JP2005188884A - 風量分配装置およびこれを用いた空気調和システム - Google Patents
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Abstract
【課題】室内機から吹き出した調和空気を室内への必要風量に調整することを目的とする。
【解決手段】屋外に設置された室外機1と、建物の天井裏8に設置され冷媒配管3を介して室外機1と接続される室内機2と、室内機2とダクト5により連結されて空調された空気が送られる風量分配装置9と、室内機2が供給する空調された空気が複数の居室7a、7b、7c、7dに給気されるように風量分配装置9とダクトにより連結されて前記複数の居室に設けられる複数の給気口10とを備え、室内機2からの空気を給気口10へ分配するように風量分配装置9に設けられた複数の吹出口13a、13b、13c、13dから吹き出される空気の風量を、室内機2からの命令により調整して給気口10へ供給する構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】屋外に設置された室外機1と、建物の天井裏8に設置され冷媒配管3を介して室外機1と接続される室内機2と、室内機2とダクト5により連結されて空調された空気が送られる風量分配装置9と、室内機2が供給する空調された空気が複数の居室7a、7b、7c、7dに給気されるように風量分配装置9とダクトにより連結されて前記複数の居室に設けられる複数の給気口10とを備え、室内機2からの空気を給気口10へ分配するように風量分配装置9に設けられた複数の吹出口13a、13b、13c、13dから吹き出される空気の風量を、室内機2からの命令により調整して給気口10へ供給する構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気調和機などによって作られた空気をダクトを用いて各居室に搬送する際の風量を調節するための風量分配装置およびこの風量分配装置を用いた空気調和システムに関するものである。
従来、この種の空気調和システムの構成としては、室内機で作られた空調空気を住宅の天井裏に配設されたダクトにより、天井面や床面から各室内に吹き出し空調するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この空気調和システムは、内部に熱交換器を有し屋外と連通して外気と室内空気を熱交換する熱交換ユニットと、この熱交換ユニットに接続されて給気ファンにより外気をダクトを介して各室内に送り込み、ダクトを介して室内と連通し排気ファンにより室内空気を取り込み、前記熱交換ユニットに送り込むファンコイルユニットとを設け、前記ダクトは建物内の1階の天井面および2階の床面に開口された通気口に連通されていた。
また、他の空気調和システムには、住宅内部に太いダクトを通し、前記太いダクトが接続される熱交換気ユニットから送られる空調された空気は前記太いダクトから延びる小ダクト内に設けられた居室の各吹出口に風量調節するためのダンパによって、室内への吹き出し風量を調整するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭63−180026号公報(図2参照)
特開昭61−191823号公報
このような従来の空気調和システムは、室内機から吹出された空調空気をダクトにより各居室に搬送し、各居室を空気調和するが、、住宅の間取りにおける室内機の設置場所によっては、各居室までのダクト長が長かったり、短い場合が生じたり、また、住宅の柱、梁などで、ダクトを通す場所の制限などにより、ダクトの本数を少なくしたり、ダクト径を小さくしたりして居室までもっていっているため、ダクト系の圧力損失の増大となり必要風量が得られないという課題があった。さらに、居室の大きさ、日射による負荷、来客などで人が集まった場合などの急激な負荷に応じた必要風量が得られない、負荷に応じた各室温の調節ができないという課題があった。
また、家の中心を通る太いダクト工事が必要となり、室温を調整するための居室の吹出口に設けたダンパの開度で風量調節する際に、ダンパ開度によって風切り音が居室に聞こえるという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、ダクト設計及びダクト工事後の風量確認の際に、室内機から吹き出した調和空気を風量分配装置で整流化し、風量分配装置で室内への必要風量に応じた開度に調整することができ、居室の負荷に応じた風量を供給することのできる風量分配装置およびこれを用いた空気調和システムを提供することを目的としている。
また、室内機から発生する機械音、ファンの風きり音を風量分配装置内で音の波形を変えることでき、直接居室に不快な騒音が届かず、居室の低騒音化を図ることのできる風量分配装置を提供することを目的としている。
本発明の風量分配装置は、上記目的を達成するために、室外機と冷媒配管を介して接続されて室内の空調を行う室内機と、この室内機が供給する空調された空気が複数の室内に給気されるように前記複数の室内に設けられる複数の給気口との間にダクトを介して設けられ、前記室内機により空調された空気を前記各給気口へ分配する複数の吹出口を備えた風量分配装置であって、前記吹出口から吹き出される空気の風量を、前記室内機からの命令によりその吹出し開口面積を調整して可変させるものである。
この手段により、ダクト設計及びダクト工事後の風量確認の際に、室内機から吹き出した調和空気を風量分配装置で整流化し、風量分配装置で室内への必要風量に応じた開度に調整することができる風量分配装置が得られる。
また、本発明の風量分配装置は、室外機と冷媒配管を介して接続されて室内の空調を行う室内機と、この室内機が供給する空調された空気が複数の室内に給気されるように前記室内に設けられる複数の給気口との間にダクトを介して設けられ、前記室内機により空調された空気を前記各給気口へ分配する複数の吹出口を備えた風量分配装置であって、前記吹出口から吹き出される空気の風量を、前記室内機の運転モードに基づいてその吹出し開口面積を調整して可変させるものである。
この手段により、居室の空調負荷に応じた風量を供給することができる風量分配装置が得られる。
また、本発明の風量分配装置は、室内機からの空気を前記給気口へ分配するように前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口にその吹き出し開口面積を調整する風量調整板を設けたものである。
この手段により、居室の低騒音化を図ることのできる空気調和機の風量分配装置が得られる。
また、本発明の空気調和システムは、屋外に設置された室外機と、建物の天井裏に設置され冷媒配管を介して前記室外機と接続される室内の空調を行う室内機と、この室内機とダクトにより連結されて空調された空気が送られる風量分配装置と、前記室内機が供給する空調された空気が複数の室内に給気されるように前記風量分配装置とダクトにより連結されて前記複数の室内に設けられる複数の給気口とを備え、前記室内機からの空気を前記給気口へ分配するように前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を、前記室内機からの命令により調整して前記給気口へ供給するものである。
この手段により、ダクト設計及びダクト工事後の風量確認の際に、室内機から吹き出した調和空気を風量分配装置で整流化し、風量分配装置で室内への必要風量に応じた開度に調整することができる空気調和システムが得られる。
また、本発明の空気調和システムは、屋外に設置された室外機と、建物の天井裏に設置され冷媒配管を介して前記室外機と接続される室内の空調を行う室内機と、この室内機とダクトにより連結されて空調された空気が送られる風量分配装置と、前記室内機が供給する空調された空気が複数の室内に給気されるように前記風量分配装置とダクトにより連結されて前記複数の室内に設けられる複数の給気口とを備え、前記室内機からの空気を前記給気口へ分配するように前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を、前記室内機の運転モードに基づいて調整し前記給気口へ供給するものである。
この手段により、居室の空調負荷に応じた風量を供給することができる空気調和システムが得られる。
また、本発明の風量分配装置は、風量分配装置の内部に温度センサーを設け、前記温度センサーの検知結果に基づいて前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を調整するものである。
この手段により、室内機から風量分配装置に流入する調和空気の温度を検知し、冷房モード、あるいは暖房モードであることの判断から季節が判るため、供給風量を調節して室温を適温にすることができる風量分配装置が得られる。
また、本発明の風量分配装置は、建物の室内温度を検知する温度センサーを風量分配装置と通信させるように設け、前記温度センサーの検知結果に基づいて前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を調整するものである。
この手段により、居室の温度を適温に調節するように供給風量を調整することができる風量分配装置が得られる。
また、本発明の空気調和システムは、建物の各室の室内温度を検知する温度センサーを風量分配装置と通信させるように設け、前記温度センサーの検知結果に基づいて前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を調整するものである。
この手段により、各居室の温度を検知して供給風量を調整することで、各居室を必要とされる温度に近づけることができる空気調和システムが得られる。
また、本発明の空気調和システムは、室内機とダクトに接続されて空調された空気が送りこまれる複数の風量分配装置を設け、前記風量分配装置の吸込口と別の風量分配装置の吹出口とを連通させたものである。
この手段により、来客などで急激な空調負荷が生じた場合、負荷が必要でないゾーンから、風量をバイパスさせ、必要な場所に風量を提供し、空調負荷に応じた各室温の調節が良好に行える空気調和システムが得られる。
本発明によれば、室内への必要風量に応じた開度に調整することができる風量分配装置が得られる。
また、居室の空調負荷に応じた風量を供給することができる空気調和システムが得られる。
本発明の請求項1記載の発明は、室外機と冷媒配管を介して接続されて室内の空調を行う室内機と、この室内機が供給する空調された空気が複数の室内に給気されるように前記複数の室内に設けられる複数の給気口との間にダクトを介して設けられ、前記室内機により空調された空気を前記各給気口へ分配する複数の吹出口を備えた風量分配装置であって、前記吹出口から吹き出される空気の風量を、前記室内機からの命令によりその吹出し開口面積を調整して可変させることを特徴とする風量分配装置であり、室内機からの命令により居室ごとに分配する風量を調整できるので、ダクトの圧力損失による風量低下を防止し、負荷に応じた必要風量をえることができるという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、室外機と冷媒配管を介して接続されて室内の空調を行う室内機と、この室内機が供給する空調された空気が複数の室内に給気されるように前記室内に設けられる複数の給気口との間にダクトを介して設けられ、前記室内機により空調された空気を前記各給気口へ分配する複数の吹出口を備えた風量分配装置であって、前記吹出口から吹き出される空気の風量を、前記室内機の運転モードに基づいてその吹出し開口面積を調整して可変させることを特徴とする風量分配装置であり、室内機の運転モードに基づいた風量を居室に分配するので、居室の空調負荷に応じた風量を供給することができるという作用を有する。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の風量分配装置に、室内機からの空気を前記給気口へ分配するように前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口にその吹き出し開口面積を調整する風量調整板を設けたものであり、風量調整板を風量分配装置に設けているので、吹出し開口面積を絞り込むことによる音の発生を居室側に聞こえにくくして低騒音化を図ることができるという作用を有する。
また、請求項4記載の発明は、屋外に設置された室外機と、建物の天井裏に設置され冷媒配管を介して前記室外機と接続される室内の空調を行う室内機と、この室内機とダクトにより連結されて空調された空気が送られる風量分配装置と、前記室内機が供給する空調された空気が複数の室内に給気されるように前記風量分配装置とダクトにより連結されて前記複数の室内に設けられる複数の給気口とを備え、前記室内機からの空気を前記給気口へ分配するように前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を、前記室内機からの命令により調整して前記給気口へ供給することを特徴とする空気調和システムであり、ダクトの圧力損失による風量低下を防止し、負荷に応じた必要風量をえることができるという作用を有する。
また、請求項5記載の発明は、屋外に設置された室外機と、建物の天井裏に設置され冷媒配管を介して前記室外機と接続される室内の空調を行う室内機と、この室内機とダクトにより連結されて空調された空気が送られる風量分配装置と、前記室内機が供給する空調された空気が複数の室内に給気されるように前記風量分配装置とダクトにより連結されて前記複数の室内に設けられる複数の給気口とを備え、前記室内機からの空気を前記給気口へ分配するように前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を、前記室内機の運転モードに基づいて調整し前記給気口へ供給することを特徴とする空気調和システムであり、室内機の運転モードに基づいた風量を居室に分配するので、居室の空調負荷に応じた風量を供給することができるという作用を有する。
また、請求項6記載の発明は、請求項1、2、または3に記載の風量分配装置に、風量分配装置の内部に温度センサーを設け、前記温度センサーの検知結果に基づいて前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を調整するものであり、室内機から風量分配装置に流入する調和空気の温度を検知し、冷房モード、あるいは暖房モードであることの判断から季節を判定してそれに応じた風量を各居室に分配するので、供給風量を調節して室温を適温にすることができるという作用を有する。
また、請求項7記載の発明は、請求項1、2、または3に記載の風量分配装置に、建物の室内温度を検知する温度センサーを風量分配装置と通信させるように設け、前記温度センサーの検知結果に基づいて前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を調整するものであり、風量分配装置が室内温度を把握して各居室に分配する風量を調整するので、居室に必要とされる適温に調節することができるという作用を有する。
また、請求項8記載の発明は、請求項4または5に記載の空気調和システムに、建物の各室の室内温度を検知する温度センサーを風量分配装置と通信させるように設け、前記温度センサーの検知結果に基づいて前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を調整するものであり、風量分配装置が室内温度を把握して各居室に分配する風量を調整するので、各居室を必要とされる温度に近づけるように各居室の温度のバランスをとりながら適温に調節することができるという作用を有する。
また、請求項9記載の発明は、請求項4、5、または8に記載の空気調和システムに、室内機とダクトに接続されて空調された空気が送りこまれる複数の風量分配装置を設け、前記風量分配装置の吸込口と別の風量分配装置の吹出口とを連通させたものであり、来客などで急激な空調負荷が生じた場合、負荷が必要でないゾーンから、風量をバイパスさせ、必要な場所に風量を提供できるので、空調負荷に応じて各居室の温度調節を良好に行うことができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の空気調はシステムは、屋外に設置された室外機1と、建物の天井裏8に設置され冷媒配管3を介して室外機1と接続される室内機2と、室内機2とダクト5により連結されて空調された空気が送られる風量分配装置9と、室内機2が供給する空調された空気が複数の居室7a、7b、7c、7dに給気されるように風量分配装置9とダクトにより連結されて複数の居室7a、7b、7c、7dに設けられる複数の給気口10とを備え、室内機2からの空気を各給気口10へ分配するように風量分配装置9に設けられた複数の吹出口13a、13b、13c、13dから吹き出される空気の風量を、室内機2からの命令により調整して各給気口10へ供給する構成とする。
本発明の空気調はシステムは、屋外に設置された室外機1と、建物の天井裏8に設置され冷媒配管3を介して室外機1と接続される室内機2と、室内機2とダクト5により連結されて空調された空気が送られる風量分配装置9と、室内機2が供給する空調された空気が複数の居室7a、7b、7c、7dに給気されるように風量分配装置9とダクトにより連結されて複数の居室7a、7b、7c、7dに設けられる複数の給気口10とを備え、室内機2からの空気を各給気口10へ分配するように風量分配装置9に設けられた複数の吹出口13a、13b、13c、13dから吹き出される空気の風量を、室内機2からの命令により調整して各給気口10へ供給する構成とする。
図1に示すように、建物の天井裏8に設けられた室内機2は屋外に設置された室外機1と冷媒配管3で接続され、熱交換気ユニット4を介して屋外と連通している。室内機2は居室に供給される側に風量分配装置9とダクト5を介して接続され、風量分配装置9は各居室7a、7b、7c、7dに設けられた各給気口10とダクト5で接続される。また、1階は天井裏8からパイプシャフト11を通過させ、1階の天井裏を通したダクト5により居室7の給気口10に接続されている。また、室内機2は居室7a、7b、7c、7dの温度を調整設定するリモコン6と接続されてその運転を制御されるものである。
図2および図3に示すように、風量分配装置9は室内機2から吹出調和空気の吸込口12と複数の吹出口13a、13b、13c、13dを備える。吸込口12、吹出口13a、13b、13c、13dにはダクトアダプタ14を設け、室内機2と風量分配装置9はダクトアダプタ14を用いてダクト5で接続される。吹出口13a、13b、13c、13dには、風量調整板15を設け、風量調整板15の上面にはつまみ16、下面にはコの字形板17を備え、風量調整板15の上面とつまみ16の間には仕切板18を備える。仕切板18には長穴が開口され、風量調整板15はこの長穴とコの字形板17の溝19に沿って、つまみ16によりスライド可能となる。つまみ16と仕切板18が接触する部分には目盛20を設け、目盛20は全閉状態を1、全開状態を10として、1〜10までの10段階を示す目盛りが記載されている。また、つまみ16はネジ型であり、ネジを締めれば、風量調整板15が仕切板18に固定され、ネジを緩めれば、自由に風量調整板15が溝19に沿ってスライドし、風量調整板15にて吹出口13a、13b、13c、13dの開口面積の開度を変えることができる。また、各吹出口13a、13b、13c、13dそれぞれには風量調整板15、つまみ16、目盛20などが備えられている。
上記構成において、居室7a、7b、7c、7dに設けたリモコン6にて設定温度が設定されると、室外機1、室内機2で調和空気を作りだし、室内機2から吹き出された調和空気はダクトを介して風量分配装置9の吸込口12に流入する。吸込口12に流入した調和空気は、あらかじめ住宅性能、住宅の大きさ、日射などの負荷計算によって算出した各居室7a、7b、7c、7dに必要能力から算出した各居室7a、7b、7c、7dの負荷に応じた風量を、室内機2からの命令を受けて、各居室と接続した吹出口13a、13b、13c、13dのそれぞれの風量調整板15のつまみ16を用いて調整する。
例えば、風量分配装置9の吹出口13aがダクトで居室7aと接続、吹出口13bがダクトで居室7bと接続、吹出口13cがダクトで居室7cと接続、吹出口13dがダクト5で居室7dと接続された場合について説明する。表1に示すように、各居室の負荷の大きさを、居室7aの負荷は中、居室7bの負荷は大、居室7cの負荷は小、居室7dの負荷は中の大、中、小の3段階とした場合、室内機2からの命令により指示された風量調節板15の調整を、風量分配装置9の各吹出口の目盛りが、吹出口13aは5、吹出口13bは10、吹出口13cは3、吹出口13dは5となるように設定すると負荷に応じた風量を得ることができる。
この発明によれば、室外機1と冷媒配管3を介して接続されて室内の空調を行う室内機2と、室内機2が供給する空調された空気が複数の居室7a、7b、7c、7dに給気されるように複数の居室7a、7b、7c、7dに設けられる複数の給気口10との間にダクト5を介して設けられ、室内機2により空調された空気を各給気口10へ分配する複数の吹出口13a、13b、13c、13dを備え、吹出口13a、13b、13c、13dから吹き出される空気の風量を、室内機2からの命令によりその吹出し開口面積を調整して可変させることにより、各居室7a、7b、7c、7dへの風量を自由に風量調節することができ、また、ダクト系の圧力損失による風量低下を防止し、負荷に応じた必要風量を得ることのできる風量分配装置9が得られる。また、住宅の間取りの設計変更、ダクト引回しでの各居室7a、7b、7c、7dの風量が負荷計算と合わなくなった場合でも、容易に各居室7a、7b、7c、7dの風量を変えることができる。
また、屋外に設置された室外機1と、建物の天井裏8に設置され冷媒配管3を介して室外機1と接続される室内機2と、室内機2とダクト5により連結されて空調された空気が送られる風量分配装置9と、室内機2が供給する空調された空気が複数の居室7a、7b、7c、7dに給気されるように風量分配装置9とダクトにより連結されて複数の居室7a、7b、7c、7dに設けられる複数の給気口10とを備え、室内機2からの空気を給気口10へ分配するように風量分配装置9に設けられた複数の吹出口13a、13b、13c、13dから吹き出される空気の風量を、室内機2からの命令により調整して給気口10へ供給する空気調和システムを構成したので、ダクト設計及びダクト工事後の風量確認の際に、室内機から吹き出した調和空気を風量分配装置で整流化し、風量分配装置で室内への必要風量に応じた開度に調整することができる快適な居室環境を実現する空気調和システムが得られる。
また、室内機2からの空気を給気口10へ分配するように風量分配装置9に設けられた複数の吹出口13a、13b、13c、13dにその吹き出し開口面積を調整する風量調整板15を設けたことにより、風量調整板15が天井面、床面などの居室側にないため、風量を絞った場合の風きり音が直接居室7a、7b、7c、7dに届かないので、低騒音の居室空間を提供することができる。
(実施の形態2)
図1および図4に示すように、本発明の空気調和システムは、屋外に設置された室外機1と、建物の天井裏8に設置され冷媒配管3を介して室外機1と接続される室内の空調を行う室内機2と、室内機2とダクトにより連結されて空調された空気が送られる風量分配装置9Aと、室内機2が供給する空調された空気が複数の居室7a、7b、7c、7dに給気されるように風量分配装置9Aとダクトにより連結されて複数の居室7a、7b、7c、7dに設けられる複数の給気口10とを備え、室内機2からの空気を給気口10へ分配するように風量分配装置9Aに設けられた複数の吹出口13a、13b、13c、13dから吹き出される空気の風量を、室内機2の運転モードに基づいて調整し給気口10へ供給する構成とする。
図1および図4に示すように、本発明の空気調和システムは、屋外に設置された室外機1と、建物の天井裏8に設置され冷媒配管3を介して室外機1と接続される室内の空調を行う室内機2と、室内機2とダクトにより連結されて空調された空気が送られる風量分配装置9Aと、室内機2が供給する空調された空気が複数の居室7a、7b、7c、7dに給気されるように風量分配装置9Aとダクトにより連結されて複数の居室7a、7b、7c、7dに設けられる複数の給気口10とを備え、室内機2からの空気を給気口10へ分配するように風量分配装置9Aに設けられた複数の吹出口13a、13b、13c、13dから吹き出される空気の風量を、室内機2の運転モードに基づいて調整し給気口10へ供給する構成とする。
また、本実施の形態が実施の形態1と異なる構成は、風量調整板15とつまみ16で吹出開口面積を変えていたものを、モーター21で駆動する構成に変えたことにある。
風量分配装置9Aは、各吹出口13a、13b、13c、13dの仕切板に取り付けたモーター21、風量調整板15、および風量分配電装部24を備える。モーター21の先端は歯車22が取り付けてあり、風量調整板15の端面に設けたノコギリ状の歯23と接触している。また、風量分配電装部24の内部にはマイコン25を搭載してある。モーター21と風量分配電装部24はリード線にて接続されている。また、室内機電装部26と風量分配電装部24は通信線27にて接続されている。
初期設定として、あらかじめ住宅性能、住宅の大きさ、日射などの負荷計算によって算出した各居室の夏場、冬場の必要能力から風量を決めた吹出口の開口面積の開度を風量分配装置9A内部のマイコン25に覚えこませ、風量分配装置9Aから各室へ分配供給される風量制御に使用するものである。
例えば、夏場、冬場では住宅の北側、南側では、日射の影響により、居室の負荷も変わってくる。そこで、風量分配装置9Aの吹出口の開口面積を夏場の冷房運転モード設定を例にとり説明する。各居室の負荷の大きさを、居室7aの負荷は中、居室7bの負荷は大、居室7cの負荷は小、居室7dの負荷は中の大、中、小の3段階とした場合、風量分配装置9Aの吹出口の目盛を、吹出口13aは5、吹出口13bは10、吹出口13cは3、吹出口13dは5の冷房運転モードで設定する。
冬場の暖房運転モード設定は、冬場は居室7aの負荷は大、居室7bの負荷は小、居室7cの負荷は中、居室7dの負荷は小となり、居室の負荷が変わってくるため、冬場の暖房運転時には、居室の負荷に見合った風量が必要となる。そこで、室内機から出される暖房運転モードの信号を信号線でつながれた風量分配装置9Aの風量分配電装部24のマイコン25が認識すると、各吹出口の仕切板に取り付けたモーター21が駆動し、モーター21の歯車22が回り、風量調整板15を動かし、各吹出口の開口面積を暖房運転モードの吹出口13aは10、吹出口13bは3、吹出口13cは5、吹出口13dは3にする。夏場の冷房運転モードは前記説明の各吹出口の開口面積になるようにモーター21が駆動する。
この発明によれば、屋外に設置された室外機1と、建物の天井裏8に設置され冷媒配管3を介して室外機1と接続される室内機2と、室内機2とダクト5により連結されて空調された空気が送られる風量分配装置9と、室内機2が供給する空調された空気が複数の居室7a、7b、7c、7dに給気されるように風量分配装置9とダクトにより連結されて複数の居室7a、7b、7c、7dに設けられる複数の給気口10とを備え、室内機2からの空気を給気口10へ分配するように風量分配装置9に設けられた複数の吹出口13a、13b、13c、13dから吹き出される空気の風量を、室内機2からの命令により調整して給気口10へ供給する空気調和システムを構成したので、季節に対応した空調負荷に応じた風量を居室に搬送することができる。。
また、屋外に設置された室外機1と、建物の天井裏8に設置され冷媒配管3を介して室外機1と接続される室内の空調を行う室内機2と、室内機2とダクトにより連結されて空調された空気が送られる風量分配装置9Aと、室内機2が供給する空調された空気が複数の居室7a、7b、7c、7dに給気されるように風量分配装置9Aとダクトにより連結されて複数の居室7a、7b、7c、7dに設けられる複数の給気口10とを備え、室内機2からの空気を給気口10へ分配するように風量分配装置9Aに設けられた複数の吹出口13a、13b、13c、13dから吹き出される空気の風量を、室内機2の運転モードに基づいて調整し給気口10へ供給する構成とする空気調和システムであるので、居室に設けたリモコンで冷房運転モード、暖房運転モードを選択するだけで、季節の負荷に応じた風量を居室に搬送でき、負荷に応じた居室の空気調和が得られる。
また、各吹出口から吹き出される空気の風量を、室内機2の運転モードに基づいてその吹出し開口面積を調整して可変させる風量分配装置9Aであるので、季節に対応した空調負荷に応じた風量に容易に調整できる。
(実施の形態3)
図1および図5に示すように、本発明の空気調和システムは、風量分配装置9Bの内部に温度センサー28を設け、温度センサー28の検知結果に基づいて風量分配装置9Bに設けられた複数の吹出口13a、13b、13c、13dから吹き出される空気の風量を調整する構成である。風量分配装置9Bの吸込口12に設けられた温度センサー28は風量分配電装部24と接続されている。同一符号の他の構成については、実施の形態1および2と同様であり、その説明は省略する。
図1および図5に示すように、本発明の空気調和システムは、風量分配装置9Bの内部に温度センサー28を設け、温度センサー28の検知結果に基づいて風量分配装置9Bに設けられた複数の吹出口13a、13b、13c、13dから吹き出される空気の風量を調整する構成である。風量分配装置9Bの吸込口12に設けられた温度センサー28は風量分配電装部24と接続されている。同一符号の他の構成については、実施の形態1および2と同様であり、その説明は省略する。
風量分配電装部24の内部に設けたマイコン25は温度検知範囲を冷房では7℃〜30℃、暖房では30℃〜70℃と認識してあり、室内機2から吹き出された調和空気はダクトを介して風量分配装置9Bの吸込口12に流入すると、風量分配装置9Bの温度センサー28が温度を検知し、冷房運転モードか暖房運転モードかその検知温度によって判別する。
表2に示すように、例えば、温度センサー28の検知温度が7℃〜30℃の範囲であれば、冷房運転モードと認識し、モーター21が駆動し風量調整板15を動かし、夏場の冷房運転モードの吹出開口面積に設定する。また、温度センサー28が30℃〜70℃を検知すると、暖房モードと認識し、モーター21が駆動し風量調整板15を冬場の吹出開口面積に設定する。
この発明によれば、、風量分配装置9Bの内部に温度センサー28を設け、温度センサー28の検知結果に基づいて風量分配装置9Bに設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を調整するので、室内機2から風量分配装置9Bに流入する空調空気の温度を検知により、冷房モードか暖房モードかを認識して季節を判断するため、空調負荷に応じた最適な風量を各居室に搬送することができる。
(実施の形態4)
図6および図4に示すように、本発明の空気調和システムは、建物の各居室7a、7b、7c、7dの室内温度を検知する外部温度センサー29を風量分配装置9と通信させるように設け、外部温度センサー29の検知結果に基づいて風量分配装置9に設けられた複数の吹出口13a、13b、13c、13dから吹き出される空気の風量を調整する構成である。
図6および図4に示すように、本発明の空気調和システムは、建物の各居室7a、7b、7c、7dの室内温度を検知する外部温度センサー29を風量分配装置9と通信させるように設け、外部温度センサー29の検知結果に基づいて風量分配装置9に設けられた複数の吹出口13a、13b、13c、13dから吹き出される空気の風量を調整する構成である。
なお、同一符号の他の構成については、実施の形態1および2と同様であり、その説明は省略する。
また、居室の中心部に設けた外部温度センサー29は、風量分配電装部24と通信線で接続され、室内機電装部26と風量分配電装部24は通信線27にて接続されている。
上記構成において、風量分配装置9の内部に設けたマイコンは、室内機2の運転が冷房運転モードか、暖房運転もモードかを判別する。さらに、居室の中心部に設けた外部温度センサー29によって、居室の温度を認識する。
例えば、冷房運転モードで居室に設けたリモコンの設定温度を27℃に設定し、居室7bの温度が下がらない場合について説明する。
室内機電装部26から冷房運転モードの信号を通信線24によって風量分配電装部24のマイコンに認識させる。そこで風量分配装置9の各吹出口のモーター21が駆動し、風量調整板15を動かし、夏場の冷房運転モードの吹出開口面積になる。
表3に示すように、居室7bの中心部に設けた外部温度センサー29の温度が27℃に到達しないときは、風量分配装置9の吹出口13bに設けたモーター21が駆動し、風量調整板15によって開口面積5から10に移動する。また、負荷を必要としない居室7aとダクトで接続された吹出口13aは5から3と風量調整板15を絞り、居室7bへの風量を増すことができる。これにより、居室7bの温度を検知する外部温度センサー29が温度データを風量分配装置9に通信させることで、居室7bの負荷に応じた風量を居室7bへ搬送でき、より早く居室の温度を設定温度に到達させることができる。
次に、図示していないが、暖房運転モードで居室に設けたリモコンの設定温度を20℃に設定し、居室7cの温度が上がらない場合について説明する。
室内機電装部26から暖房運転モードの信号を通信線24によって風量分配電装部の内部マイコンに認識させる。そこで風量分配装置の各吹出口のモーター21が駆動し、風量調整板15を動かし、冬場の暖房運転モードの吹出開口面積になる。
表3に示すように、居室7cの中心部に設けた外部温度センサー29の温度が20℃に到達しないときは、風量分配装置の吹出口13cに設けたモーター21が駆動し、風量調整板15によって開口面積5から10に移動する。また、負荷が必要としない部屋7dとダクトで接続された吹出口13dは5から3と風量調整板15を絞り、居室7dへの風量を増すことができる。
これにより、居室7cの温度を検知する外部温度センサー29が温度データを風量分配装置9に通信させることで、居室7cの負荷に応じた風量を居室7cへ搬送でき、より早く居室の温度を設定温度に到達することができる。
この発明によれば、風量分配装置は、建物の室内温度を検知する外部温度センサー29を風量分配装置9と通信させるように設け、外部温度センサー29の検知結果に基づいて風量分配装置9に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を調整することにより、風量分配装置が室内温度を把握して各居室に分配する風量を調整するので、居室の温度を適温に調節することができる。
また、本発明の空気調和システムは、建物の各室の室内温度を検知する外部温度センサー29を風量分配装置9と通信させるように設け、外部温度センサー29の検知結果に基づいて風量分配装置9に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を調整することにより、風量分配装置が室内温度を把握して各居室に分配する風量を調整するので、各居室の温度をそのバランスをとりながら適温に調節することができる。
(実施の形態5)
図7に示すように、本発明の空気調和システムは、室内機2とダクトに接続されて空調された空気が送りこまれる複数の風量分配装置9C、9Dを設け、風量分配装置9Cの吸込口12cと別の風量分配装置9Dの吹出口13dとを連通させた構成とする。なお、同一符号の他の構成については、実施の形態1、2、および4と同様であり、その説明は省略する。また、風量分配電装部に風量分配装置同士を通信させる通信ポート30を設け風量分配装置9Cと風量分配装置9Dは通信線で接続される。
図7に示すように、本発明の空気調和システムは、室内機2とダクトに接続されて空調された空気が送りこまれる複数の風量分配装置9C、9Dを設け、風量分配装置9Cの吸込口12cと別の風量分配装置9Dの吹出口13dとを連通させた構成とする。なお、同一符号の他の構成については、実施の形態1、2、および4と同様であり、その説明は省略する。また、風量分配電装部に風量分配装置同士を通信させる通信ポート30を設け風量分配装置9Cと風量分配装置9Dは通信線で接続される。
室内機2の吹出形体が室内機吹出口ゾーンA31と、室内機吹出口ゾーンB32とに分かれている場合、室内機吹出口ゾーンA31は風量分配装置9Cに接続され、室内機吹出口ゾーンB32は風量分配装置9Dに接続される。室内機吹出口ゾーンB32は2階の居室7a、居室7bに、さらに、室内機吹出口ゾーンA31は1階の居室7c、居室7dの天井吹出口にダクトでそれぞれ接続されている。また、風量分配装置9Dの吹出口13dは風量分配装置9Cの吸込口12cにダクトで接続される。また、外部温度センサー29を居室7dに設置し通信線にて風量分配装置9Cの電装部と接続される。
上記構成において、例えば、通常は風量分配装置9Dの吹出口13dの開度が0の全閉であるが、空調負荷が大きいために1階に設けた外部温度センサー29の検知温度がリモコンの設定温度に到達しないときは、風量分配装置9Dの吹出口13dが0から10に変わり全開となり、風量分配装置9Cの吸込口12cに調和空気が流入する。そうすることで、2階の風量を1階に回すことができ、1階の負荷に見合った風量を1階の居室7dに供給できてより早く居室の温度を設定温度に到達させることができる。
この発明によれば、室内機2とダクトに接続されて空調された空気が送りこまれる複数の風量分配装置9C、9Dを設け、風量分配装置9Cの吸込口12cと別の風量分配装置9Dの吹出口13dとを連通させた構成の空気調和システムであるので、来客などで急激な空調負荷が生じた場合、負荷が必要でないゾーンから、風量をバイパスさせ、必要な場所に必要な風量を供給して、空調負荷に応じて各居室の温度調節を良好に行うことができる。
本発明の空気調和システムは、複数の室内を有する住宅を快適に空気調和するだけでなく、適切な風量分配を行うことで、工場、ビルディング、公会堂、体育館などの広い空間においても適用できる有用なシステムである。
1 室外機
2 室内機
3 冷媒配管
5 ダクト
7a、7b、7c、7d 居室
9 風量分配装置
9A 風量分配装置
9B 風量分配装置
9C 風量分配装置
9D 風量分配装置
10 給気口
12c 吸込口
13a、13b、13c、13d 吹出口
15 風量調整板
28 温度センサー
29 外部温度センサー
2 室内機
3 冷媒配管
5 ダクト
7a、7b、7c、7d 居室
9 風量分配装置
9A 風量分配装置
9B 風量分配装置
9C 風量分配装置
9D 風量分配装置
10 給気口
12c 吸込口
13a、13b、13c、13d 吹出口
15 風量調整板
28 温度センサー
29 外部温度センサー
Claims (9)
- 室外機と冷媒配管を介して接続されて室内の空調を行う室内機と、この室内機が供給する空調された空気が複数の室内に給気されるように前記複数の室内に設けられる複数の給気口との間にダクトを介して設けられ、前記室内機により空調された空気を前記各給気口へ分配する複数の吹出口を備えた風量分配装置であって、前記吹出口から吹き出される空気の風量を、前記室内機からの命令によりその吹出し開口面積を調整して可変させることを特徴とする風量分配装置。
- 室外機と冷媒配管を介して接続されて室内の空調を行う室内機と、この室内機が供給する空調された空気が複数の室内に給気されるように前記室内に設けられる複数の給気口との間にダクトを介して設けられ、前記室内機により空調された空気を前記各給気口へ分配する複数の吹出口を備えた風量分配装置であって、前記吹出口から吹き出される空気の風量を、前記室内機の運転モードに基づいてその吹出し開口面積を調整して可変させることを特徴とする風量分配装置。
- 室内機からの空気を給気口へ分配するように前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口にその吹き出し開口面積を調整する風量調整板を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の風量分配装置。
- 屋外に設置された室外機と、建物の天井裏に設置され冷媒配管を介して前記室外機と接続される室内の空調を行う室内機と、この室内機とダクトにより連結されて空調された空気が送られる風量分配装置と、前記室内機が供給する空調された空気が複数の室内に給気されるように前記風量分配装置とダクトにより連結されて前記複数の室内に設けられる複数の給気口とを備え、前記室内機からの空気を前記給気口へ分配するように前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を、前記室内機からの命令により調整して前記給気口へ供給することを特徴とする空気調和システム。
- 屋外に設置された室外機と、建物の天井裏に設置され冷媒配管を介して前記室外機と接続される室内の空調を行う室内機と、この室内機とダクトにより連結されて空調された空気が送られる風量分配装置と、前記室内機が供給する空調された空気が複数の室内に給気されるように前記風量分配装置とダクトにより連結されて前記複数の室内に設けられる複数の給気口とを備え、前記室内機からの空気を前記給気口へ分配するように前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を、前記室内機の運転モードに基づいて調整し前記給気口へ供給することを特徴とする空気調和システム。
- 風量分配装置の内部に温度センサーを設け、前記温度センサーの検知結果に基づいて前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を調整することを特徴とする請求項1、2、または3に記載の風量分配装置。
- 建物の室内温度を検知する温度センサーを風量分配装置と通信させるように設け、前記温度センサーの検知結果に基づいて前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を調整することを特徴とする請求項1、2、または3に記載の風量分配装置。
- 建物の各室の室内温度を検知する温度センサーを風量分配装置と通信させるように設け、前記温度センサーの検知結果に基づいて前記風量分配装置に設けられた複数の吹出口から吹き出される空気の風量を調整することを特徴とする請求項4または5に記載の空気調和システム。
- 室内機とダクトに接続されて空調された空気が送りこまれる複数の風量分配装置を設け、前記風量分配装置の吸込口と別の風量分配装置の吹出口とを連通させたことを特徴とする請求項4、5、または8に記載の空気調和システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003433138A JP2005188884A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 風量分配装置およびこれを用いた空気調和システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003433138A JP2005188884A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 風量分配装置およびこれを用いた空気調和システム |
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JP2003433138A Pending JP2005188884A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 風量分配装置およびこれを用いた空気調和システム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005188884A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016221407A1 (de) * | 2016-10-31 | 2018-05-03 | Siemens Aktiengesellschaft | Vorrichtung zur Klimatisierung von unabhängig voneinander klimatisierten Räumen |
US20230147059A1 (en) * | 2019-02-27 | 2023-05-11 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Air conditioning system, air-conditioning control program, and storage medium storing air-conditioning control program |
US11739972B2 (en) | 2019-03-04 | 2023-08-29 | Mitsubishi Electric Corporation | Air-conditioning system |
-
2003
- 2003-12-26 JP JP2003433138A patent/JP2005188884A/ja active Pending
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