JP2005203601A - 量子ポイントコンタクト、量子ドット、量子細線、メモリ素子、及び量子コンピュータ - Google Patents

量子ポイントコンタクト、量子ドット、量子細線、メモリ素子、及び量子コンピュータ Download PDF

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Abstract

【課題】 電界効果トランジスタの製造工程と同程度で、しかも小型の量子ポイントコンタクトを安価に提供する。
【解決手段】 2次元電子層20を有する半導体基板10と、半導体基板10上に形成された一対の金属ゲート12,14と、金属ゲート12,14に端部間相互がフェルミ波長程度の間隔を空けて接続された一対のカーボンナノチューブ16,18とを備えることによって、量子ポイントコンタクト100を構成する。
【選択図】 図1


Description

カーボンナノチューブを用いた量子ポイントコンタクト、量子ドット、量子細線、メモリ素子、及び量子コンピュータに関する。
従来、カーボンナノチューブ(以下、「CNT」と称する。)を用いた半導体技術として、ゲートが金属性のCNTで作られている電界効果トランジスタが、特許文献1に記載されている。この電界効果トランジスタによると、ゲートの微細化が可能となり、寸法の揺らぎのない微細ゲートとなるとされている。
また、電子を貯蔵する電子貯蔵材料で充填されたナノサイズの複数の量子ドットを含むメモリセルを備えたメモリ素子が、引用文献2に記載されている。この量子ドットは、基板に形成された酸化膜の上部にアルミニウム膜を形成する工程と、電解装置によって電気分解することでアルミニウム膜の一部を酸化させる工程と、酸化により形成した10nm以下のサイズのホールに電子貯蔵材料を蒸着する工程とにより形成されている。
特開2003−109974号公報 特開2003−243615号公報
ところで、CNTは、強度としなやかさとを有し、さらに電気伝導性を径に応じて変化させることができることが知られている。このため、様々な用途が考えられ、量子レベルでの伝導を制御する量子伝導素子などにおける分野においても、研究・開発されている。
また、例えば量子コンピュータは、ハードの製造方法が困難とされており、引用文献2に記載されているように、種々の製造工程を経て、やっと10nm程度の量子ドットが形成されるに止まる。
そこで、本発明は、量子レベルでのキャリアの伝導を制御することを課題とする。
具体的には、電界効果トランジスタの製造工程と同程度で、しかも小型の量子ポイントコンタクト、量子ドット、量子細線、メモリ素子、及び量子コンピュータを安価に提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の量子ポイントコンタクトは、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された一対の金属ゲートと、前記金属ゲートに端部間相互がフェルミ波長程度の間隔を空けて接続された一対のカーボンナノチューブとを備えることを特徴とする。
また、本発明の量子ドットは、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された一対の金属ゲートと、前記金属ゲートに端部間相互がフェルミ波長程度の間隔を空けて接続された一対のカーボンナノチューブとを備え、前記カーボンナノチューブの一方はY字状又は端部がω字状であり、前記カーボンナノチューブの他方はT字状であり、当該各カーボンナノチューブの分岐側相互をフェルミ波長程度の間隔を空けて対向させていることを特徴とする。
なお、前記各カーボンナノチューブを、Y字状又は端部がω字状としてもよい。
さらに、本発明の単チャネル量子細線は、半導体基板と、前記半導体基板上に順次形成された第1及び第2の半導体層と、前記第2の半導体層に設けられたトレンチ内に形成された一対の金属ゲートと、前記金属ゲートに接続されたカーボンナノチューブとを備えることを特徴とする。
さらにまた、本発明のメモリ素子は、上記量子ドットを複数備えることを特徴とする。
また、本発明の量子コンピュータは、上記量子ドット、又は、上記単チャネル量子細線を備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によると、量子レベルでのキャリアの伝導を制御することが可能となるので、電界効果トランジスタの製造工程と同程度で、しかも小型の量子ポイントコンタクト、量子ドット、量子細線、メモリ素子、及び量子コンピュータを安価に提供することができる。
発明を実施するための形態
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1の量子ポイントコンタクト100の模式的な斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の量子ポイントコンタクト100は、AlGaAs/GaAsheヘテロ基板等の半導体基板10と、半導体基板10上に形成された一対の金属ゲート12,14と、金属ゲート12,14に端部間相互がフェルミ波長程度の間隔を空けて接続された一対のCNT16,18とを備えている。半導体基板10には2次元電子層20が存在している。
図2(a)は、CNT16,18に付近の電圧を印加していない状態での図1の一部を示す斜視図である。図2(b)は、CNT16,18に付近の電圧を印加している状態での図1の一部を示す斜視図である。図2(a),図2(b)を用いて図1に示す量子ポイントコンタクト100の原理について説明する。
CNT16,18に電圧を印加していない状態では、以下説明する場合と違い、図2(a)に示すように、CNT16,18の存在によって、2次元電子層20における2次元電子の動作が妨げられることはない。
一方、金属ゲート12,14を経てCNT16,18に電圧を印加している状態では、図2(b)に示すように、金属ゲート12,14及びCNT16,18の直下に、これらの形状に相似形の空乏層22,24が形成される。このため、2次元電子層20における2次元電子は、空乏層22,24の形成されていない領域でしか動作することができなくなり、量子ポイントコンタクト100を構成することができる。
つぎに、量子ポイントコンタクト100の製造方法について説明する。まず、半導体基板10を用意する。そして、半導体基板10上に図示しないオーミックコンタクト層及びホールバーを形成する。
それから、半導体基板10上に、CNT16,18をそれぞれ配置する。つづいて、CNT16,18を、それぞれマニピュレーション技術により、所要の位置に移動させる。その後、CNT16,18上に、フォトリソグラフィー等を用いて、金属ゲート12,14を取り付ける。なお、金属ゲート12,14を半導体基板10上に先に形成しておき、金属ゲート12,14上にCNT16,18を形成するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、CNT16,18の配置を工夫し、CNT16,18に電圧を印加するという簡単な作業だけで、量子ポイントコンタクト100を実現している。換言すると、量子ポイントコンタクト100によると、キャリアを複数輸送可能な状態と、1つだけ輸送可能な状態とを実現できる。
なお、本実施形態では、CNT16,18を備えた量子ポイントコンタクト100を例に説明したが、CNT16,18をマスク材料として用いることによって、CNT16,18に相当する大きさの金属層などを形成することによって、量子ポイントコンタクト100を製造するようにしてもよい。このことは、以下説明する量子ドット等についても同様である。
(実施形態2)
図3(a)は、CNT16,18,26,28に付近の電圧を印加していない状態での斜視図であり、図2(a)に対応するものである。図3(b)は、CNT16,18,26,28に付近の電圧を印加している状態での斜視図であり、図2(b)に対応するものである。なお、図3において、図1等に示す部分と同様の部分には同一符号を付している。
図2(a),図2(b)に示すように、CNT16の端部にはU字状のCNT26を接続し、CNT18の端部にはI字状のCNT28を接続している。これらの接続は、例えば、接続対象のCNT相互を接触させた状態で、接触点にチタン等から成るSTMプローブを近づけ或いは接触させながら、STMプローブに大電流を流すことでプローブの一部を溶かすという、溶接に似た要領で行っている。また、CNT26,28端部間相互の間隔は、フェルミ波長程度としている。なお、CNTが相互に接触するだけで導通が取れ動作可能であるので、上記接続方法に限定されない。
CNT16,18,26,28に電圧を印加していない状態では、図3(a)に示すように、CNT16,18,26,28の存在によって、2次元電子層20における2次元電子の動作が妨げられることはない。
一方、金属ゲート12,14を経て、CNT16,18,26,28に電圧を印加している状態では、図3(b)に示すように、金属ゲート12,14及びCNT16,18,26,28の直下に、これらの形状に相似形でこれらよりやや小さい領域の空乏層22,24が形成される。このため、2次元電子層20における2次元電子は、空乏層22,24の形成されていない領域でしか動作することができなくなる。
この際、空乏層22,24で囲まれた領域である電子貯蔵領域30では、空乏層22,24間を通った電子を貯蔵することが可能となり、このため、単一量子ドット200を構成することができる。
量子ドット200の製造方法は、量子ポイントコンタクト100の製造方法と同様であるが、本実施形態では、金属ゲート12,14上には、それぞれCNT26,28がそれぞれ接続されたCNT16,18を配置するようにしている。
以上説明したように、本実施形態では、CNT16,18の配置及びCNT26,28の形状を工夫し、CNT16,18,26,28に電圧を印加するという簡単な作業だけで、単一量子ドット200を実現している。
なお、ここでは、CNT16,18,26,28という4つのCNTを用いた例を説明したが、一端が二股のCNTを用いてもよい。すなわち、CNT16,26側がY字状であり、CNT18,28をT字状であればよい。もちろん、CNT18,28側もY字状としてもよい。
(実施形態3)
図4(a)は、CNT16,18,26,28に付近の電圧を印加していない状態での斜視図であり、図2(a)に対応するものである。図4(b)は、CNT16,18,26,28に付近の電圧を印加している状態での斜視図であり、図2(b)に対応するものである。なお、図4において、図1等に示す部分と同様の部分には同一符号を付している。
図3(a),図3(b)に示すように、CNT16の端部にはω字状のCNT26を接続し、CNT18の端部にはI字状のCNT28を接続している。これらの接続は、実施形態2で説明した手法で行っている。また、CNT16,18の端部間相互の間隔は、フェルミ波長程度としている。CNT26,28の端部間相互の間隔も、フェルミ波長程度としている。もちろん、CNT18,28側も端部をω字状としてもよい。
CNT16,18,26,28に電圧を印加していない状態では、図4(a)に示すように、CNT16,18,26,28の存在によって、2次元電子層20における2次元電子の動作が妨げられることはない。
一方、金属ゲート12,14を経て、CNT16,18,26,28に電圧を印加している状態では、図4(b)に示すように、金属ゲート12,14及びCNT16,18,26,28の直下に、これらの形状に相似形でこれらよりやや小さい領域の空乏層22,24が形成される。このため、2次元電子層20における2次元電子は、空乏層22,24の形成されていない領域でしか動作することができなくなる。
この際、空乏層22,24で囲まれた領域である電子貯蔵領域30,32では、それぞれ空乏層22,24間を通った電子を貯蔵することが可能となり、このため、結合量子ドット300を構成することができる。
本実施形態では、CNT16,18の配置及びCNT26,28の形状を工夫し、CNT16,18,26,28に電圧を印加するという簡単な作業だけで、結合量子ドット300を実現している。
なお、ここでは、CNT16,18,26,28という4つのCNTを用いた例を説明したが、一端が二股のCNTを用いてもよく、さらには三股以上のCNTを用いて複数結合量子ドットを形成してもよい。また、CNT16,26側を2組以上用意してもよい。
実施形態2,3で説明した量子ドットを複数備えれば、メモリ素子を構成することも可能となる。さらに、実施形態2,3で説明した量子ドット、或いはこれらをそれぞれ複数備える、又はこれらを組み合わせることによって、ユリタリ変換ゲートタイプ又は制御NOTゲートタイプの量子コンピュータの構成が可能となる。
量子コンピュータでは、上記量子ドットを、主として量子演算回路として用いることが可能であるが、その他にも、量子演算回路の演算結果を読み出すスピンフィルタ等にも用いることが可能である。
(実施形態4)
図5(a)〜図5(d)は、本発明の実施形態4の単チャネル量子細線400の模式的な構成図である。図5(a)は、金属ゲート12,14に電圧を印加しないときの単チャネル量子細線400の断面図である。図5(b)は、図5(a)の平面図である。図5(c)は、金属ゲート12,14に電圧を印加しているときの単チャネル量子細線400の断面図である。図5(d)は、5(c)の平面図である。
図5には、iGaAs半導体基板等の半導体基板10と、半導体基板10上に順次形成された第1及び第2の半導体層であるiAlGaAs層34及びnAlGaAs層36と、隣接する素子相互を接続するオーミックコンタクト層38と、nAlGaAs層36の一部を除去することによって設けられたトレンチ35と、トレンチ35内に形成された一対の金属ゲート12,14と、金属ゲート12,14に接続されたCNT40と、金属ゲート12,14に電圧を印加しないときに2次元電子層20a,20b間に形成される空乏層42と、金属ゲート12,14に電圧を印加しているときに空乏層42内を横切るように形成される単チャネル44とを示している。なお、金属ゲート12,14に印加する電圧は、実施形態1〜3において印加している電圧に対する逆電圧である。
5(a)、図5(b)に示すように、金属ゲート12,14に電圧を印加しないときには、トレンチ35の存在により、2次元電子層20a,20b間に空乏層42が形成されている。このため、2次元電子層20a,20b間での2次元電子の移動は生じない。
一方、5(c)、図5(d)に示すように、金属ゲート12,14に電圧を印加しているときには、空乏層42のうち金属ゲート12,14及びCNT40直下に、これらと相似形の単チャネル44が形成される。このため、単チャネル44を通じて、2次元電子層20a,20b間での2次元電子の移動が生じる。
この際、単チャネル44の幅は、2次元電子が1つ程度の直径と同じ或いはそれよりもやや大きい程度の幅となるように、印加電圧のレベルとCNT40の直径とを調整している。
つぎに、単チャネル量子細線400の製造方法について説明する。まず、半導体基板10を用意する。そして、半導体基板10上に、iAlGaAs層34及びnAlGaAs層36を順次形成し、次いで、iAlGaAs層34及びnAlGaAs層36の一部をエッチング等により除去し、オーミックコンタクト層38を形成する。その後、nAlGaAs層36にエッチング等によりトレンチ35を形成する。
それから、トレンチ35内に、CNT40を配置する。つづいて、CNT40を、マニピュレーション技術により、所要の位置に移動させる。その後、CNT40上に、フォトリソグラフィー等を用いて、金属ゲート12,14を取り付ける。なお、金属ゲート12,14を半導体基板10上に先に形成しておき、金属ゲート12,14上にCNT40を形成するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、空乏層42内にCNT40に付帯する単チャネル44を形成することが可能になるので、チャネルを1つずつ輸送可能な単チャネル量子細線400を実現することができる。換言すると、単チャネル量子細線400によれば、キャリアを輸送不可能な状態と、1つのチャネルだけ輸送可能な状態とを実現でき、ひいては実施形態6で説明する単チャネル量子細線400と同様に、量子コンピュータを実現することもできる。なお、ゲート電圧を上げれば複数チャネルの形成も可能である。
なお、中央部分で端部間相互がフェルミ波長程度の間隔を空けて複数のCNT40を接続すると、トンネルダイオードを実現することができる。
(実施形態5)
図6(a)〜図6(d)は、本発明の実施形態5の単チャネル量子細線400のCNTの模式的な構成例である。なお、図6において、図5に示した部分と同様の部分には同一符号を付している。
図6(a)には、中央部分の両端で2つの分岐点を有しており中央部分がリング形状のCNT40を示している。なお、CNT40は、複数のものを接続して構成するようにしてもよい。
図6(b)には、金属ゲート12,14間を伝送するキャリア相互が中央部分で干渉可能な距離(例えば、数10ナノメートル)に配された複数のCNT40,40’を示している。
図6(c)には、金属ゲート12,14内で出て金属ゲート12,14内にそれぞれ戻る伝送するキャリア相互が中央部分で干渉可能な距離に配された複数のCNT40,40’を示している。
図6(d)には、中央部分で1つの分岐点を有しているCNT40を示している。これは、図6(b),図6(c)に示すものを混合した形態である。
上記各構成のCNTを用いると、いわゆる重ね合わせの状態とすることができるので、CNT内に侵入したキャリアが、金属ゲート12にも、金属ゲート14にも移動可能となる。なお、キャリアの異動先の制御に際して、CNT付近に磁場をかけるようにしてもよい。
本発明の実施形態1の量子ポイントコンタクト100の模式的な斜視図である。 図1に示す量子ポイントコンタクト100の原理説明図である。 本発明の実施形態2の単一量子ドット200の原理説明図である。 本発明の実施形態3の結合量子ドット300の原理説明図である。 本発明の実施形態4の単チャネル量子細線400の模式的な構成図である。 本発明の実施形態5の単チャネル量子細線400のCNTの模式的な構成例である。
符号の説明
10 半導体基板
12,14 金属ゲート
16,18,26,28,40,40’ CNT
20,20a,20b 2次元電子層
22,24,42 空乏層
30,32 電子貯蔵領域
34 iAlGaAs層(第1の半導体層)
35 トレンチ
36 nAlGaAs層(第2の半導体層)
38 オーミックコンタクト層
44 単チャネル
100 量子ポイントコンタクト
200 単一量子ドット
300 結合量子ドット
400 単チャネル量子細線

Claims (7)

  1. 半導体基板と、前記半導体基板上に形成された一対の金属ゲートと、前記金属ゲートに端部間相互がフェルミ波長程度の間隔を空けて接続された一対のカーボンナノチューブとを備えることを特徴とする量子ポイントコンタクト。
  2. 半導体基板と、前記半導体基板上に形成された一対の金属ゲートと、前記金属ゲートに端部間相互がフェルミ波長程度の間隔を空けて接続された一対のカーボンナノチューブとを備え、
    前記カーボンナノチューブの一方はY字状又は端部がω字状であり、前記カーボンナノチューブの他方はT字状であり、当該各カーボンナノチューブの分岐側相互をフェルミ波長程度の間隔を空けて対向させていることを特徴とする量子ドット。
  3. 半導体基板と、前記半導体基板上に形成された一対の金属ゲートと、前記金属ゲートに端部間相互がフェルミ波長程度の間隔を空けて接続された一対のカーボンナノチューブとを備え、
    前記各カーボンナノチューブはY字状又は端部がω字状であり、当該各カーボンナノチューブの分岐側相互をフェルミ波長程度の間隔を空けて対向させていることを特徴とする量子ドット。
  4. 半導体基板と、前記半導体基板上に順次形成された第1及び第2の半導体層と、前記第2の半導体層に設けられたトレンチ内に形成された一対の金属ゲートと、前記金属ゲートに接続されたカーボンナノチューブとを備えることを特徴とする単チャネル量子細線。
  5. 前記カーボンナノチューブは、分岐点を有する一つのカーボンナノチューブ、伝送するキャリア相互が干渉可能な距離に配された複数のカーボンナノチューブ、又は、端部間相互がフェルミ波長程度の間隔を空けて接続された複数のカーボンナノチューブであることを特徴とする請求項3記載の単チャネル量子細線。
  6. 請求項2又は3記載の量子ドットを複数備えることを特徴とするメモリ素子。
  7. 請求項2或いは3記載の量子ドット、又は、請求項4或いは5記載の単チャネル量子細線を備えることを特徴とする量子コンピュータ。
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