JP2005193213A - 生ごみ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 生ごみ分解時に発生する臭気を脱臭基剤を使用することにより、排気臭気をさせること及び生ごみの分解能力の大きい生ごみ処理装置を提供する。
【解決手段】 生ごみ処理材13を充填した生ごみ処理槽2に生ごみを入れて生ごみを微生物の力で分解する生ごみ処理装置1である。前記生ごみ処理槽2内の臭気を脱臭する脱臭手段を前記処理槽2内の空間側壁と蓋体7に着脱自在に設けられ、前記生ごみ処理槽2の下部底面が断面半円形9で形成され、前記断面半円形9と両側壁面の交接する角Aが曲面に形成されてなる生ごみ処理装置。
【選択図】 図3
【解決手段】 生ごみ処理材13を充填した生ごみ処理槽2に生ごみを入れて生ごみを微生物の力で分解する生ごみ処理装置1である。前記生ごみ処理槽2内の臭気を脱臭する脱臭手段を前記処理槽2内の空間側壁と蓋体7に着脱自在に設けられ、前記生ごみ処理槽2の下部底面が断面半円形9で形成され、前記断面半円形9と両側壁面の交接する角Aが曲面に形成されてなる生ごみ処理装置。
【選択図】 図3
Description
本発明は、効率的な生ごみ分解能及び脱臭能を有する生ごみ処理装置に関する。
家庭内より出る生ごみを処理するための生ごみ処理装置として、従来より微生物を担持させた生ごみ処理材などの粒状体を生ごみ処理槽内に収容しておき、生ごみを投入して攪拌棒で攪拌し微生物の活動によって、生ごみ分解処理するもので残存物がほとんど出ない利点がある。しかし、このような生ごみ処理装置においても処理槽内の収容物が攪拌出来ない部分が生じる。この部分とは、処理槽内の底面の角部分で攪拌棒が届かない死角部分である。
この部分に生ごみの未分解が残ると、好気性分解が出来なくなり嫌気的になり悪臭が発生することになる。
このため処理物の分解能力が低下するという問題があった。さらに、生ごみの投入量が多すぎたり、臭気の強い生ごみを投入すると悪臭が発生する問題が生じている。
この部分に生ごみの未分解が残ると、好気性分解が出来なくなり嫌気的になり悪臭が発生することになる。
このため処理物の分解能力が低下するという問題があった。さらに、生ごみの投入量が多すぎたり、臭気の強い生ごみを投入すると悪臭が発生する問題が生じている。
また、悪臭を消すため脱臭装置を外部へ連通する排気口部分に設置するが、排気の水分が脱臭剤等に接触するため、排気風量が低下するという問題が生じる。このため、十分な水分除去能力が得られず、生ごみ処理材の水分が多くなり分解能力が低下し、さらに悪臭が生じ脱臭装置としての機能をはたせなくなるという問題があった。
特開平9−23934号公報には反応槽に生ごみを投入し、該反応槽に収納した微生物及び微生物媒体との混合物により生ごみを水と炭酸ガスに分解処理する生ごみ処理装置において、反応槽内に駆動機構により駆動される回転軸を設け且つ該回転軸に所定間隔及び所定角度で複数の貫通孔をジクザグ状に設けると共に、該貫通孔に攪拌羽根の軸を通し、該軸の端部を回転軸にネジ止めする構成が提案されている。
上記すべての公知側に共通した欠点として、処理槽に対して底面の角近傍において攪拌することが出来ないという欠点がある。
一方、発明者らは平成15年9月26日(特願2003−371248)に出願した特許「回転羽根、それを用いた有機物処理装置」において、回転羽根は回転軸に支持棒を介して取り付けたられた大羽根と小羽根の組み合わせにより、回転軸に沿って両側から内側(中心)の力の流れが生じ、対流を生じさせると同時に支持棒による乱流の混合で攪拌が均一に出来る事を報告したが、本発明は処理槽に対して底面の角を大きな曲面にすることで内容物の死角がなくなり、全ての内容物が均一に攪拌出来ることが出来ることが確認された。
なお、今まで公開されている特許との関係調査では全ての内容物が均一に攪拌出来る構造は、開発されていないため本発明には抵触しないものと考えられる。
なお、今まで公開されている特許との関係調査では全ての内容物が均一に攪拌出来る構造は、開発されていないため本発明には抵触しないものと考えられる。
特開10−43726号公報に記載される有機物処理装置は、図5に模式的に示されるように、脱臭装置105が構成されている。また、除湿装置としては、シリカゲル充填部108と該シリカゲル充填部108を加熱再生するための加熱装置109とから構成されている。最終的に排気経路103から排気する場合に蓄積された高濃度の悪臭を脱臭装置105によって脱臭しなければならず、脱臭装置105の負荷が大きくなるという問題がある。本発明はかかる問題を解消するためになされたものであり、効率よく脱臭することが出来る有機物処理装置を提供することを目的とする。
解決しようとする問題点は、上記従来の処理運転では処理状態が悪化したまま改善されていないという問題とを解決するために分解能力を向上させ、さらに生ごみ分解時に発生する処理槽内において脱臭プレートを使用することにより、脱臭装置のような部品にコストをかけずに排気臭気の濃度、悪臭を低減させることが出来る生ごみ処理装置を提供することを課題とするものである。
本発明は、生ごみを分解する微生物の担体を収納し投入される生ごみ等の有機物を分解処理する処理槽と、処理物の収容物を攪拌する攪拌体と、前記処理槽内へ生ごみを投入する投入開口を開閉自在の閉塞する蓋体と前記処理槽内の臭気をを脱臭する脱臭手段を処理槽内の臭気を含んだ空気を外部に排気する前に臭気成分を中和させて消臭させることができる。これにより従来のように脱臭装置のような部品にコストをかけずに排気臭気を低減させることができる。
さらに、前記脱臭手段は前記蓋体に脱臭部が着脱自在に設けられていることを特徴とすることが好ましい、この場合脱臭部の交換取り付けが容易に行える。
また、前記処理槽は、底面が断面半円形で形成され、前記断面半円形の交接している両側面との交わる角が曲面に形成されていることが好ましい。この場合、処理槽内が全て曲面になり死角がなくなるため、内容物の攪拌時すべての内容物が攪拌移動することになり分解効率を向上することができる。
本発明の生ごみ処理装置は、処理槽内に組み込んだ脱臭部を構成すると共に、処理槽の下部角部を曲面にすることで、次の効果を奏す。
処理槽内上部の側壁に脱臭プレートを配設することで、生ごみから出る悪臭を低減することが出来る。(請求項1)
処理槽内の蓋体に脱臭プレートを配設することで、さらに生ごみから出る悪臭を低減することが出来る。(請求項2)
処理槽内の下部部分の断面半円形と交接している両側壁の角部を曲面にすることで攪拌と混合効果を高め、微生物による分解効果を高めることが出来る。(請求項3)
本発明を以下添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1から図4には生ごみ処理装置の全体を示している。生ごみ処理装置の装置本体となる本体1内には上方を開口した処理槽2を内装してあり、この処理槽2には攪拌羽根12が回転自在に内装してある。本体1の上部には蓋体7が設けられておりこの蓋体7は、処理槽2の上面開口を開閉するため上下の回転自在に配設されている。処理槽2内には、生ごみ処理材13が充填されており、蓋体7を開けて生ごみ処理材13を充填した処理槽2内に生ごみを投入するようになっている。
図1から図4には生ごみ処理装置の全体を示している。生ごみ処理装置の装置本体となる本体1内には上方を開口した処理槽2を内装してあり、この処理槽2には攪拌羽根12が回転自在に内装してある。本体1の上部には蓋体7が設けられておりこの蓋体7は、処理槽2の上面開口を開閉するため上下の回転自在に配設されている。処理槽2内には、生ごみ処理材13が充填されており、蓋体7を開けて生ごみ処理材13を充填した処理槽2内に生ごみを投入するようになっている。
図1は本発明の請求項1の発明で処理槽2内の上部に脱臭プレート3が着脱自在に設けられている。この脱臭プレート3は処理槽2内の空気が接触できるようになっている。この脱臭プレート3は合成樹脂板あるいは発泡スポンジ、不織布、紙などからなる。
脱臭プレート3は、セルロース基材にスルホン酸基とカルボキシル基とをグラフト重合することにより高密度で作成することで、アンモニアガスなどを化学反応により高密度で吸着するので好ましい。
ただし、本発明に関わる脱臭プレート3はそれらに限定されるものではなく、活性炭やゼオライトあるいは保湿機能を持つシリカゲルなどの物理的に吸着するタイプの脱臭剤など種々の脱臭剤を単独で、または組み合わせて用いることで相乗効果的にさらに脱臭効果を高めることが出来る。
ただし、本発明に関わる脱臭プレート3はそれらに限定されるものではなく、活性炭やゼオライトあるいは保湿機能を持つシリカゲルなどの物理的に吸着するタイプの脱臭剤など種々の脱臭剤を単独で、または組み合わせて用いることで相乗効果的にさらに脱臭効果を高めることが出来る。
また、他の例として脱臭プレート3を連続気泡を有するスポンジで構成することにより中和、補集の反応は表面だけでなくその内部でも行われ中和、補集効率、容量が向上される。また、脱臭プレート3に担持する塩基性塩に炭酸マグネシウムを使用することにより臭気中の酸成分との接触面積を大きくでき、中和、補集効率を向上させることが出来る。
また、脱臭プレート3の脱臭基剤として、硫酸第一鉄、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、二酸化チタン、水酸化アルミニウ厶等を展着した脱臭プレート3が好ましい。
また、脱臭プレート3の防湿基剤として、シリカゲル、吸水ポリマー、塩化カルシウム、ポリエチレングリコール等の化学防湿基剤が好ましい。
図2は、本発明の請求項2の発明で処理槽2の上部の蓋体7に上記の脱臭プレート3が着脱自在に設けられている。このことにより、処理槽2の空間部分の壁体の全てに脱臭プレート3が配設されることになり処理槽2内の臭気がより低減される。
図3は、本発明の請求項3の発明で処理槽2の形状は、底面を断面半円形9で形成されさらに、その両側の壁面との交わる角Aを大きな曲面8に形成されている。さらに攪拌羽根12は曲面8の形状に合わせ形成され、曲面8とのすき間は狭く配設されている。
生ごみ処理装置の分解能力の向上及び脱臭効果の向上により、今後生ごみ処理装置の利用可能性は高いと思われます。
1 本体
2 処理槽
3 脱臭プレート
4 脱臭プレート取付具
5 カラー
6 空間部分
7 蓋体
8 処理槽曲面部
9 処理槽断面半円形部
10 動力機関
11 回転軸
12 攪拌羽根
13 生ごみ処理材
14 吸気口
15 排気口
A 角
100 有機物処理装置
101 処理室
102 吸気経路
103 排気経路
104 排気ファン
105 脱臭装置
106 空気循環経路
107 循環ファン
108 除湿装置
109 加熱装置
2 処理槽
3 脱臭プレート
4 脱臭プレート取付具
5 カラー
6 空間部分
7 蓋体
8 処理槽曲面部
9 処理槽断面半円形部
10 動力機関
11 回転軸
12 攪拌羽根
13 生ごみ処理材
14 吸気口
15 排気口
A 角
100 有機物処理装置
101 処理室
102 吸気経路
103 排気経路
104 排気ファン
105 脱臭装置
106 空気循環経路
107 循環ファン
108 除湿装置
109 加熱装置
Claims (3)
- 生ごみを分解する微生物の担体を収納し、投入される生ごみを分解処理する処理槽と、処理物の処理物を攪拌する攪拌体と、前記処理槽内へ生ごみを投入する投入開口を開閉自在に閉塞する蓋体と前記処理槽内の臭気を脱臭する脱臭手段を前記処理槽内に備えたことを特徴とする生ごみ処理装置。
- 前記脱臭手段は、前記蓋体に脱臭部が着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
- 前記処理槽は、下部底面が断面半円形で形成され、前記断面半円形と両側壁面の交接する角部が曲面に形成されていることを特徴とする請求項1、2記載の生ごみ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004028650A JP2005193213A (ja) | 2004-01-06 | 2004-01-06 | 生ごみ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004028650A JP2005193213A (ja) | 2004-01-06 | 2004-01-06 | 生ごみ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005193213A true JP2005193213A (ja) | 2005-07-21 |
Family
ID=34824043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004028650A Pending JP2005193213A (ja) | 2004-01-06 | 2004-01-06 | 生ごみ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005193213A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102466347B1 (ko) * | 2022-02-22 | 2022-11-16 | 주식회사 리드바이오랩 | 음식물 쓰레기 처리기용 교반장치 |
-
2004
- 2004-01-06 JP JP2004028650A patent/JP2005193213A/ja active Pending
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