JP2005204140A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表示画面を意図的に手やハンカチなどで拭き取る手間が発生することを防止する。
【解決手段】 画面表示部16を設けた一方の筐体11と、ボタンを設けた他方の筐体12とを接続した折り畳み可能な電子機器であって、他方の筐体12側に設けたウォームギア13と、一方の筐体11側にウォームギア13と歯が噛み合うように設けた回転ギアホイール14と、回転ギアホイール14の中心に固定したワイパ15とを備え、開閉時にウォームギア13を回転させることで、回転ギアホイール14とともにワイパ15が回転することにより、画面表示部16を拭き取ってクリーニング可能とした。
【選択図】 図1



Description

この発明は、携帯電話等折り畳み式の電子機器に関するものである。
今日、爆発的に普及している携帯電話において、通話時表示画面に耳や手などからだの一部が接触することで汗や汚れ、埃等が付着する場合がある。そのため通話完了後、手やハンカチ等で拭き取る必要があった。しかし、手やハンカチに付着していた油脂により、逆に汚れを広げてしまうことも少なくなかった。そのために従来技術として繊維布を表面の一部に構成している携帯電話用ストラップ(特許文献1参照)による拭き取り等があるが、通話完了後意図的に表示画面を「拭き取る」という手間が発生したり、色、形態、素材が限られたり携帯電話本体とは別に購入しなければならなかった。また、別従来技術として携帯電話を出し入れする際に収納ケース内側へ設置されたクリーニング材に接触させることで汚れを除去する「クリーニング材付き収納ケース」(特許文献2参照)もあるが、外出する度に収納ケースを持ち運ばなければならなかったり、着信の度に収納ケースのボタンをはずし、取り出す手間が発生していた。
特開2002−78522号公報(第6頁、第1図) 特開平11−299521号公報(第9〜10頁)
携帯電話で通話する場合、表示画面に耳や手などからだの一部が接触することで汗や汚れ、埃等が付着する場合がある。そのため、通話完了後、筐体を閉じる前に意図的に手やハンカチなどで「拭き取る」という手間が発生していた。また手で表示画面に付着した汗や汚れなどを拭き取る場合、手に付着している油脂や汗などでさらに汚れを広げることも少なくない。
また、ハンカチで拭く場合も同様にハンカチに付着している汗や小さな埃などにより一層汚れが広がることがある。前記課題を解決するために繊維布を表面の一部に構成している携帯電話用ストラップを携帯電話につけるなどの手段があるがこれでは通話完了後意図的に表示画面をストラップで「拭き取る」という手間が発生したり、ストラップの色、形態、素材が限られたり携帯電話本体とは別にストラップを購入しなければならなかった。
また、収納ケースに携帯電話を出し入れする手段を利用し、収納ケース内側へ設置されたクリーニング材に携帯電話を接触させることで汚れを除去する方法もあるが、外出する度に収納ケースを持ち運ばなければならなかったり、着信の度に収納ケースから携帯電話を取り出す手間が発生していた。
したがって、この発明の目的は、表示画面を意図的に手やハンカチなどで拭き取る手間が発生することを防止することであり、電子機器使用時、開閉するときの回転を利用し表示画面を有する筐体側に設置したワイパを回すことで表示画面をクリーニングすることができる電子機器を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明の請求項1記載の電子機器は、画面表示部を設けた一方の筐体と、ボタンを設けた他方の筐体とを接続した折り畳み可能な電子機器であって、前記他方の筐体側に設けたウォームギアと、前記一方の筐体側に前記ウォームギアと歯が噛み合うように設けた回転ギアホイールと、前記回転ギアホイールの中心に固定したワイパとを備え、開閉時に前記ウォームギアを回転させることで、前記回転ギアホイールとともに前記ワイパが回転することにより、前記画面表示部を拭き取ってクリーニング可能とした。
請求項2記載の電子機器は、請求項1記載の電子機器において、前記ウォームギアと前記回転ギアホイールとの接点移動距離が、回転ギアホイールの円周の1/4と同距離である。
請求項3記載の電子機器は、請求項1記載の電子機器において、開閉前に前記ワイパを伸縮させることでワイパの半径を伸長、収縮し前記画面表示部にクリーニング範囲を拡大、縮小可能とした。
請求項4記載の電子機器は、請求項3記載の電子機器において、前記筐体を開けた後、伸長された前記ワイパをアンテナとして利用可能とした。
請求項5記載の電子機器は、請求項1記載の電子機器において、シールの一端を固定棒により前記一方の筐体に固定し、前記シールの他端を前記ワイパに固定し、前記筐体を開けるとともに前記ワイパが回転して前記シールを広げることで前記画面表示部を覆うようにした。
請求項6記載の電子機器は、請求項1記載の電子機器において、前記ワイパの回転始点軸方向と回転終点軸方向に沿って前記ワイパが収まる溝を設けた。
請求項7記載の電子機器は、請求項1記載の電子機器において、前記ワイパは、ワイパ本体部とワイパ伸長部とから構成され、前記ワイパ伸長部の先にS極あるいはN極の特性を持つ磁石のローラを取り付け、前記画面表示部の周りに前記磁石のローラとは逆の特性を持つ磁石枠を設置した。
請求項8記載の電子機器は、画面表示部を設けた一方の筐体と、ボタンを設けた他方の筐体とを接続した折り畳み可能な電子機器であって、前記他方の筐体側の2箇所に設けた一対のウォームギアと、前記一方の筐体側に前記一対のウォームギアとそれぞれ歯が噛み合うように2箇所に設けた一対の回転ギアホイールと、前記一対の回転ギアホイールの中心にそれぞれ固定した一対のワイパとを備え、開閉時に前記一対のウォームギアを回転させることで、前記一対の回転ギアホイールとともに前記一対のワイパがそれぞれ回転することにより、前記画面表示部を2回拭き取ってクリーニング可能とした。
請求項9記載の電子機器は、請求項8記載の電子機器において、前記一対のウォームギアはそれぞれ巻き方向が異なり、前記一対の回転ギアホイールは半径が異なることで、開閉時に一方のワイパは時計回りに、他方のワイパは反時計回りに回転させ、それぞれのワイパが衝突しないようにした。
請求項10記載の電子機器は、請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9記載の電子機器において、前記ワイパのクリーニング素材を交換することができる。
請求項11記載の電子機器は、請求項10記載の電子機器において、前記ワイパの回転回数をカウントしクリーニング素材の交換推奨回数と比較することでクリーニング素材の交換推奨時期を前記画面表示部に明示し、あるいはボタンによる点灯、あるいは消灯、あるいは点滅で明示する。
請求項12記載の電子機器は、請求項11記載の電子機器において、前記ワイパが前記回転ギアホイールの中心に差し込まれているかどうかを検出し、差し込まれていないときに前記画面表示部に明示し、あるいはボタンによる点灯、あるいは消灯、あるいは点滅で明示する。
この発明の請求項1記載の電子機器によれば、他方の筐体側に設けたウォームギアと、一方の筐体側にウォームギアと歯が噛み合うように設けた回転ギアホイールと、回転ギアホイールの中心に固定したワイパとを備え、開閉時にウォームギアを回転させることで、回転ギアホイールとともにワイパが回転することにより、画面表示部を拭き取ってクリーニング可能としたので、携帯電話等の電子機器で通話中に耳や手などからだの一部が接触することで汗や汚れ、埃等が画面表示部に付着していた場合にも、着信時電子機器を開けるとき、あるいは通話完了後電子機器を閉じるときに自動でワイパが回転する。このため常に表示画面をクリーンな状態に保つことができる。つまりユーザが表示画面を意図的に「拭き取る」という作業を行うことがないため、手間が発生せず時間短縮にも繋がる。
請求項2では、ウォームギアと前記回転ギアホイールとの接点移動距離が、回転ギアホイールの円周の1/4と同距離であるので、ワイパを90°回転させることができる。
請求項3では、開閉前にワイパを伸縮させることでワイパの半径を伸長、収縮し前記画面表示部にクリーニング範囲を拡大、縮小可能としたので、回転ギアホイールの中心に設置されたワイパを半径としたワイパの回転面積分しかクリーンにできないということがなくなる。このようにワイパを伸縮させる機能を持たせることでワイパの半径を伸長/収縮し画面表示部のクリーニング範囲を拡大することができる。
請求項4では、筐体を開けた後、伸長されたワイパをアンテナとして利用可能としたので、ワイパを受信アンテナとしても利用することができる。
請求項5では、シールの一端を固定棒により一方の筐体に固定し、シールの他端をワイパに固定し、筐体を開けるとともにワイパが回転してシールを広げることで画面表示部を覆うようにしたので、ゲームやメールをしているときに汗、埃等が直接表示画面に接触したり傷がつくことを防ぐために表示画面上に透明のシールを貼ることができる。本原理はシールの一方を固定する固定棒を設け、シールの他方をワイパに固定することで携帯電話等の電子機器の開閉とともにワイパを回転し、回転に合わせてシールを広げることで表示画面に付着する埃や傷を予め防止する原理である。
請求項6では、ワイパの回転始点軸方向と回転終点軸方向に沿ってワイパが収まる溝を設けたので、携帯電話等の電子機器を開閉する前、または開閉後通話中などにワイパが邪魔にならない。これにより電子機器を開閉する前、または開閉後通話中にはワイパが溝へ入り込むためそれぞれ折り畳み動作、通話の妨げにならない。
請求項7では、ワイパは、ワイパ本体部とワイパ伸長部とから構成され、ワイパ伸長部の先にS極あるいはN極の特性を持つ磁石のローラを取り付け、画面表示部の周りに磁石ローラとは逆の特性を持つ磁石枠を設置したので、筐体の開閉とともに回転ギアホイールが回転しワイパが回転することで、磁石のローラと磁石枠における引力が働きあい表示画面の外枠に沿ってワイパ伸長部が伸縮するため表示画面全体を完全にクリーニングすることが可能である。
この発明の請求項8記載の電子機器によれば、一方の筐体側に一対のウォームギアとそれぞれ歯が噛み合うように2箇所に設けた一対の回転ギアホイールと、一対の回転ギアホイールの中心にそれぞれ固定した一対のワイパとを備え、開閉時に一対のウォームギアを回転させることで、一対の回転ギアホイールとともに一対のワイパがそれぞれ回転することにより、画面表示部を2回拭き取ってクリーニング可能としたので、請求項1の作用効果に加えて、1本目のワイパで例えば筋状に伸ばしてしまった汚れでも2本目のワイパで再度拭き取ることができ、落ち難かった汚れも除去しやすく、表示画面全体をクリーンに保つことができるため非常に効果的である。
請求項9では、一対のウォームギアはそれぞれ巻き方向が異なり、一対の回転ギアホイールは半径が異なることで、開閉時に一方のワイパは時計回りに、他方のワイパは反時計回りに回転させ、それぞれのワイパが衝突しないようにしたので、ワイパが衝突することなくクリーニングすることができ、1本のワイパだけでは届きにくかった汚れも除去することができ、表示画面全体をクリーンに保つことができるため非常に効果的である。
請求項10では、ワイパのクリーニング素材を交換することができるので、常に画面表示部をクリーンに保ことができる。
請求項11では、ワイパの回転回数をカウントしクリーニング素材の交換推奨回数と比較することでクリーニング素材の交換推奨時期を画面表示部に明示し、あるいはボタンによる点灯、あるいは消灯、あるいは点滅で明示するので、クリーニング素材の交換時期をユーザに明示することができる。なお、回転回数をカウントするとは回転ギアホイールが回転するとき、例えば回転ギアホイールに付けられた印を検出器で検出しイベントを発生させることでカウンタのカウンタ値をカウントアップさせることであり、カウンタ値と交換推奨値を常に比較しカウンタ値が交換推奨値以上になった場合、クリーニング素材交換時期を明示するものである。
請求項12では、ワイパが回転ギアホイールの中心に差し込まれているかどうかを検出し、差し込まれていないときに画面表示部に明示し、あるいはボタンによる点灯、あるいは消灯、あるいは点滅で明示するので、ワイパの拭き取りを確認することができる。すなわち、前記印の検出においてはワイパが回転ギアホイールの中心に差し込まれているかどうかを先に検出する必要がある。もし差し込まれていなかった場合、差し込まれていないことを先に明示し、この場合、回転ギアホイールが回転したとしてもその回転回数は無効とすることにより、ワイパの拭き取り回数を正確にカウントすることができる。
この発明の第1の実施の形態を図1および図2に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に関係する折り畳み可能な電子機器の斜視図である。
図1に示すように、画面表示部16や受話口17等を設けた一方の筐体11と、例えば電話番号やメール機能実現のためのボタン18やマイク19等を設けた他方の筐体12とを接続した折り畳み可能な電子機器において、筐体12側にウォームギア13を設置しウォームギア13と歯が噛み合うように、筐体11側に回転ギアホイール14を設け、開閉時にウォームギア13を回転させることで、回転ギアホイール14が回転し、回転ギアホイール14の中心に固定したワイパ15が回転することにより画面表示部16を拭き取ってクリーニングすることを特徴とするものである。前記ワイパとは自動車で使用されているワイパのように表示画面に付着した汗や埃等を自動的に、扇形に動かして拭き取る装置である。図1において、17は受話口、18はボタン、19はマイクである。
ウォームギア13及び回転ギアホイール14は安全性、耐圧性を確保するため筐体内部に設置されていることが望ましく、ワイパ15のみ筐体外部に出て、画面表示部16に対し適度な摩擦で回転し接することが望ましい。
携帯電話で通話中に耳や手などからだの一部が接触することで汗や汚れ、埃等が表示画面16に付着することが多い。従来までは通話完了後、携帯電話を閉じるときに手やハンカチなどで表示画面16を「拭き取る」作業が発生していたが、本発明の実施形態では開閉にあわせて自動でワイパが回転するため常に表示画面をクリーンな状態に保つことができる。つまりユーザが表示画面を意図的に「拭き取る」という作業を行うことがないため、手間が発生せず時間短縮にも繋がる。また手に付着した汗やハンカチに付着している埃等が再度表示画面に付着することもない。
次に前記発明の実施形態の構成について説明する。図2は本発明の実施形態の筐体11と筐体12との接続部における筐体内部を拡大したものであり、自動ワイパの仕組みを説明した詳細機能構成図である。
着信時、電子機器を開くとウォームギア13は筐体12の回転方向、つまり回転方向22の方向へ回転する。このときウォームギア13の回転に従って歯が噛み合うように設置された回転ギアホイール14が時計回り、つまり回転方向23に回転する。回転ギアホイール14の中心には簡単に取り外し可能なワイパ15が設置されているためワイパ15が回転することにより画面表示部16を拭き取ってクリーニングすることができる。このとき、回転ギアホイール14の回転角度は通話中ワイパ15が耳や顔の邪魔にならないような角度まで回転することが望ましい。例えば、ウォームギアと回転ギアホイールとの接点移動距離が、回転ギアホイールの円周の1/4と同距離であるようにすることで、ワイパ15が90°回転する。
以上のように、本実施形態ではユーザが表示画面を意図的に「拭き取る」という作業が発生せず、汗や汚れ、埃等が付着していた場合にも着信時携帯電話を開くとき、あるいは通話完了後携帯電話を閉じるときに自動でワイパが回転するため常に表示画面をクリーンな状態に保つことができる。
また、第2の実施形態として、図3のようにワイパ15の回転始点軸方向と回転終点軸方向に沿ってワイパ15が収まる溝31を設けている。このように、表示画面の外枠に沿って窪み(溝)31をつくることにより通話中ワイパ15が顔の邪魔になることを防止する。また、窪み31の深さは、図4のようにワイパの高さと同等程度とし、回転時のワイパ15の引っ掛かりを抑えるために窪み31の傾斜は緩やかにする。
この発明の第3の実施の形態を図5〜図8に基づいて説明する。図5は本発明の第3の実施形態の電子機器の斜視図、図6は図5の状態からワイパ伸長部を伸ばしたときの斜視図、図7は図6の状態から筐体を開けたときの斜視図である。
本実施形態では、前記機構でクリーニング範囲をさらに拡大するためにワイパを伸縮させる機能を持たせる。ワイパ15′はワイパ本体部32とワイパ伸長部34で構成されている。開閉前、図5のようにワイパ本体部32は筐体11と筐体12の間に挟まれている状態にあり、摘み33のみ外部から操作することができるものとする。着信時、摘み33を図6のように引っ張り出し、携帯電話の開閉と同時にワイパ15′が図7のように回転することによりワイパ15′の回転半径を拡大する。これにより、ワイパ15′のクリーニング範囲が拡大されるため、画面表示部全体を常にクリーンに保つことができる。
次にワイパ15′の構造を図8に示す。ワイパ本体部32とワイパ伸長部34は繊維布35で覆われており、ワイパ15′の回転にあわせて繊維布35が表示画面と接触することで表示画面をクリーニングすることが可能となる。ワイパ本体部32と伸長部34の伸縮動作を利用し、開閉後はワイパ15′を着信アンテナとしても利用可能である。
この発明の第4の実施の形態を図9に基づいて説明する。図9は本発明の第4の実施形態の電子機器の斜視図であり、開閉時、透明のシールを張ったときのイメージを示す。
本実施形態では、長時間ゲームやメールをしているときに汗、埃等が直接表示画面に接触したり傷がつくことを未然に防ぐために表示画面上に透明のシールを張る。
図9に示すように、シール41の一端を固定棒43に設置された固定ピン42で筐体11に固定し、もう一方であるシール41の他端をワイパ15に設置された固定ピン42で固定する。これにより、携帯電話の開閉と同時にワイパ15が回転してシール41を広げることで画面表示部を覆う原理である。本原理により埃や汗が表示画面に付着することを未然に防ぐことができる。またワイパ15上に簡単な固定ピン42を設置するだけなので、構造も単純でシール交換も簡単である。筐体11,12を折り畳むときには、シール41が筐体内側へ折り畳まれ、筐体外部へはみ出さないことが望ましい。
この発明の第5の実施の形態を図10に基づいて説明する。図10は本発明の第5の実施形態の電子機器の斜視図である。
図10に示すように、画面表示部16や受話口17等を設けた一方の筐体11と、電話番号やメール機能実現のためのボタン18を設けた他方の筐体12とを接続した折り畳み可能な電子機器において、前記ボタン18を設けた筐体側12にウォームギア13,51を2箇所に設け前記ウォームギア13,51とそれぞれ歯が噛み合うように、画面表示部16を設けた筐体11側に回転ギアホイール14,52を2箇所に設けている。また、回転ギアホイール14,52の中心にそれぞれワイパ15,53を固定している。開閉時にウォームギア13,51を回転させることで、回転ギアホイール14,52が回転し、回転ギアホイール14,52とともにワイパ15,53がそれぞれ回転することにより前記画面表示部16を2回拭き取ってクリーニングすることを特徴とする。
本発明の実施形態はそれぞれ巻き方向の異なるウォームギア13,51とそれぞれ歯が噛み合うように半径の異なる回転ギアホイール14,52を設置することで、開閉時、ワイパ15,53の一方は時計回りに、他方は反時計回りに回転し、またそれぞれのワイパ15,53が衝突することなくクリーニングすることを特徴とする。これにより1本目のワイパで例えば筋状に伸ばしてしまった汚れでも2本目のワイパで再度拭き取るため、従来落ち難かった汚れも除去しやすく、表示画面全体をクリーンに保つことができるため非常に効果的である。
この発明の第6の実施の形態を図11に基づいて説明する。図11は本発明の第6の実施形態の電子機器の斜視図である。
第3の実施形態と同様にワイパ15′は、図11のように繊維布を備えたワイパ本体部32とワイパ伸長部34から構成されている。ワイパ伸長部34の先にS極あるいはN極の特性をもつ滑りの良い磁石のローラ62を取り付ける。また、画面表示部16の周りに磁石ローラ62とは逆の特性を持つ磁石枠61を設置している。筐体11,12の開閉とともに回転ギアホイール14が回転しワイパ15′が回転するため、表示画面の外枠に沿って設置された磁石枠61と引力が働きあいワイパ伸長部34が磁石枠61の引力により、表示画面の外枠に沿って伸縮する。このため表示画面全体を完全にクリーニングすることができる。ローラとは円筒形あるいは球形の回転物であり、磁石枠61に沿って円滑に回転動作を行うものである。
この発明の第7の実施の形態を図12に基づいて説明する。図12は本発明の第7の実施形態の電子機器のクリーニング素材の交換時期を判定するためのフローチャートである。
上記実施形態において、ワイパのクリーニング素材はいつでも簡単に交換できるようにする。基本的に交換は、クリーニング素材だけであるが、簡単であればクリーニング素材とワイパを一体化させ、ワイパ全体を回転ギアホイールから取り外し交換してもよい。次に交換時期の判別方法について説明する。
図12に示すように、ステップ71において、まずワイパが適切に固定されているかどうかを判別する。固定されていない場合、ステップ76においてワイパが固定されていないということを明示しワイパを設置するようにユーザへ促す。
このときステップ77においてカウンタ値は初期化しておく。ワイパが固定されている場合、次にステップ72において回転ギアホイールが回転したかどうかを判別する。判別方法としては、回転ギアホイールの任意のポイントに検出器で検出可能な検出印を付けておき、ステップ72において、もし回転ギアホイールが回転した場合、検出印を検出器で検出する。検出印を検出した場合、ステップ73においてイベントを発生しカウンタのカウンタ値をカウントアップする(ステップ74)。その後、ステップ75においてカウンタ値と内部に設けられているクリーニング素材交換推奨値を比較し、カウンタ値がクリーニング素材交換推奨値以上になった場合、ステップ78においてクリーニング素材の交換をユーザへ促す。ワイパが固定されていないので固定するように促したり、クリーニング素材の交換時期をユーザへ促す方法については液晶表示画面へ文字等で表示させたり、ボタンによる点灯、消灯あるいは点滅等で分かりやすくユーザへ明示する。
以上により、本発明では筐体の開閉とともに自動的に表示画面に付着した汗や埃等をワイパで拭き取ることができるためユーザが表示画面を意図的に「拭き取る」という作業が発生せず、常に表示画面をクリーンな状態に保つことができる。
また、本発明では筐体の開閉によりワイパを自動的に動作させたが、開閉後例えば内蔵されている電動モータなどを使ってボタン操作によりワイパが回転し自動的に表示画面をクリーンにしてもよい。さらに本発明は他にノートPCや折り畳み式PDA、折り畳み可能な携帯端末全般にも応用することができる。
本発明に係る電子機器は、携帯電話等の電子機器で通話中に耳や手などからだの一部が接触することで汗や汚れ、埃等が画面表示部に付着していた場合、着信時電子機器を開けるとき、あるいは通話完了後電子機器を閉じるときに自動でワイパが回転するため常に表示画面をクリーンな状態に保つことができる等の効果を有し、携帯電話やノートPC、折り畳み式PDA、折り畳み可能な携帯端末全般に応用することができる。
本発明の第1の実施形態の折り畳み可能な電子機器の斜視図である。 第1の実施形態における自動ワイパの仕組みを説明した機能構成図である。 本発明の第2の実施形態の表示画面の外枠に沿って窪みを設置した電子機器の斜視図である。 第2の実施形態の電子機器において窪み部分を拡大した概略斜面図である。 本発明の第3の実施形態の伸縮可能なワイパを備えた電子機器の斜視図である。 第3の実施形態の電子機器におけるワイパ伸長部を伸ばしたときの概略斜面図である。 第3の実施形態の電子機器におけるワイパ伸長部を伸ばし筐体を開いたときの概略斜面図である。 第3の実施形態の電子機器においてワイパを横から見たときの概略斜面図である。 本発明の第4の実施形態の表示画面に透明のシールを張る電子機器の概略斜面図である。 本発明の第5の実施形態のワイパを2箇所設置する電子機器の斜視図である。 本発明の第6の実施形態のローラと磁石枠の引力を利用してワイパを伸縮させる電子機器の概略斜面図である。 本発明の第7の実施形態におけるクリーニング素材(ワイパ)の交換時期を判定するためのフローチャートである。
符号の説明
11 画面表示部や受話口等を設けた筐体
12 ボタンやマイク等を設けた筐体
13 ウォームギア
14 回転ギアホイール
15,15′ ワイパ
16 画面表示部(表示画面)
17 受話口
18 ボタン
19 マイク
22 電子機器を開いたときのウォームギアの回転方向
23 電子機器を開いたときの回転ギアホイールの回転方向
31 表示画面の外枠に沿って設置した窪み
32 ワイパ本体部
33 摘み
34 ワイパ伸長部
35 繊維布
41 透明のシール
42 固定ピン
43 固定棒
51 ウォームギア
52 回転ギアホイール
53 ワイパ
61 磁石枠
62 ローラ
71,72,73,74,75,76,77,78 処理の手順を示したフローチャートにおける各項目内容

Claims (12)

  1. 画面表示部を設けた一方の筐体と、ボタンを設けた他方の筐体とを接続した折り畳み可能な電子機器であって、前記他方の筐体側に設けたウォームギアと、前記一方の筐体側に前記ウォームギアと歯が噛み合うように設けた回転ギアホイールと、前記回転ギアホイールの中心に固定したワイパとを備え、開閉時に前記ウォームギアを回転させることで、前記回転ギアホイールとともに前記ワイパが回転することにより、前記画面表示部を拭き取ってクリーニング可能としたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記ウォームギアと前記回転ギアホイールとの接点移動距離が、回転ギアホイールの円周の1/4と同距離である請求項1記載の電子機器。
  3. 開閉前に前記ワイパを伸縮させることでワイパの半径を伸長、収縮し前記画面表示部にクリーニング範囲を拡大、縮小可能とした請求項1記載の電子機器。
  4. 前記筐体を開けた後、伸長された前記ワイパをアンテナとして利用可能とした請求項3記載の電子機器。
  5. シールの一端を固定棒により前記一方の筐体に固定し、前記シールの他端を前記ワイパに固定し、前記筐体を開けるとともに前記ワイパが回転して前記シールを広げることで前記画面表示部を覆うようにした請求項1記載の電子機器。
  6. 前記ワイパの回転始点軸方向と回転終点軸方向に沿って前記ワイパが収まる溝を設けた請求項1記載の電子機器。
  7. 前記ワイパは、ワイパ本体部とワイパ伸長部とから構成され、前記ワイパ伸長部の先にS極あるいはN極の特性を持つ磁石のローラを取り付け、前記画面表示部の周りに前記磁石ローラとは逆の特性を持つ磁石枠を設置した請求項1記載の電子機器。
  8. 画面表示部を設けた一方の筐体と、ボタンを設けた他方の筐体とを接続した折り畳み可能な電子機器であって、前記他方の筐体側の2箇所に設けた一対のウォームギアと、前記一方の筐体側に前記一対のウォームギアとそれぞれ歯が噛み合うように2箇所に設けた一対の回転ギアホイールと、前記一対の回転ギアホイールの中心にそれぞれ固定した一対のワイパとを備え、開閉時に前記一対のウォームギアを回転させることで、前記一対の回転ギアホイールとともに前記一対のワイパがそれぞれ回転することにより、前記画面表示部を2回拭き取ってクリーニング可能としたことを特徴とする電子機器。
  9. 前記一対のウォームギアはそれぞれ巻き方向が異なり、前記一対の回転ギアホイールは半径が異なることで、開閉時に一方のワイパは時計回りに、他方のワイパは反時計回りに回転させ、それぞれのワイパが衝突しないようにした請求項8記載の電子機器。
  10. 前記ワイパのクリーニング素材を交換することができる請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9記載の電子機器。
  11. 前記ワイパの回転回数をカウントしクリーニング素材の交換推奨回数と比較することでクリーニング素材の交換推奨時期を前記画面表示部に明示し、あるいはボタンによる点灯、あるいは消灯、あるいは点滅で明示する請求項10記載の電子機器。
  12. 前記ワイパが前記回転ギアホイールの中心に差し込まれているかどうかを検出し、差し込まれていないときに前記画面表示部に明示し、あるいはボタンによる点灯、あるいは消灯、あるいは点滅で明示する請求項11記載の電子機器。
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