JP2005201711A - トルク検出装置 - Google Patents

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JP2005201711A
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Masaharu Ushihara
正晴 牛原
Koji Oike
幸司 御池
Kiyotaka Uehira
清孝 植平
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】軸もしくはステアリングシャフトにかかるトルク検出装置に関するものであり、トルク検出精度を高めることを目的とするものである。
【解決手段】第1の主歯車10aには第1の検出歯車11aが、第2の主歯車10bには第2の検出歯車11bがそれぞれ係合しており、この第1の検出歯車11aと第2の検出歯車11bとの間にトーションバー12を設けた構成にすることにより、トルクの検出にあたっては歯車の加工誤差や取り付けに起因する誤差が入り込まないので、センサの検出精度を高めることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は軸もしくはステアリングシャフトにかかるトルクを検出するトルク検出装置に関するものである。
従来、この種のトルク検出装置は図5に示されるような構成を有していた。図5において、軸110の中間部分にトルクを測定するためのトーションバー120が形成されている。軸110には歯車102が設けられている。この歯車102には歯車103が係合している。取り付け部121からスリーブ122が歯車102の方向に向かって延びており、その端部には歯車123が設けられており、この歯車123は歯車102と同じ歯数nを有している。さらに歯車123には歯車124を係合させ、この歯車124は歯車103と同じ歯数mを有している。そして歯車103と歯車124の近傍には、図示していないマグネットとこれに対応する磁気センサを備えている。
トーションバー120にトルクが作用すると、歯車102と歯車123とが互いに相対的に回動することにより、歯車103の回転角度に対して同じ歯数の歯車124の回転角度に差が生じる。この歯車103と歯車124の回転角度の差から角度変化を求めることにより、作用するトルクを検出することができる。
この角度変化量としては運転者がハンドルを操舵する際にハンドルとタイヤとの関係に違和感が生じないように、左回転、右回転それぞれ3度程度に設定されている。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
国際公開第00/08434号パンフレット
しかしながら、上記従来の構成では軸110の一部に設けたトーションバー120にトルクが発生しその捻れ角を検出していたが、捻れ角が小さいため検出精度が悪いという問題点を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、検出精度の高いトルク検出装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有する。
本発明の請求項1に記載の発明は、操舵軸を第1の操舵軸と第2の操舵軸に分割してこの第1の操舵軸と第2の操舵軸との間にはリミッター部を配置し、前記第1の操舵軸および第2の操舵軸には歯数mの第1の主歯車および第2の主歯車をそれぞれ配置し、前記第1の主歯車に係合する歯数nの第1の検出歯車と、前記第2の主歯車に係合する歯数nの第2の検出歯車とを配置し、これら第1の検出歯車と第2の検出歯車との間にはトーションバーを配置し、前記第1の検出歯車と第2の検出歯車にそれぞれ対向して第1の回転角度検出部と第2の回転角度検出部とを設ける構成とすることにより、機械的誤差によるトルク検出誤差が少なく、トルクの検出が精度良くできるという作用効果が得られる。
本発明の請求項2に記載の発明は、第1および第2の回転角度検出部を、第1の検出歯車の回転中心に設けた第1の磁石とそれに対向して設けた第1の磁気検出素子と、第2の検出歯車の回転中心に設けた第2の磁石とそれに対向して設けた第2の磁気検出素子からなる構成とすることにより、回転角度検出部を簡単に構成でき、しかもトルクの検出が精度良くできるという作用効果が得られる。
本発明の請求項3に記載の発明は、第1の主歯車および第2の主歯車の歯数mを第1の検出歯車および第2の検出歯車の歯数nよりも大きくすることにより、検出歯車の回転角度が大きくとれるので更にトルクの検出精度が良くなるという作用効果が得られる。
本発明のトルク検出装置は、機械的誤差によるトルク検出誤差が少なく、トルクを精度良く検出することができるという効果を奏するものである。
図1は車両の操舵系の一部を示す斜視図である。この図1に示すようにハンドル2に連結した車の操舵軸としてのステアリングシャフト1にトルク検出装置8を配置し、ステアリングシャフト1の先端に設けたピニオン3と、連結ロッド5に設けたラック4とを連結している。この連結ロッド5と車軸7の左右にタイヤ6を設けている。
そして、操縦者がハンドル2を操舵することによって発生した操舵力は、ステアリングシャフト1に取り付けられたトルク検出装置8で検出され、さらにピニオン3からラック4を介してタイヤ6へ伝達される。
図2(a)、図2(b)は本発明のトルク検出装置8の詳細を示す上面図および正面図である。図2(b)において操舵軸は長手方向に2分割されており、ハンドル側の第1の操舵軸9aとタイヤ側の第2の操舵軸9bとに分かれている。
第1の操舵軸9aには第1の主歯車10aが、第2の操舵軸9bには第2の主歯車10bがそれぞれ同軸上に設けられている。第1の主歯車10aには第1の検出歯車11aが、第2の主歯車10bには第2の検出歯車11bがそれぞれ係合している。第1の検出歯車11aと第2の検出歯車11bはトーションバー12の両端にそれぞれ配置されている。トーションバー12の軸は操舵軸9a、9bに平行に配置されている。第1の主歯車10aと第2の主歯車10bの歯数はm、第1の検出歯車11aと第2の検出歯車11bの歯数はnに設定している。mとnの比は2〜5:1に設定してある。
第1の検出歯車11aの回転中心と第2の検出歯車11bの回転中心には第1の磁石13aと第2の磁石13bとが設けられている。第1の磁石13aに対向した位置には磁気検出素子15aが回路基板14a上に設けられており、また第2の磁石13bに対向した位置には磁気検出素子15bが回路基板14b上に設けられている。この第1の磁石13aと磁気検出素子15aとで第1の回転角度検出部を、第2の磁石13bと磁気検出素子15bとで第2の回転角度検出部を構成している。
第1の操舵軸9aと第2の操舵軸9bは、軸受け16a、16bによりそれぞれ滑らかに回動するように保持されている。第1の検出歯車11aと第2の検出歯車11bとトーションバー12は、軸受け17a、17bにより滑らかに回動するように保持されている。そしてそれぞれの軸受け16a、16b、17a、17bは筐体(図示せず)にそれぞれ保持されている。第1の操舵軸9aと第2の操舵軸9bの結合部にはリミッター部18を有している。
図3は図2(b)のリミッター部18のA−B断面図である。19はリミッター部18の第1の操舵軸9aの端部に設けられた溝部である。20はリミッター部18の第2の操舵軸9bの端部に設けられた凸部である。溝部19の幅に対して凸部20の幅は狭く設定してあり、隙間tを有して結合されている。
図4は第1の回転角度検出部の磁石からの磁力線の様子を示す断面図であり、第1の磁石13aから出て第1の検出歯車11aを介して第1の磁気検出素子15aを通る磁力線21の経路を示す。第2の磁石13bの磁力線についても同様である。
次に、このトルク検出装置8の動作について説明する。
図2(b)において、ハンドル2を回すと第1の操舵軸9aが回り、その回転は第1の主歯車10aから第1の検出歯車11aに伝わり、更にトーションバー12を介して第2の検出歯車11bに伝達され、更に第2の主歯車10bへと伝わり第2の操舵軸9bを回動させる。
この間、第1の磁石13aから発せられる磁力線21は、第1の磁気検出素子15a内で方向を変えながら回動する。第1の磁気検出素子15aはこの磁力線21の方向を検出する。同様に第2の磁気検出素子15bは第2の磁石13bの磁力線21の方向を検出する。そして、第2の操舵軸9bに負荷トルクが生じるとトーションバー12には負荷トルクに応じた捻りが発生し、その結果第1の磁気検出素子15aと第2の磁気検出素子15bの出力には相対的な差を生じ、この差の大きさによってトーションバー12にかかっている負荷トルクの大きさを回路基板14a上の計算回路(図示せず)により算定することができる。
所定の大きさを超える負荷トルクがかかるリミッター部18の隙間tは0となり、第1の操舵軸9aと第2の操舵軸9bとはトルク的には直結状態となり、所定の大きさを超える負荷トルクは全て第1の操舵軸9aから第2の操舵軸9bへと直接伝わる。これによりトーションバー12に過大なトルクがかかって破壊してしまうようなことは防止される。なお、隙間tは操舵の感触に違和感がないように左右ともに第1の操舵軸9aと第2の操舵軸9bの間で右回り左回りともに3度ずつ程度の捻り角度に相当するように設定してある。
また、主歯車10a、10bと検出歯車11a、11bとの歯数の比を2〜5:1程度にしていることによって、操舵軸の捻れ角度は検出歯車11a、11bでは2〜5倍に拡大されており、それだけ磁気検出素子15a、15bでの測定上の精度が上がることになる。
このトルク検出装置8で検出された信号は操舵アシスト機構(図示せず)により倍力されて第2の操舵軸9bに加えられることになり、運転者は軽い操舵力で車のハンドル操作ができることになる。
次に本発明のトルク検出装置8の有効性について述べる。
本発明のトルク検出装置8の有利な点は、従来例のように操舵軸と同軸にトーションバーが設けられている方式のものと比較して、機械的誤差によるトルク検出誤差が少なくトルクの検出精度が優れている点にある。
負荷トルクの操舵軸での左右3度の小さい捻れの範囲内で検出する必要があるが、従来例のものでは検出歯車への歯車伝達の過程で歯車の加工誤差や取り付け誤差に起因する誤差の影響が10パーセント程度もあり、その誤差が倍加されて第2の操舵軸に加えられるため、ハンドルを回す際にがたがたとした違和感を生じ微妙な角度のハンドル捌きが困難となるのに対して、本発明のトルク検出装置8においてはトーションバー12で生じた捻れが第1の磁気検出素子15aと第2の磁気検出素子15bとで直接に検出することができるため、回転角度差から求めるトルクが一義的に決まり、トルク値と信号値とが正確に対応して歯車の伝達による誤差の影響が入り込まないことになる。このようにして精度の良い負荷トルクの検出が可能となるものである。
本発明にかかるトルク検出装置は、第1の主歯車には第1の検出歯車が、第2の主歯車には第2の検出歯車がそれぞれ係合しており、この第1の検出歯車と第2の検出歯車との間にトーションバーを設けた構成にすることにより、トルクの検出にあたっては歯車の加工誤差や取り付けに起因する誤差が入り込まないので、センサの検出精度を高めることができるという効果を有し、車載用の電動パワーステアリング装置などに有用である。
本発明のトルク検出装置を取り付けた車両の操舵系の斜視図 (a)同トルク検出装置の上面図、(b)同トルク検出装置の正面図 同トルク検出装置のリミッター部の断面図 同トルク検出装置の回転角度検出部の磁石からの磁力線の様子を示す断面図 従来のトルク検出装置の構成図
符号の説明
1 ステアリングシャフト
2 ハンドル
3 ピニオン
4 ラック
5 連結ロッド
6 タイヤ
7 車軸
8 トルク検出装置
9a 第1の操舵軸
9b 第2の操舵軸
10a 第1の主歯車
10b 第2の主歯車
11a 第1の検出歯車
11b 第2の検出歯車
12 トーションバー
13a 第1の磁石
13b 第2の磁石
14a、14b 回路基板
15a 第1の磁気検出素子
15b 第2の磁気検出素子
16a、16b、17a、17b 軸受け
18 リミッター部
19 溝部
20 凸部
21 磁力線

Claims (3)

  1. 操舵軸を第1の操舵軸と第2の操舵軸に分割してこの第1の操舵軸と第2の操舵軸との間にはリミッター部を配置し、前記第1の操舵軸および第2の操舵軸には歯数mの第1の主歯車および第2の主歯車をそれぞれ配置し、前記第1の主歯車に係合する歯数nの第1の検出歯車と、前記第2の主歯車に係合する歯数nの第2の検出歯車とを配置し、これら第1の検出歯車と第2の検出歯車との間にはトーションバーを配置し、前記第1の検出歯車と第2の検出歯車にそれぞれ対向して第1の回転角度検出部と第2の回転角度検出部とを設ける構成としたトルク検出装置。
  2. 第1および第2の回転角度検出部を、第1の検出歯車の回転中心に設けた第1の磁石とそれに対向して設けた第1の磁気検出素子と、第2の検出歯車の回転中心に設けた第2の磁石とそれに対向して設けた第2の磁気検出素子とからなる構成とした請求項1に記載のトルク検出装置。
  3. 第1の主歯車および第2の主歯車の歯数mを第1の検出歯車および第2の検出歯車の歯数nよりも大きくした請求項1に記載のトルク検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007238055A (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Tokai Rika Co Ltd レバー装置

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