JP2005191694A - 画像処理装置及びその方法、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】動画像の中からシーンを選択する場合に、ユーザの負担を軽減しつつ適切かつ効率よくシーン選択を行うことができる技術を提供する。
【解決手段】 画像圧縮データを伸長して、フレーム単位の画像データを求める手段と、フレーム間の画像変化の程度に基づいて、表示対象とするフレームを選択する手段と、前記選択した表示対象フレームの画像データに基づいて表示を行う手段とを備える。前記選択する手段は、所定間隔の2フレームの画像データの画像変化を測定する手段と、画像変化を蓄積し、その蓄積量が閾値以上になった際のフレームを表示対象として選択する手段とを備える。
【選択図】 図6
【解決手段】 画像圧縮データを伸長して、フレーム単位の画像データを求める手段と、フレーム間の画像変化の程度に基づいて、表示対象とするフレームを選択する手段と、前記選択した表示対象フレームの画像データに基づいて表示を行う手段とを備える。前記選択する手段は、所定間隔の2フレームの画像データの画像変化を測定する手段と、画像変化を蓄積し、その蓄積量が閾値以上になった際のフレームを表示対象として選択する手段とを備える。
【選択図】 図6
Description
本発明は、動画像圧縮データを伸長して動画表示する技術に関し、特に、動画像の中から適切かつ効率よく所望のシーン(フレーム)を選択するための動画表示技術に関する。
従来、動画像を対象として印刷を行おうとした場合、ホスト装置において動画像圧縮データを伸長してフレーム毎の静止画データ(フレームデータ)を生成し、これをプリンタに送信する。そして、プリンタでは、受信したフレームデータに基づき印刷を実行する、という枠組みを採るのが普通である。
これに対し、近年では、プリンタ自体に動画像圧縮データの伸長機能を設け、ホスト装置などから動画像圧縮データを直接プリンタに送信する枠組みを採るものも提案されてきている(特許文献1参照)。このようなプリンタでは、1)動画像圧縮データを受け付ける、2)動画像圧縮データを伸長して各フレームデータを生成し、フレームメモリに格納する、3)フレームメモリを参照し、所定のフレームについて印刷を実行する、という工程で動画像の印刷処理を実行する。
特開2001−78127号公報
ユーザが動画像の中から好みのシーンを選択して印刷したいと考えた場合、通常、ホスト装置又はプリンタの表示部において動画を表示させながら、好みのシーンを選択することになる。この際、例えば標準再生や早送り再生によって興味あるシーン周辺まで効率よく再生を進め、興味あるシーン周辺まできたらスロー再生を行ってシーン選択を行い易くするなど、ユーザが再生モードを制御してシーンを選択する方法が一般的である。
しかし、このようなシーン選択方法では、ユーザがシーン選択のために再生モードの切り替えという煩雑な操作を行わなければならず、その負担はけっして小さくない。特に、動画中の対象の動きに緩急がある場合は、適切かつ効率よくシーン選択を行うために標準再生/早送り再生/スロー再生等を頻繁に切り替える必要があり、ユーザの負担は増大する。更に、例えば対象の動きが速い状況下でシーン選択したい場合、ユーザが好みのシーンを認識してからスロー再生を指示しても、実際にスロー再生に移行した時には既にその好みのシーンを通過してしまっている場合も多く、慣れないユーザにとって適切なタイミングでスロー再生等を指示して好みのシーンを選択することは難しい操作であった。
そこで、本発明は、動画像の中からシーンを選択する場合に、ユーザの負担を軽減しつつ適切かつ効率よくシーン選択を行うことができる技術を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、フレーム間の画像変化の程度に基づいて、表示対象とするフレームを選択する手段と、前記選択した表示対象フレームの画像データに基づいて表示を行う手段とを備えることを特徴とする。かかる構成によれば、画像変化の程度に応じて自動的にフレーム間隔を制御して動画表示できるため、ユーザは、自ら再生モードを「標準再生」「早送り再生」「スロー再生」などに切り変える必要なく、容易に、そして適切かつ効率よくシーン選択を行うことができる。
好適には、前記選択する手段は、所定間隔の2フレームの画像データの画像変化を測定する手段と、画像変化を蓄積し、その蓄積量が閾値以上になった際のフレームを表示対象として選択する手段とを備えることを特徴とする。
また好適には、前記選択する手段は、フレーム間の画像変化の程度に基づいて、フレーム間隔を決定する手段と、前記決定したフレーム間隔に基づいて表示対象とするフレームを選択する手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、本発明の画像処理装置と、画像圧縮データを伸長して、フレーム単位の画像データを求める手段と、画像データに基づいて媒体に画像を形成する手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、フレーム間の画像変化の程度に基づいて、表示対象とするフレームを選択する工程と、前記選択した表示対象フレームの画像データに基づいて表示を行う工程とを備えることを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、コンピュータにより実施することができるが、そのためのコンピュータプログラムは、CD−ROM、磁気ディスク、半導体メモリ及び通信ネットワークなどの各種の媒体を通じてコンピュータにインストールまたはロードすることができる。また、コンピュータプログラムが、プリンタ用カードやプリンタ用オプションボードに記録されて流通する場合も含む。
なお、本明細書において、1つの「手段」が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の「手段」の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
本発明によれば、動画像の中からシーンを選択する場合に、ユーザの負担を軽減しつつ適切かつ効率よくシーン選択を行うことができる技術を提供することができる。
(第1の実施形態)
図面を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本実施形態のプリンタ1のハードウェア構成を表すブロック図である。
図面を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本実施形態のプリンタ1のハードウェア構成を表すブロック図である。
プリンタ1は、用紙をプリンタ内に供給する給紙機構10、印字を行う印刷エンジン11、及び用紙をプリンタ機外に排出する排紙機構12等により構成される動力機構部2を備える。印刷エンジン11は、紙送機構、キャリッジ機構、印刷ヘッドなどを含んで構成される。
これら動力機構部2を制御し印刷動作を行わせるのは、CPU(プロセッサ)13、ROM14、RAM15、表示パネル及びパネルコントローラ16、PCカードスロット及びPCカードコントローラ17、USB等のインタフェース18等からなるプリンタ制御部3である。CPU13は、バスを介して各手段14〜18にアクセス可能に構成されている。なお、動力機構部2が独立してCPUを備えていてもよく、その場合は、動力機構部2のCPUが、パラレルインタフェース等を介してCPU13と通信を行い、印刷エンジン11を制御して印刷動作を行わせることになる。
動力機構部2、制御部3の構成・動作は原則として従来のプリンタ装置の構成・動作と同様である。例えば、本プリンタ1は、ホスト装置からインタフェース18を介して印刷ジョブを受信し、又は、外部メモリからPCカードスロット等17を介して/デジタルカメラ等の情報機器からインタフェース18を介して画像データを直接読み込み、かかる印刷ジョブや画像データに基づいて動力機構部2を制御して印刷動作を行なわせる機能を備える。
ただし、本プリンタ1は、動画像圧縮データの伸長機能、及び動画像表示機能を備えており、更に、フレーム間の画像変化の程度に基づいて、表示するフレームを選択する機能を備えている点で、従来の構成と異なっている。
図2に、制御部3における主要な機能構成図を示す。図に示すように、制御部3は、パネルIF手段20、伸長制御手段21、伸長手段22、フレーム制御手段23、表示制御手段24、印刷制御手段25等を備えて構成される。上記の各手段は、ROM14又はRAM15に格納されるアプリケーションプログラムをCPU13が実行することにより機能的に実現される。なお、制御部3は、上記の各手段のほか、一般的なプリンタが備える画像処理(サイズ変換処理、ノイズ除去、シャープネスなど)手段を備えることができる。
パネルIF手段20は、例えばLCDや操作キーなどから構成される表示パネル及びパネルコントローラ16を介して、ユーザからプリンタ1に対するコマンド(表示操作コマンドや印刷制御コマンドなど)を受けつけるとともに、ユーザに対して印刷ステータス等を出力する。表示操作コマンドに関しては、例えば図3に示すように、プリンタ1に各再生モードに対応する表示操作キー等を設ける構成としてもよい。
伸長制御手段21は、受信バッファ又は外部メモリ等から画像圧縮データを読み出し、フレームレートに従って伸長手段21に画像圧縮データを供給する。
伸長手段22は、画像圧縮データ(JPEGデータ、モーションJPEGデータ、MPEGデータなど)に対して伸長処理等を施し、フレーム単位の画像データを復元して、RAM15の所定領域(フレームメモリ)に格納する。伸長処理は圧縮方式に対応した周知の処理を用いることができる。例えば、画像圧縮データがJPEG方式の圧縮データである場合、8×8ブロックごとに、DC成分についてHuffman符号の復号、AC成分についてHuffman符号の復号、ランレングス圧縮の復号を行い、復号した各成分に逆量子化を行って周波数成分を算出し、かかる周波数成分に逆DCTを行うことにより、画像データを復元する。
フレーム制御手段23は、フレーム間の画像変化の程度に基づいて、表示対象とする(表示に用いる)フレームを選択する。
表示制御手段24は、パネルコントローラ16を制御して、表示対象フレームの画像データに基づいて表示パネル上で画像表示(静止画、動画)を行わせる。
これら伸長制御手段21、伸長手段22、フレーム制御手段23、表示制御手段24の動作については、後述する動画表示処理の説明において詳しく説明する。
印刷制御手段25は、従来のプリンタ装置と同様に、印刷ジョブの解析、印刷イメージの生成、印刷エンジン11の制御等を実行する。
例えば、ホスト装置から送られてくる印刷ジョブに従い印刷を実行する場合、受信バッファから印刷データを順番に読み出し、これを解析してラスタ形式の画像データを生成する。印刷データが画像圧縮データを含む場合は、伸長手段22を制御して、画像データの復元を行う。また例えば、ホスト装置を介さずにプリンタ単体で印刷を実行する場合、PCカードスロット等17を介して外部メモリから画像圧縮データを読み出し、伸長手段22を制御して、画像データの復元を行う。
そして、かかる画像データに対し、印刷動作において通常行われる所定の画像処理(例えば、ノイズ除去など)を施して、印刷イメージを生成する。また、受信バッファから読み出した制御コマンド、又はパネルIF手段20を介して入力されたコマンド等に基づき、例えば印刷エンジン11の紙送機構等を制御して印刷開始に必要な状態を整え、所定単位分(例えば1パス分)の印刷イメージを印刷エンジン11に転送し、印刷エンジン11を制御しながら印刷を実行する。
(動画表示処理)
以下では、図4〜図7に示すフローチャート等を参照して、プリンタ1における動画表示処理を詳細に説明する。各ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して、又は並列に実行することができる。また、処理の終了は例えば割り込み等を用いて実現できる。
以下では、図4〜図7に示すフローチャート等を参照して、プリンタ1における動画表示処理を詳細に説明する。各ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して、又は並列に実行することができる。また、処理の終了は例えば割り込み等を用いて実現できる。
なお、本実施形態ではモーションJPEG方式の動画像圧縮データを対象として処理を説明する。モーションJPEG方式とは、カラー静止画符号化の国際標準であるJPEG方式に基づいて圧縮したカラー静止画像を連続して再生することにより動画表示を実現する方式である。
(伸長制御手段21:図4)
伸長制御手段21は、パネルIF手段20において受信バッファ又は外部メモリに格納される動画像圧縮データの指定とともに動画表示コマンドを受け付けると、以下の処理を開始する。
伸長制御手段21は、パネルIF手段20において受信バッファ又は外部メモリに格納される動画像圧縮データの指定とともに動画表示コマンドを受け付けると、以下の処理を開始する。
まず、伸長制御手段21は、初期設定として、再生モードを「標準再生」に設定し、該「標準再生」に対応するパラメータ値を設定するとともに、指定された動画像圧縮データの開始フレームを選択する(ステップS100)。
ここで、再生モードには、再生方向、フレームレート、フレーム間隔の3つのパラメータが対応づけられており、更に特定の再生モードには、画像変化閾値パラメータが対応づけられている。本実施形態では、図8に示すように「標準再生」「早送り再生」「スロー再生」「逆再生」「停止」「速度適応再生」の6つの再生モードに各パラメータ値が対応づけられてRAM15等に記憶されているものとする。従って、例えば再生モードを「標準再生」に設定した場合は、再生方向=順方向、フレームレート=5フレーム/S、フレーム間隔=6が設定され、「速度適応再生」に設定した場合は、再生方向=順方向、フレームレート=5フレーム/S、フレーム間隔=1、画像変化閾値=αが設定されることになる。
ただし、図8に示す具体的な再生モードや各パラメータ値は例示であり、設計に応じて任意に変更可能である。例えば、「早戻り再生」、「逆スロー再生」、「速度適応逆再生」などの再生モードを設けてもよい。
ここで、閾値αは、表示対象とするフレームの間隔を制御するパラメータであり、その値は画像変化の測定方法に応じて適切に定めることができる。例えば、後述するように変化量d=(2つのフレームの対応画素における画素値の差の2乗平均)1/2に基づいて画像変化を測定する場合であれば、α=30〜100程度(画素値が0〜255を取る場合)とすることが考えられる。なお、閾値αは、ユーザの指示等に基づいて調節可能に構成されていることが望ましい。
次に、伸長制御手段21は、パネルIF手段20において表示操作コマンドが入力されたか否かを判断し(ステップS101)、入力されていない場合にはステップS103に進む。
一方、表示操作コマンドが入力された場合には、伸長制御手段21は、かかる表示操作コマンドに応じて再生モードを設定し、例えば図8に示す対応関係に基づき、該設定した再生モードに対応するパラメータ値を設定する(ステップS102)。
次に、伸長制御手段21は、再生モードが「停止」かどうかを判断する(ステップS103)。
再生モードが「停止」でない場合は、伸長制御手段21は、受信バッファ又は外部メモリを参照し、指定された動画像圧縮データの前記選択したフレームの画像圧縮データ(JPEGデータ)を読み出して、伸長手段22に供給する(ステップS104)。
次に、伸長制御手段21は、設定されたフレームレートでJPEGデータの供給が行われるように、供給タイミングの調整を図る(ステップS105)。例えば、フレームレートが5フレーム/秒である場合、1フレームあたり0.2秒となるので、0.2秒間隔のタイミングでJPEGデータが伸長手段22に供給されるように調整を図ることになる。
次に、伸長制御手段21は、指定された動画像圧縮データについて、前記選択したフレームから再生方向へフレーム間隔を空けて次のフレームを選択し(ステップS106)、ステップS101に再帰する。なお、選択するフレームがない場合は、再生モードを「停止」に設定する。
一方、伸長制御手段21は、再生モードが「停止」の場合(すなわちユーザによってシーン選択が行なわれた場合)、パネルIF手段20において「停止」以外の表示操作コマンドが入力されるまで待機する(ステップS107)。そして、「停止」以外が入力されたならば、かかる表示操作コマンドに応じて再生モード及び対応するパラメータ値を設定し(ステップS108)、現在表示中のフレームを選択して(ステップS109)、S106へ進む。
(伸長手段22:図5)
伸長手段22は、伸長制御手段21によりJPEGデータの供給を受けると、以下の伸長処理を開始する。
伸長手段22は、伸長制御手段21によりJPEGデータの供給を受けると、以下の伸長処理を開始する。
まず、伸長手段22は、カラー成分(例えばY、CR、CBの3成分)ごとに、各8×8ブロックのDC成分圧縮データ、AC成分圧縮データに対してHuffman符号の復号を行い、DC成分データ1(Huffman復号後、逆量子化前のデータ)、AC成分データ1(Huffman復号後、ランレングス復号前のデータ)を求める(ステップS200)。
次に、伸長手段22は、AC成分データ1に対してランレングス圧縮の復号を行い、AC成分データ2(ランレングス復号後、逆量子化前のデータ)を求める(ステップS201)。
次に、伸長手段22は、DC成分データ1及びAC成分データ2に対して逆量子化を行い、DC成分データ2(逆量子化後のデータ、逆DCT演算前のデータ)及びAC成分データ3(逆量子化後のデータ、逆DCT演算前のデータ)を求める(ステップS202)。
次に、伸長手段22は、8×8ブロック内の各画素について、DC成分データ2及びAC成分データ3に基づいて逆DCT演算を行い、画素値(例えば、Y値、CR値、CB値)を求める(ステップS203)。
次に、伸長手段22は、前記求めた画素値に基づき、例えばYCC空間からRGB空間へ、必要に応じて色変換を行う(ステップS204)。
次に、伸長手段22は、前記色変換された画素値に基づき、各カラー成分(例えば、RGBの3成分)の画像データをフレーム単位でフレームメモリに格納する(ステップS205)。
(フレーム制御手段23:図6)
フレーム制御手段23は、伸長制御手段21の処理開始にともない、以下の処理を開始する。
フレーム制御手段23は、伸長制御手段21の処理開始にともない、以下の処理を開始する。
フレーム制御手段23は、初期設定として、蓄積変化量S=0、注目フレームインデックスn=1を設定する(ステップS300)。
次に、フレーム制御手段23は、インデックス(n+フレーム間隔)で特定されるフレームについて、伸長手段21が伸長処理を終了し、フレームメモリに画像データが格納されるまで待機する(ステップS301)。
次に、フレーム制御手段23は、再生モードが「速度適応再生」かどうかを判断し(ステップS302)、再生モードが「速度適応再生」でない場合、S306に進む。
一方、再生モードが「速度適応再生」である場合、フレーム制御手段23は、インデックスn及び(n+フレーム間隔)で特定される2つのフレーム間の画像変化の程度を測定する(ステップS303)。ここで、画像変化の測定方法として種々の方法が考えられるが、本実施形態では、画像変化の程度を表わす変化量dを以下のようにして求めることとする。
変化量d=(2つのフレームの対応画素における画素値の差の2乗平均)1/2
次に、フレーム制御手段23は、S=S+dに従って、蓄積変化量Sを更新する(ステップS304)。
次に、フレーム制御手段23は、S=S+dに従って、蓄積変化量Sを更新する(ステップS304)。
次に、フレーム制御手段23は、S>αが成立するかどうかを判断する(ステップS305)。そして、S>αが成立しない場合、インデックス(n+フレーム間隔)で特定されるフレームを表示対象として選択することなく、S308に進む。
一方、S>αが成立する場合、フレーム制御手段23は、インデックス(n+フレーム間隔)で特定されるフレームを表示対象として選択し(ステップS306)、蓄積変化量Sを0に初期化してから(ステップS307)、S308に進む。
上記の工程を経たのち、フレーム制御手段23は、n=(n+フレーム間隔)に従って、注目フレームインデックスnを更新し(ステップS308)、S301に再帰する。
(表示制御手段24:図7)
表示制御手段24は、伸長制御手段21の処理開始にともない、以下の処理を開始する。
表示制御手段24は、伸長制御手段21の処理開始にともない、以下の処理を開始する。
表示制御手段24は、設定されたフレームレートに従って、フレームメモリに格納された表示対象フレーム(フレーム制御手段23において表示対象として選択されたフレーム)の画像データに基づいて動画表示がなされるように、パネルコントローラ16を制御する(ステップS400)。かかる制御をうけて、パネルコントローラ16は、フレームメモリから表示対象フレームの画像データをフレーム番号順に読み出し、表示パネル上でフレームレートに従った動画表示を行う。このとき、フレームメモリに格納される画像データのサイズに応じて、必要に応じて適切なサイズに又はユーザが指定したサイズに拡大又は縮小して表示を行うことが望ましい。なお、パネルコントローラ16は、読み出した画像データが最終フレームに該当する場合は、その画像データを表示して動画表示を終了する。
次に、表示制御手段24は、再生モードが「停止」かどうかを判断し(ステップS401)、「停止」でない場合には、ステップS400に再帰する。
一方、再生モードが「停止」の場合には、表示制御手段24は、現在表示中のフレームについて静止画表示がなされるようにパネルコントローラ16を制御し(ステップS402)、ステップS401に再帰する。
なお、静止画表示中にパネルIF手段において印刷を要求するコマンドを受け付けた場合、印刷制御手段23は、かかる静止画表示中の画像データに対し、印刷動作において通常行われる所定の画像処理(例えば、ノイズ除去など)を施して、印刷イメージを生成する。そして、印刷エンジン11の紙送機構等を制御して印刷開始に必要な状態を整え、所定単位分(例えば1パス分)の印刷イメージを印刷エンジン11に転送し、印刷エンジン11を制御しながら印刷を実行する。
本実施形態の構成によれば、再生モードが「速度適応再生」である場合、画像変化が大きい(動きの速い)シーンが続く場合には、比較対象の2フレーム間の変化量dが大きくなり、”蓄積変化量Sが閾値αを超えるために必要な変化量dの蓄積回数”が減少するため、自動的に小さいフレーム間隔で表示対象となるフレームが選択されることになる。一方、画像変化が小さい(動きの遅い)シーンが続く場合には、比較対象の2フレーム間の変化量dが小さくなり、”蓄積変化量Sが閾値αを超えるために必要な変化量dの蓄積回数”が増加するため、自動的に大きいフレーム間隔で表示対象となるフレームが選択されることになる。
このように、本実施形態の「速度適応再生」モードでは、画像変化の程度に応じて自動的にフレーム間隔の大小が制御されるため、ユーザは、自ら再生モードを「標準再生」「早送り再生」「スロー再生」などに切り変える必要なく、容易に、そして適切かつ効率よくシーン選択を行うことができる。例えば、動きの速いシーンでは小さいフレーム間隔で、すなわちスロー再生の傾向で動画表示されることから、ユーザは適切にシーン選択することが可能となり、動きの遅いシーンでは大きいフレーム間隔、すなわち早送り再生の傾向で動画表示が実行されることから、ユーザは効率よくシーン選択することが可能となる。
(その他)
本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々に変形して適用することが可能である。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々に変形して適用することが可能である。
例えば、上記実施形態では、2つのフレーム間で変化量dを求め、その蓄積変化量Sが閾値を越える場合に表示対象フレームを選択することで、表示対象フレーム間隔を制御する構成としているが、例えば変化量dに基づいて直接、表示対象フレーム間隔を決定し、かかる表示対象フレーム間隔に基づいて表示対象とするフレームを選択する構成としてもよい。例えば、変化量dが大きい場合は動きの速いシーンが続くことが予想されるため、フレーム間隔が小さくなるように決定する一方、変化量dが小さい場合には動きの遅いシーンが続くことが予想されるため、フレーム間隔が大きくなるように決定することが考えられる。図9に、このような考えに基づき構成したフレーム制御手段23の変形例のフローチャートを示す。かかる構成によれば、2つのフレーム間の変化量を測定する回数を減らして高速に処理を実行することができる。
また例えば、上記実施形態では、モーションJPEG方式の動画像圧縮データを対象として処理を説明したが、本発明は、MPEG方式など、フレーム単位の画像データを求めることができる方式の動画像圧縮データであれば、適用可能である。MPEG方式の動画像圧縮データを対象とする場合、圧縮データ中にフレーム間の動き情報が含まれているため、上記実施形態のように画像変化の程度(変化量d)を求める代わりに、かかる動き情報を利用して画像変化の程度(変化量d)を求めてもよい。例えば、変化量dとして、2つのフレームにおけるMCU(Minimum Coded Unit)単位の動き情報の最大値や平均値を求めることが考えられる。
また例えば、上記実施形態では、動画表示中に再生モードを「停止」にすることで静止画表示を行う構成について説明したが、例えば1画像分のJPEGデータを直接指定して静止画表示を行う機能を備えていてもよい。
最後に、上記実施形態では、本発明をプリンタ装置に適用した場合について説明したが、本発明はプリンタ装置への適用に限られるものではなく、動画表示機能を有する装置(例えばデジタルカメラや携帯電話、パソコンの動画表示ソフトウェアなど)について適用することが可能である。
1 プリンタ、2 動力機構部、3 制御部、10 給紙機構、11 印刷エンジン、12 排紙機構、13 CPU、14 ROM、15 RAM、16 LCDパネル及びLCDコントローラ、17 PCカードスロット及びPCカードコントローラ、18 インタフェース、20 パネルIF手段、21 伸長制御手段、22 伸長手段、23 フレーム制御手段、24 表示制御手段、25 印刷制御手段
Claims (6)
- フレーム間の画像変化の程度に基づいて、表示対象とするフレームを選択する手段と、
前記選択した表示対象フレームの画像データに基づいて表示を行う手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記選択する手段は、
所定間隔の2フレームの画像データの画像変化を測定する手段と、
画像変化を蓄積し、その蓄積量が閾値以上になった際のフレームを表示対象として選択する手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記選択する手段は、
フレーム間の画像変化の程度に基づいて、フレーム間隔を決定する手段と、
前記決定したフレーム間隔に基づいて表示対象とするフレームを選択する手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
画像圧縮データを伸長して、フレーム単位の画像データを求める手段と、
画像データに基づいて媒体に画像を形成する手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - フレーム間の画像変化の程度に基づいて、表示対象とするフレームを選択する工程と、
前記選択した表示対象フレームの画像データに基づいて表示を行う工程とを備えることを特徴とする画像処理方法。 - 請求項5記載の画像処理方法をコンピュータで実行させるためのプログラム。
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JP2016058793A (ja) * | 2014-09-05 | 2016-04-21 | キヤノン株式会社 | 撮像装置、その制御方法、及びプログラム |
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