JP2005188757A - 転がり軸受 - Google Patents

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Masashi Fukunaga
正史 福永
Manabu Yamada
学 山田
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Abstract

【課題】 縦軸に沿って配置された各転がり軸受に対して新しいグリスを供給可能な転がり軸受の間座構造を提供する。
【解決手段】 転がり軸受の間座構造10は、縦軸に沿って転がり軸受30A,30Bに外輪間座11,内輪間座12を介装し、かつ、外輪間座11,内輪間座12間の間隙を鍔部17,19により第1油室10A,第2油室10Bに区画する。第1油室10A,第2油室10Bは、切欠部16,連通孔18により外輪間座11の外周側に個別に連通する。
【選択図】 図1

Description

本発明は転がり軸受の間座構造に係り、特に縦軸に沿って所定間隔で配置された転がり軸受の間座構造に関する。
従来より縦軸に沿って複数の転がり軸受が間座を介して所定間隔に配置されるものが知られている(特許文献1参照)。図3に示す転がり軸受30A,30Bは、それぞれ外輪31および内輪32間に球状の転動部材33が放射状位置に均等配置されていて、縦軸(図示せず)に沿って外輪間座34および略円筒状の内輪間座35を介して配置されている。ここで、転がり軸受30A(図中上側)に供給されたグリスが転がり軸受30B(図中下側)に対して落下しないように、外輪間座34の内周面における上端側には、内輪間座35に向かって落下防止部36が突設されているとともに、落下防止部36に貫通孔37が複数形成されている。
実開平05−022850号公報
ところで、前述の形態では、転がり軸受30Aにおいて使用されたグリスが落下防止部36の貫通孔37を通って転がり軸受30Bに供給されることになる。すなわち、この形態では、転がり軸受30Aには常に新しいグリスが供給されるのに対して(図中矢印A参照)、転がり軸受30Bには転がり軸受30Aにおいて使用された汚れたグリスが供給されるという問題がある(図中矢印B参照)。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は縦軸に沿って配置された各転がり軸受に対して新しいグリスを供給可能な転がり軸受の間座構造を提供することにある。
1)本発明の転がり軸受は、縦軸に沿って所定間隔で配置した転がり軸受間に、外輪間座と内輪間座間を配置した転がり軸受であって、外輪間座および内輪間座間の間隙を第1油室および第2油室に区画する鍔部が前記外輪間座の内周面および前記内輪間座の外周面のうちの少なくとも一方に設けられ、前記第1油室および前記第2油室に対して個別に連通する第1連通孔および第2連通孔が前記外輪間座の周面に形成されていることを特徴としている。
2)本発明の転がり軸受は、前記1)記載の転がり軸受であって、前記軸受が複数であり、当該軸受間の構造において、前記外輪間座の鍔部が内輪間座鍔部よりも上側軸受に近接して配置されていることを特徴としている。
3)本発明の転がり軸受は、縦軸に沿って所定間隔で配置した転がり軸受間に、外輪間座と内輪間座間を配置した転がり軸受において、前記外輪間座は、その内周面における上端側に内輪間座に向かって突設された落下防止部と、その内周面から前記内輪間座に向かう突設された第1鍔部を有しており、前記内輪間座は、その外周面から外周方向に向かって突設された第2鍔部を有しており、前記第1鍔部と前記第2鍔部とにより、前記外輪間座および前記内輪間座間の間隙を第1油室および第2油室に区画するとともに、前記外輪間座の周面には、前記第1油室および前記第2油室に対して個別に連通するグリース排出用切欠部と、グリース充填用第2連通孔とが形成されていることを特徴としている。
ここで、鍔部としては、外輪間座の内周面および前記内輪間座の外周面の一方あるいは双方に設けておけばよく、グリスが外輪間座の内周面に向かって流れるように適宜傾斜させておいてもよい。なお、落下防止部を有する外輪間座に第1鍔部を設けるとともに、落下防止部および第1鍔部間に配置されるような第2鍔部を内輪間座の内周面に設ける場合には、外輪間座および内輪間座の組み合わせを容易に行うために、落下防止部および第1鍔部が分離するように外輪間座の本体部分を分割形成しておけばよい。
また、第1連通孔および第2連通孔としては、グリスが流通可能であれば、開口形状,寸法,数,形成個所等を任意に選択できる。そして、外輪間座における外周面には、第1連通孔あるいは第2連通孔に対して交差する溝を周方向に沿って形成しておいてもよい。なお、本発明は、縦軸に沿って外輪間座および内輪間座を介して多数の転がり軸受が配置された場合にも適用可能であり、転がり軸受の数を限定しない。
このように構成された本発明においては、鍔部により区画された第1油室および第2油室が外輪間座の外周側に対して、第1連通孔および第2連通孔により個別に連通している。このため、縦軸に沿う上側の転がり軸受に供給されたグリスは、第1油室に落下した後、第1連通孔を通して外輪間座の外周側に排出される。これに対して、縦軸に沿う下側の転がり軸受には、第2連通孔を通して第2油室に充填されたグリスが順次落下して供給されることになる。
従って、このような本発明においては、上側の転がり軸受において使用された、すなわち汚れたグリスが下側の転がり軸受に落下する虞れを解消できるとともに、下側の転がり軸受に対してグリス不足により潤滑不良が生じる虞れも解消でき、これらにより前記目的が達成される。
本発明によれば、鍔部により区画された第1油室および第2油室が外輪間座の外周側に対して個別に連通しているため、上側の転がり軸受において使用された、すなわち汚れたグリスが下側の転がり軸受に落下する虞れを解消できる。
以下、本発明に係る実施の形態例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る第1実施の形態を示す要部断面図、図2は本発明に係る第2実施の形態を示す要部断面図である。なお、以下に説明する各実施の形態において、既に図3において説明した部材等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことにより説明を簡略化あるいは省略する。
図1に示すように、第1実施の形態である転がり軸受の間座構造10は、図示しない縦軸に沿って配置された転がり軸受30A,30Bに適用され、転がり軸受30A,30Bの外輪31,31間に介装された外輪間座11と、転がり軸受30A,30Bの内輪32,32間に介装された内輪間座12とを含んで構成されている。外輪間座11は、略円環状の第1部材13および第2部材14を有している。
第1部材13は、軸方向一端側(図中上端側)における内周面から内輪間座12に向かう落下防止部15が突設されているとともに、軸方向他端面(図中下端面)に切欠部16が形成されている。落下防止部15には、従来と同様に、貫通孔37が複数形成されている。一方、第2部材14は、軸方向一端側(図中上端側)における内周面から内輪間座12に向かう第1鍔部17が突設されているとともに、外周面および内周面を連通する貫通孔18が設けられている。そして、第2部材14における外周面には、貫通孔18に対して交差する溝18Aが周方向に沿って形成されている。これらの第1部材13および第2部材14は、略等しい外径寸法および内径寸法を有しているとともに、軸方向寸法の合計が内輪間座12に対応するように設定されている。
内輪間座12は、その外周面から外周方向に向かって第2鍔部19が突設されている。第2鍔部19は、外周方向に向かって傾斜する円錐面19Aを有し、第1部材13の落下防止部15と、第2部材14の第1鍔部17との間に配置されるように適宜配置されている。
このような転がり軸受の間座構造10は、転がり軸受30A,30B間に外輪間座11および内輪間座12を介装すると、外輪間座11および内輪間座12間の空隙が第1鍔部17および第2鍔部19により第1油室10Aおよび第2油室10Bに区画され、かつ、これらの第1油室10Aおよび第2油室10Bが切欠部16および貫通孔18により外輪間座11の外周側に連通可能とされる。
そして、この転がり軸受の間座構造10において、転がり軸受10Aに供給されたグリス(図中矢印A参照)が落下防止部15の貫通孔37を通して第1油室に落下した後、切欠部16を通して外輪間座11の外周側に排出される(図中矢印B参照)。一方、この転がり軸受の間座構造10は、外輪間座11の外周側から貫通孔18を通してグリスを第2油室10Bに充填すれば(図中矢印C参照)、第2油室10Bからグリスが転がり軸受30Bに順次供給され、転動部材33を潤滑してから落下する(図中矢印D参照)。
従って、このような転がり軸受の間座構造10によれば、転がり軸受30Aにおいて使用された、すなわち汚れたグリスが転がり軸受30Bに落下するという従来の問題を解消できるとともに、グリス不足による潤滑不良が転がり軸受30Bに生じる虞れも解消できる。特に、この転がり軸受の間座構造10によれば、互いに積層するように配置された第1鍔部17および第2鍔部19により、第1油室10Aおよび第2油室10Bが区画されているため、第1油室10Aにおける使用済みのグリスが第2油室10Bに侵入する虞れを少なくできる。
また、第2鍔部19は、外周方向に向かって傾斜する円錐面19Aを有しているため、この円錐面19Aに落下したグリスを傾斜方向下側に流すことにより、使用済みのグリスを円滑に切欠部16から外部排出できる。さらに、この転がり軸受の間座構造10によれば、外輪間座11が、落下防止部15を有する第1部材13と、第1鍔部17を有する第2部材14とに分割されているため、外輪間座11および内輪間座12を組み合わせるにあたって、落下防止部15および第1鍔部17間に第2鍔部19を配置する場合であっても、その組み合わせ作業を容易に行える。そして、外輪間座11を構成する第2部材14は、貫通孔18に対して交差する溝18Aが外周面の周方向に沿って形成されているため、図示しないハウジングと外輪間座11の外周面との間にグリス供給路を確保できる。
図2には、本発明に係る第2実施の形態である転がり軸受の間座構造20が示されている。なお、以下に説明する第2実施の形態において、既に図1において説明した部材等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことにより説明を簡略化あるいは省略する。
この転がり軸受の間座構造20において、外輪間座21を構成する第2部材24は、内輪間座35に向かって突設された鍔部27が外周方向に向かって傾斜する円錐面27Aを有している。これに対して、内輪間座35は、従来と同様に、略円筒状に形成されている。なお、この転がり軸受の間座構造20においては、工作上の問題が回避可能であれば、あらかじめ第1部材13および第2部材24を一体成形しておいてもよい。
このような転がり軸受の間座構造20によれば、外輪間座21および内輪間座35間の間隙が鍔部27により第1油室20Aおよび第2油室20Bに区画されているとともに、第1油室20Aおよび第2油室20Bが外輪間座21の外周側に対して切欠部16および貫通孔18により個別に連通可能であるため、前述した転がり軸受の間座構造10と同様な効果が得られる。そして、この転がり軸受の間座構造20によれば、第1油室20Aおよび第2油室20Bを区画する鍔部27が外輪間座21にのみ設けられているため、これにより既存の内輪間座35を採用でき、部品コストを低減できる。
なお、本発明は、前述した各実施の形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等も含むものである。例えば、前述した各実施の形態では、球状の転動部材を有する転がり軸受が例示されていたが、本発明は円柱状,円錐状,樽状の転動部材を有する転がり軸受にも適用可能である。
また、本発明は、縦軸に沿って多数の転がり軸受を配置する場合にも適用可能であり、転がり軸受の数を限定しない。その他、前述した各実施例において例示した転がり軸受,外輪間座,内輪間座,第1油室,第2油室,鍔部,第1連通孔,第2連通孔等の材質,形状,寸法,形態,数,配置個所等も限定されない。
本発明に係る第1実施の形態を示す要部断面図である。 本発明に係る第2実施の形態を示す要部断面図である。 従来の間座構造を示す要部断面図である。
符号の説明
10,20 転がり軸受の間座構造
10A,20A 第1油室
10B,20B 第2油室
11,21 外輪間座
12,35 内輪間座
16 切欠部(第1連通孔)
17 第1鍔部
18 貫通孔(第2連通孔)
19 第2鍔部
27 鍔部
30A,30B 転がり軸受

Claims (3)

  1. 縦軸に沿って所定間隔で配置した転がり軸受間に、外輪間座と内輪間座間を配置した転がり軸受であって、
    外輪間座および内輪間座間の間隙を第1油室および第2油室に区画する鍔部が前記外輪間座の内周面および前記内輪間座の外周面のうちの少なくとも一方に設けられ、
    前記第1油室および前記第2油室に対して個別に連通する第1連通孔および第2連通孔が前記外輪間座の周面に形成されていることを特徴とするグリース潤滑の転がり軸受。
  2. 前記軸受が複数であり、当該軸受間の構造において、前記外輪間座の鍔部が内輪間座鍔部よりも上側軸受に近接して配置されていることを特徴とする請求項1記載のグリース潤滑の転がり軸受。
  3. 縦軸に沿って所定間隔で配置した転がり軸受間に、外輪間座と内輪間座間を配置した転がり軸受において、
    前記外輪間座は、その内周面における上端側に内輪間座に向かって突設された落下防止部と、その内周面から前記内輪間座に向かう突設された第1鍔部を有しており、
    前記内輪間座は、その外周面から外周方向に向かって突設された第2鍔部を有しており、
    前記第1鍔部と前記第2鍔部とにより、前記外輪間座および前記内輪間座間の間隙を第1油室および第2油室に区画するとともに、前記外輪間座の周面には、前記第1油室および前記第2油室に対して個別に連通するグリース排出用切欠部と、グリース充填用第2連通孔とが形成されていることを特徴とするグリース潤滑の転がり軸受。
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JP2015102209A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 日本精工株式会社 軸受装置及び主軸装置

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