JP2005202371A - 表示装置および表示装置の駆動方法 - Google Patents

表示装置および表示装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 発光素子の寿命を延ばし、ショート個所を焼ききるために、一定期間ごとに発光素子に逆方向の発光素子駆動電圧を印加することが可能な表示装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 発光素子に順方向の電流を供給するための経路の他に、該発光素子に逆方向の電流を供給するための経路を別途設ける。そして、前者の経路に駆動用トランジスタを設け、後者の経路に別途トランジスタ(交流用トランジスタ)を設け、これら2つのトランジスタで前者と後者の経路の切り替えを制御する。そして交流用トランジスタは、駆動用トランジスタよりもチャネル長Lとチャネル幅Wの比L/Wが小さいトランジスタを用いる。上記構成により、発光素子に逆方向の発光素子駆動電圧を印加した際に、発光素子を流れる電流を追加した交流用トランジスタに流すことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、映像信号を入力して、画像を表示する表示装置に関する。特に、発光素子を有する表示装置に関する。また、表示装置を用いた電子機器に関する。
発光素子を画素毎に配置し、それらの発光素子の発光を制御することによって、画像を表示する表示装置について以下に説明する。表示装置は、ディスプレイと、ディスプレイに信号を入力する周辺回路によって構成されている。図16に、ディスプレイの画素部の構成を示す。
画素部1603には、ソース信号線S1〜Sx、ゲート信号線G1〜Gy、電源線V1〜Vxが配置され、x(xは自然数)列y(yは自然数)行の画素が配置されている。各画素1700は、スイッチング用トランジスタ1701と、駆動用トランジスタ1702と、保持容量1703と、発光素子1704をそれぞれ有している。
図17に、図16で示した画素部1603の1つの画素を拡大して示す。
画素は、ソース信号線S1〜Sxのうちの1本Sと、ゲート信号線G1〜Gyのうちの1本Gと、電源線V1〜Vxのうちの1本Vと、スイッチング用トランジスタ1701と、駆動用トランジスタ1702と、保持容量1703と、発光素子1704とによって構成されている。
スイッチング用トランジスタ1701のゲート電極は、ゲート信号線Gに接続され、スイッチング用トランジスタ1701のソース電極もしくはドレイン電極は、一方はソース信号線Sに接続され、もう一方は、駆動用トランジスタ1702のゲート電極と、保持容量1703の一方の電極に接続されている。駆動用トランジスタ1702のソース電極もしくはドレイン電極は、一方は、電源線Vに接続され、もう一方は、発光素子1704の陽極もしくは陰極に接続されている。保持容量1703の2つの電極のうち、駆動用トランジスタ1702及びスイッチング用トランジスタ1701に接続されていない側は、電源線Vに接続されている。
上記構成の画素において、発光素子1704を発光させる際の動作を以下に説明する。
ゲート信号線Gに信号が入力されて、スイッチング用トランジスタ1701がオンの状態となる。オンの状態となったスイッチング用トランジスタ1701のソース電極・ドレイン電極間を介して、ソース信号線Sより駆動用トランジスタ1702のゲート電極に信号が入力される。また、保持容量1703にソース信号線Sの電位が保持される。駆動用トランジスタ1702のゲート電極に入力された信号によって、駆動用トランジスタ1702がオンの状態となる。このとき、駆動用トランジスタ1702のゲート電極の電位と、電源線Vの電位との差によって、駆動用トランジスタ1702のソース電極・ドレイン電極間に流れる電流値が決定される。駆動用トランジスタ1702のソース電極・ドレイン電極間に流れる電流が発光素子1704の画素電極を介して発光素子1704に流れることで、発光素子1704は発光する。
このとき、発光素子1704に流れる電流値は、発光素子1704の劣化の影響を受けずに常に一定である必要がある。発光素子1704に流れる電流値は、駆動用トランジスタ1702のソース電極・ドレイン電極間の電位差によらず一定とするため、駆動用トランジスタ1702を飽和領域で動作させるように設計することが望ましい。
このように、従来ディスプレイの発光素子には常に順方向の発光素子駆動電圧が印加されていた。
しかし、発光素子に一定時間ごとに逆方向の発光素子駆動電圧を印加することによって、発光素子の電流−電圧特性の劣化が改善されることが見出されている(非特許文献1参照)。
「テツオ ツツイ、外3名、ジャパニーズ ジャーナル オブ アプライド フィジックス、vol.37、L1406−L1408(1998)、Part2、No.11B」
また画素電極と対向電極が短絡してしまい、画素に発光しない領域が形成されてしまう初期不良がある。短絡は、発光素子の形成前に異物(ゴミ)が付着することによって起こる場合と、陽極の形成時に、該陽極に微細な突起が生じてしまったために電界発光層にピンホールが生じて起こる場合と、電界発光層の膜厚が薄いために電界発光層が均一に成膜されずにピンホールが生じて起きる場合などがある。このような初期不良が発生した画素では、信号に応じた点灯及び非点灯が行われず、電流のほとんどすべてが短絡部を流れて素子全体が消光する現象が生じたり、特定の画素が点灯又は非点灯しない現象が生じたりして、画像の表示が良好に行われない。
また上述の初期不良とは別に、時間の経過に伴って、新たに発生した陽極と陰極の短絡に起因する進行性不良が生じることがある。時間の経過に伴って新たに発生した陽極と陰極の短絡は、陽極の形成時に生じた微細な突起により発生する。つまり、一対の電極間に電界発光層が挟まれた積層体には、潜在的な短絡箇所が存在しており、時間の経過に伴って該短絡箇所が露顕するのである。また進行性不良は、陽極と陰極の短絡の他に、電界発光層と陰極の間の微少な空隙が、時間と共に広がることで、電界発光層と陰極の間の接触不良を引き起こすことにより生じるとも言われている。
上記初期不良は、発光素子に逆方向の発光素子駆動電圧を印加し、短絡個所を炭化または酸化することで絶縁化し、更に進行するのを抑えることができる。また、上記進行性不良は、発光素子に逆方向の発光素子駆動電圧を印加し、短絡個所を炭化または酸化することで絶縁化したり、電界発光層と陰極の間の空隙の広がりを抑制したりすることで、その発生及び進行を抑えることが可能である。
しかし、短絡個所を絶縁化するためには、短絡個所を絶縁化するのに十分な大電流を流す必要がある。通常短絡個所に絶縁化するのに十分な電流の値は、発光素子を発光させるために順方向に流れる電流値よりもはるかに大きい。図16及び図17の画素構成において、発光素子1704に流れる電流値は、順方向・逆方向であっても駆動用トランジスタ1702によって制御される。駆動用トランジスタ1702を飽和領域で動作させた際にソース電極・ドレイン電極間に流れる電流値を、発光素子1704に順方向に流れる電流値として設計すると、発光素子1704に逆方向の発光素子駆動電圧を印加した際、駆動用トランジスタ1702は短絡個所に絶縁化するのに十分な電流を流すことができない。
そこで、本発明は発光素子の寿命を延ばし、短絡個所を絶縁化するために、一定期間ごとに発光素子に逆方向の発光素子駆動電圧を印加することが可能な表示装置を提供することを課題とする。
本発明の表示装置では、発光素子に順方向の電流を供給するための経路の他に、該発光素子に逆方向の電流を供給するための経路を別途設ける。そして、前者の経路に駆動用トランジスタを設け、後者の経路に別途トランジスタ(交流用トランジスタ)を設け、これら2つのトランジスタで前者と後者の経路の切り替えを制御する。そして交流用トランジスタは、駆動用トランジスタよりもチャネル長Lとチャネル幅Wの比L/Wが小さいトランジスタを用いる。上記構成により、発光素子に逆方向の発光素子駆動電圧を印加した際に、発光素子を流れる電流が追加した交流用トランジスタに流すことができる。
具体的に本発明では、駆動用トランジスタのチャネル長Lとチャネル幅Wの比L/Wを、交流用トランジスタのL/Wよりも大きくし、駆動用トランジスタを飽和領域で、交流用トランジスタを線形領域で動作させる。具体的に駆動用トランジスタでは、LをWより大きくし、より望ましくは5/1以上とする。また交流用トランジスタでは、LがWと同じかそれより短くなるようにする。これにより、画素内の発光素子に順方向の発光素子駆動電圧を印加した際に発光素子に流れる電流値よりも、発光素子に逆方向の発光素子駆動電圧を印加した際に発光素子に逆方向に流れる電流値を大きくすることができる。
本発明の表示装置は、発光素子と、発光素子に順方向の電流を供給するための第1の経路と、発光素子に逆方向の電流を供給するための第2の経路とを有し、第1の経路に駆動用トランジスタを有し、第2の経路に交流用トランジスタを有し、駆動用トランジスタと交流用トランジスタとを用い、第1の経路と第2の経路の切り替えを制御することを特徴としている。
本発明の表示装置は、発光素子と、発光素子に流れる順方向の電流値を制御する駆動用トランジスタと、映像信号の入力を制御するスイッチング用トランジスタと、発光素子に逆方向に流れる電流を制御する交流用トランジスタとを画素に有することを特徴としている。
本発明の表示装置は、発光素子と、発光素子に流れる順方向の電流値を制御する駆動用トランジスタと、映像信号の入力を制御するスイッチング用トランジスタと、発光素子に逆方向に流れる電流を制御する交流用トランジスタとを画素に有し、発光素子は画素電極と対向電極を有し、スイッチング用トランジスタのゲート電極はゲート信号線に接続され、スイッチング用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極は一方を映像信号が流れるソース信号線に接続され、他方を前記駆動用トランジスタのゲート電極に接続され、駆動用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極は、一方を電源線に接続され、他方を発光素子の画素電極に接続され、交流用トランジスタのゲート電極は電源線に接続され、交流用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極は、一方を画素電極に接続され、他方を電流引き込み線に接続され、駆動用トランジスタと交流用トランジスタの極性が同じであり、駆動用トランジスタは飽和領域で動作し、交流用トランジスタは線形領域で動作することを特徴としている。
本発明の表示装置は、発光素子と、発光素子に流れる順方向の電流値を制御する駆動用トランジスタと、映像信号の入力を制御するスイッチング用トランジスタと、発光素子に逆方向に流れる電流を制御する交流用トランジスタとを画素に有し、発光素子は画素電極と対向電極を有し、スイッチング用トランジスタのゲート電極はゲート信号線に接続され、スイッチング用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極は一方を映像信号が流れるソース信号線に接続され、他方を駆動用トランジスタのゲート電極に接続され、駆動用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極は、一方を電源線に接続され、他方を発光素子の画素電極に接続され、交流用トランジスタのゲート電極は電源線に接続され、交流用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極は、一方を画素電極に接続され、他方を電源線に接続され、駆動用トランジスタと交流用トランジスタの極性が同じであり、駆動用トランジスタは飽和領域で動作し、交流用トランジスタは線形領域で動作することを特徴としている。
本発明の表示装置の駆動方法は、1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、複数のサブフレーム期間の各々に書き込み期間と表示期間を設け、書き込み期間中に、スイッチング用トランジスタ及び駆動用トランジスタを用いて発光素子の点灯もしくは非点灯を設定し、かつ発光素子に逆方向に電流を流し、表示期間中に、書き込み期間中に発光素子に行なった設定を実行し、発光素子が発光した期間の和を制御することにより階調表示を行なうことを特徴としている。
本発明の表示装置の駆動方法は、1フレーム期間を複数のサブフレーム期間と複数の逆方向バイアス期間に分割し、複数のサブフレーム期間の各々に書き込み期間と表示期間を設け、書き込み期間中に、スイッチング用トランジスタ及び駆動用トランジスタを用いて発光素子の点灯もしくは非点灯を設定し、表示期間中に、書き込み期間中に発光素子に行なった設定を実行し、逆方向バイアス期間に発光素子に逆方向に電流を流し、発光素子が発光した期間の和を制御することにより階調表示を行なうことを特徴としている。
本発明の表示装置の駆動方法は、1フレーム期間を複数のサブフレーム期間と単数の逆方向バイアス期間に分割し、複数のサブフレーム期間の各々に書き込み期間と表示期間を設け、書き込み期間中に、スイッチング用トランジスタ及び駆動用トランジスタを用いて発光素子の点灯もしくは非点灯を設定し、表示期間中に、書き込み期間中に発光素子に行なった設定を実行し、逆方向バイアス期間に発光素子に逆方向に電流を流し、発光素子が発光した期間の和を制御することにより階調表示を行なうことを特徴としている。
本発明の表示装置の駆動方法は、1フレーム期間を順方向バイアス期間と逆方向バイアス期間に分割し、順方向バイアス期間中に、スイッチング用トランジスタ及び駆動用トランジスタを用いて、発光素子に順方向に電流を流し、かつ、発光素子を発光素子に流れる電流値に応じた輝度で発光させ、逆方向バイアス期間に、発光素子に逆方向に電流を流すことを特徴としている。
上記構成によって、発光素子に順方向の発光素子駆動電圧を印加する際には、発光素子に一定の電流を流すことが可能であり、発光素子に逆方向の発光素子駆動電圧を印加する際には、短絡個所を絶縁化するのに十分な電流を短絡個所に流すことができ、かつ発光素子の寿命を延ばすことが可能である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施されることが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば用意に理解される。
(実施の形態1)
本発明の一実施形態を図1に示す。
図1に、本発明の発光装置が有する画素の一実施形態を示す。図1に示す画素は、発光素子104と、映像信号の画素への入力を制御するためのスイッチング素子として用いるトランジスタ(スイッチング用トランジスタ)101と、発光素子104に流れる電流値を制御する駆動用トランジスタ102と、発光素子104に逆方向の発光素子駆動電圧を印加した際に発光素子104に流れる電流を流す交流用トランジスタ103とを有している。さらに本実施の形態のように、映像信号の電位を保持するための容量素子105を画素に設けても良い。
ここで本明細書中では、発光素子は、電界が生じると発光する電界発光層を、陽極及び陰極で挟んだ構造を有する素子(OLED素子)を示すものとして説明するが、これに限定されない。
また、本明細書中において、発光素子とは、一重項励起子から基底状態に遷移する際の発光(蛍光)を利用するものと、三重項励起子から基底状態に遷移する際の発光(燐光)を利用するものの両方を示すものとして説明する。
電界発光層としては、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層等が挙げられる。発光素子は、基本的に、陽極/発光層/陰極の順に積み重ねた構造で示されるが、この他に、陽極/正孔注入層/発光層/電子注入層/陰極の順に積み重ねた構造や、陽極/正孔注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/電子注入層/陰極の順に積み重ねた構造などがある。
なお、電界発光層は、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層等が、明確に区別された積層構造を有するものに限定されない。つまり、電界発光層は、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層等を構成する材料が、混合した層を有する構造であってもよい。
また、無機物が混合されていてもよい。
また、OLED素子の電界発光層としては、低分子材料、高分子材料、中分子材料のいずれの材料であってもよい。
なお、本明細書中において、中分子材料とは、分子数が20以下または連鎖する分子の長さが10μm以下で、昇華性を有さないものとする。
駆動用トランジスタ102及び交流用トランジスタ103は同じ極性を有する。
スイッチング用トランジスタ101のゲート電極は、ゲート信号線Gに接続されている。スイッチング用トランジスタ101のソース電極もしくはドレイン電極は、一方がソース信号線Sに、もう一方が駆動用トランジスタ102のゲート電極に接続されている。そして駆動用トランジスタ102は、電源線Vから供給される電流が、駆動用トランジスタ102のドレイン電流として発光素子104に供給されるように、電源線V、発光素子104と接続されている。本実施の形態では、交流用トランジスタ103のゲート電極が電源線Vに接続され、ソース電極もしくはドレイン電極は、一方が電流引き込み線Wに接続され、もう一方が発光素子104の画素電極に接続される。
本明細書中では、駆動用トランジスタ102のソース電極もしくはドレイン電極が、発光素子104の陽極と接続されている場合、発光素子104の陽極を画素電極と呼び、陰極を対向電極と呼ぶ。一方、駆動用トランジスタ102のソース電極もしくはドレイン電極が、発光素子104の陰極と接続されている場合、発光素子104の陰極を画素電極と呼び、陽極を対向電極と呼ぶ。
図1のように、陽極が駆動用トランジスタ102と接続している場合、陽極が画素電極、陰極が対向電極となる。
容量素子105が有する2つの電極は、一方は電源線Vに接続されており、もう一方は駆動用トランジスタ102のゲート電極に接続されている。容量素子105はスイッチング用トランジスタ101が非選択状態(オフの状態)にある時、容量素子105の電極間の電位差を保持するために設けられている。なお図1では容量素子105を設ける構成を示したが、本発明はこの構成に限定されず、容量素子105を設けない構成にしても良い。
図1では駆動用トランジスタ102および交流用トランジスタ103をpチャネル型トランジスタとし、駆動用トランジスタ102のドレイン電極と発光素子104の陽極とを接続した。逆に駆動用トランジスタ102および交流用トランジスタ103をnチャネル型トランジスタとするならば、駆動用トランジスタ102のソース電極と発光素子104の陰極とを接続する。この場合、発光素子104の陰極が画素電極、陽極が対向電極となる。
さらに本実施の形態では、駆動用トランジスタ102のL/Wを、交流用トランジスタ103のL/Wよりも大きくし、駆動用トランジスタ102を飽和領域で、交流用トランジスタ103を線形領域で動作させる。具体的に駆動用トランジスタ102では、LをWより大きくし、より望ましくは5/1以上とする。また交流用トランジスタ103では、LがWと同じかそれより短くなるようにする。
次に、図1に示した画素を用いてデジタル時間階調方式で駆動する方法について、図2のタイミングチャートを用いて説明する。
図2において、1フレームは複数のサブフレームによって構成され、1サブフレームは書き込み期間、表示期間から構成される。なお、図2においては、4ビットのデジタル映像信号を用いて階調を表現する場合の例を示す。
まず書き込み期間において、ゲート信号線Gが選択されると、ゲート信号線Gにゲート電極が接続されているスイッチング用トランジスタ101がオンの状態になる。そして、ソース信号線Sに入力されたデジタル映像信号が、スイッチング用トランジスタ101を介して駆動用トランジスタ102のゲート電極に入力され、容量素子105によってその電位が保持される。
なお本明細書中では、トランジスタがオンの状態とは、そのゲート電圧によって、ソース電極・ドレイン電極間が導通状態であることを示すとする。また、トランジスタがオフの状態とは、そのゲート電圧によって、ソース電極・ドレイン電極間が、非導通状態であることを示すとする。
また各画素の発光素子104には逆方向の発光素子駆動電圧が印加される。すなわち、電源線Vの電位は一定のままで、発光素子104の対向電極の電位のみ変化させる。そのため発光素子104は発光せず、発光素子104に流れる逆方向バイアス電流はオンの状態である交流用トランジスタ103のソース電極・ドレイン電極間を通じて電流引き込み線Wに流れる。このとき電流引き込み線Wの電位は、発光素子104に流れる逆方向バイアス電流が駆動用トランジスタ102に流れないような電位とする。
なお本明細書中では、発光素子に順方向の発光素子駆動電圧を印加するとは、発光素子の陽極の電位が陰極の電位よりも高い電位の状態にすることをいい、このとき発光素子には順方向バイアス電流が流れ、発光する。また発光素子に逆方向の発光素子駆動電圧を印加するとは、発光素子の陰極の電位が陽極の電位よりも高い電位の状態にすることをいい、発光素子には逆方向バイアス電流が流れるが、発光はしない。
表示期間では、ゲート信号線Gの電位を制御することでスイッチング用トランジスタ101をオフの状態にし、書き込み期間において書き込まれたデジタル映像信号の電位を容量素子105によって保持する。全画素に含まれる発光素子104の対向電極の電位を変化させることで、全画素の発光素子104には順方向の発光素子駆動電圧が印加される。これにより、書き込み期間において、容量素子105に保持された電位によって駆動用トランジスタ102がオンの状態となる場合、発光素子104へ電流が流れ、発光素子104は発光する。逆に、駆動用トランジスタ102がオフの状態になる場合、発光素子104への電流の供給は行なわれない。
上記動作を全てのサブフレーム期間SF1〜SF4について繰り返し、1フレーム期間F1が終了する。ここで、サブフレーム期間SF1〜SF4の表示期間Ts1〜Ts4の長さを適宜設定し、1フレーム期間F1あたりで、発光素子104が発光したサブフレーム期間SF1〜SF4の表示期間の累計によって階調を表現する。つまり、1フレーム期間F1中の点灯時間の総和をもって階調を表現する。
また図3のように、1フレーム期間の中に逆方向の発光素子駆動電圧を印加する期間(逆方向バイアス期間)BFを設け、書き込み期間において、発光素子駆動電圧を0Vとしてもよい。なお、図3においては、4ビットのデジタル映像信号を用いて階調を表現する場合の例を示している。
なお、ひとつのサブフレーム期間をさらに複数のサブフレーム期間で構成し、1フレーム内に連続させずに配置してもよい。
また図1の画素をアナログ方式で駆動させる場合、図4のように、1フレーム期間の中に発光素子に順方向の極性の発光素子駆動電圧を印加する期間、すなわち順方向バイアス期間FFと、逆方向の発光素子駆動電圧を印加する期間、すなわち逆方向バイアス期間BFを設ければよい。なお、順方向バイアス期間FFにおいて各画素にアナログ映像信号を書き込み、発光素子104を発光させればよい。
本発明の発光装置において用いられるトランジスタは、単結晶シリコンを用いて形成されたトランジスタであっても良いし、SOIを用いたトランジスタであっても良いし、多結晶シリコン、アモルファスシリコンもしくは微結晶半導体(セミアモルファス半導体を含む)を用いた薄膜トランジスタであっても良い。また、有機半導体を用いたトランジスタであっても良いし、カーボンナノチューブを用いたトランジスタであってもよい。また本発明の発光装置の画素に設けられたトランジスタは、シングルゲート構造を有していても良いし、ダブルゲート構造やそれ以上のゲート電極を有するマルチゲート構造であっても良い。
なお、セミアモルファス半導体とは、非晶質と結晶構造(単結晶、多結晶を含む)の中間的な構造を有し、自由エネルギー的に安定な第3の状態を有する半導体であって、短距離秩序を持ち格子歪みを有する結晶質な領域を含んでいる。少なくとも膜中の一部の領域には、0.5〜20nmの結晶粒を含んでいる。ラマンスペクトルが520cm-1よりも低波数側にシフトしている。X線回折ではSi結晶格子に由来するとされる(111)、(220)の回折ピークが観測される。未結合手(ダングリングボンド)の中和剤として水素またはハロゲンを少なくとも1原子%またはそれ以上含ませている。
セミアモルファス半導体膜は、珪化物気体をグロー放電分解(プラズマCVD)して形成する。珪化物気体としては、SiH4、その他にもSi26、SiH2Cl2、SiHCl3、SiCl4、SiF4などを用いることが可能である。またGeF4を混合させても良い。この珪化物気体をH2、又は、H2とHe、Ar、Kr、Neから選ばれた一種または複数種の希ガス元素で希釈しても良い。希釈率は2〜1000倍の範囲、圧力は概略0.1Pa〜133Paの範囲、電源周波数は1MHz〜120MHz、好ましくは13MHz〜60MHz、基板加熱温度は300℃以下でよく、好ましくは100〜250℃、膜中の不純物元素として、酸素、窒素、炭素などの大気成分の不純物は1×1020cm-1以下とすることが望ましく、特に、酸素濃度は5×1019/cm3以下、好ましくは1×1019/cm3以下とする。トランジスタにしたときのμ=1〜10cm2/Vsecである。
上記構成によって、発光素子に順方向の発光素子駆動電圧を印加する際には、発光素子に一定の電流を流すことが可能であり、発光素子に逆方向の発光素子駆動電圧を印加する際には、短絡個所を絶縁化するのに十分な電流を短絡個所に流すことができ、かつ発光素子の寿命を延ばすことが可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、本発明の発光装置が有する画素の、図1とは異なる形態について説明する。
図5に示す画素は、発光素子504と、スイッチング用トランジスタ501と、駆動用トランジスタ502と、交流用トランジスタ503とを有している。上記素子に加えて容量素子505を画素に設けても良い。
駆動用トランジスタ502及び交流用トランジスタ503は同じ極性を有する。
さらに本実施の形態では、駆動用トランジスタ502のL/Wを、交流用トランジスタ503のL/Wよりも大きくし、駆動用トランジスタ502を飽和領域で、交流用トランジスタ503を線形領域で動作させる。具体的に駆動用トランジスタ502では、LをWより大きくし、より望ましくは5/1以上とする。また交流用トランジスタ503では、LがWと同じかそれより短くなるようにする。
また図5ではスイッチング用トランジスタ501をnチャネル型トランジスタ,駆動用トランジスタ502及び交流用トランジスタ503をpチャネル型トランジスタとしたが、スイッチング用トランジスタ501、駆動用トランジスタ502及び交流用トランジスタ503は、pチャネル型トランジスタでもnチャネル型トランジスタでも構わない。
スイッチング用トランジスタ501のゲート電極は、ゲート信号線Gに接続されている。スイッチング用トランジスタ501のソース電極もしくはドレイン電極は、一方がソース信号線Sに、もう一方が駆動用トランジスタ502のゲート電極に接続されている。そして駆動用トランジスタ502は、電源線Vから供給される電流が、駆動用トランジスタ502のドレイン電流として発光素子504に供給されるように、電源線V、発光素子504と接続されている。本実施の形態では、交流用トランジスタ503のゲート電極が電源線Vに接続され、ソース電極もしくはドレイン電極は、一方が電源線Vに接続され、もう一方が発光素子504の画素電極に接続される。
発光素子504は陽極と陰極と、陽極と陰極との間に設けられた電界発光層とからなる。図5のように、陽極が駆動用トランジスタ502と接続している場合、陽極が画素電極、陰極が対向電極となる。
容量素子505が有する2つの電極は、一方は電源線Vに接続されており、もう一方は駆動用トランジスタ502のゲート電極に接続されている。容量素子505はスイッチング用トランジスタ501がオフの状態にある時、容量素子505の電極間の電位差を保持するために設けられている。なお図5では容量素子505を設ける構成を示したが、本発明はこの構成に限定されず、容量素子505を設けない構成にしても良い。
図5では駆動用トランジスタ502および交流用トランジスタ503をpチャネル型トランジスタとし、駆動用トランジスタ502のドレイン電極と発光素子504の陽極とを接続した。逆に駆動用トランジスタ502および交流用トランジスタ503をnチャネル型トランジスタとするならば、駆動用トランジスタ502のソース電極と発光素子504の陰極とを接続する。この場合、発光素子504の陰極が画素電極、陽極が対向電極となる。
図5に示した画素を用いてデジタル時間階調方式で駆動する場合、実施の形態1と同様、図2または図3のタイミングチャートのように動作させればよい。
また図5の画素をアナログ方式で駆動させる場合、実施の形態1と同様、図4のように、1フレームの中に発光素子に順方向の極性の発光素子駆動電圧を印加する期間、すなわち順方向バイアス期間FFと、逆方向の発光素子駆動電圧を印加する期間、すなわち逆方向バイアス期間BFを設ければよい。なお、順方向バイアス期間FFにおいて各画素にアナログ映像信号を書き込み、発光素子504を発光させればよい。
上記構成によって、発光素子に順方向の発光素子駆動電圧を印加する際には、発光素子に一定の電流を流すことが可能であり、発光素子に逆方向の発光素子駆動電圧を印加する際には、短絡個所を絶縁化するのに十分な電流を短絡個所に流すことができ、かつ発光素子の寿命を延ばすことが可能である。
以下に、本発明の実施例について説明する。
デジタル時間階調方式でディスプレイを駆動するための信号を、ディスプレイのソース信号線駆動回路及びゲート信号線駆動回路に入力する回路について、図6を用いて説明する。
本実施例では、4ビットのデジタル映像信号を表示装置に入力して、画像を表示する表示装置を例に説明する。ただし、本発明は4ビットに限定されるものではない。
信号制御回路601にデジタル映像信号が読み込まれ、ディスプレイ600にデジタル映像信号VDを出力する。
また、本実施例では、信号制御回路601においてデジタル映像信号を編集し、ディスプレイに入力する信号に変換したものを、デジタル映像信号VDと呼ぶ。
ディスプレイ600の、ソース信号線駆動回路607及びゲート信号線駆動回路608を駆動するための信号および駆動電圧は、ディスプレイコントローラ602によって入力されている。
信号制御回路601及びディスプレイコントローラ602の構成について説明する。
なお、ディスプレイ600のソース信号線駆動回路607は、シフトレジスタ610、LAT(A)611、LAT(B)612によって構成される。他に、図示していないが、レベルシフタやバッファ等を設けてもよい。また、本発明はこのような構成に限定するものではない。なお、609は画素部である。
信号制御回路601は、CPU604、メモリA605、メモリB606及びメモリコントローラ603によって構成されている。
信号制御回路601に入力されたデジタル映像信号は、メモリコントローラ603によって制御され、スイッチを介してメモリA605に入力される。ここで、メモリA605は、ディスプレイ600の全画素分のデジタル映像信号を、記憶可能な容量を有する。メモリA605に1フレーム期間分の信号が記憶されると、メモリコントローラ603によって、各ビットの信号が順に読み出され、デジタル映像信号VDとして、ソース信号線駆動回路607に入力される。
メモリA605に記憶された信号の読み出しが始まると、今度は、メモリB606にメモリコントローラ603を介して次のフレーム期間に対応するデジタル映像信号が入力され、記憶され始める。メモリB606もメモリA605と同様に、表示装置の全画素分のデジタル映像信号を記憶可能な容量を有するとする。
このように、信号制御回路601は、それぞれ1フレーム期間分ずつのデジタル映像信号を記憶することができるメモリA605及びメモリB606を有し、このメモリA605とメモリB606とを交互に用いて、デジタル映像信号VDをサンプリングする。
ここでは、2つのメモリA605及びメモリB606を、交互に用いて信号を記憶する信号制御回路601について示したが、一般に、表示装置は複数フレーム分の情報を記憶することができるメモリを複数有し、これらのメモリを交互に用いることができる。
上記構成の表示装置のブロック図を図7に示す。
表示装置は、信号制御回路601と、ディスプレイコントローラ602と、ディスプレイ600とによって構成されている。
ディスプレイコントローラ602は、ディスプレイ600に、スタートパルスSPやクロックパルスCLK、駆動電圧等を供給している。
信号制御回路601は、CPU604と、メモリA605と、メモリB606と、メモリコントローラ603によって構成されている。
メモリA605は、デジタル映像信号の第1のビット〜第4のビットの情報をそれぞれ記憶するメモリ605_1〜605_4によって構成されている。同様にメモリB606も、デジタル映像信号の第1のビット〜第4のビットの情報をそれぞれ記憶するメモリ606_1〜606_4によって構成されている。これらの各ビットに対応するメモリはそれぞれ、1ビット分の信号を、1画面を構成する画素数分記憶可能な数の記憶素子を有している。
一般に、nビットのデジタル映像信号を用いて階調を表現することが可能な表示装置において、メモリA605は、第1のビット〜第nのビットの情報をそれぞれ記憶するメモリ605_1〜605_nによって構成される。同様に、メモリB606も、第1のビット〜第nのビットの情報をそれぞれ記憶するメモリ606_1〜606_nのよって構成される。これらの各ビットに対応するメモリは、それぞれ1ビット分の信号を、1画面を構成する画素数分記憶可能な容量を有している。
ディスプレイコントローラ602の構成について、以下に説明する。
図8は、本発明のディスプレイコントローラの構成を示した図である。
ディスプレイコントローラ602は、基準クロック発生回路801、水平クロック発生回路803、垂直クロック発生回路804、発光素子用電源制御回路805、駆動回路用電源制御回路806によって構成されている。
CPU604から入力されるクロック信号31は、基準クロック発生回路801に入力され、基準クロックを発生する。この基準クロックは、水平クロック発生回路803及び垂直クロック発生回路804に入力される。
また、水平クロック発生回路803には、CPU604から水平周期を定める、水平周期信号32が入力され、ソース信号線駆動回路用のクロックパルスS_CLK及び、スタートパルスS_SPが出力されている。同様に、垂直クロック発生回路804には、CPU604から垂直周期を定める垂直周期信号33が入力され、ゲート信号線駆動回路用のクロックパルスG_CLK及びスタートパルスG_SPが出力されている。
発光素子用電源制御回路805は、発光素子用電源制御信号34によって制御される。図2のタイミングチャートを用いる場合、発光素子用電源制御回路805は発光素子の対向電極の電位(対向電位)を、書き込み期間Taにおいては発光素子に逆方向の発光素子駆動電圧を印加するようにし、表示期間Tsにおいては発光素子に順方向の発光素子駆動電圧を印加するように、制御している。また、図3のタイミングチャートを用いる場合、対向電位を、書き込み期間Taにおいては発光素子に0Vの発光素子駆動電圧を印加するようにし、表示期間Tsにおいては発光素子に順方向の発光素子駆動電圧を印加するようにし、逆方向バイアス期間BFにおいては逆方向の発光素子駆動電圧を印加するように制御している。
また、駆動回路用電源制御回路806は、各駆動回路に入力される電源電圧を制御する。
なお、駆動回路用電源制御回路806には、公知の構成のものを用いてもよい。
前述した信号制御回路601、メモリコントローラ603、CPU604、メモリA605、メモリB606、ディスプレイコントローラ602は、ディスプレイ600と一体化するために画素と同一基板上に形成してもよいし、LSIチップで形成しディスプレイ600の基板上にCOGで貼り付けても良いし、基板上にTABをもちいて貼り付けてもよいし、ディスプレイ600とは別の基板上に形成し、電気配線にて接続しても良い。
本実施例では、本発明の表示装置で用いるデジタル時間階調方式用のソース信号線駆動回路の構成例について説明する。ソース信号線駆動回路の構成例を図9に示す。
ソース信号線駆動回路は、シフトレジスタ901と、走査方向切り換え回路、LAT(A)902及びLAT(B)903によって構成されている。なお、図9では、シフトレジスタ901からの出力の1つに対応する、LAT(A)902の一部とLAT(B)903の一部のみを図示するが、シフトレジスタ901からの全ての出力に対して、同様の構成のLAT(A)902及びLAT(B)903が対応する。
シフトレジスタ901は、クロックドインバータ、インバータ、NANDによって構成されている。シフトレジスタ901には、ソース信号線駆動回路用スタートパルスS_SPが入力され、ソース信号線駆動回路用クロックパルスS_CLKとその極性が反転した信号であるソース信号線駆動回路用反転クロックパルスS_CLKBによって、クロックドインバータが導通状態、非導通状態と変化することによって、NANDから順に、LAT(A)902にサンプリングパルスを出力する。
また、走査方向切り換え回路は、スイッチによって構成され、シフトレジスタ901の操作方向を、図面向かって左右に切り換える働きをする。図9では、左右切り換え信号L/RがLoの信号に対応する場合、シフトレジスタ901は、図面向かって左から右に順にサンプリングパルスを出力する。一方、左右切り換え信号L/RがHiの信号に対応する場合、図面向かって右から左に順にサンプリングパルスを出力する。
ここで、各ステージのLAT(A)902とは、1本のソース信号線に入力する映像信号を取り込むLAT(A)904を示すものとする。
LAT(A)904は、クロックドインバータと、インバータによって構成されている。
ここでは、実施の形態1において説明した信号制御回路より出力されたデジタル映像信号VDは、p分割(pは自然数)されて入力される。つまり、p本のソース信号線への出力に対応する信号が並列に入力される。サンプリングパルスが、バッファを介して、p個のLAT(A)902のクロックドインバータに同時に入力されると、p分割された入力信号はp個のLAT(A)904において、それぞれ同時にサンプリングされる。
ここでは、x本のソース信号線に信号電圧を出力するソース信号線駆動回路を例に説明しているので、1水平期間あたり、x/p個のサンプリングパルスが順にシフトレジスタより出力される。各サンプリングパルスに応じて、p個のLAT(A)904は、同時にp本のソース信号線への出力に対応するデジタル映像信号をサンプリングする。
本実施例では、このようにソース信号線駆動回路に入力するデジタル映像信号を、p相の並列信号に分割し、p個のデジタル映像信号を1つのサンプリングパルスによって同時に取り込む手法を、p分割駆動と呼ぶことにする。図9は4分割駆動である。
上記分割駆動によって、ソース信号線駆動回路のシフトレジスタのサンプリングにマージンを持たせることができる。こうして表示装置の信頼性を向上させることができる。
各LAT(A)904に1水平期間の信号がすべて入力されると、ラッチパルスS_LAT及びその極性が反転した、反転ラッチパルスS_LATBが入力されて、各LAT(A)904に入力された信号を各ステージのLAT(B)903へ一斉に出力する。
なお、ここで各ステージのLAT(B)903とは、各ステージのLAT(A)902からの信号をそれぞれ入力する、LAT(B)回路905のことを示すとする。
各LAT(B)905は、クロックドインバータ及び、インバータによって構成されている。各LAT(A)904より出力された信号は、LAT(B)905に保持されると同時に、各ソース信号線S1〜Sxに出力される。
なお、ここでは図示しなかったが、レベルシフタやバッファ等を適宜設けても良い。
シフトレジスタ901及びLAT(A)902、LAT(B)903に入力されるスタートパルスS_SP、クロックパルスS_CLK等は、本発明の実施例1で示したディスプレイコントローラから入力されている。
本実施例では、デジタル映像信号をソース信号線駆動回路のLAT(A)に入力する動作を信号制御回路によって制御し、同時に、ソース信号線駆動回路のシフトレジスタにクロックパルスS_CLKやスタートパルスS_SPを入力する動作や、ソース信号線駆動回路を動作させる駆動電圧を入力する動作を、ディスプレイコントローラによって制御する。
なお、本発明の表示装置は、本実施例のソース信号線駆動回路の構成に限らず、公知の構成のソース信号線駆動回路を自由に用いることができる。
また、ソース信号線駆動回路の構成により、ディスプレイコントローラからソース信号線駆動回路に入力される信号線の数や、駆動電圧の電源線の本数も異なった構成になる。
本実施例は、上記の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
本実施例では、本発明の表示装置で用いるゲート信号線駆動回路の構成例について図10を用いて説明する。
ゲート信号線駆動回路は、シフトレジスタ、走査方向切り換え回路等によって構成されている。なお、ここでは図示しなかったが、レベルシフタやバッファ等を適宜設けても良い。
シフトレジスタには、スタートパルスG_SP、クロックパルスG_CLK、駆動電圧等が入力されて、ゲート信号線選択信号を出力している。
シフトレジスタ3601は、クロックドインバータ3602と3603、インバータ3604、NAND回路3607によって構成されている。シフトレジスタ3601には、スタートパルスG_SPが入力され、クロックパルスG_CLKとその極性が反転した信号である反転クロックパルスG_CLKBによって、クロックドインバータ3602及び3603が導通状態、非導通状態と変化することによって、NAND回路3607から順に、サンプリングパルスを出力する。
また、走査方向切り換え回路は、スイッチ3605及びスイッチ3606によって構成され、シフトレジスタ3601の操作方向を、図面向かって左右に切り換える働きをする。図10では、走査方向切り換え信号U/DがLoの信号に対応する場合、シフトレジスタ3601は、図面向かって左から右に順に、サンプリングパルスを出力する。一方、走査方向切り換え信号U/DがHiの信号に対応する場合、図面向かって右から左に順にサンプリングパルスを出力する。
シフトレジスタ3601から出力されたサンプリングパルスは、NOR回路3608に入力され、イネーブル信号ENBと演算される。この演算は、サンプリングパルスのなまりによって、となり合うゲート信号線が同時に選択される状況を防ぐために行われる。NOR回路3608から出力された信号は、バッファ3609、3610を介して、ゲート信号線G1〜Gyに出力される。
なお、ここでは図示しなかったが、レベルシフタやバッファ等を適宜設けても良い。
シフタレジスタ3601に入力されるスタートパルスG_SP、クロックパルスG_CLK、駆動電圧等は、本明細書の実施の形態1で示したディスプレイコントローラから入力されている。
なお、本発明の表示装置は、本実施例のゲート信号線駆動回路の構成に限らず、公知の構成のゲート信号線駆動回路を自由に用いることができる。
また、ゲート信号線駆動回路の構成により、ディスプレイコントローラからゲート信号線駆動回路に入力される信号線の数や、駆動電圧の電源線の本数も異なった構成になる。
本実施例は、上記の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
本発明の表示装置の一形態である、画素部及び駆動回路を搭載したディスプレイについて図11、図12及び図13を用いて説明する。
図11において、基板405上には、発光素子を含む画素を複数含む画素部404、ソース信号線駆動回路403、第1及び第2のゲート信号線駆動回路401、402、接続端子415及び接続フィルム407が設けられる。接続端子415は、異方導電性粒子等を介して、接続フィルム407と接続する。接続フィルム407はICチップと接続する。
図11(B)は、図11(A)のパネルのA−A’における断面図を示し、画素部404に設けられた駆動用トランジスタ410と、ソース信号線駆動回路403に設けられたCMOS回路414を示す。また、画素部404に設けられた導電層411、電界発光層412及び導電層413を示す。導電層411は駆動用トランジスタ410のソース電極又はドレイン電極に接続する。また、導電層411は画素電極として機能し、導電層413は対向電極として機能する。導電層411、電界発光層412及び導電層413の積層体は発光素子に相当する。
画素部404と駆動回路401〜403の周囲にはシール材408が設けられ、発光素子は、該シール材408と対向基板406により封止される。この封止処理は、発光素子を水分から保護するための処理であり、ここではカバー材(ガラス、セラミックス、プラスチック、金属等)により封止する方法を用いるが、熱硬化性樹脂や紫外光硬化性樹脂を用いて封止する方法、金属酸化物や窒化物等のバリア能力が高い薄膜により封止する方法を用いてもよい。
基板405上に形成される素子は、非晶質半導体に比べて移動度等の特性が良好な結晶質半導体(ポリシリコン)により形成されると好適であり、そうすると、同一表面上におけるモノシリック化が実現される。上記構成を有するパネルは、接続する外部ICの個数が減少するため、小型・軽量・薄型が実現される。
また、図11(B)において、導電層411は透明導電膜で形成し、導電層413は反射膜で形成される。よって、電界発光層412から発せられる光は、矢印で示すとおり、導電層411を透過して、基板405側に出射される。一般的にこのような構成は下面出射方式と呼ばれる。
これに対し、導電層411を反射膜で形成し、導電層413を透明導電膜で形成することにより、図12(A)に示すように、電界発光層412から発せられる光を対向基板406側に出射させる構成も可能である。一般的にこのような構成は上面出射方式と呼ばれる。
また、駆動用トランジスタ410のソース電極又はドレイン電極と導電層411とは、絶縁層を介することなく、同一の層に積層形成され、膜の重なりによって直接接続されている。よって、導電層411の形成領域は、駆動用トランジスタ410等が配置されている領域を除いた領域となるため、画素の高精細化等に伴い、開口率の低下が避けられない。よって、図12(B)に示すように、層間膜416を追加し、独立した層に画素電極を設け、上面出射方式とすることにより、トランジスタ等が形成されている領域も有効に発光領域として活用出来る。このとき、電界発光層412の膜厚によっては、導電層411と駆動用トランジスタ410のソース電極又はドレイン電極とのコンタクト領域において、導電層411と導電層413との短絡が生ずる可能性があるので、バンク417等を設け、短絡を防止する構成が望ましい。
さらに、図13に示すように、導電層411と導電層413とをいずれも透明導電膜で形成することにより、基板405側と対向基板406側の両方に電界発光層412からの出射光を取り出す構成も可能である。このような構成は両面出射方式と呼ばれる。
図13の場合、上面出射側と下面出射側の発光面積はおおむね等しいが、前述のように、層間膜を追加して画素電極の面積を大きくすれば、上面出射側の開口率が高く出来ることは言うまでも無い。
但し、本発明は上記の実施例に制約されない。例えば、画素部404は絶縁表面上に形成された非晶質半導体(アモルファスシリコン)をチャネル部としたトランジスタにより構成し、駆動回路401〜403はICチップにより構成してもよい。ICチップは、COG方式により基板上に貼り合わせたり、基板に接続する接続フィルムに貼り合わせたりしてもよい。非晶質半導体は、CVD法を用いることで、大面積の基板に形成することができ、かつ結晶化の工程が不要であることから、安価なパネルの提供を可能とする。また、この際、インクジェット法に代表される液滴吐出法により導電層を形成すると、より安価なパネルの提供を可能とする。本実施例は、上記の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
本発明の1実施形態である図1の回路構成のレイアウト図面を図14に示す。
図14はソース信号線10001、電源線10002、ゲート信号線10003、スイッチング用トランジスタ10004、駆動用トランジスタ10005、画素電極10006、交流用トランジスタ10007、電流引き込み線10008から構成され、図1と同一名称のものはそれぞれに対応する。
なお、本発明の表示装置は、本実施例のレイアウトの構成に限定されない。
本実施例は、上記の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
発光素子を用いた発光装置は自発光型であるため、液晶表示装置に比べ、明るい場所での視認性に優れ、視野角が広い。従って、本発明の発光装置を用いて様々な電気器具を完成させることができる。
本発明により作製した発光装置を用いて作製された電気器具として、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはデジタルビデオディスク(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうる表示装置を備えた装置)などが挙げられる。特に、斜め方向から画面を見る機会が多い携帯情報端末は、視野角の広さが重要視されるため、発光素子を有する発光装置を用いることが好ましい。それら電気器具の具体例を図15に示す。
図15(A)は表示装置であり、筐体2001、支持台2002、表示部2003、スピーカー部2004、ビデオ入力端子2005等を含む。本発明により作製した発光装置をその表示部2003に用いることにより作製される。発光素子を有する発光装置は自発光型であるためバックライトが必要なく、液晶表示装置よりも薄い表示部とすることができる。なお、表示装置は、パソコン用、TV放送受信用、広告表示用などの全ての情報表示用表示装置が含まれる。
図15(B)はデジタルスチルカメラであり、本体2101、表示部2102、受像部2103、操作キー2104、外部接続ポート2105、シャッター2106等を含む。本発明により作製した発光装置をその表示部2102に用いることにより作製される。
図15(C)はノート型パーソナルコンピュータであり、本体2201、筐体2202、表示部2203、キーボード2204、外部接続ポート2205、ポインティングマウス2206等を含む。本発明により作製した発光装置をその表示部2203に用いることにより作製される。
図15(D)はモバイルコンピュータであり、本体2301、表示部2302、スイッチ2303、操作キー2304、赤外線ポート2305等を含む。本発明により作製した発光装置をその表示部2302に用いることにより作製される。
図15(E)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体2401、筐体2402、表示部A2403、表示部B2404、記録媒体(DVD等)読み込み部2405、操作キー2406、スピーカー部2407等を含む。表示部A2403は主として画像情報を表示し、表示部B2404は主として文字情報を表示するが、本発明により作製した発光装置をこれら表示部A、B2403、2404に用いることにより作製される。なお、記録媒体を備えた画像再生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。
図15(F)はゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)であり、本体2501、表示部2502、アーム部2503を含む。本発明により作製した発光装置をその表示部2502に用いることにより作製される。
図15(G)はビデオカメラであり、本体2601、表示部2602、筐体2603、外部接続ポート2604、リモコン受信部2605、受像部2606、バッテリー2607、音声入力部2608、操作キー2609、接眼部2610等を含む。本発明により作製した発光装置をその表示部2602に用いることにより作製される。
図15(H)は携帯電話であり、本体2701、筐体2702、表示部2703、音声入力部2704、音声出力部2705、操作キー2706、外部接続ポート2707、アンテナ2708等を含む。本発明により作製した発光装置をその表示部2703に用いることにより作製される。なお、表示部2703は黒色の背景に白色の文字を表示することで携帯電話の消費電力を抑えることができる。
なお、将来的に有機材料の発光輝度が高くなれば、出力した画像情報を含む光をレンズ等で拡大投影してフロント型若しくはリア型のプロジェクターに用いることも可能となる。
また、上記電気器具はインターネットやCATV(ケーブルテレビ)などの電子通信回線を通じて配信された情報を表示することが多くなり、特に動画情報を表示する機会が増してきている。有機材料の応答速度は非常に高いため、発光装置は動画表示に好ましい。
また、発光装置は発光している部分が電力を消費するため、発光部分が極力少なくなるように情報を表示することが好ましい。従って、携帯情報端末、特に携帯電話や音響再生装置のような文字情報を主とする表示部に発光装置を用いる場合には、非発光部分を背景として文字情報を発光部分で形成するように駆動することが好ましい。
本実施例は、実施例1〜実施例4と自由に組み合わせて実施することが可能である。
本発明の表示装置で用いる画素の回路図。 本発明の表示装置でデジタル時間階調方式を行なう場合のタイミングチャートを示す図。 本発明の表示装置でデジタル時間階調方式を行なう場合のタイミングチャートを示す図。 本発明の表示装置においてアナログ方式で階調表示を行なう場合のタイミングチャートを示す図。 本発明の表示装置で用いる画素の回路図。 本発明の表示装置の構成を示す回路図(実施例1)。 本発明の表示装置の構成を示すブロック図(実施例1)。 本発明の表示装置で用いるディスプレイコントローラの構成を示す図(実施例1)。 本発明の表示装置で用いるソース信号線駆動回路の構成を示す図(実施例2)。 本発明の表示装置で用いるゲート信号線駆動回路の構成を示す図(実施例3)。 本発明の表示装置の斜視図と断面を示す図(実施例4)。 本発明の表示装置の断面を示す図(実施例4)。 本発明の表示装置の断面を示す図(実施例4)。 本発明の画素のレイアウト図面(実施例5)。 本発明の表示装置を用いた電子機器を示す図(実施例6)。 従来のディスプレイの画素部の構成を示す図。 従来のディスプレイの画素の回路図。

Claims (15)

  1. 発光素子と、
    前記発光素子に順方向の電流を供給するための第1の経路と、
    前記発光素子に逆方向の電流を供給するための第2の経路とを有し、
    前記第1の経路に駆動用トランジスタを有し、
    前記第2の経路に交流用トランジスタを有し、
    前記駆動用トランジスタと前記交流用トランジスタとを用い、前記第1の経路と前記第2の経路の切り替えを制御することを特徴とする表示装置。
  2. 発光素子と、
    前記発光素子に流れる順方向の電流値を制御する駆動用トランジスタと、
    映像信号の入力を制御するスイッチング用トランジスタと、
    前記発光素子に逆方向に流れる電流を制御する交流用トランジスタとを画素に有することを特徴とする表示装置。
  3. 発光素子と、
    前記発光素子に流れる順方向の電流値を制御する駆動用トランジスタと、
    映像信号の入力を制御するスイッチング用トランジスタと、
    前記発光素子に逆方向に流れる電流を制御する交流用トランジスタとを画素に有し、
    前記発光素子は画素電極と対向電極を有し、
    前記スイッチング用トランジスタのゲート電極はゲート信号線に接続され、
    前記スイッチング用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極の一方は前記映像信号が流れるソース信号線に接続され、他方は前記駆動用トランジスタのゲート電極に接続され、
    前記駆動用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極の一方は電源線に接続され、他方は前記発光素子の前記画素電極に接続され、
    前記交流用トランジスタのゲート電極は前記電源線に接続され、
    前記交流用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極の一方は前記画素電極に接続され、他方は電流引き込み線に接続され、
    前記駆動用トランジスタと前記交流用トランジスタの極性が同じであり、
    前記駆動用トランジスタは飽和領域で動作し、
    前記交流用トランジスタは線形領域で動作することを特徴とする表示装置。
  4. 発光素子と、
    前記発光素子に流れる順方向の電流値を制御する駆動用トランジスタと、
    映像信号の入力を制御するスイッチング用トランジスタと、
    前記発光素子に逆方向に流れる電流を制御する交流用トランジスタとを画素に有し、
    前記発光素子は画素電極と対向電極を有し、
    前記スイッチング用トランジスタのゲート電極はゲート信号線に接続され、
    前記スイッチング用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極の一方は前記映像信号が流れるソース信号線に接続され、他方は前記駆動用トランジスタのゲート電極に接続され、
    前記駆動用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極の一方は電源線に接続され、他方は前記発光素子の前記画素電極に接続され、
    前記交流用トランジスタのゲート電極は前記電源線に接続され、
    前記交流用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極の一方は前記画素電極に接続され、他方は前記電源線に接続され、
    前記駆動用トランジスタと前記交流用トランジスタの極性が同じであり、
    前記駆動用トランジスタは飽和領域で動作し、
    前記交流用トランジスタは線形領域で動作することを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、
    前記発光素子に順方向に電圧を印加する際に前記発光素子に流れる電流は、前記駆動用トランジスタのソース電極・ドレイン電極間を流れ、
    前記発光素子に逆方向に電圧を印加する際に前記発光素子に流れる電流は、前記交流用トランジスタのソース電極・ドレイン電極間を流れることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項3乃至請求項5のいずれか一項において、
    前記電源線の電位を固定電位とし、前記対向電極の電位を前記発光素子に流す電流の向きに応じて変化させることを特徴とした表示装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項において、
    前記駆動用トランジスタはそのチャネル幅に対するチャネル長の比が5以上であることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項において、
    前記交流用トランジスタはそのチャネル長がチャネル幅と同じかそれより短いことを特徴とする表示装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項において、
    前記表示装置を用いた電子機器。
  10. 発光素子と、
    スイッチング用トランジスタと、
    前記発光素子に順方向の電流を供給するための第1の経路と、
    前記発光素子に逆方向の電流を供給するための第2の経路とを有し、
    前記第1の経路に駆動用トランジスタを有し、
    前記第2の経路に交流用トランジスタを有し、
    前記駆動用トランジスタと前記交流用トランジスタとを用い、前記第1の経路と前記第2の経路の切り替えを制御する手段を有し、
    1フレーム期間は複数のサブフレーム期間を含み、
    前記複数のサブフレーム期間に書き込み期間と表示期間を設け、
    前記書き込み期間中に、前記スイッチング用トランジスタ及び前記駆動用トランジスタを用いて前記発光素子の点灯もしくは非点灯を設定し、かつ前記交流用トランジスタを用いて前記発光素子に逆方向に電流を流し、
    前記表示期間中に、前記書き込み期間中に前記発光素子に行なった設定を実行し、
    前記発光素子が発光した期間の和を制御することにより階調表示を行なうことを特徴とした表示装置の駆動方法。
  11. 発光素子と、
    スイッチング用トランジスタと、
    前記発光素子に順方向の電流を供給するための第1の経路と、
    前記発光素子に逆方向の電流を供給するための第2の経路とを有し、
    前記第1の経路に駆動用トランジスタを有し、
    前記第2の経路に交流用トランジスタを有し、
    前記駆動用トランジスタと前記交流用トランジスタとを用い、前記第1の経路と前記第2の経路の切り替えを制御する手段を有し、
    1フレーム期間は複数のサブフレーム期間と複数の逆方向バイアス期間を含み、
    前記複数のサブフレーム期間に書き込み期間と表示期間を設け、
    前記書き込み期間中に、前記スイッチング用トランジスタ及び前記駆動用トランジスタを用いて前記発光素子の点灯もしくは非点灯を設定し、
    前記表示期間中に、前記書き込み期間中に前記発光素子に行なった設定を実行し、
    前記逆方向バイアス期間に前記交流用トランジスタを用いて前記発光素子に逆方向に電流を流し、
    前記発光素子が発光した期間の和を制御することにより階調表示を行なうことを特徴とした表示装置の駆動方法。
  12. 発光素子と、
    スイッチング用トランジスタと、
    前記発光素子に順方向の電流を供給するための第1の経路と、
    前記発光素子に逆方向の電流を供給するための第2の経路とを有し、
    前記第1の経路に駆動用トランジスタを有し、
    前記第2の経路に交流用トランジスタを有し、
    前記駆動用トランジスタと前記交流用トランジスタとを用い、前記第1の経路と前記第2の経路の切り替えを制御する手段を有し、
    1フレーム期間は複数のサブフレーム期間と単数の逆方向バイアス期間を含み、
    前記複数のサブフレーム期間に書き込み期間と表示期間を設け、
    前記書き込み期間中に、前記スイッチング用トランジスタ及び前記駆動用トランジスタを用いて前記発光素子の点灯もしくは非点灯を設定し、
    前記表示期間中に、前記書き込み期間中に前記発光素子に行なった設定を実行し、
    前記逆方向バイアス期間に前記交流用トランジスタを用いて前記発光素子に逆方向に電流を流し、
    前記発光素子が発光した期間の和を制御することにより階調表示を行なうことを特徴とした表示装置の駆動方法。
  13. 発光素子と、
    スイッチング用トランジスタと、
    前記発光素子に順方向の電流を供給するための第1の経路と、
    前記発光素子に逆方向の電流を供給するための第2の経路とを有し、
    前記第1の経路に駆動用トランジスタを有し、
    前記第2の経路に交流用トランジスタを有し、
    前記駆動用トランジスタと前記交流用トランジスタとを用い、前記第1の経路と前記第2の経路の切り替えを制御する手段を有し、
    1フレーム期間は順方向バイアス期間と逆方向バイアス期間を含み、
    前記順方向バイアス期間中に、前記スイッチング用トランジスタ及び前記駆動用トランジスタを用いて、前記発光素子に順方向に電流を流し、かつ前記発光素子を前記発光素子に流れる電流値に応じた輝度で発光させ、
    前記逆方向バイアス期間に、前記発光素子に前記交流用トランジスタを用いて逆方向に電流を流すことを特徴とした表示装置の駆動方法。
  14. 請求項10乃至請求項13のいずれか1項において、
    前記発光素子は画素電極と対向電極を有し、
    前記スイッチング用トランジスタのゲート電極はゲート信号線に接続され、
    前記スイッチング用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極の一方は映像信号が流れるソース信号線に接続され、他方は前記駆動用トランジスタのゲート電極に接続され、
    前記駆動用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極の一方は電源線に接続され、他方は前記発光素子の前記画素電極に接続され、
    前記交流用トランジスタのゲート電極は前記電源線に接続され、
    前記交流用トランジスタのソース電極もしくはドレイン電極の一方は前記画素電極に接続され、他方は前記電源線に接続され、
    前記電源線の電位を固定電位とし、前記対向電極の電位を前記発光素子に流す電流の向きに応じて変化させることを特徴とした表示装置の駆動方法。
  15. 請求項10乃至請求項14のいずれか1項において、
    前記表示装置の駆動方法を用いた電子機器。

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