JP2005199530A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造で、ワイパブレードと吸引キャップが干渉することを防止できるインクジェット記録装置を実現する。
【解決手段】 操作パネル又は図示外の外部のコンピュータからパージ動作の命令が入力されると、フォトカプラ281が遮光部材280に遮られずに、ON状態の信号となっているか否かを判断する。フォトカプラ281がON状態の信号の場合、モータ駆動回路により吸引キャップ駆動モータ240を駆動して、吸引キャップ23を上昇させる。また、フォトカプラ281がOFF状態の信号の場合、吸引キャップ駆動モータ240を駆動せず、吸引キャップ23を上昇させない。
【選択図】 図12

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関し、詳細には、インクジェット記録ヘッドのノズル面に付着したインクを拭き取るワイパブレードの保守手段を備えたインクジェット記録装置に関する。
従来、被記録媒体にインクジェット記録ヘッドのノズルからインクを噴射して記録を行うインクジェット記録装置では、インクジェット記録ヘッドのノズル面に不要なインクが付着すると、インクの噴射に悪影響を与えるため、ワイパブレードを用いてインクジェット記録ヘッドのノズル面に付着したインクを拭き取ることが行われている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
また、これらのインクジェット記録装置では、インクジェット記録ヘッドに吸引キャップを当接して、図示外のポンプによりインクを吸引してインクジェット記録ヘッドを回復させるパージ機構も備えている。
特開2000−153622号公報 特開2000−280484号公報
しかしながら、ワイパブレードの移動機構とパージ機構は、別々に駆動されるために、ワイパブレードの位置と、吸引キャップの位置の検出に誤差が生じると、ワイパブレードと吸引キャップが干渉し、これらの機構を破損するという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、簡単な構造で、ワイパブレードと吸引キャップが干渉することを防止できるインクジェット記録装置を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のインクジェット記録装置は、被記録媒体にインクを噴射して記録を行うインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッドの噴射の回復を行う噴射回復機構とを備えたインクジェット記録装置であって、前記噴射回復機構は、前記インクジェット記録ヘッドのノズル面に当接して当該ノズル面からインクを吸引する吸引手段と、当該吸引手段を前記ノズル面に対して、接近離反移動させる吸引手段駆動手段と、前記インクジェット記録ヘッドのノズル面に付着したインクを拭き取るワイパブレードと、当該ワイパブレードを前記吸引手段の接近離反移動経路と略直交する方向に往復移動させるワイパ駆動手段と、当該ワイパブレードの位置を検出するワイパ位置検出スイッチと、前記ワイパブレードの位置と連動して前記ワイパ位置検出スイッチをON/OFFさせる作用部材とを備え、前記作用部材は、前記吸引手段が前記インクジェット記録ヘッドのノズル面に近接したときに前記ワイパブレードと干渉する範囲では、前記ワイパ位置検出スイッチをON又はOFFし、それ以外の範囲では、前記ワイパ位置検出スイッチを反転させる形状に形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明のインクジェット記録装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記ワイパ位置検出スイッチが前記吸引手段と前記ワイパブレードとが干渉する範囲である信号を出力している場合には、前記吸引手段を前記ノズル面に対して接近させないように前記吸引手段駆動手段を制御する制御手段を備えている。
また、請求項3に係る発明のインクジェット記録装置は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記吸引手段の位置を検出する吸引手段位置検出手段を備えている。
また、請求項4に係る発明のインクジェット記録装置は、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記吸引手段位置検出手段は、前記吸引手段の上死点及び下死点を検出することを特徴とする。
請求項1に係る発明のインクジェット記録装置では、作用部材は、吸引手段がインクジェット記録ヘッドのノズル面に近接したときにワイパブレードと干渉する範囲では、ワイパ位置検出スイッチをON又はOFFし、それ以外の範囲では、ワイパ位置検出スイッチを反転させる形状に形成されているので、吸引手段とワイパブレードとの干渉を確実に防止できる。
また、請求項2に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項1に係る発明の効果に加え、ワイパ位置検出スイッチが吸引手段とワイパブレードとが干渉する範囲である信号を出力している場合には、制御手段が吸引手段をノズル面に対して接近させないように吸引手段駆動手段を制御するので、吸引手段とワイパブレードとが干渉することを確実に防止できる。
また、請求項3に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項1又は2に係る発明の効果に加え、吸引手段位置検出手段により吸引手段の位置を検出することができる。
また、請求項4に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項3に係る発明の効果に加え、吸引手段位置検出手段は、吸引手段の上死点及び下死点を検出することができる。
以下、本発明を具体化したインクジェット記録装置の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、インクジェット記録装置の一例であるインクジェットプリンタ1の全体の構成について説明する。図1は、第1の実施の形態のインクジェットプリンタ1の斜視図である。本実施の形態では、インクジェットプリンタ1は、入力された画像情報等に基づいてTシャツ等の布帛への印刷を行うための業務用インクジェットプリンタである。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、略直方体形状の筐体フレーム2を有している。この筐体フレーム2は、角柱状に成形されたアルミフレームから成る前フレーム2A、後フレーム2B、左フレーム2C及び右フレーム2Dから構成され、平面視略ロ字状に形成されている。以下、「筐体フレーム2の左フレーム2C及び右フレーム2Dと平行な方向を筐体フレーム2の前後方向」と言い、「筐体フレーム2の前フレーム2A及び後フレーム2Bと平行な方向を筐体フレーム2の左右方向」と言う。
次に、インクジェットプリンタ1のプラテン駆動機構6について説明する。プラテン駆動機構6は、後述するプラテン5を筐体フレーム2の前後方向に往復移動可能とするものである。詳細には、筐体フレーム2の前フレーム2Aと後フレーム2Bとの各中央部に筐体フレーム2の前後方向と平行に二本のレール3A,3Bが架設されており、この二本のレール3A,3Bは、筐体フレーム2の垂直方向に立ち上げられた図示外の基部上にそれぞれ支持されており、その上部に、レール3A,3Bに沿って筐体フレーム2の前後方向に移動可能な平板状のプラテン支持台(図示外)が設けられている。そして、プラテン支持台の略中央に垂直に立ち上げられた支柱の上端には、取り換え可能なプラテン5が固定されている。
このプラテン5は、平面視、筐体フレーム2の前後方向を長手方向とする略長方形状の板体であり、その上面に、例えばTシャツなどの布帛からなる被記録媒体を水平に載置するためのものである。プラテン5の上面には、印刷面を緊張状態にして載置されるTシャツ等の載置位置が印刷中にずれたりしないようにするため、滑り止め部材(図示外)が設けられている。また、プラテン5とプラテン支持台との間の略中間の位置にて支柱に固定されたトレー4は、プラテン5の上面と略平行な底面を有し、平面視、その外周がプラテン5より一回り大きめに構成されたトレーである。このトレー4は、利用者がTシャツ等をプラテン5に載置する際に、シャツの袖等を受け筐体フレーム2の底面には落ちないように保護するためのものである。
また、プラテン支持台を移動させるためにレール3A,3Bが設けられたプラテン駆動機構6の後端部にはプラテン駆動モータ7が設けられ、このプラテン駆動モータ7の駆動によって、プラテン支持台がレール3A,3Bに沿って筐体フレーム2の前後方向に移動する。すなわち、プラテン駆動モータ7の駆動軸と、レール3A,3Bの前端部(筐体フレーム2の前面側にあたるレール3A,3Bの端部)付近に設けられたプーリーとの間に駆動ベルトが架け渡されており、その駆動ベルトに固定されたプラテン支持台が、プラテン駆動モータ7の駆動によってレール3A,3Bに沿って筐体フレーム2の前後方向に往復移動されるようになっている。なお、レール3A,3Bの前端部が、印刷開始前のプラテン5の待機位置(デフォルト位置)である。
なお、図示しないが、レール3A,3Bの前端部近傍には、印刷実行時に筐体フレーム2の背面から前面方向へ移動されるプラテン5が移動方向の終点にあることを検出するためのフォトセンサが設けられている。また、レール3A,3Bの後端部近傍には、プラテン5が、印刷実行時における移動方向の始点にあることを検出するためのフォトセンサと、読み取り時における始点にあることを検出するためのフォトセンサとが設けられている。これらのフォトセンサは発光部と受光部とを備え、発光部から出射された光を受光部で受光したか否かに基づき被検出体の検出をおこなう。そして、プラテン支持台の下面には、これらのフォトセンサの発光部と受光部との間を遮ってフォトセンサによるプラテン5の位置の検出を行うための遮蔽板が突設されている。プラテン駆動モータ7はステッピングモータであり、これらフォトセンサの発光部と受光部との間に、図示しない遮蔽板が位置することによって検出されるプラテン5の始点や終点の位置を基準とし、プラテン駆動モータ7の駆動制御に基づくプラテン5の位置検出が行われるように構成されている。これにより、印刷開始時には、レール3A,3Bの前端部がデフォルト位置に待機するプラテン5は、レール3A,3Bの後端部まで搬送される。その後の印刷実行時には、このレール3A,3Bの後端部を始点としてレール3A,3Bの前端部へ向けて移動制御される。
また、筐体フレーム2の後フレーム2B側のプラテン5のプラテン駆動機構6の上方には、後フレーム2Bと平行にインクジェット記録ヘッド21を搭載したキャリッジ22の移動を案内するためのガイドレール9が架設されている。このガイドレール9の左端部近傍にキャリッジモータ24が設けられ、ガイドレール9の右端部近傍にはプーリー25設けられている。このキャリッジモータ24とプーリー25との間には、ガイドレール9よりも下方の位置にて筐体フレーム2の左右方向に渡ってキャリッジベルト26が架設されている。このキャリッジベルト26はキャリッジ22の背面に固定されており、キャリッジモータ24の駆動によって、同じく背面に設けられた摺動部(図示外)が摺動するガイドレール9に沿って、キャリッジ22が筐体フレーム2の左右方向に往復移動される。尚、このキャリッジモータ24はDCモータであり、ガイドレール9に設けられたリニアエンコーダ(図示外)からの出力に基づき、キャリッジ22の位置検出が行われる。
また、ガイドレール9よりも前方の位置にて筐体フレーム2の左右にわたってクリアランスセンサ機構8が設けられている。クリアランスセンサ機構8は、印刷開始時にプラテン5がレール3A,3Bに沿ってレール3A,3Bの前端部から後端部へ移動する際に、プラテン5に載置された被記録媒体の皺やゴミなどの障害物を検出する。
キャリッジ22は、その底面に圧電式の4つのインクジェット記録ヘッド21を搭載している。4つのインクジェット記録ヘッド21は、例えばシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のカラーインクのそれぞれに対応して設けられており、各インクを噴射するための、例えば128個のチャンネル(図示外)をそれぞれ備えている。そして、各チャンネルには、各々個別に駆動される圧電アクチュエータ(図示外)が設けられており、各チャンネルに対応してインクジェット記録ヘッド21の底面に孔設された微細な噴射ノズル(図示外)から下向きに、インクの液滴が噴射されるように制御される。
インクジェットプリンタ1の左側面には、各インクを収容したインクカートリッジを着脱可能に収容するためのインクカートリッジ収容部30がそれぞれ設けられている。そして、各インクカートリッジ収容部30と、各インクジェット記録ヘッド21とはインク供給用チューブ10によってそれぞれ連結され、各インクカートリッジ収容部30に収容されたインクは、各々連結された各インク供給用チューブ10によって、各チャンネルにインクが供給されるようになっている。図1では、CMYK方式(シアン,マゼンタ,イエロー,ブラック)による4種類のインクのインクカートリッジ収容部30が設けられ、各々のインクカートリッジ収容部30のインク供給口にインク供給用チューブ10が装着されている。インク供給用チューブ10は、ポリエチレン等からなる可撓性のチューブであり、インクジェットプリンタ1において、キャリッジ22の移動等に対応して屈曲や捩れが生じるような柔軟性を有する。
図1に示す4本のインク供給用チューブ10A〜10Dは、各インクカートリッジ収容部30からガイド部材40及びチューブ支持部材60を経由して、各色のインクジェット記録ヘッド21に接続されている。ガイド部材40は、筐体フレーム2の左右方向の略中央であって、プラテン5の上方の位置に設けられ、キャリッジ22の背後において4本のインク供給用チューブ10を支持するものである。また、チューブ支持部材60は、キャリッジ22の上端に設けられて4本のインク供給用チューブ10A〜10Dを支持するものである。そして、このチューブ支持部材60を経由して、各インク供給用チューブ10A〜10Dはチューブ支持部材60の手前直下に存在する各色のインクジェット記録ヘッド21に装着されて、インクジェット記録ヘッド21内にインクが供給される。
また、キャリッジ22がガイドレール9の右端に移動した位置には、各インクジェット記録ヘッド21のノズル面に対して密着・離脱が可能な吸引キャップ23(図2参照)を有するパージユニット20が設けられている。パージユニット20には吸引ポンプ(図示外)が設けられており、各吸引キャップ23がインクジェット記録ヘッド21に密着しているときに、吸引キャップ23を介してインクの吸引を行うことが可能となっている。また、印刷が行われないときには吸引キャップ23でインクジェット記録ヘッド21のノズル面が覆われ、インクの乾燥が防止されている。
また、筐体フレーム2の右側手前の位置には、インクジェットプリンタ1の操作を行うための操作パネル28が設けられている。そして、筐体フレーム2の内部には、インクジェットプリンタ1の制御を行うCPU(図示外)等を備えた制御部(図示外)が設けられている。
次に、図2〜図5を参照して、本発明の噴射回復機構であるパージユニット20について説明する。図2はパージユニット20の斜視図であり、図3は、図2におけるA−A’線に於ける矢視方向断面図であり、図4及び図5は、図3のカセット保持体220近傍の拡大断面図である。
図2乃至図5に示すように、パージユニット20の筐体フレームは、所定間隔を開けて平行に設けた金属板から構成されたパージユニットフレーム201,209と、パージユニットフレーム201,209の前端側(図2に於ける左斜め下側)上部に設けられたガイド軸保持板202Aと、パージユニットフレーム201,209の後端側(図2に於け右斜め上側)上部に設けられたガイド軸保持板202Bとから構成されている。そして、ガイド軸保持板202A,202Bには、一対のワイパブレード走行ガイド軸203,204が架設固定されている。
ガイド軸保持板202A,202B間のワイパブレード走行ガイド軸203,204は、摺動部材205A,205Bを貫通しており、摺動部材205A,205Bは、各々金属の板から構成され平面視略長方形のワイパブレード移動基板205に図示外のねじにより固定されている。従って、ワイパブレード移動基板205は、ワイパブレード走行ガイド軸203,204に対して、摺動可能となっている。また、ワイパブレード移動基板205の中央部には、長手方向をワイパブレード走行ガイド軸203,204と平行に穿設された略長方形の開口部が形成され、その一方の長辺には、ラックギア205Gが形成されている。
さらに、ワイパブレード移動基板205の前端側には、一対の支持アーム205C,205Dが延設されている。ワイパブレード移動基板205の上側には、金属板をプレス成形したワイパブレード上下基板206が設けられ、ワイパブレード上下基板206の前端部(図2に於ける左斜め下側)には、ワイパブレード207を保持する一対のワイパブレードアーム206C,206Dが延設されている。また、図9に示すように、ワイパブレードアーム206C,206Dの先端部間には、ワイパブレード保持板207Cが設けられ、当該ワイパブレード保持板207Cにワイパブレード207の基部207B側が固定され、ワイパブレード207の先端部207Aは、自由端となっている。そして、当該ワイパブレードアーム206C,206Dの略中間部が、支持アーム205C,205Dの先端部に軸部205E,205Fにより各々軸支されている。また、ワイパブレード上下基板206の後端部(図2に於ける右斜め上側)には、カムフォロア軸206Eを軸支する、カムフォロア軸保持板206A,206Bがワイパブレード上下基板206の基板面と直交し、且つ、ワイパブレード走行ガイド軸203,204と平行に立設されている。また、パージユニット20の後端部側(図2に示す右上端部側)のワイパブレード走行ガイド軸203近傍には、カム溝208Aが形成されたカム板208がワイパブレード走行ガイド軸203と平行に固定されており、カムフォロア軸206Eの一端部がカム板208のカム溝208Aに係合している。
また、図3に示すように、ワイパブレード移動基板205の下部には、ラックギア205Gに噛合するピニオンギア271が固定されたワイパ駆動モータ270が設けられている。従って、ワイパ駆動モータ270駆動によりワイパブレード移動基板205がパージユニットの20の前後方向(図2に示すワイパブレード走行ガイド軸203,204の長手方向と同方向)に移動可能となっている。そして、ワイパブレード移動基板205がパージユニットの20の前方向に移動すると、ワイパブレード移動基板205の支持アーム205C,205Dによりワイパブレード上下基板206のワイパブレードアーム206C,206Dが軸支されているので、ワイパブレードアーム206C,206Dが延設されているワイパブレード上下基板206がパージユニットの20の前方向に移動する。このときに、カムフォロア軸206Eの一端部は、カム板208カム溝208Aに設けられた下側の溝を摺動する。従って、ワイパブレード移動基板205の支持アーム205C,205Dによりワイパブレード上下基板206のワイパブレードアーム206C,206Dが軸支されているので、ワイパブレードアーム206C,206Dの先端部が持ち上がる。ワイパブレード207が前進(下流方向へ移動)するときは、図3及び図4に示すように上がった状態でクリーニング用カセット230方向へ前進することになる。従って、図4に示すようにインクジェット記録ヘッド21のノズル面260をワイパブレード207の先端部が摺動して、ノズル面260に付着したインクを拭い取り、その後、図5に示すように、後述するクリーニング用カセット230の第1吸収部材231にワイパブレード207が当接して、ワイパブレード207のインクが第1吸収部材231に吸収される。
また、ワイパブレード移動基板205がパージユニットの20の後方向に移動すると、ワイパブレードアーム206C,206Dが延設されているワイパブレード上下基板206がパージユニットの20の後方向(上流方向)に移動する。このときに、カムフォロア軸206Eの一端部は、カム板208カム溝208Aに設けられた上側の溝を摺動する。従って、ワイパブレードアーム206C,206Dの先端部が下がり、ワイパブレード207が下がった状態で後退することになる。
次に、図2を参照して、インクジェット記録ヘッド21と吸引キャップ23について説明する。図2に示すように、インクジェット記録ヘッド21は、キャリッジ22に保持されており、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックに対応して、各色のインクジェット記録ヘッド21A〜21Dが設けられている。そして、キャリッジ22には、各色のインクジェット記録ヘッド21A〜21Dを各々駆動する駆動回路基板27が4個設けられている。また、パージユニット20には、キャリッジ22が噴射回復位置に移動したときに、各色のインクジェット記録ヘッド21A〜21Dに各々対向する位置に、吸引キャップ23A〜23Dが設けられている。この吸引キャップ23A〜23Dは、パージユニットフレーム201,209と平行かつワイパブレード走行ガイド軸203,204と各々直交する方向に延設された一対の金属板を有し、さらに、パージユニット20の全部方向から見た場合に、90度回転した略コ字型に形成された吸引キャップ上下ガイド板210により保持されている。
また、図3に示すように、吸引キャップ上下ガイド板210の側面には、吸引キャップ23の移動方向と同方向に長手方向を形成された長孔210A,210Bが各々形成され、長孔210A,210Bには、パージユニットフレーム201に凸設されたガイド軸201A,201Bが摺動可能に各々係合している。また、パージユニットフレーム209には吸引キャップ駆動モータ240が設けられ、吸引キャップ駆動モータ240の軸には、ギア241が設けられている。また、パージユニットフレーム209には、軸244に軸支された大ギア242が設けられ、当該大ギア242はギア241に噛合している。さらに、大ギア242には、円形の偏心溝カム243が固着され、軸244を軸心として、大ギア242の回転に同期して回転するようになっている。偏心溝カム243の側面には、円形のカム溝243Aが形成され、当該カム溝243Aには、カムフォロア245が摺動し、カムフォロア245が設けられたアーム246は、軸247により軸支され、アーム246の他端部は、軸248により、吸引キャップ上下ガイド板210の側面の長孔210Aと長孔210Bとの間に接続されている。
従って、吸引キャップ駆動モータ240の駆動により偏心溝カム243が回転されて、吸引キャップ上下ガイド板210がアーム246により上下されて、吸引キャップ23が、インクジェット記録ヘッド21のノズル面260に接離可能となっている。
次に、図4、図5、図6、図7、図8及び図9を参照して、本発明のワイパ保守手段に相当するクリーニング用カセット230とカセット保持体220の構造について説明する。図6は、セット保持体220の斜視図であり、図7は、セット保持体220を開いた状態を示す斜視図であり、図8はクリーニング用カセット230を保持したカセット保持体220の斜視図であり、図9は、クリーニング用カセット230の縦断面図である。
図4、図5、図7及び図8に示すように、クリーニング用カセット230は、直方体の箱の一面が開放され、上壁230A,底壁230B、側壁230C,230D、前壁230Eから構成され、上壁230Aが開放口の上部が軒状に延設されている。そして、図4及び図5に示すように、クリーニング用カセット230内には、前壁230E側に第1の吸収部材231が接着され、上壁230A側に第2の吸収部材232が接着され、底壁230B側に第3の吸収部材233が接着されている。また、図7に示すように、クリーニング用カセット230の上壁230Aには、一対の係合孔230F、230Fが穿設されており、この係合孔230F、230Fには、後述するクリーニング用カセット230の上部筐体222に設けられた係合爪222A,222Aが係合するようになっている。
次に、図6乃至図8を参照して、カセット保持体220の構造を説明する。カセット保持体220は、合成樹脂から成形された上部筐体222及び下部筐体221から構成され、上部筐体222は、下部筐体221の軸受部221Gに回動可能に軸222Cにより軸支され、90度上方(図7の矢印B方向)へ回転可能である。また、下部筐体221には、底壁221Aが設けられ、その底壁221Aの両端部には、側壁221C,221Dが各々立設されている。また、側壁221Cと側壁221Dとの間には、クリーニング用カセット230の底壁230Bを支える支持壁225A〜225Dが側壁221C及び側壁221Dと平行に立設されている。
さらに、側壁221C及び側壁221Dには、係合孔221E,221Fが各々設けられ、係合孔221Eには、上部筐体222の側壁に設けられた係合突起222Cが係合し、係合孔221Fにも、上部筐体222の側壁に設けられた図示外の係合突起が係合して、上部筐体222が下部筐体221に固定されるようになっている。また、上部筐体222には、ワイパブレード走行ガイド軸203,204の先端部に嵌合固定されるガイド軸嵌合部223,224が設けられている。このガイド軸嵌合部224は略円筒状に形成され、その円筒面の一部が可撓部223Aとして切れめが入れられており、その内面には、図2に示すワイパブレード走行ガイド軸204の先端に設けられた溝部204Aに係合する係合突起(図示外)が設けられている。また、ガイド軸嵌合部223も同様の構造になっており、ワイパブレード走行ガイド軸203の先端に設けられた溝部203Aに係合するようになっている。従って、可撓部を持ち上げることにより、ワイパブレード走行ガイド軸203,204からカセット保持体220が着脱できるようになっている。
次に、カセット保持体220のクリーニング用カセット230の保持機構について図7及び図8を参照して説明する。カセット保持体220の上部筐体222の先端部には、一対の係合爪222A,222Aが設けられ、クリーニング用カセット230の上壁230Aに設けられた一対の係合孔230F,230Fに係合するようになっている。従って、クリーニング用カセット230は、図8に示すように、カセット保持体220の係合爪222A,222Aと支持壁225A〜225Dとにより保持される。そして、クリーニング用カセット230の交換時には、まず、図8に示すように、カセット保持体220をワイパブレード走行ガイド軸203,204から取り外し、図7に示すように、上部筐体222を90度上方(矢印B方向)へ回動する。次いで、クリーニング用カセット230を取り外して、新しい物と交換する。その後、図8に示す矢印C方向に上部筐体222を回動して上部筐体222を下部筐体に221に嵌合する。従って、クリーニング用カセット230を容易に交換することができ、また、クリーニング用カセット230の内部に、第1の吸収部材231、第2の吸収部材232及び第3の吸収部材233が設けられているので、作業者がクリーニング用カセット230の交換時に手を汚すことがない。
尚、カセット保持体220の上部筐体222に一対の係合孔を設け、クリーニング用カセット230上壁230Aに一対の係合爪を設けて、互いに係合するようにしてもよい。
さらに、図3乃至図5に示すように、カセット保持体220の下部筐体221の底壁221Aが、ワイパブレード207の移動範囲を覆うように、ワイパブレード207の移動範囲の下部、且つ、吸引キャップ23の下部に延設され、その端部221Bは、ワイパブレード207の始動位置の下部よりも奥まで延設されている。従って、カセット保持体220の下部筐体221の底壁221Aがインク受部として機能し、ワイパブレード207やインクジェット記録ヘッド21から落下するインクを受け止めることができ、インクによるパージユニット20の汚れを防止できる。
次に、図9を参照して、第1の吸収部材231、第2の吸収部材232、第3の吸収部材233の形状と配置について詳細に説明する。クリーニング用カセット230内のワイパブレード207の移動経路の下流側の終端部には、前壁230Eに、スポンジ状に形成されワイパブレード207に付着したインクを吸収する第1の吸収部材231が固着されている。この第1の吸収部材231の上部には、空間が形成されており、ワイパブレード207が第1の吸収部材231に面接触したときに、ワイパブレード207の先端部207Aが第1の吸収部材231に接触しないようになっている。このように、ワイパブレード207が第1の吸収部材231に面接触したときに、ワイパブレード207の先端部207Aが接触しないようにすると、ワイパブレード207が第1の吸収部材231から離れる場合に、ワイパブレード207の先端部207Aに気泡が付着することを防止できる。従って、次に、インクジェット記録ヘッド21のノズル面260のインクを拭ったときに、当該ノズル面260に気泡を付着させることがなく、インクジェット記録ヘッド21のノズル面260からのインクの噴射の障害を防止できる。
また、クリーニング用カセット230内の上壁230Aの下面、即ち、図4に示すように、インクジェット記録ヘッド21のノズル面260よりもワイパブレード207の移動経路の下流側、且つ、ノズル面260に連続する隣接位置であって、ワイパブレード207の先端部207Aが接触する位置に、スポンジ状に形成されインクを吸収する第2の吸収部材232が固着されている。この第2の吸収部材232は、ノズル面260に連続する隣接位置に設けられているので、ワイパブレード207の先端部207Aがノズル面260から外れる瞬間の排除インクのはねを吸収することができる。また、ワイパブレード207の先端部207Aに付着したインクも吸収することができる。また、ワイパブレード207が第1の吸収部材231に当接した位置では、ワイパブレード207の先端部207Aが第2の吸収部材232に当接しないように構成されている。従って、ワイパブレード207の先端部207Aに第2の吸収部材232から気泡が付着することを防止できる。
また、図9に示すように、第2の吸収部材232と対向し、且つ、ワイパブレード207の移動経路を挟んで、第2の吸収部材232の下方には、スポンジ状に形成されインクを吸収する第3の吸収部材233がクリーニング用カセット230内の底壁230Bに固着されている。この第3の吸収部材233は、第1の吸収部材231に隣接して配置され、ワイパブレード207から落下するインクを吸収すると共に、第1の吸収部材231からもインクを吸収することができる。
次に、図10乃至図14を参照して、パージユニット20に設けられたセンサの構造の詳細を説明する。図10は、吸引キャップ23の上下位置を検出する上下位置検出センサ部材249及びフォトカプラ250(吸引手段位置検出手段に相当)の正面図であり、 図11は、吸引キャップ23の上下位置を検出する上下位置検出センサ部材249及びフォトカプラ250の平面図であり、図12乃至図14は、パージユニット20の縦断面図である。
吸引キャップ23の上下位置(上死点・下死点)を検出する上下位置検出センサ部材249は、図10及び図11に示すように、長手方向の両端部249A,249Bが所定幅折り曲げられた板材から構成され、その両端部249A,249Bがフォトカプラ250(図示外の固定部材によりパージユニットフレームに固定されている。)の発光部250Aと受光部250Bとの間を通過するように構成されている。そして、端部249Aは、端部249Bよりも幅広に形成され、図12に示すように、吸引キャップ23が下死点にあるときには、幅の狭い端部249Bがフォトカプラ250の発光部250Aと受光部250Bとの間を遮り、図14に示すように、吸引キャップ23が上死点にあるときには、幅の広い端部249Aがフォトカプラ250の発光部250Aと受光部250Bとの間を遮るようになっている。従って、フォトカプラ250の発光部250Aと受光部250Bとの間が遮られる時間の長さで、吸引キャップ23が上死点にあるか下死点にあるかが判定できるようになっている。即ち、基準の時間よりも長く発光部250Aと受光部250Bとの間が遮られているときは、吸引キャップ23が上死点にあり、基準の時間よりも短く発光部250Aと受光部250Bとの間が遮られているときは、吸引キャップ23が下死点にあると判定できる。
また、図3,図12乃至図14に示すように、ワイパブレード移動基板205の下部には、ワイパブレード207位置を検出するための略長板状に形成された遮光部材280(作用部材に相当する。)がワイパブレード207の移動方向と同一方向に延設され、パージユニットフレーム209には、フォトカプラ281(ワイパ位置検出スイッチに相当する。)が図示外の固定部材を用いて設けられている。吸引キャップ23が上昇するとワイパブレード207及びその保持部であるワイパブレードアーム206C,206Dと干渉する範囲では、フォトカプラ281が遮光部材280により遮られるようになっている。例えば、図3に及び図13に示すように、吸引キャップ23が上昇するとワイパブレード207と干渉しない範囲では、フォトカプラ281が遮光部材280により遮られず、図12に示すように、吸引キャップ23が上昇するとワイパブレード207と干渉する範囲では、フォトカプラ281が遮光部材280により遮られる。尚、フォトカプラ281が遮光部材280により遮られると、フォトカプラ281からの出力は、OFF状態、フォトカプラ281が遮光部材280により遮られないとON状態となるが、その逆にしても良い。
次に、図15を参照して、インクジェットプリンタ1の制御を司る制御装置100の構造を説明する。図15は、インクジェットプリンタ1の電気的構成のブロック図である。制御装置100には、制御装置100の主制御を行うCPU110が設けられ、CPU110には、ROM120、RAM130、ヘッド駆動部140、モータ駆動部145及び入力検知部160がバス115を介して、接続されている。入力検知部160には、操作パネル28と、フォトカプラ250,281とが接続されている。また、ヘッド駆動部140には、インクジェット記録ヘッド21が接続され、モータ駆動部145には、プラテン駆動モータ7と、キャリッジモータ24と、吸引キャップ駆動モータ240と、ワイパ駆動モータ270とが接続されている。
次に、図16に示すフローチャートを参照して、インクジェットプリンタ1のCPU110が制御するパージ動作制御について説明する。図16は、インクジェットプリンタ1のパージ動作時の制御のフローチャートである。まず、入力検知回路160に、操作パネル28又は図示外の外部のコンピュータからパージ動作の命令が入力されると(S10:YES)、フォトカプラ281が遮光部材280に遮られずに、ON状態の信号となっているか否かを判断する(S12)。フォトカプラ281がON状態の信号の場合(S12:YES)、モータ駆動回路145により吸引キャップ駆動モータ240を駆動する(S14)。また、フォトカプラ281がOFF状態の信号の場合(S12:NO)、吸引キャップ駆動モータ240を駆動せず、S10に戻る。
次いで、フォトカプラ250の信号から吸引キャップ23が上死点に達したと判断された場合には(S16:YES)、吸引キャップ駆動モータ240を停止する(S18)。また、上死点に達していない場合には(S16:NO)、S14に戻り、吸引キャップ駆動モータ240を駆動し続ける。次いで、図示外のポンプによりインクを吸引するパージ動作を行う(S20)。次に、吸引キャップ駆動モータ240を駆動して(S22)、吸引キャップ23を下に下げる。フォトカプラ250の信号から吸引キャップ23が下死点に達したと判断された場合には(S24:YES)、吸引キャップ駆動モータ240を停止し(S26)、S10に戻る。S24の判断処理で、下死点に達していない場合には(S24:NO)、S22に戻り、吸引キャップ駆動モータ240を駆動し続ける。従って、インクジェットプリンタ1では、吸引キャップ23が上昇するとワイパブレード207と干渉する範囲では、パージ動作の命令が入力されても、フォトカプラ281が遮光部材280により遮られるようになっているので、簡単な構造であるにも拘わらず、誤動作により、吸引キャップ23が上昇して、ワイパブレード207と干渉することを防止できる。
尚、本発明は、上記実施の形態に限らずに、各種のインクジェット記録装置に適用できる。たとえば、上記実施の形態では、プラテンが平板で布帛を載置するタイプのインクジェットプリンタを用いて説明したが、紙に印刷する通常の形式のインクジェットプリンタに適応できることは言うまでもない。また、インクジェット記録ヘッドの数は、必ずしも4つに限られず、5つ、6つ、7つ等でも良い。
また、上記の実施の形態では、ワイパブレード207の位置検出や吸引キャップ23の上下位置の検出にフォトカプラを用いたが、必ずしもフォトカプラに限らず、マイクロスイッチ(リミットスイッチ)等を用いて位置を検出するようにしてもよい。
本発明のインクジェット記録装置は、各種のインクジェット方式の記録装置に適用できる。
第1の実施の形態のインクジェットプリンタ1の斜視図である。 パージユニット20の斜視図である。 図2におけるA−A’線に於ける矢視方向断面図である。 図3のカセット保持体220近傍の拡大断面図である。 図3のカセット保持体220近傍の拡大断面図である。 セット保持体220の斜視図である。 セット保持体220を開いた状態を示す斜視図である。 クリーニング用カセット230を保持したカセット保持体220の斜視図である。 クリーニング用カセット230の縦断面図である。 吸引キャップ23の上下位置を検出する上下位置検出センサ部材249及びフォトカプラ250の正面図である。 吸引キャップ23の上下位置を検出する上下位置検出センサ部材249及びフォトカプラ250の平面図である。 パージユニット20の縦断面図である。 パージユニット20の縦断面図である。 パージユニット20の縦断面図である。 インクジェットプリンタ1の電気的構成のブロック図である。 パージ動作制御のフローチャートである。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
2 筐体フレーム
5 プラテン
20 パージユニット
21 インクジェット記録ヘッド
22 キャリッジ
23 吸引キャップ
201,209 パージユニットフレーム
202A,202B ガイド軸保持板
203,204 ワイパブレード走行ガイド軸
205 ワイパブレード移動基板
206 ワイパブレード上下基板
206C,206D ワイパブレードアーム
207 ワイパブレード
207A 先端部
208 カム板
208A カム溝
210 吸引キャップ上下ガイド板
220 カセット保持体
220 セット保持体
221 下部筐体
222 上部筐体
223,224 ガイド軸嵌合部
230 クリーニング用カセット
231 第1吸収部材
232 第2吸収部材
233 第3吸収部材
240 吸引キャップ駆動モータ
249 上下位置検出センサ部材
250 フォトカプラ
260 ノズル面
270 ワイパ駆動モータ
280 遮光部材
281 フォトカプラ

Claims (4)

  1. 被記録媒体にインクを噴射して記録を行うインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッドの噴射の回復を行う噴射回復機構とを備えたインクジェット記録装置であって、
    前記噴射回復機構は、
    前記インクジェット記録ヘッドのノズル面に当接して当該ノズル面からインクを吸引する吸引手段と、
    当該吸引手段を前記ノズル面に対して、接近離反移動させる吸引手段駆動手段と、
    前記インクジェット記録ヘッドのノズル面に付着したインクを拭き取るワイパブレードと、
    当該ワイパブレードを前記吸引手段の接近離反移動経路と略直交する方向に往復移動させるワイパ駆動手段と、
    当該ワイパブレードの位置を検出するワイパ位置検出スイッチと、
    前記ワイパブレードの位置と連動して前記ワイパ位置検出スイッチをON/OFFさせる作用部材とを備え、
    前記作用部材は、前記吸引手段が前記インクジェット記録ヘッドのノズル面に近接したときに前記ワイパブレードと干渉する範囲では、前記ワイパ位置検出スイッチをON又はOFFし、それ以外の範囲では、前記ワイパ位置検出スイッチを反転させる形状に形成されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記ワイパ位置検出スイッチが前記吸引手段と前記ワイパブレードとが干渉する範囲である信号を出力している場合には、前記吸引手段を前記ノズル面に対して接近させないように前記吸引手段駆動手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記吸引手段の位置を検出する吸引手段位置検出手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記吸引手段位置検出手段は、前記吸引手段の上死点及び下死点を検出することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
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