしろ、バット200の打撃部218は、打撃部218の壁厚がその長さ方向に沿って縦方向に変動する単一壁構成を有する。壁厚の変動する打撃部218を除けば、バット200のフレーム212は前記のバット10のフレーム12と実質的に同様である。図8は壁厚の変動するバット200の好適な一実施態様を示しており、図9は、打撃部218の領域間での壁厚の変動がより明白な(そして容易に視認できる)、他の好適な代替実施態様を示す。
バット200の打撃部218は第1管状壁移行領域236、第2管状壁移行領域238、中間管状領域240、遠位管状領域242及び近位管状領域244を含む。遠位管状領域242及び近位管状領域244はそれぞれバット200の遠位端及びフレーム212の中間部220に隣接して配置される。中間管状領域240は第1管状壁移行領域236と第2管状壁移行領域238の間に配置される。そして、第1移行領域236は中間管状領域240と遠位管状領域242の間に配置され、第2移行領域238は中間管状領域240と近位管状領域244の間に配置される。
中間管状領域240はバットのスイートスポットの回りに集められることが好ましい。中間管状領域240は、変動が0.003インチ(0.0762ミリメートル)以下である略均一な壁厚を有する。また、打撃部218の壁厚は中間管状領域240で最大となることが好ましい。中間管状領域240の略均一な壁厚は0.055〜0.120インチ(1.397〜3.048ミリメートル)の範囲内である。好適な代替実施態様において、中間管状領域240を他の厚さに形成することができる。中間管状領域240の長さ(図8及び9においては要素Aとして示す)は0.25〜9.0インチ(6.35〜228.6ミリメートル)の範囲内であることが好ましい。特に好適な実施態様において、中間管状領域240の長さは1.0〜5.0インチ(25.4〜127.0ミリメートル)の範囲内である。図8に示すように、特に好適な一実施態様において、中間管状領域240は、壁厚が約0.076インチ(1.9304ミリメートル)であり、長さが約1.0インチ(25.4ミリメートル)である。さらに他の好適な代替実施態様において、中間管状領域なしで打撃領域を形成することができる。第1管状壁移行領域236及び第2管状壁移行領域238のそれぞれが、長手軸線14に沿って変化する壁厚を有する。第1移行領域236は、バット200の遠位端に近い第1位置246からハンドル部に向かって軸線14に沿って増加する壁厚を有する。第2移行領域238は、第1移行領域236と同様であるが、第1移行領域236と反対、すなわち対称に厚さが変化することが好ましい。具体的には、第2移行領域238の壁厚は、ハンドル部に近い第2位置248から遠位端30に向かって長手方向軸線14に沿って略増加する。好適な実施態様において、図8及び9に示すように、第1移行領域236及び第2移行領域238の壁厚は、長手方向軸線14に沿って略直線状であり、かつ略均一である。好適な代替実施態様において第1及び第2管状壁移行領域の一方又は双方の壁厚は、その長さ方向に沿って、非直線状、千鳥状、階段状、又はこれらの組合せの形で増加する。第1移行領域236及び第2移行領域238の1つ以上の壁厚の長さ方向に沿った変動は0.003〜0.050インチ(0.0762〜1.27ミリメートル)の範囲内で変動できる。第1移行領域236及び第2移行領域238の1つ以上の壁厚の長さ方向に沿った変動は、0.005〜0.040インチ(0.127〜1.016ミリメートル)の範囲内で変動できる。特に好適な実施態様において、第1移行領域236及び第2移行領域238の1つ以上の壁厚の長さ方向に沿った変動は0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内で変動できる。例えば、特に好適な一実施態様において、第1移行領域236及び第2移行領域238のそれぞれの長さ方向に沿った壁厚は、移行領域の一方の端部における壁厚0.068インチ(1.7272ミリメートル)から移行領域の他方の端部における壁厚0.076インチ(1.9304ミリメートル)まで、0.008インチ(0.2032ミリメートル)変動する。
第1管状壁移行領域236及び第2管状壁移行領域238のそれぞれの長さ(図8及び9ではそれぞれ要素B及びCとして示す)は0.25〜7.0インチ(6.35〜177.8ミリメートル)の範囲内であることが好ましい。好適な実施態様において、第1管状壁移行領域236及び第2管状壁移行領域238の長さは0.25〜5.0インチ(6.35〜127.0ミリメートル)の範囲内にある。特に好適な実施態様において、第1管状壁移行領域236及び第2管状壁移行領域238の長さは2.0〜4.0インチ(50.8〜101.6ミリメートル)の範囲内にある。好適な代替実施態様において、第1及び第2管状壁移行領域は同一又は種々の長さを有することができる。
遠位管状領域242及び近位管状領域244は打撃部218の両端に配置されることが好ましい。遠位管状領域242はバット200の遠位端に配置され、かつ第1管状壁移行領域に向かって延在し、近位管状領域244はフレーム212の中間部220に配置され、かつ第2管状壁移行領域238に向かって延在する。遠位管状領域242及び近位管状領域244のそれぞれが、その長さ方向に沿った変動が0.003インチ(0.0762ミリメートル)以下である略均一な壁厚を有することが好ましい。遠位管状領域242及び近位管状領域244の略均一な壁厚は0.045〜0.105インチ(1.143〜2.667ミリメートル)の範囲内である。特に好適な一実施態様において、図3に示すように、遠位管状領域242及び近位管状領域244のそれぞれが約0.068インチ(1.7272ミリメートル)の壁厚を有する。好適な代替実施態様において、他の壁厚を用いることができ、この壁厚は遠位管状領域242と近位管状領域244の間で変動することができる。
遠位管状領域242の長さ(図8及び9では要素Dとして示す)は0.25〜4.0インチ(6.35〜101.6ミリメートル)の範囲内であることが好ましく、近位管状領域244の長さ(図8及び9では要素Eとして示す)は2.0〜6.0インチ(50.8〜152.4ミリメートル)の範囲内であることが好ましい。特に好適な実施態様において、遠位管状領域242の長さは0.50〜4.0インチ(12.7〜101.6ミリメートル)の範囲内であることが好ましく、近位管状領域244の長さは3.0〜7.0インチ(76.2〜177.8ミリメートル)の範囲内であることが好ましい。特に好適な一実施態様において、遠位管状領域242は、長さが約2.50インチ(63.50ミリメートル)であり、かつ厚さが0.068インチ(1.7272ミリメートル)であり、近位管状領域244は、長さが約3.5インチ(88.9ミリメートル)であり、厚さが0.068インチ(1.7272ミリメートル)である。他の長さ、他の厚さ及びこれらの組合せも、この発明の下で検討される。
この単一壁構成において、フレームの中間部220も、その長さ方向に沿って変動する壁厚を含む。変動する壁厚によりバットの可撓性を調整することが可能となる。バットフレーム212の中間部220の壁厚は、0.050〜0.250インチ(1.27〜6.35ミリメートル)の範囲内とすることができる。好ましくは、中間部220の壁厚は、長さ方向に沿って打撃部218からハンドル部に向かって変動する。壁厚の変動は、中間部220の長さ方向に沿って増加、減少又は増加及び減少とすることができる。この壁厚の変動は直線状、非直線状、千鳥状、階段状又はこれらの組合せとすることができる。具体的な壁厚プロファイルは、用途、材料、バットの長さ、使用するボールの種類、及び選手に基づいて選択される。特に好適な一実施態様において、壁厚は、中間部220の遠位端から中間部材220の近位端に向かってその長さ方向に沿って0.067〜0.200インチ(1.7018〜5.08ミリメートル)に値が変動する。他の特に好適な実施態様において、中間部220の壁厚は、中間部材220の遠位端での0.110インチ(2.794ミリメートル)という値から、中間部220の中間位置での0.132インチ(3.3528ミリメートル)という値になり、中間部220の近位端での0.077インチ(1.9558ミリメートル)という値になる。他の壁厚及び壁厚の変動も、この発明の下で検討される。
さらに他の好適な代替実施態様において、打撃部を、1つ以上の付加的な管状壁移行領域及び/又は1つ以上の付加的な中間領域とともに形成することができる。例えば、ボールバットは、遠位端部分及び/又は第1管状壁移行部分の遠位位置に配置された第3の管状壁移行領域であって、壁厚がその長さ方向に沿ってボールバットの遠位端に向かって増加する第3管状壁移行領域を含むことができる。
他の好適な代替実施態様において、バットの遠位端に付加的な壁厚を用いて、バットの遠位端に強度又は重量を加え、かつ端部キャップに対する付加的な支持を与えることができる。打撃部218の壁厚を変動させて、使用された端部キャップの剛度及び/又は軟度並びにバットフレームのテーパー状端を補償することができる。バットの中間領域220のテーパー部及び任意のバットフレーム212の遠位端に形成され得る湾曲部がさらにバットフレームを硬くする。したがって、テーパー端又は湾曲端を考慮して壁厚を調整し、バット性能をさらに適正化することができる。
好適な実施態様において、打撃部218の外径はその長さ方向に沿って略均一であり、打撃部218の内径はその長さ方向に変動して、打撃部218の長さ方向に沿った壁厚の変動に適応する。好適な代替実施態様において、内挿材は、その長さ方向に沿って略均一な内径、及びその長さ方向に沿って変動してこの発明の内挿材の壁厚の変動に適応する外径を有するよう形成することができる。他の好適な代替実施態様において、内挿材の内径及び外径をそれらの長さ方向に沿って変動させることができる。他の好適な代替実施態様において、打撃部の内径及び/又は外径をその長さ方向に沿って変動させ、バットの形状に形成されたテーパーに適応させてもよい。
この実施態様は、特定の用途、ボールの種類又は選手向けに打撃部218の壁厚を仕立てる、又は調整することを可能とする。さらに、壁厚は、バレル長さ、バット重量、及び選択した材料等の他の要素に合致させ、バレル(又は打撃部218)の全長にわたるバット材料の強度の可撓性を適正化することができる。バットの性能をバットのバレル(打撃部218)に沿って調整し、これによりソフトボール及び野球を統率する規制団体の性能要求を満たすと同時にスイートスポットの大きさを最大化するように、バットを構成することを可能にする。前記の多重壁実施態様同様、この実施態様はバットのMOIを、特にバットの遠位端において低減させ、これにより選手のスイング速度を増加することを可能にする。この実施態様により、スイートスポットが拡大し、バット性能が従来の単一壁バットの性能を超えて向上する。
図10を参照して、この発明の他の好適な代替実施態様のボールバット300が、壁厚の変動を容易に視認できるように誇張又は明瞭化した型式で示されている。ボールバット300は、フレーム212及び内挿材22を含む。内挿材22は、フレーム12内の内挿材22の位置と実質的に同様の形で、フレーム212内に配置されることが好ましい。好ましくは、打撃部218及び内挿材22のそれぞれの外径がその長さ方向に沿って略均一であり、内径がその長さ方向に沿って変動する。この実施態様において、内挿材22は、ボールとの衝突の際に打撃部218から独立して移動するよう構成されたままであり、十分な空間が打撃部218と内挿材22の間に残っており、かかる独立した動きを可能にしている。特に好適な実施態様において、中間領域240の壁厚は遠位管状領域242及び近位管状領域244の一方又は双方の壁厚よりも0.006インチ(0.1524ミリメートル)だけ大きい。この特に好適な実施態様において、遠位管状領域242及び近位管状領域244の一方又は双方における内挿材22の外径と打撃部218の内径の間の公称半径方向空間は約0.010インチ(0.254ミリメートル)であり、内挿材22の外径と中間管状領域240の間の公称半径方向は約0.004インチ(0.1016ミリメートル)である。他の特に好適な実施態様において、壁厚の変動及び内挿材22と打撃部218の間に存在する空間の変動は、多数の異なる組合せで構成することができる。ボールとの衝突の際に、内挿材22が依然として打撃部218から独立して板ばねの特性で動くことができるという条件で、内挿材22と打撃部218の間の種々の位置又は領域で接触が存在してもよい。この変動する壁構成は、前記の好適な実施対応と同様の利益を与える。潤滑剤又は他の摩擦低減材料を打撃部218と内挿材22の間に配置してもよい。好適な代替実施態様において、内挿材及び打撃部の一方又は双方の変動する厚さは、内方に、外方に及びこれらの組合せで変動することができる。
図11を参照して、この発明の他の好適な代替実施態様を示す。この好適な代替実施態様において、内挿材はマルチピース内挿材であり、最内内挿材422が中間内挿材522内に同心的に配置されており、内挿材422と522の双方がバット200の打撃部218に配置されている。打撃部218並びに内挿材422及び522は、打撃部218並びに内挿材422及び522の壁厚の変動を容易に視認ならしめるために、誇張して示されている。内挿材422及び522は、内挿材22と実質的に同一であり、中間管状領域440及び540、第1管状壁移行領域436及び536、第2管状壁移行領域438及び538、遠位管状領域442及び542、並びに近位管状領域444及び544を含むことができる。しかし、一般に、内挿材422及び522の公称又は平均壁厚は単一内挿材22よりも薄いことが好ましい。好ましくは、打撃部218、最内内挿材422及び中間内挿材522のそれぞれの外径は略均一であり、一方、打撃部218、最内内挿材422及び中間内挿材522のそれぞれの内径は長さ方向に沿って変動する。打撃部219、最内内挿材422及び中間内挿材522のそれぞれは、ボールとの衝突の際に、互いに対して独立して板ばねの特性で移動するよう配置され構成される。打撃部218並びに内挿材422及び522の表面13は、打撃部218と内挿材422及び522の間の独立した動きを可能にする十分な空間が存在するという条件で、互いに接触してもよい。この変動する壁構成は、前記の好適な実施態様と同様の利益を与える。
潤滑剤又は他の摩擦低減材料を打撃部218、最内内挿材422及び中間内挿材522の間に配置してもよい。他の好適な代替実施態様において、内挿材422及び522の代わりに3つ以上の内挿材を用いることができる。さらに他の好適な代替実施態様において、最内内挿材422、中間内挿材522及び打撃部の1つ以上の変動する厚さは、内方に、外方に及びこれらの組合せで変動することができる。
図12を参照して、この発明の他の好適な代替実施態様を示しており、内挿材622がバット100の打撃部18内に取り付けられ、かつこれと同軸的に整列される。内挿材622はその長さ方向に沿って壁厚が多段階に変動する。このようにして、内挿材622は、フレーム12の打撃部に沿った特定の位置において最大厚さとなり、打撃部18に沿った他の位置で減少した厚さとなるよう形成することができる。内挿材622は内挿材22と同様であり、内挿材22と同様の形でフレーム12内に配置される。内挿材の長さ方向に沿って複数の厚さ変動を有する、この変動壁厚構成は、具体的な性能目標に適合するようにバットを細かく調整することを可能にする。図12は特に好適な一実施態様を示しており、内挿材の幅が内挿材の長さ方向に沿った複数の位置で増減している。この特に好適な実施態様において、内挿材622は複数の中間管状領域(要素Aとして示す)、少なくとも4つの管状壁移行領域(要素B及びCとして示す)、近位及び遠位端領域(要素D及びEとして示す)並びに近位又は遠位端領域と同様の壁厚を有する他の領域を含む。他の好適な実施態様において、壁厚変動、構成及び厚さの他の組合せが検討される。
内挿材622は近位端、遠位端及び平均厚さ値を含む。内挿材622の壁厚は、内挿材622の少なくとも第1及び第2の分離した部分が平均厚さよりも大きな厚さを有し、内挿材622の少なくとも第3及び第4の分離した部分が平均厚さよりも小さな厚さを有するように、長さ方向に沿って変動する。例えば、図12を参照して、内挿材622の、要素Aとして同定される部分が内挿材の平均厚さよりも大きな壁厚を有しており、内挿材622の、要素D及びEとして同定される部分(及び要素CとBの間の部分)のそれぞれが内挿材622の平均壁厚よりも小さい壁厚を有する。
内挿材622は、その長さ方向に沿って略均一な外径及びその長さ方向に沿って変動する内径を有する。あるいは、反対の構成を用いることができる。内挿材622は、ボールとの衝突の際に、打撃部18と独立して板ばねの特性で動くように構成される。
この発明の好適な実施態様を説明し、図示してきたが、これらからの多数の変形が当業者により予期され得る。したがって、この発明は前記の説明に限定されず、添付の特許請求の範囲の範囲及び精神によってのみ限定される。
この発明の好適な実施態様に従うバットの側面図であり、バットのフレームの打撃部の断面を除去して内挿材を示した。 図1の内挿材の横透視図である。 図1のバット及び内挿材の一部の長さ方向断面図である。 この発明の他の好適な実施態様に従うバット及び内挿材の一部の長さ方向断面図である。 2本のバットの衝撃中心に関するボールバット反発係数のグラフ図である。 この発明の他の好適な代替実施態様に従うバット及び内挿材の一部の長さ方向断面図である。 この発明の他の好適な代替実施態様に従うバット及び内挿材の一部の長さ方向断面図である。 この発明の他の好適な代替実施態様に従うバット及び内挿材の一部の長さ方向断面図である。 この発明の他の好適な代替実施態様に従うバット及び内挿材の一部の長さ方向断面図である。 この発明の他の好適な代替実施態様に従うバット及び内挿材の一部の長さ方向断面図である。 この発明の他の好適な代替実施態様に従うバット及び複数の内挿材の一部の長さ方向断面図である。 この発明のさらに他の好適な代替実施態様に従うバット及び内挿材の一部の長さ方向断面図である。
符号の説明
10、100、300 バット
12、212 フレーム
14 長手軸線
16 ハンドル部
18、218 打撃部
20 中間テーパー部
22、422、522 内挿材
24 グリップ
26 握り部
28 端部キャップ
30、130 遠位端
32、132 近位端
34 スリット
36 第1管状壁移行領域
38、238 第2管状壁移行領域
40、240、440、540 中間管状領域
42、242 遠位管状領域
44、244 近位管状領域

Claims (111)

  1. ボールを打撃するために構成されたボールバットにおいて、該バットが、
    長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部と主打撃部とを有する実質的に管状のフレームと、
    フレームの打撃部に同軸的に整列された実質的に管状の本体部とを有し、
    該本体部が近位端、遠位端、並びに第1及び第2管状壁移行領域を含んでおり、第1管状壁移行領域が第2管状壁移行領域よりも近位端に接近しており、第1管状壁移行領域の壁厚が、一般に近位端に近い第1の位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加しており、第2管状壁移行領域の壁厚が、一般に遠位端に近い第2の位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加しており、本体部が、ボールとの衝突の際に、フレームの打撃部に対して独立して動くよう構成されていることを特徴とするボールバット。
  2. 第1及び第2管状壁移行領域のそれぞれが0.25〜7.0インチ(6.35〜177.8ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項1に記載のボールバット。
  3. 第1及び第2管状壁移行領域のそれぞれが0.5〜5.0インチ(12.7〜127ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項1に記載のボールバット。
  4. 第1及び第2管状壁移行領域のそれぞれが2.0〜4.0インチ(50.8〜101.6ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項1に記載のボールバット。
  5. 管状本体部が、略均一の壁厚を有し、かつ第1管状壁移行領域と第2管状壁移行領域との間に配置された中間管状領域をさらに含む、請求項1に記載のボールバット。
  6. 中間管状領域が0.25〜9.0インチ(6.35〜228.6ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項5に記載のボールバット。
  7. 中間管状領域が0.1〜5.0インチ(2.54〜127ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項5に記載のボールバット。
  8. 管状本体部が近位管状領域及び遠位管状領域をさらに含み、近位管状領域が本体部の近位端に隣接して配置されており、遠位管状領域が本体部の遠位端に隣接して配置されている、請求項1に記載のボールバット。
  9. 近位管状領域と遠位管状領域の少なくとも一方が略均一な壁厚を有する、請求項8に記載のボールバット。
  10. 第1管状壁移行領域の第1端から第1管状壁移行領域の第2端までの壁厚の差が0.003〜0.040インチ(0.0762〜1.016ミリメートル)の範囲内であり、第2管状壁移行領域の第1端から第2管状壁移行領域の第2端までの壁厚の差が0.003〜0.040インチ(0.0762〜1.016ミリメートル)の範囲内である、請求項1に記載のボールバット。
  11. 第1管状壁移行領域の壁厚の差が0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内であり、第2管状壁移行領域の壁厚の差が0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内である、請求項10に記載のボールバット。
  12. 第1管状壁移行領域と第2管状壁移行領域の少なくとも一方の壁厚の差が0.006〜0.010インチ(0.1524〜0.254ミリメートル)の範囲内である、請求項10に記載のボールバット。
  13. 第1管状壁移行領域の壁厚が、一般に近位端に近い第1位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って直線状に略増加する、請求項1に記載のボールバット。
  14. 第2管状壁移行領域の壁厚が、一般に遠位端に近い第2位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って直線状に略増加する、請求項1に記載のボールバット。
  15. 第1管状壁移行領域の壁厚が、一般に近位端に近い第1位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って非直線状に略増加する、請求項1に記載のボールバット。
  16. 第2管状壁移行領域の壁厚が、一般に遠位端に近い第2位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って非直線状に略増加する、請求項1に記載のボールバット。
  17. 本体部の壁厚が0.025〜0.090インチ(0.635〜2.286ミリメートル)の範囲内である、請求項1に記載のボールバット。
  18. 本体部が一体単一部材である、請求項1に記載のボールバット。
  19. 本体部が2個以上の部品から形成されており、前記2個以上の部品が、端部間構成、重複構成及びこれらの組合せのうちの一つで配置される、請求項1に記載のボールバット。
  20. 管状本体部が管状フレームの打撃部内に配置される、請求項1に記載のボールバット。
  21. 本体部が内側及び外側管状面を有し、内側管状面の直径が長さ方向に沿って少なくとも0.005インチ(0.127ミリメートル)変動し、外側管状面の直径が長さ方向に沿って実質的に均一である、請求項20に記載のボールバット。
  22. 管状フレームの打撃部を管状本体部内に配置する、請求項1に記載のボールバット。
  23. 本体部が内側及び外側管状面を有し、内側管状面の直径が長さ方向に沿って実質的に均一であり、外側管状面の直径が長さ方向に沿って少なくとも0.005インチ(0.127ミリメートル)変動する、請求項22に記載のボールバット。
  24. 本体部が、本体部の近位端から本体部の遠位端に向かって延在する少なくとも1つの長さ方向延在スリットをさらに含む、請求項1に記載のボールバット。
  25. ボールを打撃するために構成されたボールバットにおいて、該バットが、
    長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部と主打撃部とを有する実質的に管状のフレームと、
    フレームの打撃部に同軸的に整列された実質的に管状の本体部とを有し、
    該本体部が近位端、遠位端、中心領域、及び遠位管状壁移行領域を含んでおり、第1管状壁移行領域が第2管状壁移行領域よりも近位端に接近しており、遠位管状壁移行領域が本体部の遠位端の近くに配置されており、中央領域の壁厚が長手方向軸線に沿って略均一であり、遠位管状壁移行領域が、一般に遠位端に近い第1の位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加しており、本体部が、ボールとの衝突の際に、フレームの打撃部に対して独立して動くよう構成されていることを特徴とするボールバット。
  26. 本体部が、中央領域の近位側の位置に近位管状壁移行領域を含み、近位壁移行領域が、一般に近位端に近い第2の位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加する壁厚を有する、請求項25に記載のボールバット。
  27. 遠位管状壁移行領域が0.25〜7.0インチ(6.35〜177.8ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項25に記載のボールバット。
  28. 遠位管状壁移行領域が0.5〜5.0インチ(12.7〜127ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項25に記載のボールバット。
  29. 遠位管状壁移行領域が2.0〜4.0インチ(50.8〜101.6ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項25に記載のボールバット。
  30. 中央領域の略均一な壁厚が長さ方向に沿って0.003インチ(0.0762ミリメートル)未満で変動する、請求項25に記載のボールバット。
  31. 中央領域が0.25〜9.0インチ(6.35〜228.6ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項25に記載のボールバット。
  32. 中央領域が0.1〜5.0インチ(2.54〜127ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項25に記載のボールバット。
  33. 管状の本体部が、近位端管状領域及び遠位端管状領域をさらに含み、近位端管状領域が本体部の近位端に隣接して配置されており、遠位端管状領域が本体部の遠位端に隣接して配置されている、請求項25に記載のボールバット。
  34. 遠位管状壁移行領域の第1端から遠位管状壁移行領域の第2端までの壁厚の差が0.003〜0.040インチ(0.0762〜1.016ミリメートル)の範囲内である、請求項25に記載のボールバット。
  35. 遠位管状壁移行領域の壁厚の差が0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内である、請求項34に記載のボールバット。
  36. 遠位管状壁移行領域の壁厚の差が0.006〜0.010インチ(0.1524〜0.254ミリメートル)の範囲内である、請求項34に記載のボールバット。
  37. 一般に遠位端に近い第1の位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿った遠位管状壁移行領域の壁厚の増加が、直線状、非直線状、階段状、千鳥状、又はこれらの組合せである、請求項25に記載のボールバット。
  38. 一般に近位端に近い第2の位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿った近位管状壁移行領域の壁厚の増加が、直線状、非直線状、階段状、千鳥状、又はこれらの組合せである、請求項26に記載のボールバット。
  39. 本体部の壁厚が0.025〜0.090インチ(0.635〜2.286ミリメートル)の範囲内である、請求項25に記載のボールバット。
  40. 本体部が一体単一部材である、請求項25に記載のボールバット。
  41. 本体部が2個以上の部品で形成されており、この2個以上の部品が、端部間構成、重複構成、及びこれらの組合せのうちの一つで配置されている、請求項25に記載のボールバット。
  42. 管状の本体部が管状フレームの打撃部内に配置される、請求項25に記載のボールバット。
  43. 本体部が内側及び外側管状面を有しており、内側管状面の直径がその長さ方向に沿って少なくとも0.005インチ(0.127ミリメートル)変動し、外側管状面の直径がその長さ方向に沿って実質的に均一である、請求項42に記載のボールバット。
  44. 管状フレームの打撃部が管状の本体部内に配置される、請求項25に記載のボールバット。
  45. 本体部が内側及び外側管状面を有しており、内側管状面の直径がその長さ方向に沿って実質的に均一であり、外側管状面の直径がその長さ方向に沿って少なくとも0.005インチ(0.127ミリメートル)変動する、請求項44に記載のボールバット。
  46. 本体部が、本体部の近位端から本体部の遠位端に向かって延在する、少なくとも一つの長さ方向延在スリットをさらに含む、請求項25に記載のボールバット。
  47. 長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部及び主打撃部を有する実質的に管状のフレームを有し、ボールを打撃するために構成されたボールバットの性能向上部材において、該性能向上部材が、
    フレームの打撃部と同軸的に整列された実質的に管状の本体部を含み、該本体部が近位端、遠位端、並びに第1及び第2の管状壁移行領域を含み、第1管状壁移行領域が第2管状壁移行領域よりも近位端に近く配置されており、第1管状壁移行領域の壁厚が、一般に近位端に近い第1の位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加しており、第2管状壁移行領域の壁厚が、一般に遠位端に近い第2の位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加しており、本体部が、ボールとの衝突の際に、フレームの打撃部に対して独立して動くよう構成されていることを特徴とする、ボールバット性能向上部材。
  48. 第1及び第2管状壁移行領域がそれぞれ0.50〜5.0インチ(12.7〜127ミリメートル)の範囲内にある長さを有する、請求項47に記載のボールバット性能向上部材。
  49. 第1及び第2管状壁移行領域がそれぞれ2.0〜4.0インチ(50.8〜101.6ミリメートル)の範囲内にある長さを有する、請求項47に記載のボールバット性能向上部材。
  50. 管状の本体部が、略均一な壁厚を有しかつ第1管状壁移行領域と第2管状壁移行領域との間に配置された中間管状領域をさらに含む、請求項47に記載のボールバット性能向上部材。
  51. 中間管状領域が0.1〜5.0インチ(2.54〜127ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項50に記載のボールバット性能向上部材。
  52. 管状の本体部が近位管状領域と遠位管状領域とをさらに含み、近位管状領域が本体部の近位端に隣接して配設され、遠位管状領域が本体部の遠位端に隣接して配置される、請求項47に記載のボールバット性能向上部材。
  53. 第1管状壁移行領域の第1端から第1管状壁移行領域の第2端までの壁厚の差が0.003〜0.015インチ(0.0762〜0.381ミリメートル)の範囲内であり、第2管状壁移行領域の第1端から第2管状壁移行領域の第2端までの壁厚の差が0.003〜0.015インチ(0.0762〜0.381ミリメートル)の範囲内である、請求項47に記載のボールバット性能向上部材。
  54. 一般に近位端に近い第1の位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿った第1管状壁移行領域の壁厚の増加が、直線状、非直線状、階段状、千鳥状、又はこれらの組合せである、請求項47に記載のボールバット性能向上部材。
  55. 一般に遠位端に近い第2の位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿った第2管状壁移行領域の壁厚の増加が、直線状、非直線状、階段状、千鳥状、又はこれらの組合せである、請求項47に記載のボールバット性能向上部材。
  56. 本体部が一体単一部材である、請求項47に記載のボールバット性能向上部材。
  57. 本体部が2個以上の部品で形成されており、この2個以上の部品が、端部間構成、重複構成、及びこれらの組合せのうちの一つで配置されている、請求項47に記載のボールバット性能向上部材。
  58. 管状の本体部が管状フレームの打撃部内に配置されるよう構成される、請求項47に記載のボールバット性能向上部材。
  59. 管状の本体部が、管状フレームの打撃部の少なくとも一部を受容しかつ包囲するよう構成される、請求項47に記載のボールバット性能向上部材。
  60. 本体部が、本体部の近位端から本体部の遠位端に向かって延在する、少なくとも一つの長さ方向延在スリットをさらに含む、請求項47に記載のボールバット性能向上部材。
  61. ボールを打撃するために構成されたボールバットにおいて、該ボールバットが、
    長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部と主打撃部を有する実質的に管状のフレームと、
    それぞれフレームの打撃部と同軸的に整列された第1及び第2の実質的に管状の内挿材とを含み、
    第1内挿材が第2内挿材内に配置されており、第1及び第2内挿材のそれぞれが近位端、遠位端、並びに第1及び第2管状壁移行領域を含み、第1管状壁移行領域のそれぞれが第2管状壁移行領域のそれぞれよりも近位端に近く配置されており、第1管状壁移行領域のそれぞれの壁厚が、一般に近位端に近い第1の位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加しており、第2管状壁移行領域のそれぞれの壁厚が、一般に遠位端に近い第2の位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加しており、第1及び第2内挿材のそれぞれが、ボールとの衝突の際に、打撃部及び互いに対して独立して動くよう構成されていることを特徴とするボールバット。
  62. 第1及び第2内挿材の第1及び第2管状壁移行領域のそれぞれが0.25〜7.0インチ(6.35〜177.8ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項61に記載のボールバット。
  63. 第1及び第2内挿材の少なくとも一方が、略均一な壁厚を有しかつ第1管状壁移行領域と第2管状壁移行領域との間に配置された中間管状領域をさらに含む、請求項61に記載のボールバット。
  64. 中間管状領域が0.25〜9.0インチ(6.35〜228.6ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項63に記載のボールバット。
  65. 第1及び第2内挿材の少なくとも一方が近位管状領域及び遠位管状領域をさらに含み、近位管状領域が近位端に隣接して配置され、遠位管状領域が遠位端に隣接して配置される、請求項61に記載のボールバット。
  66. 第1及び第2内挿材の少なくとも一方の、第1管状壁移行領域の第1端から第1管状壁移行領域の第2端までの壁厚の差が0.003〜0.040インチ(0.0762〜1.016ミリメートル)の範囲内であり、第1及び第2内挿材の少なくとも一方の、第2管状壁移行領域の第1端から第2管状壁移行領域の第2端までの壁厚の差が0.003〜0.040インチ(0.0762〜1.016ミリメートル)の範囲内である、請求項61に記載のボールバット。
  67. 第1管状壁移行領域の壁厚の差が0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内であり、第2管状壁移行領域の壁厚の差が0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内である、請求項66に記載のボールバット。
  68. 第1及び第2内挿材の少なくとも一方の第1管状壁移行領域の壁厚が、一般に近位端に近い第1の位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加する、請求項61に記載のボールバット。
  69. 第1及び第2内挿材の少なくとも一方の第2管状壁移行領域の壁厚が、一般に遠位端に近い第2の位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加する、請求項61に記載のボールバット。
  70. 第1及び第2内挿材の少なくとも一方の第1管状壁移行領域の壁厚が、一般に近位端に近い第1の位置から遠位端に向かい長手方向軸線に沿って非直線状に略増加する、請求項61に記載のボールバット。
  71. 第1及び第2内挿材の少なくとも一方の第2管状壁移行領域の壁厚が、一般に遠位端に近い第2の位置から近位端に向かい長手方向軸線に沿って非直線状に略増加する、請求項61に記載のボールバット。
  72. 第1及び第2内挿材のそれぞれが内側及び外側管状面を有し、第1及び第2内挿材の少なくとも一方の内側管状面の直径が長さ方向に沿って少なくとも0.003インチ(0.0762ミリメートル)変動し、第1及び第2内挿材の少なくとも一方の外側管状面の直径が長さ方向に沿って実質的に均一である、請求項61に記載のボールバット。
  73. ボールを打撃するために構成されたボールバットにおいて、該ボールバットが、
    長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部と主打撃部を有する実質的に管状のフレームであって、打撃部が近位端、遠位端、並びに第1及び第2フレーム壁移行領域を含み、第1フレーム壁移行領域が第2フレーム壁移行領域よりも近位端に近く配置されており、第1フレーム壁移行領域の壁厚が、一般に打撃部の近位領域に近い第1の位置から打撃部の遠位領域に向かって長手方向軸線に沿って略増加しており、第2フレーム壁移行領域の壁厚が、一般に打撃部の遠位領域に近い第2の位置から打撃部の近位領域に向かって長手方向軸線に沿って略増加している管状のフレームと、
    フレームの打撃部と同軸的に整列された実質的に管状の本体部であって、本体部が近位端、遠位端、並びに第1及び第2管状壁移行領域を含み、第1管状壁移行領域が第2管状壁移行領域よりも近位端に近く配置されており、第1管状壁移行領域の壁厚が、一般に近位端に近い第1の位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加しており、第2管状壁移行領域の壁厚が、一般に遠位端に近い第2の位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って略増加しており、本体部が、ボールとの衝突の際に、フレームの打撃部に対して独立して動くように構成されている管状の本体部とを具えることを特徴とするボールバット。
  74. 管状の本体部が、略均一の壁厚を有しかつ第1管状壁移行領域と第2管状壁移行領域との間に配置された中間管状領域をさらに含む、請求項73に記載のボールバット。
  75. 打撃部が、略均一の壁厚を有しかつ第1フレーム壁移行領域と第2フレーム壁移行領域との間に配置された中間フレーム領域をさらに含む、請求項73に記載のボールバット。
  76. 第1管状壁移行領域の第1端から第1管状壁移行領域の第2端までの壁厚の差が0.003〜0.040インチ(0.0762〜1.016ミリメートル)の範囲内であり、第2管状壁移行領域の第1端から第2管状壁移行領域の第2端までの壁厚の差が0.003〜0.040インチ(0.0762〜1.016ミリメートル)の範囲内である、請求項73に記載のボールバット。
  77. 第1管状壁移行領域の壁厚の差が0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内であり、第2管状壁移行領域の壁厚の差が0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内である、請求項76に記載のボールバット。
  78. 第1フレーム壁移行領域の第1端から第1フレーム壁移行領域の第2端までの壁厚の差が0.003〜0.040インチ(0.0762〜1.016ミリメートル)の範囲内であり、第2フレーム壁移行領域の第1端から第2フレーム壁移行領域の第2端までの壁厚の差が0.003〜0.040インチ(0.0762〜1.016ミリメートル)の範囲内である、請求項73に記載のボールバット。
  79. 第1フレーム壁移行領域の壁厚の差が0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内であり、第2フレーム壁移行領域の壁厚の差が0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内である、請求項78に記載のボールバット。
  80. 本体部が一体単一部材である、請求項73に記載のボールバット。
  81. 本体部が2個以上の部品から形成されており、前記2個以上の部品が、端部間構成、重複構成及びこれらの組合せのうちの一つで配置される、請求項73に記載のボールバット。
  82. 管状の本体部が管状フレームの打撃部内に配置される、請求項73に記載のボールバット。
  83. 本体部が内側及び外側管状面を有し、内側管状面の直径が長さ方向に沿って少なくとも0.003インチ(0.0762ミリメートル)変動し、外側管状面の直径が長さ方向に沿って実質的に均一である、請求項73に記載のボールバット。
  84. 打撃部が内側及び外側打撃部面を有し、内側打撃部面の直径が長さ方向に沿って少なくとも0.003インチ(0.0762ミリメートル)変動し、外側打撃部面の直径が長さ方向に沿って実質的に均一である、請求項73に記載のボールバット。
  85. 長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部と主打撃部とを有する実質的に管状のフレームと、
    フレームの打撃部に同軸的に整列された実質的に管状の本体部とを有し、
    該本体部が近位端、遠位端、並びに近位端から遠位端までの平均厚さ値を含んでおり、
    本体部の少なくとも第1及び第2の分離した部分のそれぞれが平均厚さよりも大きな厚さを有し、かつ本体部の少なくとも第3及び第4の分離した部分のそれぞれが平均壁厚の値未満の壁厚を有するように、本体部の壁厚がその長さ方向に沿って変動しており、
    本体部が、ボールとの衝突の際に、フレームの打撃部に対して独立して動くよう構成されていることを特徴とするボールバット。
  86. 第3及び第4の分離した部分の一方が本体部の第1部分と第2部分の間に配置される、請求項85に記載のボールバット。
  87. 第1、第2、第3及び第4部分のそれぞれが少なくとも1インチ(25.4ミリメートル)の長さを有する、請求項86に記載のボールバット。
  88. 第1及び第2部分の少なくとも一方と第3及び第4部分の少なくとも一方との間の本体部の壁厚の差が0.003〜0.040インチ(0.0762〜1.016ミリメートル)の範囲内である、請求項85に記載のボールバット。
  89. 第1及び第2部分の少なくとも一方と第3及び第4部分の少なくとも一方との間の本体部の壁厚の差が0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内である、請求項85に記載のボールバット。
  90. 長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部と主打撃部とを有する実質的に管状のフレームを具え、
    打撃部が近位領域、遠位領域、並びに第1及び第2管状壁移行領域を含み、第1管状壁移行領域が第2管状壁移行領域よりも近位端に近く配置されており、第1管状壁移行領域の壁厚が、近位領域から遠位領域に向かって長手方向軸線に沿って略増加しており、第2管状壁移行領域の壁厚が、遠位領域から近位領域に向かって長手方向軸線に沿って略増加していることを特徴とするボールバット。
  91. 第1及び第2管状壁移行領域のそれぞれが0.25〜7.0インチ(6.35〜177.8ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項90に記載のボールバット。
  92. 第1及び第2管状壁移行領域のそれぞれが0.50〜5.0インチ(12.7〜127ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項90に記載のボールバット。
  93. 第1及び第2管状壁移行領域のそれぞれが2.0〜4.0インチ(50.8〜101.6ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項90に記載のボールバット。
  94. 打撃部が、略均一な壁厚を有しかつ第1管状壁移行領域と第2管状壁移行領域との間に配置された中間管状領域をさらに含む、請求項90に記載のボールバット。
  95. 中間管状領域が0.25〜9.0インチ(6.35〜228.6ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項94に記載のボールバット。
  96. 中間管状領域が0.1〜5.0インチ(2.54〜127ミリメートル)の範囲内の長さを有する、請求項94に記載のボールバット。
  97. 近位領域及び遠位領域の少なくとも一方が略均一な壁厚を有する、請求項90に記載のボールバット。
  98. 第1管状壁移行領域の第1端から第1管状壁移行領域の第2端までの壁厚の差が0.003〜0.040インチ(0.762〜1.016ミリメートル)の範囲内であり、第2管状壁移行領域の第1端から第2管状壁移行領域の第2端までの壁厚の差が0.003〜0.040インチ(0.762〜1.016ミリメートル)の範囲内である、請求項90に記載のボールバット。
  99. 第1管状壁移行領域の壁厚の差が0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内であり、第2管状壁移行領域の壁厚の差が0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内である、請求項90に記載のボールバット。
  100. 第1管状壁移行領域の壁厚が、一般に近位端に近い第1位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って直線状に略増加する、請求項90に記載のボールバット。
  101. 第2管状壁移行領域の壁厚が、一般に遠位端に近い第2位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って直線状に略増加する、請求項90に記載のボールバット。
  102. 第1管状壁移行領域の壁厚が、一般に近位端に近い第1位置から遠位端に向かって長手方向軸線に沿って非直線状に略増加する、請求項90に記載のボールバット。
  103. 第2管状壁移行領域の壁厚が、一般に遠位端に近い第2位置から近位端に向かって長手方向軸線に沿って非直線状に略増加する、請求項90に記載のボールバット。
  104. 打撃部の壁厚が0.045〜0.120インチ(1.143〜3.048ミリメートル)の範囲内である、請求項90に記載のボールバット。
  105. 打撃部が内側及び外側管状面を有し、内側管状面の直径が長さ方向に沿って少なくとも0.005インチ(0.127ミリメートル)変動し、外側管状面の直径が長さ方向に沿って実質的に均一である、請求項90に記載のボールバット
  106. 打撃部が内側及び外側管状面を有し、内側管状面の直径が長さ方向に沿って実質的に均一であり、外側管状面の直径が長さ方向に沿って少なくとも0.005インチ(0.127ミリメートル)変動する、請求項20に記載のボールバット
  107. 長手方向軸線に沿って延在しかつハンドル部と主打撃部とを有する実質的に管状のフレームを具え、
    打撃部が第1、第2、第3及び第4の分離した部分を含み、打撃部の少なくとも第1及び第2の分離した部分のそれぞれが平均厚さよりも大きな厚さを有し、打撃部の少なくとも第3及び第4の分離した部分のそれぞれが平均壁厚の値未満の壁厚をするように、打撃部の壁厚がその長さ方向に沿って変動することを特徴とするボールバット。
  108. 第3及び第4の分離した部分の少なくとも一方が本体部の第1部分と第2部分の間に配置される、請求項108に記載のボールバット。
  109. 第1、第2、第3及び第4部分のそれぞれが少なくとも1インチ(25.4ミリメートル)の長さを有する、請求項108に記載のボールバット。
  110. 第1及び第2部分の少なくとも一方と第3及び第4部分の少なくとも一方との間の打撃部の壁厚の差が0.003〜0.050インチ(0.762〜1.27ミリメートル)の範囲内である、請求項108に記載のボールバット。
  111. 第1及び第2部分の少なくとも一方と第3及び第4部分の少なくとも一方との間の打撃部の壁厚の差が0.005〜0.015インチ(0.127〜0.381ミリメートル)の範囲内である、請求項108に記載のボールバット。
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