JP2005191207A - 放熱装置およびこれを備えた電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、放熱能力が高く、冷媒を循環して冷却する冷却装置の冷却効率を全体として向上させることができる放熱装置と、それを搭載した電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、冷媒を流して該冷媒の熱を受熱する屈曲パイプ21と、屈曲パイプ21の外側面に固定され屈曲パイプ21の熱を大気中の空気と熱交換する複数のフィン22を備えた放熱装置とそれを搭載した電子機器であって、膨出部25を形成し、屈曲パイプ21の内径が管軸方向に増減することを主要な特徴とする。
【選択図】図5
【解決手段】本発明は、冷媒を流して該冷媒の熱を受熱する屈曲パイプ21と、屈曲パイプ21の外側面に固定され屈曲パイプ21の熱を大気中の空気と熱交換する複数のフィン22を備えた放熱装置とそれを搭載した電子機器であって、膨出部25を形成し、屈曲パイプ21の内径が管軸方向に増減することを主要な特徴とする。
【選択図】図5
Description
本発明は、半導体集積回路で構成された中央演算処理装置(以下、CPU)等の発熱部品を、冷媒を循環させて冷却する冷却装置の放熱装置、及びそれを搭載した電子機器に関するものである。
最近のコンピュータにおける高速化の動きはきわめて急速であり、CPUのクロック周波数は以前と比較して格段に大きなものになってきている。この結果、CPUの発熱量が増し、従来のようにヒートシンクで空冷するだけでは能力不足で、高効率の冷却装置が不可欠になっている。そこでこのような冷却装置として、冷媒を循環させて冷却する冷却装置が提案された(特許文献1参照)。
以下、このような冷媒を循環させて冷却する従来の電子機器の冷却装置について説明する。なお、本明細書において電子機器というのは、CPU等にプログラムをロードして処理を行う装置、中でもデスクトップ型やノート型パソコンのようなコンピュータ装置を中核とするが、ほかにも通電により発熱する発熱部品を搭載した電子部品で構成された装置を含むものである。この従来の冷却装置は、例えば図8に示すようなものが知られている。図8は従来の電子機器の冷却装置の構成図である。
図8において、100は筐体であり、101は発熱部品、102は発熱部品101を実装した基板、103は発熱部品101と冷媒との間で熱交換を行ない、発熱部品101を冷却する受熱部、104は冷媒から熱を取り除く放熱装置、105は冷媒を循環させるポンプ、106はこれらを接続する配管、107は放熱装置104を空冷するファンである。
この従来の冷却装置の動作を説明すると、ポンプ105から吐出された冷媒は、配管106を通って受熱部103に送られる。ここで発熱部品101の熱を奪うことでその温度が上昇し、放熱装置104に送られる。この放熱装置104でファン107によって強制空冷されてその温度が降下し、再びポンプ105へ戻ってこれを繰り返す。このように、冷媒を循環させて発熱部品101から熱を奪って冷却するものであった。
そしてこの従来の放熱装置104の構成は、冷媒液の流路を伝熱性の高い金属管等によって形成し、この金属管等の表面積を増大させるように、フィンを設けている。このため、金属管を加熱された冷媒液が通過すると金属管内表面から外表面に伝播し、外表面からフィンに熱が伝わる。このフィンにファンによって空気を当てることによって、大気中に放熱するように構成されている。
特開平7−142886号公報
しかしながら、従来の冷却装置では、放熱装置からの放熱量は伝熱のための伝熱面積と金属管の材料に依存するため、放熱能力には限界があった。
そこで、本発明は、放熱能力が高く、冷媒を循環して冷却する冷却装置の冷却効率を全体として向上させることができる放熱装置と、それを搭載した電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、冷媒を流して該冷媒の熱を受熱する伝熱管と、伝熱管の外側面に固定され該伝熱管の熱を大気中の空気と熱交換する複数の放熱フィンを備えた放熱装置であって、伝熱管の内径が管軸方向に増減することを主要な特徴とする。
本発明によれば、放熱装置での冷媒の温度が下がり、冷却装置全体として冷却効率を向上させることができる。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、冷媒を流して該冷媒の熱を受熱する伝熱管と、伝熱管の外側面に固定され該伝熱管の熱を大気中の空気と熱交換する複数の放熱フィンを備えた放熱装置であって、伝熱管の内径が管軸方向に増減する放熱装置であり、内径の増減により冷媒の流れが乱され、層流から乱流化して乱流境界層を介しての熱伝達となり、またこの増減により伝熱面積が増え、放熱能力が高く、冷媒を循環して冷却する冷却装置の冷却効率を全体として向上させることができる。
本発明の第2の発明は、第1の発明に従属する発明であって、伝熱管の内径が、各放熱フィンが固定された位置で小さく、該放熱フィン間の位置では大きく形成されている放熱装置であり、放熱能力が高く、冷媒を循環して冷却する冷却装置の冷却効率を全体として向上させることができる。
本発明の第3の発明は、第2の発明に従属する発明であって、伝熱管の内径が、各放熱フィンが固定された位置において、一定の半径で放熱フィン間より小さく形成されている放熱装置であり、過度に不規則な流れとならないため流路抵抗が小さく、各放熱フィンが固定された位置の内径が小さく、これにより伝熱に寄与する部分で流れが乱され、放熱能力が高くなる。また、組み立て後に高圧流体を加えるだけで製造でき、製造が容易である。
本発明の第4の発明は、第2の発明に従属する発明であって、伝熱管の内径が、各放熱フィンが固定された位置において、周方向で放熱フィン間より部分的に小さく形成されている放熱装置であり、各放熱フィンを固定するため伝熱管をプレスして圧潰すればよく、製造が容易である。
本発明の第5の発明は、第1〜4のいずれかの発明に従属する発明であって、伝熱管の内径が管軸方向に周期的に増減する放熱装置であり、過度に不規則な流れとならないため流路抵抗が小さく、放熱能力が高く、冷媒を循環して冷却する冷却装置の冷却効率を全体として向上させることができる。
本発明の第6の発明は、第1の発明に従属する発明であって、伝熱管の内径が、放熱フィンが複数固定された範囲では管軸方向に小さく、放熱フィンが形成されていない範囲ではこれより大きく形成されている放熱装置であり、放熱フィンの枚数が多く、放熱能力が高くなる。
本発明の第7の発明は、冷媒を循環するための閉循環路に受熱部とポンプ,冷媒を貯めるためのリザーブタンク、第1〜6のいずれかの発明の放熱装置がそれぞれ設けられ、ポンプが冷媒を循環し、冷却器が冷媒を使って発熱部品から熱を奪い、奪った熱を放熱装置が放熱する電子機器であり、放熱能力が高く、冷媒を循環して冷却する冷却装置の冷却効率を全体として向上させることができる。
本発明の第8の発明は、冷媒を循環するための閉循環路に受熱部一体型ポンプ,冷媒を貯めるためのリザーブタンク、請求項1〜6の放熱装置がそれぞれ設けられ、ポンプが前記冷媒を循環し、構成部品が少なく、受熱部が冷媒を使って発熱部品から熱を奪い、奪った熱を放熱装置が放熱する電子機器であり、放熱能力が高く、冷媒を循環して冷却する冷却装置の冷却効率を全体として向上させることができる。
(実施例1)
本発明の実施例1は、電子機器としてコンピュータ装置に関するものであり、このコンピュータ装置に搭載する冷却装置の放熱装置に関するものである。図1は本発明の実施例1における放熱装置を搭載した受熱部とポンプが別体のデスクトップ型コンピュータ装置の構成図、図2は本発明の実施例1における放熱装置を搭載した受熱部とポンプ一体型のデスクトップ型コンピュータ装置の構成図、図3は本発明の実施例1における放熱装置を搭載した折り畳み式コンピュータ装置の一部破砕斜視図、図4は本発明の実施例1における放熱装置の斜視図、図5は本発明の実施例1における放熱装置のフィンと屈曲パイプの拡大部分断面図である。
本発明の実施例1は、電子機器としてコンピュータ装置に関するものであり、このコンピュータ装置に搭載する冷却装置の放熱装置に関するものである。図1は本発明の実施例1における放熱装置を搭載した受熱部とポンプが別体のデスクトップ型コンピュータ装置の構成図、図2は本発明の実施例1における放熱装置を搭載した受熱部とポンプ一体型のデスクトップ型コンピュータ装置の構成図、図3は本発明の実施例1における放熱装置を搭載した折り畳み式コンピュータ装置の一部破砕斜視図、図4は本発明の実施例1における放熱装置の斜視図、図5は本発明の実施例1における放熱装置のフィンと屈曲パイプの拡大部分断面図である。
図1に示すコンピュータ装置は、発熱部品に接触させる受熱部とポンプが別体に構成されたコンピュータ装置である。図1において、1はデスクトップ型のコンピュータ装置の筐体であり、2はこのコンピュータ装置の演算処理を行う発熱部品であるCPU、3はCPU2を実装した基板である。このコンピュータ装置に搭載されたCPU2は、動作のためのクロック周波数に比例して発熱する。4はCPU2と冷媒との間で熱交換してCPU2を冷却する受熱部、5はアルミニウムや銅等の熱伝導性の良好な金属板で形成され冷媒から熱を取り除く放熱装置、6は冷媒を循環させるポンプ、7は冷媒液の減少時に冷媒液を補充するためにこれを保持しておくリザーブタンク、8はこれらを接続し循環路を形成するフレキシブルな配管、9は放熱装置5に設けられた強制冷却用のファン、10aは光ディスク装置、10bはフレキシブルディスク装置である。受熱部4内部には冷媒通路が形成されており、CPU2で発生した熱をCPU2に面接触された受熱部4から低温の冷媒に伝熱する。放熱装置5は筐体1の背面側に設けられ、背面の窓から放熱する。冷媒は、寒冷地や冬場の凍結により冷却装置が故障しないように不凍液とするのが好ましい。なお、ポンプ6は、デスクトップ型であるため比較的スペースに余裕があり、以下説明する図2の受熱部一体型ポンプ11と同程度のサイズもしくはやや大きいサイズのポンプである。
次に、図2に示すコンピュータ装置は、発熱部品に接触させる受熱部がポンプと一体に構成されたコンピュータ装置である。図1と同一符号は同一の機能を有すから、説明は省略する。図2において、1は筐体、2はCPU、3は基板、5は放熱装置、7はリザーブタンク、8は配管、9はファン、10aは光ディスク装置、10bはフレキシブルディスク装置である。11は受熱部が側面に設けられてCPU2から熱を吸収し冷媒との間で熱交換して冷媒を循環させ、ポンプを駆動するモータが内蔵されている受熱部一体型ポンプである。羽根車となるマグネットロータを内周側のステータで駆動する。この受熱部一体型ポンプ11は、図示はしないが遠心型ポンプや渦流ポンプ等のポンプであり、CPU2に載るように、ポンプの諸元は、厚さ3mm〜30mm、半径方向代表寸法10mm〜70mm、回転数は600rpm〜4000rpm、流量が0.01L/分〜1.5L/分、ヘッド0.1m〜2m、比速度でいうと、12〜200(単位:m、m3/分、rpm)程度のきわめて小型のものである。また、高効率の伝熱が可能な受熱部を形成するため、受熱部一体型ポンプ11のモータとは反対側の側面が発熱部品と相補形状に形成されている。図2に示す冷却装置においては、受熱部一体型ポンプ11は600rpm〜4000rpmの間で設定された所定の設定回転数で駆動され、受熱部一体型ポンプ11の受熱部4でCPU2の熱を奪い、温度が上昇して放熱装置5に送られる。放熱装置5では放熱されてその温度が降下し、再び受熱部一体型ポンプ11へ戻って循環を繰り返すものであ
る。
る。
図3に示すコンピュータ装置は、発熱部品に接触させる受熱部がポンプと一体に構成された折り畳み型のコンピュータ装置、いわゆるノート型パソコンである。図2と同一符号は同一の機能を有すから、説明は省略する。図3において、1は筐体、1aは液晶ディスプレイ、1bは液晶ディスプレイ1aが設けられたカバー、1cは本体に設けたキーボードを覆う本体、2はCPU、3は基板、5は放熱装置、7はリザーブタンク、8は配管、9はファン、11は上述した受熱部一体型ポンプである。放熱装置5が液晶ディスプレイ1aの背面側に設けられてカバー1b外面から放熱する点と、カバー1bに配設される構造のため、放熱装置5とリザーブタンク7が頻繁に開閉される点、ノート型と呼ばれるほどコンパクトな点が図2のデスクトップ型のコンピュータ装置と異なる。
次に、本発明の実施例1の放熱装置について図4、5に基づいて説明する。図4において、21は配管8に接続され冷媒が循環する循環流路の一部を構成し蛇行されたアルミニウムや銅等の高熱伝導率の屈曲パイプ(本発明の伝熱管)、22は屈曲パイプ21が貫通し接触して屈曲パイプ21の外表面の熱を吸収するフィン(本発明の放熱フィン)である。フィン22は複数枚の放熱板から構成される。また図5において、23はフィン22に開けられた貫通穴、24はフィン22の貫通穴23に形成され屈曲パイプ21との接触面積を増大させて固定する折り曲げ縁部である。25は屈曲パイプ21に形成された膨出部である。屈曲パイプ21は多数の膨出部25で管軸方向に内径が増減し、折り曲げ縁部24が接触する部分は内径が小さく、その他の部分では大きな内径となっている。
フィン22はコ字状の放熱板を多数積層され、その貫通穴23に屈曲パイプ21が挿通されて固定される。ファン9を駆動することにより、フィン22と屈曲パイプ21表面上で温度が上昇した空気を流動させ、これによって強制的に冷却し、フィン22と屈曲パイプ21の熱を空気中に放出する。
屈曲パイプ21には多数の膨出部25が形成され、内径が周期的に増減することによって、屈曲パイプ21を通る冷媒の流れが乱され、層流から乱流化して乱流境界層を介しての熱伝達となり、パイプ内壁表面での伝熱効率が向上する。過度に不規則な流れとならないため流路抵抗を小さくすることができる。また、膨出部25が形成されるため、伝熱面積が大きくなる。
屈曲パイプ21の内径に周期的に増減を設ける方法としては、内径の半径一定の屈曲パイプ21を通して固定位置を位置決めしたのち、パイプ内に高圧流体を加えることによって、内径を拡大させ、折り曲げ縁部24があるところはその拡大を抑制して密着させ、折り曲げ縁部24がないところはそのまま拡大させて膨出部25を形成する。これにより、パイプの管軸方向(長手方向)に正弦波のように内径が変化する屈曲パイプ21が形成される。高圧流体を使うので製造が容易である。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2の放熱装置について図6に基づいて説明する。図1〜図3は実施例2においても参照する。図6(a)は本発明の実施例2における放熱装置のフィンと屈曲パイプの拡大部分断面図、図6(b)は(a)の放熱装置のフィンと屈曲パイプの説明図である。
次に、本発明の実施例2の放熱装置について図6に基づいて説明する。図1〜図3は実施例2においても参照する。図6(a)は本発明の実施例2における放熱装置のフィンと屈曲パイプの拡大部分断面図、図6(b)は(a)の放熱装置のフィンと屈曲パイプの説明図である。
図6において、31は配管8に接続され冷媒が循環する循環流路の一部を構成し蛇行されたアルミニウムや銅等の高熱伝導率の屈曲パイプ、32は屈曲パイプ31が貫通し接触して屈曲パイプ31の表面の熱を吸収するフィンである。フィン32は複数枚の放熱板から構成される。33はフィン32に開けられた切り欠き部、34はフィン32の切り欠き
部33に形成され屈曲パイプ31との接触面積を増大させて固定する折り曲げ縁部である。35は屈曲パイプ31に形成された周方向に部分的に圧潰された圧潰部である。屈曲パイプ31は多数の圧潰部35で内径が増減し、折り曲げ縁部34が接触する部分は内径が小さく、その他の部分では大きな内径となっている。
部33に形成され屈曲パイプ31との接触面積を増大させて固定する折り曲げ縁部である。35は屈曲パイプ31に形成された周方向に部分的に圧潰された圧潰部である。屈曲パイプ31は多数の圧潰部35で内径が増減し、折り曲げ縁部34が接触する部分は内径が小さく、その他の部分では大きな内径となっている。
フィン32は放熱板の切り欠き部33に屈曲パイプ31が挿通されて2枚の放熱板が突き合わされ、この状態のフィン32が多数積層されて固定される。ファン9を駆動することにより、フィン32と屈曲パイプ31表面上の温度が上昇した空気を流動させ、これによって強制的に冷却し、フィン32と屈曲パイプ31の熱を空気中に放出する。
屈曲パイプ31の内径に周期的に増減を設ける方法としては、内径一定の屈曲パイプ31をプレス機で周期的に潰し、フィン32の切り欠き部33に位置決めして多数積層したのち、パイプ内に高圧を加えることによって、内径を拡大させ、折り曲げ縁部34があるところは密着させ、折り曲げ縁部34がないところはそのまま拡大させる。これにより、パイプの管軸方向に矩形波のように内径が変化する屈曲パイプ31が形成される。伝熱管をプレスして圧潰すればよく、製造が容易である。フィンの圧入でもよい。
(実施例3)
本発明の実施例3の放熱装置について図7に基づいて説明する。図1〜図3は実施例3においても参照する。図7は本発明の実施例3における放熱装置のフィンと屈曲パイプの拡大部分断面図である。
本発明の実施例3の放熱装置について図7に基づいて説明する。図1〜図3は実施例3においても参照する。図7は本発明の実施例3における放熱装置のフィンと屈曲パイプの拡大部分断面図である。
41は配管8に接続され冷媒が循環する循環流路の一部を構成し蛇行されたアルミニウムや銅等の高熱伝導率の屈曲パイプ、42は屈曲パイプ41が貫通し接触して屈曲パイプ41の表面の熱を吸収するフィンである。フィン42は複数枚の放熱板から構成される。43はフィン22に開けられた貫通穴、44はフィン42の貫通穴43に形成され屈曲パイプ21との接触面積を増大させて固定する折り曲げ縁部である。45は屈曲パイプ41に形成された膨出部である。屈曲パイプ41は膨出部45で内径が拡大し、積層された複数のフィン42の折り曲げ縁部44が接触する部分は内径が小さく、その他の部分では大きな内径となっている。
複数枚のフィン42群(本発明の放熱フィンが複数固定された範囲)が積層され、折り曲げ縁部44が積み重なってパイプ状となり、その貫通穴43に屈曲パイプ21が挿通されて固定される。内径一定の屈曲パイプ41をフィン42群の折り曲げ縁部44に通して固定位置を位置決めしたのち、パイプ内に高圧を加えることによって、内径を拡大させ、折り曲げ縁部44がフィン42群のところはその拡大を抑制して密着させ、折り曲げ縁部44がないところはそのまま拡大して膨出部45を形成する。
屈曲パイプ21にフィン42群ごとに膨出部25が形成され、内径が増減することによって、屈曲パイプ21を通る冷媒の流れが乱され、層流から乱流となり、パイプ内壁表面での伝熱効率が向上する。折り曲げ縁部44が長く、確実に固定される。フィン42の数が多く伝熱面積が大きくなり、冷却能力に優れる。
本発明は、放熱能力が高く冷媒を循環して冷却する冷却装置の全体として冷却効率を向上させることができる放熱装置とそれを搭載した電子機器に適用することができる。
1 筐体
1a 液晶ディスプレイ
1b カバー
1c 本体
2 CPU
3 基板
4 受熱部
5 放熱装置
6 ポンプ
7 リザーブタンク
8 配管
9 ファン
11 受熱部一体型ポンプ
21,31,41 屈曲パイプ
22,32,42 フィン
23,43 貫通穴
24,44 折り曲げ縁部
25,45 膨出部
34 折り曲げ縁部
35 圧潰部
1a 液晶ディスプレイ
1b カバー
1c 本体
2 CPU
3 基板
4 受熱部
5 放熱装置
6 ポンプ
7 リザーブタンク
8 配管
9 ファン
11 受熱部一体型ポンプ
21,31,41 屈曲パイプ
22,32,42 フィン
23,43 貫通穴
24,44 折り曲げ縁部
25,45 膨出部
34 折り曲げ縁部
35 圧潰部
Claims (8)
- 冷媒を流して該冷媒の熱を受熱する伝熱管と、前記伝熱管の外側面に固定され該伝熱管の熱を大気中の空気と熱交換する複数の放熱フィンを備えた放熱装置であって、前記伝熱管の内径が管軸方向に増減することを特徴とする放熱装置。
- 前記伝熱管の内径が、各放熱フィンが固定された位置で小さく、該放熱フィン間の位置では大きく形成されていることを特徴とする請求項1記載の放熱装置。
- 前記伝熱管の内径が、各放熱フィンが固定された位置において、一定の半径で放熱フィン間より小さく形成されていることを特徴とする請求項2記載の放熱装置。
- 前記伝熱管の内径が、各放熱フィンが固定された位置において、周方向で放熱フィン間より部分的に小さく形成されていることを特徴とする請求項2記載の放熱装置。
- 前記伝熱管の内径が管軸方向に周期的に増減することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の放熱装置。
- 前記伝熱管の内径が、前記放熱フィンが複数固定された範囲では管軸方向に小さく、前記放熱フィンが形成されていない範囲ではこれより大きく形成されていることを特徴とする請求項1記載の放熱装置。
- 冷媒を循環するための閉循環路に受熱部とポンプ,冷媒を貯めるためのリザーブタンク、請求項1〜6の放熱装置がそれぞれ設けられ、前記ポンプが前記冷媒を循環し、前記受熱部が前記冷媒を使って発熱部品から熱を奪い、奪った熱を前記放熱装置が放熱することを特徴とする電子機器。
- 冷媒を循環するための閉循環路に受熱一体ポンプ,冷媒を貯めるためのリザーブタンク、請求項1〜6の放熱装置がそれぞれ設けられ、前記ポンプが前記冷媒を循環し、前記受熱部が前記冷媒を使って発熱部品から熱を奪い、奪った熱を前記放熱装置が放熱することを特徴とする電子機器。
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---|---|---|---|---|
CN116498427A (zh) * | 2023-06-26 | 2023-07-28 | 南昌航空大学 | 一种耐高温高压的弯头结构及其加工方法 |
-
2003
- 2003-12-25 JP JP2003429466A patent/JP2005191207A/ja active Pending
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CN116498427A (zh) * | 2023-06-26 | 2023-07-28 | 南昌航空大学 | 一种耐高温高压的弯头结构及其加工方法 |
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