JP2005202824A - 印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザの手近にあるプリンタを用いて容易に印刷を行うことを可能とする印刷システムを提供する。
【解決手段】 PC103は、情報読取装置105により読み取られたIDとPC103のIPアドレスをサーバ101に送信する。また、プリンタ102は、情報読取装置105により読み取られたIDとプリンタ102のIPアドレスをサーバ101に送信する。サーバ101は、IDが一致した場合、プリンタ102のIPアドレスをPC103へ送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷システムに関し、特に、携帯可能な情報処理装置をネットワークを介して印刷装置に接続して印刷を行う印刷システムに関する。
コンピュータおよびネットワークの普及に伴い、各種ドキュメントがデジタルデータとして配布されることが多くなってきた。しかしながら、会議での配布資料など、閲覧手段として紙にプリントアウトすることは、依然として多くの人が行う行為である。プリンタもネットワークに対応し、無線LANを通じてNote PCなどからプリントアウトすることが一般的になってきている。
上記のような従来技術の1つに特許文献1が開示するところのネットワークプリンタシステムがあった。
特許文献1では、コンピュータからプリンタ情報管理装置に対して、プリンタ情報の一覧取得を要求する。このプリンタ情報には、プリンタ名、IPアドレス、プリンタドライバの場所が含まれている。取得したプリンタ情報の一覧より、プリンタ名のリストがユーザに提示され、ユーザはその中からインストールの対象となるプリンタがあるか否かを判断する。その結果、存在する場合、プリンタを選択する。インストールの際、取得したIPアドレス及びプリンタドライバの場所の情報が使用される。
また、特許文献2が開示するところのネットワークを介した画像、音声の出力システムでは、ネットワークにクライアント、プリントポータル等のサーバ、プリンタが接続されたシステムを構築する。クライアントは、印刷すべきコンテンツ、を特定した印刷要求を通信C1でプリントポータルに発信する。印刷要求は、クライアントのアドレス情報IPMPによって特定可能な状態で、プリントポータルに保持される。一方、プリントポータルは、プリンタ70とクライアントMPとの間で、微弱電波等を用いて直接通信C2を行わせ、クライアントのアドレス情報およびプリンタの識別情報を取得する。更に、2系統から得られたアドレス情報を照合することにより、この識別情報で特定されるプリンタを出力先として特定する。こうすることにより、クライアント側での煩雑な操作なく、出力先を容易に指定することができる。
また、特許文献3が開示するところの通信システムおよびその方法では、プリンタ装置の通知手段は、挿入されたPCカードにアドレス、ドライバおよび公開鍵を書き込む。PCの認証要求手段は、PCカードから、プリンタ装置のアドレス、ドライバおよび公開鍵を読み出す。認証要求手段は、ドライバをPCにインストールし、アドレスを用いて、ネットワークを介してプリンタ装置にアクセスし、PCのアドレスをプリンタ装置に対して通知するとともに、公開鍵による認証を要求する。プリンタ装置の認証手段は、PCからの認証要求に含まれる公開鍵を用いて、認証要求が正当か否かを判断し、認証を与える。
特開2000−330742号公報 特開2003−36151号公報 特開2003−101540号公報
ここで、ユーザは、プリンタ102が存在するオフィスに常駐しているわけではなく、他の事業所から来て、会議に参加している場合における印刷処理について説明する。
会議の流れから、ユーザが自分で持参したPCの中にあるデータを印刷して、会議の参加者に配布する必要が生じたとする。ところが、PCには、プリンタのドライバをインストールしていないため、プリントアウトは出来ない。
仮に、プリンタが、ユーザが普段利用しているプリンタと同じ種類のプリンタであり、ドライバ自体のインストールが必要ない場合においても、プリンタのIPアドレスが判らないためプリンタの設定が出来ず、印刷することは出来ない。そのため、システム管理者などにプリンタのIPアドレスを問い合わせてプリンタの設定を行うか、そのオフィスに常駐する他のメンバーにデータを渡して印刷してもらう必要がある。
また、Note PCなどの小型・軽量化にともない、ユーザが自分のNote PCを他の場所に携帯し、無線LANなどを通じてネットワークに接続し、仕事を行うことも増えてきている。しかしながら、コンピュータからのプリントアウトには、通常、プリンタドライバなどの設定を行う必要があり、その設定にはプリンタのIPアドレスなど、さまざまな情報を必要とするため、容易ではない。そのため、同じ会社の事業所に行く場合などにおいても、わざわざ会議の人数分の印刷物を用意し持っていく必要があった。また、外出先で、急に印刷して人に渡したいデータなどがある場合には、携帯型メモリなどを利用して外出先の人にデータを渡し、プリントアウトしてもらう必要があった。
また、特許文献1では、プリンタ情報管理装置を通して、プリンタの各種情報を取得する方法を提供していた。しかしながら、大量にあるプリンタの中から、目の前のプリンタを見つけることは容易ではない。また、同じ種類のプリンタを普段使っていたとしても、IPアドレスが異なるプリンタである場合には、新しいプリンタ設定を追加する必要があった。
また、特許文献2では、携帯電話などのクライアントから印刷する際に、クライアントとプリンタの間でBluetoothや赤外線通信により直接通信を行うことで、プリンタの情報を取得し、出力仲介サーバなどを通して印刷処理を行う。しかしながら、この手法はクライアントおよびプリンタに共通の直接通信手段が必要となる。また、直接通信手段の通信可能距離が長ければ、複数のプリンタが候補となり、やはり選択の必要がある。逆に通信可能距離が短い場合には、プリントアウトの際に、Note PCなどをプリンタの前に持って行く必要がある。出力仲介サーバを介する場合、印刷したいデータに対応するアプリケーションがサーバ側に必要であるだけでなく、細かい印刷条件の指定などが難しくなる。
また、特許文献3では、PCカードをプリンタに装着し、プリンタのアドレスやドライバの情報を書き込んだ上で、Note PCなどで読み取り、印刷処理を行う。
しかしながら、この方法では、書き込み可能な情報記憶媒体を必要とする。社員証などの可搬型情報記憶媒体では、通常、一般のアプリケーションからの書き込みは出来ないようになっているため、このシステム用の可搬型情報記憶媒体を準備する必要がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザの手近にあるプリンタを用いて容易に印刷を行うことを可能とする印刷システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明は、印刷処理を行う印刷装置と、印刷装置とネットワークを介して接続される情報照合サーバと、ユーザにより操作されネットワーク接続および携帯が可能な情報処理装置とを有する印刷システムであって、情報照合サーバは、情報記録媒体に書き込まれた固有の情報が入力された印刷装置を識別するための情報を、固有の情報が入力された情報処理装置へ送信することを特徴とする。
また、本発明は、印刷処理を行う印刷装置と、印刷装置とネットワークを介して接続される情報照合サーバと、ユーザにより操作されネットワーク接続および携帯が可能な情報処理装置とを有する印刷システムであって、情報処理装置は、情報記録媒体に記録された固有の情報を入力する第1の情報入力手段と、入力された固有情報と情報処理装置を識別するための情報とを情報照合サーバへ送信する第1の情報送信手段と、情報照合サーバから、印刷装置を識別するための情報を受信すると、印刷データを印刷装置へ送信する印刷データ送信手段とを有し、印刷装置は、情報記録媒体に記録された固有の情報を入力する第2の情報入力手段と、第2の情報入力手段により入力された固有情報と印刷装置を識別するための情報とを情報照合サーバへ送信する第2の情報送信手段とを有し、情報照合サーバは、第1および第2の情報送信手段により送信された固有情報が一致した場合、印刷装置の識別情報を情報処理装置へ送信する印刷装置情報送信手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、印刷処理を行う印刷装置と、印刷装置とネットワークを介して接続される情報照合サーバと、ユーザにより操作されネットワーク接続および携帯が可能な情報処理装置とを有する印刷システムであって、情報処理装置は、情報記録媒体に記録された固有の情報を入力する第1の情報入力手段と、入力された固有情報と情報処理装置を識別するための情報とを情報照合サーバへ送信する第1の情報送信手段と、情報照合サーバから、印刷装置を識別するための情報を受信すると、印刷データを印刷装置へ送信する印刷データ送信手段とを有し、印刷装置は、情報記録媒体に記録された固有の情報を入力する第2の情報入力手段と、第2の情報入力手段により入力された固有情報を情報照合サーバへ送信する第2の情報送信手段と、サーバから、情報処理装置の識別情報を受信すると、印刷装置の識別情報を情報処理装置へ送信する印刷識別情報送信手段とを有し、情報照合サーバは、第1および第2の情報送信手段により送信された固有情報が一致した場合、情報処理装置の識別情報を印刷装置へ送信する情報処理装置情報送信手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明によれば、上記の情報処理装置は、固有の情報を格納する固有情報格納手段を有することを特徴とする。
また、本発明によれば、上記の第1および第2の情報入力手段は、情報記憶媒体に記録されたユーザ固有の情報を入力することを特徴とする。
また、上記の印刷装置は、プリンタ102および情報読取装置104の機能を有する。また、上記の情報処理装置は、PC103および情報読取装置105の機能を有する。また、上記の情報照合サーバは、サーバ101の機能を有する。
本発明は、ユーザの手近にあるプリンタを用いて容易に印刷を行うことを可能とする。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における印刷システムの構成の一例を示す図である。
図1に示されているように、印刷システムは、サーバ101と、プリンタ102と、PC103と、情報読取装置104、105とを有して構成される。
また、ネットワークを介してサーバ101、プリンタ102、およびPC103が相互接続されている。ここで、「ネットワーク」とは一般的な概念をあらわすものであって、本実施形態では、インターネット、LANといった区別、無線、有線といった通信手段の区別、TCP/IP、独自プロトコルといった通信様式の区別などに依存しない。また、図1に示される印刷システムには、プリンタ、PCが1台づつしか含まれていないが、当然、ネットワーク上には複数のプリンタ、PCが接続されていてもよいものとする。
サーバ101は、例えばワークステーションなどの情報処理装置である。
また、プリンタ102およびPC103は、それぞれ一般のプリンタおよびPCと同様の機能を有する。なお、PC103は、携帯可能な情報処理装置であって、好適にはノートブック型PCである。
また、プリンタ102およびPC103は、それぞれ自身を識別するための情報(自身のIPアドレス)を格納する。
プリンタ102およびPC103には、それぞれ情報読取装置104、105が接続されている。情報読取装置104、105は、ICカードや非接触ICカードなど、情報を記録した媒体から情報を読み取ることが出来る。
なお、情報読取装置104、105は、光/磁気記録媒体または半導体などの情報記録媒体から情報を読み取るものであってもよいし、バーコードリーダやスキャナのように光学的に情報を読み取るものであってもよい。また、情報読取装置104、105には、キー・スイッチが設けられており、キー・スイッチを選択することによりユーザIDが入力されるとしてもよい。このユーザIDは、固有の情報であって、好適には各ユーザの識別が可能な情報である。
図2は、本発明の第1の実施形態における印刷システムによる印刷処理の概要を示す図である。
図2に示されているように、本実施形態では、まず、情報読取装置104により社員証などからユーザIDを読み取り、印刷先のプリンタ102が指定される。
次に、指定されたプリンタ102のIPアドレスなどが、プリンタ102からサーバ101を介してPC103へ送信される。
PC103は、受信したIPアドレス宛(プリンタ102)に印刷データを出力して印刷要求する。
このようにして、本実施形態では、印刷システムは印刷処理を実行する。
図3は、本発明の第1の実施形態における印刷システムにおける印刷処理のシーケンス図である。
以下、図1および図3を用いて、本実施形態における印刷システムによる動作について説明する。
本実施形態において、一例として、ユーザは、プリンタ102の設置場所(会社、事業所、店舗など)へ自身が操作するPC103および情報読取装置105を携帯して訪れたとする。
まず、ユーザは、プリンタ102が接続されているネットワークに、PC103を物理的に接続する。
次に、情報読取装置105は、ユーザを識別するためのユーザIDを社員証(ICカード)などから読み取る(ステップS101)。情報読取装置105は、読み取ったユーザIDをPC103へ出力する。
CPU103は、入力したユーザIDおよびCPU103のアドレス情報(IPアドレス)を、自身に実装されている通常のアプリケーション(プリンタドライバ)を用いてサーバ101へ送信する(ステップS102)。
サーバ101は、CPU103から受信したユーザIDと、CPU103のIPアドレスとを対応付けて自身に格納する。
次に、情報読取装置104は、ユーザの社員証などからユーザIDを読み取る(ステップS103)。情報読取装置105は、読み取ったユーザIDをプリンタ102へ出力する。
プリンタ102は、入力したユーザIDおよびプリンタ102の情報(IPアドレスなど)をサーバ101へ送信する(ステップS104)。
サーバ101は、プリンタ102から受信したユーザIDと、プリンタ102のIPアドレスとを対応付けて自身に格納する。
次に、サーバ101は、自身に格納されているCPU103からのユーザIDと、プリンタ102からのユーザIDとを参照し、同一のユーザIDに対応付けられているプリンタ102の情報と、PC103のアドレス情報とを抽出する(ステップS105)。
サーバ101は、抽出したPC103のアドレス宛に同時に抽出したプリンタ102の情報を送信する(ステップS106)。
PC103が、プリンタ102の情報をサーバ101から受信すると、PC103に実装されているプリンタドライバは、その受信されたプリンタ102の情報をPC103に設定する。
PC103(プリンタドライバ)は、設定された情報を用いて、自身に格納されている印刷データをプリンタ102へ送信する(ステップS107)。
プリンタ102は、PC103から受信した印刷データの印刷処理を実行する(ステップS108)。
このようにして、ユーザは、近傍に設置されているプリンタ102の情報(IPアドレスなど)を意識すること無く、印刷処理を行うことができる。
また、本実施形態における印刷システムを利用する場合、サーバ101は、プリンタ102を利用するユーザも特定できることから、課金管理などにその情報を利用することも可能である。
この場合、サーバ101は、各ユーザIDと各ユーザの個人データ(氏名、連絡先、口座番号など)とを互いに対応付けて自身に格納するものとする。
さらに、サーバ101は、PC103からのユーザIDおよびアドレス情報受信時に、印刷ジョブ内容を示す情報を受信するとした場合、サーバ101は、印刷枚数などに応じて、より詳細な課金を実行することができる。
なお、本実施形態では、PC103側でもユーザIDの読み取りを行ったが、普段、ユーザ自身が利用するNote PCであれば、あらかじめ自分のIDを登録しておくことにより、その手順を省略することも出来る。この場合、ユーザは印刷装置(プリンタ102)側でのみ、情報記憶媒体を読み取らせれば良いため、より簡単に印刷処理を行うことが可能となる。
上記の説明は、プリンタ102およびPC103に直接、情報読取装置104が接続しているものとしたが、外付けの情報読取装置などを利用して、既存のプリンタまたはPCを用いて、本実施形態における印刷システムを構成することも可能である。
また、ICカードのかわりに非接触ICカードや携帯型のメモリなどを利用しても同様の効果が得られる。さらに、プリンタの情報としてIPアドレスのみをあげているが、プリンタの型やオプション情報などをやりとりすることも可能である。
また、本実施形態におけるステップS101からステップS102までの処理と、ステップS103からステップS104までの処理との処理順序は入れ替わってもよい。
以上説明したように、本実施形態における印刷システムは、ユーザが情報記憶媒体(社員証など)を読み取らせることで印刷装置(プリンタ102)の指定を行うため、印刷装置のIPアドレスなどを意識すること無く、容易に印刷処理を行うことが可能となる。また、コンピュータ(PC103)側で、複数のプリンタ設定を行う必要が無い。
また、本実施形態によれば、サーバ101は、どのユーザが印刷処理を行ったか把握することができるため、課金処理やセキュリティ管理などを行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、PC103がサーバ101にプリンタ102の情報を問い合わせるかわりに、プリンタ102がサーバ101にPC103の情報を問い合わせ、プリンタ102側から、PC103側にプリンタの情報を通知する。
本実施形態における構成および動作は、以下特記しない限り、第1の実施形態と同様であるとして説明を進める。
図4は、本発明の第2の実施形態における印刷システムにおける印刷処理のシーケンス図である。
以下、図1および図4を用いて、本実施形態における印刷システムによる動作について説明する。
本実施形態において、一例として、ユーザは、プリンタ102の設置場所(会社、事業所、店舗など)へ、自身が操作するPC103および情報読取装置105を携帯して訪れたとする。
まず、ユーザは、プリンタ102が接続されているネットワークに、PC103を物理的に接続する。
次に、情報読取装置105は、ユーザを識別するためのユーザIDを社員証(ICカード)などから読み取る(ステップS201)。情報読取装置105は、読み取ったユーザIDをPC103へ出力する。
CPU103は、入力したユーザIDおよびCPU103の情報(IPアドレスなど)を、自身に実装されている通常のアプリケーション(プリンタドライバ)を用いてサーバ101へ送信する(ステップS202)。
サーバ101は、CPU103から受信したユーザIDと、CPU103の情報とを対応付けて自身に格納する。
次に、情報読取装置104は、ユーザの社員証などからユーザIDを読み取る(ステップS203)。情報読取装置105は、読み取ったユーザIDをプリンタ102へ出力する。
プリンタ102は、入力したユーザIDおよびプリンタ102のアドレス情報(IPアドレスなど)をサーバ101へ送信する(ステップS204)。
サーバ101は、プリンタ102から受信したユーザIDと、プリンタ102のIPアドレスとを対応付けて自身に格納する。
次に、サーバ101は、自身に格納されているCPU103からのユーザIDと、プリンタ102からのユーザIDとを参照し、同一のユーザIDに対応付けられているPC103の情報と、プリンタ102のアドレス情報とを抽出する(ステップS205)。
サーバ101は、抽出したプリンタ102のアドレス宛に同時に抽出したPC103の情報を送信する(ステップS206)。
プリンタ102が、PC103の情報をサーバ101から受信すると、PC103宛に、自身のIPアドレスを含むプリンタ102の情報をPC103へ送信する(ステップS207)。
PC103が、プリンタ102の情報をサーバ101から受信すると、PC103に実装されているプリンタドライバは、その受信されたプリンタ102の情報をPC103に設定する。
PC103(プリンタドライバ)は、設定された情報を用いて、自身に格納されている印刷データをプリンタ102へ送信する(ステップS208)。
プリンタ102は、PC103から受信した印刷データの印刷処理を実行する(ステップS209)。
また、本実施形態におけるステップS201からステップS202までの処理と、ステップS203からステップS204までの処理との処理順序は入れ替わってもよい。
以上説明したように、本実施形態における印刷システムは、ユーザが情報記憶媒体(社員証など)を読み取らせることで印刷装置(プリンタ102)の指定を行うため、印刷装置のIPアドレスなどを意識すること無く、容易に印刷処理を行うことが可能となる。また、コンピュータ(PC103)側で、複数のプリンタ設定を行う必要が無い。
(第3の実施形態)
本実施形態における構成および動作は、以下特記しない限り、第1の実施形態と同様であるとして説明を進める。
本実施形態においては、サーバ101を介するかわりに、プリンタ102側で記録媒体(社員証など)にプリンタ102の情報(IPアドレスなど)を書き込み、それをPC103側で読み取ることにより、プリンタ102の情報を取得し、印刷処理を行う。
このような手法を取ることにより、プリンタ102およびPC103がサーバ101と接続できないような環境においても、容易に印刷処理を行うことが可能となる。
また、逆に、PC103側でPC103のアドレスを記録媒体に書き込み、プリンタ102側で読み取り、プリンタ102からPC103にプリンタ102の情報を通知することもできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、サーバ101を利用する必要がないため、閉じたネットワークなどで利用することも可能となる。また、個人の情報や印刷装置固有の情報がネットワーク上に流れないため、セキュリティ上の問題も少なくなる。
(実施形態のまとめ)
なお、上述した第1乃至第3の実施形態では、ユーザのPC103内の印刷データをプリンタ102で印刷出力していたが、同様に、音声出力または動画出力に適用してもよい。
以上説明した第1乃至第3の実施形態における処理は、サーバ101、プリンタ102、またはPC103が有するコンピュータプログラムにより実行されるが、上記のプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録され、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
なお、上記の実施例は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施例は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
本発明の第1の実施形態における印刷システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における印刷システムによる印刷処理の概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態における印刷システムにおける印刷処理のシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態における印刷システムにおける印刷処理のシーケンス図である。
符号の説明
101 サーバ
102 プリンタ
103 PC
104、105 情報読取装置

Claims (5)

  1. 印刷処理を行う印刷装置と、該印刷装置とネットワークを介して接続される情報照合サーバと、ユーザにより操作され前記ネットワーク接続および携帯が可能な情報処理装置とを有する印刷システムであって、
    前記情報照合サーバは、
    情報記録媒体に書き込まれた固有の情報が入力された前記印刷装置を識別するための情報を、前記固有の情報が入力された前記情報処理装置へ送信することを特徴とする印刷システム。
  2. 印刷処理を行う印刷装置と、該印刷装置とネットワークを介して接続される情報照合サーバと、ユーザにより操作され前記ネットワーク接続および携帯が可能な情報処理装置とを有する印刷システムであって、
    前記情報処理装置は、
    情報記録媒体に記録された固有の情報を入力する第1の情報入力手段と、
    前記入力された固有情報と前記情報処理装置を識別するための情報とを前記情報照合サーバへ送信する第1の情報送信手段と、
    前記情報照合サーバから、前記印刷装置を識別するための情報を受信すると、印刷データを前記印刷装置へ送信する印刷データ送信手段とを有し、
    前記印刷装置は、
    前記情報記録媒体に記録された固有の情報を入力する第2の情報入力手段と、
    前記第2の情報入力手段により入力された固有情報と前記印刷装置を識別するための情報とを前記情報照合サーバへ送信する第2の情報送信手段とを有し、
    前記情報照合サーバは、
    前記第1および第2の情報送信手段により送信された固有情報が一致した場合、前記印刷装置の識別情報を前記情報処理装置へ送信する印刷装置情報送信手段と、
    を有することを特徴とする印刷システム。
  3. 印刷処理を行う印刷装置と、該印刷装置とネットワークを介して接続される情報照合サーバと、ユーザにより操作され前記ネットワーク接続および携帯が可能な情報処理装置とを有する印刷システムであって、
    前記情報処理装置は、
    情報記録媒体に記録された固有の情報を入力する第1の情報入力手段と、
    前記入力された固有情報と前記情報処理装置を識別するための情報とを前記情報照合サーバへ送信する第1の情報送信手段と、
    前記情報照合サーバから、前記印刷装置を識別するための情報を受信すると、印刷データを前記印刷装置へ送信する印刷データ送信手段とを有し、
    前記印刷装置は、
    前記情報記録媒体に記録された固有の情報を入力する第2の情報入力手段と、
    前記第2の情報入力手段により入力された固有情報を前記情報照合サーバへ送信する第2の情報送信手段と、
    前記サーバから、前記情報処理装置の識別情報を受信すると、前記印刷装置の識別情報を前記情報処理装置へ送信する印刷識別情報送信手段とを有し、
    前記情報照合サーバは、
    前記第1および第2の情報送信手段により送信された固有情報が一致した場合、前記情報処理装置の識別情報を前記印刷装置へ送信する情報処理装置情報送信手段と、
    を有することを特徴とする印刷システム。
  4. 前記情報処理装置は、
    前記固有の情報を格納する固有情報格納手段を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷システム。
  5. 前記第1および第2の情報入力手段は、
    前記情報記憶媒体に記録されたユーザ固有の情報を入力することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の印刷システム。
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