JP2005182244A - 株式注文装置、株式注文方法および株式注文プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】発注者（投資家）が意図した通りに株式の注文をおこなうことを課題とする。
【解決手段】ＷＥＢサーバ（株式注文装置）１２は、発注者の端末装置１０ａ〜１０ｃからインターフェース部１２０を介して株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件の設定を受け付ける設定受付処理部１２４ｂと、当該株式銘柄の状態が発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報および／または音声情報を発注者の端末装置１０ａ〜１０ｃに送信するように制御する送信制御部１２４ｃと、発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、注文内容に基づく株式の発注を一度の入力操作で受け付ける発注受付処理部１２４ｄとを備える。
【選択図】 図１

Description

本発明は、発注者から受け付けた株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件に基づいて株式の注文をおこなう株式注文装置、株式注文方法および株式注文プログラムに関し、特に、発注者（投資家）が意図した通りに株式の注文をおこなうことができる株式注文装置、株式注文方法および株式注文プログラムに関する。

従来より、株の売買注文方式には、市場の動きに任せる「成り行き注文」と、「指値注文」や「逆指値注文」に代表される発注に係る所定の条件を満たした場合にのみ売買をおこなう「条件注文」とがある。例えば、かかる「条件注文」をおこなうツールとして、非特許文献１には、投資家（発注者）から受け付けた株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件（すなわち、注文がおこなわれるための条件であり、株価や出来高などの株式銘柄に関する所定の条件が満たされた場合に注文がおこなわれることとなる。）に基づいて株式の注文をおこなうツールが開示されている。

ここで、かかる条件注文ツールは、発注に係る所定の条件が満たされた場合に、株式の自動注文を即座におこなうものであるため、投資家（発注者）が発注条件を設定する際に想定していた通りに市場が動いた場合には、投資家が意図していた通りの注文を迅速におこなうことができる。

「カブドットコム証券」、 HYPERLINK "インターネット＜ＵＲＬ：http://www./" インターネット＜ＵＲＬ：http://www.kabu.com/company/Attention_sashine.asp＞

しかしながら、上記の従来技術（非特許文献１）は、発注条件が満たされた場合に株式の自動注文を即座におこなうものであるため、発注者（投資家）の意図に反した株式の注文をおこなってしまうという問題点があった。

すなわち、発注者（投資家）にとって市場の動きは定常的なものではなく、状況に応じて変化してゆく流動的なものであるため、発注条件が設定された時点で想定されていた市場の動きと、発注条件が満たされた時点で想定される市場の動きとが相違することも少なくない。このため、発注条件が設定された時点と比較して市場の動きが変化した場合に、発注条件が満たされたからといって即座に自動注文をおこなうと、発注者の意図に反した注文をおこなってしまうこととなる。

そこで、本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、発注者（投資家）が意図した通りに株式の注文をおこなうことができる株式注文装置、株式注文方法および株式注文プログラムを提供することを目的とする。

上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項１の発明に係る株式注文装置は、発注者から受け付けた株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件に基づいて株式の注文をおこなう株式注文装置であって、前記株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件の設定を受け付ける設定受付手段と、当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を前記発注者の端末に送信するように制御する送信制御手段と、前記送信制御手段によって前記発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、前記注文内容に基づく株式の発注を受け付ける発注受付手段とを備えたことを特徴とする。

また、請求項２の発明に係る株式注文装置は、請求項１の発明において、前記送信制御手段は、当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、前記発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報および／または音声情報を送信するように制御することを特徴とする。

また、請求項３の発明に係る株式注文装置は、請求項１または２の発明において、前記株式銘柄に係る情報を記憶する株式情報記憶手段をさらに備え、前記送信制御手段は、前記発注条件が満たされた旨を示す情報とともに、前記株式情報記憶手段によって記憶された前記株式銘柄に係る情報を送信するように制御することを特徴とする。

また、請求項４の発明に係る株式注文装置は、請求項１、２または３の発明において、前記株式銘柄に関連する報道による情報を記憶する報道情報記憶手段をさらに備え、前記送信制御手段は、前記発注条件が満たされた旨を示す情報とともに、前記報道情報記憶手段によって記憶された前記株式銘柄に関連する報道による情報を送信するように制御することを特徴とする。

また、請求項５の発明に係る株式注文装置は、請求項１〜４のいずれか一つの発明において、前記発注受付手段は、前記送信制御手段によって前記発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、前記注文内容に基づく株式の発注を一度の入力操作で受け付けることを特徴とする。

また、請求項６の発明に係る株式注文装置は、請求項１〜５のいずれか一つの発明において、前記設定受付手段は、前記株式銘柄の株価に関する発注条件の設定を受け付け、前記送信制御手段は、当該株式銘柄の株価の状態が前記発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を前記発注者の端末に送信するように制御することを特徴とする。

また、請求項７の発明に係る株式注文装置は、請求項１〜６のいずれか一つの発明において、前記設定受付手段は、前記株式銘柄の出来高に関する発注条件の設定を受け付け、前記送信制御手段は、当該株式銘柄の出来高の状態が前記発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を前記発注者の端末に送信するように制御することを特徴とする。

また、請求項８の発明に係る株式注文装置は、請求項１〜７のいずれか一つの発明において、前記設定受付手段は、前記株式銘柄の板情報に関する発注条件の設定を受け付け、前記送信制御手段は、当該株式銘柄における所定の値段の板が現れた場合に、前記発注条件が満たされた旨を示す情報を前記発注者の端末に送信するように制御することを特徴とする。

また、請求項９の発明に係る株式注文装置は、請求項１〜８のいずれか一つの発明において、前記設定受付手段は、前記株式銘柄に関連する報道の有無に関する発注条件の設定を受け付け、前記送信制御手段は、当該株式銘柄に関連する報道がおこなわれた場合に、前記発注条件が満たされた旨を示す情報を前記発注者の端末に送信するように制御することを特徴とする。

また、請求項１０の発明に係る株式注文方法は、発注者から受け付けた株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件に基づいて株式の注文をおこなう株式注文方法であって、前記株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件の設定を受け付ける設定受付工程と、当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を前記発注者の端末に送信するように制御する送信制御工程と、前記送信制御工程によって前記発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、前記注文内容に基づく株式の発注を受け付ける発注受付工程とを含んだことを特徴とする。

また、請求項１１の発明に係る株式注文方法は、請求項１０の発明において、前記送信制御工程は、当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、前記発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報および／または音声情報を送信するように制御することを特徴とする。

また、請求項１２の発明に係る株式注文プログラムは、発注者から受け付けた株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件に基づいて株式の注文をおこなう株式注文プログラムであって、前記株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件の設定を受け付ける設定受付手順と、当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を前記発注者の端末に送信するように制御する送信制御手順と、前記送信制御手順によって前記発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、前記注文内容に基づく株式の発注を受け付ける発注受付手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。

また、請求項１３の発明に係る株式注文プログラムは、請求項１２の発明において、前記送信制御手順は、当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、前記発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報および／または音声情報を送信するように制御することを特徴とする。

本発明にかかる株式注文装置は、株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件の設定を受け付け、当該株式銘柄の状態が発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を発注者の端末に送信するように制御し、発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、注文内容に基づく株式の発注を受け付けることとしたので、現時点までの株式銘柄に係る情報の推移の分析（株価の底値や天井の分析）や該分析に基づく発注指示を発注者に促すことができ、発注者（投資家）が意図した通りに株式の注文をおこなうことが可能な株式注文装置が得られるという効果を奏する。さらに、これに関連して、発注条件を満たした際に注文をおこなうことにより、板情報（注文の値段、数量）を売買の直前まで秘匿することが可能になる。

また、本発明によれば、当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報および／または音声情報を送信するように制御することとしたので、当該株式銘柄の状態が発注条件を満たしたことを確度良く通知することが可能な株式注文装置が得られるという効果を奏する。

また、本発明によれば、株式銘柄に係る情報を記憶し、発注条件が満たされた旨を示す情報とともに、株式銘柄に係る情報を送信するように制御することとしたので、現状までの株式銘柄に係る情報（株価、出来高や板などの情報）の推移を迅速かつ的確に分析することが可能な株式注文装置が得られるという効果を奏する。

また、本発明によれば、株式銘柄に関連する報道による情報を記憶し、発注条件が満たされた旨を示す情報とともに、株式銘柄に関連する報道による情報を送信するように制御することとしたので、株式相場変動の因子となる報道（ニュース）による情報を迅速かつ的確に分析することが可能な株式注文装置が得られるという効果を奏する。

また、本発明によれば、発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、注文内容に基づく株式の発注を一度の入力操作で受け付けることとしたので、注文時の入力操作を簡略化することが可能な株式注文装置が得られるという効果を奏する。特に、決算発表の時期など、市場の動きが複雑な場合でも、報道（ニュース）が発信された時点から発注までのタイムラグを極力排除することが可能になる。

また、本発明によれば、株式銘柄の株価に関する発注条件の設定を受け付け、当該株式銘柄の株価の状態が発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を発注者の端末に送信するように制御することとしたので、株式銘柄の株価の状態が発注条件を満たした場合に、発注者（投資家）が意図した通りに株式の注文をおこなうことが可能な株式注文装置が得られるという効果を奏する。

また、本発明によれば、株式銘柄の出来高に関する発注条件の設定を受け付け、当該株式銘柄の出来高の状態が発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を発注者の端末に送信するように制御することとしたので、株式銘柄の出来高の状態が発注条件を満たした場合に、発注者（投資家）が意図した通りに株式の注文をおこなうことが可能な株式注文装置が得られるという効果を奏する。

また、本発明によれば、株式銘柄の板情報に関する発注条件の設定を受け付け、当該株式銘柄における所定の値段の板が現れた場合に、発注条件が満たされた旨を示す情報を発注者の端末に送信するように制御することとしたので、株式銘柄における所定の値段の板が現れた場合に、発注者（投資家）が意図した通りに株式の注文をおこなうことが可能な株式注文装置が得られるという効果を奏する。

また、本発明によれば、株式銘柄に関連する報道の有無に関する発注条件の設定を受け付け、当該株式銘柄に関連する報道がおこなわれた場合に、発注条件が満たされた旨を示す情報を発注者の端末に送信するように制御することとしたので、株式銘柄に関連する報道がおこなわれた場合に、発注者（投資家）が意図した通りに株式の注文をおこなうことが可能な株式注文装置が得られるという効果を奏する。

また、本発明によれば、株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件の設定を受け付け、当該株式銘柄の状態が発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を発注者の端末に送信するように制御し、発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、注文内容に基づく株式の発注を受け付けることとしたので、現時点までの株式銘柄に係る情報の推移の分析（株価の底値や天井の分析）や該分析に基づく発注指示を発注者に促すことができ、発注者（投資家）が意図した通りに株式の注文をおこなうことが可能な株式注文方法が得られるという効果を奏する。さらに、これに関連して、発注条件を満たした際に注文をおこなうことにより、板情報（注文の値段、数量）を売買の直前まで秘匿することが可能になる。

また、本発明によれば、当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報および／または音声情報を送信するように制御することとしたので、当該株式銘柄の状態が発注条件を満たしたことを確度良く通知することが可能な株式注文方法が得られるという効果を奏する。

また、本発明によれば、株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件の設定を受け付け、当該株式銘柄の状態が発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を発注者の端末に送信するように制御し、発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、注文内容に基づく株式の発注を受け付けることとしたので、現時点までの株式銘柄に係る情報の推移の分析（株価の底値や天井の分析）や該分析に基づく発注指示を発注者に促すことができ、発注者（投資家）が意図した通りに株式の注文をおこなうことが可能な株式注文プログラムが得られるという効果を奏する。さらに、これに関連して、発注条件を満たした際に注文をおこなうことにより、板情報（注文の値段、数量）を売買の直前まで秘匿することが可能になる。

また、本発明によれば、当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報および／または音声情報を送信するように制御することとしたので、当該株式銘柄の状態が発注条件を満たしたことを確度良く通知することが可能な株式注文プログラムが得られるという効果を奏する。

以下に添付図面を参照して、発注者が「逆指値注文」をおこなうに際に、本発明に係る株式注文装置、株式注文方法および株式注文プログラムを適用した場合の好適な実施例を詳細に説明する。なお、「逆指値」とは、「指定の株価まで下落したら売り」「指定の株価まで上昇したら買い」とする注文形態のことを指す。

また、以下では、本発明に係る株式注文システムの概要および特徴を説明した後に、本実施例１に係る株式注文システムについて説明し、最後に、本実施例１に対する種々の変形例（実施例２）を説明する。なお、本実施例では、インターネット上の分散システムの一つであるＷＷＷ（World Wide Web）上で動作する株式注文システムに本発明を適用した場合を示すこととする。

（概要および特徴）
まず最初に、本実施例に係る株式注文システムの概要および特徴を説明する。図１は、本実施例に係る株式注文システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この株式注文システムは、各端末装置１０ａ〜１０ｃとＷＥＢサーバ１２とがインターネット１１を介して接続された構成となる。

端末装置１０ａ〜１０ｃは、ＨＴＴＰサーバにアクセス可能なＷＥＢブラウザを搭載したインターネット端末であり、プロバイダなどを介してインターネット上の各種サーバ装置にアクセスできる。

ＷＥＢサーバ１２は、本発明に係る株式注文装置であり、インターネット上の各種端末装置１０ａ〜１０ｃからアクセスを受け付けてホームページなどのウェブサービスを提供するＨＴＴＰサーバであり、概略的に、発注者から受け付けた株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件に基づいて株式の注文をおこなうものである。

ここで、かかるＷＥＢサーバ１２は、株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件の設定を受け付け、当該株式銘柄の状態が発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報および／または音声情報を発注者の端末装置に送信するように制御し、発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、注文内容に基づく株式の発注を一度の入力操作で受け付ける株式注文処理に主たる特徴があり、かかる株式注文処理によって、発注者（投資家）が意図した通りに株式の注文をおこなうことができるようにしている。

この主たる特徴を具体的に説明すると、このＷＥＢサーバ１２は、図２に示すように、発注条件設定ページ２００において、発注者の端末装置から株式銘柄の注文内容「Ｈ製作所の株式を逆指値（株価：６２９円）で売り。」と該注文に係る発注条件（すなわち、注文がおこなわれるための条件であり、株式銘柄の株価（Ｈ製作所の株価）、出来高（Ｈ製作所の出来高）や板（Ｈ製作所に係る板情報）に関する条件、または、株式銘柄に関連する報道（Ｈ製作所に関連するニュース）の有無に関する条件）の設定を受け付ける。

そして、Ｈ製作所の株価が「６２９円」を下回った場合、および／または、Ｈ製作所に関連するニュースがあった場合に、株式発注ページ３００を送信し、発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報および／または音声情報を発注者の端末装置１０ａ〜１０ｃにおいて出力するように制御する。具体的には、図５に示すように、発注条件が満たされた旨を示す情報として、画面情報（お知らせ：「Ｈ製作所の株価が６２９円を下回りました。」というウィンドウ）、音声情報（「Ｈ製作所の株価が６２９円を下回りました。」というアナウンス）および／または電子メール（同内容）を発注者の端末装置に送信するように制御する。このように、発注条件が満たされた旨を示す情報を送信することにより、現状までの株式銘柄に係る情報（株価や出来高など）の推移の分析や該分析に基づく発注指示を発注者（投資家）に促すことができるようにしている。また、利用者が「自動実行」に設定することで、利用者に通知／確認することなく自動的に発注が行われる機能も有する。

また、この株式発注ページ３００において、注文内容「Ｈ製作所の株式を逆指値（株価：６２９円）で売り。」に基づく株式の発注を一度の入力操作で（実行ボタン３６０のクリックで）受け付ける。このように、一度の入力操作で注文を受け付けることにより、注文時の入力操作を簡略化することができるようにしている。

したがって、上記した従来技術の例で言えば、発注条件が満たされた場合に株式の自動注文を即座におこなうのではなく、発注条件が満たされた旨を示す情報を発注者の端末装置に送信するように制御し、発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、注文内容に基づく株式の発注を受け付けるよう構成したので、現時点までの株式銘柄に係る情報の推移の分析（株価の底値や天井の分析）や該分析に基づく発注指示を発注者に促すことができ、上記した主たる特徴のように、発注者（投資家）が意図した通りに株式の注文をおこなうことが可能になる。さらに、これに関連して、発注条件を満たした際に注文をおこなうことにより、板情報（注文の値段、数量）を売買の直前まで秘匿することが可能になる。

また、この株式注文システムによれば、一度の入力操作で注文を受け付けることにより、注文時の入力操作を簡略化することが可能になる。特に、決算発表の時期など、市場の動きが複雑な場合でも、報道（ニュース）が発信された時点から発注までのタイムラグを極力排除することが可能になる。

また、本実施例に係る株式注文システムは、上記の主たる特徴に関連して以下に列挙するような特徴も付加的に有するものである。つまり、本実施例では、株式銘柄に係る情報および株式銘柄に関連する報道による情報を記憶し、発注条件が満たされた旨を示す情報とともに、株式銘柄に係る情報および株式銘柄に関連する報道による情報を送信するように制御する。

すなわち、図５に示すように、株式銘柄に係る情報としては、「日足チャート」３１０、「５分足チャート」３２０、「ティックチャート」３３０または「板情報」３４０を、株式銘柄に関連する報道による情報としては、「ニュース」３５０を送信する。そして、この送信された情報に基づいて端末装置１０ａ〜１０ｃでは、「日足チャート」３１０として、図６−１に示す画面情報、「５分足チャート」３２０として、図６−２に示す画面情報、「ティックチャート」３３０として、図６−３に示す画面情報、また、「ニュース」３５０として、図４に示す画面情報が表示されることとなる。これによって、現状までの株式銘柄に係る情報（株価、出来高や板などの情報）の推移、株式相場変動の因子となる報道（ニュース）による情報を迅速かつ的確に分析できるようにしている。

次に、本実施例１に係る株式注文システムについて説明する。なお、ここでは、本実施例１に係る株式注文装置（ＷＥＢサーバ１２）の構成について説明した後、各種処理の手順を説明することとする。

（株式注文装置の構成）
本実施例１に係る株式注文装置（ＷＥＢサーバ１２）の構成について説明する。図１に示すように、このＷＥＢサーバ１２は、インターフェース部１２０と、入力部１２１と、表示部１２２と、記憶部１２３と、制御部１２４とを有する。

このうち、インターフェース部１２０は、インターネット１１を介して端末装置１０ａ〜１０ｃとデータ授受するネットワークインターフェースであり、具体的にはＴＣＰ／ＩＰプロトコルにしたがった処理をおこなう。

入力部１２１は、各種の情報を入力するキーボード、マウスおよびトラックボールなどの指示入力手段であり、表示部１２２は、各種の情報を出力するモニタなどの出力表示手段である。

記憶部１２３は、制御部１２４による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段（記憶手段）である。機能概念的に、発注条件ＤＢ１２３ａと、株式情報ＤＢ１２３ｂと、報道情報ＤＢ１２３ｃとを備える。

このうち、発注条件ＤＢ１２３ａは、発注者の端末装置１０ａ〜１０ｃからインターフェース部１２０および設定受付処理部１２４ｂを介して受信した株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件の設定を記憶するデータベースである。具体的には、図２に示すように、発注条件設定ページ２００において入力された株式銘柄の「注文内容」と該注文に係る「発注条件」の設定を記憶する。

株式情報ＤＢ１２３ｂは、株式銘柄に係る情報を記憶するデータベースであり、具体的には、図３に示すように、「現在値」、「前日比」、「出来高」、「ＶＷＡＰ」、「ＰＥＲ」および「ＲＢＲ」などの情報を記憶する。また、「板情報」は、当該株式銘柄に関する板が出現する度に随時書き込まれることとなる。なお、この株式銘柄に係る情報は、外部の報道機関による情報発信がある度に随時更新される。

報道情報ＤＢ１２３ｃは、株式銘柄に関連する報道による情報を記憶するデータベースである。具体的には、図４に示すように、外部の報道機関からの情報発信を受けた「日時」、報道による情報の「見出し」、ニュースの「ソース」を対応付けて記憶する。なお、この株式銘柄に関連する報道による情報についても、外部の報道機関による情報発信がある度に随時更新される。

制御部１２４は、ＯＳ（Operating System）などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、機能概念的に、端末装置１０ａ〜１０ｃに対してＨＴＴＰサーバとしての機能を提供するサーバ処理部１２４ａと、設定受付処理部１２４ｂと、送信制御部１２４ｃと、発注受付処理部１２４ｄとを備える。

このうち、設定受付処理部１２４ｂは、発注者の端末装置１０ａ〜１０ｃからインターフェース部１２０を介して受信した株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件の設定を受け付けて発注条件ＤＢ１２３ａに登録する処理部である。具体的には、図２に示すように、発注条件設定ページ２００において、発注者の端末装置から株式銘柄の注文内容「Ｈ製作所の株式を逆指値（株価：６２９円）で売り。」と該注文に係る発注条件（すなわち、注文がおこなわれるための条件であり、株式銘柄の株価（Ｈ製作所の株価）、出来高（Ｈ製作所の出来高）や板（Ｈ製作所に係る板情報）に関する条件、または、株式銘柄に関連する報道（Ｈ製作所に関連するニュース）の有無に関する条件）の設定を受け付ける。

送信制御部１２４ｃは、発注対象である株式銘柄の状態が発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報および／または音声情報を発注者の端末装置に送信するように制御する処理部である。例えば、図２において示す例で言えば、Ｈ製作所の株価が「６２９円」を下回った場合、および／または、Ｈ製作所に関連するニュースがあった場合に、株式発注ページ３００を送信し、発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報および／または音声情報を発注者の端末装置１０ａ〜１０ｃにおいて出力するように制御する。

つまり、図５に示すように、発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報（お知らせ：「Ｈ製作所の株価が６２９円を下回りました。」というウィンドウ）および／または音声情報（「Ｈ製作所の株価が６２９円を下回りました。」というアナウンス）を発注者の端末装置に送信するように制御する。このようにしたのは、発注条件が満たされた旨を示す情報を送信することにより、現状までの株式銘柄に係る情報（株価や出来高など）の推移の分析や該分析に基づく発注指示を発注者（投資家）に促すことができるようにするためである。

また、送信制御部１２４ｃでは、株式情報ＤＢ１２３ｂに記憶された株式銘柄に係る情報に演算処理をおこない、該演算処理された株式銘柄に係る情報を送信するように制御し、さらに、報道情報ＤＢ１２３ｃに記憶された株式銘柄に関連する報道による情報を送信するように制御する。

すなわち、図５に示すように、株式銘柄に係る情報としては、「日足チャート」３１０、「５分足チャート」３２０、「ティックチャート」３３０または「板情報」３４０を、株式銘柄に関連する報道による情報としては、「ニュース」３５０を送信する。そして、この送信された情報に基づいて端末装置１０ａ〜１０ｃでは、「日足チャート」３１０として、図６−１に示す画面情報、「５分足チャート」３２０として、図６−２に示す画面情報、「ティックチャート」３３０として、図６−３に示す画面情報、また、「ニュース」３５０として、図４に示す画面情報が表示されることとなる。このようにしたのは、現状までの株式銘柄に係る情報（株価、出来高や板などの情報）の推移、および、株式相場変動の因子となる報道（ニュース）による情報を迅速かつ的確に分析できるようにするためである。

発注受付処理部１２４ｄは、送信制御部１２４ｃによって発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、注文内容に基づく株式の発注を一度の入力操作で受け付ける処理部である。具体的には、図５に示すように、株式発注ページ３００において、注文内容「Ｈ製作所の株式を逆指値（株価：６２９円）で売り。」に基づく株式の発注を一度の入力操作で（実行ボタン３６０のクリックで）受け付ける。このようにしたのは、一度の入力操作で注文を受け付けることにより、注文時の入力操作を簡略化するためである。

（各種処理の手順）
次に、本実施例１に係る株式注文システムの各種処理の手順を説明する。なお、ここでは、設定受付処理部１２４ｂの具体的な処理内容について説明した後、送信制御部１２４ｃおよび発注受付処理部１２４ｄの具体的な処理内容について説明することとする。

図７は、設定受付処理部１２４ｂの処理を説明するフローチャートである。同図に示すように、設定受付処理部１２４ｂは、発注者の端末装置１０ａ〜１０ｃからインターフェース部１２０を介して株式銘柄の注文内容「Ｈ製作所の株式を逆指値（株価：６２９円）で売り。」と該注文に係る発注条件（Ｈ製作所の株価、Ｈ製作所の出来高やＨ製作所に係る板情報に関する条件、または、Ｈ製作所に関連するニュースの有無に関する条件）の設定を受信し（ステップＳ７０１）、該受信した発注条件の設定を発注条件ＤＢ１２３ａに登録する（ステップＳ７０２）。

このようにして、発注者の端末装置１０ａ〜１０ｃから収集された発注条件の設定は、発注条件ＤＢ１２３ａに記憶され、株式注文装置（ＷＥＢサーバ１２）によって一元管理されることとなる。

図８は、送信制御部１２４ｃおよび発注受付処理部１２４ｄの処理を説明するフローチャートである。同図に示すように、制御部１２４は、発注条件ＤＢ１２３ａから発注条件（Ｈ製作所の株価が６２９円を下回るという「発注条件」、および、Ｈ製作所に関連するニュースが出現するという「発注条件」）の設定を取得するとともに（ステップＳ８０１）、株式情報ＤＢ１２３ｂと報道情報ＤＢ１２３ｃから株式銘柄に係る情報（株価）および株式銘柄に関連する報道（ニュース）による情報を取得する（ステップＳ８０２）。

ここで、送信制御部１２４ｃは、Ｈ製作所の株価が「６２９円」を下回った場合、および／または、Ｈ製作所に関連するニュースがあった場合に（ステップＳ８０３肯定）、発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報（株式発注ページ３００）、音声情報（「Ｈ製作所の株価が６２９円を下回りました。」というアナウンス）および電子メールを発注者の端末装置に送信する（ステップＳ８０４）。

また、この時、発注条件が満たされた旨を示す情報とともに、株式情報ＤＢ１２３ｂに記憶された株式銘柄に係る情報に演算処理をおこない、該演算処理された株式銘柄に係る情報を送信し、さらに、報道情報ＤＢ１２３ｃに記憶された株式銘柄に関連する報道による情報を送信する。すなわち、図５に示すように、株式銘柄に係る情報としては、「日足チャート」３１０、「５分足チャート」３２０、「ティックチャート」３３０または「板情報」３４０を、株式銘柄に関連する報道による情報としては、「ニュース」３５０を送信する。そして、この送信された情報に基づいて端末装置１０ａ〜１０ｃでは、「日足チャート」３１０として、図６−１に示す画面情報、「５分足チャート」３２０として、図６−２に示す画面情報、「ティックチャート」３３０として、図６−３に示す画面情報、また、「ニュース」３５０として、図４に示す画面情報が表示されることとなる。

また、この株式発注ページ３００においては、注文内容「Ｈ製作所の株式を逆指値（株価：６２９円）で売り。」に基づく株式の発注を一度の入力操作で（実行ボタン３６０のクリックで）受け付ける。

上述してきたように、本実施例１に係る株式注文システムによれば、発注条件が満たされた旨を示す情報を発注者の端末装置に送信するように制御し、発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、注文内容に基づく株式の発注を受け付けるよう構成したので、現時点までの株式銘柄に係る情報の推移の分析（株価の底値や天井の分析）や該分析に基づく発注指示を発注者に促すことができる。換言すれば、発注者（投資家）が意図した通りに株式の注文をおこなうことが可能になる。さらに、これに関連して、発注条件を満たした際に注文をおこなうことにより、板情報（注文の値段、数量）を売買の直前まで秘匿することが可能になる。

また、本実施例１に係る株式注文システムによれば、発注条件が満たされた旨を示す情報とともに、株式銘柄に係る情報を送信するよう構成したので、現状までの株式銘柄に係る情報（株価、出来高や板などの情報）の推移を迅速かつ的確に分析することが可能になる。

また、本実施例１に係る株式注文システムによれば、発注条件が満たされた旨を示す情報とともに、株式銘柄に関連する報道による情報を送信するよう構成したので、株式相場変動の因子となる報道（ニュース）による情報を迅速かつ的確に分析することが可能になる。

また、本実施例１に係る株式注文システムによれば、一度の入力操作で注文を受け付けるよう構成したので、注文時の入力操作を簡略化することが可能になる。特に、決算発表の時期など、市場の動きが複雑な場合でも、報道（ニュース）が発信された時点から発注までのタイムラグを極力排除することが可能になる。

さて、これまで本発明の実施例１について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。

例えば、本実施例１では、発注者が「逆指値注文」をおこなうに際に、本発明に係る株式注文装置、株式注文方法および株式注文プログラムを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通常の「指値注文」やその他の「条件注文」についても同様に適用することができる。

また、本実施例１では、「発注条件」の設定を発注者の端末装置から受け付けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、メール、電話、ＦＡＸなどの情報伝達手段から受け付けた場合についても同様に適用することができる。

また、本実施例１では、本発明をインターネット上のＷＷＷを用いた場合に適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、スタンドアロンのコンピュータを用いた場合や専用ネットワークを用いて実現することもできる。

また、本実施例１において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。

また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、ＣＰＵおよび当該ＣＰＵにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。

以上のように、本発明に係る株式注文装置、株式注文方法および株式注文プログラムは、発注者から受け付けた株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件に基づいて株式の注文をおこなう株式注文装置、株式注文方法および株式注文プログラムに有用であり、特に、発注者（投資家）が意図した通りに株式の注文をおこなうことができる株式注文装置、株式注文方法および株式注文プログラムに適している。

本実施例に係る株式注文システムの構成を示す機能ブロック図である。 発注条件設定ページの一例を示す図である。 図１に示した株式情報データベースの構成例を示す図である。 図１に示した報道情報データベースの構成例を示す図である。 株式発注ページの一例を示す図である。 送信制御部により送信される株式銘柄に係る情報の一例を示す図である。 送信制御部により送信される株式銘柄に係る情報の一例を示す図である。 送信制御部により送信される株式銘柄に係る情報の一例を示す図である。 設定受付処理部の処理を説明するフローチャートである。 送信制御部および発注受付処理部の処理を説明するフローチャートである。

符号の説明

１０ａ〜１０ｃ 端末装置
１１ インターネット
１２ ＷＥＢサーバ
１２０ インターフェース部
１２１ 入力部
１２２ 出力部
１２３ 記憶部
１２３ａ 発注条件データベース
１２３ｂ 株式情報データベース
１２３ｃ 報道情報データベース
１２４ 制御部
１２４ａ サーバ処理部
１２４ｂ 設定受付処理部
１２４ｃ 送信制御部
１２４ｄ 発注受付処理部
２００ 発注条件設定ページ
３００ 株式発注ページ

Claims (13)

1. 発注者から受け付けた株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件に基づいて株式の注文をおこなう株式注文装置であって、
   前記株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件の設定を受け付ける設定受付手段と、
   当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を前記発注者の端末に送信するように制御する送信制御手段と、
   前記送信制御手段によって前記発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、前記注文内容に基づく株式の発注を受け付ける発注受付手段と
   を備えたことを特徴とする株式注文装置。
2. 前記送信制御手段は、当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、前記発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報および／または音声情報を送信するように制御することを特徴とする請求項１に記載の株式注文装置。
3. 前記株式銘柄に係る情報を記憶する株式情報記憶手段をさらに備え、
   前記送信制御手段は、前記発注条件が満たされた旨を示す情報とともに、前記株式情報記憶手段によって記憶された前記株式銘柄に係る情報を送信するように制御することを特徴とする請求項１または２に記載の株式注文装置。
4. 前記株式銘柄に関連する報道による情報を記憶する報道情報記憶手段をさらに備え、
   前記送信制御手段は、前記発注条件が満たされた旨を示す情報とともに、前記報道情報記憶手段によって記憶された前記株式銘柄に関連する報道による情報を送信するように制御することを特徴とする請求項１、２または３に記載の株式注文装置。
5. 前記発注受付手段は、前記送信制御手段によって前記発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、前記注文内容に基づく株式の発注を一度の入力操作で受け付けることを特徴とする請求項１〜４のいずれか一つに記載の株式注文装置。
6. 前記設定受付手段は、前記株式銘柄の株価に関する発注条件の設定を受け付け、
   前記送信制御手段は、当該株式銘柄の株価の状態が前記発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を前記発注者の端末に送信するように制御することを特徴とする請求項１〜５のいずれか一つに記載の株式注文装置。
7. 前記設定受付手段は、前記株式銘柄の出来高に関する発注条件の設定を受け付け、
   前記送信制御手段は、当該株式銘柄の出来高の状態が前記発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を前記発注者の端末に送信するように制御することを特徴とする請求項１〜６のいずれか一つに記載の株式注文装置。
8. 前記設定受付手段は、前記株式銘柄の板情報に関する発注条件の設定を受け付け、
   前記送信制御手段は、当該株式銘柄における所定の値段の板が現れた場合に、前記発注条件が満たされた旨を示す情報を前記発注者の端末に送信するように制御することを特徴とする請求項１〜７のいずれか一つに記載の株式注文装置。
9. 前記設定受付手段は、前記株式銘柄に関連する報道の有無に関する発注条件の設定を受け付け、
   前記送信制御手段は、当該株式銘柄に関連する報道がおこなわれた場合に、前記発注条件が満たされた旨を示す情報を前記発注者の端末に送信するように制御することを特徴とする請求項１〜８のいずれか一つに記載の株式注文装置。
10. 発注者から受け付けた株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件に基づいて株式の注文をおこなう株式注文方法であって、
    前記株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件の設定を受け付ける設定受付工程と、
    当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を前記発注者の端末に送信するように制御する送信制御工程と、
    前記送信制御工程によって前記発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、前記注文内容に基づく株式の発注を受け付ける発注受付工程と
    を含んだことを特徴とする株式注文方法。
11. 前記送信制御工程は、当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、前記発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報および／または音声情報を送信するように制御することを特徴とする請求項１０に記載の株式注文方法。
12. 発注者から受け付けた株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件に基づいて株式の注文をおこなう株式注文プログラムであって、
    前記株式銘柄の注文内容と該注文に係る発注条件の設定を受け付ける設定受付手順と、
    当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、該発注条件が満たされた旨を示す情報を前記発注者の端末に送信するように制御する送信制御手順と、
    前記送信制御手順によって前記発注条件が満たされた旨を示す情報が送信された際に、前記注文内容に基づく株式の発注を受け付ける発注受付手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする株式注文プログラム。
13. 前記送信制御手順は、当該株式銘柄の状態が前記発注条件を満たした場合に、前記発注条件が満たされた旨を示す情報として画面情報および／または音声情報を送信するように制御することを特徴とする請求項１２に記載の株式注文プログラム。

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