JP2005204734A - 電気掃除機 - Google Patents

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英也 土田
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Toshizo Kobayashi
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    • A47L9/1683Dust collecting chambers; Dust collecting receptacles

Abstract

【課題】 経済性の点を除いて紙パック式の電気掃除機の長所とサイクロン式電気掃除機の長所とを取り入れた新規な電気掃除機を提供すること。
【解決手段】 電動送風機2を内蔵し、前方に吸気口3aを有するモータ室3と、モータ室3の前方に配置され、かつ、前方に吸気口4dを有する紙パック4と、吸気ホース接続口9を前方に備え、この吸気ホース接続口9に紙パック4の吸気口4dを連通して紙パック4を内蔵可能とした集塵室5と、紙パック4内に吸入された塵埃を含む空気を紙パック4内において旋回させて塵埃を遠心分離可能にする旋回流発生機構とを備えたものとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気掃除機に関し、特に紙パックを使用しながらサイクロン式原理で塵埃を吸気中から分離する新規な電気掃除機に関する。
一般にサイクロン式電気掃除機は、例えば特許文献1に示されるようなものであって、使い棄ての紙パック式電気掃除機に比し、塵埃貯留部と通気部とが異なることにより、排気の臭気が少なく、かつ使用中における吸込力の性能低下が少ないこと、塵埃廃棄の都度紙パックを棄てるようなことがなく経済的であることなどの理由により従来の紙パック式の電気掃除機に代わり普及率が増加の傾向にある。しかしながら、このサイクロン式電気掃除機は塵埃除去の際、粉塵が散乱したり、舞い上がったりする点で紙パック式の電気掃除機より劣るという問題があった。
特開平2002−17626号公報
本発明は、経済性の点を除いて紙パック式の電気掃除機の長所とサイクロン式電気掃除機の長所とを取り入れた新規な電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明に係る電気掃除機は、このような課題を達成するためになされたものであって、電動送風機を内蔵し、前方に吸気口を有するモータ室と、モータ室の前方に配置され、かつ、前方に吸気口を有する紙パックと、吸気ホース接続口を前方に備え、この吸気ホース接続口に紙パックの吸気口を連通して紙パックを内蔵可能とした集塵室と、紙パック内に吸入された塵埃を含む空気を、紙パック内において旋回させて塵埃を遠心分離可能にする旋回流発生機構とを備えたことを特徴とする。
また、上記発明において、旋回流発生機構は、紙パックの吸気口において吸気流の風向を変更する風向変更板と、風向変更板により変更された風向に位置するフィルターシートの第1コーナ部を旋回方向に湾曲させる第1形状保持部材とからなるようにしてもよい。
また、上記発明において、旋回流発生機構は、紙パックの吸気口において吸気流の風向を変更する風向変更板と、風向変更板により変更された吸気の流れ方向に位置するフィルターシートの第1コーナ部を旋回方向に湾曲させる第1形状保持部材と、第1コーナ部で方向変更された吸気の流れ方向に位置するフィルターシートの第2コーナ部を旋回方向に湾曲させる第2形状保持部材とからなるようにしてもよい。
また、この場合において、風向変更板および第1形状保持部材は、紙パックに吸入した吸気流を水平方向の旋回軸で旋回させるように形成するように構成してもよい。
また、この場合において、風向変更板、第1形状保持部材および第2形状保持部材は、紙パックに吸入した吸気流を水平方向の旋回軸で旋回させるように形成するように構成してもよい。
また、第1形状保持部材は、フィルターシートの第1コーナ部を、外部から端面で支持するように形成されたリブ部材により構成されているものとしてもよい。
また、第2形状保持部材は、フィルターシートの第2コーナ部を、外部から端面で支持するように形成されたリブ部材により構成されているものとしてもよい。
また、第1形状保持部材は、フィルターシートの第1コーナ部を、外部から支持するように形成された曲面支持壁により構成されているものとしてもよい。
また、第2形状保持部材は、フィルターシートの第2コーナ部を、外部から支持するように形成された曲面支持壁により構成されているものとしてもよい。
また、第1形状保持部材は、紙パックのフィルターシートの第1コーナ部自体を曲面状に形成した構成であるものとしてもよい。
また、第2形状保持部材は、紙パックのフィルターシートの第2コーナ部自体を曲面状に形成した構成であるとしてもよい。
また、風向変更板は、上端を回転中心として下端が紙パック内側に回動する板状部材からなり、運転時、吸気の風圧により開放して吸気の流れ方向を所定方向に変更し、運転停止時、自重により紙パックの吸気口を閉鎖するように構成されているものとしてもよい。
また、風向変更板は、紙パックに一体的に形成されているものとしてもよい。
また、モータ室は、吸気口の中心を、紙パックの吸気口の中心に対し、紙パック内の吸気流の旋回方向における後流側に位置するように形成されているものとしてもよい。
また、上記の電気掃除機は、フィルターシートの第1コーナ部の通気性を阻害する通気性阻害部を備えたものとしてもよい。
また、通気性阻害部は、紙パックの外側の構成部材に形成された通気性阻害用の板部材からなるものとしてもよい。
また、通気性阻害部は、紙パックの内面または外面に貼付された非通気性フィルムからなるものとしてもよい。
また、紙パックは、内部を観察可能にする透明部を有するものとしてもよい。
また、この透明部は、フィルターシートの旋回軸方向の中央部を略全周にわたる帯状の非通気性透明フィルムからなるとしてもよい。
また、紙パックの側部に、紙パック内の吸気流の一部空気を排出するバイパス路を有するように構成してもよい。
本発明によれば、紙パックに吸入された吸気が旋回流発生機構により旋回され、塵埃が遠心力により分離される。分離された塵埃は旋回流のよどみ部に貯留される。例えば、紙パックの吸気口から吸入された空気が水平方向の旋回軸を生ずるように旋回された場合は、紙パックの左右側部のよどみ部となり、ここに分離された塵埃が貯留される。この結果、紙パック内において塵埃貯留部と通気部とが分離されるため、電気掃除機からの排気の臭気は従来の紙パック式電気掃除機より少なくなる。また、本発明の電気掃除機では、紙パック内において塵埃貯留部と通気部とが分離されるため、使用中における吸引風量の低下が低減される。さらに、塵埃を廃棄する際は従来の紙パック式の電気掃除機と同様に、貯留部から塵埃を取り出すことなく紙パックごと廃棄できるので、従来のサイクロン式電気掃除機に比し塵埃廃棄手間が掛からず衛生的である。
また、本発明において、旋回流発生機構を、紙パックの吸気口において吸気流の風向を変更する風向変更板と、風向変更板により変更された風向に位置するフィルターシートの第1コーナ部を旋回方向に湾曲させる第1形状保持部材とから構成すると、簡易な構成により従来の紙パックを使用しながら、紙パックに吸入された吸気を円滑に旋回させることができる。
また、本発明において、旋回流発生機構を、紙パックの吸気口において吸気流の風向を変更する風向変更板と、風向変更板により変更された吸気の流れ方向に位置するフィルターシートの第1コーナ部を旋回方向に湾曲させる第1形状保持部材と、第1コーナ部で方向変更された吸気の流れ方向に位置する第2コーナ部を旋回方向に湾曲させる第2形状保持部材とから構成した場合は、紙パック内の旋回力をより強力に発生させることができる。
また、風向変更板および第1形状保持部材により、または、風向変更板、第1形状保持部材および第2形状保持部材により、紙パックに吸入した吸気流を水平方向の旋回軸で旋回させた場合は、紙パックの左右のよどみ部に塵埃を貯留することができるので、塵埃貯留量を多くすることができる。また、紙パックの左右側部には空気通路が形成されていないが、フィルムシートの左右側部自体は他の部分と同様に通気性を有するため吸気の一部が排出される。このため、分離された塵埃が紙パックの左右に圧縮され気味に効率良く貯留される。因みに、紙パックに吸入した吸気流を垂直方向の旋回軸で旋回させた場合は、塵埃を紙パックの下方部にのみ貯留することになるので塵埃貯留容積が減少する。
また、第1形状保持部材や第2形状保持部材を、フィルターシートの外部に設けたリブや曲面支持壁で支持するように構成すると、集塵室内に第1形状保持部材や第2形状保持部材を容易に形成することができる。
また、第1形状保持部材や第2形状保持部材の構成として、フィルターシートの第1コーナ部自体または第2コーナ部自体を曲面状に形成した構成とすると、前述のようなリブや曲面支持壁を紙パックの外部に設ける必要がなくなるので、より一層簡単な構成とすることができる。
また、風向変更板を、上端を回転中心として下端が紙パック内側に回動する板状部材からなり、運転時、吸気の風圧により開放して吸気の流れを所定方向に変更し、運転停止時、自重により紙パックの吸気口を閉鎖するように構成すると、風向変更板と通常の吸気ホース接続口の閉鎖弁とを兼用することができ、構成が簡単になる。また、紙パック内の旋回流を水平方向の旋回軸とすることができ、塵埃貯留量を大きくすることができる。
また、風向変更板を紙パックと一体的に形成すると、塵埃廃棄時紙パック内から塵埃の飛び出しを抑制することができる。
また、モータ室の吸気口の中心を、紙パックの吸気口の中心に対し、紙パック内の吸気流の旋回方向における後流側に位置するように形成すると、フィルターシートの第1コーナ部を大きくすることができ、より強力な旋回流に形成することができる。
また、前記フィルターシートの第1コーナ部の通気性を阻害する通気性阻害部を設けると、第1コーナ部からの空気の排出を防止することができ、この部分への塵埃の貯留を防ぐことができ、旋回流を円滑に形成することができる。
また、このような通気性阻害部は、紙パックの外側の構成部材に板部材を取り付けたり、紙パックの内面または外面に非通気性フィルムを貼付したりするなどの構成により、簡易な構成で形成することができる。
また、紙パックに内部を観察可能にする透明部を設けると、紙パック内にどの程度の塵埃が貯留されているかを肉眼で判別することができるので、紙パック交換の時期を簡単に知ることができる。
また、紙パックの透明部として、紙パックの旋回軸方向の中央部を略全周にわたる帯状の非通気性透明フィルムから形成すると、透明部を大きくとることができ、紙パック内部の塵埃貯留の様子を容易に観察することができる。また、非通気性の部分が中央部の略全周にできるため、紙パックの吸気口からモータ室の吸気口に直接空気が通過する流れを抑制し、旋回流の形成が容易になる。
また、風向変更板および第1形状保持部材を、紙パックに吸入した吸気流が水平方向の旋回軸で旋回するように形成したものにおいて、紙パックの側部に、紙パック内の吸気流の一部空気を排出するバイパス路を形成すると、紙パックの側部から一部の空気が排出されることにより、塵埃を圧縮した状態で貯留させることができ、紙パックの使用期間を長期化することができる。
以下本発明の各実施例につき、図面に基づき詳細に説明する。
図1はこの発明の一実施例に係る還流型電気掃除機の側断面図、図2は同電気掃除機の概略平断面図、図3は同電気掃除機におけるバスケットの側断面図である。
これら図面に示される電気掃除機は、掃除機本体1の内部に、電動送風機2を内蔵したモータ室3、モータ室3の前方に配置される紙パック4、紙パック4を収納する集塵室5を有し、さらに、図示しない床用吸込具が先端に接続される吸気ホース6などから構成されている。
掃除機本体1の上部には集塵室5を開閉して紙パック4を容易に交換できるようにするための上蓋5aが設けられている。また、掃除機本体1の下部には、掃除機本体1を床面上で転がして移動できるようにするための前輪7および後輪8が設けられている。掃除機本体1の前方、すなわち集塵室5の前方には吸気ホース接続口9が設けられている。この実施例における吸気ホース6は、二重ホースであって、内側が吸気用、外側が還流用に形成されている。
モータ室3に内蔵されている電動送風機2は前部に送風機2aを有し、後部に電動機2bを有している。そして、モータ室3の前方には集塵室5に通じる吸気口3aが設けられている。集塵室5から吸気された空気は、電動機2bを冷却した後、一部は排気口(図示せず)から排出され、残りの空気は、掃除機本体1内に形成された還流通路(図示せず)を介して吸気ホース6の外側ホースを通して床用吸込具(図示せず)へ還流される。
紙パック4は、従来一般的に用いられているものと同様のものであって、塵埃を通過させず空気のみを通過させるフィルターシート4aと、フィルターシート4aの前方に設けられた厚手の口紙4bとを基本構成部材としている。また、本発明に係る紙パック4においては、フィルターシート4aの上面部に透明部4cが形成されている。この透明部4cは、紙パック4におけるごみの貯留程度を観察できるようにするために、上蓋5aも透明名部材で形成し、上蓋5aを閉じたままの状態で紙パック4内部を観察できるよう上面位置に設けられている。この透明部4cの平面上の位置は図2において破線で示されている。また、口紙4bの中央部には吸気口4dが形成されている。紙パック4は、使用前には折り畳まれており、掃除機運転中に風圧により広がるように形成されている。この紙パック4は、後述するように集塵室5内のバスケット11に装着されている。
集塵室5は、紙パック4を収納する室であって、紙パック4を装着するバスケット11が着脱自在に取り付けられている。そして、集塵室5は、上蓋5aを開放することにより、紙パック4をバスケット11に装着したまま集塵室5から取り出すことができるように構成されている。また、集塵室5の前方に形成される前述の吸気ホース接続口9の中心位置は、前述のモータ室3の吸気口3aの中心位置に対し、水平方向は同一で、高さ方向については下方の位置となるように、つまり吸気口3aの中心位置が、後述する紙パック4内に形成される吸気流の旋回方向の後流側となるように配慮されている。
バスケット11は、図3の側断面図に示すように、後方および上方開放の樹脂製篭状部材であって、前面には吸気口12が設けられている。この吸気口12は、前方に僅かに突出する口部12aを有している。そして、バスケット11は、口部12aが吸気ホース接続口9に当接されるように集塵室5内に収納される。
バスケット11は、吸気口12の下部に、紙パック4の口紙4bの下端を支持する受け部13を有し、さらに、上部に紙パック4の口紙4bの上辺部を挟み込むクリップ14を有している。そして、紙パック4は、口紙4bを受け部13に載せて、上部のクリップ14で口紙4bを挟み込むことにより、口紙4bの中央部に形成された吸気口4dと吸気ホース接続口9とが連通されるようにバスケット11に装着されている。
また、バスケット11は、紙パック4の吸気口4dを開閉する閉鎖弁15を、吸気口12の後部に備えている。
この閉鎖弁15は、紙パック4の吸気口4dより僅かに小さめの直径の円板状の板状部材であって、図3に示すように、上端部が薄肉部からなるヒンジ部15aにより周囲の部材に繋がっているほかは切り離されている。そして、閉鎖弁15は、紙パック4が取り付けられた状態では、運転時上端部のヒンジ部15aを回動軸として吸気の風力により下端部が紙パック4内に移動して開放され、運転停止時には重力によりにより自然に閉鎖するように構成されている。
また、この閉鎖弁15は、紙パック4に流入する吸気流れの風向を変更する風向変更板を兼用しており、開放時の角度は、吸気を紙パック4内で旋回させるのに都合のよい所定角度となるように設定されている。この風向変更板15により、紙パック4に吸入される吸気流は下向きに風向が変更される。この結果、紙パック4に流入した吸気流は、紙パック4のモータ室3側の下方の第1コーナ部4eに向かって吹き込まれる。
本実施例に係る電気掃除機は、運転時、紙パック4内において吸気流を水平方向の旋回軸で旋回させるための旋回流発生機構が形成されている。この旋回流発生機構は、基本的構成要素として、上記の風向変更板15と、風向変更板15から第1コーナ部4eに向かって吹き込まれる吸気流を旋回させるように、第1コーナ部4eを旋回方向に向かって彎曲形状に維持するための第1形状保持部材とを備えている。
第1形状保持部材は、バスケット11底面に対し上方部に一体的に形成された曲面支持壁16である。この曲面支持壁16は、紙パック4の後方の第1コーナ部4eを、彎曲した上表面により所定形状に保持するものである。すなわち、曲面支持壁16は、運転時紙パック4の第1コーナ部4eを旋回方向に所定の形状に彎曲させて保持可能とするように、電気掃除機の左右横方向に所定の幅で形成され、その上面が旋回流の旋回方向に彎曲する所定の彎曲面に形成されている。
なお、バスケット11の、底面前部にも紙パック4の前部下方を支持するリブ17が設けられているが、このリブ17は、運転時に紙パック4前部を第1コーナ部4eに連続する曲線形状にすることにより、紙パック4に発生させる旋回流をより円滑にする効果を有する。しかし、リブ17は、紙パック4内に吸気流を旋回させるための基本的構成要素ではない。
また、集塵室5において、上蓋5aの下方には、紙パック4中央部上方の空間部の後方および左右を塞ぐように、平面視コの字状のリブ18が形成されている。このリブ18は、紙パック4内の吸気流の一部が、紙パック4の左右方向の中央上方部のフィルターシート4aを通過するのを抑制するとともに、紙パック4のフィルターシート4aの上方形状を、旋回流形成に都合のよい所定の曲面に形成することを目的とするものである。特に、このリブ18の側方後部18aは、第1コーナ部4eで方向変更された吸気の流れ方向に位置する第2コーナ部4fを旋回方向に湾曲させる第2形状保持部材として機能するものであって、リブ18aの下端面は所定形状の彎曲形状に形成されている。この第2形状保持部材は、第2コーナ部4fを所定の彎曲形状に保持することにより、吸気流に対し旋回力を付与する効果はあるが、第1形状保持部材のみでも旋回流の形成は可能である。
また、バスケット11の側面には多数の略4角形の貫通口19が形成され、バスケット11の重量およびコスト軽減が図られている。
実施例1に係る電気掃除機は、上記のように構成されているので、次のような動作をする。
電動送風機2が駆動されると、図示していない床用吸込具から掻き揚げた塵埃を含む空気が、吸気ホース6を通して掃除機本体1の吸気ホース接続口9から吸い込まれる。この吸気の風圧により風向変更板15が図1および図3のように紙パック4内に回動して開く。これにより、吸気流はフィルターシート4aの第1コーナ部4eに向かって流れる。この第1コーナ部4eは第1形状保持部材としての曲面支持壁16により旋回方向に湾曲する曲面状に維持されているので、吸気流は第1コーナ部4eの曲面形状に沿って流れる。これにより、紙パック4内に流入した吸気流に旋回力が付与される。また、この吸気流は、モータ室3の吸気口3aを挟んで第1コーナ部4eに対向する位置にある第2コーナ部4fに向かって上方に流れる。第2コーナ部4fに向かって流れた吸気流は、この第2コーナ部4fが第2形状保持部材により旋回方向に湾曲する曲面状に維持されているので、この曲面状に沿って流れることにより、旋回力の低下を抑制しながらさらに旋回が続けられる。
なお、上述の構成において、モータ室3の吸気口3aの中心位置が、紙パック4の吸気口4dの中心位置に対し、紙パック4内の吸気流の旋回方向における後流側に位置するように形成されているので、第1コーナ部4eの彎曲形成部を大きくすることができ、強力な旋回流を形成することが容易になっている。
このように、本実施例においては紙パック4内において塵埃を含む吸気流が水平方向の旋回軸をなすように旋回される。これにより、吸気流中に含まれる塵埃は遠心力により吸気流中から分離され、左右両側方部の風のよどみ部に貯留される。また、塵埃が除去された空気は、主として、塵埃貯留部を介さず、紙パック4の左右方向の中央部からモータ室3側に吸入される。また、他の少量の一部空気は紙パック4の側方から紙パック4の周囲を回ってモータ室3に流れる。これにより、塵埃は圧縮されつつ紙パック4の側方に貯留される。モータ室3に流れた空気は、モータを冷却した後、一部は排気口(図示せず)から機外に排出され、残部は掃除機本体1内の還流通路(図示せず)を通って吸気ホース6の外側ホース内に還流され、床用吸込具に還流される。
実施例1は、以上のように構成されているので、次のような効果を奏することができる。
上記のように、本実施例における電気掃除機では、紙パック4内において塵埃貯留部と通気部とが分離されるため、電気掃除機からの排気の臭気は従来のサイクロン式電気掃除機の場合と同様に少なくなる。また、本実施例の電気掃除機では、紙パック4内において塵埃貯留部と通気部とが分離されるため、使用中に吸引風量が低下し難い構成となっている。さらに、塵埃を廃棄する際は従来の紙パック4式の電気掃除機と同様に、貯留部から塵埃を取り出すことなく紙パック4とともに廃棄できるので、廃棄手間が掛からず衛生的である。
また、本実施例においては、旋回流発生機構が、紙パック4の吸気口において吸気流の風向を変更する風向変更板15と、風向を変更して紙パック4内に吸入した吸気流に旋回力を付与する第1形状保持部材としての曲面支持壁16により構成されているので、簡易な構成により従来の紙パック4を使用しながら、紙パック4に吸入された吸気を円滑に旋回させることができる。
また、本実施例においては、旋回流発生機構として第2形状保持部材としてのリブ18を有するので、紙パック4内の旋回力をより強力に発生させることができる。
また、紙パック4に吸入した吸気流は、風向変更板15、第1形状保持部材(曲面支持壁16)および第2形状保持部材(リブ18a)により水平方向の旋回軸で旋回するので、分離された塵埃を紙パック4の左右のよどみ部に圧縮気味に効率良く貯留することができる。これにより、塵埃貯留量を多くすることができる。ちなみに、紙パック4に吸入した吸気流を垂直方向の旋回軸で旋回させた場合は、塵埃を紙パック4の下方部にのみ貯留することになるので塵埃貯留容積が減少する。
また、第1形状保持部材や第2形状保持部材を、フィルターシート4aの外部に設けた曲面支持壁16、リブ18で構成しているので、第1形状保持部材や第2形状保持部材を容易に形成することができる。
また、風向変更板15を、上端を回転中心として下端が紙パック4内側に回動する板状部材からなり、運転時、吸気の風圧により開放して吸気流を所定方向に変更し、運転停止時、自重により紙パック4の吸気口を閉鎖するように構成しているので、風向変更板15と吸気ホース接続口9の閉鎖蓋とを兼用することができ、構成が簡単になる。また、紙パック4内の旋回流を水平方向の旋回軸とすることができ、塵埃貯留量を大きくすることができる。
また、モータ室3の吸気口3aの中心を、紙パック4の吸気口4dの中心に対し、紙パック4内の吸気流の旋回方向における後流側に位置するように形成しているので、フィルターシート4aの第1コーナ部4eを大きくすることができ、より強力な旋回流を形成することができる。
また、紙パック4に内部を観察可能にする透明部4cを形成しているので、紙パック4内にどの程度の塵埃が貯留されているかを肉眼で判別することができる。したがって、紙パック4交換の時期を簡単に知ることができる。
次に実施例2について、図4に基づき説明する。図4は実施例2に係る還流型電気掃除機の側断面図である。
実施例2は、この図に示されるように、実施例1における紙パック4の前部下方を支持するリブ18を、第1形状保持部材を形成する曲面支持壁16に連続する曲面支持壁21としている。また、この実施例2では、実施例1における上蓋5aの下方のリブ18に代わって前後方向のリブ22が形成されている。そして、このリブ22の後部22aが実施例1におけるリブ18aに代わって第2形状保持部材として機能するものである。
なお、その他の構成は、実施例1と同様であり、図4には実施例1と共通する部分に同一の符号を付している。
したがって、実施例2は、紙パック4内の吸気流の一部が、紙パック4の左右方向の中央に位置する上方部のフィルターシート4aを通過するのを抑制する作用効果はないが、この点を除いては、前述の実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
次に実施例3について、図5に基づき説明する。図5は実施例3に係る還流型電気掃除機の側断面図である。
実施例3は、図5に示されるように、実施例1における第1形状保持部材を形成する曲面支持壁16をバスケット11の底面に形成したリブ31に変更し、さらに、実施例1における紙パック4の前部下方を支持するリブ17を省略している。また、この実施例3では、実施例2と同様に、実施例1における上蓋5aの下方のリブ18に代わって前後方向のリブ22が形成されている。また、このリブ22の後部22aが実施例1におけるリブ18aに代わって第2形状保持部材として機能する。
なお、その他の構成は、実施例1と同様であり、図5には、実施例1および実施例2と共通する部分には同一の符号を付しその説明を省略する。
上記リブ31は、電気掃除機の左右方向に複数形成され、リブ31の端面を彎曲形状として第1コーナ部4eを支持するようにしたものである。また、このリブ31は、第1形状保持部材として実施例1および実施例2における曲面支持壁16と同様の作用効果を奏することができる。
したがって、実施例3は、実施例1に比し、紙パック4の前部下方の形状が彎曲性を欠く点、紙パック4内の吸気流の一部が、紙パック4の左右方向の中央上方部のフィルターシート4aを通過するのを抑制する作用効果を欠如する点で実施例1と相違するが、その他の点では実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
次に実施例4について、図6に基づき説明する。図6は実施例4に係る還流型電気掃除機の側断面図である。
実施例4は、図6に示されるように、実施例1における第1形状保持部材を形成する曲面支持壁16を、バスケット11の底面に形成したリブ41に変更し、さらに、実施例1における紙パック4の前部下方を支持するリブ17を、上記リブ41に連続するリブ42に変更している。また、この実施例4では、実施例2と同様に、実施例1における上蓋5aの下方のリブ18に代わって前後方向のリブ22が形成されている。また、このリブ22の後部22aが実施例1におけるリブ18aに代わって第2形状保持部材として機能する。
なお、その他の構成は、実施例1と同様であり、図6には、実施例1および実施例2と共通する部分には同一の符号を付しその説明を省略する。
上記リブ41およびリブ42は、電気掃除機の左右方向に複数形成され、これらリブ41、42の端面を彎曲形状として第1コーナ部4eおよび紙パック前部下方を支持するようにしたものである。リブ41は、第1形状保持部材として実施例1および実施例2における曲面支持壁16と同様の作用効果を奏することができる。また、リブ42は、実施例1におけるリブ17と同様の作用効果を奏することができる。
したがって、実施例4は、実施例1に比し、紙パック4内の吸気流の一部が、紙パック4の左右方向の中央上方部のフィルターシート4aを通過するのを抑制する作用効果を欠如する点で実施例1と相違するが、その他の点では実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
次に実施例5について、図7に基づき説明する。図7は実施例5に係る還流型電気掃除機の側断面図である。
実施例5は、図7に示されるように、実施例1における第1形状保持部材を形成する曲面支持壁16を、バスケット11の底面に形成したリブ51に変更している。また、この実施例5では、フィルターシート4aの第1コーナ部4eを非通気性材料からなる通気性阻害部55としている。さらに、この実施例5では、実施例1における上蓋5aの下方のリブ18を備えていない。
なお、その他の構成は、実施例1と同様であり、図7には、実施例1と共通する部分には同一の符号を付しその説明を省略する。
リブ51は、実施例2と比較すると縦長の形状となっているが、実施例1における第1形状保持部材としての曲面支持部材16と同様に、第1コーナ部4eを旋回方向に彎曲させて、吸気流に旋回力を付与する機能を備えている。また、この実施例5におけるフィルターシート4aの第1コーナ部4eに非通気性を付与して、フィルター機能を備えない通気性阻害部55として形成されている。非通気性付与の方法としては、例えば非通気性のフィルムを内面あるいは外面に貼付することで形成することができる。このように、第1コーナ部4eが通気性阻害部55として形成されているので、吸気口4dから流入して第1コーナ部4eに向けて吹きつけられる吸気流に効率良く旋回力を付与することができる。
また、この実施例5においては、実施例1のように上蓋5aの下方に平面視コの字状のリブ18が形成されていないが、第2形状保持部材としてリブ18aに代わり、第2コーナ部4f自体の形状が、運転時に紙パック4が膨らんだ状態において曲面を形成するように構成されている。この第2形状保持部材としての構成により、実施例1の場合と同様の旋回推進力を有するように構成されている。
このように、実施例6は、実施例1におけると同様に、塵埃貯留部と通気部とが分離された新規な電気掃除機を提供することができる。
次に実施例6について、図8に基づき説明する。図8は実施例6に係る還流型電気掃除機の側断面図である。
実施例6は、図8に示されるように、実施例5における通気性阻害部55を他の構造の通気性阻害部65に置き換えたものであって、他の構成は実施例5と同様である。
なお、図8には、実施例1および実施例5と共通する部分には同一の符号を付しその説明を省略する。
この実施例6における通気性阻害部65は、バスケット11の背面側に垂直に形成されたバスケット11とは別部材の板状部材であって、この板状部材からなる通気性阻害部65を設置することにより、フィルターシート4aの下方部とモータ室3との流路を遮断している。これにより、吸気流の一部が第1コーナ部4eから流出するのを規制し、第1コーナ部4eにおいて吸気流に効率良く旋回力を付与することができるようにしたものである。
実施例6は、以上のように構成されているので、実施例5と同様の作用効果を奏することができる。
次に実施例7について、図9に基づき説明する。図9は実施例7に係る還流型電気掃除機の側断面図である。
実施例7は、図9に示されるように、実施例6における通気性阻害部65を他の構造の通気性阻害部75に置き換えたものであって、他の構成は実施例6と同様である。
なお、図9には、実施例1および実施例6と共通する部分には同一の符号を付しその説明を省略する。
この実施例7は、バスケット11を背面壁付きとしたものであって、この背面壁を通気性阻害部75としたものである。したがって、この通気性阻害部75は、実施例6における通気性阻害部65と同様の作用効果を有するものである。
以上のごとく、実施例7は実施例6と同様の作用効果を奏することができる。
次に実施例8について、図10〜図12に基づき説明する。実施例8は実施例1と同様の還流型電気掃除機であって、図10は同電気掃除機に使用される紙パックの正面図であり、図11は同紙パックの側面図であり、図12は同電気掃除機の平断面図である。
この実施例8に係る電気掃除機は、実施例1における紙パック4の透明部4cを変更したものであり、その他の構成は、実施例1と同様である。
なお、図10〜図12には、実施例1と共通する部分には同一の符号を付しその説明を省略する。
実施例8における透明部81は、紙パック4内における吸気流の方向の中央部を、すなわち、電気掃除機の左右方向の中央部を略全周にわたる帯状の非通気性透明フィルムから構成したものである。
実施例8は、透明部81を上記のように構成したものであるので、紙パック4内部の塵埃貯留の様子を全体的に容易に観察することができる。また、非通気性の部分が紙パック4の中央部の略全周にできるため、紙パック4の吸気口4dからモータ室3の吸気口3aに直接空気が通過する流れを抑制し、旋回流の形成が容易になる。また、上記以外に実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
次に実施例9について、図13に基づき説明する。図13は実施例9に係る還流型電気掃除機の側断面図である。
実施例9は、実施例1において、紙パック4の側部に、紙パック4内の吸気流の一部空気をモータ室3に排出するバイパス路91を形成したものである。なお、その他の構成は実施例1と同一であり、図13において実施例1と同一部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
より具体的には、バスケット11の側部にモータ室3の吸気口3aに通ずるバイパス路91を形成し、紙パック4内で旋回する吸気流の一部をこのバイパス路91を通してモータ室3に流すことにより、紙パック4の左右両側部に貯留される塵埃を圧縮することができるようにし、紙パック4の使用期間の延長を図ったものである。
したがって、実施例9は、実施例1の効果を奏することができるとともに、紙パック4の使用期間を長期化することができる。
次に実施例10について、図14〜図16に基づき説明する。図14は実施例10に係る還流型電気掃除機の側断面図であり、図15は同電気掃除機における運転中の紙パックの側断面図であり、図16は同紙パックを廃棄するときの状態を示した側断面図である。
実施例10は、実施例1における風向変更板15を変更している。また、第1形状保持部材としては実施例6と同様のリブ51が使用されている。また、実施例6の場合と同様に、第2形状保持部材としてリブ18aに代わり、第2コーナ部4f自体の形状を、運転時紙パック4が膨らんだ状態において曲面を形成するように構成されている。
なお、その他の構成は実施例1と同一である。したがって、図14〜図16においては、実施例1または実施例6と同一部分に同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施例10における風向変更板101は、紙パック4の吸気口4dに一体的に設けられている。この風向変更板101は、口紙4bと同様の厚紙を用いたもので、実施例1における風向変更板15と同様に上端部に折り目などをつけたヒンジ部101aを有する。そして、運転時においては、吸気の風圧により図15のように所定角度開放され、風向変更機能を行い、運転停止時および塵埃廃棄時には、図16のように塵埃が吸気口4dからこぼれないように閉鎖弁のとして機能する。
実施例10は、実施例1と同様の作用効果を奏するほか、風向変更板101が紙パック4と一体的に形成しているので、塵埃廃棄時、紙パック4内から塵埃の飛び出しを抑制することができる。
本発明は、以上の実施例に限定されるものではなく、例えば次のように変更することもできる。
(1) 上記各実施例において、風向変更板15、101、第1形状保持部材および第2形状保持部材の構成を変更することにより紙パック4内の吸気流を縦方向に旋回軸をなすように旋回させることも可能である。ただし、この場合には風のよどみが上下部となるため、塵埃は下部に貯留されることになる。
(2) また、実施例5、6、7、10においては第2形状保持部材の構成として第2コーナ部4f自体の形状を旋回方向に彎曲させる形状としていたが、これと同様に、第1形状保持部材の構成として第1コーナ部4e自体の形状を旋回方向に彎曲させる形状とすることもできる。
(3) また、各実施例において、第1形状保持部材としての曲面支持壁16、リブ31、41、51をバスケット11と一体的に形成していたが、構造的に可能である場合、集塵室5を形成する壁面にこれらを設けてもよい。
(4) 実施例9において、バイパス路91をバスケット11の両側部に設けているが、このバイパス路91の位置をバスケット11の上方などに変更することにより、電気掃除機が左右方向に大きくなるのを防止することも可能である。
本発明の実施例1に係る電気掃除機の還流型電気掃除機の側断面図である。 同電気掃除機の概略構成を示した平断面図である。 同電気掃除機におけるバスケットの側断面図である。 実施例2に係る還流型電気掃除機の側断面図である。 実施例3に係る還流型電気掃除機の側断面図である。 実施例4に係る還流型電気掃除機の側断面図である。 実施例5に係る還流型電気掃除機の側断面図である。 実施例6に係る還流型電気掃除機の側断面図である。 実施例7に係る還流型電気掃除機の側断面図である。 実施例8に係る還流型電気掃除機に使用される紙パックの正面図である。 同紙パックの側面図である。 同電気掃除機の概略構成を示した平断面図である。 実施例9に係る還流型電気掃除機の側断面図である。 実施例10に係る還流型電気掃除機の側断面図である。 同電気掃除機における運転中の紙パックの側断面図である。 同紙パックを廃棄するときの状態を示した側断面図である。
符号の説明
2 電動送風機
3 モータ室
3a 吸気口
4e 第1コーナ部
4f 第2コーナ部
4c 透明部
4d 吸気口
4 紙パック
5 集塵室
11 バスケット
15 (閉鎖弁)風向変更板
16 (第1形状保持部材としての)曲面支持壁
18a (第2形状保持部材としての)リブ
22a (第2形状保持部材としての)リブ
31 (第1形状保持部材としての)リブ
41 (第1形状保持部材としての)リブ
51 (第1形状保持部材としての)リブ
55 通気性阻害部
65 通気性阻害部
75 通気性阻害部
81 透明部
91 バイパス路
101 風向変更板

Claims (20)

  1. 電動送風機を内蔵し、前方に吸気口を有するモータ室と、モータ室の前方に配置され、かつ、前方に吸気口を有する紙パックと、吸気ホース接続口を前方に備え、この吸気ホース接続口に紙パックの吸気口を連通して紙パックを内蔵可能とした集塵室と、紙パック内に吸入された塵埃を含む空気を、紙パック内において旋回させて塵埃を遠心分離可能にする旋回流発生機構とを備えたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 旋回流発生機構は、紙パックの吸気口において吸気流の風向を変更する風向変更板と、風向変更板により変更された風向に位置するフィルターシートの第1コーナ部を旋回方向に湾曲させる第1形状保持部材とからなることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 旋回流発生機構は、紙パックの吸気口において吸気流の風向を変更する風向変更板と、風向変更板により変更された吸気の流れ方向に位置するフィルターシートの第1コーナ部を旋回方向に湾曲させる第1形状保持部材と、第1コーナ部で方向変更された吸気の流れ方向に位置するフィルターシートの第2コーナ部を旋回方向に湾曲させる第2形状保持部材とからなることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  4. 風向変更板および第1形状保持部材は、紙パックに吸入した吸気流を水平方向の旋回軸で旋回させるように形成されていることを特徴とする請求項2記載の電気掃除機。
  5. 風向変更板、第1形状保持部材および第2形状保持部材は、紙パックに吸入した吸気流を水平方向の旋回軸で旋回させるように形成されていることを特徴とする請求項3記載の電気掃除機。
  6. 第1形状保持部材は、フィルターシートの第1コーナ部を、外部から端面で支持するように形成されたリブ部材により構成されていることを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の電気掃除機。
  7. 第2形状保持部材は、フィルターシートの第2コーナ部を、外部から端面で支持するように形成されたリブ部材により構成されていることを特徴とする請求項3または5記載の電気掃除機。
  8. 第1形状保持部材は、フィルターシートの第1コーナ部を、外部から支持するように形成された曲面支持壁により構成されていることを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の電気掃除機。
  9. 第2形状保持部材は、フィルターシートの第2コーナ部を、外部から支持するように形成された曲面支持壁により構成されていることを特徴とする請求項3または5記載の電気掃除機。
  10. 第1形状保持部材は、紙パックのフィルターシートの第1コーナ部自体を曲面状に形成した構成であることを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の電気掃除機。
  11. 第2形状保持部材は、紙パックのフィルターシートの第2コーナ部自体を曲面状に形成した構成であることを特徴とする請求項3または5記載の電気掃除機。
  12. 風向変更板は、上端を回転中心として下端が紙パック内側に回動する板状部材からなり、運転時、吸気の風圧により開放して吸気の流れを所定方向に変更し、運転停止時、自重により紙パックの吸気口を閉鎖するように構成されていることを特徴とする請求項2〜11の何れか1項に記載の電気掃除機。
  13. 風向変更板は、紙パックに一体的に形成されていることを特徴とする請求項12記載の電気掃除機。
  14. モータ室は、吸気口の中心を、紙パックの吸気口の中心に対し、紙パック内の吸気流の旋回方向における後流側に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1〜13の何れか1項記載の電気掃除機。
  15. フィルターシートの第1コーナ部の通気性を阻害する通気性阻害部を備えていることを特徴とする請求項1〜14の何れか1項記載の電気集塵機。
  16. 通気性阻害部は、紙パックの外側の構成部材に形成された通気性阻害用の板部材からなることを特徴とする請求項15記載の電気集塵機。
  17. 通気性阻害部は、紙パックの内面または外面に貼付された非通気性フィルムからなることを特徴とする請求項15記載の電気集塵機。
  18. 紙パックは、内部を観察可能にする透明部を有することを特徴とする請求項1〜14の何れか1項記載の電気掃除機。
  19. 前記透明部は、フィルターシートの旋回軸方向の中央部を略全周にわたる帯状の非通気性透明フィルムからなることを特徴とする請求項18記載の電気掃除機。
  20. 紙パックの側部に、紙パック内の吸気流の一部空気を排出するバイパス路を有することを特徴とする請求項4記載の電気掃除機。
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