JP2005201866A - 発電機能を備える巻尺 - Google Patents
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Abstract
回転ドラムの回転を利用し、測定作業の際に使用される外部機器に電力を供給できるようにした発電機能を備えた巻尺を提供することを目的とする。
【解決手段】
ケース1内に立設する軸7に、テープ11を周囲に巻回する回転ドラム8を軸支し、この回転ドラム8にテープ11を巻き込み方向に付勢するコイルバネ10を備えた巻尺に、少なくともマグネット9とコイル10からなる発電装置を設けて、その発電装置のマグネット9またはコイル10の一方を回転ドラム8の回転と共に回転させ、その回転によってコイル10に電力を発生させて、その電力を外部に供給するための端子15をケース1に設ける。
【選択図】 図1
Description
通常、テープはケース内に収納されているため、測定に際しては、ケースのテープ出入口に係止するテープ先端に設けられている係止片を指で引き、それに続いて引き出されたテープを適当に引き出して所望の測定が行われる。
すなわち、巻尺を使用しての測定は、ケース内からテープを引き出す際またテープをケース内に巻き取る際には回転ドラムが回転している。
ケースとは、普通左右の半ケースが合わされてなる測定用のテープを収容する部材であり巻尺の本体でもある。そのケースは、樹脂素材あるいは金属素材から形成されており、ケース内の側壁に軸が立設され、その軸に目盛りが印刷された測定用のテープを周囲に巻回した回転ドラムが軸支されている。
また、ケースを、少なくとも前壁と後壁と底壁の部分を有する周回形状の周回壁と、周回壁の幅方向の左側に係合する左側壁と、周回壁の幅方向の右側に係合する右側壁から構成してもよい。テープで出入口は周回壁に設けたり、周回壁と左側壁および/または右側壁にかけて設けてもよい。
また、回転ドラムの内部にはスペースが設けられており、そこに、テープを巻き取るためのコイル状のバネが収容されている。そのバネの一端は回転ドラムと係着されると共にテープに連結され、また、他端はケース内に立設された軸に係着されている。このコイル状のバネは、テープの引き出しによってバネが軸に巻き付けられていくことによってテープを巻き取るための力が蓄えられ、その引き出したテープを離すと、軸に巻き付けられたバネの復元によって回転ドラムが逆に回転してテープを巻き取る。そして、JISによればこのような自動巻取式の巻尺をコンベックスルールと呼んでいる。
そして、テープを引き出すことによってバネは軸に巻き付けられていき、それによって巻取力が蓄積される。また、テープを巻き取る際はその巻き付けられたバネが復帰すなわち軸を中心に遠心方向に広がることによって回転ドラムを回転させ、その巻胴にテープを積層状に巻き付けていく。テープは、鉄やステンレス等の鋼材また繊維等から形成されている。また、コイル状のバネは、鉄やステンレス等の鋼材から形成されている。
そして、テープ出入口には係止片の衝突エネルギーを緩和(吸収作用も含む)する衝撃緩衝部材が設けられているのが普通である。
また、引き出したテープを任意の位置で停止(固定)させるロック機構やテープの巻き込み速度を制御するブレーキ機構が設けられているものもある。
また、前壁と後壁と底壁の同一側を結ぶ壁がケースの側壁である。さらに、ケースによっては前壁の上方部と後壁の上方部を結ぶ略水平の天壁を有するケースもある。その場合、前壁と天壁と後壁と底壁が連続した部位が周回壁である。
または、回転ドラムの回転を利用せず、ケース内に組み込んだ手動の回転体にマグネットまたはコイルのどちらか一方を回転体の回転と共に動かすことによって行ってもよい。
マグネットの配置は、偏平形状のマグネットの外向面をケースの側壁方向に向けて回転ドラムの側壁に設ければよい。勿論、マグネットは、回転ドラムの側壁と面一にまたは突出させてもよい。また、回転ドラムの両側面に設けてもよい。
コイルの形態も特に限定するものではないが、偏平形状のものが配置性に優れる。そして、コイルは一つだけでもよいが複数設けてもよい。また、一つのコイルのループを複数形成してもよいが、この形態はコイルを複数設けてその各コイルを連続して接続した形態と同じとなる。そして、コイルまたループを回転ドラムの回転方向に連設するのがよい。
コイルの形態も特に限定するものではないが、偏平形状のものが配置性に優れる。そして、コイルは一つだけでもよいが複数設けてもよい。また、一つのコイルのループを複数形成してもよいが、この形態はコイルを複数設けてその各コイルを連続して接続した形態と同じとなる。そして、コイルまたループを周回壁の回転ドラムが回転する方向に連設するのがよい。
そのマグネットを回転させる場合、例えば、ケースの外部から回転可能なプレート体に複数設け、且つプレートの回転方向に連接して設けるのがよい。また、そのコイルは、ケースに直接に設けてもよいが、適当な部材を介在してケースに間接的に設けてもよい。
そして、マグネットの配置形態は、上述する回転ドラムに設けた状態と同様にプレート体に配置すればよく、またコイルの配置形態も上述する状態と同様に配置すればよい。
コイルに発生した電力を外部に供給するための構造や供給用の接続部材等も特に限定するものではなく、具体的には、ケースの適当な部位に端子部材やコネクター部材等を配置すればよい。また、端子やコネクターには、使用しない時の塵埃の進入やショートを防止するために適当なキャップ等の保護部材を設けるのが望ましい。
そして、ケースにコイルに発生した電力によって駆動する任意の機器を設けてもよく、例えば、テープや周囲を照明するための発光体や測定値を記憶するための記憶装置そして計算機等である。また、コイルに発生した電力を蓄えるための任意の蓄電手段を設けてもよい。
図11は、記憶装置を設けた巻尺の一例を示す図であり、19はディスプレイ、20はテンキーである。
図12は、計算機を設けた巻尺の一例を示す図であり、19はディスプレイ、20はテンキーである。
Claims (20)
- ケース内に、テープを周囲に巻回する回転ドラムを回転可能に内装し、この回転ドラムにテープを巻き込み方向に付勢する付勢手段を備えた巻尺において、ケースに、少なくともマグネットとコイルからなる発電装置が設けられ、その発電装置のマグネットまたはコイルの一方が回転ドラムの回転と共に回転し、その回転によってコイルに発生した電力を外部に供給できるようになっていることを特徴とする発電機能を備える巻尺
- マグネットが回転ドラムに設けられ、また、コイルがケースに設けられていることを特徴とする請求項1の発電機能を備える巻尺
- マグネットが回転ドラムの側面に複数設けられ、且つその回転ドラムの回転方向に連設されていることを特徴とする請求項2の発電機能を備える巻尺
- マグネットが回転ドラムの側面の端部または端部近傍に設けられていることを特徴とする請求項3の発電機能を備える巻尺
- マグネットが回転ドラムの両側面に設けられていることを特徴とする請求項3の発電機能を備える巻尺
- コイルがケースの側面に複数設けられ、且つそのコイルは回転ドラムが回転する方向に連設されていることを特徴とする請求項2の発電機能を備える巻尺
- コイルがケースの両側面に設けられていることを特徴とする請求項6の発電機能を備える巻尺
- コイルがケースの少なくとも前壁と後壁と底壁の部分を有する周回形状の周回壁に設けられていることを特徴とする請求項2の発電機能を備える巻尺
- コイルが複数設けられ、且つそのコイルは回転ドラムが回転する方向に連設されていることを特徴とする請求項8の発電機能を備える巻尺
- ケース内に立設する軸に、テープを周囲に巻回する回転ドラムを回転可能に内装し、この回転ドラムにテープを巻き込み方向に付勢する付勢手段を備えた巻尺において、ケースに、少なくともマグネットとコイルからなる発電装置が設けられ、その発電装置のマグネットまたはコイルの一方が手動により回転し、その回転によってコイルに発生した電力を外部に供給できるようになっていることを特徴とする発電機能を備える巻尺
- ケースが、少なくとも前壁と後壁と底壁の部分を有する周回形状の周回壁と、周回壁の幅方向の左側に係合する左側壁と、周回壁の幅方向の右側に係合する右側壁から構成され、且つコイルがその周回壁に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項10の発電機能を備える巻尺
- マグネットおよび/またはコイルが、それらが設置される部材に埋設されていることを特徴とする請求項1または請求項10の発電機能を備える巻尺
- コイルが偏平のループ状になっていることを特徴とする請求項1または請求項10の発電機能を備える巻尺
- コイルがフィルムに形成されていることを特徴とする請求項13の発電機能を備える巻尺
- ケースに、コイルに発生した電力によって駆動する任意の機器が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項10の発電機能を備える巻尺
- ケースに、コイルに発生した電力によって発光する発光体が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項10の発電機能を備える巻尺
- ケースに、コイルに発生した電力によって動作する記憶装置が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項10の発電機能を備える巻尺
- ケースに、コイルに発生した電力によって動作する計算機が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項10の発電機能を備える巻尺
- コイルに発生した電力を蓄えるための蓄電手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項10の発電機能を備える巻尺
- マグネットが希土類の素材から形成されていることを特徴とする請求項1または請求項10の発電機能を備える巻尺
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KR101672375B1 (ko) * | 2015-10-06 | 2016-11-03 | 인하대학교 산학협력단 | 압력측정 겸용 줄자 |
CN112152503A (zh) * | 2020-09-10 | 2020-12-29 | 西南大学 | 一种基于香蕉粉末的摩擦纳米发电机及发电方法和应用 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS54158259A (en) * | 1978-06-05 | 1979-12-13 | Tajima Industry Co Ltd | Electricallyywound long tape measure |
JP2003329401A (ja) * | 2002-05-16 | 2003-11-19 | Sansho Kogyo:Kk | 計算器付き巻尺 |
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2004
- 2004-01-19 JP JP2004010860A patent/JP4630554B2/ja not_active Expired - Fee Related
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