JP2005187148A - フック、及び、このフックを用いたワイヤーハーネス解体方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ワイヤーハーネスを迅速に、且つ、確実に解体できるフックを提供する。
【解決手段】 フック本体2と、このフック本体2に固定され、ワイヤーハーネスWHを掛止する掛止部3と、フック本体2に回転自在に支持され、ワイヤーハーネスWHを掛止部3との間で挟持する挟持方向及びその逆の挟持解除方向に移動する可動押さえ部5と、外部からの引っ張り力を受ける操作部7と、操作部7と可動押さえ部5との間に連結され、引っ張り力を受けた際の操作部7の移動によって可動押さえ部5を挟持方向に変移させる第1リンク部材9及び第2リンク部材10と、可動押さえ部5を挟持解除方向に付勢する引っ張りコイルバネ6とを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】 フック本体2と、このフック本体2に固定され、ワイヤーハーネスWHを掛止する掛止部3と、フック本体2に回転自在に支持され、ワイヤーハーネスWHを掛止部3との間で挟持する挟持方向及びその逆の挟持解除方向に移動する可動押さえ部5と、外部からの引っ張り力を受ける操作部7と、操作部7と可動押さえ部5との間に連結され、引っ張り力を受けた際の操作部7の移動によって可動押さえ部5を挟持方向に変移させる第1リンク部材9及び第2リンク部材10と、可動押さえ部5を挟持解除方向に付勢する引っ張りコイルバネ6とを備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ワイヤーハーネスを車体より解体するために用いるフック、及び、このフックを用いたワイヤーハーネス解体方法に関する。
この種のフックとしては、図4及び図5に示す特許文献1に開示されたものがある。
このフック50は、図4及び図5に示すように、フック本体51と、このフック本体51に一体に固定され、ワイヤーハーネスWHを引っ掛ける掛止部52と、フック本体51に支持ピン53を介して回転自在に支持され、ホイスト(図示せず)のロープ54が連結された操作部55と、この操作部55の下端側に一体に固定され、前記掛止部52の先端に離接される脱落防止ロッド56と、脱落防止ロッド56を掛止部52に当接する位置でロックするロック部材57とを備えている。
上記構成において、図5に示すように、脱落防止ロッド56を掛止部52より離間する離間位置として掛止部52にワイヤーハーネスWHを掛止する。ワイヤーハーネスWHを掛止すると、ロープ54を介してフック50に上方への引っ張り力を作用させる。すると、図4に示すように、操作部55が回転移動し、この操作部55の回転移動によって脱落防止ロッド56が共に回転移動する。脱落防止ロッド56の先端が掛止部52の先端に当接すると、ロック部材57がロックし、脱落防止ロッド56が掛止部52の接触位置に保持される。この状態より更に、ロープ54を介してフック50に上方への引っ張り力を作用させると、フック50が上方に移動してワイヤーハーネスWHが上方に引っ張られる。この引っ張り力でワイヤーハーネスWHと車体(図示せず)との間のクリップ手段(図示せず)が強制的に外されることによってワイヤーハーネスWHが解体される。
この従来のフック50では、脱落防止ロッド56によって掛止部53の開口が塞がれるため、ワイヤーハーネスWHが掛止部52の開口より脱落する恐れがないものである。
特許第2833674号公報
特開2000−207947号公報
ところで、ワイヤーハーネスWHは複数のクリップ手段(図示せず)によって車体(図示せず)に係止されている。フック50が引っ掛けられた箇所を境として一方側のクリップ手段群と他方側のクリップ手段群とに区分けすると、フック50による引っ張り力によってこれらの両方の群が同時に外れることは希であり、通常ではいずれか一方のクリップ手段群が他方のものより早く外れる。すると、他方の外れていないクリップ手段群によってワイヤーハーネスWHに軸方向の外力が作用する。
前記従来のフック50では、ワイヤーハーネスWHが掛止部52の開口より脱落しないよう係止されているに過ぎないため、ワイヤーハーネスWHに対して容易に横滑りする。フック50がワイヤーハーネスWHに対して横滑りすると、フック50の引っ張り力がワイヤーハーネスWHに効率良く伝達されずに解体作業に時間がかかる。又、フック50の横滑りによってワイヤーハーネスWHが外れる場合もあり、このような場合にはワイヤーハーネスWHへの掛止作業からやり直す必要があり、解体作業が面倒なものになり、且つ、時間もかかる。
一方、他の従来例としては、図6に示すように、ワイヤーハーネスWHの一部の電線を折曲してフック掛止部60を形成するものがある。この従来例によれば、フック掛止部60にフックを掛止させてワイヤーハーネスWHの解体作業を行えば、ワイヤーハーネスWHに対してフックの横滑りが発生しない(特許文献2)。しかし、車体(図示せず)に搭載される全てのワイヤーハーネスWHにこのような加工を施す必要があり、ワイヤーハーネスWHの製造過程が複雑化し、且つ、非常にコストがかかるため実用的ではない。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、ワイヤーハーネスを迅速に、且つ、確実に解体できるフック、及び、このフックを用いたワイヤーハーネスの解体方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、フック本体と、このフック本体に固定され、ワイヤーハーネスを掛止する掛止部と、前記フック本体に回転自在に支持され、前記ワイヤーハーネスを前記掛止部との間で挟持する挟持方向及びその逆の挟持解除方向に移動する可動押さえ部と、外部からの引っ張り力を受ける操作部と、前記操作部と前記可動押され部との間に連結され、引っ張り力を受けた前記操作部の移動によって前記可動押さえ部を挟持方向に変移させるリンク手段とを備えたことを特徴とするフックである。
このフックでは、掛止部と可動押さえ部との間でワイヤーハーネスが挟持された状態でワイヤーハーネスに引っ張り力が作用するため、ワイヤーハーネスに軸方向の外力が作用してもワイヤーハーネスに対して横滑りしない。
請求項2の発明は、請求項1記載のフックであって、前記リンク手段は、前記フック本体に回転自在に支持され、一端側が前記操作部に回転自在に支持された第1リンク部材と、一端側が前記第1リンク部材に回転自在に支持され、他端側が前記可動押さえ部に回転自在に支持された第2リンク部材とから成ることを特徴とするフックである。
このフックでは、請求項1の発明と同様の作用が得られる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のフックであって、前記掛止部は、間隔を開けて複数設けられ、この複数の前記掛止部の間の位置に前記可動押さえ部が配置されたことを特徴とするフックである。
このフックでは、請求項1又は請求項2の発明の作用に加え、掛止部と可動押さえ部によってワイヤーハーネスを挟持する際にワイヤーハーネスに挟持力と共に剪断力が作用し、ワイヤーハーネスが屈曲状態で挟持される。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3記載のフックであって、前記可動押さえ部は、前記ワイヤーハーネスの挟持を解除する方向に付勢手段によって付勢されたことを特徴とするフックである。
このフックでは、請求項1〜請求項3の発明の作用に加え、ワイヤーハーネスの解体作業が終了して引っ張り力を解除すると、可動押さえ部がワイヤーハーネスの挟持位置から退避する。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4記載のフックであって、前記掛止部の前記ワイヤーハーネスが接触する面には、凹凸が形成されたことを特徴とするフックである。
このフックでは、請求項1〜請求項4の発明の作用に加え、ワイヤーハーネスと掛止部との間の摩擦抵抗が大きくなる。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項5記載のフックであって、前記可動押さえ部の前記ワイヤーハーネスが接触する面には、凹凸が形成されたことを特徴とするフックである。
このフックでは、請求項1〜請求項5の発明の作用に加え、ワイヤーハーネスと可動押さえ部との間の摩擦抵抗が大きくなる。
請求項7の発明は、前記フックの前記掛止部にワイヤーハーネスを引っ掛け、前記フックの前記操作部に引っ張り力が作用すると、前記操作部が引っ張り方向に移動し、この移動がリンク手段を介して可動押さえ部に伝達されて前記可動押さえ部が挟持方向に変移して前記ワイヤーハーネスを前記掛止部との間で挟持し、前記ワイヤーハーネスを挟持した状態で前記ワイヤーハーネスに引っ張り力が作用することを特徴とするフックを用いたワイヤーハーネスの解体方法である。
このフックを用いたワイヤーハーネスの解体方法では、フックがワイヤーハーネスを挟持しつつ引っ張り力を作用させるため、ワイヤーハーネスに軸方向の外力が作用してもフックがワイヤーハーネスに対して横滑りしない。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、フック本体と、このフック本体に固定された掛止部と、前記フック本体に回転自在に支持された可動押さえ部と、操作部と、前記操作部と前記可動押され部との間に連結され、引っ張り力を受けた操作部の移動によって可動押さえ部を挟持方向に変移させるリンク手段とを備えたので、掛止部と可動押さえ部との間でワイヤーハーネスが挟持された状態でワイヤーハーネスに引っ張り力が作用するため、ワイヤーハーネスに軸方向の外力が作用してもワイヤーハーネスに対して横滑りしない。従って、ワイヤーハーネスを車体より迅速に、且つ、確実に解体できる。
請求項2の発明によれば、リンク手段は、フック本体に回転自在に支持され、一端側が操作部に回転自在に支持された第1リンク部材と、一端側が第1リンク部材に回転自在に支持され、他端側が可動押さえ部に回転自在に支持された第2リンク部材とから成るので、請求項1の発明と同様の効果が得られる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2記載のフックであって、掛止部は、間隔を開けて複数設けられ、この複数の掛止部の間の位置に可動押さえ部が配置されたので、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、掛止部と可動押さえ部によってワイヤーハーネスを挟持する際にワイヤーハーネスに挟持力と共に剪断力が作用し、ワイヤーハーネスが屈曲状態で挟持される。従って、ワイヤーハーネスの軸方向の外力に対して非常に強くなる。
請求項4の発明によれば、請求項1〜請求項3記載のフックであって、可動押さえ部は、ワイヤーハーネスの挟持を解除する方向に付勢手段によって付勢されたので、請求項1〜請求項3の発明の効果に加え、ワイヤーハーネスの解体作業が終了して引っ張り力を解除すると、可動押さえ部がワイヤーハーネスの挟持位置から退避する。従って、ワイヤーハーネスの取り外し作業が容易にでき、又、次のワイヤーハーネスの掛止作業が容易にできる。
請求項5の発明によれば、請求項1〜請求項4記載のフックであって、掛止部のワイヤーハーネスが接触する面には、凹凸が形成されたので、請求項1〜請求項4の発明の効果に加え、ワイヤーハーネスと掛止部との間の摩擦抵抗が大きくなる。従って、ワイヤーハーネスに対する横ずれを確実に防止できる。
請求項6の発明によれば、請求項1〜請求項5記載のフックであって、可動押さえ部のワイヤーハーネスが接触する面には、凹凸が形成されたので、請求項1〜請求項5の発明の効果に加え、ワイヤーハーネスと可動押さえ部との間の摩擦抵抗が大きくなる。従って、ワイヤーハーネスに対する横ずれを確実に防止できる。
請求項7の発明によれば、フックの掛止部にワイヤーハーネスを引っ掛け、フックの操作部に引っ張り力が作用すると、操作部が引っ張り方向に移動し、この移動がリンク手段を介して可動押さえ部に伝達されて可動押さえ部が挟持方向に変移してワイヤーハーネスを掛止部との間で挟持し、ワイヤーハーネスを挟持した状態でワイヤーハーネスに引っ張り力が作用するようにしたので、このフックを用いたワイヤーハーネスの解体方法では、フックがワイヤーハーネスを挟持しつつ引っ張り力を作用させるため、ワイヤーハーネスに軸方向の外力が作用してもフックがワイヤーハーネスに対して横滑りしない。従って、ワイヤーハーネスを車体より迅速に、且つ、確実に解体できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の一実施形態を示し、図1はフック1の斜視図、図2は掛止部3にワイヤーハーネスWHを掛止した状態を示すフック1の断面図、図3は操作部7に引っ張り力を作用させ、ワイヤーハーネスWHが可動押さえ部5と掛止部3で挟持された状態を示すフック1の断面図である。
図1〜図3に示すように、フック1は、互いに間隔を開けて連結された2枚のプレートより形成されたフック本体2と、このフック本体2の下端側に一体に固定された一対の掛止部3と、前記フック本体2に回転支持軸4を介して回転自在に支持された可動押さえ部5と、この可動押さえ部5とフック本体2との間に引っ掛けられた付勢手段である引っ張りコイルバネ6と、ホイスト(図示せず)からの引っ張り力を鎖20を介して受ける操作部7と、この操作部7と可動押さえ部5との間に連結され、操作部7の移動を可動押さえ部5に伝達するリンク手段8とから構成されている。
一対の掛止部3は、それぞれJ字形状を有し、互いに間隔を開けて平行に配置されている。各掛止部3のワイヤーハーネスWHが接触する上面には、凹凸(図示せず)が形成されている。
可動押さえ部5は、一対の掛止部3の間に配置されている。そして、可動押さえ部5は、回転支持軸4を中心としてワイヤーハーネスWHを一対の掛止部3との間で挟持する挟持方向とその逆の挟持解除方向に移動する。又、可動押さえ部5のワイヤーハーネスWHが接触する下面には、凹凸(図示せず)が形成されている。
引っ張りコイルバネ6は、ワイヤーハーネスWHの挟持を解除する方向(図2の反時計回転方向)に可動押さえ部5を付勢している。従って、操作部7に引っ張り力fが作用しない状態では、可動押さえ部5は、図2に示すように、一対の掛止部3の上方の待機位置に位置される。
操作部7には掛止用穴7aが設けられ、この掛止用穴7aにホイスト(図示せず)の鎖20の先端が連結される。操作部7は、鎖20を介して引っ張り力fを受けると、フック本体2より離れる方向(図2の上方)に移動される。
リンク手段8は、フック本体2に回転支持軸9aを介して回転自在に支持され、一端側が操作部7に第1ピン11aを介して回転自在に支持された第1リンク部材9と、一端側が第1リンク部材9に第2ピン11bを介して回転自在に支持され、他端側が可動押さえ部5に第3ピン11cを介して回転自在に支持された第2リンク部材10とから構成されている。そして、操作部7が引っ張り力fによって移動すると、この移動が第1リンク部材9及び第2リンク部材10を介して可動押さえ部5に伝達され、可動押さえ部5が引っ張りバネ6のバネ力に抗して挟持方向に移動する。
上記構成において、図2に示すように、フック1の可動押さえ部5は、引っ張りコイルバネ6のバネ力によって待機位置に位置している。この状態にあって一対の掛止部3にワイヤーハーネスWHを引っ掛ける。ワイヤーハーネスWHの掛止が完了すると、鎖20を介してフック1の操作部7に上方の引っ張り力fを作用させる。すると、操作部7が図2の上方に移動し、この移動がリンク手段8を介して可動押さえ部5に伝達され、これにより可動押さえ部5が図2の時計回転方向に回転する。この回転する可動押さえ部5は、図3に示すように、ワイヤーハーネスWHの上面側に当接してワイヤーハーネスWHを下方に押圧する。これによりワイヤーハーネスWHが一対の掛止部3と可動押さえ部8との間で挟持される。
この状態より更に、鎖20を介してフック1の操作部7に上方の引っ張り力fを作用させると、フック1自体が上方に移動してワイヤーハーネスWHが上方に引っ張られる。この引っ張り力でワイヤーハーネスWHと車体(図示せず)との間のクリップ手段(図示せず)が強制的に外され、ワイヤーハーネスWHが解体される。
上記動作過程にあって、一対の掛止部3と可動押さえ部5との間でワイヤーハーネスWHが挟持された状態でワイヤーハーネスWHに引っ張り力が作用するため、フック1の掛止位置を境としていずれか一方のクリップ手段(図示せず)群のみが外れてワイヤーハーネスWHに軸方向の外力が作用してもフック1がワイヤーハーネスWHに対して横滑りしない。従って、ワイヤーハーネスWHを車体(図示せず)より迅速に、且つ、確実に解体できる。
前記実施形態では、リンク手段8は、フック本体2に回転自在に支持され、一端側が操作部7に回転自在に支持された第1リンク部材9と、一端側が第1リンク部材9に回転自在に支持され、他端側が可動押さえ部5に回転自在に支持された第2リンク部材10とから成り、2部品で構成されているが、1部品又は3部品以上で構成しても良い。
前記実施形態では、掛止部3は、間隔を開けて2つ設けられ、この一対の掛止部3の間の位置に可動押さえ部5が配置されたので、掛止部3と可動押さえ部5によってワイヤーハーネスWHを挟持する際にワイヤーハーネスWHに挟持力と共に剪断力が作用し、ワイヤーハーネスWHが屈曲状態で挟持されるため、ワイヤーハーネスWHの軸方向の外力に対して非常に強くなる。従って、ワイヤーハーネスWHに非常に大きな軸方向の外力が作用してもフック1が横ずれすることなくワイヤーハーネスWHを解体できる。尚、掛止部3を互いに間隔を開けて3つ以上設け、その各間に可動押さえ部5をそれぞれ配置するように構成しても良い。又、上記の構成とは逆に、可動押さえ部5を間隔を開けて複数設け、その複数の可動押さえ部5の間に掛止部3を配置するようにしても良い。
前記実施形態では、可動押さえ部5は、ワイヤーハーネスWHの挟持を解除する方向に引っ張りコイルバネ6によって付勢したので、ワイヤーハーネスWHの解体作業が終了して引っ張り力を解除すると、可動押さえ部5がワイヤーハーネスWHの挟持位置から退避するため、ワイヤーハーネスWHの取り外し作業が容易にでき、又、次のワイヤーハーネスWHの掛止作業も容易にできる。又、前記実施形態では、付勢手段は、引っ張りコイルバネ6にて構成されているが、ワイヤーハーネスWHの挟持を解除する方向に可動押さえ部5を付勢する手段であれば良い。
前記実施形態では、一対の掛止部3のワイヤーハーネスWHが接触する上面、及び、可動押さえ部5のワイヤーハーネスWHが接触する下面には、凹凸(図示せず)がそれぞれ形成されているので、ワイヤーハーネスWHと掛止部3との間、及び、ワイヤーハーネスWHと可動押さえ部5との各間の摩擦抵抗が大きくなるため、ワイヤーハーネスWHに対する横ずれを確実に防止できる。
尚、前記実施形態では、一対の掛止部3と可動押さえ部5の双方の面に凹凸(図示せず)が形成されているが、一対の掛止部3と可動押さえ部5のいずれか一方にのみ凹凸を形成しても良い。
1 フック
2 フック本体
3 掛止部
5 可動押さえ部
6 引っ張りコイルバネ(付勢手段)
7 操作部
8 リンク手段
9 第1リンク部材
10 第2リンク部材
WH ワイヤーハーネス
2 フック本体
3 掛止部
5 可動押さえ部
6 引っ張りコイルバネ(付勢手段)
7 操作部
8 リンク手段
9 第1リンク部材
10 第2リンク部材
WH ワイヤーハーネス
Claims (7)
- フック本体と、このフック本体に固定され、ワイヤーハーネスを掛止する掛止部と、前記フック本体に回転自在に支持され、前記ワイヤーハーネスを前記掛止部との間で挟持する挟持方向及びその逆の挟持解除方向に移動する可動押さえ部と、外部からの引っ張り力を受ける操作部と、前記操作部と前記可動押さえ部との間に連結され、引っ張り力を受けた前記操作部の移動によって前記可動押さえ部を挟持方向に変移させるリンク手段とを備えたことを特徴とするフック。
- 請求項1記載のフックであって、
前記リンク手段は、前記フック本体に回転自在に支持され、一端側が前記操作部に回転自在に支持された第1リンク部材と、一端側が前記第1リンク部材に回転自在に支持され、他端側が前記可動押さえ部に回転自在に支持された第2リンク部材とから構成されたことを特徴とするフック。 - 請求項1又は請求項2記載のフックであって、
前記掛止部は、間隔を開けて複数設けられ、この複数の前記掛止部の間の位置に前記可動押さえ部が配置されたことを特徴とするフック。 - 請求項1〜請求項3記載のフックであって、
前記可動押さえ部は、前記ワイヤーハーネスの挟持解除方向に付勢手段によって付勢されたことを特徴とするフック。 - 請求項1〜請求項4記載のフックであって、
前記掛止部の前記ワイヤーハーネスが接触する面には、凹凸が形成されたことを特徴とするフック。 - 請求項1〜請求項5記載のフックであって、
前記可動押さえ部の前記ワイヤーハーネスが接触する面には、凹凸が形成されたことを特徴とするフック。 - 前記フックの前記掛止部にワイヤーハーネスを引っ掛け、前記フックの前記操作部に引っ張り力が作用すると、前記操作部が引っ張り方向に移動し、この移動がリンク手段を介して可動押さえ部に伝達されて前記可動押さえ部が挟持方向に変移して前記ワイヤーハーネスを前記掛止部との間で挟持し、前記ワイヤーハーネスを挟持した状態で前記ワイヤーハーネスに引っ張り力が作用することを特徴とするフックを用いたワイヤーハーネスの解体方法。
Priority Applications (3)
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JP2003430701A JP2005187148A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | フック、及び、このフックを用いたワイヤーハーネス解体方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100891811B1 (ko) * | 2002-07-04 | 2009-04-07 | 주식회사 포스코 | 접이형 씨-훅크 장치 |
KR200447301Y1 (ko) | 2007-11-13 | 2010-01-13 | 한국남동발전 주식회사 | 가열소자 인양부재 |
-
2003
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