JP2005185134A - 灰皿 - Google Patents

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JP2005185134A
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Yoichi Sato
洋一 佐藤
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Abstract

【課題】喫煙時の煙草の臭気や煙を効果的に吸収するとともに、味をほとんど落とさず煙草を消火でき、しかも、消火後の二度吸いの時にも煙草の味の劣化を防止できる簡素な構造の灰皿を提供する。
【解決手段】乾燥した1−2mm径の粒状のヤシガラ活性炭12を体積率で、2/3以上、1以下含む消火防臭剤を底部が網状の容器11に蓄えて消火防臭部1とし、この消火防臭部1を吸殻収容部2の上部に嵌め合わしたことを特徴とする灰皿である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、喫煙時に使用する灰皿に関する。
近年、煙草の有害性がますます警鐘され、喫煙者には周囲の人に悪影響を及ぼさないような喫煙マナーが強く要望されている。このため、公共の場においては喫煙場所の限定などの措置がとられているが、一方、煙草の煙や臭気を減少できる灰皿が各種提案されている。
これらの灰皿のうち、活性炭など無機粒状体を蓄えた、臭気を減少しかつ簡単に消火できる灰皿が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、同様の効果を持つ粒状消臭剤(天然沸石からできたゼオライト)の中に混入した灰を分別除去しやすくするために、網状の容器に粒状消臭剤を入れた灰皿が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、煙草も近年高価になり、また、ますます喫煙マナーの向上が求められる中、喫煙の経済性とマナー向上の両立という観点からは、後述するように、これら従来の灰皿では不十分な点があった。
特開平2−113879号公報(第1頁、図1) 特開平8−336379号公報(第2頁、図1)
喫煙者は、まず喫煙マナーの向上に留意するが、経済的に喫煙したいという願望もある。
喫煙者の欲求は、例えば、煙管できざみを吸うごとく、2,3服喫煙すれば満足されることが多い。この点、紙巻煙草は量が多いため、2,3服吸っただけで捨ててしまうか、惰性でさらに吸っていくか、どちらかである。後者の場合には、余計な煙や臭気を発生させ周囲の人に悪影響を及ぼすし、本人にもよくない。
前者の場合には、不経済である。吸いかけの煙草を一旦消し、二度吸いすることもあるが、もみ消したものは、味が落ちて二度吸いに耐えない。したがって、二度吸い時の煙草の味の劣化を防止できれば、経済的に喫煙ができることになる。
本発明は、経済的な喫煙と喫煙マナーの向上を両立できる灰皿を提供するためになされたものである。
本発明は、ヤシガラ活性炭を体積率で、2/3以上、1以下含む消火防臭剤を蓄えた消火防臭部を有することを特徴とする灰皿である。
本発明の灰皿は、二度吸いができるよう味がほとんど劣化することなく消火でき、かつ喫煙時の煙や臭気を吸収できるもので、さらに簡素な構造であるために安価に製作できるものである。
ヤシガラ活性炭を体積率で、2/3以上、1以下含む消火防臭剤を蓄えた消火防臭部を有することを特徴とする灰皿とした。
以下、図面に基づき、この発明の実施の形態を説明する。
図1、図2は、本発明の灰皿を示す図であり、消火防臭部1が吸殻収容部2の上部に嵌め合わされている。
消火防臭部1は、底部が網状の容器11と、その中に消火防臭剤として蓄えられた、乾燥した1−2mm径の粒状のヤシガラ活性炭12からなっている。
吸殻収容部2は、周囲に4箇所の受け部21が設けられた容器である。受け部21は、喫煙後の消火した吸殻を吸殻収容部2の中に捨てるための投入口となるし、喫煙中の煙草の仮置き場所ともなる。
以上の構成とすることによって、本発明の灰皿は以下のように機能する。
喫煙中の煙草は吸殻収容部2の受け部21に仮置きできる。この時発生している煙や臭気は上方に移動し、網目を通してヤシガラ活性炭12内で吸収される。
喫煙で発生した灰は、受け部21を通して吸殻収容部2内に捨てられても良いし、ヤシガラ活性炭12の中に捨てられても良い。
喫煙を終了あるいは中断する時には、煙草をヤシガラ活性炭12の中に突っ込み消火する。
喫煙終了後は、吸殻を受け部21を通して吸殻収容部2内に捨てる。吸殻から発生する臭気は上方に移動し、網目を通してヤシガラ活性炭12内で吸収される。
喫煙を中断する時は、煙草をヤシガラ活性炭12の中に突っ込んだままにしておく。この間の煙草の臭気はヤシガラ活性炭12内で吸収される。ヤシガラ活性炭12は乾燥しているので再びこの煙草を吸う時には容易に着火できる。
6.ヤシガラ活性炭12内に灰が増加してくると、煙の吸収効果や消臭効果が減少するので、灰を除く。吸殻収容部2から消火防臭部1を外し、ヤシガラ活性炭12が入ったまま上方から水洗いをする。容器11の底部を網状にしているので、灰だけが流し落とされ、ヤシガラ活性炭12だけが残る。ヤシガラ活性炭12は乾燥後再び使用される。
以上のように本発明の灰皿は使用されるが、特許請求の範囲に記した条件とすることによって、以下に示すように、二度吸い時の煙草の味の劣化防止効果を最大限に発揮できる。
消火防臭部1に、ヤシガラ活性炭を体積率で、2/3(約67%)以上、1(100%)以下含む消火防臭剤を蓄えること。煙草の臭気や煙の吸収を可能にするとともに、味を落とさず煙草を消火できるので二度吸いを可能にする。二度吸い時の煙草の味を調べたところ、もみ消した時よりは例えば天然沸石からできたゼオライトなどの多孔質の吸着物質で消火した時の味がよく、さらには活性炭で消火した時の味が良いが、中でもヤシガラ活性炭で消火した時の味が抜群に良いことが分かった。そして、この味の劣化防止効果は、ヤシガラ活性炭が消化防臭剤中、体積率で2/3以上あれば確保できることも分かった。なお、消化防臭剤の残部は、例えば天然沸石からできたゼオライトなどでよい。
なお、消火防臭部1には通常の皿状容器を用いればよいが(この場合には、ヤシガラ活性炭12内の灰は、該容器内あるいは別の容器に移して水洗して分別除去すればよい)、前記実施例のごとく、底部を網状としておき、吸殻収容部2の上部に嵌め合わしていると、吸殻収容部2内に捨てられた吸殻の臭気がヤシガラ活性炭12に導かれて吸収できるのでより好ましい。
本発明の灰皿は、以上の点に大きな特徴を有するものであるが、さらに構造が非常に簡素なものであるために安価に提供できるものである。
本発明の灰皿を示す斜視図である。 本発明の灰皿を示す正面図である。
符号の説明
1 消火防臭部
11 容器
12 ヤシガラ活性炭
2 吸殻収容部
21 受け部

Claims (1)

  1. ヤシガラ活性炭を体積率で、2/3以上、1以下含む消火防臭剤を蓄えた消火防臭部を有することを特徴とする灰皿。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102302222A (zh) * 2011-09-17 2012-01-04 迟至真 一种环保烟灰缸
CN105105338A (zh) * 2015-07-13 2015-12-02 无锡机电高等职业技术学校 一种车载烟灰缸
CN111938195A (zh) * 2019-05-17 2020-11-17 希洁环保科技(天津)有限公司 一种用于废弃香烟消烟灭火的净化装置

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