JP2005183324A - 灯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 各線状発光部からの光量の利用効率をより増大させて、外部への出射光量をより効率良く増大させる。
【解決手段】 複数のネオン管13は、第1の円筒を想定した場合において、略々、前記第1の円筒における円周方向の少なくとも一部に渡る周面に、隙間をあけて分布するように配置される。前記第1の円筒の内側の内側にその中心軸と同軸に、円筒状の支柱12が配置される。支柱12の表面の円筒面が、反射面12aとされる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、補助飛行場灯台や浮標やその他の標識灯などの灯器に関するものである。
一般に、飛行場においては、航空法により飛行場灯台の設置が義務づけられており、例えば管制塔の付近にて、回転灯として構成された飛行場灯台が設置されている。
例えば2つの飛行場が隣接している場合、主たる飛行場に関しては、前述した飛行場灯台の設置が義務づけられているが、他の飛行場に隣接する飛行場においては、補助飛行場灯台の設置が義務づけられている。この補助飛行場灯台は、航空法施行規則第114条に規定されており、航行中の航空機に飛行場の位置を示すためにモールス符号をもって明滅する灯火である。
従来の補助飛行場灯台は、円筒を想定した場合において、前記円筒における全周面に隙間をあけて分布するように配置された複数の線状発光部と、前記複数の線状発光部を支持具を介して支持する支柱と、を備えている。前記支柱は、前記円筒の軸と同軸にかつ前記軸の方向に延びるように配置されている。前記複数の線状発光部の一方側部分は、略々前記円筒の底面の外円上に、略等角度間隔で配置されている。前記複数の線状発光部の他方側部分は、略々前記円筒の他方の底面の外円上に、略等角度間隔で配置されている。前記複数の線状発光部として複数のU字状のネオン管が用いられ、各U字状のネオン管の2つの直線部分がそれぞれ線状発光部となっている。前記各線状発光部に関して、当該線状発光部の前記一方側部分と当該線状発光部の前記他方側部分とが、前記円筒の軸の方向から見たときに同じ円周方向に略同じ角度間隔だけずれるように、前記複数の線状発光部が前記軸の方向に対して傾斜して配置されている。この従来の補助飛行場灯台は、前記円筒の軸が垂直となるように設置されている。
この従来の補助飛行場灯台では、前記支柱は、実質的に、光を反射したり透過したりするものではない。
なお、本願の特許出願人は、前述した従来の補助飛行場灯台の実物については知っているが、それを記載した特許文献等の存在は知らない。
前記従来の補助飛行場灯台では、視認方向の手前側に位置する線状発光部からの光が視認位置へ向けて出射するのみならず、視認方向の奥側に位置する線状発光部からの光も、視認方向の手前側に位置する線状発光部間の隙間から視認位置へ向けて出射する。このように、視認方向の奥側の線状発光部からの光が視認位置へ向けて出射することにより、外部に出射する光量が増大し、当該補助飛行場灯台の発光光度が効率良く高められる。
しかし、前記従来の補助飛行場灯台では、円筒面に分布された複数の線状発光部の中心(すなわち、前記円筒の中心軸)に配置された支柱が、実質的に光を透過や反射するようなものではないため、視認方向の奥側の線状発光部からの光の一部が前記支柱により遮られてしまい外部に出射し得ない。
したがって、外部に出射する光量が低下してしまうことから、各線状発光部としてより明るいものを選択したり線状発光部の数を増やしたりする必要が生じ、コストが高くなるとともに、消費電力も増大してしまうという問題があった。
以上説明した事情は、補助飛行場灯台に限らず、同様の構成の他の標識灯やその他の各種の灯器においても、同様に適合する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、各線状発光部からの光量の利用効率をより増大させて外部への出射光量をより効率良く増大させることができ、これにより、発光光度をより効率良く高めることができる灯器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の第1の態様による灯器は、(a)第1の円筒を想定した場合において、略々、前記第1の円筒における円周方向の少なくとも一部に渡る周面に、隙間をあけて分布するように配置された複数の線状発光部と、(b)前記第1の円筒と同軸でかつ前記第1の円筒より小径である第2の円筒を前記第1の円筒の内側に想定した場合において、略々、前記第2の円筒における円周方向の少なくとも一部に渡る周面であって前記第1の円筒における円周方向の少なくとも一部に渡る前記周面と対応する周面に沿って、配置され、前記複数の線状発光部からの光を反射する反射面と、を備えたものである。
この第1の態様では、前記第1の円筒の軸から、前記複数の線状発光部が分布されている前記第1の円筒の周面を挟んで外方へ向かう方向が、当該灯器の視認方向に対して逆向きの方向となる。前記第1の態様において、前記第1の円筒における円周方向の全体に渡る周面に前記複数の線状発光部を分布させてもよい。この場合、当該灯器の視認方向の範囲は、前記第1の円筒の軸回りの360゜の範囲となり、当該灯器は全周から視認し得る全周型灯器となる。また、前記第1の態様において、前記第1の円筒における円周方向の一部に渡る周面に前記複数の線状発光部を分布させてもよい。この場合、当該灯器の視認方向の範囲は、前記第1の円筒の軸回りの一部の角度範囲となり、当該灯器は一部の角度範囲(例えば、90゜、120゜、180゜など)から視認し得る灯器(1/4周型灯器、1/3周型灯器、半周型灯器など)となる。
前記第1の態様によれば、前記反射面を備えているので、各線状発光部からの光のうち、当該反射面が存在していなければ外部へ出射せずに視認位置へ到達し得なかった光も、前記反射面で反射されて視認位置へ到達し得るようになる。したがって、前記第1の態様によれば、各線状発光部からの光量の利用効率をより増大させて外部への出射光量をより効率良く増大させることができ、これにより、発光光度をより効率良く高めることができる。また、前記第1の態様によれば、前記反射面は、略々前記第1の円筒と同軸の前記第2の円筒における周面に沿って配置されているので、各視認方向の光量をより均一化することができる。
本発明の第2の態様による灯器は、前記第1の態様において、前記複数の線状発光部の一方側部分が、略々前記第1の円筒の底面の外円又はその一部の円弧の上に、略等角度間隔で配置され、前記複数の線状発光部の他方側部分が、略々前記第1の円筒の他方の底面の外円又はその一部の円弧の上に、略等角度間隔で配置されたものである。
この第2の態様のように前記複数の線状発光部を配置すると、各視認方向の光量をより均一化することができるので、好ましい。
本発明の第3の態様による灯器は、前記第2の態様において、前記各線状発光部に関して、当該線状発光部の前記一方側部分と当該線状発光部の前記他方側部分とが、前記第1の円筒の軸の方向から見たときに同じ円周方向に略同じ角度間隔だけずれるように、前記複数の線状発光部が前記軸の方向に対して傾斜して配置されたものである。
この第3の態様のように前記複数の線状発光部を傾斜して配置すると、各視認方向の光量をより一層均一化することができるので、好ましい。
本発明の第4の態様による灯器は、前記第1乃至第3のいずれかの態様による灯器において、前記複数の線状発光部を支持具を介して支持する支柱を備え、該支柱は、略々前記第1の円筒の軸の方向に延びかつ前記第2の円筒の内側に位置するように配置されたものである。
この第4の態様によれば、前記支柱を備えているので前記複数の線状発光部の支持を構造上適切に行うことができるとともに、前記支柱が前記第2の円筒の内側に配置されているので、外部へ出射する光量が当該支柱により遮られて低下してしまうようなことがない。そして、前記第4の態様によれば、前記支柱が前記第2の円筒の内側に位置するように配置されていることから、前記支柱を太くしたりしても、外部へ出射する光量が当該支柱により遮られて低下してしまうようなことがないので、外部へ出射する光量を低下させることなく、前記支柱の強度や剛性を高めて灯器全体として十分な強度を得ることができる。この点、前述した従来の補助飛行場灯台では、支柱を細くすればするほど、支柱が遮る光量が低減されて外部へ出射する光量を増大させることはできるが、支柱を細くすることにより、支柱の剛性・強度が低下してしまうことになる。
本発明の第5の態様による灯器は、前記第4の態様において、前記支柱は、前記第1の円筒の軸と略同軸に配置され、前記反射面は、前記支柱の表面により構成されるか、あるいは、前記支柱の表面に設けられた部材により構成されたものである。
この第5の態様によれば、前記反射面が、支柱の表面自体により構成されるか支柱の表面に設けられた部材により構成されているので、前記反射面を設けるための構造が簡単となりコストダウンを図ることができる。
本発明の第6の態様による灯器は、前記第4の態様において、前記反射面が、前記支柱とは別に設けられた部材により構成されたものである。
前記第5の態様では、前記支柱は前記第1の円筒軸と略同軸に配置する必要があるとともに、前記支柱の表面は通常は円筒面をなすようにしておく必要がある。これに対して、前記第6の態様では、前記反射面は前記支柱とは別に設けられた部材で構成されているので、支柱には前記第6の態様のような制約がなくなり、支柱の設計の自由度が高まる。例えば、支柱の断面形状を四角形などの任意の形状にしたり、支柱を前記第1の円筒の軸から外れた位置に配置したり、支柱の本数を増やしたりすることができる。
本発明の第7の態様による灯器は、前記第1乃至第6のいずれかの態様において、当該灯器が標識灯であるものである。前記標識灯としては、例えば、浮標(港湾・河海などの水面に浮べておく標識)を挙げることができる。
この第7の態様は、前記第1乃至第6の態様を標識灯に適用した例を挙げたものであるが、前記第1乃至第6の態様は標識灯以外の灯器に適用してもよい。
本発明の第8の態様による灯器は、前記第1乃至第6のいずれかの態様において、当該灯器が補助飛行場灯台であるものである。
この第8の態様は、前記第1乃至第6の態様を補助飛行場灯台に適用した例を挙げたものであるが、前記第1乃至第6の態様は補助飛行場灯台以外の標識灯に適用してもよい。
本発明によれば、各線状発光部からの光量の利用効率をより増大させて外部への出射光量をより効率良く増大させることができ、これにより、発光光度をより効率良く高めることができる灯器を提供することができる。
以下、本発明による灯器について、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態による灯器1を示す概略正面図である。図2は、この灯器1を示す概略平面図である。図3は、この灯器1を示す概略縦断面図である。
本実施の形態による灯器1は、補助飛行場灯台として構成されており、図1乃至図3に示すように、ベース11と、支柱12と、複数の線状発光部としての40本の直管のネオン管13と、グローブ14と、天蓋15とを備えている。
ベース11は、ベース本体16と、ベース本体16の上部に取り付けられたベース上側部17とを有している。ベース本体16の下部には、灯器1が固定されるべき床面や建造物等に固定保持するための取り付け部18が、ベース本体16の側方に突出するように設けられている。ベース上側部17は、ベース本体16に対して蝶番19により揺動可能に取り付けられ、締め付け金具20により、図3中の実線で示す位置(すなわち、図1に示す位置)でベース本体16に対して固定されている。締め付け金具20を外して、ベース上側部17を(したがって、これに取り付けられた支柱12、ネオン管13及びグローブ14等も)図3中の想像線で示す位置に揺動させることで、後述する駆動制御部21やネオン管13などの部品交換等のメンテナンスを容易に行えるようになっている。
ベース11は、全体が偏平な直方体状に例えばステンレス鋼板で構成されており、その内部に、ネオン管13の駆動制御を行う駆動制御部21が収容されている。本実施の形態では、駆動制御部21は、点滅器22,ネオントランス23等から構成されている。点滅器22は、灯器1が設置される補助飛行場を識別するためのモールス符号(例えばCH)を発信するように構成されている。また、ネオントランス23は、一台あたり4本のネオン管13を並列点灯させるように構成されており、全部で10台設けられている。
なお、各ネオン管13は、故障の際に他のネオン管13の点灯に影響を与えないように、互いに並列にネオントランス23に対してコネクタにより接続されており、故障の際にはコネクタの脱着により容易に交換できるようになっている。
ベース上側部17は、支柱12の取り付けベースとなっている。支柱12の下端部がベース上側部17に取り付けられ、支柱12が垂直に上下方向に延びている。支柱12の下端部をベース上側部17に強固に取り付けるために、補強部材34が設けられている。
本実施の形態では、支柱12は、円筒状のアルミニウム製のパイプから構成されており、その外周面である円筒面が、鏡面仕上げされることにより、反射面12aとなっている。
40本のネオン管13は、その一端が下側に位置するとともにその他端が上側に位置しており、支柱12と同軸でかつ反射面12aがなす円筒より大径である円筒を想定した場合において、略々、この大径の円筒における円周方向の全体に渡る周面に、隙間をあけて分布するように配置されている。この配置については、後に詳述する。これらのネオン管13は、支柱12の上端付近及び下端付近にそれぞれ取り付けられた支持具24,25を介して、支柱12により支持されている。前記支持具24,25は、例えばネオンサポートとして市販されているものであり、各ネオン管13を着脱可能に支持するようになっている。
天蓋15は、例えばステンレス鋼板でキャップ状に構成されており、支柱12の上端に螺合されたツマミ26によって、支柱12の上端部に着脱可能に取り付けられている。グローブ14は、天蓋15とベース上側部17との間に取り付けられ、支柱12及びネオン管13を包囲している。グローブ14は、光透過率の高い透明材料(例えばアクリル樹脂)で、円筒状に構成されている。グローブ14の上端部は天蓋15により支持され、グローブ14の下端部はベース上側部17により支持されている。
また、本実施の形態では、周囲温度による発光状態のバラツキを抑制するために、支柱12の上下端付近及びベース11に、保温用ヒータ27〜29がそれぞれ配置されている。
ここで、40本のネオン管13の配置について、図1乃至図3の他に、図4乃至図7を参照して説明する。
図4は、本実施の形態による灯器1におけるネオン管13の配置を模式的に示す概略正面図である。図4では、ネオン管13の有効発光領域のみを示している。図5は、図4中のA−A’線に沿った概略横断面図である。図6は、図4中のB−B’線に沿った概略横断面図である。図7は、図4中のC−C’線に沿った概略横断面図である。図4乃至図7では、図面表記の便宜上、ネオン管13の数が12本であるものとして示している。図5乃至図7では、各ネオン管13を区別するために、各ネオン管13に符号13a〜13lを付している。以下の説明では、図4乃至図7に合わせてネオン管13の数が12本であるものとして説明するが、ネオン管13の数が40本の場合の配置も同様である。
本実施の形態では、図4乃至図7に示すように、ネオン管13a〜13lは、いずれの横断面においても、ネオン管13a〜13lが分布している円筒の横断面の外円上に、等角度間隔となるように配置されている。そして、図4乃至図7に示すように、各ネオン管13a〜13lの有効発光領域の上端(図5参照)と当該ネオン管13a〜13lの有効発光領域の下端(図7参照)とが、上方から見たときに、同じ円周方向(図示の例では、時計方向)に同じ角度間隔(図示の例では、1ピッチの角度間隔であるが、例えば、1/2ピッチ、2ピッチなど、任意の角度間隔に設定してもよい。)だけずれるように、ネオン管13a〜13lは、上下方向(ネオン管13a〜13lが分布している円筒の軸方向)に対して傾斜して配置されている。
もっとも、本発明では、ネオン管13の配置は、図4乃至図7に示すような配置に限定されるものではなく、例えば、図8乃至図11に示すような配置にしてもよい。
図8は、ネオン管13の配置の他の例を模式的に示す概略正面図である。図8では、ネオン管13の有効発光領域のみを示している。図9は、図8中のA−A’線に沿った概略横断面図である。図10は、図8中のB−B’線に沿った概略横断面図である。図11は、図8中のC−C’線に沿った概略横断面図である。図8乃至図11は、図4乃至図7にそれぞれ対応している。図8乃至図11において、図4乃至図7中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
図8乃至図11に示す配置が図4乃至図7に示す配置と異なる所は、図4乃至図7に示す配置では、ネオン管13a〜13lが前述したように上下方向に対して傾斜して配置されているのに対し、図8乃至図11に示す配置では、ネオン管13a〜13lが上下方向(ネオン管13a〜13lが分布している円筒の軸と平行な方向)に対して傾くことなく上下方向に沿って配置されている点のみである。
本実施の形態によれば、反射面12aを備えているので、各ネオン管13からの光のうち、当該反射面12aが存在していなければ外部へ出射せずに視認位置へ到達し得なかった光も、前記反射面で反射されて視認位置へ到達し得るようになる。
すなわち、本実施の態様によれば、各ネオン管13からの光の一部が外部に向かって出射すると共に、他の一部が支柱12の反射面12aに入射し、この反射面12aで反射され、その一部が各ネオン管13の間の間隙を通って外部に出射することになる。
したがって、外部の一つの視認方向Xから灯器1を視認したとき、各ネオン管13からの光が直接に視認されるのみならず、図12に示すように、各ネオン管13の間の間隙から出射する反射面12aからの反射光も視認されることになる。図12は、本実施の形態による灯器1における反射面12a及びネオン管13(一部のネオン管13には、それらを区別するために、符号13a〜13kを付している。)を模式的に示す概略拡大横断面図であり、反射面12aによる反射光の視認状態を示している。図12では、40本のネオン管13をその本数を削減することなくそのまま示している。
この場合、例えば視認方向Xの手前側に位置するネオン管13aとこれに隣接するネオン管13bとの間の間隙Dについては、視認方向Xから当該間隙Dを通る視線は、その光路を逆に辿るものとして説明すると、反射面12aに対して、ネオン管13a寄りの視線が入射角α、ネオン管13b寄りの視線が入射角βで入射することになり、反射面12aで反射された視線は、それぞれ視認方向Xに対して角度2α,2βで反射する。したがって、この場合、視認方向Xからは、図12中のネオン管13dからネオン管13jまでの7本のネオン管の反射像が視認され得ることになる。従来の補助飛行場灯台と同様に、反射面12aが、光を実質的に反射しない面で置き換えられると、ネオン管13dからネオン管13jまでの7本のネオン管から支柱12へ入射する光は、視認方向Xから視認することはできない。
したがって、本実施の形態によれば、各ネオン管13からの光量の利用効率をより増大させて外部への出射光量をより効率良く増大させることができ、これにより、発光光度をより効率良く高めることができる。よって、本実施の形態によれば、補助飛行場灯台の規格で要求される光度を十分に満たしつつ、ネオン管13の本数を減らしたり各ネオン管13として発光光度の低いネオン管13を用いたりすることができ、省エネルギーを実現することができる。
具体的な実験例においては、ネオン管13の長さを1m(発光部の長さ約90cm),管径14mmφとし、ネオン管13が配置される円筒の直径を400mmφ,反射面12aが配置される直径を70mmφとして、視認方向における光度を観察したところ、反射面12aのない場合と比較して、より高い光度が観察された。
また、本実施の形態によれば、反射面12aは、ネオン管13が分布されている円筒面と同軸の円筒面に配置されているので、各視認方向の光量をより均一化することができる。
さらに、本実施の形態によれば、各ネオン管13a〜13lの有効発光領域の上端が等角度間隔で配置されるとともに、各ネオン管13a〜13lの有効発光領域の下端も等角度間隔で配置されているので、各視認方向の光量をより均一化することができる。
さらにまた、本実施の形態によれば、図4乃至図7に示すように、各ネオン管13の有効発光領域の上端と当該ネオン管13の有効発光領域の下端とが、上方から見たときに、同じ円周方向に同じ角度間隔だけずれるように、各ネオン管13が上下方向に対して傾斜して配置されているので、図8乃至図11に示すように、各ネオン管13が上下方向に沿うように配置される場合に比べて、各視認方向の光量をより一層均一化することができる。これは、図4乃至図7に示すようなネオン管13の配置を採用すると、図4から理解できるように、視認方向の手前側のネオン管13と奥側のネオン管13とが交差するため、いずれの視認方向に対してもその重なり具合が同様となるためである。一方、図8乃至図11に示すようなネオン管13の配置を採用すると、視認方向によって、図8に示すように視認方向の手前側のネオン管13と奥側のネオン管13とがほぼ完全に重なったり、手前側のネオン管13と奥側のネオン管13とがほとんど重ならなかったりするためである。
[第2の実施の形態]
図13は、本発明の第2の実施の形態による灯器2における反射面12a及び一部のネオン管13(それらを区別するために、符号13a〜13kを付している。)を模式的に示す概略拡大横断面図であり、反射面12aによる反射光の視認状態を示している。図13において、図12中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態による灯器2が前記第1の実施の形態による灯器1と異なる所は、支柱12の直径、すなわち反射面12aの直径が、より大きく設定されている点のみである。
この第2の実施の形態によれば、例えば視認方向Xの手前側に位置するネオン管13aとこれに隣接するネオン管13bとの間の間隙D1については、視認方向Xから当該間隙D1を通る視線は、その光路を逆に辿るものとして説明すると、反射面12aに対して、ネオン管13a寄りの視線が入射角α1,ネオン管13b寄りの視線が入射角β1で入射することになり、反射面12aで反射された視線は、それぞれ視認方向X対して角度2α1,2β1で反射する。したがって、この場合、視認方向Xからは、1本のネオン管13bの反射像が視認されることになる。
また、3本目のネオン管13cとこれに隣接するネオン管13dとの間の間隙D3については、視認方向から当該間隙D3を通る視線は、その光路を逆に辿るものとして説明すると、反射面12aに対して、ネオン管13c寄りの視線が入射角α3,ネオン管13d寄りの視線が入射角β3で入射することになり、反射面12aで反射された視線は、それぞれ視認方向Xに対して角度2α3,2β3で反射する。したがって、この場合、視認方向Xからは、2本のネオン管13e,13fの反射像が視認されることになる。
さらに、5本目のネオン管13eとこれに隣接するネオン管13fとの間の間隙D5については、視認方向から当該間隙D5を通る視線は、その光路を逆に辿るものとして説明すると、反射面12aに対して、ネオン管13e寄りの視線が入射角α5,ネオン管13f寄りの視線が入射角β5で入射することになり、反射面12aで反射された視線は、それぞれ視認方向Xに対して角度2α5,2β5で反射する。したがって、この場合、視認方向からは、2本のネオン管13i,13jの反射像が視認されることになる。
このようにして、反射面12aが直径が大きくなることによって、反射面12aにより遮られる反対側のネオン管13からの光量が増大して、外部への出射光量が減少するが、視認方向に対する反射面12aの投影面積が増大することによって、反射面12aにより反射されて視認方向に導かれるネオン管13からの光量が増大することになる。したがって、反射面12aの直径が増大しても、反射面12aにより遮られる光量を十分に補完することができる。
したがって、支柱12を太くしても、外部へ出射する光量が当該支柱12により遮られて低下してしまうようなことがないので、外部へ出射する光量を低下させることなく、支柱12の強度や剛性を高めて灯器2全体として十分な強度を得ることができる。
以上、本発明の各実施の形態及びその変形例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、前述した実施の形態においては、反射面12aは支柱12の表面により構成されているが、これに限らず、支柱12の表面に形成され、あるいは貼付された反射膜または反射層であってもよく、さらには前記反射面12aは、支柱12とは別体に構成された円筒状部材の表面により構成され、またはその表面に備えられていてもよい。支柱12とは別体に構成された円筒状部材に前記反射面12aを設ける場合、支柱12は、当該円筒状部材の内側に配置すればよく、その位置や数は任意に設定することができる。
また、前述した実施の形態においては、線状発光部として、ネオン管13が使用されているが、これに限らず、他の線状発光部、例えば蛍光灯,冷陰極管,キセノン灯,ハロゲン灯等を使用してもよい。また、従来の補助飛行場灯台と同様に、1対の線状発光部として、U字状のネオン管等を用いてもよい。
さらに、前述した第2の実施の形態においても、前記第1の実施の形態の場合と同様に、線状発光部は、垂直方向に対して傾斜して配置されているが、図8乃至図11に示すように垂直に配置してもよい。この場合、各視認方向の光度の均一性がやや損なわれることになる。
また、前述した実施の形態においては、標識灯の一例としての補助飛行場灯台として構成された灯器について説明しているが、これに限らず、他の全周型の灯器、例えば浮標やその他の各種の標識灯としての灯器に本発明を適用することも可能であり、さらに全周型に限定されることなく、例えば円筒状面の半周分等の周囲方向の一部に線状発光部を配置することにより、周囲方向の角度を限定した標識灯等の灯器として構成することも可能である。
本発明の第1の実施の形態による灯器を示す概略正面図である。 本発明の第1の実施の形態による灯器を示す概略平面図である。 本発明の第1の実施の形態による灯器を示す概略縦断面図である。 本実施の形態による灯器におけるネオン管の配置を模式的に示す概略正面図である。 図4中のA−A’線に沿った概略横断面図である。 図4中のB−B’線に沿った概略横断面図である。 図4中のC−C’線に沿った概略横断面図である。 ネオン管の配置の他の例を模式的に示す概略正面図である。 図8中のA−A’線に沿った概略横断面図である。 図8中のB−B’線に沿った概略横断面図である。 図8中のC−C’線に沿った概略横断面図である。 本発明の第1の実施の形態による灯器を模式的に示す概略拡大横断面図である。 本発明の第2の実施の形態による灯器における反射面及びネオン管を模式的に示す概略拡大横断面図である。
符号の説明
1,2 灯器
11 ベース
12 支柱
12a 反射面
13 ネオン管(線状発光部)
14 グローブ
15 天蓋
16 ベース本体
17 ベース上側部
18 取り付け部
24,25 支持具

Claims (8)

  1. 第1の円筒を想定した場合において、略々、前記第1の円筒における円周方向の少なくとも一部に渡る周面に、隙間をあけて分布するように配置された複数の線状発光部と、
    前記第1の円筒と同軸でかつ前記第1の円筒より小径である第2の円筒を前記第1の円筒の内側に想定した場合において、略々、前記第2の円筒における円周方向の少なくとも一部に渡る周面であって前記第1の円筒における円周方向の少なくとも一部に渡る前記周面と対応する周面に沿って、配置され、前記複数の線状発光部からの光を反射する反射面と、
    を備えたことを特徴とする灯器。
  2. 前記複数の線状発光部の一方側部分が、略々前記第1の円筒の底面の外円又はその一部の円弧の上に、略等角度間隔で配置され、
    前記複数の線状発光部の他方側部分が、略々前記第1の円筒の他方の底面の外円又はその一部の円弧の上に、略等角度間隔で配置されたことを特徴とする請求項1記載の灯器。
  3. 前記各線状発光部に関して、当該線状発光部の前記一方側部分と当該線状発光部の前記他方側部分とが、前記第1の円筒の軸の方向から見たときに同じ円周方向に略同じ角度間隔だけずれるように、前記複数の線状発光部が前記軸の方向に対して傾斜して配置されたことを特徴とする請求項2記載の灯器。
  4. 前記複数の線状発光部を支持具を介して支持する支柱を備え、
    該支柱は、略々前記第1の円筒の軸の方向に延びかつ前記第2の円筒の内側に位置するように配置されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の灯器。
  5. 前記支柱は、前記第1の円筒の軸と略同軸に配置され、
    前記反射面は、前記支柱の表面により構成されるか、あるいは、前記支柱の表面に設けられた部材により構成されたことを特徴とする請求項4記載の灯器。
  6. 前記反射面が、前記支柱とは別に設けられた部材により構成されたことを特徴とする請求項4記載の灯器。
  7. 当該灯器が標識灯であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の灯器。
  8. 当該灯器が補助飛行場灯台であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の灯器。
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