JP2005194874A - 駆動装置および該駆動装置を設けた開閉ゲート - Google Patents

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Abstract

【課題】 周囲空間の自由度が向上するとともに、多少の高さ変動や傾斜のある路面、例えば未舗装路等であっても自動的に路面に追随し、水平旋回する通行規制部材を確実に旋回駆動させることができる駆動装置及びこれを用いた旋回ゲートを提供せんとする。
【解決手段】 通行規制部材2を水平旋回可能に支持してなる開閉ゲートに付設され、前記通行規制部材2を旋回駆動させるための駆動装置7Aであって、駆動輪71及び駆動モータ72より駆動ユニット70を構成し、該駆動ユニット70を前記通行規制部材2の先端部に上下スライド移動自在に付設するための案内手段を設けた。
【選択図】 図9

Description

本発明は、駆動装置及び該駆動装置を設けた開閉ゲートに関する。
この種の旋回駆動される旋回式開閉ゲート装置としては、例えば、住宅、企業、工場、その他特定施設の通用口等に設けられるヒンジ・スイングゲートなどが知られている。
これらヒンジ・スイングゲートは、通行規制部材であるゲート本体が旋回中心軸を備えたヒンジ部を介して左右の門柱に支持され、前記ゲート本体を旋回させる駆動手段は、回転レバーによって前記ゲート本体を旋回中心軸の周りに旋回させるリンク機構により構成されている。
そして、こられヒンジ・スイングゲートの施解錠は、駆動モータに付されたブレーキで行われており、利用者が手動で施解錠する必要はない。
ところで、一般の道路等に設置される車輌通行規制用の開閉ゲート装置においては、通行規制部材として車輌衝突に対する充分な剛性を備えた鋼管或いは中実剛体等からなる部材が用いられるが、重量が大きく長尺な前記通行規制部材の全荷重を、支柱に設けた旋回用のヒンジ部で支持することはできず、別途、その先端部を支柱に連結して吊下げるための支持杆を設けたものが一般的である。
この様に、従来の旋回駆動される開閉ゲート装置では、旋回される通行規制部材が重厚な構造となるにしたがって、その支持機構、並びに駆動機構が複雑な構造となり、設計の自由度が狭まり、コスト上昇を回避することは非常に困難であった。
また、車輌通行を規制するための開閉ゲート装置では、通行規制部材自体の剛性が必要であることは勿論のこと、閉鎖位置の姿勢を維持する強度、即ち施錠手段の耐久性も重要であり、車輌衝突により通行規制部材が容易に開放してしまうものでは、駆動機構に過大な衝撃荷重が作用し、破壊されてしまう危険があるため、同じく高い剛性を備えたカンヌキ棒を用いて通行規制部材を閉鎖位置に固定するものが一般的である。
しかしながら、耐衝撃性を備えたカンヌキ棒は当然の事ながら重量が大きく、これを駆動制御する機構を更に備えた通行規制部材は殆ど存在せず、通路面に別途設けた係止孔にカンヌキ棒を手動で装着するものや、対向する通行規制部材の間にカンヌキ棒を手動で連結させるものなどが主流であった。
また、従来の自動旋回ゲートの駆動装置としては、上述のヒンジ・スイングゲートにおける回転レバーにより旋回させるリンク機構や、支柱の周囲に駆動機構が存在し、周囲空間の自由度が低下する。
本発明は係る現況に鑑み為されたものであり、周囲空間の自由度が向上するとともに、多少の高さ変動や傾斜のある路面、例えば未舗装路等であっても自動的に路面に追随し、水平旋回する通行規制部材を確実に旋回駆動させることができる駆動装置及びこれを用いた旋回ゲートを提供せんとするものである。
すなわち本発明は、通行規制部材を水平旋回可能に支持してなる開閉ゲートに付設され、前記通行規制部材を旋回駆動させるための駆動装置であって、駆動輪及び駆動モータより駆動ユニットを構成し、該駆動ユニットを前記通行規制部材の先端部に上下スライド移動自在に付設するための案内手段を設けてなる開閉ゲートの駆動装置を構成した。
ここで、前記駆動輪及び駆動モータを取り付け台に固定することにより前記駆動ユニットを構成し、前記通行規制部材の先端部に固定されるブラケットにより前記取り付け台を上下にスライド可能に支持するものが好ましい。
具体的には、前記取り付け台を、摺動部材を介してブラケット内部の角形案内面及び案内溝に沿って上下にスライド可能に支持してなるものが好ましく、更には、前記案内溝をブラケットの上端にわたって形成し、前記駆動ユニットを該ブラケットに対して容易に取外し、交換可能としたものが好ましい。
また、前記取り付け台に、駆動輪や駆動モータを風雨、降雪等から保護するための保護カバーを設けるものが好ましい。
更に、前記駆動モータを、ブレーキ機構及びブレーキ解除レバー付きのモータとし、停電等の非常時に前記ブレーキ機構を解除することにより通行規制部材を手動開閉可能とするものが好ましい。
また本発明は、上記駆動装置を通行規制部材の先端部に付設し、該駆動装置を電気制御することにより前記通行規制部材を閉鎖位置と開放位置とに選択的に駆動させる駆動制御手段を設けてなる開閉ゲートをも構成した。
ここで、前記通行規制部材の基端部に、該通行規制部材を水平旋回可能に支持するための支柱を設け、該支柱により当該通行規制部材の全荷重を支持させたものが好ましい。
以上の如く、本発明に係る開閉ゲートの駆動装置によれば、支柱の周囲に駆動機構を設けなくてもよく、周囲空間の自由度を大幅に向上できるとともに、駆動ユニットは常時、自重によって路面に接地することとなり、多少の高さ変動や傾斜のある路面、例えば未舗装路等であっても自動的に路面に追随し、水平旋回する通行規制部材を確実に旋回駆動させることができる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明における開閉ゲート装置の全体構成を示しており、図中1は開閉ゲート装置、2は通行規制部材、3は施錠手段、Wは通路をそれぞれ示している。
本発明に係る開閉ゲート装置1は、図1に示すように、車輌衝突に対する剛性を備え、通路Wの幅方向に沿って延びた閉鎖位置CLにおいて自動車等の車輌通行を阻止する通行規制部材2、2と、通行規制部材2を、車輌通行を阻止する閉鎖位置CLと、車輌通行空間から退避して、車輌通行を阻止しない開放位置OPとの間を二位置的に旋回動作可能に支持する支持手段6と、各通行規制部材2を旋回駆動するための駆動手段7と、前記駆動手段7を電気制御し、各通行規制部材2を閉鎖位置CLと開放位置OPとに選択的に駆動制御するための駆動制御手段と、通行規制部材2、2を閉鎖位置CLにて固定させる施錠手段3とを備えており、車輌通行規制用として、例えば河川敷道路等の通路に設けられ、一般車輌等の通行を阻止するものである。
そして、図3にも示すように、各通行規制部材2が、長手方向に沿って水平に延びる主鋼管22を備えており、前記施錠手段3として、施錠時に主鋼管22の先端開口部22aから突出し、これに対応した嵌合受け部3aに挿入される長尺なカンヌキ部材30を、前記主鋼管22の内部にスライド可能に設けるとともに、これをスライド駆動させる駆動手段4、及び該駆動手段4を電気制御し、前記カンヌキ部材30を先端開口部22aから一部突出した施錠位置LOと、主鋼管22の内部に収納された解錠位置UNとに選択的に駆動制御するための駆動制御手段5を設けることにより、水平方向の小さな駆動力で重量の大きなカンヌキ部材が容易にスライド移動され、コスト増大が回避できるとともに、通行規制部材の閉鎖位置が簡易且つ安定に維持されるのである。
本実施形態においては、支持手段6として、通路Wを挟んだ両側方に支柱60、60を垂直に立設し、各支柱60に通行規制部材2を水平旋回動作可能に支持させるとともに、双方の通行規制部材2、2を通路幅方向に沿って延びた閉鎖位置CLに旋回させることにより、自動車等の車輌通行を阻止してなる両開き式の開閉ゲート装置1が例示されており、閉鎖位置CL、CLにおいて互いの主鋼管22、22が一直線上に配置される一対の通行規制部材2、2のうち、一方の通行規制部材2(図中左側)の主鋼管22の内部にカンヌキ部材30をスライド可能に設けるとともに、他方の通行規制部材2の主鋼管22を、その先端開口部22bから施錠位置LOにおける前記カンヌキ部材30を受け入れる嵌合受け部として機能させ、前記カンヌキ部材30の突出部を他方の主鋼管22に挿入した状態において、双方の通行規制部材2、2が閉鎖位置CL、CLにて互いに固定される施錠手段3が設けられている。
但し、本発明の開閉ゲート装置はこのような両開きのゲートに限定されるものではなく、通路の一側方に立設した支柱により略通路幅の長さを有する通行規制部材を旋回可能に支持するとともに、通路の他側方には、該通行規制部材の主鋼管から延出するカンヌキ部材を受け入れる嵌合受け部として機能する支柱等を別途設けておくものや、通行規制部材が上下に旋回する開閉ゲート装置に採用することも可能である。
通行規制部材2は、図2に示すように、上端が閉口した外径150mm〜200mmの鋼管より構成され、垂直方向に沿って支柱2に外嵌される筒状嵌合体20と、該筒状嵌合体20から長手方向に沿って水平方向に延出した外径80mm〜125mmの上下2本の平行な主鋼管22、22、並びに、これら主鋼管22、22の間に縦架される外径50mm〜80mmの複数の連結鋼管23、・・・より構成されたゲート本体フレーム21と、からなる鋼管溶接構造を有している。
また、支柱60に外嵌される前記筒状嵌合体20と、車輌通路空間に延出して主に車輌通行を阻止する前記ゲート本体フレーム21とは、図7に示すように、フランジ部20a、21aを介して、ボルトナットにより着脱可能に連結されており、万一車輌の衝突等によりゲート本体フレーム21が破損した場合には、旋回機構及び支持機構を備えた比較的高価な筒状嵌合体20を交換することなく、前記ゲート本体フレーム21のみ迅速に交換できるように構成されている。
通行規制部材2の寸法や、形状、構造等は、当該開閉ゲート装置が設置される通路の幅や状況等に応じて適宜設定され、少なくとも長手方向に沿って水平に延びる主鋼管を有しておれば、上記の構造以外に、例えばトラス構造や板状の遮蔽板を備えたものなど、様々な形態のゲート本体フレームが採用でき、主鋼管に角パイプを用いることもできる。
前記カンヌキ部材30は、図3に示すように、主鋼管22の先端開口部22aより突出される先端側のカンヌキ部32と、基端側に設けられ、駆動手段4により当該カンヌキ部材30全体をスライド駆動するための駆動部33と、これらカンヌキ部32及び駆動部33を連結している連結部34とより構成されており、カンヌキ部32は、外径70mm〜115mm、長さ600mm〜1200mm程の鋼管或いは中実剛体からなり、高い曲げ剛性を備え、上記施錠位置LOにおいては、その略半分程度の長さを主鋼管22の先端開口部22aより突出させることで双方の主鋼管22、22の内部に渡設され、車輌の衝突等の際には、発生した荷重を確実に受け止め、各通行規制部材2、2の閉鎖位置CL、CLを強固に維持するものである。一方、駆動部33及び連結部34には荷重が殆ど作用しないため、前記カンヌキ部32ほどの高い剛性は必要でなく、本例においては外径25mm〜70mm程度の鋼管により構成されている。
カンヌキ部材30をスライド駆動する駆動手段4は、図4に示すように、駆動モータ40により回転駆動される駆動軸41を主鋼管22の外壁上に設け、該駆動軸41上のスプロケット42に係合された駆動チェーン43を、案内スプロケット44、44を介して前記主鋼管22内部に案内し、その両端部43a、43aをそれぞれ駆動部33に設けたブラケット35、35に固定することにより、駆動チェーン43と共にカンヌキ部材30全体をスライド駆動するものである。
また、主鋼管22内面側の所定箇所には、カンヌキ部材30の施錠位置LO及び解錠位置UNを検出する、駆動制御手段5としてのリミットスイッチ50、50が突設されており、各ブラケット35に設けた押圧面35aが当該カンヌキ部材30のスライド移動に伴ってリミットスイッチ50のアーム部51を押圧し、これを傾動させることによりスイッチ・オンされ、各位置を検出するように構成されている。
また、各ブラケット35には、図5に示すように、駆動チェーン43の固定部位36を挟む両側方に、当該カンヌキ部材の駆動部33を支持しつつ主鋼管22の内面に対してスライド方向に摺動する摺動部材37、37が設けられている。これら摺動部材37には、ポリアミド系のMCナイロン材や超高分子量ポリエチレン材、真鍮やアルミの合金等を用いて成形したものが好ましい実施例である。
連結部34は、カンヌキ部材30の全体を、カンヌキ部32を先端側に備えた前方部材30aと、駆動部33を備えた後方部材30bとに分割形成し、前記前方部材30aに長手方向に沿ったスライド案内孔38を穿設するとともに、これに後方部材30bを挿嵌することで伸縮自在に構成されており、通常は、図6(a)に示すように、前方部材30a及び後方部材30bに連穿した挿通孔34cに固定ピン39が装着され、当該連結部34が伸縮不能に固定されており、非常時には、図6(b)に示すように、前記固定ピン39を外した前方部材30a上に操作ハンドル45を固定し、手動により該前方部材30aを後方へスライド移動させ、カンヌキ部32を施錠位置LOから解錠位置UNまで移動できる手動解錠手段が構成されている。
そして、通行規制部材2を支持する支持手段3としては、図7に示すように、同じく車輌衝突に対する剛性を備え、且つその外周に沿って摺動案内部61が形成された円筒又は円柱状の支柱60が通路側方に立設されている。支柱60は、地盤下の基礎コンクリートに埋設固定される基礎部60aと、地上に縦立される支持部60bとから構成されており、通行規制部材2の筒状嵌合体20が外嵌される前記支持部60bは、外径90mm〜150mmの円筒形の鋼管、或いは円柱形の中実剛体からなる堅強な構造を有し、通行規制部材2を安定して支持できる充分な支持強度と車輌衝突に対する充分な剛性とを兼ね備えており、各通行規制部材2は、前記筒状嵌合体20を介して支柱60に全荷重を支持されつつ、該支柱60全体を摺動軸として当該軸心を中心に水平旋回される。
より詳しくは、支柱60の上部には、筒状嵌合体20を自由方向に摺動可能に支持する球面摺動案内部62が形成されており、これと上記外周に沿って形成された摺動案内部61のみを介して、重量の大きな通行規制部材2の全荷重が当該支柱60により片持ち状に旋回動作可能に支持されており、前記摺動案内部61及び球面摺動案内部62によって筒状嵌合体20が自由挙動可能に支持され、挙動を拘束する他の支持構造に比べて、無理な抉れ等によって生じる過剰な負荷発生を防止でき、加工誤差や組立誤差があっても各摺動案内部或いは軸受け部等に無理な異常荷重が発生せず、長期間安定した運転が行われる。したがって、外径70mm〜115mm、長さ600mm〜1200mm程の鋼管或いは中実剛体からなる重量の大きいカンヌキ部材30を内装した通行規制部材2を、半永久的に、正確且つ安定して水平旋回させることができ、長期使用により生じた歪みで、カンヌキ部が嵌合受け部に挿嵌できないといった問題は起こらず、前記カンヌキ部により車輌衝突時の衝撃が確実に受け止められるのである。
筒状嵌合体20は、支柱60に対し、支持部60bの略全体を覆う形で同軸状に外嵌されており、その上端部に設けた球面滑り軸受け25、並びに滑動面が形成された側部内壁26によって、それぞれ球面摺動案内部62及び摺動案内部61、61を介して水平旋回可能に支持されている。摺動案内部61には、例えばポリアミド系のMCナイロン材や超高分子量ポリエチレン材、真鍮やアルミの合金等を用いて成形した円筒形の摺動部材が、支持部60bの外周面上の高さ方向途中位置及び地上付近の下端位置にそれぞれ嵌着されている。また、球面滑り軸受け25を備えた筒状嵌合体20の上部は、半球面状のカバー蓋27により掩塞されている。
このように本発明の開閉ゲート装置1においては、筒状嵌合体20を含む通行規制部材2の全荷重が支柱60により水平旋回可能に完全支持されており、これを旋回駆動する駆動能力は、自然風速荷重に対する必要最小限の駆動力を有しておれば容易に旋回させることができるため、その駆動手段7としては、非常にシンプル且つ比較的自由な機構を採用することができ、本実施形態においては、図8及び図9に示すように、駆動輪71及び駆動モータ72をユニット構成し、これを通行規制部材2の先端部に、案内手段8を介して上下にスライド移動自在に付設することで駆動手段7が構成されており、支柱の周囲には駆動機構が不要となり、周囲空間の自由度を大幅に向上できる。
すなわち、駆動輪71及び駆動モータ72より駆動ユニット70を構成し、該駆動ユニット70を前記通行規制部材2の先端部に上下スライド移動自在に付設するための案内手段8を設けてなる駆動装置7Aが構成されており、具体的には、図9に示すように、前記駆動輪71及び駆動モータ72を取り付け台73に固定することにより駆動ユニット70が構成されており、この取り付け台73を、摺動部材74を介してブラケット80内部の角形案内面80a及び案内溝80b、80bに沿って上下にスライド可能に支持することにより、前記駆動ユニット70が通行規制部材2に対して上下スライド可能に付設されている。したがって、前記駆動ユニット70は常時、自重によって路面に接地することとなり、多少の高さ変動や傾斜のある路面、例えば未舗装路等であっても自動的に路面に追随でき、支柱60を中心軸として水平旋回する通行規制部材2を確実に旋回駆動させることができるのである。前記案内溝80bはブラケット80の上端にわたって形成され、上端に装着されるエンドキャップ81を着脱することで、駆動ユニット70全体が容易に取り外し、交換可能に構成されている。
尚、前記駆動モータ71は、ブレーキ機構及びブレーキ解除レバー付きのモータが使用され、停電時等の非常の際には、前記ブレーキ機構を解除し、通行規制部材が手動で開閉できるように構成されている。また、取り付け台73には、駆動輪71や駆動モータ72を風雨、降雪等から保護する保護カバー75が設けられている。
また、これら駆動手段7を制御すべく、通行規制部材2の閉鎖位置及び開放位置を検出する手段としては、通行規制部材の停止すべき位置にスイッチを設けたり、押し付け停止時の異常な電流上昇を検出するものなど、様々な形態のものが可能である。
以上説明した本実施形態における車輌通行規制用の開閉ゲート装置によれば、通行規制部材が通路幅方向に水平に延びた閉鎖位置において、前記通行規制部材を構成している主鋼管の内部にカンヌキ部材が同じく水平に内装されているので、水平方向の小さな駆動力で重量の大きなカンヌキ部材を容易にスライド移動させることができ、通路面の係止孔に装着すべくカンヌキ部材を上下移動させる場合に必要となる複雑で高価な駆動機構やスライド案内機構などが不要となり、コストの増大が回避できるとともに、通行規制部材の閉鎖位置を簡易に安定維持させることができる。
また、通路を挟んだ両側方からそれぞれ通路幅方向に沿って延びた閉鎖位置において、互いの主鋼管が一直線上に配置される一対の通行規制部材を設け、前記施錠手段として、一方の通行規制部材の主鋼管に前記カンヌキ部材をスライド可能に設け、且つ他方の通行規制部材の主鋼管を、その先端開口部から施錠位置における前記カンヌキ部材の突出部を受け入れる嵌合受け部として機能させ、前記カンヌキ部材の突出部を前記他方の主鋼管に挿入した状態において、各通行規制部材が閉鎖位置にて固定されるので、通行規制部材以外に、カンヌキ部材の突出部を受け入れるための特別な構造を別途、通路上に備えさせる必要がなく、非常に合理的である。
また、カンヌキ部材の駆動制御手段として、カンヌキ部材の施錠位置及び解錠位置を検出するリミットスイッチを、それぞれ主鋼管の内面側の所定箇所に突設するとともに、前記端部固定用のブラケットの各々に、当該カンヌキ部材のスライド移動に伴い、対応するリミットスイッチを押圧してスイッチ・オンするための押圧面を設けたので、機械的検出により誤作動がなく、簡単且つ低コストで駆動制御手段を実現できる。
また、カンヌキ部材を、施錠時に主鋼管の先端開口部より一部突出するカンヌキ部を先端側に備えた前方部材と、駆動部を備えた後方部材とに分割形成するとともに、前記前方部材に長手方向に沿ったスライド案内孔を穿設し、これに後方部材を挿嵌することにより、当該カンヌキ部材に伸縮自在な連結部を構成し、前記前方部材及び後方部材に連穿した挿通孔に挿通され、当該連結部を伸縮不能に固定する固定ピン、並びに前記固定ピンを外した状態において、前方部材を後方にスライド移動させる操作ハンドルを、それぞれ前記前方部材に着脱自在に備えたので、停電等の非常時には、前記操作ハンドルを用いて手動により前方部材を後方へスライド移動させ、カンヌキ部を施錠位置から解錠位置まで移動させることができ、開閉ゲート装置を手動で開放できる。
通行規制部材を支持する支持手段として、同じく車輌衝突に対する剛性を備え、且つその外周面に沿って摺動案内部が形成された円筒又は円柱状の支柱を通路側方に立設するとともに、前記通行規制部材の基端側には、前記支柱に外嵌され、前記摺動案内部に対応した摺動部をその内周側に備えた筒状嵌合体を設け、前記通行規制部材が、前記筒状嵌合体を介して全荷重を前記支柱に支持されつつ、該支柱全体を摺動軸として当該軸心を中心に水平旋回するので、通行規制部材を旋回駆動する駆動能力は、自然風速荷重に対する必要最小限の駆動力を有しておれば容易に旋回させることができ、その駆動手段としては、非常にシンプル且つ比較的自由な機構を採用できる。このことは同時に、重量の大きいカンヌキ部材を内装した通行規制部材が、半永久的に、正確且つ安定して水平旋回されることを意味し、長期使用により生じた歪みで、カンヌキ部が嵌合受け部に挿嵌できないといった問題は起こらず、カンヌキ部により車輌衝突時の衝撃を確実に受け止めることができる。
本発明の代表的実施形態に係る開閉ゲート装置の全体構成を示す平面図。 同じく開閉ゲート装置の全体構成を示す正面図。 開閉ゲート装置の施錠手段を示す説明図。 カンヌキ部材の駆動手段を示す説明図。 カンヌキ部材のブラケットに設けた摺動部材を示す説明図。 (a)は、固定ピンにより連結部を伸縮不能に固定した状態を示す説明図。 (b)は、固定ピンを外し、前方部材をスライド移動させる操作ハンドルを固定した状態を示す説明図。 開閉ゲート装置の支持手段を示す説明図。 開閉ゲート装置の駆動手段を示す説明図。 同じく駆動手段を示す簡略断面図。
符号の説明
CL 閉鎖位置
OP 開放位置
LO 施錠位置
UN 解錠位置
W 通路
1 開閉ゲート装置
2 通行規制部材
2b 基端側
3 施錠手段
4 駆動手段
5 駆動制御手段
6 支持手段
7 駆動手段
7A 駆動装置
8 案内手段
10 駆動ケース
11 開閉窓
12 蓋体
20 筒状嵌合体
20a フランジ部
20b フランジ部
21 ゲート本体フレーム
22 主鋼管
22a 先端開口部
22b 先端開口部
23 連結鋼管
24 摺動部
25 球面すべり軸受け
26 内壁
27 カバー蓋
30 カンヌキ部材
30a 前方部材
30b 後方部材
31 突出部
32 カンヌキ部
33 駆動部
34 連結部
34c 挿通孔
35 ブラケット
35a 押圧面
36 固定部位
37 摺動部材
38 スライド案内孔
39 固定ピン
40 駆動モータ
41 駆動軸
42 スプロケット
43 駆動チェーン
43a 端部
44 案内スプロケット
45 操作ハンドル
50 リミットスイッチ
51 アーム部
60 支柱
60a 基礎部
60b 支持部
61 摺動案内部
62 球面摺動案内部
70 駆動ユニット
71 駆動輪
72 駆動モータ
73 取り付け台
74 摺動部材
75 保護カバー
80 ブラケット
80a 角形案内面
80b 案内溝
81 エンドキャップ

Claims (8)

  1. 通行規制部材を水平旋回可能に支持してなる開閉ゲートに付設され、前記通行規制部材を旋回駆動させるための駆動装置であって、
    駆動輪及び駆動モータより駆動ユニットを構成し、該駆動ユニットを前記通行規制部材の先端部に上下スライド移動自在に付設するための案内手段を設けてなる開閉ゲートの駆動装置。
  2. 前記駆動輪及び駆動モータを取り付け台に固定することにより前記駆動ユニットを構成し、前記通行規制部材の先端部に固定されるブラケットにより前記取り付け台を上下にスライド可能に支持してなる請求項1記載の開閉ゲートの駆動装置。
  3. 前記取り付け台を、摺動部材を介してブラケット内部の角形案内面及び案内溝に沿って上下にスライド可能に支持してなる請求項2記載の開閉ゲートの駆動装置。
  4. 前記案内溝をブラケットの上端にわたって形成し、前記駆動ユニットを該ブラケットに対して容易に取外し、交換可能とした請求項3記載の開閉ゲートの駆動装置。
  5. 前記取り付け台に、駆動輪や駆動モータを風雨、降雪等から保護するための保護カバーを設けてなる請求項2〜4の何れか1項に記載の開閉ゲートの駆動装置。
  6. 前記駆動モータを、ブレーキ機構及びブレーキ解除レバー付きのモータとし、停電等の非常時に前記ブレーキ機構を解除することにより通行規制部材を手動開閉可能とする請求項1〜5の何れか1項に記載の開閉ゲートの駆動装置。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の駆動装置を、前記通行規制部材の先端部に付設し、該駆動装置を電気制御することにより前記通行規制部材を閉鎖位置と開放位置とに選択的に駆動させる駆動制御手段を設けてなる開閉ゲート。
  8. 前記通行規制部材の基端部に、該通行規制部材を水平旋回可能に支持するための支柱を設け、該支柱により当該通行規制部材の全荷重を支持させてなる請求項7記載の開閉ゲート。
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