JP2005193777A - 空気入りラジアルタイヤ及びカーカス用スチールコード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】3本のフィラメントfcからなるコアCと、コアCの外周側に型付けして撚り合わせた9本のフィラメントf1からなる第1シースS1と、第1シースS1の外周側に型付けして撚り合わせた15本のフィラメントf2からなる第2シースS2とから構成した3+9+15構造のスチールコード8からカーカス層の補強コードを構成した空気入りラジアルタイヤであり、第1シースS1のフィラメントf1の平均型付け率が95〜105%、第2シースS2のフィラメントf2の平均型付け率が70〜95%の範囲になっている。
【選択図】図2
Description
A1=(H1/D1)×100
A2=(H2/D2)×100
なお、D1は9本のフィラメントf1が互いに接しながら真円状に配列した時の直径(外径)(mm)であり、またD2は15本のフィラメントf2が互いに接しながら真円状に配列した時の直径(外径)(mm)であり、下記式により求める。
D1=(2×31/2 /3+1)×rc+2×r1
D2=(2×31/2 /3+1)×rc+2×r1+2×r2
但し、rcはコアCのフィラメントfcの直径(mm)、r1は第1シースS1のフィラメントf1の直径(mm)、r2は第2シースS2のフィラメントf2の直径(mm)である。
各試験スチールコードの端末をペンチで切断した際の状況により、下記の判断基準で4段階評価した。数字が大きい程、耐端末フレアー性が優れている。なお、下記で言う「バラケる」とは、切り口から50mmを超えてバラケが発生することを意味し、それ以下のバラケの発生は「バラケない」とする。
1:切り口に隣接する位置を手で持ってペンチで切断し、3回切断して1回以上バラケ る。
2:切り口に隣接する位置を手で持ってペンチで切断し、3回切断して3回共バラケな い。
3:切り口から70mm離れた位置を手で持ってペンチで切断し、バラケない。
4:切り口から70mm離れた位置を手で持ってペンチで切断し、切り口を軽く叩いて もバラケない。
各試験スチールコードを1mの長さの試験片に溶断し、投影機(倍率20倍)を用いて第2シースのフィラメントの浮きを観察し、下記の判断基準で4段階評価した。評価結果は、各試験スチールコードにおいて5本行った際の平均であり、小数点以下は四捨五入した。数字が大きい程、形状安定生産性が優れている。
1:第2シースのフィラメントに7ヶ所以上の浮きが有る。
2:第2シースのフィラメントに4〜6ヶ所の浮きが有る。
3:第2シースのフィラメントに1〜3ヶ所の浮きが有る。
4:第2シースのフィラメントに1ヶ所の浮きも無い。
乾燥路テストコースにおいて、訓練した5名のテストドライバーによるフィーリング試験を実施し、その結果を4段階評価した。評価結果は、テストドライバー5名の平均であり、小数点以下は四捨五入した。この値が大きい程、操縦安定性が優れている。
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 ベルト層
8 スチールコード(カーカス用スチールコード)
C コア
S1 第1シース
S2 第2シース
fc,f1,f2 フィラメント
Claims (8)
- 3本のフィラメントからなるコアと、このコアの外周側に型付けして撚り合わせた9本のフィラメントからなる第1シースと、この第1シースの外周側に型付けして撚り合わせた15本のフィラメントからなる第2シースとから構成した3+9+15構造のスチールコードからカーカス層の補強コードを構成した空気入りラジアルタイヤにおいて、前記第1シースを構成するフィラメントの平均型付け率を95〜105%、前記第2シースを構成するフィラメントの平均型付け率を70〜95%にした空気入りラジアルタイヤ。
- 前記第1シースを構成するフィラメントにおいて、型付け率の標準偏差が5%以下、前記第2シースを構成するフィラメントにおいて、型付け率の標準偏差が15%以下である請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記スチールコードの9本と15本のフィラメントをハラハラ撚り方式によって撚り合わせた請求項1または2に記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記コアと前記第1シースとを構成するフィラメントをS撚り、前記第2シースを構成するフィラメントをZ撚りにした請求項1,2または3に記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 空気入りラジアルタイヤのカーカス層の補強コードとして使用され、3本のフィラメントからなるコアと、このコアの外周側に型付けして撚り合わせた9本のフィラメントからなる第1シースと、この第1シースの外周側に型付けして撚り合わせた15本のフィラメントからなる第2シースとから構成した3+9+15構造のカーカス用スチールコードにおいて、前記第1シースを構成するフィラメントの平均型付け率を95〜105%、前記第2シースを構成するフィラメントの平均型付け率を70〜95%にしたカーカス用スチールコード。
- 前記第1シースを構成するフィラメントにおいて、型付け率の標準偏差が5%以下、前記第2シースを構成するフィラメントにおいて、型付け率の標準偏差が15%以下である請求項5に記載のカーカス用スチールコード。
- 前記スチールコードの9本と15本のフィラメントをハラハラ撚り方式によって撚り合わせた請求項5または6に記載のカーカス用スチールコード。
- 前記コアと前記第1シースとを構成するフィラメントをS撚り、前記第2シースを構成するフィラメントをZ撚りにした請求項5,6または7に記載のカーカス用スチールコード。
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---|---|---|---|
JP2004002038A JP2005193777A (ja) | 2004-01-07 | 2004-01-07 | 空気入りラジアルタイヤ及びカーカス用スチールコード |
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JP2004002038A Pending JP2005193777A (ja) | 2004-01-07 | 2004-01-07 | 空気入りラジアルタイヤ及びカーカス用スチールコード |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007162190A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Tokyo Seiko Co Ltd | スチールコード及びその製造方法、ゴム複合体 |
JP2007303044A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴム補強用スチールコード及びそれを用いた空気入りラジアルタイヤの製造方法 |
JP2007314910A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Tokyo Seiko Co Ltd | スチールコードの製造方法及びスチールコード |
KR101434663B1 (ko) | 2012-12-03 | 2014-08-28 | 한국타이어 주식회사 | 중하중용 타이어 |
-
2004
- 2004-01-07 JP JP2004002038A patent/JP2005193777A/ja active Pending
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