JP4333924B2 - 煙草消火装置 - Google Patents

Description

本発明は、紙たばこを入れるための煙草ケースそのものであって、自販機での対応も十分に可能で、喫煙後消火し更に保管できる煙草消火装置に関するものである。

従来、両切り紙たばこやフィルター付きの紙たばこが、紙ケースや缶ケースに入れられていることは知られている。

煙草の喫煙、特に屋外での喫煙の後で、次のような問題があった。

煙草ケースから紙たばこを取り出し、灰皿のある場所の喫煙は問題がないが、屋外等の煙草の喫煙後の消火は意外と困難であり、吸殻の廃棄処理は環境問題にもなっている。

本発明は、以上の問題点を解決し、掃除や後処理の大変な紙たばこのポイ捨てを防止、火災防止に役立つものである。

請求項１の発明は、紙たばこ（２）を挿入できる煙草ケース体（１）と、上記煙草ケース体（１）に設けられ、上記紙たばこ（２）を挿入可能な複数の筒状の筒（５）と、上記煙草ケース体（１）の中にあって上記筒（５）の底部に設けられた消火用の小袋と、この小袋（６）内に設けた塩化マグネシウムとショ糖と澱粉と水溶液とからなる消火凝固剤（８）とからなる消火装置を設け、上記消火凝固剤（８）により上記挿入された煙草の燃え残り火（４）を消火し、煙草を凝固膨着する煙草消火装置にある。

本発明は、以上の構成よりなる吸殻の消火、処理の可能な煙草消火装置である。

本発明を使用することにより、喫煙後の消火が容易に可能になると同時に、吸殻をポイ捨てすることもなく保管処理することができ、火災の発生を防止することができる。

本発明では、装填した消火凝固剤（８）は、消火後煙草に吸い込まれ膨張し凝固するから、吸殻が筒（５）内で固定できる。

本発明を使用することにより、紙たばこ（２）の吸殻をポイ捨てすること無く煙草ケース体（１）ごとに処理することができるので、煙草の消火と後処理が容易である。

以下、本発明の実施の形態を説明する。煙草ケース体（１）に、紙たばこ（２）を挿入可能な筒（５）を複数設けられている。符号（３）は、煙草のフィルター部を示している。

この筒（５）の形状は六角形状をしているが、この筒（５）は円形や四角や八角形状をしていてもよい。

筒（５）の底部に、消火凝固剤（８）の入った小袋（６）を固定装着し、設けるものである。

小袋（６）の中に消火凝固剤（８）が装填されている。消火凝固剤（８）の成分は、塩化マグネシウム、ショ糖、澱粉、水溶液とで構成されている。

本発明を使用する場合は、筒（５）の中に入れ装填された紙たばこ（２）を、一本ずつ取り出して喫煙する。

喫煙後、まだ火の付いた吸殻の火部を下にして、取り出した筒（５）の中に吸殻を落とす。

このとき吸殻の火熱により、消火凝固剤（８）の入った小袋（６）の小袋上部（７）を破り、小袋の中の消火凝固剤（８）が煙草の燃え残り火（４）を消火する。

本発明では、煙草の燃え残り火（４）の消火と同時に消火凝固剤（８）が煙草の吸殻の内部に入り込み、同吸殻が膨張して固まり不動となり、煙草の吸殻を筒（５）内に固定することができる。

本発明は煙草の火災防止と環境汚染防止に役立つ。

本発明の実施形態を示す煙草ケースの斜視図 図１の煙草ケースの平面図 図１の煙草ケースの部分破断した正面図

符号の説明

１ … … …煙草ケース体
２ … … …紙たばこ
３ … … …煙草のフィルター部
４ … … …煙草の燃え残り火
５ … … …筒
６ … … …小袋
７ … … …小袋の上部
８ … … …消火凝固剤

Claims (1)

1. 紙たばこ（２）を挿入できる煙草ケース体（１）と、上記煙草ケース体（１）に設けられ、上記紙たばこ（２）を挿入可能な複数の筒状の筒（５）と、上記煙草ケース体（１）の中にあって上記筒（５）の底部に設けられた消火用の小袋と、この小袋 （６）内に設けた塩化マグネシウムとショ糖と澱粉と水溶液とからなる消火凝固剤（８）とからなる消火装置を設け、上記消火凝固剤（８）により上記挿入された煙草の燃え残り火（４）を消火し、煙草を凝固膨着する煙草消火装置。

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