JP2007243589A - シート着脱装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器のディスプレイに対して適宜シートを着脱でき、さらにシートをディスプレイから外したときには当該シートを収納できる機構を提案する。
【解決手段】一端9が電子機器に接着されたシート8と、その電子機器に形成された摺動溝7に掛止されるとともに該摺動溝に沿って移動する掛止部材と、シートの他端が接着されるとともに掛止部材6と接合された軸部14に軸支され、シート8が巻回されるローラ部13と、該ローラ部13を収納するカバー部5に設けられ、該カバー部5の移動に伴い電子機器に設置されたディスプレイ3と接触して該ディスプレイ3を拭く第1の掃拭部10とを備え、電子機器のディスプレイ3近傍の第1の位置にて、シート8をローラ部13により巻き戻してカバー部5内に収納し、ディスプレイ3を間に挟んで第1の位置と対向する第2の位置にて、シート8でディスプレイ3の表面を覆うように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話機等の電子機器のディスプレイ表面にディスプレイシートを着脱するシート着脱装置、及び該シート着脱装置を備える電子機器に関する。
従来、携帯電話機のディスプレイに貼り付けるディスプレイシート(以下、「シート」と称する)が数多く市販されている。例えば、ディスプレイを保護して傷が付くのを防止する保護シート、覗き見を防ぐ視野角制御シート(覗き見防止シート)、鏡として機能するミラーシート、反射を防ぐ反射防止シート(ARシート)など、複数の種類がある。
ところで、このようなシートを携帯電話機のディスプレイに貼り付けると、ディスプレイとシートとの間にごみや指紋が残ったまま貼り付けてしまい、汚くなってしまう。また、貼ったり剥がしたりできるシートも販売されているが、シートを取り外した際には取り外したシートを携帯電話機とは別に保管する必要があるなど、管理が面倒であるという問題があった。
前述のように、シートには様々な種類があるが、例えばARシートは屋外では反射を防止するのに役立つ一方、透過率が悪く、室内ではディスプレイの見栄えを劣化させてしまう。必要に応じてシートを剥がして取り外すことができればよいが、シートを簡単に取り外して収納できる機構や、該機構を備えた電子機器といったものは存在せず、このような技術に関する文献も現時点では見当たらない。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、電子機器のディスプレイに対して適宜シートを着脱でき、さらにシートをディスプレイから外したときには当該シートを収納することができる機構を提案することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のシート着脱装置は、一端が電子機器に接着されたシートと、前記電子機器に形成された摺動溝に掛止されるとともに該摺動溝に沿って移動する掛止部材と、前記シートの他端が接着されるとともに前記掛止部材と接合された軸部に軸支され、前記シートが巻回されるローラ部と、前記ローラ部を収納するカバー部に設けられ、該カバー部の移動に伴い前記電子機器に設置されたディスプレイと接触して該ディスプレイを拭く第1の掃拭部とを備え、前記電子機器の前記ディスプレイ近傍の第1の位置にて、前記シートを前記ローラ部により巻き戻して前記カバー部内に収納し、前記ディスプレイを間に挟んで前記第1の位置と対向する第2の位置にて、前記シートで前記ディスプレイの表面を覆うことを特徴とする。
上述の構成によれば、電子機器に掛止したシート着脱装置により、ディスプレイに対して必要に応じてシートを自在に取り付けることができ、かつシートを取り外したときには該シートを、電子機器から離すことなく電子機器に掛止した当該シート着脱装置に収納することができる。
本発明による電子機器は、一端が前記電子機器に接着されたシートと、前記電子機器に形成された摺動溝に掛止されるとともに該摺動溝に沿って移動する掛止部材と、前記シートの他端が接着されるとともに前記掛止部材と接合された軸部に軸支され、前記シートが巻回されるローラ部と、前記ローラ部を収納するカバー部に設けられ、該カバー部の移動に伴い前記電子機器に設置されたディスプレイと接触して該ディスプレイを拭く掃拭部とから構成されるシート着脱装置を備え、前記シート着脱装置が前記電子機器の前記ディスプレイ近傍の第1の位置にあるとき、前記シートが前記ローラ部に巻き戻されて前記カバー部内に収納され、前記シート着脱装置が前記ディスプレイを間に挟んで前記第1の位置と対向する第2の位置にあるとき、前記ディスプレイの表面が前記シートで覆われることを特徴とする。
上記構成によれば、電子機器にシート着脱装置を装着して該シート装着装置の位置を変えることにより、ディスプレイにシートが自在に取り付けられ、かつシートを取り外したときに該シートは、電子機器に装着されたシート着脱装置に収納される。
本発明によれば、電子機器のディスプレイに対して適宜シートを着脱することができ、さらにシートをディスプレイから取り外したときには当該シートを電子機器から離すことなく収納、管理することができる。
以下、本発明によるシート着脱装置及び電子機器の実施形態の例について添付図面を参照して説明する。各実施形態では、シート着脱装置を実装した電子機器として携帯電話機を例に挙げているが、携帯電話機に限らずPDA(Personal Digital Assistant)、電子辞書、ゲーム機、ノート型PC(Personal Computer)等、いわゆるモバイル品と言われる携帯型の電子機器に応用できる。また、各実施形態で用いられるシートには、保護シート、視野角制御シート、ミラーシート、反射防止シート等、種々のシートが適用可能である。
まず、本発明の第1実施形態に係るシート着脱装置及び電子機器について、図1〜図10を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る携帯電話機を示したものであり、図1はシートを収納した状態の概略外観図、図2は同側面模式図である。また、図3及び図4は、本発明の第1実施形態に係る携帯電話機を示したものであり、図3はシートをディスプレイ上に装着した状態の概略外観図、図2は同側面模式図である。なお図2では、カバー部5の内部構造が容易に理解できるように、説明の便宜上カバー部5の側面を擬似的に透明とした記載としている。
図1及び図3に示す携帯電話機は、上部筐体1及び下部筺体2から構成され、これらを連結するヒンジ部を回動軸にして開閉することが可能ないわゆる折り畳み型又はクラムシェル型と呼ばれる種類のものである。上部筐体1の上面1aにはディスプレイ3及びシート着脱装置4が設けられており、側面1bには後に詳述する摺動溝7が切ってある。この摺動溝7は上部筐体1の左右両側面に形成されており、後に詳述する掛止部材6はこの摺動溝7に摺動自在に掛止される。一方、下部筺体2には例えばジョグダイアルや押ボタン等の操作部、データの入出力が行われる入出力部(図示略)等が配置されている。
図示しないが、携帯電話機の下部筺体2の上面は、上部筐体1に掛止されているシート着脱装置4に対応して形成されている。すなわち、下部筺体2の上面は、携帯電話機を折り畳んだときのシート着脱装置4のシート収納位置(図1参照)及び/又はシート装着位置(図3参照)に、当該シート着脱装置4の形状に対応した溝部が設けられている。これにより、携帯電話機を折り畳んだときに、下部筺体2の上面に形成された溝部にシート着脱装置4が嵌合して、携帯電話機を折り畳むことができる。
シート着脱装置4は、図1に示すシート収納状態において、例えばプラスチックなどから形成されたカバー部5の内部にシート8を巻回して収納する。また、掛止部材6が摺動溝7に沿って摺動することで、シート着脱装置4を構成するカバー部5は、ディスプレイ3の一方の端部近傍のシート収納位置(図1参照)と他方の端部近傍のシート装着位置(図3参照)との間で、該ディスプレイ3の上方を移動する。
シート8のディスプレイ3と対向する面(裏面)には、貼ったり剥がしたりを繰り返し行える接着剤が塗布されており、粘着性を有している。シート8の一方の端部9は、カバー部5が移動する際にシート8がずれるのを防止するとともにディスプレイ3に対するシート8の位置決めを行う目的で、携帯電話機の上面1aのディスプレイ3近傍、かつ該ディスプレイ3に掛からない位置に接着される。また、シート8の他方の端部は、ローラ部13に接着される。
カバー部5は、図5に示すように円柱面、側面5a,5a、さらに底面部5bからなる半円柱、もしくはいわゆる蒲鉾やトンネルのような形状であり、底面部5bには掃拭部10が設けられている。底面部5bにはカバー部5の移動に伴いシート8をディスプレイに展開する際にシート8が通過できる孔11が形成されている。
掃拭部10は、カバー部5が図2の矢印で示されたシート展開方向(図2の状態から図4の状態へ向かう方向)に移動する際に底面部5bに形成された孔11の進行方向側に配設される。これにより、カバー部5がディスプレイ3の上を移動するのに伴い、掃拭部10がローラ部13の前方でディスプレイ3の表面に接触する。掃拭部10に用いられる素材は布やフェルトなど、ディスプレイ3の表示面を傷つけることなく掃除できるものであればよい。
このように構成されたシート着脱装置4は、カバー部5が摺動溝7に沿って移動する際に、ディスプレイ3に対してシート8の着脱を行うことができる。すなわち、例えば利用者がカバー部5を指で摘むなどしてシート着脱装置4の位置をシート収納位置(図1,2参照)からシート装着位置(図3,4参照)へ移動させると、シート8がディスプレイ3の表面に展開される。このとき、掃拭部10がローラ部13の前でシート8に接触してディスプレイ3の表面を拭き、ディスプレイ3の指紋や埃、ゴミ等を除去する。またカバー部5をシート装着位置(図3,4参照)からシート収納位置(図1,2参照)へ移動させると、シート8がカバー部5の内部に収納される。
図6は、シート着脱装置4の内部構造を示した説明図である。掛止部材6は、該掛止部材6を摺動溝7に掛止する鉤型の鉤部6aを有し、この鉤部6aが摺動溝7に嵌挿されて引っかかることで、掛止部材6が摺動溝7に掛止され、シート着脱装置が通常の使用下では携帯電話機から外れない構成となっている。また、掛止部材6は、カバー部5内にてローラ部13を軸支する軸部14と鉤のように(略直角に)接合している。
掛止部材6は、携帯電話機の両側面1b,1bの摺動溝7,7に掛止されるものであるが、一例として図7に示すように、両掛止部材6,6を、ローラ部13に軸通された軸部14で接合して一体の構造とする。あるいは、図8に示すように、掛止部材6を略コの字状とし、鉤部6aと反対側に接合された軸部14の径に垂直な断面に凸部6bを形成し、該凸部6bをローラ部13に形成された凹部13bに嵌入するようにして、ローラ部13を軸支する。本例のローラ部と軸部の構造は一例であり、この例に限らず、転がり軸受けや滑り軸受けなどにより軸部が円滑に回転できるようにするなど、種々の軸受け機構が適用できる。
このようなローラ部13を有するカバー部5を、シート収納位置(図2参照)からシート装着位置(図4参照)へと移動させると、ローラ部13が回転してシート8が引っ張り出され、カバー部5の孔11を通過してディスプレイ3に展開され、貼り付けられる。そして、カバー部5がシート装着位置に達すると、ディスプレイ3の全面がシート8で覆われる。また、カバー部5をシート装着位置(図4参照)からシート収納位置(図2参照)へ移動させると、ローラ部13が回転し、シート8がディスプレイ3から剥がされるとともにローラ部13に巻きつけられ、カバー部5内に収納される。
携帯電話機の側面に形成される摺動溝7は、図2及び図4に示すように、ディスプレイ3の表面に対して所定の角度がつけられて形成されている。シート収納位置(図2参照)に近いところでは、シート8はローラ部13に多数巻かれており、シート8の径は大きい。一方、シート装着位置(図4参照)に近いところでは、ディスプレイ3の大分部がシート8で覆われており、ローラ部13に巻回されているシート8は少なく、シート8の径は小さい。したがって、摺動溝7をディスプレイ3もしくは上部筐体の上面1aと平行に形成した場合、シート収納位置近傍ではシート8の最外周部とディスプレイ3との距離は小さくなり、逆にシート装着位置近傍では大きくなる。
シート8をディスプレイ3に装着することを考慮した場合、シート8とディスプレイ3との距離がより小さい方が、ディスプレイ3に対してシート8が浮いたりすることなく安定して貼り付けることができる。そこで、ローラ部13の掛止部材6の鉤部6aと摺動溝7との接点からディスプレイ3が設けられた上面1aまでの距離が、シート収納位置近傍よりシート装着位置近傍における距離の方が大きくなるような傾斜をつけて摺動溝7を形成する。このとき、ローラ部13に巻回されているシート8の量に応じて、巻回されているシート8の最外周部とディスプレイ3との距離がほぼ一定に保たれるような傾斜とすることが肝要である。これにより、シート8の最外周部を一定の力でディスプレイ3に押さえつけることができ、ディスプレイ3に対するシート8の安定した装着が可能になる。
このように摺動溝7をディスプレイ3の表面に対して傾斜させているため、カバー部5の移動に応じて、掛止部材6の軸部14が上部筐体1の上面1aに対して上下移動する。そのため、図5に示すように、カバー部5の側面5aに形成した孔12は、上下方向が軸部14の径より大きく形成されている。これにより、軸部14が側面5aに形成された孔12に当たらないので、掛止部材16の上下移動に対応することができる。
図9は、掛止部材6についての説明図であり、Aはシート着脱装置を携帯電話機に装着する前の状態、Bはシート着脱装置を携帯電話機に装着した後の状態をそれぞれ表している。前述したようにシート着脱装置4の掛止部材6は、プラスチック等の樹脂から形成されており、可撓性を有している。シート着脱装置4を装着時には掛止部材6,6を携帯電話機の側面1b,1bに当接させ、側面1b,1bから離れる方向へ撓ませる。そして、掛止部材6,6の鉤部6a,6aが摺動溝7,7に嵌入すると、掛止部材6,6の撓みが解消され元の形状に戻るとともに、掛止部材6,6が摺動溝7,7に掛止される。
図10は、シート着脱装置を携帯電話機から取り外す様子を説明するものであり、摺動溝に垂直な方向の断面模式図を表している。掛止部材6の鉤部6aの先端部は、テーパーもしくは曲面等の傾斜部が形成されている。シート着脱装置4が携帯電話機に装着された状態では、掛止部材6が携帯電話機の側面1bの摺動溝7に掛止されている(図10A)。
図10Aの状態において、シート着脱装置4に対して上方への力を加えると、上方への引っ張り力Fに対し、鉤部6aの傾斜部と摺動溝7の縁との接点に当該傾斜部と垂直な方向の抗力Nが生じる。抗力Nは側面1bに略垂直な分力Xと引っ張り力Fと反対方向の分力Yに分解できる。分力Xが作用することにより、摺動溝7の縁と鉤部6aの傾斜部が当接しつつ側面1aの外方へと移動する(図10B)。
そして、鉤部6aの傾斜部が摺動溝7の縁を超えると、側面1aの平坦な面に当接した状態となる(図10C)。図10Cの状態において、抗力Nと掛止部材6が復元しようとする力が均衡しているので、シート着脱装置4はほとんど抵抗なく上方へ移動し、携帯電話機から取り外すことができる。
以上説明した構成の本発明によれば、携帯電話機のディスプレイ3に必要なときだけシート8を貼ることができ、必要のないときは携帯電話機と離さずに収納しておくことができる。例えばシート8がARシートである場合、室内ではシートなし、屋外ではシートありとして、シートを携帯電話機にスマートに着脱できる。また、例えばシート8が保護シートである場合、携帯電話機をポケットに入れる場合や鞄に入れるときにはシートあり、携帯電話機を使用するときはシートなしとして、スマートに着脱できる。このように、状況に応じてシートの使い分けが可能となり、利便性が向上する。
また、ディスプレイ3にシート8を貼る前に必ず掃拭部10でディスプレイ3を拭くことができるので、指紋や埃等をつけずにシート8を貼り付けられる。掃拭部10はシート装着装置4すなわち携帯電話機に常時取り付けられているので、時間や場所を問わずに手軽にディスプレイ3を拭くことができる。
また、携帯電話機に対してシート着脱装置4を着脱自在に構成した場合、携帯電話機を購入後に各利用者が必要に応じてシート着脱装置4を購入すればよく、利用者の選択の幅が広がる。
なお、シート8のディスプレイ3と対向する面(裏面)の粘着性の有無に係わらず、本発明のシート着脱装置を電子機器に適用することができるが、粘着性があるシートに適用した場合、一度粘着面に付いた埃等の除去は困難であること考えると、ディスプレイを常にきれいに保ちシートの粘着面に埃等を付着させないという点で実施の効果は大きい。
次に、本発明の第2実施形態に係るシート着脱装置及び電子機器について、図11〜図15を参照して説明する。本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、シート着脱装置を実装した電子機器として携帯電話機を例に挙げているが、その他の電子機器にも適用可能なことは言うまでもない。なお、本例において第1実施形態に対応する部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
上記第1実施形態においては、シート着脱装置4がシート装着位置(図4参照)からシート収納位置(図2参照)へ移動する際、シート8の接着剤が塗布された面(裏面)がローラ部13に巻き込まれシート8の表面と接触するので、シート8の表面に指紋や埃、ゴミなどが付着していると、シートの接着面が汚れてしまう。そうすると、次に、シート着脱装置4を移動させてディスプレイ3にシート8を貼り付けたときに、ディスプレイ3とシート8の間に指紋や埃、ごみ等が入り、表示面が汚れてしまう。本第2実施形態は、このような事態を回避するために考案されたものである。
本発明の第2実施形態に係る携帯電話機について、シートを収納した状態及びディスプレイに装着した状態の側面模式図を、それぞれ図11及び図12に示す。本実施形態と第1実施形態との大きな相違は、ディスプレイを拭くための掃拭部23aに加え、新たにシートを拭くための掃拭部23bを設けている点である。なお、掃拭部23aは、第1実施形態において説明した、ディスプレイを拭くための掃拭部10に対応するものである。
図11及び図12に示すように、シート8を拭くための掃拭部23bは、シート着脱装置21のカバー部22の底面部22aに、ディスプレイを拭くための掃拭部23aとは中心線を挟んで反対側に設置される。つまり、カバー部22がシート装着状態(図12参照)からシート収納状態(図11参照)へ移動するときに、シート8がカバー部22内へ収納される前に、シート掃拭部23aがシート8の表面を拭くことができるように構成されている。
図13は、カバー部22の概略斜視図である。本例のカバー部22は、図5に示したものと略同様の形状であり、円柱面、側面22a,22a、さらに底面部22bからなる半円柱、もしくはいわゆる蒲鉾やトンネルのような形状である。底面部22bには掃拭部23a,23bが設けられる。図5の例では、カバー部5に形成された孔11は底面部5bと円柱面に掛かっていたが、本例では、底面部22bに形成している。これにより、掃拭部23bを底面部22bに設置する領域を確保するとともに、カバー部5の移動に伴いシート8がカバー部22に収納される前に掃拭部23bでシート8を拭くことができる。
続いて、シート8の端部9の固定方法について説明する。例えば、携帯電話機に対してシート着脱装置21を着脱可能に構成した場合、シート8を携帯電話機の上面1aに固定する必要がある。固定方法の一例としては、図14に示すように、シート8を収納しているシート着脱装置21の掛止部材6を、シート収納位置にて摺動溝7に掛止する。そして、カバー部21の底面部22bに設置された掃拭部23bにより、シート8の端部9を携帯電話機上面1aに押し付けるようにして接着する。底面部22bが直接シート8と接触するのではなく掃拭部23bが接触するので、底面部22bがシート8の端部9に直接接触する場合と比較してシート8との接触面積が大きく、かつ適度な圧力をシート8の端部9に加えることができるので、より確実にシート端部9を携帯電話機の上面1aに接着することができる。
図15は、本実施形態において追加された掃拭部23bによりシート8の表面を掃拭する様子を示した説明図である。シート着脱装置21が矢印で示したシート装着位置(図12参照)からシート収納位置(図11参照)へ移動すると、シート8がローラ部13に巻きつけられてカバー部22内に収納されるが、このとき掃拭部23bがローラ部13の前でシート8の表面に接触してシート8を拭き、指紋や埃、ごみ等を除去することができる。
以上説明した構成の本発明によれば、カバー部22の底面部22bに掃拭部23bを設置し、シート8をカバー部22内に収納する前にシート8の表面を拭いてきれいにする構成としたので、シート8をローラ部に巻き込んだときにシート8表面の埃等が当該シート8裏面の接着面に付着せず、シート8を常にきれいな状態に維持することができる。したがって、後にシート8をディスプレイ3に展開したときにディスプレイ3とシート8の間に埃等が付着することが防止される。
勿論、シート8の裏面に粘着性がない場合にも本実施形態のシート着脱装置21を適用してもよいことは言うまでもない。本実施形態は、その他上述した第1実施形態と同様の作用効果が得られることは勿論である。
次に、本発明の第3実施形態に係るシート着脱装置及び電子機器について、図16を参照して説明する。本実施形態は、電子機器に取り付けたシート着脱装置にシートが収納されているときの当該シート着脱装置の配置を改善したものである。本実施形態では、上記第1及び第2実施形態と同様に、シート着脱装置を実装した電子機器として携帯電話機を例に挙げている。図16において第1及び第2実施形態に対応する部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図16は、本実施形態における携帯電話機の概略外観図であり、Aはカバー部がシート収納位置にある状態、Bはカバー部を回転させた状態を表している。図16Aにおいて、携帯電話機30の側面に形成された摺動溝7に掛止部材6が掛止され、シート着脱装置31のカバー部5がシート収納位置にある状態となっている。この状態からカバー部5を左に90度回転させると、カバー部5が携帯電話機30の先端部の側面30aに倒れ込み、図16Bの状態となる。この状態では、カバー部5は、携帯電話機30の上面から先端部に移動し、擬似的に携帯電話機と一体化された構成となる。
このような構成とすることで、上述した第1及び第2実施形態においては、携帯電話機30の上面に対してシート着脱装置そのものが不要な凸部を構成していたが、本実施形態ではシート収納状態において携帯電話機の上面を、当該シート着脱装置を取り付ける前の状態とすることができる。例えば、携帯電話機を鞄などにしまった場合、本実施形態のシート着脱装置であれば、シート着脱装置が引っかからずに収納できる。あるいは、ポケットにしまった場合、シート着脱装置の出っ張りが気にならずにポケットに収納できる。本実施形態は、その他上述した第1実施形態と同様の作用効果が得られることは勿論である。
図16の例では、スティック型携帯電話機を例に挙げたが、折り畳み型携帯電話機等、その他、種々の電子機器にも適用できることは勿論である。例えば、上記第1実施形態で説明したように、折り畳み型携帯電話機の場合、シート着脱装置を取り付けると下部筺体の上面の設計に制約が生じていたが、本例の構成を採用することにより、下部筐体の上面の設計自由度が向上する。
このように複数の実施形態を用いて説明したように、本発明は、携帯電話機等の電子機器のディスプレイに対し必要に応じてシートを自在に取り付けることができ、かつシートを取り外したときには該シートを、電子機器から離すことなく当該電子機器に装着されたシート着脱装置に収納することができる。したがって、必要に応じて利用者により適宜シートの着脱が可能となり、利用者の使い勝手が向上するとともに、電子機器とシートを別管理とする煩わしさから解消される。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能であることは勿論である。
例えば、第1及び第2実施形態においては、軸部14と掛止部材6によって鉤形(もしくは略直角なくの字)を形成していたものを、図17に示すように、掛止部材の長さを軸部14との接合点から延長して、当該掛止部材41と軸部14によって「丁の字」を形成する。軸部14を間に挟んで掛止部材41の鉤部6aと反対側に延長された部分を摘み部42とする。利用者がこの摘み部42を摘んで側面5a方向に力を加えることで、掛止部材41と軸部の接合部分を支点とするてこによって鉤部6aが側面5aから遠ざかる方向に移動する。このような構成とすることにより、両掛止部材41,41の鉤部6a,6a間の距離が可変となり、シート着脱装置を携帯電話機に自在に着脱することができる。
また、図18に示すように、カバー部5の底面と軸部14との間に圧縮ばねからなる弾性部材51を設けた場合、掃拭部が形成されたカバー部5の底面部が常時ディスプレイに接触するので、シート着脱装置を移動させる際に余分な力を入れずにディスプレイ表面を拭くことができる。なお、弾性部材51はこの例に限らず、圧縮ばねと同様の機能を持つ弾性部材であればよい。
また、携帯電話機用に、いわゆる着せ替えジャケット又は着せ替えパネルと呼ばれ、携帯電話機の筐体に装着することで、デザイン性の向上や筐体の保護を図る等の効果を奏する付属品もしくはアクセサリーが多数開発されている。本発明のシート着脱装置を、着せ替えジャケット又は着せ替えパネルと一体の構成としたり、あるいは携帯電話機に着せ替えジャケット又は着せ替えパネルを装着してさらにその上からシート着脱装置を取り付けられるようにした構造としてもよい。
また、用途に応じてシート着脱装置を取り替えたり、あるいはシート着脱装置を構成するカバー部内のシートのみを交換できるような構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、シート着脱装置をディスプレイに対して上下に移動させていたが、シート収納位置及びシート装着位置をディスプレイの左右に設定してシート着脱装置をディスプレイに対して左右に移動させるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る携帯電話機の概略外観図(シート収納状態)である。 本発明の第1実施形態に係る携帯電話機の側面模式図(シート収納状態)である。 本発明の第1実施形態に係る携帯電話機の概略外観図(シート装着状態)である。 本発明の第1実施形態に係る携帯電話機の側面模式図(シート装着状態)である。 本発明の第1実施形態に係るシート着脱装置のカバー部の概略斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシート着脱装置の内部構造を示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係るシート着脱装置のローラ部の説明図である。 本発明の第1実施形態に係るシート着脱装置のローラ部の他の形態の説明図である。 本発明の第2実施形態に係るシート着脱装置の係止部材の説明図である。 本発明の第2実施形態に係るシート着脱装置を取り外す様子を示した説明図である。 本発明の第2実施形態に係る携帯電話機の側面模式図(シート収納状態)である。 本発明の第2実施形態に係る携帯電話機の側面模式図(シート装着状態)である。 本発明の第2実施形態に係るシート着脱装置のカバー部の概略斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るシート端部の固定方法を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係るシートの掃拭の様子を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る携帯電話機の概略外観図である。 本発明によるシート着脱装置の他の形態を示した説明図である。 本発明によるシート着脱装置の内部構造の他の形態を示した説明図である。
符号の説明
1…上部筐体、1a…上面、3…ディスプレイ、4,21,31…シート着脱装置、5,22…カバー部、5a,22a,30a…側面、5b,22b…底面部、6,41…掛止部材、6a…鉤部、6b…凸部、7…摺動溝、8…シート、9…端部、10,23a,23b…掃拭部、11,24…孔、12…孔、13…ローラ部、13a…凹部、14…軸部、42…摘み部、51…弾性部材

Claims (9)

  1. 一端が電子機器に接着されたシートと、
    前記電子機器に形成された摺動溝に掛止されるとともに該摺動溝に沿って移動する掛止部材と、
    前記シートの他端が接着されるとともに前記掛止部材と接合された軸部に軸支され、前記シートが巻回されるローラ部と、
    前記ローラ部を収納するカバー部に設けられ、該カバー部の移動に伴い前記電子機器に設置されたディスプレイと接触して該ディスプレイを拭く第1の掃拭部とを備え、
    前記電子機器の前記ディスプレイ近傍の第1の位置にて、前記シートを前記ローラ部により巻き戻して前記カバー部内に収納し、
    前記ディスプレイを間に挟んで前記第1の位置と対向する第2の位置にて、前記シートで前記ディスプレイの表面を覆う
    ことを特徴とするシート着脱装置。
  2. 前記カバー部が前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際、前記第1の掃拭部で前記ディスプレイの表面を拭くとともに、前記シートを前記ディスプレイ上に展開し、
    前記第2の位置から前記第1の位置に移動する際、前記ローラ部が前記シートを巻き戻す
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート着脱装置。
  3. 前記摺動溝は前記電子機器の筐体の側面に設けられ、前記掛止部材と前記摺動溝との接点から前記ディスプレイが設けられた平面までの距離が、前記第1の位置における距離よりも前記第2の位置における距離が大きくなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート着脱装置。
  4. 前記ローラ部を軸支する前記掛止部材の上下方向への移動に対応して、前記カバー部の側面は、前記ローラ部を軸支している前記掛止部材の径と比較して上下方向の径が大きい孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート着脱装置。
  5. 前記カバー部に、該カバー部が前記第2の位置から前記第1の位置へ移動する際、前記シートと接触して該シートを拭く第2の掃拭部が形成されてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート着脱装置。
  6. 前記掛止部材は前記電子機器の前記摺動溝が形成されている面と略垂直な方向への可撓性を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート着脱装置。
  7. 前記シートの前記ディスプレイと対向する面に接着剤が塗布されており、前記シートを前記ディスプレイ上に展開すると同時に前記ディスプレイの表面に貼り付ける
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート着脱装置。
  8. 前記シートの一端は、前記第1の位置において前記カバー部により前記電子機器に押し付けられることで、前記電子機器に接着される
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート着脱装置。
  9. ディスプレイを有する電子機器において、
    一端が前記電子機器に接着されたシートと、
    前記電子機器に形成された摺動溝に掛止されるとともに該摺動溝に沿って移動する掛止部材と、
    前記シートの他端が接着されるとともに前記掛止部材と接合された軸部に軸支され、前記シートが巻回されるローラ部と、
    前記ローラ部を収納するカバー部に設けられ、該カバー部の移動に伴い前記電子機器に設置されたディスプレイと接触して該ディスプレイを拭く掃拭部と
    から構成されるシート着脱装置を備え、
    前記シート着脱装置が前記電子機器の前記ディスプレイ近傍の第1の位置にあるとき、前記シートが前記ローラ部に巻き戻されて前記カバー部内に収納され、
    前記シート着脱装置が前記ディスプレイを間に挟んで前記第1の位置と対向する第2の位置にあるとき、前記ディスプレイの表面が前記シートで覆われる
    ことを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102418323A (zh) * 2010-09-26 2012-04-18 梁海铭 可变组合滚扫的垃圾自动清扫与收集原理
JP2014525167A (ja) * 2011-07-13 2014-09-25 アイエスティーティー・カンパニー・リミテッド 保護フィルム付着用器具、それを備えた保護フィルム付着モジュール、及び保護フィルム付着用器具を利用した保護フィルム付着方法

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