JP2005186418A - 画像記録システム、画像記録装置、および印刷データ処理装置 - Google Patents

画像記録システム、画像記録装置、および印刷データ処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷データに用いられている色成分の種類に基づいて画像記録処理に係る処理内容を定める画像記録システムを提供する。
【解決手段】 画像記録装置に収容されたドナーシートロールを画像記録の途中で交換可能とし、記録可能な全ての色成分についての記録条件と、ロールの収容状況とをあらかじめテーブルに登録しておく。画像記録装置の制御部は、RIP処理装置にて色分解データが得られた色成分の情報と、ロール収容状況とを比較・照合し、ロール交換の要否を判断して、必要なら交換対象を呈示してオペレータに交換を要求する。これにより、装置に収容するロールの数を増やさずとも、本印刷にて使用するインキと対応するロールさえあれば、本印刷に近い仕上がりの校正画像を得ることができる。また、交換すべきロールを把握する必要がないので、オペレータが作業に対し熟練を要することがない。
【選択図】 図12

Description

本発明は、色分解データに基づき印刷像を形成する画像記録システム、主として校正用の印刷像を形成する画像記録システムに関する。
印刷業界においては、大量印刷用の印刷機で印刷する前に、校正印刷が行われる。校正印刷においては、できるだけ本印刷時の仕上がりイメージに近い印刷像を、費用と時間とをかけることなく出力することが望まれる。
一方、商工業デザインの分野において、色彩は、他者との差別化を図り、識別性を高めるうえで重要なデザイン要素である。そのため、企業のロゴや商品パッケージのデザインの際、あるいはこれらを掲載するカタログや広告などの制作時においては、厳密な色指定がなされるのが一般的である。こうしたロゴやパッケージ、あるいはカタログ、広告などの印刷において、指定された色を表現あるいは再現しようとする際には、いわゆるプロセスカラーと呼ばれるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のインキを用いるよりも、その指定された色に対応して調合された特色(スペシャルカラー)インキを用いる方が、より色再現性の良い印刷物を得ることができる。
こうした印刷物について校正を行う場合、特色は特色のまま表現することによって校正画像を得る態様が、本印刷に仕上がりを近づけるという点で望ましい。こうした特色の表現が可能な校正用の装置は、既に公知である(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
特開平11−254773号公報 特開平11−70680号公報
特許文献1には、カラー転写フィルム(ドナーシート)のカラーインキをレーザ露光などによって受像シートに転写することにより、所望の画像を形成する画像転写記録装置が開示されている。係る画像転写記録装置は、複数色の、具体的には最大6色までのドナーシートを用いて、実際の印刷物に形成されるのと同程度の解像度を有する網点化画像を各色ごとに再現することにより、本印刷に近い仕上がりの校正画像を得ることができる、いわゆるDDCP装置である。
係る画像転写記録装置の場合、その色を表現できるドナーシートさえ用意できれば、プロセスカラーの4色だけでなく、さらに2色の特色についても、本印刷で用いる該特色の色分解画像データに基づいて、網点画像をそのまま表現することができる。ただし、本印刷のデータが、該画像記録転写装置で一度に処理できる上限の色数(上記の場合であれば6色)より多い色数に色分解されるデータである場合、該画像記録転写装置においてこれをそのまま再現することはできない。この場合、校正画像を得るためには、上記の上限を越える色数分の色成分について、画像記録転写装置で用いる色成分(上記の場合であれば6色の色成分)で置き換えて表現する、いわゆる疑似色化を行う必要がある。疑似色化とは、換言すれば、上限を超える色成分の色分解データを画像記録転写装置で用いる色成分の色分解データに再分解する処理である。
しかしながら、この疑似色化を行った場合、得られる校正画像においては、疑似色化の対象になった色成分の網点画像が形成されていないのはもちろんのこと、校正画像を形成している各色成分の網点画像も、疑似色化された色成分の情報が重畳しているために、本印刷において本来実現される網点画像とは相違するものとなってしまう、という問題がある。
特許文献2には、昇華型の熱転写印刷装置であって、商品イメージに即した色形態によるシミュレーション印刷、つまりは校正印刷を行える熱転写印刷装置が開示されている。係る熱転写印刷装置においては、複数の印刷モードを選択して実行することが可能であり、特色印刷モードを選択することによって、特色の印刷が可能とされている。
特色印刷モードが選択された場合、まずプロセスカラーの4色に係る印刷を行った後に、特色の印刷が行われる。ただし、係る熱転写印刷装置は、特色のインクカートリッジを前もって搭載しておくようには構成されていないことから、特色印刷モードによる印刷を実行する際には、プロセスカラーの印刷が終了し引き続いて特色を印刷する段階で、オペレータによるインクカートリッジの交換が必須となっている。また、複数の特色を処理する場合は、1つ1つの色について処理を行うたびに、オペレータが処理する色を判断して使用するインクカートリッジを交換しなければならない。係る交換処理は煩雑であるとともに、オペレータが判断を誤ってしまうおそれもある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、印刷データに用いられている色成分の種類に基づいて画像記録処理に係る処理内容を定める画像記録システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、a)印刷データ処理装置であって、a-1)印刷レイアウトデータを複数の色成分に分解し複数の色分解データを生成する色分解データ生成手段と、a-2)前記複数の色分解データに基づいて、出力装置において出力可能な網点化画像データを前記複数の色成分に対応させて生成するスクリーニング処理を行うスクリーニング手段と、a-3)前記印刷データ処理装置の動作を制御する第1の制御手段と、を備える印刷データ処理装置と、b)画像記録装置であって、b-1)カラー転写フィルムを複数の色成分について収容するカラー転写フィルム収容手段と、b-2)受像シートの上に前記カラー転写フィルムを重ね合わせた状態で光ビームを前記カラー転写フィルムに照射することにより、前記カラー転写フィルムから前記受像シートにインクを転写して前記受像シート上に画像記録を行う画像記録手段と、b-3)前記画像記録装置の動作を制御する第2の制御手段と、を備え、前記複数の色成分についての網点化画像データに基づいて、一の前記受像シートに対して相異なる色成分の前記カラー転写フィルムを用いた画像記録を順次に行うことにより、前記受像シート上に多色画像を得る画像記録装置と、を備える画像記録システムであって、前記印刷データ処理装置が、a-4)前記色分解データの生成がなされた色成分を示す色成分情報を生成する色成分情報生成手段、をさらに備え、前記画像記録装置が、b-4)前記画像記録装置において使用可能なカラー転写フィルムの種類を示す情報が登録される第1の参照情報登録手段と、b-5)前記カラー転写フィルム収容手段に収容されている前記カラー転写フィルムの種類を示す情報が登録される第2の参照情報登録手段と、をさらに備え、前記第1および第2の制御手段のいずれかが、前記色成分情報の記述内容と前記第1および第2の参照情報登録手段の少なくとも1つの登録内容との比較を行い、前記画像記録装置における前記画像記録に際して必要な処理が、前記比較の結果に基づいて定められる、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像記録システムであって、前記画像記録装置は、b-6)所定の作業をオペレータに対し要求する旨の表示を行う表示手段、をさらに備え、前記多色画像を記録する画像記録処理の途中において、前記カラー転写フィルム収容手段に収容されているカラー転写フィルムを前記カラー転写フィルム収容手段に収容されていない他のカラー転写フィルムと交換可能に制御され、かつ、前記第1および第2の制御手段のいずれかにおける前記色成分情報の記述内容と前記第1および第2の参照情報登録手段の登録内容との比較の結果、前記色成分情報に記述された色成分に対応する種類のカラー転写フィルム(第1のカラー転写フィルム)について、前記第1の参照情報登録手段に当該第1のカラー転写フィルムが登録されているものの、前記カラー転写フィルム収容手段に当該第1のカラー転写フィルムが収容されていないと判断された場合に、当該第1のカラー転写フィルムを前記カラー転写フィルム収容手段に収容されている第2のカラー転写フィルムと交換して収容すべき旨の交換指示が前記表示手段に表示される、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の画像記録システムであって、前記第1のカラー転写フィルムと前記第2のカラー転写フィルムとの交換を行う場合には、前記色成分情報の記述内容と前記第1の参照情報登録手段の登録内容との比較の結果に基づいて特定された前記第2のカラー転写フィルムが所定の交換位置に配置され、前記交換指示においては、前記第1のカラー転写フィルムの色成分を特定する表示を行いつつ、当該第1のカラー転写フィルムを前記交換位置に配置された前記第2のカラー転写フィルムと交換させるための要求がなされる、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記載の画像記録システムであって、前記第1の参照情報登録手段には、それぞれのカラー転写フィルムを用いて画像記録を行う際の前記それぞれのカラー転写フィルムに固有の条件情報が、さらに登録されており、前記画像記録は、前記固有の条件情報に従って行われる、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像記録システムであって、前記印刷データ処理装置は、a-5)前記色分解データ生成手段によって得られた色分解データのうち、任意の色成分についての前記色分解データを、前記第1の参照情報登録手段にすでに登録されているカラー転写フィルムに対応した少なくとも1つの他の色成分についての色分解データに置き換える疑似色化を行う疑似色化手段、をさらに備え、前記疑似色化手段は、前記第1の制御手段における前記色成分情報生成手段によって得られた色成分情報の記述内容と前記第1の参照情報登録手段の登録内容との比較の結果、前記複数の色分解データのうち、前記第1の参照情報登録手段に登録がなされている種類のカラー転写フィルムに対応しないと判断された色成分についての色分解データに対して前記疑似色化を行い、前記スクリーニング処理手段は、前記疑似色化を行った後に存在する色分解データに対して前記スクリーニング処理を行う、ことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像記録システムであって、前記印刷データ処理装置は、a-6)前記第1の参照情報登録手段の登録内容と実質的に同一の内容を有する第3の参照情報登録手段、をさらに備え、前記第1の制御手段による前記色成分情報の記述内容と前記第1の参照情報登録手段の登録内容との比較は、前記第3の参照情報登録手段を用いて行われる、ことを特徴とする。
請求項7の発明は、画像記録装置であって、カラー転写フィルムを複数の色成分について収容するカラー転写フィルム収容手段と、受像シートの上に前記カラー転写フィルムを重ね合わせた状態で光ビームを前記カラー転写フィルムに照射することにより、前記カラー転写フィルムから前記受像シートにインクを転写して前記受像シート上に画像記録を行う画像記録手段と、前記画像記録装置の動作を制御する制御手段と、を備え、印刷レイアウトデータを複数の色成分に色分解した色分解データに基づいて得られる、出力装置において出力可能な前記複数の色成分についての網点化画像データに基づいて、一の前記受像シートに対して相異なる色成分の前記カラー転写フィルムを用いた画像記録を順次に行うことにより、前記受像シート上に多色画像を得る画像記録装置であって、前記画像記録装置において使用可能なカラー転写フィルムの種類を示す情報が登録される第1の参照情報登録手段と、前記カラー転写フィルム収容手段に収容されている前記カラー転写フィルムの種類を示す情報が登録される第2の参照情報登録手段と、をさらに備え、前記制御手段が、前記色分解データの生成がなされた色成分を示す色成分情報の記述内容と前記第1および第2の参照情報登録手段の少なくとも1つの登録内容との比較を行い、前記画像記録に際して必要な処理が、前記比較の結果に基づいて定められる、ことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7に記載の画像記録装置であって、所定の作業をオペレータに対し要求する旨の表示を行う表示手段、をさらに備え、前記多色画像を記録する画像記録処理の途中において、前記カラー転写フィルム収容手段に収容されているカラー転写フィルムを前記カラー転写フィルム収容手段に収容されていない他のカラー転写フィルムと交換可能に制御され、かつ、前記制御手段における前記比較の結果、前記色成分情報に記述された色成分の1つに対応する種類のカラー転写フィルム(第1のカラー転写フィルム)について、前記第1の参照情報登録手段に当該第1のカラー転写フィルムが登録されているものの、前記カラー転写フィルム収容手段に当該第1のカラー転写フィルムが収容されていないと判断された場合に、当該第1のカラー転写フィルムを前記カラー転写フィルム収容手段に収容されている第2のカラー転写フィルムと交換して収容すべき旨の交換指示が前記表示手段に表示される、ことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8に記載の画像記録装置であって、前記第1のカラー転写フィルムと前記第2のカラー転写フィルムとの交換を行う場合には、前記色成分情報の記述内容と前記第1の参照情報登録手段の登録内容との比較の結果に基づいて特定された前記第2のカラー転写フィルムが所定の交換位置に配置され、前記交換指示においては、前記第1のカラー転写フィルムの色成分を特定する表示を行いつつ、当該第1のカラー転写フィルムを前記交換位置に配置された前記第2のカラー転写フィルムと交換させるための要求がなされる、ことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項8または請求項9に記載の画像記録装置であって、前記第1の参照情報登録手段には、それぞれのカラー転写フィルムを用いて画像記録を行う際の前記それぞれのカラー転写フィルムに固有の条件情報が、さらに登録されており、前記画像記録は、前記固有の条件情報に従って行われる、ことを特徴とする。
請求項11の発明は、印刷データ処理装置であって、印刷レイアウトデータを複数の色成分に分解し複数の色分解データを生成する色分解データ生成手段と、前記複数の色分解データに基づいて、出力装置において出力可能な網点化画像データを前記複数の色成分に対応させて生成するスクリーニング処理を行うスクリーニング手段と、前記印刷データ処理装置の動作を制御する制御手段と、を備える印刷データ処理装置であって、前記色分解データの生成がなされた色成分を示す色成分情報を生成する色成分情報生成手段と、前記網点化画像データを用いて画像記録がなされる画像記録装置において出力可能な色成分の種類を示す情報が登録される参照情報登録手段と、をさらに備え、前記制御手段が、前記色成分情報の記述内容と前記参照情報登録手段の登録内容との比較を行い、前記画像記録装置における前記画像記録に際して必要な処理が、前記比較の結果に基づいて定められる、ことを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項11に記載の印刷データ処理装置であって、前記色分解データ生成手段によって得られた色分解データのうち、任意の色成分についての前記色分解データを、前記参照情報登録手段にすでに登録がなされているカラー転写フィルムの種類に対応した少なくとも1つの他の色成分についての色分解データに置き換える疑似色化を行う疑似色化手段、をさらに備え、前記疑似色化手段は、前記制御手段における前記色成分情報生成手段によって得られた色成分情報の記述内容と前記参照情報登録手段の登録内容との比較の結果、前記複数の色分解データのうち、前記参照情報登録手段に登録されている種類のカラー転写フィルムに対応しないと判断された色成分についての色分解データに対して前記疑似色化を行い、前記スクリーニング処理手段は、前記疑似色化を行った後に存在する色分解データに対して前記スクリーニング処理を行う、ことを特徴とする。
請求項13の発明は、カラー転写フィルムを複数の色成分について収容するカラー転写フィルム収容手段と、受像シートの上に前記カラー転写フィルムを重ね合わせた状態で光ビームを前記カラー転写フィルムに照射することにより、前記カラー転写フィルムから前記受像シートにインクを転写して前記受像シート上に画像記録を行う画像記録手段と、制御手段と、前記カラー転写フィルム収容手段に収容されている前記カラー転写フィルムの種類を示す情報が登録される参照情報登録手段と、所定の作業をオペレータに対し要求する旨の表示を行う表示手段と、を備え、前記複数の色成分についての網点化画像データに基づいて、一の前記受像シートに対して相異なる色成分の前記カラー転写フィルムを用いた画像記録を順次に行うことにより、前記受像シート上に多色画像を得る画像記録装置、と接続して使用される印刷データ処理装置であって、印刷レイアウトデータを複数の色成分に分解し複数の色分解データを生成する色分解データ生成手段と、前記複数の色分解データに基づいて、少なくとも前記画像記録装置を含む出力装置において出力可能な網点化画像データを前記複数の色成分に対応させて生成するスクリーニング処理を行うスクリーニング手段と、前記色分解データ生成手段によって色分解データの生成がなされた色成分を示す色成分情報を生成する色成分情報生成手段と、前記多色画像を記録する画像処理の途中において、前記色成分情報の記述内容と前記参照情報登録手段の登録内容との比較を行うことにより前記色成分情報に記述された色成分に対応する種類のカラー転写フィルムが前記カラー転写フィルム収容手段に収容されているか否かを判断し、収容されていないと判断した場合には、前記カラー転写フィルム収容手段に収容されているカラー転写フィルムであって前記色成分情報に記述された色成分に対応する種類以外の種類のカラー転写フィルムを、前記色成分情報に記述された色成分に対応する種類のカラー転写フィルムと交換する旨の交換指示を前記表示手段に表示させる制御を行い、収容されていると判断した場合には、前記色成分情報に記述された色成分に対応する網点化画像データに基づく画像記録を前記画像記録手段によって実行させる制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1ないし請求項10の発明によれば、画像記録装置において画像記録を行う際に、印刷レイアウトデータの内容や画像記録装置におけるカラー転写フィルムの準備状況に応じてオペレータが異なる作業をする必要がある場合でも、オペレータが画像記録に先立ってその内容を把握しておく必要がないので、作業に対する熟練性が不要となる。
特に、請求項2ないし請求項4、請求項8ないし請求項10、および請求項13の発明によれば、カラー転写フィルム収容手段に一度に収容可能なカラー転写フィルムの数よりも多い色成分についての画像記録を行うことができるので、色分解する際の色成分の数に制限がなくなる。また、カラー転写フィルム収容手段のサイズや装置全体のサイズを増大させることもない。
特に、請求項3および請求項9の発明によれば、カラー転写フィルムの交換は、交換位置にあるカラー転写フィルムを表示手段に表示されたカラー転写フィルムと交換するだけでよいので、オペレータがあらかじめ交換対象を把握しておく必要がなくなるとともに、交換に伴うミスも低減できる。
特に、請求項4および請求項10の発明によれば、オペレータが使用するカラー転写フィルムについての条件情報を逐一設定せずとも、該カラー転写フィルムについての画像記録を行えるので、画像記録に係る条件設定のミスを防止でき、色成分が多くなっても、画像記録を適切に行うことができる。
また、請求項1、請求項5、請求項11、および請求項12の発明によれば、画像記録装置において画像記録を行う際に、印刷レイアウトデータの内容や画像記録装置における準備状況に応じてオペレータが異なる作業をする必要がある場合でも、オペレータが画像記録に先立ってその内容を把握しておく必要がないので、作業に対する熟練性が不要となる。
特に、請求項5および請求項12の発明によれば、疑似色化の要否の判断をオペレータが行う必要がないので、色分解に係る知識を有していないオペレータであっても作業を行うことができる。
<第1の実施の形態>
<画像記録システム>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像記録システム1000の構成を概略的に示すブロック図である。画像記録システム1000は、画像転写記録装置1と、RIP処理装置800と、ラミネータ900とを主として備える。画像転写記録装置1とRIP処理装置800との間、および画像転写記録装置1とラミネータ900との間は、通信線CLにてそれぞれ接続されている。
RIP処理装置800は、印刷物において表現されるべき文字や画像のレイアウト情報が記述されたレイアウトデータを、作成元であるレイアウト処理装置1500から直接に、あるいはいったん記録媒体を介して読み込む。なお、レイアウトデータは、好ましくはポストスクリプト(アドビシステムズ社の登録商標)などの所定のページ記述言語(PDL)に従って記述されている。そして、RIP処理装置800は、読み込んだレイアウトデータを色分解して複数の色成分についてのラスターデータ(色分解データ)を作成し、さらにそれぞれの色成分についてのラスターデータに対しスクリーニング処理(網点化画像処理)を行って、各色成分についての網点化画像データを生成する印刷データ処理装置である。生成される網点化画像データとしては、イメージセッタ、CTPあるいはデジタル印刷装置などの所定の出力装置2000へと与えられて製版や本印刷(最終的な印刷物の生成)に供される本出力用の網点化画像データと、画像転写記録装置1を用いて行われる校正用の網点化画像データとがある。
画像転写記録装置1は、カラー転写フィルム(ドナーシート)のカラーインキをレーザ露光などによって受像シートに転写することにより、受像シート上に所望の画像を形成する画像転写記録装置である。画像転写記録装置1は、RIP処理装置800から出力された複数の色成分と対応した複数色のドナーシートを用いて、実際の印刷物に形成されるのと同程度の解像度を有する網点化画像を各色ごとに再現することにより、最終印刷物に近い仕上がりの校正画像を得ることができる、いわゆるDDCP装置である。
ラミネータ900は、画像転写記録装置1において画像が転写された受像シートと印刷対象である任意の印刷用紙(本紙)とを加熱加圧することによって、受像シート上に形成された画像を該印刷用紙上に転写するものである。
すなわち、本実施の形態に係る画像記録システム1000は、最終印刷物と同等の仕上がりを有する校正画像を、画像転写記録装置1において得ることができるシステムである。
<RIP処理装置>
次に、RIP処理装置800について説明する。RIP処理装置800は、いわゆる汎用のパーソナルコンピュータに所定のプログラムが読み込まれ、実行されることにより、該パーソナルコンピュータのCPU、ROM、RAM等の作用によって実現されるものである。RIP処理装置800は、制御部CTL1と、データ解釈部810と、補正処理部820と、スクリーニング処理部830と、記憶部840とを主として備える。
制御部CTL1は、RIP処理装置800の各部の動作や、RIP処理装置800外部とのデータの授受などを制御する。また、後述するように、カラーテーブルTBL3の記述内容を参照することによって、色分解により得られる各色成分についての画像記録が画像転写記録装置1において可能か否かを判定する処理、および、ある色成分についての疑似色化の要否を判定する処理も、制御部CTL1が担う。
データ解釈部810は、所定の形式、好ましくは所定のPDLにて記述されたレイアウトデータの記述内容を解釈して、本印刷において用いられる色成分ごとにラスターデータ(色分解データ)を生成するとともに、各色成分を特定する情報(色成分情報)を生成する。色成分情報は、後述するように、画像転写記録装置1において行うべき処理を決定する際に参照される情報である。具体的に説明すると、まず、本印刷において用いられる全ての色成分には、あらかじめ固有のカラーコードがそれぞれ定められており、レイアウトデータにおいては、例えばレイアウトされている文字や線画、画像などのオブジェクトごとに、レイアウト時に指定された色を特定する色情報がカラーコードを用いて記述されている。データ解釈部810は、レイアウトデータに記述されたこの色情報に基づいて、複数の色成分にレイアウトデータを分解したラスターデータ(色分解データ)を生成する。同時に、色分解データが生成された色成分を特定する色成分情報を生成する。すなわち、色成分情報は、どの色成分について色分解がなされたのかを示す情報でもある。
補正処理部820は、出力装置2000による本出力および画像転写記録装置1による校正画像の形成において、レイアウトデータにて表現されている色をそれぞれ忠実に再現するために必要な補正、いわゆるカラーマッチングや、その他の補正処理を色分解データに対して施す。すなわち、補正処理部820においては、それぞれの装置向けの色分解データが得られることになる。また、画像転写記録装置1に供すべき色分解データについては、必要に応じて、カラーマッチングに先立って一部の色成分を他の色で置き換えるための疑似色化処理も、補正処理部820によりなされる。
スクリーニング処理部830は、適宜に補正がなされた色分解データに基づいて網点化画像データを生成する、スクリーニング処理(網点化画像処理)を担う。すなわち、スクリーニング処理は、多値階調を有する色分解データから、2400dpi〜4000dpi程度の高解像度の2値画像を表現する網点化画像データを生成する処理である。スクリーニング処理は、出力装置2000用の色分解データと、画像転写記録装置1用の色分解データとのそれぞれに対して個別に行う。前者から得られた網点化画像データは、出力装置2000における本出力に供される。後者から得られた網点化画像データは、画像転写記録装置1における校正画像の形成に供される。
記憶部840は、読み込んだレイアウトデータや、生成される色分解データ、網点化画像データなどを記憶するほか、画像転写記録装置1において画像形成可能な色成分についての情報、より具体的には、画像転写記録装置1における画像記録のために準備されているドナーシートロール(後述する)の色種類についての情報を記述したカラーテーブルTBL3を記憶する。カラーテーブルTBL3については後述する。
<画像転写記録装置の全体構成>
次に、画像転写記録装置1について説明する。図1に示すように、画像転写記録装置1は、受像シート供給部100と、ドナーシート供給部200と、画像記録部300と、排出部400と、記憶部500と、表示操作部600とを主として備える。図2は、画像転写記録装置1の機械的な構成の概略を示す縦断面図である。画像転写記録装置1は、本体カバー10によって表面を覆われ、脚部20によって支えられている。
制御部CTL2は、画像転写記録装置1の各部の動作や、画像転写記録装置1外部とのデータの授受などを制御する。具体的には、使用すべきドナーシートロールの選択や、該選択に伴うドナーシートロールの交換の要否の判断し、係る判断内容に従って画像転写記録装置1を制御する。
受像シート供給部100は、画像記録部300に対して受像シートを供給する。またドナーシート供給部200は、複数の種類のドナーシートを供給することが可能であり、画像記録部300に対して複数の種類のドナーシートの中から1種類のドナーシートを選択的に供給することができる。画像記録部300においては、ドラム310に巻き付けられた受像シートの上に、さらにドナーシートが重ねて巻き付けられる。そして、RIP処理装置800より受け渡された網点化画像データに基づいて、受像シート上に重ねられたドナーシートに対し記録用ヘッド350からレーザ光を発することにより、該受像シートへの露光を行う。レーザ露光により加熱された部分のドナーシートのドナーが昇華あるいは溶融により受像シートに付着して転写されることによって、受像シート上に像が形成される。同一の受像シートに対して、異なる複数色(たとえば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のそれぞれについての網点化画像データに基づいて各色成分ごとにドナーシートのドナーを受像シートに付着させることによって、受像シート上にカラー画像を形成することができる。これは、受像シートをドラム310に巻き付けたまま、各色のドナーシートを順次に交換してレーザ露光することによって達成される。
この画像が形成された受像シートは、排出部400を経由して排出され、本装置から取り出される。そして、さらに別設のラミネータ900において、印刷対象である任意の印刷用紙に加熱加圧される。これによって、該印刷用紙上にドナーが転写されて画像が形成される。
記憶部500は、RIP処理装置800より受け渡された網点化画像データを記憶するほか、画像記録のために準備されている、複数の色成分のドナーシートロール(後述する)について、それぞれを用いて露光を行う際の露光条件を記述した露光条件設定テーブルTBL1と、露光に供するドナーシートロールを収容する回転ラック210(後述する)における、ドナーシートロールの収容状況を示す回転ラック管理テーブルTBL2とを記憶する。
図3は、露光条件設定テーブルTBL1を例示する図である。図3に示す露光条件設定テーブルTBL1は、色成分を識別するための識別番号であるフラグC11と、それぞれの色成分を示すカラーコードC12と、その色成分に対応するドナーシートロールのロール名称C13と、該ドナーシートロールを用いて露光する際に記録用ヘッド350から発せられるレーザ光の光量C14と、ドラム310の回転数C15とを関連づけて、画像転写記録装置1における各色成分ごとの露光条件を登録するためのテーブルである。なおカラーコードC12には、レイアウトデータにおける色指定と同じものを用いる。図3に示す露光条件設定テーブルTBL1の場合、フラグC11の1〜4にはプロセスカラーが登録されており、5〜20には特色が登録されている。この場合、本実施の形態に係る画像転写記録装置1においては、合わせて最大20色の色成分についての画像記録が可能であることになる。なお、色成分の数はこれに限定されず、さらに多くの特色のドナーシートロールが準備されているときは、それらについても露光条件設定テーブルにTBL1に登録することによって、より多くの色成分についても画像記録に使用することが可能となる。
図4(a)〜(c)はいずれも、回転ラック管理テーブルTBL2(TBL2a〜TBL2b)を例示する図である。図4の回転ラック管理テーブルTBL2は、回転ラック210においてドナーシートロールの収容位置を識別する識別番号である区画番号C21と、各収容位置に収容されるドナーシートロールの色成分を示すカラーコードC22とを関連付けるテーブルである。
なお、本実施の形態においては、露光条件設定テーブルTBL1の内容の一部と同一の内容が、カラーテーブルTBL3としてRIP処理装置800の記憶部840に記憶される。図5は、カラーテーブルTBL3を例示する図である。図5に示すカラーテーブルTBL3には、露光条件設定テーブルTBL1の記述内容のうち、フラグC11と、カラーコードC12と、ロール名称C33とが記述されている。
なお、カラーテーブルTBL3へのデータの入力は、オペレータが露光条件設定テーブルTBL1に記述された内容と同一の内容を逐一入力する態様でもよいし、RIP処理装置800の制御部CTL1が露光条件設定テーブルTBL1の内容を抽出することによってなされてもよい。
好ましくは、本実施の形態においては、回転ラック210に一度に収容できるドナーシートロールの数より多い色種類のドナーシートロールが用意され、露光条件設定テーブルTBL1にその情報が登録されるものとする。後述するように、回転ラック210に一度に収容できる数より多い色成分が用いられている場合であっても、本実施の形態においては、収容されたドナーシートロールを適宜に交換することによって、本印刷の仕上がりに近い校正画像を得ることができる。
表示操作部600は、画像転写記録装置1の動作状況を表示したり、オペレータによる所定の入力操作を可能とする、いわゆるタッチパネルである。図2においては図示を省略するが、表示操作部600は、好ましくは、装置本体の上面や前面に配置される。あるいは、適宜に支柱体によって支持されることにより、例えば本体側方部に装置本体とは別体のものとして設けられていてもよい。あるいは、表示操作部600を設ける代わりに、別体に設けられたパーソナルコンピュータによって動作状況の把握や入力操作を行える態様であってもよい。
<受像シート供給部>
以降、画像転写記録装置1の機械的な構成要素およびその動作について順次に説明する。なお、特許文献1に開示された画像転写記録装置の構成要素と同様であり、各部の詳細な構造や動作については特許文献1において説明されているので、以下においては、本発明に直接的な関連のある構成要素について概説する。
図6は、受像シート供給部100およびドナーシート供給部200の詳細を示す断面図である。図7はドナーシート繰出し機構250の一部を示す斜視図である。ここではまず、受像シート供給部100について説明する。
受像シート供給部100は、受像シートロール130を有している。受像シートロール130は、芯132に受像シート140が巻回されたものである。また、受像シート140は、支持層142および受像層144(図21参照)を有しており、受像層144は支持層142の上に積層されている。受像シートロール130においては、受像層144が支持層142に対して外側になるように巻回されている(以下、このように巻かれた受像シートロールを「外巻き」の受像シートロールという)。また受像シートロール130は、芯132の中心軸まわりに回転できるように設置されている。
受像シート供給部100は、搬送用ローラ154、155と、支持ガイド156と、受像シート切断部160と、受像シートの端点を検出する検出センサ170とをさらに有している。
搬送用ローラ154は、一対のローラ154aおよび154bを有しており、搬送用ローラ155は、一対のローラ155aおよび155bを有している。ローラ154aおよび155aは、図示しない駆動手段によって駆動される。また、ローラ154bおよび155bは、それぞれ、ローラ154aおよび155aとの間で所定の圧力で受像シート140を挟み込むことができる。そして、ローラ154bおよび155bは、ローラ154aおよび155aの回転とは逆向きに従動回転することによって、受像シート140を搬送する。このような駆動機構によって、受像シート140を画像記録部300の方へ送り出したり、あるいは逆に戻したりすることができる。
このような構造を有する受像シート供給部100によって、受像シート140が画像記録部300に対して供給される。
まず、受像シートロール130の先端部が搬送用ローラ154に挟まれた状態で、モータ152などの前述の駆動機構によって、矢印AR11の向きに受像シート140が引き出される。これによって、受像シートロール130は矢印AR11の向きに回転し、受像シート140が繰り出されていく。受像シート140は、さらに搬送用ローラ155に挟まれ、支持ガイド156に案内されて搬送される。
このようにして搬送された受像シート140は、受像シート切断部160によって所定の長さに切断される。長さの測定には、検出センサ170が利用される。受像シート140の先端を検出センサ170により検出し、モータの回転数などを考慮することなどによって、長さを測定することができる。受像シート140は、この測定結果に基づいて所定の長さに切断され、画像記録部300へと供給される。
<ドナーシート供給部>
再び図6を参照して、ドナーシート供給部200について説明する。ドナーシート供給部200は回転ラック210を有している。回転ラック210は、図示しない駆動手段によって回転軸213を中心に矢印AR1の方向に回転駆動される。また回転ラック210には、複数のドナーシートロール230が収容されており回転軸213まわりに「放射状」に配置されている。すなわち、回転ラック210は本発明のドナーシート収容手段として作用する。なお、回転ラックの下方には、回転ラック210とその駆動手段とを支持するベース201が存在している(図2参照)。
ドナーシートロール230は、中空の芯232と、それに巻回されるドナーシート240と、芯232の両側から差し込まれるフランジ234とを有している。図7に示されるように、回転ラック210上の3本のバー258がこれらのフランジ234,234を挟み込むことによりドナーシートロール230は回転自在に保持される。また、各バー258の一部には突起状のストッパ259が設けられドナーシートロール230の軸方向の動きが規制される。
また、ドナーシート240は、支持層242およびカラーインキ層244(図21参照)を有しており、カラーインキ層244および支持層242が積層されている。ドナーシートロール230においては、カラーインキ層244が支持層242に対して外側になるように巻回されている(以下、このように巻かれたドナーシートロールを「外巻き」のドナーシートロールという)。後述するように、カラーインキ層244は、ドナーインクを有しており、このドナーインクがレーザ露光により受像シートに転写される。
図6においては、このような構造を有する6つのドナーシートロール230が回転ラック210内に形成された6つの区画に1つずつ収容されている場合が示されている。この6種類のドナーシートの選択は、後述するように、処理対象となる印刷データの内容に基づいて行われる。たとえば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のプロセスカラーのドナーシートと、2色(たとえば金色、銀色など)の特色のドナーシートとが収容される場合や、上記のプロセスカラーのドナーシートに代わり、さらに別の特色のドナーシートが選択されて収容される場合などがある。
回転ラック210はさらに、複数のドナーシート繰出し機構250を有する。ドナーシート繰出し機構250は、複数のドナーシートロール230のそれぞれに対応して設けられる。図6においては、6つのドナーシート繰出し機構250が設けられている。次に、図6および図7を参照してドナーシート繰出し機構250を説明する。
ドナーシート繰出し機構250は、フィードローラ254と、支持ガイド256と、3本のバー258とを有している。先述のように、3本のバー258は、フランジ234の外周に当接してドナーシートロール230を保持する。
また、フィードローラ254は、ローラ254a、254bを有している。ローラ254aは、図示しない駆動手段によって駆動されとともに、ローラ254bとの間で所定の圧力でドナーシート240を挟み込むことができる。そして、ローラ254bは、ローラ254aの回転とは逆向きに回転することによって、ドナーシート240を搬送する。ドナーシート240は、ローラ254a、254bによって挟持され、送り出されたりあるいは逆に戻されたりすることが可能である。またドナーシート240の搬送に伴って、ドナーシートロール230が回転する。3本のバー258は、フランジ234に対して相対的に回転しながら、ドナーシートロール230を保持する。
このような構造を有するドナーシート繰出し機構250によって、ドナーシート240が画像記録部300に対して供給される。ドナーシートロール230の先端がフィードローラ254に挟まれた状態において、図示しない駆動手段によってフィードローラ254を駆動する。この駆動により、ドナーシート240は、ドナーシートロール230の矢印AR21の向きの回転を伴って、矢印AR2の向きに繰り出されていく。またドナーシート240は、さらに後述のドナーシート搬送部270において、所定長さに切断されて画像記録部300に対して供給される。
なお、回転ラック210内のフィードローラ254は、ドナーシートロール230からの繰り出し部分を、巻回状態でのカール方向とは逆の方向にいったんカールさせてから送出する機能を有する。繰り出しの際にドナーシートロール230の繰り出し部分をいったん逆方向にカールさせてからドナーシート搬送部270に送出するため、ドナーシートロール230として巻回されていたときの巻き癖をある程度矯正してから送出できることになり、過剰にカールしたままでドナーシート搬送部270やドラム310上へ供給されることはない。
再び図6を参照する。ドナーシート供給部200は、ドナーシート搬送部270をさらに有している。ドナーシート搬送部270は、搬送用ローラ274、275と、ガイド276と、ドナーシート切断部280と、ドナーシートの端を検出する検出センサ290とを有している。
搬送用ローラ274は、一対のローラ274aおよび274bを有しており、搬送用ローラ275は、一対のローラ275aおよび275bを有している。ローラ274aおよび275aは、図示しない駆動手段によって駆動される。また、ローラ274bおよび275bは、それぞれ、ローラ274aおよび275aとの間で所定の圧力でドナーシート240を挟み込むことができる。そして、ローラ274bおよび275bは、ローラ274aおよび275aの回転とは逆向きに回転することによって、ドナーシート240を搬送する。このような駆動機構によって、ドナーシート240を画像記録部300の方へ送り出したり、あるいは逆に戻したりすることができる。
また、このようにして搬送されたドナーシート240は、ドナーシート切断部280によって所定の長さに切断される。ドナーシート240の長さの測定には、検出センサ290が利用される。ドナーシート240の端を検出センサ290により検出し、モータの回転数などを考慮することなどによって、長さを測定することができる。ドナーシート240は、この測定結果に基づいて所定の長さに切断され、画像記録部300へと供給される。
<受像シートロールおよびドナーシートロールの交換>
本実施の形態に係る画像転写記録装置1においては、画像記録対象となっている印刷データの色成分の数が多い場合には、画像記録処理を行う際に、あるいは一の色成分についての処理が終了した時点で、ドナーシートロール230を取り外して、新しいドナーシートロール230と交換することができる。また、受像シート140とドナーシート240が消耗されると、使用済みの受像シートロール130およびドナーシートロール230を取り外して、新しい受像シート140とドナーシート240とがそれぞれ券回された受像シートロール130およびドナーシートロール230に交換する必要がある。再び図2を参照して、これらについて説明する。
まず、ドナーシートロール230の交換は、蓋12(図2参照)を開けて行うことができる。この際には、回転ラック210を所定の操作によって回転させることにより、交換対象のドナーシートロール230を、蓋12に対応する所定の交換位置P12に移動させておく。
なお、画像記録に用いられる色成分の数によっては、ドナーシートロール230の交換を、複数のドナーシートロール230に対して行う必要が生じる場合もある。こうした場合は、回転ラック210を回転させて、複数のドナーシートロール230をそれぞれ、所定の交換位置P12に順次移動させることにより、連続して交換を行うことも可能である。したがって、複数のドナーシートロール230を交換する場合においても、蓋12を開けて同一の交換位置P12において複数のドナーシートロール230を順次交換することができる。
一方、受像シートロール130の交換は、蓋11を開けることによって行う。受像シートロール130の交換作業は、蓋11の開口部付近の比較的大きなスペースを確保して作業性よく行うことができ、また回転ラック210の回転を伴わずに行うことができるため、ドナーシートロール230の交換よりも容易に行うことができる。また受像シートロール130の交換は、ドナーシートロール230の交換とは異なるタイミングで行われることが多い。そのため、別箇所の蓋を設けても手間は変わらない。
<画像記録部>
画像記録部300は、ドラム310を有する(図2参照)。図8は、ドラム310を示す斜視図である。ドラム310は、中空の円筒形状を有しており、図示しないフレームに回転自在に保持されている。ドラム310は、図示しない駆動機構によって軸312を中心に回転駆動される。
ドラム310の表面には、複数の孔部314が形成されている。この孔部314は、ドラム310の中空部分等を介して図示しないブロアに接続されている。受像シート140およびドナーシート240をドラム310上に載置してブロアを作動させると、これらのシートはドラム310に吸着される。
また、ドラム310は複数の溝部322を有している。複数の溝部322は、ドラム310の回転軸と平行に、かつ一直線上に設けられている。ドラム310は、さらに複数の溝部324を有している。複数の溝部324は、複数の溝部322と同様に、ドラム310の回転軸と平行に、かつ一直線上に設けられている。また溝部324のそれぞれは、ドラム310の回転軸に平行な方向において、溝部322のそれぞれの位置に対応する位置に存在する。このようにドラム310は、2列の溝部322および324を有する。これらの溝部322および324は、それぞれ、ドナーシート240および受像シート140の剥離に用いられる。
ドラム310には、まず受像シート供給部100によって供給される受像シート140が巻き付けられる。ドラム310の回転に伴って、ドラム310に吸着されながら巻き付けられる。
次に、ドナーシート供給部200から供給される1枚のドナーシート240が、受像シート140の上に巻き付けられる。受像シート140およびドナーシート240の2種類のシートは、その大きさが互いに異なる。ドナーシート240は、縦方向および横方向のいずれの方向にも受像シート140よりも大きい。したがって、ドナーシート240は、受像シート140よりも大きい部分によってドラム310に吸着される。ドナーシート240は、受像シート140を固定する際と同方向に回転するドラム310に、吸着されながら巻き付けられる。
図9は、ドラム310に巻き付けられた受像シート140およびドナーシート240を示す拡大図である。受像シート140は支持層142と受像層144とを有しており、ドナーシート240は支持層242とカラーインキ層244とを有している。受像シート140は、外巻きの受像シートロール130から供給され、受像層144が支持層142の上側に位置するようにしてドラム310に巻き付けられる。またドナーシート240は、外巻きのドナーシートロール230から供給され、カラーインキ層244が支持層242の下側に位置するようにして、受像シート140およびドラム310の上に巻き付けられる。これにより、図9に示すように、ドナーシート240のカラーインキ層244が、受像シート140の受像層144の上に接触して存在するように、受像シート140とドナーシート240とがドラム310に巻き付けられる。このような位置関係を有するカラーインキ層244のドナーインクが、次述するように記録用ヘッド350によってレーザ露光されて受像シート140に転写される。
画像記録部300はさらに、記録用ヘッド350を有する(図2参照)。記録用ヘッド350はビーム状のレーザ光を出射することができる。このレーザ光が照射された位置のドナーシート240のドナーインクは、受像シート140の表面に転写される。また記録用ヘッド350は、図示しない駆動機構によって、ドラム310の回転軸に平行な方向に直線的に移動することができる。したがって、ドラム310の回転運動と記録用ヘッド350の直線移動との組合せによって、受像シート140を覆うドナーシート240上の所望の位置をレーザ露光することが可能である。なお、レーザ露光時のドラム310の回転方向は、受像シート140およびドナーシート240を巻き付ける際の回転方向とは逆向きであることが好ましい。
画像転写記録装置1においては、描画用の光ビームであるレーザ光でドナーシート240上を走査して、画像情報に基づいて対応する位置のみをレーザ露光することによって、所望の画像を受像シート140に転写することができる。
<シートの剥離と排出>
1つのドナーシート240からの転写動作が終了すると、ドナーシート240は剥離される。図10は、受像シート140およびドナーシート240がドラム310に完全に巻き付けられた状態の両シートの先端部、及び剥離爪332が剥離位置P34に降りた状態を示す図である。図11は、ドナーシート240の先端部が剥離されつつある状態を示す図である。剥離爪332は、ドラム310の上方において、ドラム310の回転軸と平行に、かつ一直線上に複数設けられている。剥離爪332は、溝部322の数と同数設けられており、剥離爪332のそれぞれは、ドラム310の回転軸に平行な方向において、複数の溝部322のそれぞれに対応する位置に設けられている。
ドナーシート240を剥離する際には、まずドラム310を、矢印AR31の向きに剥離のための所定の速度で回転させる。そして所定のタイミングで剥離爪332の先端部の位置を、ドラム310に接触しない所定の待機位置から、ドラム310に接触する位置P34へと移動する。この移動の際には、剥離爪332の先端部がドナーシート240の上には接触しないようにする。ドラム310の矢印AR31の向きの回転に伴い、剥離爪332はドラム310上をドラム310の表面に沿って周方向に相対的に移動する。剥離爪332の先端部は、溝部322の形状に沿ってドラム310の表面を相対的に移動してドナーシート240の下側に潜り込む。ドナーシート240は剥離爪332の上面に沿って移動する。ブロアの吸引力による力よりも大きな力がドナーシート240に対して作用することによってドナーシート240はドラム310から剥離される。そして、剥離爪332は、受像シート140に接触する前にさらにドラム310から離反する方向に上昇して、待機位置にまで移動する。ドナーシート240の先端部が剥離されたのち、引き続きドラム310が回転することによって、ドナーシート240は、さらにドラム310および受像シート140から剥離される。なお、この際、受像シート140はブロア316の吸引力によってドラム310に吸着されたままであるので、ドナーシート240のみを剥離することができる。
以上の動作によって剥離されたドナーシート240は、排出部400をさらに経由して画像転写記録装置1の外部に備わるドナーシート回収箱40へと排出される。
引き続いて、他の色成分について画像記録を行う際には、ドラム310に巻き付けられたままの受像シート140の上に、別色のドナーシート240が巻き付けられる。そして、上述の場合と同様に、レーザ露光によって、受像シート140にドナーシート240のドナーインクが転写された後、ドナーシート240を剥離して排出する。
画像記録とその後の剥離は、全ての色成分についての画像記録が終了するまで同様に繰り返される。たとえば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4つの色成分について画像の記録を行う場合は、これら4種類のドナーシート240に対し上記動作が繰り返されることによって、受像シート140にプロセスカラーの網点画像によるカラー画像が転写される。
全ての色成分についての画像記録が終了すると、複数の種類のドナーインクが転写された受像シート140が剥離される。受像シート140の剥離は、ドナーシート240の剥離と同様に、ドラム310を回転させつつ、剥離爪332を溝部324に潜り込ませることによって行われる。上記のようにして剥離された受像シート140は、排出部400を経由して、画像転写記録装置1の上部に設けられたトレー50へと排出される。
なお、トレー50に排出された受像シート140は前記別設のラミネータ900へとオペレータによって運ばれ、このラミネータ900によって受像シート140上に形成された複数色のドナーインクの画像が本紙に転写される。これによって、本紙に校正画像が転写される。
<画像記録処理>
上記のような画像記録システム1000によって、所望のカラー画像を受像シート140上に形成することが可能である。図12は、画像記録システム1000における画像記録処理の流れを示す図である。また、図13は、画像記録処理に係るデータの流れを示す図である。
まず、各テーブルには、あらかじめ所定の内容が登録される(ステップS1)。まず、露光条件設定テーブルTBL1には、画像転写記録装置1で使用すべく準備されている全てのドナーシートロール230についての情報が登録される。図3に示す露光条件設定テーブルTBL1の場合であれば、フラグC11、カラーコードC12、ロール名称C13、露光時のレーザ光の光量C14、ドラムの回転数C15が登録される。回転ラック管理テーブルTBL2には、回転ラック210の各収容位置と収容されているドナーシートロールとが対応づけられて登録される。図4の場合であれば、ドナーシートロール230の収容位置を識別する区画番号C21とカラーコードC22とが対応付けられている。カラーテーブルTBL3には、露光条件設定テーブルTBL1に記述されたのと同じ内容のフラグC11、カラーコードC12、ロール名称C13が登録される。
なお、露光条件設定テーブルTBL1に格納される各データは、この画像転写記録装置1において使用可能なドナーシートそれぞれに対して準備される。使用可能なドナーシートの種類が頻繁に更新されることはないので、露光条件設定テーブルTBL1の登録内容は画像記録の度に更新される必要はない。
各テーブルが準備されると、RIP処理装置800にはレイアウト処理装置1500から印刷の対象となるレイアウトデータDLが読み込まれる(ステップS2)。あるいは、すでに記憶部840に記憶されているレイアウトデータDLが読み出される態様であってもよい。読み込まれたレイアウトデータDLは、データ解釈部810に入力される。データ解釈部810は、レイアウトデータDLの記述内容を解釈し、記述された色情報に基づいて、レイアウトデータDLによって表現される印刷像を本印刷で使用するインキ色ごとに色分解した画像を表現する第1色分解データDCS1を、各色成分ごとに生成する(ステップS3)。例えば、レイアウトデータDLによって表現される印刷像が、本印刷において、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、グリーン(G)、ホワイト(W)、バイオレット(V)の7色のインキを用いて印刷されるように色分解する場合、各色に対応した7つの第1色分解データDCS1が生成される。
また、データ解釈部810は、この第1色分解データDCS1の生成に併せて、どの色成分について第1色分解データDCS1が生成されたのかを示す色成分情報CIを生成する(ステップS4)。色成分情報CIは、画像転写記録装置1においてどのような色成分を用いて、どのような順序で画像を形成すればよいのか、ということを示す情報に相当する。色成分情報CIには、色成分(上記の場合7色)の種類と、画像形成の際の順序を特定する情報が、カラーコードを用い所定のフォーマットに従って記述される。ここでは、上記の7色に対応する(c,m,y,k,s2,s11,s16)なるカラーコードの色成分が、先頭側から順に画像記録されるものとして、色成分情報CIが記述されているものとする。
なお、カラーコードs2、s11、s16に対応するロール名称はそれぞれグリーン、ホワイト、バイオレットである(図5参照)。また、複数の色成分による画像形成の順序は、本印刷におけるインキの刷り重ね順序の逆順となるように決定されることが望ましい。すなわち、受像シート140上の画像をラミネータ900によって本紙に転写すると、画像転写記録装置1によるインク転写順と逆順にインク層が積層した校正画像が本紙上に形成されるからである。このようにすれば、インク層の形成順序が、本印刷において実現されるべきインク層の形成順序と同一になるので、本印刷によって得られるべき画像に対する校正画像の同視性を向上させることができる。
例えば、本印刷においてはプロセスカラーインキは特色インキの上に塗り重ねられることが一般的である。従って、画像転写記録装置1では通常、プロセスカラーが特色よりも先に画像記録される。また、プロセスカラーの中ではブラックが、本印刷において最初に印刷されることが多い。従って、画像転写記録装置1ではブラックが最後に記録される。また、特色の中ではホワイトが、本印刷において比較的後の方に印刷される。従って、画像転写記録装置1ではホワイトが比較的最初の方に記録される。
色成分情報CIが生成されると、制御部CTL1によって、該色成分情報CIと、カラーテーブルTBL3が比較・照合される。これにより、該色成分情報CIに記述された各色成分について、カラーテーブルTBL3に登録されている色か否かが判断される(ステップS5)。いま、上記の7つのカラーコード(c,m,y,k,s2,s11,s16)については、全てカラーテーブルTBL3に登録されている。カラーテーブルTBL3に登録されているということはつまり、露光条件設定テーブルTBL1に登録されている、ということであるから、ステップS5における判断は、結局のところ、校正画像の形成を、本印刷で用いられるインキの色成分を表現するドナーシート240を用いて行えるか否かを判断していることになる。
以降は、比較・照合の結果、色成分情報CIに記述された色成分の全てがカラーテーブルTBL3に登録されている場合(ステップS5でYES)についてまず説明する。この場合、それぞれの色成分の第1色分解データDCS1に対して、補正処理部820の作用により所定の補正処理(ステップS7)がなされ、各色成分ごとに第2色分解データDCS2が生成される。例えば、上記の場合、本印刷で用いられる7色の色成分がいずれもカラーテーブルTBL3にあらかじめ登録されているので、その全ての色成分について、そのまま第2色分解データDCS2が得られることになる。
第2色分解データDCS2が得られると、引き続き、スクリーニング処理部830の作用により、画像転写記録装置1において実際に画像の転写に用いられる網点化画像データDSが生成される(ステップS8)。
次に、色成分情報CIが画像転写記録装置1に送られる(ステップS9)。画像転写記録装置1の制御部CTL2は、入力された色成分情報CIと回転ラック管理テーブルTBL2とを比較・照合して、ドナーシートロール230の交換が必要か否かを判断する(ステップS10)。すなわち、本実施の形態では、RIP処理装置800の制御部CTL1において、画像転写記録装置1において用いるべきドナーシート240の種類についての情報が生成され、画像転写記録装置1にこれを与えるので、オペレータがどのドナーシートロールが必要であるかを判断する必要がなく、用いるドナーシート240についての情報を画像転写記録装置1に対して、マニュアルで入力する必要もない。よって、オペレータに校正画像の記録についての深い知識は不要であり、作業の自動化も促進される。
なお、回転ラック210にはドナーシートロール230を最大6つまで収容可能であるので、上記のカラーコードで表される7色の色成分について画像を記録する場合には、少なくとも1度、ドナーシートロール230を交換する必要が生じる。本実施の形態に係る画像転写記録装置1は、画像記録処理の途中において、必要に応じてドナーシートロール230の交換ができるように制御される。交換の手順は、回転ラック210に収容されているドナーシートロール230の種類や、用いるべきドナーシートロール230の種類によって種々に設定可能である。本実施の形態においては、画像の記録に使用しないドナーシートロール230が回転ラック210に収容されている一方、使用するドナーシートロール230であって収容されていないものがある場合には、これらを優先的に交換するように、制御部CTL2によって制御がなされるものとする。いくつかの代表的なケースについて以下に説明する。なお回転ラック210に収容されているドナーシートロール230のみによって画像の記録を行える場合は、交換作業は発生せず、色成分情報CIに記述されている順序に従って画像の記録が行われるのみであることはいうまでもない。
(ケース1)図4(a)に示す回転ラック管理テーブルTBL2aのように、区画1〜4にはプロセスカラーのドナーシートロール230が収容されており、区画5,6にそれぞれグリーン、ホワイトのドナーシートロール230が収容されているケースを考える。
この場合、回転ラック210に収容されている全てのドナーシートロール230を示すカラーコードが、色成分情報CIに記述されたカラーコードと一致する。すなわち、全てのドナーシートロール230が画像形成に用いられるので、まずはドナーシートロール230の交換を行うことなく(ステップS10でNO)、そのまま、最初の色成分についての画像の記録、今の場合はシアンについての画像の転写記録が行われる。制御部CTL2は、露光条件設定テーブルTBL1から、シアンのカラーコード(c)に関連付けられたシアンの露光条件(フラグC11が”1”として登録されている露光条件)を読み出し(ステップS15)、該露光条件に従って画像記録を実行する(ステップS16)。このように、カラーコードに基づいて記録を行いたい色成分についての露光条件が読み出されることにより、オペレータが色成分に合わせて露光条件を逐一設定せずとも、最適な条件で画像の記録を行うことができる。画像の転写記録は、シアンを例にとると、図14に示すように行われる。
まず、受像シート供給部100の作用により、外巻きの受像シートロール130の一部が繰出されて切断されることによって受像シート140が提供され、ドラム310に巻き付けられる(ステップS161)。ついでドナーシート供給部200の作用により、ドナーシート供給部200の回転ラック210が回転することによって、シアンのドナーシートロール230がドナーシート搬送部270に対向する位置に移動される。ドナーシート240は、外巻きのドナーシートロール230の一部が繰出されて切断されることによって提供され、ドラム310に巻き付けられる(ステップS162)。
これらの準備が完了したら、制御部CTL2は準備完了信号を制御部CTL1に通知する(ステップS163)。制御部CTL1はこれに応答して、シアンについての網点化画像データDSを、RIP処理装置800から画像転写記録装置1へと転送する(ステップS164)。制御部CTL2は、読み込んだシアンについての露光条件の設定に従って、ドラム310回転させつつ、記録用ヘッド350からレーザ光を発生させる。そして、レーザ光のon/offを、入力された網点化画像データDSに従って制御することにより、シアンのドナーシートから受像シートへと画像が転写記録される(ステップS165)。シアンの画像の記録が完了すると、ドラム310からシアンのドナーシートが剥離されて排出部400を経由してドナーシート回収箱40へと排出される(ステップS166)。
このようにしてシアンの色成分についての画像記録が完了すると、制御部CTL1は他に記録するべき色成分のデータが存在するか否かを判断する(ステップS17)。上記の例では、まだあと6つの色成分について転写記録を行うので、画像記録は終了せず(ステップS17でNO)、引き続いて次の色成分(マゼンタ)の転写記録へと移行することになる。よって、ステップS10に戻り、制御部CTL2によって、ドナーシートロールの交換の有無が再度判断されることになる。
この時点では、シアンのドナーシートロールが使用済みとなった一方、最後に転写に用いるべきバイオレットのドナーシートロールが未収容である。そこで、制御部CTL2は、シアンのドナーシートロールが交換位置P12に位置するように、回転ラック210を回転させることになる(ステップS11)。また、これに合わせて、制御部CTL2は、表示操作部600に、シアンのドナーシートロールを、バイレオットのドナーシートロールと交換することを要求する旨のメッセージを表示させる(ステップS12)。該メッセージが表示されると、オペレータは蓋12を開け、交換位置P12にあるシアンのドナーシートロールをバイオレットのドナーシートロールと交換する(ステップS13)。交換が終わると、オペレータは、表示操作部600を操作して、回転ラック管理テーブルTBL2の記述内容を更新する。すなわち、区画1には、バイオレットが収容されていることを回転ラック管理テーブルTBL2に書き込む(ステップS14)。これにより、回転ラック210に収容されているドナーシートロールの色成分は、以降においても回転ラック管理テーブルTBL2を参照することによって正しく把握されることになる。
以降、上記と同様に、マゼンタ、イエロー・・・と順に画像の記録がなされていくことになるが、画像の記録に用いるドナーシートロールはすでに全て収容済みであるので、交換処理を行うことなく、各色成分についての画像記録が順次に行われていくことになる。また、その際には、あらかじめ露光条件設定テーブルTBL1に登録されている各色成分についての露光条件が参照されるので、新たな色成分に付いて画像の記録を行うたびに、オペレータが露光条件を設定することは不要である。
(ケース2)図4(b)に示す回転ラック管理テーブルTBL2bのように、区画1〜4にはプロセスカラーのドナーシートロールが収容されており、区画5,6にそれぞれオレンジ、ホワイトのドナーシートロールが収容されているケースを考える。この場合、回転ラック210に収容されているドナーシートロールのカラーコードのうち、カラーコード(s1)が色成分情報CIに記述されているカラーコードと一致しない。すなわち、オレンジのドナーシートロールは、行おうとしている画像の記録において不要である。そこで、係るドナーシートロールの交換をまず行うことになる(ステップS10でYES)。ここでは、色成分情報CIに記述されているが回転ラック管理テーブルTBL2に記述されていないカラーコード(s2、s16)のうち、最先に画像記録されるべきカラーコード(s2)に相当するグリーンのドナーシートロールを、まずオレンジのドナーシートロールと交換するように、制御部CTL2は判断する。その結果、オレンジのドナーシートロールが交換位置P12に位置するように回転ラック210を回転させ(ステップS11)、表示操作部600には、交換位置にあるドナーシートロールをグリーンのドナーシートロールと交換する旨を表示するように要求がなされる(ステップS12)。オペレータが係る交換作業および回転ラック管理テーブルの更新作業を終える(ステップS13、S14)と、最初の色成分、つまりはシアンの画像記録がケース1の場合と同様に行われる(ステップS15、S16)。
シアンの画像記録の完了後は、ケース1と同様に、シアンのドナーシートロールがバイオレットのドナーシートロールと交換され、以降の画像記録が続行されることになる。
(ケース3)図4(c)に示す回転ラック管理テーブルTBL2cのように、区画1〜4にはプロセスカラーのドナーシートロールが収容されており、区画5,6にそれぞれオレンジ、シルバーのドナーシートロールが収容されているケースを考える。この場合、回転ラック210に収容されているドナーシートロールのカラーコードのうち、カラーコード(s1、s7)が色成分情報CIに記述されているカラーコードと一致しない。すなわち、オレンジおよびシルバーのドナーシートロールは、行おうとしている画像の記録において不要である。そこで、それぞれのドナーシートロールについて、交換を行う必要がある(ステップS10でYES)。
この場合はまず、ケース2の場合と同様に、色成分情報CIに記述されているが回転ラック管理テーブルTBL2に記述されていないカラーコード(s2、s11、s16)のうち、最先に画像記録されるべきカラーコード(s2)に相当するグリーンのドナーシートロールを、まずオレンジまたはシルバーのドナーシートロールと交換するように、制御部CTL2は判断する。例えば、交換対象となるドナーシートロールが複数本ある時にはより小さい区画番号の区画に収容されたドナーシートロールから優先的に交換するように制御されるものとする。この場合、オレンジ(区画番号5に収容)がシルバー(区画番号6に収容)より優先される。従って、ここでは、オレンジのドナーシートロールをグリーンのドナーシートロールと交換するように判断がなされる。オレンジのドナーシートロールが交換位置P12に配置されてオペレータによる交換作業がなされると、引き続き制御部CTL2は、回転ラック210を回転させることによりシルバーのドナーシートロールを交換位置P12に移動させる。そして、交換位置P12にあるドナーシートロールをホワイトのドナーシートロールと交換するように表示操作部600にメッセージを表示させ、オペレータに作業を促す。ホワイトのドナーシートロールが収容されると、以降は、ケース1と同様にシアンの画像記録、バイオレットのドナーシートロールの収容、マゼンタ以降の画像の記録が順次になされていくことになる。
ケース1〜3のいずれの場合においても、バイオレットについての画像記録が完了すると、画像記録処理が終了することになる(ステップS17でYES)。受像シートが、ドラム310から剥離されて、排出部400を経由してトレー50に排出される(ステップS18)。得られた受像シートは、ラミネータ900に供され、記録された画像はラミネータ900によって印刷用紙へと転写されることになる。
本実施の形態の場合、上記のいずれのケースにおいても、ドナーシートロールの交換作業の際、回転ラックに収容されているドナーシートロールのうちどれを交換すべきかの判断は制御部CTL2で行うので、オペレータがこの判断を行うことは不要であり、オペレータは、単に交換位置P12にあるドナーシートロールを表示操作部600に表示されたドナーシートロールと交換し、どのドナーシートロールを収容したかを示す情報を入力すしさえすればよい。また、各色成分についての画像の記録に際して、露光条件の設定も不要である。よって、色分解や画像記録に対する専門的な知識がなくとも、作業を行うことができる。
なお、上記説明では、交換のために回転ラック210から取り外されるべきドナーシートロール230が、画像転写記録装置1の制御部CTL2によって決定されていた。しかし、オペレータによって決定されるようになっていてもよい。この場合、オペレータによるマニュアル操作によって回転ラック210から取りはずされるべきドナーシートロール230をワークフローを考慮して決定することができる。
<疑似色化処理する場合>
なお、本印刷に用いられるインキが特殊なものである場合など、そのインキが表現する色を再現できるドナーシートロールが用意されていない場合には、ステップS5において、色成分情報CIに記述されているカラーコードに相当する色成分について、カラーテーブルTBL3、ひいては露光条件設定テーブルTBL1に登録がなされていないことになる(ステップS5でNO)。この場合は、そのままデータ解釈部810において色分解を実行しても、登録のない色成分について画像記録を行うことができないので、登録のない色成分について、登録がある色成分を用いてその色を代替して再現する、疑似色化処理を行う必要がある(ステップS6)。
例えば、本印刷においてシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、レッド(R)、ホワイト(W)、バイオレット(V)の7色のインキを用いて印刷されるように色分解する場合であって、レッドのドナーシートロールが準備されておらず、露光条件設定テーブルTBL1およびカラーテーブルTBL3に登録がない場合を考える。この場合、データ解釈部は810は、レイアウトデータDLからシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、レッド(R)、ホワイト(W)、バイオレット(V)の各色成分画像を表現する第1色分解データDCS1を作成し(ステップS3)、これらの色成分が含まれていることを示す色成分情報CIを作成する(ステップS4)。そして、制御部CTL1はこの色成分情報とカラーテーブルTBL3の記憶内容とを比較する。露光条件設定テーブルTBL1およびカラーテーブルTBL3にはレッドが登録されていないので、制御部CTL1は、レッドについて疑似色化を行う必要があると判断し、補正処理部820に、第1色分解データDCS1のカラーマッチング等の補正処理に先立ちレッドの色成分について疑似色化を行うよう要求する。補正処理部820は、レッド成分についての第1色分解データDCS1を、印刷に用いる他の6つの色成分の色分解データに色分解する。この色分解によって得られた6つの色成分画像データを残りの6つの第1色分解データDCS1に重畳して、疑似色化が行われた第1色分解データDCS1を生成する。そして、補正処理部820は、この疑似色化が行われた6つの第1色分解データDCS1に対してカラーマッチング等の補正処理を施す。カラーマッチング等の補正処理が施された6つの第1色分解データDCS1は、第2色分解データDCS2としてスクリーニング処理部830に出力される。
また、画像転写記録装置1に転送されるべき色成分情報CIは、上記疑似色化処理の結果を受けて、7色分の色成分を示す情報から、レッド(R)以外の6色(C、M、Y、K、W、V)の各色成分を示す情報に修正される。以降の処理は、上述の場合と同様になされる。
本実施の形態においては、疑似色化の要否は制御部CTL1によって判断される。そして、疑似色化を行う必要があると判断された場合には、引き続き補正処理部820によって処理がなされるので、オペレータが疑似色化の要否、および疑似色化する場合の色指定を行う必要がない。やはり、色分解や画像記録に対する専門的な知識がなくとも、作業を行うことができる。
ただし、本実施の形態の場合、上述したように必要に応じてドナーシートロールを交換することができるので、ドナーシートロールがあらかじめ十分に準備され、その露光条件等が登録されていさえすれば、従来に比して、疑似色化を必要とする機会そのものは減少すると解される。
以上、説明したように、本実施の形態にかかる画像記録システムによれば、回転ラックに収容されたドナーシートロールを必要に応じて交換することができるので、1枚の受像シート上に形成可能な色成分の数の上限が、回転ラックに一度に収容可能なドナーシートロールの数に制限されることがない。したがって、本印刷において用いられるインキに対応するドナーシートロールさえあれば、本印刷における画像記録に忠実な仕上がりの校正画像を得ることができる。また、回転ラックに収容可能なドナーシートロールの数を増やさずとも、多数の色成分について画像の記録を行えるので、装置サイズを増大させることなくより多くの色成分について処理が可能となる。
また、係る交換に際して、どのドナーシートロールが交換対象となるのかは自動的に判断されるので、回転ラックに収容されているドナーシートロールのうち、どのドナーシートロールを交換する必要があるのかについて、オペレータはあらかじめ把握する必要がない。交換対象とされたドナーシートロールを指定されたドナーシートロールと交換するだけでよいので、オペレータに高度な知識や熟練がなくとも作業を行うことができる。また、各ドナーシートロールについての露光条件があらかじめ登録されているので、交換に伴って露光条件を逐一設定する必要がない。
あるいは、疑似色化処理に関して、その要否や対象となる色成分の特定についても、自動的になされるので、オペレータによる判断が不要であり、係る処理に関してもオペレータの深い知識や熟練は不要である。
<第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、RIP処理装置800の制御部CTL1から画像転写記録装置1の制御部CTL2に色成分情報CIが受け渡されることで、全ての色成分についての情報が一度に制御部CTL2に与えられるが、これに代わり、画像転写記録装置1において画像を記録すべき順序に従って、逐次に色成分情報が制御部CTL2に与えられる態様であってもよい。図15は、係る場合の処理手順を示す図である。図15において、ステップS31ステップS38までの処理は図12のステップS1〜S8と同じであるので、説明は省略する。
ステップS39以降においては、i番目に画像記録される色成分について逐次に処理がなされる。例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、グリーン(G)、ホワイト(W)、バイオレット(V)の7色について、この順に画像を記録する場合であれば、まずはi=1の色成分、つまりはシアンのカラーコード(c)が、色成分情報として画像転写記録装置1へと転送される(ステップS40、S41)。画像転写記録装置1においては、回転ラック管理テーブルTBL2に転送されてきた色成分についてのカラーコード(c)が登録されているか否か、つまりはシアンのドナーシートロールがその時点で収容されているか否かが判断される(ステップS41)。シアンのドナーシートロールが収容されていればロール交換は不要なので(ステップS41でNO)、画像記録が行われる(ステップS46、S47)。ステップS46およびステップS47における画像記録のための処理は、第1の実施の形態と同様なので説明は省略する。一方、シアンのドナーシートロールが収容されていない場合は(ステップS41でYES)、すでに収容されているいずれかのドナーシートロールが交換位置P12に移動させられ、シアンのドナーシートロールに交換する旨の指示が、表示操作部600になされる(ステップS42、S43)。このとき、交換対象となるドナーシートロールについては任意に設定可能であるが、例えば、使用頻度の高いプロセスカラーのドナーシートロールではなく、特色のドナーシートロールを優先的に交換対象とする態様などが考えられる。該交換がなされると、上記と同様に画像が記録される(ステップS46、S47)。
あるi番目の色成分について画像の記録が終わると、その旨の信号が制御部CTL1に与えられ、制御部CTL1は、これを受けて他の色成分についての記録を行う必要があるか否かを判断する(ステップS49)。例えば、上記の場合、シアンについての画像記録を終えると、引き続きマゼンタについての画像記録を行う必要があるので、ステップS40に戻って、2番目の色成分として、マゼンタについての色成分情報が転送されることになる。以降、全ての色成分についての処理を同様に繰り返すことで、受像シート140に校正画像が形成されることになる。記録が全て終了すると(ステップS48でYES)、
受像シート140がトレー50へと排出される(ステップS50)。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、回転ラックに収容されたドナーシートロールを必要に応じて交換することができるので、1枚の受像シート上に形成可能な色成分の数の上限が、回転ラックに一度に収容可能なドナーシートロールの数に制限されることがない。したがって、本印刷において用いられるインキに対応するドナーシートロールさえあれば、本印刷における画像記録に忠実な仕上がりの校正画像を得ることができる。また、回転ラックに収容可能なドナーシートロールの数を増やさずとも、多数の色成分について画像の記録を行えるので、装置サイズを増大させることなくより多くの色成分について処理が可能となる。
また、係る交換に際して、それぞれのドナーシートロールの交換の要否が自動的に判断されるので、回転ラックに収容されているドナーシートロールのうち、どのドナーシートロールを交換するのかについて、オペレータはあらかじめ把握する必要がない。交換対象とされたドナーシートロールを指定されたドナーシートロールと交換するだけでよいので、オペレータに高度な知識や熟練がなくとも作業を行うことができる。また、各ドナーシートロールについての露光条件があらかじめ登録されているので、交換に伴って露光条件を逐一設定する必要がない。なお、交換対象とするドナーシートをオペレータ自身が指定するようにしてもよい。
<変形例>
上述の実施の形態では、RIP処理装置800にカラーテーブルTBL3を保持し、制御部CTL1がこれを参照する態様となっているが、これに代わり、制御部CTL1が露光条件設定テーブルTBL1を直接に参照するようにしてもよい。この場合は、RIP処理装置800にカラーテーブルTBL3を保持する必要がなくなる。
第1の実施の形態においては、画像の記録に際して不要なドナーシートロールが回転ラック210に収容されているとまず、これを交換してから画像の記録を行う態様となっているが、すでに収容されているドナーシートロールを用いて行える画像記録を行った後に、不要なドナーシートロールを交換して、以後の画像記録を行う態様であってもよい。
第1の実施の形態においては、画像転写記録装置1の制御部CTL2が、RIP処理装置800より色成分情報CIを得て、ドナーシートロールの交換の要否を判断しつつ各色成分についての画像記録を行う態様を示しているが、これに代わり、RIP処理装置800の制御部CTL1が回転ラック管理テーブルTBL2の記述内容を画像転写記録装置1より受け取って、色成分情報CIと該記述内容とを比較・照合し、その結果に基づいて、交換の要否の情報を画像転写記録装置1に与える態様であってもよい。
上述の実施の形態においては、疑似色化処理は、本印刷に用いる他の色成分によって色分解を行うことで実現されてるが、これに代わり、本印刷においては使用されないが、露光条件設定テーブルTBL1に登録されている色成分、つまりはドナーシートロールが準備されている他の色成分を用いて疑似色化してもよい。この場合、本印刷で用いる色成分を疑似色化に用いないようにすることで、上述の実施の形態のように疑似色化する場合よりも、本印刷で用いる色成分についての校正画像における網点形状の再現性はよくなる。
第1の実施の形態に係る画像記録システム1000の構成を概略的に示すブロック図である。 画像転写記録装置1の機械的な構成の概略を示す縦断面図である。 露光条件設定テーブルTBL1を例示する図である。 回転ラック管理テーブルTBL2を例示する図である。 カラーテーブルTBL3を例示する図である。 受像シート供給部100およびドナーシート供給部200の詳細を示す断面図である。 ドナーシート繰出し機構250の一部を示す斜視図である。 ドラム310を示す斜視図である。 ドラム310に巻き付けられた受像シート140およびドナーシート240を示す拡大図である。 受像シート140およびドナーシート240がドラム310に完全に巻き付けられた状態の両シートの先端部、及び剥離爪332が剥離位置P34に降りた状態を示す図である。 ドナーシート240の先端部が剥離されつつある状態を示す図である。 第1の実施の形態における画像記録処理の流れを示す図である。 画像記録に係るデータの流れを示す図である。 画像の転写記録における処理の流れを示す図である。 第2の実施の形態における画像記録処理の流れを示す図である。
符号の説明
1 画像転写記録装置
40 ドナーシート回収箱
50 トレー
100 受像シート供給部
130 受像シートロール
140 受像シート
160 受像シート切断部
200 ドナーシート供給部
210 回転ラック
230 ドナーシートロール
240 ドナーシート
270 ドナーシート搬送部
280 ドナーシート切断部
300 画像記録部
310 ドラム
350 記録用ヘッド
400 排出部
500 記憶部
600 表示操作部
800 RIP処理装置
810 データ解釈部
820 補正処理部
830 スクリーニング処理部
840 記憶部
900 ラミネータ
1000 画像記録システム
CTL1 (画像転写記録装置の)制御部
CTL2 (RIP処理装置の)制御部
P12 (ドナーシートロールの)交換位置

Claims (13)

  1. a)印刷データ処理装置であって、
    a-1)印刷レイアウトデータを複数の色成分に分解し複数の色分解データを生成する色分解データ生成手段と、
    a-2)前記複数の色分解データに基づいて、出力装置において出力可能な網点化画像データを前記複数の色成分に対応させて生成するスクリーニング処理を行うスクリーニング手段と、
    a-3)前記印刷データ処理装置の動作を制御する第1の制御手段と、
    を備える印刷データ処理装置と、
    b)画像記録装置であって、
    b-1)カラー転写フィルムを複数の色成分について収容するカラー転写フィルム収容手段と、
    b-2)受像シートの上に前記カラー転写フィルムを重ね合わせた状態で光ビームを前記カラー転写フィルムに照射することにより、前記カラー転写フィルムから前記受像シートにインクを転写して前記受像シート上に画像記録を行う画像記録手段と、
    b-3)前記画像記録装置の動作を制御する第2の制御手段と、
    を備え、
    前記複数の色成分についての網点化画像データに基づいて、一の前記受像シートに対して相異なる色成分の前記カラー転写フィルムを用いた画像記録を順次に行うことにより、前記受像シート上に多色画像を得る画像記録装置と、
    を備える画像記録システムであって、
    前記印刷データ処理装置が、
    a-4)前記色分解データの生成がなされた色成分を示す色成分情報を生成する色成分情報生成手段、
    をさらに備え、
    前記画像記録装置が、
    b-4)前記画像記録装置において使用可能なカラー転写フィルムの種類を示す情報が登録される第1の参照情報登録手段と、
    b-5)前記カラー転写フィルム収容手段に収容されている前記カラー転写フィルムの種類を示す情報が登録される第2の参照情報登録手段と、
    をさらに備え、
    前記第1および第2の制御手段のいずれかが、前記色成分情報の記述内容と前記第1および第2の参照情報登録手段の少なくとも1つの登録内容との比較を行い、前記画像記録装置における前記画像記録に際して必要な処理が、前記比較の結果に基づいて定められる、
    ことを特徴とする画像記録システム。
  2. 請求項1に記載の画像記録システムであって、
    前記画像記録装置は、
    b-6)所定の作業をオペレータに対し要求する旨の表示を行う表示手段、
    をさらに備え、
    前記多色画像を記録する画像記録処理の途中において、前記カラー転写フィルム収容手段に収容されているカラー転写フィルムを前記カラー転写フィルム収容手段に収容されていない他のカラー転写フィルムと交換可能に制御され、
    かつ、
    前記第1および第2の制御手段のいずれかにおける前記色成分情報の記述内容と前記第1および第2の参照情報登録手段の登録内容との比較の結果、前記色成分情報に記述された色成分に対応する種類のカラー転写フィルム(第1のカラー転写フィルム)について、前記第1の参照情報登録手段に当該第1のカラー転写フィルムが登録されているものの、前記カラー転写フィルム収容手段に当該第1のカラー転写フィルムが収容されていないと判断された場合に、当該第1のカラー転写フィルムを前記カラー転写フィルム収容手段に収容されている第2のカラー転写フィルムと交換して収容すべき旨の交換指示が前記表示手段に表示される、
    ことを特徴とする画像記録システム。
  3. 請求項2に記載の画像記録システムであって、
    前記第1のカラー転写フィルムと前記第2のカラー転写フィルムとの交換を行う場合には、前記色成分情報の記述内容と前記第1の参照情報登録手段の登録内容との比較の結果に基づいて特定された前記第2のカラー転写フィルムが所定の交換位置に配置され、
    前記交換指示においては、前記第1のカラー転写フィルムの色成分を特定する表示を行いつつ、当該第1のカラー転写フィルムを前記交換位置に配置された前記第2のカラー転写フィルムと交換させるための要求がなされる、
    ことを特徴とする画像記録システム。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像記録システムであって、
    前記第1の参照情報登録手段には、それぞれのカラー転写フィルムを用いて画像記録を行う際の前記それぞれのカラー転写フィルムに固有の条件情報が、さらに登録されており、
    前記画像記録は、前記固有の条件情報に従って行われる、
    ことを特徴とする画像記録システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像記録システムであって、
    前記印刷データ処理装置は、
    a-5)前記色分解データ生成手段によって得られた色分解データのうち、任意の色成分についての前記色分解データを、前記第1の参照情報登録手段にすでに登録されているカラー転写フィルムに対応した少なくとも1つの他の色成分についての色分解データに置き換える疑似色化を行う疑似色化手段、
    をさらに備え、
    前記疑似色化手段は、前記第1の制御手段における前記色成分情報生成手段によって得られた色成分情報の記述内容と前記第1の参照情報登録手段の登録内容との比較の結果、前記複数の色分解データのうち、前記第1の参照情報登録手段に登録がなされている種類のカラー転写フィルムに対応しないと判断された色成分についての色分解データに対して前記疑似色化を行い、
    前記スクリーニング処理手段は、前記疑似色化を行った後に存在する色分解データに対して前記スクリーニング処理を行う、
    ことを特徴とする画像記録システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像記録システムであって、
    前記印刷データ処理装置は、
    a-6)前記第1の参照情報登録手段の登録内容と実質的に同一の内容を有する第3の参照情報登録手段、
    をさらに備え、
    前記第1の制御手段による前記色成分情報の記述内容と前記第1の参照情報登録手段の登録内容との比較は、前記第3の参照情報登録手段を用いて行われる、
    ことを特徴とする画像記録システム。
  7. 画像記録装置であって、
    カラー転写フィルムを複数の色成分について収容するカラー転写フィルム収容手段と、
    受像シートの上に前記カラー転写フィルムを重ね合わせた状態で光ビームを前記カラー転写フィルムに照射することにより、前記カラー転写フィルムから前記受像シートにインクを転写して前記受像シート上に画像記録を行う画像記録手段と、
    前記画像記録装置の動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    印刷レイアウトデータを複数の色成分に色分解した色分解データに基づいて得られる、出力装置において出力可能な前記複数の色成分についての網点化画像データに基づいて、一の前記受像シートに対して相異なる色成分の前記カラー転写フィルムを用いた画像記録を順次に行うことにより、前記受像シート上に多色画像を得る画像記録装置であって、
    前記画像記録装置において使用可能なカラー転写フィルムの種類を示す情報が登録される第1の参照情報登録手段と、
    前記カラー転写フィルム収容手段に収容されている前記カラー転写フィルムの種類を示す情報が登録される第2の参照情報登録手段と、
    をさらに備え、
    前記制御手段が、前記色分解データの生成がなされた色成分を示す色成分情報の記述内容と前記第1および第2の参照情報登録手段の少なくとも1つの登録内容との比較を行い、前記画像記録に際して必要な処理が、前記比較の結果に基づいて定められる、
    ことを特徴とする画像記録装置。
  8. 請求項7に記載の画像記録装置であって、
    所定の作業をオペレータに対し要求する旨の表示を行う表示手段、
    をさらに備え、
    前記多色画像を記録する画像記録処理の途中において、前記カラー転写フィルム収容手段に収容されているカラー転写フィルムを前記カラー転写フィルム収容手段に収容されていない他のカラー転写フィルムと交換可能に制御され、
    かつ、
    前記制御手段における前記比較の結果、前記色成分情報に記述された色成分の1つに対応する種類のカラー転写フィルム(第1のカラー転写フィルム)について、前記第1の参照情報登録手段に当該第1のカラー転写フィルムが登録されているものの、前記カラー転写フィルム収容手段に当該第1のカラー転写フィルムが収容されていないと判断された場合に、当該第1のカラー転写フィルムを前記カラー転写フィルム収容手段に収容されている第2のカラー転写フィルムと交換して収容すべき旨の交換指示が前記表示手段に表示される、
    ことを特徴とする画像記録装置。
  9. 請求項8に記載の画像記録装置であって、
    前記第1のカラー転写フィルムと前記第2のカラー転写フィルムとの交換を行う場合には、前記色成分情報の記述内容と前記第1の参照情報登録手段の登録内容との比較の結果に基づいて特定された前記第2のカラー転写フィルムが所定の交換位置に配置され、
    前記交換指示においては、前記第1のカラー転写フィルムの色成分を特定する表示を行いつつ、当該第1のカラー転写フィルムを前記交換位置に配置された前記第2のカラー転写フィルムと交換させるための要求がなされる、
    ことを特徴とする画像記録装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載の画像記録装置であって、
    前記第1の参照情報登録手段には、それぞれのカラー転写フィルムを用いて画像記録を行う際の前記それぞれのカラー転写フィルムに固有の条件情報が、さらに登録されており、
    前記画像記録は、前記固有の条件情報に従って行われる、
    ことを特徴とする画像記録装置。
  11. 印刷データ処理装置であって、
    印刷レイアウトデータを複数の色成分に分解し複数の色分解データを生成する色分解データ生成手段と、
    前記複数の色分解データに基づいて、出力装置において出力可能な網点化画像データを前記複数の色成分に対応させて生成するスクリーニング処理を行うスクリーニング手段と、
    前記印刷データ処理装置の動作を制御する制御手段と、
    を備える印刷データ処理装置であって、
    前記色分解データの生成がなされた色成分を示す色成分情報を生成する色成分情報生成手段と、
    前記網点化画像データを用いて画像記録がなされる画像記録装置において出力可能な色成分の種類を示す情報が登録される参照情報登録手段と、
    をさらに備え、
    前記制御手段が、前記色成分情報の記述内容と前記参照情報登録手段の登録内容との比較を行い、前記画像記録装置における前記画像記録に際して必要な処理が、前記比較の結果に基づいて定められる、
    ことを特徴とする印刷データ処理装置。
  12. 請求項11に記載の印刷データ処理装置であって、
    前記色分解データ生成手段によって得られた色分解データのうち、任意の色成分についての前記色分解データを、前記参照情報登録手段にすでに登録がなされているカラー転写フィルムの種類に対応した少なくとも1つの他の色成分についての色分解データに置き換える疑似色化を行う疑似色化手段、
    をさらに備え、
    前記疑似色化手段は、前記制御手段における前記色成分情報生成手段によって得られた色成分情報の記述内容と前記参照情報登録手段の登録内容との比較の結果、前記複数の色分解データのうち、前記参照情報登録手段に登録されている種類のカラー転写フィルムに対応しないと判断された色成分についての色分解データに対して前記疑似色化を行い、
    前記スクリーニング処理手段は、前記疑似色化を行った後に存在する色分解データに対して前記スクリーニング処理を行う、
    ことを特徴とする印刷データ処理装置。
  13. カラー転写フィルムを複数の色成分について収容するカラー転写フィルム収容手段と、受像シートの上に前記カラー転写フィルムを重ね合わせた状態で光ビームを前記カラー転写フィルムに照射することにより、前記カラー転写フィルムから前記受像シートにインクを転写して前記受像シート上に画像記録を行う画像記録手段と、制御手段と、前記カラー転写フィルム収容手段に収容されている前記カラー転写フィルムの種類を示す情報が登録される参照情報登録手段と、所定の作業をオペレータに対し要求する旨の表示を行う表示手段と、を備え、前記複数の色成分についての網点化画像データに基づいて、一の前記受像シートに対して相異なる色成分の前記カラー転写フィルムを用いた画像記録を順次に行うことにより、前記受像シート上に多色画像を得る画像記録装置、
    と接続して使用される印刷データ処理装置であって、
    印刷レイアウトデータを複数の色成分に分解し複数の色分解データを生成する色分解データ生成手段と、
    前記複数の色分解データに基づいて、少なくとも前記画像記録装置を含む出力装置において出力可能な網点化画像データを前記複数の色成分に対応させて生成するスクリーニング処理を行うスクリーニング手段と、
    前記色分解データ生成手段によって色分解データの生成がなされた色成分を示す色成分情報を生成する色成分情報生成手段と、
    前記多色画像を記録する画像処理の途中において、前記色成分情報の記述内容と前記参照情報登録手段の登録内容との比較を行うことにより前記色成分情報に記述された色成分に対応する種類のカラー転写フィルムが前記カラー転写フィルム収容手段に収容されているか否かを判断し、収容されていないと判断した場合には、前記カラー転写フィルム収容手段に収容されているカラー転写フィルムであって前記色成分情報に記述された色成分に対応する種類以外の種類のカラー転写フィルムを、前記色成分情報に記述された色成分に対応する種類のカラー転写フィルムと交換する旨の交換指示を前記表示手段に表示させる制御を行い、収容されていると判断した場合には、前記色成分情報に記述された色成分に対応する網点化画像データに基づく画像記録を前記画像記録手段によって実行させる制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷データ処理装置。
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